JP4937563B2 - 超電導回転機を冷却するシステム - Google Patents

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Description

本発明は、一般に、超電導回転機用冷却システムに関し、詳細には、密閉型熱サイホン冷却システム、およびそうしたシステムを用いた超電導回転子コイルを冷却する方法に関する。
超電導体は、臨界温度より低く冷却されたとき抵抗なしで電気を伝導する元素、金属間合金、または化合物である。超電導は、スズ、およびアルミニウムなどの元素、様々な金属合金、いくつかの高濃度半導体ならびに、ある種のセラミック化合物を含む、広範囲の材料内で発生する。従来の超電導体では、フォノンの交換から生じるある種の伝導電子の間の引力によって超電導が引き起こされ、その結果、伝導電子の流体によって相関する電子の組からなる超流体相(super fluid phase)が示される。
超電導体は、磁気共鳴映像システム、ならびにモータおよび発電機などの発電および配達システムを含む様々な適用分野で有用である。超電導体内で電気抵抗がなくなると、これらのデバイスがはるかに高い効率を有して動作可能になる。高温超電導コイル磁界巻き線は、脆性であることができ、また超電導性を達成し維持するために臨界温度以下の温度に冷却される必要がある超電導材料から形成される。
超電導コイルは、ヘリウム、ネオン、窒素、水素および同種のもの、などの低温液体によって冷却されてきた。しかし、超電導コイルの周囲にある液体寒剤の量を精密に制御するのは困難である。コイルの周囲にある液体寒剤の量が少なすぎる、またはその温度が十分に低くない場合、不十分なコイルの冷却が起こる。コイルの周囲にある液体寒剤の量が多すぎる、またはその望ましい温度範囲より低く、コイルの周囲に不均等に配分された場合、機械の中で回転の不均衡が発生する可能性がある。ある種の用途において回転が高速で半径がかなり大きいとすると、これにより、大きな径方向振動が引き起こされ、機械を破損する可能性がある。さらに、こうした機械のための現行の低温冷却システムでは、機械の電気的な運転を停止せずに冷却ユニットを修理可能にするのに十分な寒剤が冷却システム内に貯蔵されておらず、それによって超電導性が損失し、その結果複合体が停止し、始動の手順を行うことになる。
特開2003−148844号公報
したがって、超電導コイルの周囲にある液体寒剤の均等な配分を可能にする技術が必要になる。さらに、超電導コイルの効率的な冷却をもたらす貯蔵容量を有する冷却システムも望まれる。
本技術の一態様によれば、超電導回転機のための冷却用システムが提供される。
このシステムは、超電導コイルに隣接した回転子の周囲の釣合位置に配置された複数の密閉されたサイホン管を備える。密閉された各サイホン管は、管状の本体、および超電導コイルから熱を抽出するために、機械の操作中に相変化を受ける管状の本体内に配置された伝熱媒体を備える。サイホン熱交換器は、機械の動作中にサイホン管から熱を抽出するために、サイホン管に熱的に結合されている。
本技術の別の態様によれば、超電導回転機を冷却する方法が提供される。この方法は、回転子超電導コイル(rotor superconducting coil)の周囲の釣合位置に複数の密閉されたサイホン管を配置し、密閉されたサイホン管内に配置された熱伝達媒体を介して超電導コイルから熱を抽出することを含む。熱は、サイホン熱交換器を介して機械の動作中にサイホン管から抽出される。
本発明のこれらのならびにその他の特徴、態様、および利点は、図を通じて同じ符号が同じ部分を表す添付図を参照して以下の詳細な説明を読めば、より良く理解されるであろう。
図1を参照すると、超電導回転電気機械12用熱サイホン冷却システム10が示され、そのシステムは一般にはモータまたは発電機である。さらに、この技術は、医療用イメージングシステムなど超電導を利用したその他のシステムに使用することができる。熱サイホン冷却システム10は、極低温冷凍システム14、寒剤トランスファーイン管16、寒剤トランスファーアウト管18、トランスファー結合部20、サイホン熱交換器22、および複数の密閉サイホン管24を備える。図示の実施形態では、回転電気機械12は、発電機である。この実施形態では、発電機12は、回転子コア28上に配置された超電導回転子コイル26を有する。超電導回転子コイル26は、それが電源(図示せず)から受け取る電気から磁界を形成する。超電導回転子26の温度が臨界電流を超えると、コイル26は、その超電導性を失う可能性があり、超電導回転子コイル26内のクエンチ状態(quench condition)が生じる可能性がある。熱サイホン冷却システム10は、超電導回転子コイル26を冷却し、コイル26内のそのような過剰な温度を回避するために設けられる。
