JP2019087843A - 発振回路、それを用いた信号発生装置及び信号分析装置、並びに周波数切替方法 - Google Patents

発振回路、それを用いた信号発生装置及び信号分析装置、並びに周波数切替方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019087843A
JP2019087843A JP2017213705A JP2017213705A JP2019087843A JP 2019087843 A JP2019087843 A JP 2019087843A JP 2017213705 A JP2017213705 A JP 2017213705A JP 2017213705 A JP2017213705 A JP 2017213705A JP 2019087843 A JP2019087843 A JP 2019087843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
output
frequency
local
mixer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017213705A
Other languages
English (en)
Inventor
康太 倉光
Kota Kuramitsu
康太 倉光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP2017213705A priority Critical patent/JP2019087843A/ja
Publication of JP2019087843A publication Critical patent/JP2019087843A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

【課題】周波数の高いローカル信号源を複数個用いることなく、互いに異なる周波数の出力信号を等しい周波数可変範囲で選択的に出力することができる発振回路、それを用いた信号発生装置及び信号分析装置、並びに周波数切替方法を提供する。【解決手段】発振回路10は、入力電圧に応じた周波数の信号を出力するVCO13と、ローカル信号とVCO13の出力とを混合して得られた信号を出力する第1ミキサ14−1と、ローカル信号の周波数を分周した信号を出力する分周器16−1と、第1ミキサ14−1の出力と分周器16−1の出力とを混合して得られた信号を出力する第2ミキサ14−2と、第2ミキサ14−2の出力と基準信号との位相差に応じた信号を出力するPFD17と、VCO13の出力と第1ミキサ14−1の出力とのいずれかを選択して発振回路10の出力信号として出力するSW19と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、発振回路、それを用いた信号発生装置及び信号分析装置、並びに周波数切替方法に関する。
従来より、信号発生装置やスペクトラムアナライザなどの信号分析装置には、発振回路として位相同期回路(Phase Locked Loop:PLL)が使用されている。PLL回路は、電圧制御発振器(Voltage Controlled Oscillator:VCO)を備え、基準信号にVCOの出力信号を位相同期させる構成を有している。
従来のスペクトラムアナライザにおいては、広帯域にわたって掃引を行うために、複数のVCOを切り替えることが行われている(例えば、特許文献1参照)。ここで、複数のVCOの数を減少させるため、1つのVCOの発振周波数とその数分の1の低い周波数とを発生させることが可能な構成とすることがある。この場合の構成例を図7に示す。
図7に示す発振回路70は、基準信号を出力する基準信号発生回路71と、ローカル信号a,bを出力するローカル信号源72a,72bと、VCO73と、ローカル信号aとVCO73の出力とを混合して得られた信号を出力するミキサ74aと、ミキサ74aの出力の低周波数成分を通過させるローパスフィルタ(LPF)75aと、LPF75aの出力と基準信号との位相差に応じた信号を出力する位相比較器(Phase Frequency Detector:PFD)76と、PFD76の出力を所定のループ帯域幅で通過させてVCO73に入力するループフィルタ77と、を備える。
さらに、発振回路70は、ローカル信号bとVCO73の出力とを混合して得られた信号を出力するミキサ74bと、ミキサ74bの出力の低周波数成分を通過させるLPF75bと、VCO73の出力とLPF75bの出力とのいずれかを選択して出力するスイッチ(SW)78,79と、を備える。
例えば、基準信号の周波数範囲が100MHz〜200MHz、ローカル信号aの周波数が5.0GHz、ローカル信号bの周波数が4.0GHz、VCO73の発振周波数の周波数範囲が5100MHz〜5200MHzであるとする。SW78,79によりVCO73の出力が選択された場合には、発振回路70の出力信号の周波数範囲は5100MHz〜5200MHzとなる。また、SW78,79によりLPF75bの出力が選択された場合には、発振回路70の出力信号の周波数範囲は1100MHz〜1200MHzとなる。
しかしながら、図7に示した発振回路70の構成では、周波数の高いローカル信号を出力するローカル信号源を複数個用いる必要があり、コストが掛かるという問題があった。
一方、図8に示すように、発振回路70のローカル信号源72b、ミキサ74b、及びLPF75bを、分周比Nの分周器81に置き換えた発振回路80のような構成も考えられる。
特許第5186474号公報
図8の発振回路80においてSW78,79により分周器81の出力が選択された場合に、発振回路80の出力信号の周波数範囲を例えば1100MHz〜1200MHzにするためには、VCO73の発振周波数の周波数範囲をN×1100MHz〜N×1200MHzにする必要がある。よって、VCO73の発振周波数幅はN×100MHzとなり、1100MHz〜1200MHzの発振周波数幅100MHzに対して分周比N倍だけ広がることになる。
