JP2019086182A - 蓄冷式冷凍機 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型軽量で、熱輸送限界の高い伝熱素子を備えた蓄冷式冷凍機を提供すること。【解決手段】蓄冷式冷凍機10において、ループ管12は、第一冷却段11cに熱的に接触して冷却されて、気化した作動流体が凝縮によって潜熱を放出して液化する中空状の放熱部12aと、第二冷却段11dに熱的に接触して超電導磁石4からの熱によって加熱されて、液化した作動流体が蒸発によって潜熱を吸収して気化する中空状の吸熱部12bと、放熱部12aと吸熱部12bとを気密的に連通して液化した作動流体を吸熱部12bに向けて流す液体導管12cと、放熱部12aと吸熱部12bとを気密的に連通して気化した作動流体を放熱部12aに向けて流す気体導管12dと、を備え、放熱部12a、液体導管12c、吸熱部12b及び気体導管12dによって作動流体が循環するループを形成する。【選択図】図1

Description

本発明は、蓄冷式冷凍機に関する。
従来から、例えば、下記特許文献1に開示された冷却装置が知られている。この従来の冷却装置は、第一冷却段と、冷却すべき対象装置と熱的に接触する第二冷却段とを有する機械式冷凍機と、機械式冷凍機に対して並設されて冷却剤の封入された中空円筒状の本体部の上端側で第一冷却段に熱的に接触する第一部分と本体部の下端側で第二冷却段に熱的に接触する第二部分とを有するヒートパイプと、を備えている。従来の冷却装置においては、ヒートパイプの第一部分の温度が第二部分の温度より低くなると、第一部分で冷却剤が液化され、液化された冷却剤が本体部の内部にて第二部分に移動し、第二部分で冷却剤が気化され、気化された冷却剤が本体部の内部にて第一部分に移動するようになっている。
特表2014−500470号公報
ところで、上記従来の冷却装置では、ヒートパイプ(伝熱素子)が冷却剤(作動流体)を封入する中空円筒状の本体部を有するため、機械式冷凍機の第一冷却段及び第二冷却段の側方にて第一部分及び第二部分が熱的に接触するようにヒートパイプを並設する必要がある。このため、冷却装置が大型化する。又、ヒートパイプの第一部分及び第二部分が高熱伝導性を有する銅等の金属塊で構成されるため、ヒートパイプ自体が重くなり、機械式冷凍機に対して偏った荷重が作用する。このため、機械式冷凍機の作動に伴って振動が生じた場合、偏った荷重によって振動が増幅されて機械式冷凍機の作動に悪影響を及ぼす可能性がある。
更に、上記従来の冷却装置では、本体部の内部にて、気化して上昇する作動流体の蒸気流と液化して下降する作動流体の液体流とが対向流となる。このため、蒸気流の流速が増加することに伴い、蒸気流は逆行する液体流によって吹き戻されて不連続な流れとなり、その結果、ヒートパイプにおいては作動流体による熱輸送の効率が低下する虞がある。そして、蒸気流の流速が更に増加した場合、液体流が第二部分に帰還しない状態が生じる可能性があり、ヒートパイプにおいては作動流体による熱輸送が不能となる虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。即ち、本発明の目的は、小型軽量で、熱輸送限界の高い伝熱素子を備えた蓄冷式冷凍機を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1に係る蓄冷式冷凍機の発明は、第一冷却段と、被冷却物と熱的に接触した第二冷却段と、を有する機械式冷凍機と、第一冷却段と第二冷却段とに熱的に接触して、封入された作動流体の気化及び液化により熱輸送を行う伝熱素子と、を備えた蓄冷式冷凍機であって、伝熱素子は、第一冷却段に熱的に接触して冷却されて、気化した作動流体が凝縮によって潜熱を放出して液化する中空状の放熱部と、第二冷却段に熱的に接触して被冷却物からの熱によって加熱されて、液化した作動流体が蒸発によって潜熱を吸収して気化する中空状の吸熱部と、放熱部と吸熱部とを気密的に連通して放熱部にて液化した作動流体を吸熱部に向けて流す液体導管と、放熱部と吸熱部とを気密的に連通して吸熱部にて気化した作動流体を放熱部に向けて流す気体導管と、を備え、放熱部、液体導管、吸熱部及び気体導管によって作動流体が循環するループを形成する。
