JP2019086694A - 光ケーブルの分岐部及び光ケーブルの分岐部の製造方法 - Google Patents

光ケーブルの分岐部及び光ケーブルの分岐部の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の光ファイバテープを有する光ケーブルにおいて、分岐された複数の単心の光ファイバの識別性を向上させることのできる光ケーブルの分岐部及び光ケーブルの分岐部の製造方法を提供する。【解決手段】複数の光ファイバテープを有する光ケーブル1において、光ファイバテープを構成する光ファイバ毎に分岐する、光ケーブルの分岐部であって、分岐部は、光ファイバを挿通する保護チューブ95が取り付けられる取り付け部88を複数備えた保持部80を有し、それぞれの取り付け部が光ファイバテープ毎に対応するように配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、光ケーブルの分岐部及び光ケーブルの分岐部の製造方法に関する。
光配線盤や光配線箱等を構成する光配線ユニットとして、光分岐ユニット等からなる光部品収納トレイを枠体内に挿入して収容するものが知られている。光分岐ユニットとして、特許文献1記載の分岐部では、4心の光ファイバテープの被覆の一部を除去することで4本の単心の光ファイバに分離し、各単心の光ファイバを1心ずつ分岐チューブに挿通することで分岐している。
特開2002−090553号公報
特許文献1記載の分岐部では、4心の光ファイバテープを、各単心の光ファイバに分岐している。しかし、例えば多心の光ファイバを有する光ケーブルを局舎間で接続する際、1枚の光ファイバテープではなく、複数枚の光ファイバテープを有する光ケーブルを、各単心の光ファイバに分岐させる分岐部が必要となる場合がある。このように分岐させる光ファイバの数が多くなると、各光ファイバの識別性が低下する恐れがあった。
本発明の幾つかの実施形態は、複数の光ファイバテープを有する光ケーブルにおいて、分岐された複数の単心の光ファイバの識別性を向上させることを目的とする。
本発明の幾つかの実施形態は、複数の光ファイバテープを有する光ケーブルにおいて、前記光ファイバテープを構成する光ファイバ毎に分岐する、光ケーブルの分岐部であって、前記分岐部は、前記光ファイバを挿通する保護チューブが取り付けられる取り付け部を複数備えた保持部を有し、それぞれの前記取り付け部が前記光ファイバテープ毎に対応するように配置されていることを特徴とする光ケーブルである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明の幾つかの実施形態によれば、複数の光ファイバテープを有する光ケーブルにおいて、分岐された複数の単心の光ファイバの識別性を向上させることができる。
図1は、第1実施形態の光接続箱10を利用した光ファイバ配線の様子を示すブロック図である。 図2は、光ケーブル1の断面図である。 図3は、第1実施形態の分岐部50の全体斜視図である。 図4は、第1実施形態の分岐部50の分解斜視図である。 図5Aは、第1実施形態の保持部80のセル81を下側から見たときの斜視図である。図5Bは、保持部80の断面図である。 図6は、第1実施形態の保持部80の正面図である。 図7は、第1実施形態の分岐部50の製造方法のフロー図である。 図8は、第2実施形態の分岐部50の斜視図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
複数の光ファイバテープを有する光ケーブルにおいて、前記光ファイバテープを構成する光ファイバ毎に分岐する、光ケーブルの分岐部であって、前記分岐部は、前記光ファイバを挿通する保護チューブが取り付けられる取り付け部を複数備えた保持部を有し、それぞれの前記取り付け部が前記光ファイバテープ毎に対応するように配置されていることを特徴とする光ケーブルの分岐部が明らかとなる。このような光ケーブルの分岐部によれば、複数の光ファイバテープを有する光ケーブルにおいて、分岐された複数の単心の光ファイバの識別性を向上させることができる。
前記保持部は、前記光ファイバテープ毎に対応したセルが複数積み重なってなることが望ましい。これにより、光ケーブルの分岐部を製造する際の作業性を向上させることができる。
前記光ケーブルは、複数の前記光ファイバテープをバンドルした光ファイバユニットを有し、前記分岐部は、複数の前記セルが前記光ファイバユニット毎に積み重なってなることが望ましい。これにより、光ケーブルの分岐部を製造する際の作業性を向上させることができると共に、分岐された複数の単心の光ファイバの識別性を向上させることができる。
前記保持部を収容するケース部を有し、前記ケース部は、前記保持部を前記ケース部に対して位置決めする位置決め部を備えることが望ましい。これにより、光ケーブルの分岐部を製造する際の作業性を向上させることができる。