しかしながら、図8に示した発振回路80の構成では、発振周波数幅の広いVCOを準備するのにコストが掛かるとともに、そのようなVCOの位相雑音性能が悪いという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであって、周波数の高いローカル信号源を複数個用いることなく、互いに異なる周波数の出力信号を等しい周波数可変範囲で選択的に出力することができる発振回路、それを用いた信号発生装置及び信号分析装置、並びに周波数切替方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る発振回路は、互いに異なる周波数の出力信号を選択的に出力する発振回路であって、所定の周波数可変範囲の周波数の基準信号を出力する基準信号発生回路と、ローカル信号を出力するローカル信号源と、入力電圧に応じた周波数の信号を出力する電圧制御発振器と、前記ローカル信号と前記電圧制御発振器の出力とを混合して得られた信号を出力する第1ミキサと、前記ローカル信号の周波数を分周した信号を出力する分周器と、前記第1ミキサの出力と前記分周器の出力とを混合して得られた信号を出力する第2ミキサと、前記第2ミキサの出力と前記基準信号との位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、前記位相比較器の出力を所定のループ帯域幅で通過させて前記電圧制御発振器に入力するループフィルタと、前記電圧制御発振器の出力と前記第1ミキサの出力とのいずれかを選択して前記出力信号として出力する信号選択部と、を備える構成である。
この構成により、本発明に係る発振回路は、周波数の高いローカル信号源を複数個用いることなく、互いに異なる周波数の出力信号を等しい周波数可変範囲で選択的に出力することができる。また、本発明に係る発振回路は、ローカル信号源に起因する位相雑音を好適に減算することができる。
また、本発明に係る発振回路は、互いに異なる周波数の出力信号を選択的に出力する発振回路であって、所定の周波数可変範囲の周波数の基準信号を出力する基準信号発生回路と、ローカル信号を出力するローカル信号源と、入力電圧に応じた周波数の信号を出力する電圧制御発振器と、前記ローカル信号と前記電圧制御発振器の出力とを混合して得られた信号を出力する第1ミキサと、前記ローカル信号の周波数を分周した信号を出力する第m分周器(mは1以上かつM−1以下の整数)と、第m−1ミキサの出力と第m−1分周器の出力とを混合して得られた信号を出力する第mミキサ(mは2以上かつM以下の整数)と、第Mミキサ(Mは3以上の整数)の出力と前記基準信号との位相差に応じた信号を出力する位相比較器と、前記位相比較器の出力を所定のループ帯域幅で通過させて前記電圧制御発振器に入力するループフィルタと、前記電圧制御発振器の出力と前記第mミキサ(mは1以上かつM−1以下の整数)の出力とのいずれかを選択して前記出力信号として出力する信号選択部と、を備えることを特徴とする構成である。
この構成により、本発明に係る発振回路は、周波数の高いローカル信号源を複数個用いることなく、互いに異なる周波数の出力信号を等しい周波数可変範囲で選択的に出力することができる。また、本発明に係る発振回路は、ローカル信号源に起因する位相雑音を好適に減算することができる。
また、本発明に係る信号発生装置は、互いに直交するI相成分及びQ相成分の波形データを出力する波形データ発生部と、前記I相成分及びQ相成分の波形データをそれぞれI相成分及びQ相成分のアナログ信号に変換するD/A変換器と、所望の周波数の局部発振信号を出力する局部発振器と、前記局部発振信号を前記I相成分及びQ相成分のアナログ信号で直交変調して直交変調信号として出力する直交変調器と、を備え、前記局部発振器が、上記のいずれかに記載の発振回路を含む構成である。
この構成により、本発明に係る信号発生装置は、位相雑音が低減された互いに異なる周波数のローカル信号を容易に切り替えて利用することができる。
また、本発明に係る信号分析装置は、周波数掃引される局部発振信号を出力する局部発振器と、被測定信号と前記局部発振信号とを混合して得られた所定の中間周波数帯の信号を抽出する信号抽出部と、前記信号抽出部の出力をサンプリングしてディジタルの時系列データに変換するA/D変換器と、前記局部発振信号が周波数掃引されている間に前記A/D変換器から出力される前記時系列データのスペクトラム波形を取得する信号処理部と、を備え、前記局部発振器が、上記のいずれかに記載の発振回路を含む構成である。
この構成により、本発明に係る信号分析装置は、位相雑音が低減された互いに異なる周波数のローカル信号を容易に切り替えて利用することができる。
また、本発明に係る周波数切替方法は、上記の発振回路を用いる周波数切替方法であって、前記電圧制御発振器の出力と前記第1ミキサの出力とのいずれかを選択して前記出力信号として出力する信号選択ステップを含む。
この構成により、本発明に係る周波数切替方法は、周波数の高いローカル信号源を複数個用いることなく、互いに異なる周波数の出力信号を等しい周波数可変範囲で選択的に出力することができる。
また、本発明に係る周波数切替方法は、上記の発振回路を用いる周波数切替方法であって、前記電圧制御発振器の出力と前記第mミキサ(mは1以上かつM−1以下の整数)の出力とのいずれかを選択して前記出力信号として出力する信号選択ステップを含む。
この構成により、本発明に係る周波数切替方法は、周波数の高いローカル信号源を複数個用いることなく、互いに異なる周波数の出力信号を等しい周波数可変範囲で選択的に出力することができる。
本発明は、周波数の高いローカル信号源を複数個用いることなく、互いに異なる周波数の出力信号を等しい周波数可変範囲で選択的に出力することができる発振回路、それを用いた信号発生装置及び信号分析装置、並びに周波数切替方法を提供するものである。