これによれば、伝熱素子を構成する放熱部及び吸熱部を機械式冷凍機の第一冷却段及び第二冷却段に配置し、放熱部、吸熱部、液体導管及び気体導管によって作動流体が循環するループを形成することができる。又、放熱部及び吸熱部を中空状に形成することができる。従って、伝熱素子の小型軽量化ひいては蓄冷式冷凍機の小型軽量化を達成することができる。
又、ループを形成することにより、放熱部にて液化した作動流体を液体導管を介して吸熱部に帰還させ、吸熱部にて気化した作動流体を気体導管を介して放熱部に帰還させることができる。即ち、液体導管と気体導管とが別体となっており、気化した作動流体の蒸気流と液化した作動流体の液体流とは対向流にならない。このため、蒸気流と液体流とが互いに干渉して熱輸送の効率を低下させることがない。従って、伝熱素子の熱輸送限界を大幅に高めることができる。
本発明の実施形態に係る蓄冷式冷凍機の概要を示す概略図である。 図1の伝熱素子の構成を示す図である。 図2の伝熱素子に封入される作動流体の物理特性を示す図である。 図2の伝熱素子を用いた場合と比較用の伝熱素子を用いた場合との冷却時における温度推移を説明するための図である。 本発明の実施形態の第一変形例に係る伝熱素子の構成を示す図である。 本発明の実施形態の第二変形例に係る伝熱素子の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る蓄冷式冷凍機について図面を参照しながら説明する。尚、以下の実施形態及び各変形例の相互において、互いに同一又は均等である部分には、同一の符号を付してある。又、説明に用いる各図は、概念図であり、各部の形状は必ずしも厳密なものではない場合がある。
本実施形態において、蓄冷式冷凍機10は、図1に示すように、超電導磁石装置1に用いられる。超電導磁石装置1は、図示を省略する支持部材に固定された真空容器2と、真空容器2内に収容された輻射シールド3と、輻射シールド3内に収容された被冷却物である超電導磁石4と、超電導磁石4に熱的に接触する伝熱部材5と、から構成される。尚、以下の説明においては、超電導磁石装置1の構成及び作動についての詳細な説明を省略する。
真空容器2は、金属材料(例えば、ステンレス材)から形成されており、内部が所定の真空度となるように真空に維持されて、収容している輻射シールド3、超電導磁石4及び伝熱部材5を真空により断熱するようになっている。輻射シールド3は、金属材料(例えば、アルミ材)から形成されて真空容器2と超電導磁石4との間に配置されており、真空容器2の外部即ち常温からの輻射による熱進入を防止する。超電導磁石4は、例えば、銅酸化物系の超電導線材を円環状に巻回して形成されており、約100K以下に冷却されることにより超電導状態で磁力を発生するものである。伝熱部材5は、高熱伝導性を有する金属材料(例えば、銅)から板状且つ円環状に形成されており、鉛直方向にて超電導磁石4の上面に配置されている。これにより、伝熱部材5は、冷却に際して、超電導磁石4の熱を蓄冷式冷凍機10に効率よく伝熱することができる。
蓄冷式冷凍機10は、例えば、ギフォード・マクマホン冷凍機であり、図1に示すように、鉛直方向に沿った軸線Jを有する略軸状に形成されている。蓄冷式冷凍機10は、機械式冷凍機11と、図示を省略する機械式圧縮機と、を備えている。機械式冷凍機11は、段付きシリンダ11aと、段付きピストン11bと、第一冷却段11cと、第二冷却段11dと、駆動部11eと、を備えている。ここで、本実施形態においては、第一冷却段11c及び第二冷却段11dは、第一冷却段11cが鉛直方向(即ち、軸線J)に沿って第二冷却段11dよりも上方となるように互いに対向して配置される。
段付きシリンダ11aは、金属材料(例えば、ステンレス材)から形成されており、大径部11a1が真空フランジ11fにより超電導磁石装置1の真空容器2に対して気密的に固定されている。又、段付きシリンダ11aは、小径部11a2が第二冷却段11dとともに輻射シールド3を貫通している。段付きシリンダ11aの内部には、図示を省略する機械式圧縮機からの所定の作動ガスが駆動部11e内の図示を省略するバルブ機構を介して給排されるようになっている。
段付きピストン11bは、樹脂材料(例えば、ベークライト材)から形成され、内部に図示を省略する蓄冷器を有しており、段付きシリンダ11a(より詳しくは、大径部11a1及び小径部11a2)の内部を段付きシリンダ11aの軸線Jの方向(即ち、鉛直方向)に沿って摺動可能に収容されている。そして、段付きピストン11bが往復動し、段付きシリンダ11aの内部に作動ガス(例えば、ヘリウム)が給排されることにより、作動ガスを膨張させて、第一冷却段11c及び第二冷却段11dを冷却するようになっている。