極低温冷凍システム14は、極低温冷凍機30で凝縮された低温液体34の容器を保持するために設けられた第1槽32上に装着された極低温冷凍機30を備える。当分野の技術者には理解されるように、極低温冷凍機30は、Gifford‐McMahan型、パルス管型、またはその他の適切な冷凍システムを備えることができ、低温液体は、窒素、ネオン、水素、ヘリウム、またはそうした流体の組み合わせ、あるいは発電機12、特にコイル26から十分な熱を回収することができるその他の適切な流体であることができる。第1槽32内に貯蔵された液体寒剤34は、極低温冷凍機30から冷却がまったく利用可能でない場合、発電機12の故障状態の間、または電力停止状態の間、上昇した熱負荷を吸収するための熱緩衝部を設ける。液体寒剤34のそれ自体の独立の供給を伴う第2槽36は、中間熱交換器38を介して第1槽32に連結されている。
複数の密閉されたサイホン管24は、超電導回転子コイル26の周囲の釣合位置に配置されている。例示の実施形態では、2つの密閉されたサイホン管24が超電導回転子コイル26の周囲の直径の両側の位置に配置されている。例示の実施形態では、2つの密閉されたサイホン管24か示されているが、任意の数のサイホン管が想定できる。別の実施形態では、サイホン管24はヒートパイプを備える。熱伝達媒体40は、サイホン管24内に配置され、超電導コイル26から熱を抽出するために、発電機12の動作中に相変化を受けるように構成されている。例示の実施形態では、熱伝達媒体40は、二相の低温液体(すなわち液相42および気相44)を有する。サイホン管24は、それらの両端部で密封されている。サイホン熱交換器22は、発電機12の動作中にサイホン管24から熱を抽出するためにサイホン管24に熱的に結合されている。サイホン熱交換器22の動作は、下記に詳細に説明される。
寒剤トランスファーイン管16および寒剤トランスファーアウト管18は、第2槽36に結合されている。寒剤トランスファーイン管16および寒剤トランスファーアウト管18は、トランスファー結合部20を介してサイホン熱交換器22に結合されている。寒剤トランスファーイン管16は、液体寒剤34を第2槽36からサイホン熱交換器22に供給するように構成されている。その結果、サイホン熱交換器22は、低温液体34によって冷却される。寒剤トランスファーアウト管18は、サイホン熱交換器22から第2槽36に低温蒸気46の流れのための通路を形成するように構成されている。一例では、寒剤トランスファーイン管16は、寄生性の熱取得を最小限に抑えるために寒剤トランスファーアウト管18の内部に配置することができる。
第2槽36内の低温蒸気46は、第1槽32内の低温液体34の容器に熱を伝達することによって再凝縮される。中間熱交換器38は、第2槽36内の低温蒸気46と第1槽32内の寒剤流体34の間にサーマルインターフェース(thermal interface)をもたらす。第1槽32内の液体寒剤により、第2槽36内にある低温蒸気46が冷却され凝縮される。この第2槽36内の低温蒸気46の凝縮により、低温液体の寒剤トランスファーイン管16およびアウト管18内への重力送り、およびトランスファーイン管16およびアウト管18内の流体の一定温度の維持が容易になる。
他の実施形態では、低温液体は、ヘリウムガスなどの単相流体でもよく、インペラを使用して押されてチューブ16、18を通って流れることもできる。このような場合、低温液体の流量および極低温の性質は、サイホン熱交換器22から中間熱交換器38に熱伝達させるのに十分である。
極低温冷凍システム14、寒剤トランスファーイン管16、寒剤トランスファーアウト管18、トランスファー結合部20、サイホン熱交換器22、複数の密閉サイホン管24、および発電機12は、真空エンクロージャ48の内部に配置される。真空エンクロージャ48は、エンクロージャ48の内側に囲まれた構成要素に対して断熱をもたらすように構成されている。真空エンクロージャ48は、構築を容易にするために必要とされるような数個の個別になった真空部から構成されてもよい。
図2を参照すると、熱サイホン冷却システム10の詳細図が示されている。上記に示すように、2つの密閉された熱サイホン管24が超電導回転子コイル26の周囲の直径の両側の位置で配置されている。密閉された熱サイホン管24内の低温液体は、超電導回転子コイル26の冷却を促進させるため気化および凝縮を受ける。
熱伝導シート50が、超電導回転子コイル26と密閉された熱サイホン管24の間に設けられる。熱伝導シート50は、高熱伝導性材料を含む。例示の実施形態では、熱伝導シート50は、銅シートを備える。当分野の技術者には理解されるように、その他の適切な熱伝導性シートも想定される。熱伝導性シート50により、回転子コイル26と密閉熱サイホン管24の間の温度勾配が最小限に抑えられる。熱伝導性シート50は、また、回転子コイル26からサイホン管24への熱の伝達を促進させ、回転子コイル26の長さに沿って熱が均等に広がるのを助ける。サーマルバス52が、熱伝導シート50とサイホン熱交換器22の間に設けられる。サーマルバス52は、熱伝導シート50とサイホン熱交換器22の間でサーマルインターフェースをもたらすように構成されている。