複数の光ファイバテープを有する光ケーブルにおいて、前記光ファイバテープを構成する光ファイバ毎に分岐する、光ケーブルの分岐部の製造方法であって、前記光ケーブルから前記光ファイバを口出しすること、前記光ファイバを挿通する保護チューブと、前記保護チューブが取り付けられる取り付け部を備え、それぞれの前記取り付け部が前記光ファイバテープ毎に対応するように配置されている保持部とを準備すること、前記保護チューブを前記取り付け部に取り付けること、前記保護チューブに前記光ファイバを挿通させることを特徴とする光ケーブルの分岐部の製造方法が明らかとなる。このような光ケーブルの分岐部によれば、複数の光ファイバテープを有する光ケーブルにおいて、分岐された複数の単心の光ファイバの識別性を向上させることができる。
===第1実施形態===
<光接続箱10>
図1は、第1実施形態の光接続箱10を利用した光ファイバ配線の様子を示すブロック図である。図1では、建物Xに設置された複数の機器Sと、建物Yに設置された複数の機器Sとを光ファイバにより接続する場合において、本実施形態の光接続箱10の使用例を一例として示している。図1では、説明を容易にするために、建物X及び建物Yの機器(機器S、光接続箱10、接続部C等)をそれぞれ同様の構成としているが、建物Xと建物Yとで機器の構成が異なっていてもよい。なお、図1に示す例において、機器Sは例えばサーバラックに収容されたサーバ機器である。但し、機器Sはサーバ機器に限られず、その他の機器であってもよい。
図1に示すように、建物Xと建物Yとの間は、太径光ケーブルZによって接続されている。太径光ケーブルZは、多数の光ファイバを有する太径の光ケーブルである。太径光ケーブルZが有する光ファイバの本数(心数)は、例えば3000心以上である。但し、太径光ケーブルZが有する光ファイバの心数はこれに限られない。
また、図1に示すように、太径光ケーブルZは、接続部Cを介して、太径光ケーブルZより細径の光ケーブル1に接続されている。さらに、太径光ケーブルZは、複数の光ケーブル1に接続されている。なお、本実施形態では、太径光ケーブルZと複数の光ケーブル1とは、融着により接続されているが、他の接続方法により太径光ケーブルZと複数の光ケーブル1とが接続されてもよい。光ケーブル1が有する光ファイバの本数(心数)は、例えば288心である。但し、光ケーブル1が有する光ファイバの心数はこれに限られない。
本実施形態では、接続部Cを介して太径光ケーブルZと接続されたそれぞれの光ケーブル1は、光接続箱10において、光ケーブル1が有する光ファイバ5毎に分岐されている。さらに、本実施形態では、分岐されたそれぞれの光ファイバ5は、光接続箱10において成端されている。光接続箱10は、分岐部50と、光配線ユニット20とを有する。分岐部50は、複数の光ファイバ5を有する光ケーブル1を光ファイバ5毎に分岐する部材である。光配線ユニット20は、分岐部50によって分岐された光ファイバ5の端部に光コネクタ等を取り付けることで成端する部材である。例えば光ケーブル1が有する光ファイバ5の本数(心数)が288心の場合、光ケーブル1は、分岐部50によって288本の単心の光ファイバ5毎に分岐されることになる。また、分岐部50によって分岐された288本の単心の光ファイバ5は、光配線ユニット20によって、例えば光ファイバ5毎に光コネクタが設けられることになる。なお、図1では、複数の光ファイバ5のうち、一部の光ファイバ5の図示を適宜省略している。
図1に示すように、建物X及び建物Yに設置された機器Sは、光配線ユニット20に設けられた複数の光コネクタのうち、一部の光コネクタと光ファイバ5により接続されている。上記の通り、本実施形態では、光接続箱10を利用して、建物Xに設置された複数の機器Sと、建物Yに設置された複数の機器Sとを光ファイバにより接続している。
<光ケーブル1>
図2は、光ケーブル1の断面図である。以下では、前述した光接続箱10の分岐部50を説明するために、分岐される側(分岐元)の光ケーブル1(図1参照)の構成について説明する。光ケーブル1は、複数組(ここでは4組)の光ファイバユニット2A〜2Dと、押え巻きテープ6と、抗張力体7と、引き裂き紐8と、外被9とを有する。なお、各光ファイバユニット2A〜2Dの部材・部位には、それぞれ符号に添え字「A」〜「D」を付けている。例えば、光ファイバユニット2Aが有する複数の光ファイバテープ4を束ねるバンドル材(後述)を「バンドル材3A」と呼ぶことがある。また、各光ファイバユニット2A〜2Dに共通の部材・部位を指すときには、添え字を付けないことがある。例えば、4組の光ファイバユニット2A〜2Dを総称して単に「光ファイバユニット2」と呼ぶことがある。