第一冷却段11cは、高熱伝導性を有する金属材料(例えば、銅)から柱状に形成されている。第一冷却段11cは、段付きシリンダ11aの大径部11a1と小径部11a2の境界部分、即ち、小径部11a2の基端側にて、小径部11a2を挿通した状態で段付きシリンダ11aに熱的に接触して設けられている。第一冷却段11cは、超電導磁石装置1の輻射シールド3の外面に熱的に接触するフランジ状の大径部11c1と、輻射シールド3の内部に進入する円柱状(円環状)の小径部11c2とから構成されている。
第二冷却段11dは、高熱伝導性を有する金属材料(例えば、銅)から柱状に形成されている。第二冷却段11dは、輻射シールド3の内部に配置されており、段付きシリンダ11aの小径部11a2の先端側にて、小径部11a2を挿通した状態で段付きシリンダ11aに熱的に接触して設けられている。第二冷却段11dは、超電導磁石装置1の伝熱部材5に熱的に接触するフランジ状の大径部11d1と、第一冷却段11cの小径部11c2に向けて突出する円柱状(円環状)の小径部11d2とから構成されている。
又、蓄冷式冷凍機10は、機械式冷凍機11の第一冷却段11cと第二冷却段11dとに熱的に接触して、封入された作動流体の気化及び液化により熱輸送を行う伝熱素子としてのループ管12を備えている。ループ管12は、図2にて拡大して示すように、放熱部12aと、吸熱部12bと、液体導管12cと、気体導管12dを有し、これら放熱部12a、吸熱部12b、液体導管12c及び気体導管12dによって作動流体が循環するループが形成されている。
放熱部12aは、中空状に形成されており、第一冷却段11cの周方向に沿って熱的に接触して冷却される。放熱部12aにおいては、気化した作動流体が凝縮によって潜熱を放出して液化する。本実施形態においては、図1及び図2に示すように、放熱部12aは、第一冷却段11c、より詳しくは、小径部11c2の外周にて、第一冷却段11cの第一軸線J1の方向に沿って螺旋状に巻き付けられた放熱側管体12a1によって形成されている。
放熱側管体12a1は、第一軸線J1の方向に沿って、鉛直方向にて上方から下方に向けて螺旋状に形成されている。そして、後述するように、放熱側管体12a1においては、鉛直方向(第一軸線J1)にて上方側に気体導管12dから気化した作動流体が流入し、放熱側管体12a1の内部を作動流体が冷却されながら、即ち、作動流体が潜熱を放出して液化しながら鉛直方向(第一軸線J1)にて下方側に流れて液体導管12cへ液化した作動流体が流出する。
吸熱部12bは、中空状に形成されており、第二冷却段11dの周方向に沿って熱的に接触し、伝熱部材5を介して被冷却物である超電導磁石4からの熱によって加熱される。吸熱部12bにおいては、液化した作動流体が蒸発によって潜熱を吸収して気化する。本実施形態においては、図1及び図2に示すように、吸熱部12bは、第二冷却段11d、より詳しくは、小径部11d2の外周にて、第二冷却段11dの第二軸線J2の方向に沿って螺旋状に巻き付けられた吸熱側管体12b1によって形成されている。
吸熱側管体12b1は、第二軸線J2の方向に沿って、鉛直方向にて上方から下方に向けて螺旋状に形成されている。そして、後述するように、吸熱側管体12b1においては、鉛直方向(第二軸線J2)にて下方側に液体導管12cから液化した作動流体が流入し、吸熱側管体12b1の内部を作動流体が加熱されながら、即ち、作動流体が潜熱を吸収して気化しながら鉛直方向(第二軸線J2)にて上方側に流れて気体導管12dへ気化した作動流体が流出する。
液体導管12cは、放熱部12a(即ち、放熱側管体12a1)と吸熱部12b(即ち、吸熱側管体12b1)とを気密的に連通して、熱輸送しているときに放熱部12a(放熱側管体12a1)にて液化した作動流体を吸熱部12b(吸熱側管体12b1)に向けて流す。液体導管12cは、放熱部12aが第一冷却段11cと熱的に接触する放熱側接触部分としての放熱側接触部12a2において鉛直方向(第一軸線J1)に沿った下方側と連通するとともに、吸熱部12bが第二冷却段11dと熱的に接触する吸熱側接触部分としての吸熱側接触部12b2において鉛直方向(第二軸線J2)に沿った下方側と連通する。