本発明の第1の実施形態に係る発振回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る発振回路を用いる周波数切替方法の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る発振回路の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る発振回路を用いる周波数切替方法の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る信号発生装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る信号分析装置の構成を示すブロック図である。 従来の発振回路の構成を示すブロック図である。 従来の発振回路の他の構成を示すブロック図である。
以下、本発明に係る発振回路、それを用いた信号発生装置及び信号分析装置、並びに周波数切替方法の実施形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態に係る発振回路10の構成について説明する。
本実施形態の発振回路10は、互いに異なる周波数の出力信号を選択的に出力するものである。図1に示すように、発振回路10は、基準信号発生回路11と、ローカル信号源12と、VCO13と、第1ミキサ14−1と、第1LPF15−1と、分周器16−1と、第2ミキサ14−2と、第2LPF15−2と、PFD17と、ループフィルタ18と、信号選択部としてのSW19と、SW20と、入力電圧記憶部21と、電圧入力部としてのD/A変換器(DAC)22と、操作部23と、制御部24と、を備える。
基準信号発生回路11は、所定の周波数可変範囲の周波数の基準信号を出力するようになっている。本実施形態においては、基準信号の周波数は例えば100MHz〜200MHzの範囲の周波数である。
ローカル信号源12は、ローカル信号を出力するようになっている。本実施形態においては、ローカル信号の周波数は例えば4.0GHzである。
VCO13は、入力電圧Vtに応じた周波数(以下、「VCO発振周波数」とも称する)の信号を出力するものであり、具体的には入力電圧Vtにほぼ比例したVCO発振周波数f(Vt)の信号を出力するようになっている。本実施形態においては、VCO発振周波数f(Vt)は、例えば5100MHz〜5200MHzの範囲の周波数である。
第1ミキサ14−1は、ローカル信号源12から出力されたローカル信号と、VCO13の出力とを混合し、2つの出力の和及び差の周波数成分を含む信号を生成するものである。さらに、第1ミキサ14−1は、上記の混合により得られた信号を第1LPF15−1を介して第2ミキサ14−2に出力するようになっている。
第1LPF15−1は、第1ミキサ14−1から出力された上記の和及び差の周波数成分を含む信号のうち、差の周波数成分を含む信号を通過させるようになっている。上記のように、VCO発振周波数f(Vt)が5100MHz〜5200MHzの範囲の周波数であり、かつローカル信号の周波数が4.0GHzである場合には、第1LPF15−1の出力の周波数範囲は1100MHz〜1200MHzとなる。
分周器16−1は、ローカル信号源12から出力されたローカル信号の周波数を分周比Nで分周した信号を出力するようになっている。本実施形態においては、分周比Nは例えば4である。
第2ミキサ14−2は、第1LPF15−1の出力と分周器16−1の出力とを混合し、2つの出力の和及び差の周波数成分を含む信号を生成するものである。さらに、第2ミキサ14−2は、上記の混合により得られた信号を第2LPF15−2を介してPFD17に出力するようになっている。
第2LPF15−2は、第2ミキサ14−2から出力された上記の和及び差の周波数成分を含む信号のうち、差の周波数成分を含む信号を通過させるようになっている。
PFD17は、第2LPF15−2の出力と、基準信号発生回路11の基準信号との位相差を検出し、その位相差に比例したパルス幅の電圧信号を出力するようになっている。なお、PFD17は、位相差に比例したパルス幅の電圧信号を出力するためのチャージポンプを内部に有している。
ループフィルタ18は、PFD17の出力を所定のループ帯域幅で通過させてVCO13に入力するようになっている。
SW19は、VCO13の出力と第1LPF15−1の出力とのいずれかを選択して、発振回路10の出力信号として出力するようになっている。すなわち、SW19により発振回路10の出力信号の周波数として、VCO発振周波数と、VCO発振周波数よりも低い周波数とのいずれかを選択することが可能である。例えば、図1に示した例では、SW19によりVCO13の出力が選択された場合には、発振回路10の出力信号の周波数範囲は5100MHz〜5200MHzとなる。また、SW19により第1LPF15−1の出力が選択された場合には、発振回路10の出力信号の周波数範囲は1100MHz〜1200MHzとなる。
SW20は、ループフィルタ18の出力側をDAC22に接続する状態、又は、ループフィルタ18の出力側をDAC22から切断する状態のいずれかの状態を取るように構成されている。
入力電圧記憶部21は、VCO13の入力電圧Vt、すなわちVCOチューニング電圧VtのディジタルデータをVCO発振周波数に対応付けて記憶している。
DAC22は、SW20によりループフィルタ18の出力側とDAC22が接続された状態で、入力電圧記憶部21に記憶されたVCOチューニング電圧Vtのディジタルデータをアナログの電圧信号に変換するとともに、変換されたアナログの電圧信号をVCO13に入力するようになっている。
制御部24は、例えばCPU、入力電圧記憶部21を構成するROM、RAM、HDDなどを含むマイクロコンピュータ又はパーソナルコンピュータ等で構成され、発振回路10を構成する上記各部の動作を制御する。なお、制御部24は、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのディジタル回路で構成することも可能である。あるいは、制御部24は、ディジタル回路によるハードウェア処理と、CPUによるソフトウェア処理と、を適宜組み合わせて構成することも可能である。