光ファイバユニット2は、複数(ここでは6枚)の光ファイバテープ4をバンドル材3で包んだユニット(集合体)である。光ファイバユニット2は、「光ケーブルのコア」、「光ファイバコア」、「コアユニット」、単に「ユニット」などとも呼ばれることもある。光ファイバユニット2は、複数の間欠固定型の光ファイバテープ4を束ねて構成されている。間欠固定型の光ファイバテープ4は、複数(ここでは12本)の光ファイバ5を並列させて間欠的に連結されている。隣接する2心の光ファイバ5は、不図示の連結部によって連結されている。隣接する2心の光ファイバ5間には、複数の連結部が光ファイバ5の長手方向に間欠的に配置されている。また、間欠固定型の光ファイバテープ4の複数の連結部は、光ファイバ5の長手方向及び光ファイバ5のテープ幅方向に2次元的に間欠的に配置されている。隣接する2心の光ファイバ5間の連結部以外の領域は、非連結部になっている。非連結部では、隣接する2心の光ファイバ5同士は拘束されていない。これにより、間欠固定型の光ファイバテープ4を丸めて筒状(束状)にしたり、折り畳んだりすることが可能になり、多数の光ファイバ5を高密度に束ねることが可能になる。
バンドル材3は、複数の光ファイバテープ4を束ねる部材である。バンドル材3は、複数の光ファイバテープ4を結束可能な糸状、紐状又はテープ状の部材である。バンドル材3は、複数の光ファイバテープ4の束の外周上に巻き付けられている。
押え巻きテープ6は、複数の光ファイバユニット2A〜2Dを包む部材である。光ファイバユニット2を押え巻きテープ6で包むことによって、外被9を構成する溶融樹脂を被覆したときに、外被9の内部に光ファイバユニット2の光ファイバ5が埋設されてしまうこと(食い込んでしまうこと)を防止できる。押え巻きテープ6には、ポリイミドテープ、ポリエステルテープ、ポリプロピレンテープ、ポリエチレンテープ等が使用される。この他、押え巻きテープ6として不織布を利用することができる。この場合、不織布は、ポリイミド、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン等をテープ状に形成したものが使用される。押え巻きテープ6は、不織布にポリエステルフィルム等のフィルムを貼り合わせたものでもよい。
抗張力体7は、外被9の収縮に抗い、外被9の収縮により光ファイバユニット2(特に光ファイバ5)に印加される歪みや曲げを抑制する部材である。抗張力体7は、線状の部材であり、外被9の内部に埋設されている。抗張力体7の材料としては、ノンメタリック材料やメタリック材料が使用可能である。ノンメタリック材料としては、例えばガラスFRP(GFRP)、ケブラー(登録商標)により強化したアラミド繊維強化プラスチック(KFRP)、ポリエチレン繊維により強化したポリエチレン繊維強化プラスチックなどの繊維強化プラスチック(FRP)が使用可能である。メタリック材料としては、鋼線などの金属線が使用可能である。図2に示す光ケーブル1は、2本の抗張力体7が、外被9の内部に一対ずつそれぞれ埋設されている。但し、抗張力体7の本数は、これに限られない。また、一対の抗張力体7で挟まれた領域に、光ファイバユニット2の収容部が形成されている。
引き裂き紐8は、光ケーブル1の外被9を引き裂く際に用いられる紐状の部材である。作業者は、引き裂き紐8を引っ張ることによって、外被9を引き裂き、外被9を剥ぎ、光ケーブル1内の光ファイバユニット2(光ファイバ5)を取り出すことになる。引き裂き紐8の材料としては、例えばポリエステル、ポリイミド、アラミドなどの繊維、繊維の集合体若しくは繊維に樹脂を含浸させたもの、及び複数本の繊維の集合体を撚り合わせたもの等が使用可能である。図2に示す光ケーブル1は、一対の引き裂き紐8が、光ファイバユニット2の周囲に隣接して縦添えされ、光ファイバユニット2と共に外被9に埋設されている。
外被9は、光ファイバユニット2、押え巻きテープ6、抗張力体7及び引き裂き紐8を被覆する部材である。外被9の外形(断面)は円形状である。外被9の材料としては、例えばポリ塩化ビニル(PVC)、ポリエチレン(PE)、ナイロン(商標登録)、フッ化エチレン又はポリプロピレン(PP)等の樹脂が使用可能であり、ポリエチレン(PE)の場合には、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、若しくは直鎖状低密度ポリエチレンなどが使用可能である。また、外被9の材料として、例えば水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウムのような水和金属化合物を難燃剤として含有するポリオレフィンコンパウンドも使用可能である。なお、外被9の中に、光ファイバユニット2、押え巻きテープ6、抗張力体7及び引き裂き紐8とは別の部材が埋設されていてもよい。
<分岐部50>
図3は、第1実施形態の分岐部50の全体斜視図である。図4は、第1実施形態の分岐部50の分解斜視図である。なお、図4において、分岐部50の保持部80を構成する複数のセル81のうち、保持部80の最右上段に位置するセル81のみ上部に分離して図示している。また、図3及び図4において、光ケーブル1から複数の光ファイバ5への分岐部分は、一部のみ図示し、他の部分については図示を省略している。以下では、前述した光ケーブル1を光ファイバ5毎に分岐する分岐部50について説明する。