ここで、本実施形態においては、図2に示すように、放熱側管体12a1が第一冷却段11cに複数回巻き付けられて放熱側接触部12a2を形成する。又、吸熱側管体12b1が第二冷却段11dに複数回巻き付けられて吸熱側接触部12b2を形成する。そして、液体導管12cは、放熱側接触部12a2の鉛直方向(第一軸線J1)にて最下端に巻き付けられた放熱側管体12a1の下方側端部12a3と連通するとともに、吸熱側接触部12b2の鉛直方向(第二軸線J2)にて最下端に巻き付けられた吸熱側管体12b1の下方側端部12b3と連通する。
気体導管12dは、放熱部12a(即ち、放熱側管体12a1)と吸熱部12b(即ち、吸熱側管体12b1)とを気密的に連通して、熱輸送しているときに吸熱部12b(吸熱側管体12b1)にて気化した作動流体を放熱部12a(放熱側管体12a1)に向けて流す。気体導管12dの内径は、液体導管12cの内径に比べて大きく設定される。気体導管12dは、放熱部12aの放熱側接触部12a2において鉛直方向(第一軸線J1)に沿った上方側と連通するとともに、吸熱部12bの吸熱側接触部12b2において鉛直方向(第二軸線J2)に沿った上方側と連通する。
ここで、本実施形態においては、図2に示すように、気体導管12dは、放熱側接触部12a2の鉛直方向(第一軸線J1)にて最上端に巻き付けられた放熱側管体12a1の上方側端部12a4と連通するとともに、吸熱側接触部12b2の鉛直方向(第二軸線J2)にて最上端に巻き付けられた吸熱側管体12b1の上方側端部12b4と連通する。
又、放熱側管体12a1(放熱部12a)、吸熱側管体12b1(吸熱部12b)、液体導管12c及び気体導管12dから構成されるループ管12は、図2に示すように、機械式冷凍機11のシリンダ11aと同軸状に配置される。又、ループ管12の巻回外径寸法は、第二冷却段11dの大径部11d1の外径とほぼ同等とされている。
又、ループ管12には、作動流体(冷媒)が冷媒封入管12eを介して封入される。作動流体は、図3に示すように、ネオン(Ne)、窒素(N)、アルゴン(Ar)、及び、テトラフルオロメタン(CF)のうちの少なくとも一つが選択される。尚、これら各物質の混合物を作動流体とすることも可能である。これらの作動流体は、図3に示すように、それぞれ、蒸発及び凝縮に関連する物理特性、具体的には、臨界点(臨界点温度)と三重点(三重点温度)が異なる。これにより、液化した作動流体が蒸発によって気化する際に吸収する潜熱の大きさ、及び、気化した作動流体が凝縮によって液化する際に放出する潜熱の大きさは、ループ管12に封入される作動流体によって異なる。従って、被冷却物である超電導磁石4の作動温度、換言すれば、要求される冷却温度に応じて、ループ管12に封入される作動流体を適宜選択することにより、ループ管12の熱輸送特性を調整することができる。
このように構成された蓄冷式冷凍機10においては、超電導磁石装置1の超電導磁石4を短時間で冷却し、超電導磁石4の立ち上げ時間を短縮することができる。以下、蓄冷式冷凍機10にループ管12を用い、超電導磁石4を常温から冷却する過程での第一冷却段11c及び第二冷却段11dの温度推移について、図4を用いて説明する。尚、以下の説明において、伝熱素子であるループ管12と比較するために、放熱部12a、吸熱部12b、液体導管12c及び気体導管12dを有していない、即ち、ループを形成していない通常のヒートパイプを比較品として採用する。
図4において、a線(長破線)は比較品を用いた場合の第一冷却段11cの温度推移を示し、b線(細破線)は比較品を用いた場合の第二冷却段11dの温度推移を示す。又、図2において、c線(細実線)は作動流体として窒素(N)が封入されたループ管12を用いた場合の第一冷却段11cの温度推移を示し、d線(太実線)は作動流体として窒素(N)が封入されたループ管12を用いた場合の第二冷却段11dの温度推移を示す。
一般に、超電導磁石4の熱容量は、輻射シールド3の熱容量に比べて極めて大きい。このため、図4のb線により示すように、ループを形成していないヒートパイプを用いた場合、機械式冷凍機11の第二冷却段11dのみによる冷却では、超電導磁石4の冷却に長時間を要する。これは、超電導磁石4が所望の温度まで冷却されるまで、第二冷却段11dの温度が第一冷却段11cの温度よりも高い状態が長時間に亘り継続するため、例えば、作動流体の蒸気流の流速が大きくなり、上昇する蒸気流と落下する液体流との干渉が生じて蒸気流の流れが不連続になったり、或いは、帰還する液体流が不足したりする。その結果、比較品のヒートパイプにおいては、熱輸送限界に達し、第二冷却段11dから第一冷却段11cへの熱輸送の効率低下(或いは、熱輸送が不能となる状態)が生じる、換言すれば、第一冷却段11cによって第二冷却段11dを冷却できない状態が生じる。従って、比較品であるヒートパイプを用いた場合には、超電導磁石4の冷却に長時間を要する。