操作部23は、ユーザによる操作入力を行うためのものであり、例えばLCDやCRTなどの表示機器の表示画面に設けられたタッチパネルで構成される。あるいは、操作部23は、キーボード又はマウスのような入力デバイスを含んで構成されてもよい。また、操作部23は、リモートコマンドなどによる遠隔制御を行う外部制御装置で構成されてもよい。
操作部23による入力操作は、制御部24により検知されるようになっている。例えば、操作部23により、出力信号の所望の周波数や所望のVCO発振周波数f(Vt)をユーザが指定することができる。さらに、操作部23により、SW19により選択される出力の切り替えをユーザが手動で指定することができるようになっていてもよい。
以下、本実施形態に係る発振回路10を用いる周波数切替方法について、図2のフローチャートを参照しながらその処理の一例を説明する。
まず、制御部24は、ループフィルタ18の出力側とDAC22を接続する方向にSW20をオンにする(ステップS1)。これにより、ループフィルタ18の出力に加えてDAC22の出力がVCO13に入力可能な状態になる。
次に、制御部24は、ユーザによる操作部23への操作に応じて、VCO13の出力と第1LPF15−1の出力とのいずれかを選択するようにSW19を切り替える(信号選択ステップS2)。
次に、制御部24は、所望の周波数の出力信号を得るための、VCO発振周波数f(Vt)のVCOチューニング電圧Vtのディジタルデータを入力電圧記憶部21から取得する(ステップS3)。
例えば、ステップS2においてVCO13の出力が選択された場合には、制御部24は、出力信号の所望の周波数に等しいVCO発振周波数f(Vt)に対応するVCOチューニング電圧Vtのディジタルデータを取得する。
また、ステップS2において第1LPF15−1の出力が選択され、例えば出力信号の所望の周波数が1150MHzである場合には、制御部24は、5150MHzのVCO発振周波数に対応するVCOチューニング電圧Vtのディジタルデータを取得する。
次に、制御部24は、ステップS3で取得したVCOチューニング電圧VtのディジタルデータをDAC22に入力する(ステップS4)。
次に、制御部24は、VCO発振周波数f(Vt)がロックするまでの所定時間(例えば100μsec)を待機する(ステップS5)。
次に、制御部24は、SW20をオフとして、ループフィルタ18の出力側をDAC22から切断する(ステップS6)。
これらのステップS1〜S6の処理によって、所望の周波数の出力信号が発振回路10から出力される。
以上説明したように、本実施形態に係る発振回路10は、1つのローカル信号源12からのローカル信号を2分岐して、第1ミキサ14−1と第2ミキサ14−2の2段のミキサに入力する構成になっており、VCO13の出力と1段目の第1ミキサ14−1からの出力とを選択するSW19を備える。
このような構成により、本実施形態に係る発振回路10は、周波数の高いローカル信号源を複数個用いることなく、互いに異なる周波数の出力信号を等しい周波数可変範囲で選択的に出力することができる。
また、本実施形態に係る発振回路10は、1つのローカル信号源12からのローカル信号を第1ミキサ14−1と第2ミキサ14−2に入力するため、ローカル信号源12に起因する位相雑音をこれら2つのミキサにより好適に減算することができる。これに対して、図7に示した従来の発振回路70は、2つのローカル信号源72a,72b間で位相雑音が無相関であるため、位相雑音を効果的に減算することができない。
なお、本実施形態で例示した周波数や分周比の数値はあくまで一例であり、本発明はこれらの値に限定されるものではない。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態に係る発振回路30について図面を参照しながら説明する。なお、第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。また、第1の実施形態と同様の動作についても適宜説明を省略する。
図3に示すように、本実施形態の発振回路30は、基準信号発生回路11と、ローカル信号源12と、VCO13と、M個のミキサ14−m(mは1以上かつM以下の整数)と、M個のLPF15−m(mは1以上かつM以下の整数)と、M−1個の分周器16−m(mは1以上かつM−1以下の整数)と、PFD17と、ループフィルタ18と、SW19,20と、入力電圧記憶部21と、DAC22と、操作部23と、制御部24と、を備える。ここで、Mは3以上の整数である。
M−1個の分周器のうちの分周器16−m(mは1以上かつM−1以下の整数)は、ローカル信号源12から出力されたローカル信号の周波数を分周比Nで分周した信号を出力するようになっている。
M個のミキサのうちの第mミキサ14−m(mは2以上かつM以下の整数)は、第m−1LPF15−(m−1)の出力と第m−1分周器16−(m−1)の出力とを混合し、2つの出力の和及び差の周波数成分を含む信号を生成するものである。さらに、第mミキサ14−mは、上記の混合により得られた信号を第mLPF15−mに出力するようになっている。特に、M個のミキサのうちの第Mミキサ14−Mは、第M−1LPF15−(M−1)の出力と第M−1分周器16−(M−1)の出力とを混合して得られた信号を第MLPF15−Mを介してPFD17に出力する。
第mLPF15−mは、第mミキサ14−mから出力された上記の和及び差の周波数成分を含む信号のうち、差の周波数成分を含む信号を通過させるようになっている。
本実施形態においてPFD17は、第MLPF15−Mの出力と、基準信号発生回路11の基準信号との位相差を検出し、その位相差に比例したパルス幅の電圧信号を出力するようになっている。
SW19は、VCO13の出力と第mLPF15−m(mは1以上かつM−1以下の整数)の出力とのいずれかを選択して、発振回路10の出力信号として出力するようになっている。すなわち、SW19により発振回路10の出力信号の周波数として、VCO発振周波数と、VCO発振周波数よりも低い複数の周波数とのいずれかを選択することが可能である。
