JP6758337B2 - 折板屋根用ソーラーパネル取付装置 - Google Patents

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Description

本発明は、重ね式折板屋根上にソーラーパネルを取付けるために使用される折板屋根用ソーラーパネル取付装置に関するものである。
重ね式折板屋根上にソーラーパネルを取付けるための取付装置としては、従来、特許第5691479号(特許文献1)がある。
この特許文献1を簡単に説明すると、重ね式折板屋根の山部に突出する剣先ボルトに断面凹型の下部分割体がナット止めされ、この下部分割体に断面逆凹型の上部分割体が外嵌され、上部分割体と下部分割体の隣接する左右側壁がボルトで連結されたソーラーパネルの支持金具であって、折板屋根上に縦横に間隔を置いて固定されたこの支持金具に、上部分割体の天板に突設したボルトを利用して架台を介しソーラーパネルを固定するか、若しくは直接ソーラーパネルを固定し得るように構成されている。
特許第5691479号公報
上記特許文献1は、屋根上の固定位置が剣先ボルトのある位置に限られるため、ソーラーパネルの設置条件には制約がある。
また、既存の折板屋根が設置対象の場合、剣先ボルトが経年劣化により折れていたり酷く錆びていたりすると、設置できない(ナット止めできない)こともあった。
本発明は、この点、ルーフボルトを用いて、新設にも既設にも折板屋根上の自由な位置に固定できて様々なソーラーパネルの設置レイアウトに対応可能であると共に、耐荷重性能にも優れ、撤去も容易な折板屋根用ソーラーパネル取付装置を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
折板屋根1に貫通させる芯ボルト3の途中に,折板屋根1上面に当接させるパッキン付座金4が設けられている折板屋根1に固定可能なルーフボルト2と、このルーフボルト2を介して折板屋根1上に固定される支持金具5とを備えた折板屋根用ソーラーパネル取付装置であって、前記支持金具5は、折板屋根1上に載置可能な載置底面部7と,この載置底面部7を折板屋根1上に載置した際に折板屋根1に固定されている前記ルーフボルト2のパッキン付座金4とパッキン付座金4より上方側を挿通して芯ボルト3の上部を上方へ突出させる挿通孔部8とを有するベース体6と、このベース体6の上部に露出する前記挿通孔部8を覆い隠すようにしてベース体6上に配設され上部にソーラーパネル11を支持可能な支持部10が設けられているパネル支持体9とから成るとともに、ベース体6に対しパネル支持体9がスライド移動自在に設けられていて、このパネル支持体9のスライド移動により挿通孔部8とともにベース体6上に露出する芯ボルト3の上部に、固定ナット12を螺着し締め付けることで、ルーフボルト2に前記支持金具5を固定し得るように構成されており、前記ベース体6は、下板部13と上板部14とが間隔を置いて上下に対設する中空形状に形成され、この下板部13と上板部14の間の空間部17が、前記ルーフボルト2のパッキン付座金4より上方側を収納配設可能な収納空間部17として構成され、この下板部13の下面に前記載置底面部7が設けられ、この載置底面部7を介してベース体6を折板屋根1上に載置した際に、折板屋根1に固定された前記ルーフボルト2のパッキン付座金4とこのパッキン付座金4より上方側を挿通可能な座金挿通孔15が前記下板部13に設けられているとともに、前記芯ボルト3の上部を挿通して前記上板部14より上方へ突出配設可能な芯ボルト挿通孔16が前記上板部14に設けられていて、この座金挿通孔15と芯ボルト挿通孔16と前記収納空間部17とが前記挿通孔部8として構成され、前記上板部14に長さのあるガイド部22が設けられ、前記パネル支持体9は、下部にスライド部37が設けられていて、このスライド部37が前記上板部14のガイド部22にスライド移動自在に装着されることにより、ベース体6に対しパネル支持体9がスライド移動自在に設けられていることを特徴とする折板屋根用ソーラーパネル取付装置に係るものである。
また、前記挿通孔部8は、前記ベース体6に一つ設けられていることを特徴とする請求項1記載の折板屋根用ソーラーパネル取付装置に係るものである