これに対して、図4のd線により示すように、ループ管12を用いた場合、第二冷却段11dの温度が第一冷却段11cの温度よりも高い状態で、且つ、放熱部12a(放熱側管体12a1)の温度が作動流体の臨界点(臨界点温度)と三重点(三重点温度)との間にあるときに、放熱部12a(放熱側管体12a1)において作動流体が液化されて潜熱が放出される。そして、液化された作動流体が放熱部12a(放熱側管体12a1)から液体導管12cを通って吸熱部12b(吸熱側管体12b1)に移動し、吸熱部12b(吸熱側管体12b1)において作動流体が気化されて潜熱が吸収され、気化された作動流体が吸熱部12b(吸熱側管体12b1)から気体導管12dを通って放熱部12a(放熱側管体12a1)に移動する。
即ち、ループ管12においては、作動流体の蒸気流の流速が大きくなっても、上昇する蒸気流と落下する液体流との干渉が生じることなく、又、帰還する液体流の不足が生じないため、作動流体は継続して且つ確実に循環する。その結果、ループ管12においては、熱輸送限界が極めて高いため、第二冷却段11dから第一冷却段11cへの熱輸送の効率低下(或いは、熱輸送が不能となる状態)が生じることなく、換言すれば、第一冷却段11cによって第二冷却段11dを良好に冷却する。これにより、ループ管12を用いた場合には、第二冷却段11dが第一冷却段11cによって冷却されることにより、第二冷却段11dに伝熱部材5を介して熱的に接続された超電導磁石4が第一冷却段11cによって冷却される。従って、図4にてΔtとして示すように、ループ管12を用いた場合(d線)は、比較品を用いた場合(b線)に比べて、超電導磁石4が短時間で冷却されて超電導磁石4の立ち上げ時間が大幅に短縮される。
以上の説明からも理解できるように、上記実施形態の蓄冷式冷凍機10は、柱状の第一冷却段11cと、被冷却物である超電導磁石4と伝熱部材5を介して熱的に接触した柱状の第二冷却段11dと、を有する機械式冷凍機11と、第一冷却段11cと第二冷却段11dとに熱的に接触して、封入された作動流体(例えば、窒素(N))の気化及び液化により熱輸送を行う伝熱素子としてのループ管12と、を備えた蓄冷式冷凍機である。ここで、機械式冷凍機11は、シリンダとしての段付きシリンダ11aと、段付きシリンダ11aの内部にて摺動可能に収容されたピストンとしての段付きピストン11bと、を備え、段付きピストン11bが往復動し、段付きシリンダ11aの内部に作動ガス(例えば、ヘリウム)が給排されることにより、作動ガスを膨張させて、超電導磁石4を冷却する。
そして、蓄冷式冷凍機10において、ループ管12は、第一冷却段11cの小径部11c2に熱的に接触して冷却されて、気化した作動流体が凝縮によって潜熱を放出して液化する中空状の放熱部12aと、第二冷却段11dの小径部11d2に熱的に接触して超電導磁石4からの熱によって加熱されて、液化した作動流体が蒸発によって潜熱を吸収して気化する中空状の吸熱部12bと、放熱部12aと吸熱部12bとを気密的に連通して熱輸送しているときに放熱部12aにて液化した作動流体を吸熱部12bに向けて流す液体導管12cと、放熱部12aと吸熱部12bとを気密的に連通して熱輸送しているときに吸熱部12bにて気化した作動流体を放熱部12aに向けて流す気体導管12dと、を備え、放熱部12a、液体導管12c、吸熱部12b及び気体導管12dによって作動流体が循環するループを形成する。
この場合、放熱部12aは、第一冷却段11cの小径部11c2の外周にて、第一冷却段11cの第一軸線J1の方向に沿って螺旋状に巻き付けられた放熱側管体12a1から構成され、吸熱部12bは、第二冷却段11dの小径部11d2の外周にて、第二冷却段11dの第二軸線J2の方向に沿って螺旋状に巻き付けられた吸熱側管体12b1から構成される。
又、これらの場合、第一冷却段11c及び第二冷却段11dは、第一冷却段11cが鉛直方向に沿って第二冷却段11dよりも上方となるように互いに対向して配置される。