以下、本実施形態に係る発振回路30を用いる周波数切替方法について、図4のフローチャートを参照しながらその処理の一例を説明する。なお、ステップS11,S14〜S16については、第1の実施形態のステップS1,S4〜S6と同様であるため説明を省略する。
以下の説明では、基準信号の周波数範囲を100MHz〜200MHz、ローカル信号の周波数を2.0GHz、VCO発振周波数の周波数範囲を5100MHz〜5200MHz、ミキサ14−mの個数Mを3、分周器16−1の分周比Nを1、分周器16−2の分周比Nを2とする。
制御部24は、ユーザによる操作部23への操作に応じて、VCO13の出力と第mLPF15−m(mは1以上かつM−1以下の整数)の出力とのいずれかを選択するようにSW19を切り替える(信号選択ステップS12)。
次に、制御部24は、所望の周波数の出力信号を得るための、VCO発振周波数f(Vt)のVCOチューニング電圧Vtのディジタルデータを入力電圧記憶部21から取得する(ステップS13)。
例えば、ステップS12においてVCO13の出力が選択された場合には、制御部24は、出力信号の所望の周波数に等しいVCO発振周波数f(Vt)に対応するVCOチューニング電圧Vtのディジタルデータを取得する。
また、ステップS12において第1LPF15−1の出力が選択され、例えば出力信号の所望の周波数が3150MHzである場合には、制御部24は、5150MHzのVCO発振周波数に対応するVCOチューニング電圧Vtのディジタルデータを取得する。
また、ステップS12において第2LPF15−2の出力が選択され、例えば出力信号の所望の周波数が1150MHzである場合には、制御部24は、5150MHzのVCO発振周波数に対応するVCOチューニング電圧Vtのディジタルデータを取得する。
これらのステップS11〜S16の処理によって、所望の周波数の出力信号が発振回路30から出力される。
以上説明したように、本実施形態に係る発振回路30は、1つのローカル信号源12からのローカル信号をM分岐して、ミキサ14−1〜14−MのM段のミキサに入力する構成になっており、VCO13の出力と1〜M−1段目のミキサ14−1〜14−(M−1)からの出力とを選択するSW19を備える。
このような構成により、本実施形態に係る発振回路30は、周波数の高いローカル信号源を複数個用いることなく、互いに異なる周波数の出力信号を等しい周波数可変範囲で選択的に出力することができる。
また、本実施形態に係る発振回路30は、1つのローカル信号源12からのローカル信号をミキサ14−1〜14−Mに入力するため、ローカル信号源12に起因する位相雑音をこれらM個のミキサにより好適に減算することができる。
なお、本実施形態で例示した周波数や分周比の数値はあくまで一例であり、本発明はこれらの値に限定されるものではない。
(第3の実施形態)
続いて、本発明の第3の実施形態に係る信号発生装置40について図面を参照しながら説明する。なお、第1又は第2の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。また、第1又は第2の実施形態と同様の動作についても適宜説明を省略する。
図5に示すように、信号発生装置40は、波形データ発生部41と、DAC42と、LPF43と、局部発振器を構成する第1又は第2の実施形態に係る発振回路10,30と、直交変調器44と、増幅器45と、表示部46と、操作部47と、制御部48と、を備える。
波形データ発生部41は、直交変調器44から出力される直交変調信号のベースバンド信号として、互いに直交するI相成分(同相成分)及びQ相成分(直交成分)のベースバンドの波形データ(ディジタル値)を出力するようになっている。なお、以降では、I相成分のベースバンドの波形データを「I波形データ」、Q相成分のベースバンドの波形データを「Q波形データ」ともいう。
I波形データ及びQ波形データが対応する通信規格としては、例えば、セルラ(LTE、LTE−A、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、1xEV−DO、TD−SCDMA等)、無線LAN(IEEE802.11b/g/a/n/ac/ad等)、Bluetooth(登録商標)、GNSS(GPS、Galileo、GLONASS、BeiDou等)、FM、及びディジタル放送(DVB−H、ISDB−T等)が挙げられる。
例えば、波形データ発生部41は、様々な通信規格に対応したI波形データ及びQ波形データを個別の波形ファイルとして記憶しており、操作部47により選択された通信規格に対応した波形ファイルからI波形データ及びQ波形データを展開して、後段のDAC42に出力するようになっている。あるいは、波形データ発生部41は、操作部47により選択された通信規格に対応したI波形データ及びQ波形データを、DSP(Digital Signal Processor)により逐次生成して出力するものであってもよい。
DAC42は、ディジタル信号であるI波形データ及びQ波形データをそれぞれI相成分及びQ相成分のアナログ信号に変換するようになっている。なお、以降では、I相成分のアナログ信号を「I波形アナログ信号」、Q相成分のアナログ信号を「Q波形アナログ信号」ともいう。
LPF43は、DAC42から出力されたI波形アナログ信号及びQ波形アナログ信号の出力信号の高周波成分を除去するようになっている。
発振回路10,30は、制御部48からの制御信号に基づいた所望の周波数の局部発振信号(ローカル信号)を直交変調器44に出力するようになっている。
直交変調器44は、発振回路10,30から入力されたローカル信号を、LPF43を通過したI波形アナログ信号及びQ波形アナログ信号で直交変調して直交変調信号として出力するようになっており、移相器44aと、乗算器44b,44cと、加算器44dと、を備える。