た、前記ベース体6に長孔形状のガイド孔18が設けられ、このガイド孔18と連通させる長孔形状の合わせ孔19が前記パネル支持体9に設けられ、このガイド孔18と合わせ孔19とを連通させた連通孔部にガイドボルト20が貫通配設されて、このガイドボルト20に対しガイド孔18と合わせ孔19とが移動可能な範囲内でベース体6に対しパネル支持体9がスライド移動可能に構成されていると共に、このガイドボルト20の締付若しくはガイドボルト20に螺着した締付ナット21の締付によりベース体6に対しパネル支持体9がスライド移動不能状態となるように構成されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の折板屋根用ソーラーパネル取付装置に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、パネル支持体をベース体に対しスライド移動させることにより、ルーフボルトと固定ナットを用いて支持金具を折板屋根上に強固に固定でき、新設,既設を問わず折板屋根に容易に固定できると共に、折板屋根の自由な位置に固定可能であるので、様々なソーラーパネルの設置レイアウトに対応でき、また、支持金具(のベース体)が折板屋根上に直接載置された状態で固定されるので、高い耐荷重性を発揮でき、しかも元々止水構造(パッキン)を具備するルーフボルトが固定具として採用されているので、折板屋根のルーフボルト固定箇所への止水対策が不要となり、その上、ルーフボルトは、折板屋根上にあっても外観上違和感のないものであるため、ソーラーパネルを折板屋根上から撤去したい場合には、ルーフボルトを残してソーラーパネルと支持金具を撤去するだけで良く、撤去後の孔埋め加工や止水対策は基本的に不要であり、パッキン等の劣化が大きく止水対策を要する場合でも簡単な止水施工で足りることとなるなど、極めて実用性に優れた折板屋根用ソーラーパネル取付装置となる。
また、本発明においては、ルーフボルトのパッキン付座金とこのパッキン付座金より上方側を挿通して芯ボルトの上部を上方へ突出配設可能な挿通孔部を備えたベース体(支持金具)を、簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の折板屋根用ソーラーパネル取付装置となる。
また、請求項2記載の発明においては、ルーフボルトの使用数が一装置につき一個で足りるので、低コスト化でき一層安価な製品を提供可能となる優れた構成の折板屋根用ソーラーパネル取付装置となる。
また、請求項記載の発明においては、パネル支持体がベース体に対しスライド移動可能であると共に、ガイドボルト若しくは締付ナットの簡単な締付操作によりパネル支持体をベース体に対しスライド移動不能状態に位置決めできてパネル支持体にソーラーパネルを安定的に支持できる支持金具を、簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の折板屋根用ソーラーパネル取付装置となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例の支持金具を示す分解斜視図である。 本実施例の支持金具を示す底面図及び正断面図である。 本実施例のルーフボルトを折板屋根に固定し、このルーフボルトに対して、パネル支持体をスライド移動させて挿通孔部を露出させた状態の支持金具を取付けようとする状態を示す概略説明斜視図である。 図4に続いて、支持金具をルーフボルトに対して固定した状態を示す概略説明平面図である。 図5のB−B線断面図である。 図5,図6に続いて、パネル支持体をスライド移動して元に戻した状態(パネル支持体が挿通孔部及び芯ボルトの上部を覆い隠した状態)を示す概略説明斜視図である。 図7に続いて、支持部上にソーラーパネルの端部を支持して押え込み金具で取付固定した状態を示す説明側面図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
先ず、折板屋根1に、ルーフボルト2を、その芯ボルト3を折板屋根1に貫通させるとともにパッキン付座金4を折板屋根1上面に当接させて固定する。