これらによれば、ループ管12を構成する放熱部12a、吸熱部12b、液体導管12c及び気体導管12dを機械式冷凍機11の第一冷却段11c(小径部11c2)、第二冷却段11d(小径部11d2)及び段付きシリンダ11aの小径部11a2の周方向に沿って配置し、作動流体が循環するループを形成することができる。又、放熱部12a、吸熱部12b、液体導管12c及び気体導管12dを中空状に形成することができる。従って、ループ管12の小型軽量化ひいては蓄冷式冷凍機10の小型軽量化を達成することができる。
又、ループを形成することにより、放熱部12aにて液化した作動流体を液体導管12cを介して吸熱部12bに帰還させ、吸熱部12bにて気化した作動流体を気体導管12dを介して放熱部12aに帰還させることができる。即ち、気化した作動流体の蒸気流と液化した作動流体の液体流とは対向流にならないため、蒸気流と液体流とが互いに干渉して熱輸送の効率を低下させることがない。従って、ループ管12の熱輸送限界を大幅に高めることができる。
更に、ループ管12においては、放熱部12a、液体導管12c、吸熱部12b及び気体導管12dによって形成されるループを第二冷却段11dの大径部11d1の外径内に収めることができ、蓄冷式冷凍機10のより小型化を達成することができる。又、軽量のループ管12を鉛直方向にて互いに対向する第一冷却段11c及び第二冷却段11dの周方向に沿って配置する、即ち、機械式冷凍機11とループ管12を同軸状に配置することにより、機械式冷凍機11に対する荷重の偏りが生じることがなく、機械式冷凍機11の作動に伴う振動を助長することを効果的に抑制することができる。
これらの場合、液体導管12cは、放熱部12a(放熱側管体12a1)が第一冷却段11cの小径部11c2と熱的に接触する放熱側接触部分である放熱側接触部12a2において鉛直方向に沿った下方側となる下方側端部12a3と連通するとともに吸熱部12b(吸熱側管体12b1)が第二冷却段11dの小径部11d2と熱的に接触する吸熱側接触部分である吸熱側接触部12b2において鉛直方向に沿った下方側となる下方側端部12b3と連通し、気体導管12dは、放熱部12a(放熱側管体12a1)の放熱側接触部12a2において鉛直方向に沿った上方側となる上方側端部12a4と連通するとともに吸熱部12b(吸熱側管体12b1)の吸熱側接触部12b2において鉛直方向に沿った上方側となる上方側端部12b4と連通する。
これによれば、放熱部12a(放熱側管体12a1)においては、気化した作動流体が鉛直方向にて上方の上方側端部12a4から流入し、放熱側接触部12a2にて冷却に伴って液化した作動流体が鉛直方向にて下方に降下して下方側端部12a3から液体導管12cに流れる。一方、吸熱部12b(吸熱側管体12b1)においては、液化した作動流体が鉛直方向にて下方の下方側端部12b3から流入し、吸熱側接触部12b2にて気化した作動流体が鉛直方向にて上方に上昇して上方側端部12b4から気体導管12dに流れる。
これにより、放熱部12a(放熱側管体12a1)においては極めて効率よく気化した作動流体を液化することができ、液化した作動流体が液体導管12cに流れる際に蒸気流と液体流とが対向流となることなくスムーズに液化した作動流体を液体導管12cに流すことができる。又、吸熱部12b(吸熱側接触部12b2)においては極めて効率よく液化した作動流体を気化することができ、気化した作動流体が気体導管12dに流れる際に液体流と蒸気流とが対向流となることなくスムーズに気化した作動流体を気体導管12dに流すことができる。従って、液化又は気化した作動流体を確実に且つスムーズに循環させることができ、その結果、熱輸送限界を高めて、作動流体による極めて良好な熱輸送を実現することができる。
又、これらの場合、気体導管12dの内径は、液体導管12cの内径に比べて大きく設定される。
これによれば、吸熱部12b(吸熱側接触部12b2)において気化した作動流体は、圧力損失が小さくなる大径の気体導管12dに優先的に流れる。又、放熱部12a(放熱側管体12a1)において液化した作動流体は、気体導管12dから流入する気化した作動流体の圧力により液体導管12cに優先的に流れる。これにより、気化した作動流体の流れ方向と液化した作動流体の流れ方向を適切に制限することができ、その結果、作動流体の循環を促すことができる。
又、これらの場合、作動流体は、ネオン(Ne)、窒素(N)、アルゴン(Ar)及びテトラフルオロメタン(CF)のうちの少なくとも一つである。
これによれば、被冷却物である超電導磁石4の作動に必要な冷却温度に応じて作動流体を選択することができ、ループ管12の熱輸送効率(冷却効率)を適宜調整することができる。