以下の説明では、図に示すように各方向を定義する。すなわち、保持部80から保護チューブ95が延び出る方向を「前後方向」とし、保持部80から見て光ケーブル1(分岐元)の側を「前」とし、逆側を「後」とする。また、セル81のチューブ載置部82の載置面に垂直な方向を「上下方向」とし、メイン基板21の基板面に垂直な方向を「上下方向」とし、保持部80から見て押さえ部71の側を「上」とし、逆側を「下」とする。また、前後方向及び上下方向に垂直な方向を「左右方向」とし、後側から前側を見たときの右側を「右」とし、左側を「左」とする。左右方向は、保持部80のチューブ取り付け孔88において保護チューブ95が配列する方向でもある。
前述したように、分岐部50は、複数の光ファイバ5を有する光ケーブル1を光ファイバ5毎に分岐する部材である。分岐部50は、ケース部60と、保持部80と、クランプ部90とを有する(図4参照)。
ケース部60は、光ケーブル1の各光ファイバ5への分岐部分と、保持部80とを収容する部材であると共に、保持部80をケース部60自身に対して位置決め固定する部材である。ケース部60は、外側ハウジング61と、内側ハウジング65と、境界部材70と、押さえ部71とを有する(図4参照)。なお、ケース部60は、上記の構成の他に、外側ハウジング61の上部全体を覆う不図示の蓋部材をさらに有してもよい。
外側ハウジング61は、後述する内側ハウジング65を内部に収容する部材であると共に、保持部80を外側ハウジング61(ケース部60)自身に対して位置決め固定する部材である。図3及び図4に示すように、外側ハウジング61は、蓋のない直方体の箱形状に形成されている。
外側ハウジング61の前側には、外側開口部62が形成されている(図3及び図4参照)。外側開口部62は、光ケーブル1を挿通し、固定するための部位である。外側開口部62は、外側ハウジング61の前側壁面が切り取られるようにして形成されている。そして、図3に示すように、光ケーブル1は、外側開口部62の縁に固定される。本実施形態の外側開口部62は、下側の底辺が上側の底辺よりも小さい等脚台形状に外側ハウジング61の前側壁面が切り取られることで形成されている。外側開口部62をこのように形成することで、光ケーブル1とは異なる径の光ケーブルであっても、外側開口部62の縁に容易に固定することができる。但し、外側開口部62は、光ケーブル1の形状に合わせて半円形状に形成されてもよい。また、外側開口部62は、後述する内側ハウジング65の内側開口部67と同形状に形成されていてもよい。
外側ハウジング61の後側には、外側位置決め部63が形成されている(図4参照)。外側位置決め部63は、保持部80を外側ハウジング61(ケース部60)自身に対して位置決めする部材である。外側位置決め部63は、外側ハウジング61の後側壁面が複数箇所において切り取られるようにして櫛歯状に形成されている。作業者は、保持部80の後側端面を外側位置決め部63の前側の面に当接するように設置することで、保持部80を前後方向に位置決めして外側ハウジング61(ケース部60)に収容することができる。
内側ハウジング65は、光ケーブル1の各光ファイバ5への分岐部分と、保持部80とを収容する部材であると共に、保持部80を内側ハウジング65(ケース部60)自身に対して位置決め固定する部材である。また、内側ハウジング65は、後述する土手部材77を収容する部材でもある。
内側ハウジング65の前側には、腕部66が形成されている(図3及び図4参照)。腕部66は、後述する土手部材77を保持する部位である。腕部66は、後述する中間壁部69から前側に延び出るように設けられている。また、腕部66は、中間壁部69の前側に左右一対ずつ設けられ、腕部66の内側の空間が土手部材77を収容する土手部材収容部76となる。言い換えれば、腕部66と、後述する中間壁部69とで画成される空間が、土手部材収容部76となる。土手部材収容部76は、後述する土手部材77を収容する部位である。なお、土手部材77については、後述する。
内側ハウジング65の中間部分には、中間壁部69が形成されている(図4参照)。中間壁部69は、土手部材収容部76と、後述する樹脂充填部75とを仕切る壁である。中間壁部69は、樹脂充填部75に樹脂を充填する際に樹脂が前側(外側ハウジング61の外側開口部62側)に流れ出すことを抑制する部材である。
中間壁部69には、内側開口部67が形成されている(図4参照)。内側開口部67は、前述した外側ハウジング61の外側開口部62と同様に、光ケーブル1を挿通し、固定するための部位である。内側開口部67は、内側ハウジング65の中間壁部69が切り取られるようにして形成されている。そして、光ケーブル1は、内側開口部67の縁に固定される。本実施形態の内側開口部67は、下側の底辺が上側の底辺よりも小さい等脚台形状に内側ハウジング65の中間壁部69が切り取られることで形成されている。内側開口部67をこのように形成することで、光ケーブル1とは異なる径の光ケーブルであっても、内側開口部67の縁に容易に固定することができる。但し、内側開口部67は、光ケーブル1の形状に合わせて半円形状に形成されてもよい。また、内側開口部67は、前述した外側ハウジング61の外側開口部62と同形状に形成されていてもよい。