次いで、この折板屋根1に固定されたルーフボルト2の芯ボルト3のパッキン付座金4とこのパッキン付座金4より上方側を、ベース体6の挿通孔部8に挿通してこの挿通孔部8から芯ボルト3の上部をベース体6の上方へ突出させつつ、ベース体6の載置底面部7を折板屋根1上に載置する(折板屋根1上に支持金具5を載置する。)。
次いで、挿通孔部8を覆い隠すようにしてベース体6上に配設されているパネル支持体9をスライド移動させると、挿通孔部8とともに芯ボルト3上部がベース体6上に露出した状態となり、この露出する芯ボルト3の上部に固定ナット12を螺着して締め付けることで、ルーフボルト2に前記ベース体6を固定できる(ルーフボルト2を介して折板屋根1上に支持金具5を固定できる。)。
尚、予めパネル支持体9をスライド移動させて挿通孔部8をベース体6上に露出させておき、この状態で、折板屋根1に固定されたルーフボルト2のパッキン付座金4を含んだ上方側をベース体6の挿通孔部8に挿通させるようにしても良い。
従って、本発明の折板屋根用ソーラーパネル取付装置は、既存のルーフボルト2を用いて新設、既設を問わず折板屋根1に容易に固定可能であり、しかもルーフボルト2は、折板屋根1の自由な位置に固定可能であるので、様々なソーラーパネル11の設置レイアウトに対応可能である。
また、本発明の支持金具5は、その載置底面部7を折板屋根1の上面に直接載置した状態で固定されるので、たとえルーフボルト2による固定箇所が一箇所であっても、折板屋根1上に強固に固定できるとともに、この支持金具5に加わるソーラーパネル11の荷重が折板屋根1にも直接的に且つ広い面積でもって支持されるために優れた耐荷重性を発揮できる。
次いで、パネル支持体9を元の状態に戻し(パネル支持体9をスライド移動させるか若しくは伏動回動させて挿通孔部8並びに芯ボルト3上部をパネル支持体9で覆い隠し)、パネル支持体9の支持部10上にソーラーパネル11を支持して取付固定可能である。
本発明の場合、元々止水構造(パッキン付座金4)を具備するルーフボルト2を折板屋根1への固定具として用いているので、折板屋根1への止水対策が不要となる。
また、ルーフボルト2は、折板屋根1上にあっても外観上違和感がないものであるから、ソーラーパネル11を折板屋根1上から撤去したい場合には、ルーフボルト2は残してソーラーパネル11と支持金具5を撤去するだけで良い。そして、撤去後の孔埋め作業や止水対策等は基本的に不要であり、ルーフボルト2のパッキン等の劣化が大きく止水対策が必要な場合であっても簡単な止水施工で足りることとなる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例の折板屋根用ソーラーパネル取付装置は、折板屋根1に固定可能なルーフボルト2と、このルーフボルト2を介して折板屋根1上に固定される支持金具5とから構成されている。
本実施例のルーフボルト2について説明すると、図1に示すように、芯ボルト3の先端側(下端側)に拡開スリーブ26とこの拡開スリーブ26を拡開するカラー27とが被嵌され、このカラー27より芯ボルト3の基端側(上端側)にパッキン付座金4が被嵌され、このパッキン付座金4より芯ボルト3の基端側にナット28が螺着された構成の既製品が採用されている。
本実施例では、このルーフボルト2の先端部を下向きにして重ね式折板屋根1の山部の平坦頂面に形成した図示省略の下孔に挿入し、芯ボルト3の上部(基端)を回り止め状態に固定しながらナット28を回転操作することにより、拡開スリーブ26をカラー27によって拡開させ、この拡開した拡開スリーブ26とパッキン付座金4との間に折板屋根1を挟み込むことにより折板屋根1に対し固定して使用する(図4参照)。
本実施例の支持金具5は、折板屋根1上に載置可能な載置底面部7と,この載置底面部7を折板屋根1上に載置した際に折板屋根1に固定されている前記ルーフボルト2のパッキン付座金4とこのパッキン付座金4より上方側を挿通して芯ボルト3の上部を上方へ突出させる挿通孔部8とを有するベース体6と、このベース体6の上部に露出する前記挿通孔部8を覆い隠すようにしてベース体6上に配設され上部にソーラーパネル11を支持可能な支持部10が設けられているパネル支持体9とから構成されているとともに、ベース体6に対しパネル支持体9がスライド移動自在に設けられている。