(第一変形例)
上記実施形態においては、蓄冷式冷凍機10が放熱部12a(放熱側管体12a1)、吸熱部12b(吸熱側接触部12b2)、液体導管12c及び気体導管12dで構成される一つのループ管12を有するようにした。これに代えて、図5に示すように、蓄冷式冷凍機10が、放熱部12a(放熱側管体12a1)、吸熱部12b(吸熱側接触部12b2)、液体導管12c及び気体導管12dで構成されるループ管12と、放熱部112a(放熱側管体112a1)、吸熱部112b(吸熱側管体112b1)、液体導管112c及び気体導管112dからなるループ管112と、有することも可能である。この場合、ループ管12とループ管112は並列に配置される。
そして、それぞれのループ管12及びループ管112に封入する作動流体を異ならせることによって、より広い温度範囲で、第二冷却段11dが第一冷却段11cよりも高温の場合に、第一冷却段11cで第二冷却段11dを冷却することができる。具体的に、ループ管12に作動流体(冷媒)として窒素(N)を封入し、ループ管112に作動流体としてネオン(Ne)を封入した場合、図3に示す物理特性に従い、第一冷却段11cの温度が24.6(K)〜126.2(K)の温度範囲で冷却することができる。尚、上記実施形態で説明したように、ループ管12に作動流体(冷媒)として窒素(N)を封入した場合、第一冷却段11cの温度が24.6(K)〜44.4(K)の温度範囲で冷却する。
従って、この第一変形例では、伝熱素子として複数のループを有する、即ち、ループ管12及びループ管112が設けられ、それぞれのループ(即ち、ループ管12及びループ管112)を、蒸発及び凝縮に関連する物理特性(臨界点(臨界点温度)及び三重点(三重点温度))が異なる作動流体が循環するように構成される。これにより、より広い温度範囲で、第二冷却段11dが第一冷却段11cよりも高温の場合に、第一冷却段11cで第二冷却段11dを冷却することができる。
(第二変形例)
上記実施形態においては、放熱部12aを螺旋状の放熱側管体12a1により形成し、吸熱部12bを螺旋状の吸熱側接触部12b2により形成するようにした。これに代えて、図6に示すように、放熱部12aを第一冷却段11cの小径部11c2の周方向に沿って熱的に接触する中空状の放熱側ジャケット12fで形成し、吸熱部12bを第二冷却段11dの小径部11d2の周方向に沿って熱的に接触する中空状の吸熱側ジャケット12gで形成することも可能である。
この場合においても、液体導管12cは、放熱部12a(放熱側ジャケット12f)が第一冷却段11cの小径部11c2と熱的に接触する放熱側接触部12a2において鉛直方向に沿った下方側で連通するとともに吸熱部12b(吸熱側ジャケット12g)が第二冷却段11dの小径部11d2と熱的に接触する吸熱側接触部12b2において鉛直方向に沿った下方側で連通し、気体導管12dは、放熱部12a(放熱側ジャケット12f)の放熱側接触部12a2において鉛直方向に沿った上方側で連通するとともに吸熱部12b(吸熱側ジャケット12g)の吸熱側接触部12b2において鉛直方向に沿った上方側で連通する。
これにより、この第二変形例においても、上記実施形態と同様の効果が得られる。
本発明の実施に当たっては、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態及び上記第一変形例においては、断面円形の放熱側管体12a1が放熱側接触部12a2に熱的に接触し、断面円形の吸熱側接触部12b2が吸熱側接触部12b2に熱的に接触するようにした。これに代えて、放熱側管体12a1及び吸熱側管体12b1の断面形状を扁平(楕円状)として放熱側接触部12a2及び吸熱側接触部12b2との接触面積を増加させることも可能である。このように、接触面積を増加させることにより、作動流体の液化又は気化を促進することができ、熱輸送効率を向上させることができる。
又、上記実施形態及び上記各変形例においては、蓄冷式冷凍機10が段付きシリンダ11a及び段付きピストン11bを有する機械式冷凍機11を備えたギフォード・マクマホン冷凍機であるとした。これに代えて、他の方式の機械式冷凍機を備えた蓄冷式冷凍機(例えば、スターリング冷凍機又はパルス管冷凍機)を用いることが可能であることは言うまでもない。