発振回路10,30からのローカル信号は、直接乗算器44bへ入力されるとともに、移相器44aで位相が90°移相された後、乗算器44cへ入力される。また、乗算器44b,44cには、それぞれLPF43を通過したI波形アナログ信号及びQ波形アナログ信号が入力される。
乗算器44bは、ローカル信号とI波形アナログ信号とを乗算して加算器44dへ出力する。乗算器44cは、90°移相されたローカル信号とQ波形アナログ信号とを乗算して加算器44dへ出力する。加算器44dは、各乗算器44b,44cの出力を加算して直交変調信号として出力する。直交変調器44から出力された直交変調信号は、増幅器45で増幅される。
表示部46は、例えばLCDやCRTなどの表示機器で構成され、制御部48からの制御信号に応じて各種表示内容を表示するようになっている。この表示内容には、複数の通信規格や、複数の波形データの一覧などが含まれる。
操作部47は、ユーザによる操作入力を行うためのものであり、例えば、ユーザは、操作部47を用いて、信号発生装置40から出力される直交変調信号の通信規格を複数の通信規格の中から選択することができる。また、操作部47により、発振回路10,30からの出力信号の周波数を設定することなども可能である。
制御部48は、信号発生装置40を構成する上記各部の動作を制御する。なお、操作部47と制御部48は、それぞれ第1又は第2の実施形態の操作部23と制御部24と共通であってもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る信号発生装置40は、第1又は第2の実施形態の発振回路10,30を局部発振器として用いることにより、位相雑音が低減された互いに異なる周波数のローカル信号を容易に切り替えて利用することができる。
(第4の実施形態)
続いて、本発明の第4の実施形態に係る信号分析装置50について図面を参照しながら説明する。なお、第1又は第2の実施形態と同様の構成については同一の符号を付して適宜説明を省略する。また、第1又は第2の実施形態と同様の動作についても適宜説明を省略する。
図6に示すように、信号分析装置50は、アッテネータ(ATT)51と、局部発振器を構成する第1又は第2の実施形態に係る発振回路10,30と、ミキサ52と、IFフィルタ53と、検波器54と、ビデオ・フィルタ55と、A/D変換器(ADC)56,57と、掃引部58と、信号処理部59と、操作部60と、表示部61と、制御部62と、を備え、DUT1から出力される被測定信号Sの解析処理を行うものである。
ATT51は、内部に抵抗を有し、DUT1からの高周波の被測定信号Sを後段の信号処理部59において処理可能な信号レベルに減衰させるためのもので、インピーダンスを変化させない電子部品である。
本実施形態においては、発振回路10,30から発振される局部発振信号(ローカル信号)の周波数fが、掃引部58から出力される掃引ランプ信号により所定の周波数範囲にわたって掃引される。発振回路10,30から発振されるローカル信号の周波数は、所望の解析帯域に応じて制御部62により設定される。
ミキサ52は、ATT51で減衰された周波数fの被測定信号Sと、発振回路10,30から発振された周波数fのローカル信号とを混合し、2つの信号の和及び差の周波数成分を含む出力信号を生成するものである。
IFフィルタ53は、ミキサ52からの出力信号をフィルタリングするようになっている。IFフィルタ53は、ミキサ52によって被測定信号Sとローカル信号とを混合させた中間周波数|f−f|又はf+fの中間周波数信号が所定の中間周波数帯にあるときに、これらの中間周波数信号を出力する。
IFフィルタ53は、アナログのバンドパス・フィルタなどで構成されるRBW(Resolution Band Width)フィルタ及び対数増幅器(ログアンプ)によって構成されている。
IFフィルタ53が備える対数増幅器は、被測定信号Sの対数に対応する増幅信号を出力する増幅器なので、IFフィルタ53に被測定信号Sを通過させると、被測定信号Sを対数圧縮した大きなダイナミック・レンジの信号として一括して扱うことができるようになる。このため、信号分析装置50は、リニアな表示デバイスを用いてデシベルに対応した表示を行うことができるようになる。
本実施形態においては、ミキサ52からの出力信号が掃引動作に同期して変化する。このため、その変化に応じて、IFフィルタ53によって、1掃引時間(掃引期間)内において、時間経過とともに中間周波数信号に変換された被測定信号Sの各周波数成分における時系列波形である信号が抽出される。
なお、発振回路10,30、ミキサ52、及びIFフィルタ53は、ローカル信号と被測定信号Sとを混合して得られた所定の中間周波数帯の信号を抽出する信号抽出部を構成する。
検波器54は、例えば包絡線検波器であり、IFフィルタ53で抽出された信号を直流に変換するようになっている。
検波器54は、IFフィルタ53から出力されたアナログの周波数スペクトラム波形における各時間軸位置のピーク値を検出し、包絡線検波された状態の周波数スペクトラム波形を出力する。
検波器54によって掃引期間内において検波された信号は、掃引された周波数における時系列波形の大きさを示す。この場合、表示部61において、横軸を周波数、縦軸を振幅レベル(デシベル)としてグラフを表示すると、その表示されるグラフは周波数スペクトラム波形になる。
ビデオ・フィルタ55は、ビデオ帯域幅(VBW)フィルタであり、検波器54によって検波された信号のスペクトラムに対してではなく、検波された信号の時間変動に対するフィルタとして機能する。この機能により、ビデオ・フィルタ55は、被測定信号Sの周波数ごとの強度を求め、周波数スペクトラム波形を表示するための信号を出力する。
ADC56は、ビデオ・フィルタ55から出力された信号を所定のサンプリングレートでサンプリングして、ディジタルデータとしての時系列データに変換する。ここでの時系列データは、被測定信号Sの振幅の周波数特性を示すものになっている。
掃引部58は、発振回路10,30から発振されるローカル信号の周波数fを所定の周波数範囲にわたって掃引させるための掃引ランプ信号を生成するもので、設定される掃引時間に応じて掃引ランプ信号の生成を制御するものである。