ベース体6は、金属製であって、図1,図2に示すように、折板屋根1の勾配方向に沿った長さを有する平面視長方形状の下板部13と、この下板部13と同形状の上板部14とが間隔を置いて上下に対設する中空形状体に形成されている。以下、本実施例では、このベース体6の長さ方向を支持金具5の前後方向と定めて説明する。
具体的には、前記下板部13には、左右両側の長手方向縁の近傍の上面に、この長手方向縁に沿った長さを有する接続片29が立設状態に連設(一体成形)され、一方、前記上板部14には、左右両側の長手方向縁にこの長手方向縁に沿った長さを有する受片30が垂設状態に連設(一体形成)されていて、この左右の受片30に左右の前記接続片29を係止することにより下板部13と上板部14とが取付けられて一体化され、正断面ロ字状をなし下板部13と上板部14とが間隔を置いて上下に対設する中空(空洞)形状のベース体6が構成されている。
また、上板部14には、図2に示すように、一側(図面手前側)の長手方向縁に沿って立上がり板部25が立設状態に連設(一体成形)され、この立上がり板部25には、上板部14の長さ方向に沿った長孔形状(前後方向に長さを有する孔形状)のガイド孔18が貫通形成されていると共に、このガイド孔18は、立上がり板部25の前後方向中ほどから棟側(後側)に至る範囲に形成されている。
また、下板部13の下面には、略全域に合成ゴム製の止水シート40(例えばブチルテープ)が付設されていて、この止水シート40の下面が折板屋根1上に馴染んで且つ止水状態で載置可能な前記載置底面部7として構成され、この載置底面部7を介してベース体6を折板屋根1上に載置した際に、折板屋根1に固定された前記ルーフボルト2のパッキン付座金4とこのパッキン付座金4より上方側を挿通可能な、パッキン付座金4の直径よりやや径大な座金挿通孔15が前記下板部13と止水シート40の中心部に一つだけ設けられ(貫通形成され)ているとともに、この下板部13と上板部14の間の空間部17が、前記ルーフボルト2のパッキン付座金4より上方側を収納配設可能な収納空間部17として構成され、さらに前記芯ボルト3の上部を挿通して前記上板部14より上方へ突出配設可能な、芯ボルト3の直径よりやや径大な芯ボルト挿通孔16が前記上板部14の中心部に一つだけ設けられ(貫通形成され)ている(図2,図3,図6参照)。
即ち、座金挿通孔15と芯ボルト挿通孔16とが同心状に配設されており、本実施例では、この座金挿通孔15と前記収納空間部17と芯ボルト挿通孔16とが、前記挿通孔部8として構成されている。
パネル支持体9は、金属製であって、図1,図2に示すように、前記下板部13及び上板部14と同形状の前後方向に長さを有する天板部23の左右両端に、垂下板部24が垂設状態に連設する正断面転コ字状体に構成(一体成形)されている。
また、前記天板部23の中心部には、ボルト孔31を介して取付ボルト32が取付ナット33の締付により立設状態に固定されている。
また、この天板部23の上面には、アース板34が前記取付ナット23の締付により敷設固定されており、このアース板34の上面が、前記支持部10として構成されているとともに、このアース板34の上面には、接触突起35が多数散在状態に設けられていて、支持部10に載置支持したソーラーパネル11端部の金属フレーム部に接触突起35が喰い込み接触することで、支持部10上に並設状態に支持した二枚のソーラーパネル11同士を簡単にアース接続できるように構成されている。図中符号41はアース板34に貫通形成されているボルト通し孔である。
また、この天板部23の上面には、折板屋根1上での支持金具5の固定向きを報知する「軒」,「棟」の表示文字と矢印とが刻設されていて、この文字と矢印を前記アース板34に設けられている切欠窓36から作業者が確認し得るように構成されており、さらに、左右両側の前記垂下板部24の上部には、前記支持部10上に載置支持する二枚のソーラーパネル11の並設間隔を作業者に報知する「20mm」,「40mm」等の表示文字とともにその間隔指示線が刻設されている。
また、左右の前記垂下板部24のうちの一方(図1,図2,図4,図7,図8の手前側)の中ほどには、ベース体6上にパネル支持体9を装着した際に、前記ガイド孔18と連通する長孔形状の合わせ孔19が貫通形成されていると共に、この合わせ孔19は、前記ガイド孔18より長さを有して垂下板部24の棟側(後側)から軒側(前側)に至る広範囲に形成されている。