1…超電導磁石装置、2…真空容器、3…輻射シールド、4…超電導磁石(被冷却物)、5…伝熱部材、10…蓄冷式冷凍機、11…機械式冷凍機、11a…段付きシリンダ、11a1…大径部、11a2…小径部、11b…段付きピストン(ピストン)、11c…第一冷却段、11c1…大径部、11c2…小径部、11d…第二冷却段、11d1…大径部、11d2…小径部、11e…駆動部、11f…真空フランジ、12…ループ管(伝熱素子)、12a…放熱部、12a1…放熱側管体、12a2…放熱側接触部(放熱側接触部分)、12a3…下方側端部、12a4…上方側端部、12b…吸熱部、12b1…吸熱側管体、12b2…吸熱側接触部(吸熱側接触部分)、12b3…下方側端部、12b4…上方側端部、12c…液体導管、12d…気体導管、12e…冷媒封入管、12f…放熱側ジャケット、12g…吸熱側ジャケット、112…ループ管(伝熱素子)、112a…放熱部、112a1…放熱側管体、112b…吸熱部、112b1…吸熱側管体、112c…液体導管、112d…気体導管、J…軸線、J1…第一軸線、J2…第二軸線

Claims (8)

  1. 柱状の第一冷却段と、被冷却物と熱的に接触した柱状の第二冷却段と、を有する機械式冷凍機と、
    前記第一冷却段と前記第二冷却段とに熱的に接触して、封入された作動流体の気化及び液化により熱輸送を行う伝熱素子と、を備えた蓄冷式冷凍機であって、
    前記伝熱素子は、
    前記第一冷却段に熱的に接触して冷却されて、気化した前記作動流体が凝縮によって潜熱を放出して液化する中空状の放熱部と、
    前記第二冷却段に熱的に接触して前記被冷却物からの熱によって加熱されて、液化した前記作動流体が蒸発によって潜熱を吸収して気化する中空状の吸熱部と、
    前記放熱部と前記吸熱部とを気密的に連通して前記熱輸送をしているときに前記放熱部にて液化した前記作動流体を前記吸熱部に向けて流す液体導管と、
    前記放熱部と前記吸熱部とを気密的に連通して前記熱輸送をしているときに前記吸熱部にて気化した前記作動流体を前記放熱部に向けて流す気体導管と、を備え、
    前記放熱部、前記液体導管、前記吸熱部及び前記気体導管が前記作動流体が循環するループを形成する、蓄冷式冷凍機。
  2. 前記放熱部は、
    前記第一冷却段の外周にて、前記第一冷却段の第一軸線の方向に沿って螺旋状に巻き付けられた放熱側管体から構成され、
    前記吸熱部は、
    前記第二冷却段の外周にて、前記第二冷却段の第二軸線の方向に沿って螺旋状に巻き付けられた吸熱側管体から構成された、請求項1に記載の蓄冷式冷凍機。
  3. 前記液体導管は、
    前記放熱部が前記第一冷却段と熱的に接触する放熱側接触部分において鉛直方向に沿った下方側と連通するとともに前記吸熱部が前記第二冷却段と熱的に接触する吸熱側接触部分において前記鉛直方向に沿った下方側と連通し、
    前記気体導管は、
    前記放熱部の前記放熱側接触部分において前記鉛直方向に沿った上方側と連通するとともに前記吸熱部の前記吸熱側接触部分において前記鉛直方向に沿った上方側と連通する、請求項1又は請求項2に記載の蓄冷式冷凍機。
  4. 前記第一冷却段及び前記第二冷却段は、
    前記第一冷却段が鉛直方向に沿って前記第二冷却段よりも上方となるように互いに対向して配置された、請求項1乃至請求項3のうちの何れか一項に記載の蓄冷式冷凍機。
  5. 前記気体導管の内径は、
    前記液体導管の内径に比べて大きく設定される、請求項1乃至請求項4のうちの何れか一項に記載の蓄冷式冷凍機。
  6. 前記伝熱素子は、
    複数の前記ループを有しており、
    それぞれの前記ループを、前記蒸発及び前記凝縮に関連する物理特性が異なる前記作動流体が循環するように構成された、請求項1乃至請求項5のうちの何れか一項に記載の蓄冷式冷凍機。
  7. 前記作動流体は、
    ネオン、窒素、アルゴン及びテトラフルオロメタンのうちの少なくとも一つである、請求項1乃至請求項6のうちの何れか一項に記載の蓄冷式冷凍機。
  8. 前記機械式冷凍機は、
    シリンダと、前記シリンダの内部にて摺動可能に収容されたピストンと、を備え、
    前記ピストンが往復動し、前記シリンダの前記内部に作動ガスが給排されることにより、前記作動ガスを膨張させて、前記被冷却物を冷却する、請求項1乃至請求項7のうちの何れか一項に記載の蓄冷式冷凍機。
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