ADC57は、掃引部58において生成される掃引ランプ信号をディジタルデータに変換して制御部62に出力する。
これにより、制御部62は、ADC57からのディジタルデータを基準として、掃引部58における掃引ランプ信号を生成するための掃引期間などを制御する。
信号処理部59は、ローカル信号が周波数掃引されている間にADC56から出力される時系列データから、あらかじめ定められた周波数範囲の周波数スペクトラム波形を取得するようになっている。また、信号処理部59は、取得した周波数スペクトラム波形のデータを表示部61に出力するようになっている。
表示部61は、例えばLCDやCRTなどの表示機器で構成され、信号処理部59が出力する周波数スペクトラム波形のデータを、周波数ドメイン(横軸を周波数、縦軸を振幅)で表示するようになっている。
操作部60は、ユーザによる操作入力を行うためのものであり、例えば、ユーザは、操作部60を用いて、測定結果の表示周波数範囲などを設定することができる。
制御部62は、信号発生装置40を構成する上記各部の動作を制御する。なお、操作部60と制御部62は、それぞれ第1又は第2の実施形態の操作部23と制御部24と共通であってもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る信号分析装置50は、第1又は第2の実施形態の発振回路10,30を局部発振器として用いることにより、位相雑音が低減された互いに異なる周波数のローカル信号を容易に切り替えて利用することができる。
10,30 発振回路
11 基準信号発生回路
12 ローカル信号源
13 VCO
14−1〜14−M ミキサ
16−1〜16−(M−1) 分周器
17 PFD
18 ループフィルタ
19,20 SW
21 入力電圧記憶部
22,42 DAC
40 信号発生装置
41 波形データ発生部
44 直交変調器
50 信号分析装置
52 ミキサ
53 IFフィルタ
56,57 ADC
59 信号処理部

Claims (6)

  1. 互いに異なる周波数の出力信号を選択的に出力する発振回路(10)であって、
    所定の周波数可変範囲の周波数の基準信号を出力する基準信号発生回路(11)と、
    ローカル信号を出力するローカル信号源(12)と、
    入力電圧に応じた周波数の信号を出力する電圧制御発振器(13)と、
    前記ローカル信号と前記電圧制御発振器の出力とを混合して得られた信号を出力する第1ミキサ(14−1)と、
    前記ローカル信号の周波数を分周した信号を出力する分周器(16−1)と、
    前記第1ミキサの出力と前記分周器の出力とを混合して得られた信号を出力する第2ミキサ(14−2)と、
    前記第2ミキサの出力と前記基準信号との位相差に応じた信号を出力する位相比較器(17)と、
    前記位相比較器の出力を所定のループ帯域幅で通過させて前記電圧制御発振器に入力するループフィルタ(18)と、
    前記電圧制御発振器の出力と前記第1ミキサの出力とのいずれかを選択して前記出力信号として出力する信号選択部(19)と、を備えることを特徴とする発振回路。
  2. 互いに異なる周波数の出力信号を選択的に出力する発振回路(30)であって、
    所定の周波数可変範囲の周波数の基準信号を出力する基準信号発生回路(11)と、
    ローカル信号を出力するローカル信号源(12)と、
    入力電圧に応じた周波数の信号を出力する電圧制御発振器(13)と、
    前記ローカル信号と前記電圧制御発振器の出力とを混合して得られた信号を出力する第1ミキサ(14−1)と、
    前記ローカル信号の周波数を分周した信号を出力する第m分周器(16−m)(mは1以上かつM−1以下の整数)と、
    第m−1ミキサの出力と第m−1分周器の出力とを混合して得られた信号を出力する第mミキサ(14−m)(mは2以上かつM以下の整数)と、
    第Mミキサ(14−M)(Mは3以上の整数)の出力と前記基準信号との位相差に応じた信号を出力する位相比較器(17)と、
    前記位相比較器の出力を所定のループ帯域幅で通過させて前記電圧制御発振器に入力するループフィルタ(18)と、
    前記電圧制御発振器の出力と前記第mミキサ(mは1以上かつM−1以下の整数)の出力とのいずれかを選択して前記出力信号として出力する信号選択部(19)と、を備えることを特徴とする発振回路。
  3. 互いに直交するI相成分及びQ相成分の波形データを出力する波形データ発生部(41)と、
    前記I相成分及びQ相成分の波形データをそれぞれI相成分及びQ相成分のアナログ信号に変換するD/A変換器(42)と、
    所望の周波数の局部発振信号を出力する局部発振器(10,30)と、
    前記局部発振信号を前記I相成分及びQ相成分のアナログ信号で直交変調して直交変調信号として出力する直交変調器(44)と、を備え、
    前記局部発振器が、請求項1又は請求項2に記載の発振回路を含むことを特徴とする信号発生装置。
  4. 周波数掃引される局部発振信号を出力する局部発振器(10,30)と、
    被測定信号と前記局部発振信号とを混合して得られた所定の中間周波数帯の信号を抽出する信号抽出部(10,30,52,53)と、
    前記信号抽出部の出力をサンプリングしてディジタルの時系列データに変換するA/D変換器(56)と、
    前記局部発振信号が周波数掃引されている間に前記A/D変換器から出力される前記時系列データのスペクトラム波形を取得する信号処理部(59)と、を備え、
    前記局部発振器が、請求項1又は請求項2に記載の発振回路を含むことを特徴とする信号分析装置。
  5. 請求項1に記載の発振回路を用いる周波数切替方法であって、
    前記電圧制御発振器の出力と前記第1ミキサの出力とのいずれかを選択して前記出力信号として出力する信号選択ステップ(S2)を含むことを特徴とする周波数切替方法。
  6. 請求項2に記載の発振回路を用いる周波数切替方法であって、