このパネル支持体9の前記ベース体6へのスライド移動自在な取付構造は、ベース体6の左右部にガイド部22としてガイドレール部22が設けられ、このガイドレール部22にパネル支持体9の両側の垂下板部24の下端がスライド移動自在に装着されている。
更に具体的には、前記上板部14の前記立上がり板部25の付け根部分の外側面が、内向きに凹設する凹溝状に形成(一体成形)されていると共に、立上がり板部25と反対側(他側)の上板部14の側縁部付近の上面に正断面L字状のレール形成片42が上板部14の長さ方向に沿って長く形成(一体成形)されていて、このレール形成片42により上板部14の他側の上部側縁部にも内向きに凹設する凹溝部が形成されている。そして、この上板部14の左右の凹溝部が、前記ガイドレール部22として構成されている。
一方、パネル支持体9の左右の垂下板部24の下端の対向内側部に、スライド部37としてこのパネル支持体9の長さ方向(前後方向)に沿った長さを有するスライド凸条37が対向内側に向けて突設(一体成形)されていて、この左右のスライド凸条37を、前記ベース体6の左右のガイドレール部22にスライド移動自在に凹凸係合装着することにより、ベース体6に対しパネル支持体9が上下方向へ抜止め状態で取付けられるとともに、ベース体6に対しパネル支持体9が前後方向にスライド移動自在となるように構成されている。
そして、ベース体6上にパネル支持体9を装着すると、ベース体6の前記立上がり板部25に設けられている前記ガイド孔18と、パネル支持体9の一方の前記垂下板部24に設けられている前記合わせ孔19とが連通状態となり、この連通孔部に一本のガイドボルト20が貫通配設され、このガイドボルト20の先端に締付ナット21を螺着することにより、ガイドボルト20の連通孔部からの挿脱が防止されると共に、ベース体6とパネル支持体9とが分離不能状態となり、締付ナット21を締め付けることでベース体6に対しパネル支持体9がスライド移動不能状態に位置決められるように構成されている。
また、本実施例では、ベース体6に対しパネル支持体9を棟側にスライド移動させると、パネル支持体9が大きくスライド移動してベース体6上の前記挿通孔部8が露出することとなり、一方、軒側へはパネル支持体9のスライド量が少量に制限されるように前記ガイド孔18と合わせ孔19の形成位置及び形成範囲等が設定構成されている
に、上記のように構成した本実施例の折板屋根用ソーラーパネル取付装置を用いたソーラーパネル11の取付方法を説明する。
先ず、重ね式折板屋根1の軒側端部の山部の平坦頂面上に、ルーフボルト2を、その芯ボルト3を折板屋根1に貫通させると共にパッキン付座金4を折板屋根1上面に当接させて固定する。
次いで、図4,図5に示すように、この折板屋根1に固定されたルーフボルト2の上方から支持金具5を降下させて、ベース体6の挿通孔部8にその座金挿通孔15から折板屋根1の山部の平坦頂面上に表出しているルーフボルト2のパッキン付座金4を含む上方側を挿通し、この挿通孔部8上端部の芯ボルト挿通孔16から芯ボルト3の上部をベース体6の上方へ突出させつつベース体6の載置底面部7を折板屋根1上に載置し、支持金具5の長さ方向が折板屋根1の勾配方向に合致するようにして折板屋根1上に支持金具5を配設する。
この際図面では、支持金具5を、予めパネル支持体9をスライド移動させてベース体6上に挿通孔部8の芯ボルト挿通孔16を露出させた状態にしてから、挿通孔部8にルーフボルト2の上方側を挿通させた場合を示しているが、芯ボルト挿通孔16が覆われた状態の支持金具5を折板屋根1上に載置した後で、パネル支持体9をスライド移動させて芯ボルト挿通孔16とともに芯ボルト3上部をベース体6上に露出させても良い。
次いで、ベース体6上に露出した芯ボルト3の上部に固定ナット12を螺着して締め付けることで、ルーフボルト2に前記ベース体6を固定でき(ルーフボルト2を介して折板屋根1上に支持金具5を載置固定でき)、パネル支持体9をスライド移動させて元の状態(挿通孔部8(芯ボルト挿通孔16)並びにルーフボルト2の芯ボルト3上部がパネル支持体9で覆い隠される状態)に戻し、前記ガイドボルト20と前記締付ナット21の締付によりベース体6に対しパネル支持体9をスライド移動不能状態に位置決めする。