内側ハウジング65の後側には、内側位置決め部68が形成されている(図4参照)。内側位置決め部68は、後述する保持部80をケース部60自身に対して位置決めする部材である。内側位置決め部68は、内側ハウジング65の後側壁面が複数箇所において切り取られるようにして櫛歯状に形成されている。作業者は、保持部80のフランジ部87の前側端面を内側位置決め部68の後側の面に当接するように設置することで、保持部80を前後方向に位置決めしてケース部60に収容することができる。また、作業者は、保持部80のチューブ載置部82が内側位置決め部68の櫛歯の間に挟まるように設置することで、保持部80を左右方向に位置決めしてケース部60に収容することができる。
なお、内側ハウジング65の中間壁部69と、内側位置決め部68との間の空間は、樹脂充填部75となる(図3及び図4参照)。樹脂充填部75は光ケーブル1の各光ファイバ5への分岐部分を収容する部位である。後述するように、作業者が樹脂充填部75に樹脂を流し入れ、固化させることで、光ケーブル1の各光ファイバ5への分岐部分を含む分岐部50全体を固定することができる。
境界部材70は、樹脂充填部75内に設けることで、樹脂充填部75の空間の体積を抑制する部材である。境界部材70は、樹脂充填部75において、前側左右の隅部分に一対ずつ設けられる。境界部材70が設けられる場所は、樹脂充填部75において、光ケーブル1の各光ファイバ5への分岐部分が配置されない場所でもある(図3及び図4参照)。すなわち、境界部材70が設けられる場所は、樹脂により固定する必要のない場所である。したがって、境界部材70を配置することにより、樹脂により固定する必要のない場所を抑制することができる。そして、樹脂充填部75中への無駄な樹脂の充填を抑制することができ、樹脂の使用を節約することができる。
押さえ部71は、保持部80を上側から押さえる部材である。押さえ部71は、板部72と、押さえ側突起部73と、挿入爪部74とを有する。板部72は、保持部80を上側から押さえる部位である。板部72の下側の面には、押さえ側突起部73が形成されている。押さえ側突起部73は、後述する保持部80のセル81に形成された連結孔83に嵌合することで、保持部80を構成する複数のセル81の上面側を押さえつつ固定することができる。挿入爪部74は、保持部80のフランジ部87の前側端面と当接することで、保持部80を後側に押さえることができる。
本実施形態の分岐部50は、土手部材77をさらに有する。土手部材77は、樹脂により分岐部50全体を固める際、内側開口部67を介して流れ出す樹脂が前側(外側ハウジング61の外側開口部62側)に流れ出すことを抑制する部材である。土手部材77は、発泡成形された合成樹脂等のスポンジにより形成されている。また、本実施形態の分岐部50は、上下に一対の土手部材77を有し、光ケーブル1を上下両側から挟むように設けられている。これにより、内側開口部67における光ケーブル1の周囲も隙間なく覆うことができる。なお、土手部材77は、前述した腕部66によって保持される。
保持部80は、分岐された光ファイバ5が挿通される保護チューブ95を保持する部材である。保持部80は、複数のセル81で構成されている。本実施形態の保持部80は、上下方向に6段、左右方向に4列の計24個のセル81で構成されている。但し、保持部80を構成するセル81の個数はこれに限られない。なお、セル81の詳細な構成については、後述する。
クランプ部90は、光ケーブル1の端部(口出し部)を、分岐部50の外側ハウジング61に固定する部材である。光ケーブル1の端部(口出し部)は、クランプ部90により外側ハウジング61に固定される際に、クランプ部90と外側ハウジング61とに上下方向から挟まれることにより、光ケーブル1は、外側ハウジング61に保持される(図3参照)。
<セル81の詳細構成>
図5Aは、第1実施形態の保持部80のセル81を下側から見たときの斜視図である。図5Bは、保持部80の断面図である。セル81は、光ファイバ5が挿通された保護チューブ95を保持する部材である。以下の説明では、本実施形態の分岐部50の特徴部分である保持部80のセル81について、前述の図4も参照しながら説明する。
セル81は、保持部80を構成する部材であると共に、光ケーブル1を構成する光ファイバテープ4毎に光ファイバ5を保持する部材である。セル81は、内部に保護チューブ95で保護された光ファイバ5を収容する。セル81は、チューブ載置部82と、フランジ部87とを有する。
チューブ載置部82は、光ファイバ5が挿通される保護チューブ95を載置する部位である。チューブ載置部82は、保護チューブ95が載置される載置面85と、溝部85Gとを有する(図4参照)。後述するように、保護チューブ95をチューブ取り付け孔に取り付ける際、載置面85に複数の保護チューブが左右方向に配列して載置されることになる。そして、載置面85に接着剤を流し入れ、保護チューブ95とセル81とを仮固定することになる。このとき、載置面85には、複数の保護チューブを横断するように、溝部85Gが形成されているので、接着剤が溝部85Gを伝って流れることで、複数の保護チューブ95全体に対して接着剤を行き渡らせることができる。