    前記電圧制御発振器の出力と前記第mミキサ(mは1以上かつM−1以下の整数)の出力とのいずれかを選択して前記出力信号として出力する信号選択ステップ(S12)を含むことを特徴とする周波数切替方法。
JP2017213705A 2017-11-06 2017-11-06 発振回路、それを用いた信号発生装置及び信号分析装置、並びに周波数切替方法 Pending JP2019087843A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017213705A JP2019087843A (ja) 2017-11-06 2017-11-06 発振回路、それを用いた信号発生装置及び信号分析装置、並びに周波数切替方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017213705A JP2019087843A (ja) 2017-11-06 2017-11-06 発振回路、それを用いた信号発生装置及び信号分析装置、並びに周波数切替方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019087843A true JP2019087843A (ja) 2019-06-06

Family

ID=66763489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017213705A Pending JP2019087843A (ja) 2017-11-06 2017-11-06 発振回路、それを用いた信号発生装置及び信号分析装置、並びに周波数切替方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2019087843A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023187856A1 (ja) * 2022-03-28 2023-10-05 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 測定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023187856A1 (ja) * 2022-03-28 2023-10-05 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 測定装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10564198B2 (en) Spectrum analyzer using multiple intermediate frequencies and multiple clock configurations for residual, spurious and image signal reduction
JP2005204304A (ja) 広帯域の信号発生器、測定装置、信号発生の方法、及び信号解析の方法
JP6226507B2 (ja) 試験測定機器及びその動作方法
US20210067256A1 (en) Transmit and receive radio frequency (rf) signals without the use of baseband generators and local oscillators for up conversion and down conversion
JP4782502B2 (ja) 周波数成分測定装置
WO2007132660A1 (ja) 周波数成分測定装置
US7747403B2 (en) Method for measuring the phase jitter of a high-frequency signal and a measuring device for the implementation of this method
JP2019087843A (ja) 発振回路、それを用いた信号発生装置及び信号分析装置、並びに周波数切替方法
JP6545221B2 (ja) スペクトラムアナライザ及び信号分析方法
US11463285B2 (en) Signal analysis apparatus and signal analysis method
JP5947943B1 (ja) 信号解析装置及び方法
JP2020043427A (ja) 発振回路、それを用いた信号発生装置及び信号分析装置、並びに内部周波数設定方法
JP5956383B2 (ja) Pllシンセサイザ、それを用いた信号分析装置及び信号発生装置、並びに校正方法
JP2019050499A (ja) 発振回路、それを用いた信号発生装置及び信号分析装置、並びに電圧測定方法
JP2019087772A (ja) 発振回路、それを用いた信号発生装置及び信号分析装置、並びにテーブル更新方法
JP5784525B2 (ja) 信号解析装置及び該装置を用いた周波数拡張方法
JP2019047424A (ja) Pll回路及びそれを備えた測定装置並びにpll回路の制御方法
JP2019057773A (ja) Pll回路及びそれを備えた測定装置並びにpll回路の制御方法
Calbaza et al. Harmonics induced uncertainty in phase noise measurements
JP6454191B2 (ja) 測定装置及び方法、並びに測定システム
JP5514240B2 (ja) 信号分析装置及び信号分析方法
JP2019047471A (ja) Pllロック検出回路、それを備えたpll回路及び測定装置並びにpllロック検出方法
JP2019057772A (ja) Pll回路及びそれを備えた測定装置並びにpll回路の制御方法
JP2019087910A (ja) Pll回路及びそれを備えた測定装置並びにpll回路の制御方法
JP2018019151A (ja) 信号解析装置及び信号解析方法