このようにして折板屋根1上に縦横に間隔を置いて本装置を多数固定する。
次いで、パネル支持体9の軒側と棟側の支持部10上に二枚のソーラーパネル11の棟側端部と軒側端部を支持し、この二枚のソーラーパネル11の上方から前記取付ボルト32に二枚押え込み用の押え込み金具38を押え込みナット39と共に装着し、押え込みナット39の締付操作により押え込み金具38で、二枚のソーラーパネル11を上方から押え込み固定できる(図8参照)。
図示していないが、パネル支持体9の支持部10上に架台を支持固定し、この架台にソーラーパネル11を固定することも可能である。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 折板屋根
2 ルーフボルト
3 芯ボルト
4 パッキン付座金
5 支持金具
6 ベース体
7 載置底面部
8 挿通孔部
9 パネル支持体
10 支持部
11 ソーラーパネル
12 固定ナット
13 下板部
14 上板部
15 座金挿通孔
16 芯ボルト挿通孔
17 収納空間部
18 ガイド孔
19 合わせ孔
20 ガイドボルト
21 締付ナット
22 ガイド部
37 スライド部

Claims (3)

  1. 折板屋根に貫通させる芯ボルトの途中に,折板屋根上面に当接させるパッキン付座金が設けられている折板屋根に固定可能なルーフボルトと、このルーフボルトを介して折板屋根上に固定される支持金具とを備えた折板屋根用ソーラーパネル取付装置であって、前記支持金具は、折板屋根上に載置可能な載置底面部と,この載置底面部を折板屋根上に載置した際に折板屋根に固定されている前記ルーフボルトのパッキン付座金とパッキン付座金より上方側を挿通して芯ボルトの上部を上方へ突出させる挿通孔部とを有するベース体と、このベース体の上部に露出する前記挿通孔部を覆い隠すようにしてベース体上に配設され上部にソーラーパネルを支持可能な支持部が設けられているパネル支持体とから成るとともに、ベース体に対しパネル支持体がスライド移動自在に設けられていて、このパネル支持体のスライド移動により挿通孔部とともにベース体上に露出する芯ボルトの上部に、固定ナットを螺着し締め付けることで、ルーフボルトに前記支持金具を固定し得るように構成されており、前記ベース体は、下板部と上板部とが間隔を置いて上下に対設する中空形状に形成され、この下板部と上板部の間の空間部が、前記ルーフボルトのパッキン付座金より上方側を収納配設可能な収納空間部として構成され、この下板部の下面に前記載置底面部が設けられ、この載置底面部を介してベース体を折板屋根上に載置した際に、折板屋根に固定された前記ルーフボルトのパッキン付座金とこのパッキン付座金より上方側を挿通可能な座金挿通孔が前記下板部に設けられているとともに、前記芯ボルトの上部を挿通して前記上板部より上方へ突出配設可能な芯ボルト挿通孔が前記上板部に設けられていて、この座金挿通孔と芯ボルト挿通孔と前記収納空間部とが前記挿通孔部として構成され、前記上板部に長さのあるガイド部が設けられ、前記パネル支持体は、下部にスライド部が設けられていて、このスライド部が前記上板部のガイド部にスライド移動自在に装着されることにより、ベース体に対しパネル支持体がスライド移動自在に設けられていることを特徴とする折板屋根用ソーラーパネル取付装置。
  2. 前記挿通孔部は、前記ベース体に一つ設けられていることを特徴とする請求項1記載の折板屋根用ソーラーパネル取付装置。
  3. 前記ベース体に長孔形状のガイド孔が設けられ、このガイド孔と連通させる長孔形状の合わせ孔が前記パネル支持体に設けられ、このガイド孔と合わせ孔とを連通させた連通孔部にガイドボルトが貫通配設されて、このガイドボルトに対しガイド孔と合わせ孔とが移動可能な範囲内でベース体に対しパネル支持体がスライド移動可能に構成されていると共に、このガイドボルトの締付若しくはガイドボルトに螺着した締付ナットの締付によりベース体に対しパネル支持体がスライド移動不能状態となるように構成されていることを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の折板屋根用ソーラーパネル取付装置。
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