フランジ部87は、光ファイバ5が挿通される保護チューブ95を取り付ける部位であると共に、セル81同士を連結する際の連結部となる部位でもある。さらに、フランジ部87は、セル81をケース部60(外側ハウジング61及び内側ハウジング65)に位置決めする際の位置決め部を構成する部位でもある。フランジ部87は、連結孔83と、突起部84と、チューブ取り付け孔88とを有する。
連結孔83は、セル81を他のセル81に対して連結する部位である。セル81に設けられた突起部84(後述)が連結孔83に嵌合することにより、他のセル81と連結することができる。連結孔83は、フランジ部87の上面の4隅に設けられている。但し、他のセル81と連結することができれば、連結孔83が設けられる位置と数についてはこれに限られない。また、他のセル81と連結することができれば、連結孔83ではなく、他の形状でもよい。
突起部84は、セル81を他のセル81に対して連結する部位である。突起部84は、セル81を外側ハウジング61(ケース部60)に対して位置決めする部位でもある。前述した通り、突起部84が他のセル81に設けられた連結孔83に嵌合することにより、他のセル81と連結することができる。突起部84がケース部60の外側ハウジング61に設けられた外側孔64(図4参照)に嵌合することにより、セル81(保持部80)を前後方向及び左右方向に位置決めして外側ハウジング61(ケース部60)に収容することができる。突起部84は、フランジ部87の下面の4隅に設けられている。突起部84が設けられる位置と数についてはこれに限られない。また、他のセル81と連結することができれば、突起部84ではなく、他の形状でもよい。また、外側ハウジング61(ケース部60)に対して位置決めすることができれば、突起部84ではなく、他の形状でもよい。
チューブ取り付け孔88は、光ファイバ5が挿通される保護チューブ95が取り付けられる孔である。チューブ取り付け孔88は、前後方向に延在する開口部である。チューブ取り付け孔88は、保護チューブ95を左右方向に配列して取り付けることができる。本実施形態のチューブ取り付け孔88は、12本の保護チューブ95を取り付けることができる。
図6は、第1実施形態の保持部80の正面図である。図6では、保持部80におけるセル81の配置の様子を説明するために、保持部80を正面から見た図を示している。前述したように、本実施形態の保持部80は、上下方向及び左右方向に複数のセル81を配置することにより構成されている。図6に示すように、以下の説明を容易にするために、保持部80を構成する各セル81に番号を振っている。A列のセル81では、上から順番に「T1・A」セル、「T2・A」セルとなり、最下段が「T6・A」セルとなる。同様に、B列、C列、D列のセル81についても、同様の番号を振ることにする。
図2に示すように、本実施形態の分岐部50で分岐される光ケーブル1は、図2に示すように、4組の光ファイバユニット2A〜2Dを有する。さらに、各光ファイバユニット2は、6枚の光ファイバテープ4を有する。また、各光ファイバテープ4は、光セル81は、12本の光ファイバ5を並列させて間欠的に連結している。
本実施形態の保持部80は、上下方向に6段、左右方向に4列の計24個のセル81で構成されている。つまり、本実施形態では、左右方向のセル列の列数は、光ケーブル1の光ファイバユニット2のユニット数と同一である。上下方向のセル段の段数(6段)は、各光ファイバユニット2の光ファイバテープ4の枚数(6枚)と同一である。したがって、セル81の列毎(左右方向)に、4組の光ファイバユニット2A〜2Dが対応させることができる。例えば、「A」列のセル列には、光ファイバユニット2Aの光ファイバテープ4を収容することができる。また、同様に、「B」列のセル列には、光ファイバユニット2Bの、「C」列のセル列には、光ファイバユニット2Cの、「D」列のセル列には、光ファイバユニット2Dの光ファイバテープ4をそれぞれ収容することができる。
本実施形態の各セル81には、12本の光ファイバが挿通された保護チューブ95を取り付けることができる。つまり、本実施形態では、光ファイバテープ4の光ファイバ5の数の分だけ各セル81に取り付けることができる。したがって、それぞれの取り付け部(各セル81のチューブ取り付け孔88)が光ファイバテープ4毎に対応するように配置されていることになる。これにより、複数の光ファイバテープ4を有する光ケーブル1において、分岐された複数の単心の光ファイバ5の識別性を向上させることができる。
<分岐部50の製造方法>
図7は、第1実施形態の分岐部50の製造方法のフロー図である。まず、作業者は、光ケーブル1の口出しを行う(S001)。具体的には、光ケーブル1の引き裂き紐8を引っ張ることによって、外被9を引き裂き、所定の長さの分だけ外被9を除去する。さらに、光ファイバユニット2からバンドル材3を解くことにより、複数の光ファイバテープ4の束を取り出す。
次に、作業者は、光ケーブル1を分岐部50のケース部60に固定する(S002)。光ケーブル1の口出し部分の後部を外側ハウジング61の外側開口部62及び内側ハウジング65の内側開口部67に押し当てた状態で、クランプ部90によりクランプすることで、光ケーブル1を分岐部50のケース部60に対して固定する。
さらに、作業者は、光ファイバテープ4から単心の光ファイバ5を分離する(S003)。前の工程で口出しした複数の光ファイバテープ4から、隣接する2心の光ファイバ5同士を連結する連結部を除去することによって、光ファイバ5毎に分離する。
次に、作業者は、セル81に対して保護チューブ95を固定する(S004)。具体的には、セル81のチューブ取り付け孔88に保護チューブ95を取り付ける。なお、チューブ取り付け孔88に保護チューブ95を取り付ける際に、仮留め用の接着剤を使用する。その際、セル81の載置面85には、溝部85Gが設けられているので、チューブ取り付け孔88の左右に並んで置かれた複数の保護チューブ95全体に対して接着剤を行き渡らせることができる。
次に、作業者は、保護チューブ95を取り付けたセル81毎に、単心分離した光ファイバ5を挿通させる(S005)。前述したように、各セル81のチューブ取り付け孔88が光ファイバテープ4毎に対応しているので、セル81毎に、対応する光ファイバテープ4の単心分離された光ファイバ5を挿通させることになる。
次に、作業者は、保護チューブ95に光ファイバ5を挿通したセル81をケース部60に対して積み重ねていく(S006)。この際、図6にて説明したように、それぞれの取り付け部(各セル81のチューブ取り付け孔88)が光ファイバテープ4毎に対応するように配置されていることになる。これにより、複数の光ファイバテープ4を有する光ケーブル1において、分岐された複数の単心の光ファイバ5の識別性を向上させることができる。
最後に、作業者は、分岐部50全体を樹脂で固める。具体的には、樹脂充填部75に樹脂を流し入れ、固化させることで、分岐部50全体を固定する。この際、土手部材収容部76に土手部材77を収容することによって、樹脂が前側(外側ハウジング61の外側開口部62側)に流れ出すことを抑制する。
===第2実施形態===
図8は、第2実施形態の分岐部50の斜視図である。なお、図8では、前述の第1実施形態との違いを説明するために、保持部80以外の分岐部50の部分の図示を省略している。
前述の第1実施形態の保持部80は、上下方向及び左右方向に複数のセル81を配列することにより構成されていた。しかし、本実施形態の保持部80では、図8に示すように、保持部80が一体的に形成されていてもよい。つまり、本実施形態の保持部80は、セル81に分割されていない。この場合でも、チューブ取り付け孔88は、前述の第1実施形態と同様に、上下方向及び左右方向に配列されている。これにより、本実施形態の分岐部50においても、複数の光ファイバテープ4を有する光ケーブル1において、分岐された複数の単心の光ファイバ5の識別性を向上させることができる。
===小括===
上記実施形態の光ケーブル1の分岐部50は、複数の光ファイバテープ4を有する光ケーブル1において、光ファイバテープ4を構成する光ファイバ5毎に分岐する、光ケーブル1の分岐部50である。そして、上記実施形態では、分岐部50は、光ファイバ5を挿通する保護チューブ95が取り付けられるチューブ取り付け孔88(取り付け部)を複数備えた保持部80を有し、それぞれのチューブ取り付け孔88(取り付け部)が光ファイバテープ4毎に対応するように配置されている。これにより、上記実施形態では、複数の光ファイバテープ4を有する光ケーブル1において、分岐された複数の単心の光ファイバ5の識別性を向上させることができる。
また、上記実施形態の光ケーブル1の分岐部50では、保持部80は、光ファイバテープ4毎に対応したセル81が複数積み重なってなる。これにより、上記実施形態では、分岐部50を製造する際の作業性を向上させることができる。
また、上記実施形態の光ケーブル1の分岐部50では、光ケーブル1は、複数の光ファイバテープ4をバンドルした光ファイバユニット2を有し、分岐部50は、複数のセル81が光ファイバユニット2毎に積み重なってなる。これにより、上記実施形態では、光ケーブル1の分岐部50を製造する際の作業性を向上させることができると共に、分岐された複数の単心の光ファイバ5の識別性を向上させることができる。
また、上記実施形態の光ケーブル1の分岐部50では、保持部80を収容するケース部60を有し、ケース部60は、保持部80をケース部60に対して位置決めする外側位置決め部63及び内側位置決め部68(位置決め部)を備える。これにより、上記実施形態では、分岐部50を製造する際の作業性を向上させることができる。
上記実施形態の光ケーブル1の分岐部50の製造方法は、複数の光ファイバテープ4を有する光ケーブル1において、光ファイバテープ4を構成する光ファイバ5毎に分岐する。そして、上記実施形態では、光ケーブル1から光ファイバ5を口出しすること、光ファイバ5を挿通する保護チューブ95と、保護チューブ95が取り付けられるチューブ取り付け孔88(取り付け部)を備え、それぞれのチューブ取り付け孔88が光ファイバテープ4毎に対応するように配置されている保持部80とを準備すること、保護チューブ95をチューブ取り付け孔88に取り付けること、保護チューブ95に光ファイバ5を挿通させることである。これにより、上記実施形態では、複数の光ファイバテープ4を有する光ケーブル1において、分岐された複数の単心の光ファイバ5の識別性を向上させることができる。
===その他の実施形態===
<光ケーブル1のその他の構成>
前述の第1実施形態では、光ケーブル1が、4組の光ファイバユニット2A〜2Dで構成されていた。さらに、それぞれの光ファイバユニット2は、6枚の光ファイバテープ4をバンドル材3で包んだユニットであった。また、それぞれの光ファイバテープ4は、間欠固定型の光ファイバテープであり、12本の光ファイバ5を並列させて間欠的に連結されていた。しかし、光ケーブル1の構成はこれ以外であってもよい。例えば、光ファイバユニット2は、複数の光ファイバテープ4がバンドル材3によって束ねられるものに限られるものではなく、多数の単心の光ファイバがバンドル材3によって束ねられることによって構成されてもよい。また、光ケーブル1が有する光ファイバユニット2は4組に限られず、6組やそれ以外であってもよい。また、光ファイバユニット2が有する光ファイバテープ4の枚数や、光ファイバテープ4が有する光ファイバ5の本数も前述の実施形態で述べた例に限られない。
前述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
1 光ケーブル、2A・2B・2C・2D 光ファイバユニット、
3A・3B・3C・3D バンドル材、4 光ファイバテープ、5 光ファイバ、
6 押え巻きテープ、7 抗張力体、8 引き裂き紐、9 外被、
10 光接続箱、20 光配線ユニット、50 分岐部、
60 ケース部、61 外側ハウジング、62 外側開口部、
63 外側位置決め部、64 外側孔、
65 内側ハウジング、66 腕部、67 内側開口部、
68 内側位置決め部、69 中間壁部、70 境界部材、
71 押さえ部、72 板部、73 押さえ側突起部、74 挿入爪部、
75 樹脂充填部、76 土手部材収容部、77 土手部材、
80 保持部、81 セル、82 チューブ載置部、83 連結孔、
84 突起部、85 載置面、85G 溝部、86 側壁、87 フランジ部、
88 チューブ取り付け孔(取り付け部)、90 クランプ部、
95 保護チューブ、96 挿通孔、
C 接続部、S 機器、X・Y 建物、Z 太径光ケーブル

Claims (5)

  1. 複数の光ファイバテープを有する光ケーブルにおいて、前記光ファイバテープを構成する光ファイバ毎に分岐する、光ケーブルの分岐部であって、
    前記分岐部は、前記光ファイバを挿通する保護チューブが取り付けられる取り付け部を複数備えた保持部を有し、
    それぞれの前記取り付け部が前記光ファイバテープ毎に対応するように配置されている
    ことを特徴とする光ケーブルの分岐部。
  2. 請求項1に記載の光ケーブルの分岐部であって、
    前記保持部は、前記光ファイバテープ毎に対応したセルが複数積み重なってなる
    ことを特徴とする光ケーブルの分岐部。
  3. 請求項2に記載の光ケーブルの分岐部であって、
    前記光ケーブルは、複数の前記光ファイバテープをバンドルした光ファイバユニットを有し、
    前記分岐部は、複数の前記セルが前記光ファイバユニット毎に積み重なってなる
    ことを特徴とする光ケーブルの分岐部。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の光ケーブルの分岐部であって、
    前記保持部を収容するケース部を有し、
    前記ケース部は、前記保持部を前記ケース部に対して位置決めする位置決め部を備える
    ことを特徴とする光ケーブルの分岐部。
  5. 複数の光ファイバテープを有する光ケーブルにおいて、前記光ファイバテープを構成する光ファイバ毎に分岐する、光ケーブルの分岐部の製造方法であって、
    前記光ケーブルから前記光ファイバを口出しすること、
    前記光ファイバを挿通する保護チューブと、
    前記保護チューブが取り付けられる取り付け部を備え、それぞれの前記取り付け部が前記光ファイバテープ毎に対応するように配置されている保持部と
    を準備すること、
    前記保護チューブを前記取り付け部に取り付けること、
    前記保護チューブに前記光ファイバを挿通させること
    を特徴とする光ケーブルの分岐部の製造方法。
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