図3を参照すると、密閉されたサイホン管24が示されている。図示のように、二相の低温液体40(すなわち液相42および気相44)が、サイホン管24の内部に配置されている。上記に論じたように、各サイホン管24は、その両端部で密封されている。寒剤トランスファーイン管16およびアウト管18と接触するサイホン管24の端部は、寒剤トランスファーイン管16内でサイホン管24から低温液体34に熱を伝達するように構成されているサイホン熱交換器22によって密閉されている。その結果、サイホン管24内の低温蒸気44は凝縮される。回転子コア28の回転およびそうした回転によって発生した遠心力によって、サイホン管24内で長手方向および径方向に沿った液体寒剤42の流れが生じる。コイル26から発生した熱により、サイホン管24内の液体寒剤が蒸発し、その液体が気相に変換されることで、その液体の比較的低い密度によりサイホン熱交換器22に向かって逆流する。サイホン管24に沿った軸方向温度は、ほぼ一定に維持され、液体の蒸発温度に等しい。これにより、超電導回転子コイル26からの熱の伝達、および概して等温のコイル温度の維持も促進される。
上記に示された実施形態では、熱サイホン冷却システム10は、コイルの冷却、静止動作、回転動作などの発電機の3つの動作モードのために冷却をもたらすことが可能である。発電機12のコイル26の冷却中、第1槽32内の低温液体は、第2槽36および寒剤トランスファーアウト管18内の低温蒸気を冷却し凝縮させるのに使用される。寒剤トランスファーイン管16内の低温液体は、熱伝導シート50に結合されたサーマルバス52と熱的に接触し、コイル26の伝導冷却を行う。静止動作モード中は、下側のサイホン管内のみでコイル26の蒸発冷却が発生する。コイルの上側は、熱伝導シート50によって冷却される。熱伝導シート50は、コイルの上方の区域から下方のサイホン管に熱を伝達し、コイルを冷却する。回転動作モード中は、低温液体がサイホン管の外側に押しやられるように、回転力がサイホン管内の低温液体上に径方向外側の力を発生させる。コイルから発生した熱は、サイホン管内の低温液体を蒸発させる。低温蒸気は、サイホン熱交換器22に向かって流れる。サイホン管内の低温液体の蒸発および凝縮により、コイルの効果的な冷却が促進される。
上記の熱サイホン冷却システム10により超電導コイル26の受動的冷却がもたらされる。その結果、液体寒剤がコイル26の周囲に均等に配分され、それによって機械内の回転の不均衡を除去する。能動制御システムが発電機内への液体寒剤の流れを監視し制御する必要がなくなる。
図4を参照すると、高温超電導回転子56用の閉ループ蒸発冷却システム54が示される。冷却システム54は、極低温冷凍システム58、寒剤トランスファー管60、トランスファーカプリング62、および複数の直接冷却管64を備える。冷却システム54は、コールドヘッド66によって凝縮された低温液体70の容器を保持するために設けられた2つのチャンバデュワ(chamber dewer)68に装着されたクライオクーラ(cryocooler)再凝縮器コールドヘッド66を備える。例示の実施形態では、単一のコールドヘッド66が示されるが、複数のコールドヘッドも想定できる。2つのチャンバデュワ68は、第1チャンバ72、第2チャンバ74、および第1チャンバ72と第2チャンバ74の間に設けられた熱交換器76を備える。例示の実施形態では、熱交換器76は、複数のフィン80を備えた銅プレート78を備える。
超電導回転子56は、回転子コア84の周囲に配列された超電導回転子コイル82を備える。複数の直接冷却管64は、超電導回転子コイル82の周囲の釣合位置に配置されている。例示の実施形態では、2つの直接冷却管64が超電導回転子コイル82の周囲の直径の両側の位置に配置されている。熱伝達媒体86は、直接冷却管64内に配置され、超電導コイル82から熱を抽出するために発電機の動作中に相変化を受けるように構成されている。例示の実施形態では、熱伝達媒体86は、二相の低温液体を含む。銅はく88は、直接冷却管64と超電導コイル82の間に設けられ、回転子コイル82と直接冷却管64の間の温度勾配を最小限に抑えるように構成されて、回転子コイル82の冷却を促進させる。
寒剤トランスファー管60は、第2デュワチャンバ74に結合されている。寒剤トランスファー管60は、トランスファーカプリング62を介して直接冷却管64に結合されている。寒剤トランスファー管60は、液体寒剤70を第2デュワチャンバ74から直接冷却管64に供給するように構成されている。寒剤トランスファー管60は、直接冷却管64から第2デュワチャンバ74への低温蒸気90の流れの通路を形成するようにも構成されている。
第2デュワチャンバ74内の低温蒸気90は、第1チャンバ72内の低温液体70の容器に熱を移動させることによって再凝縮される。熱交換器76は、第2デュワチャンバ74内の低温蒸気90と第1デュワチャンバ72内の低温流体70との間でサーマルインターフェースをもたらす。第1デュワチャンバ72内の液体寒剤70により、第2デュワチャンバ74内の低温蒸気90が冷却され凝縮される。例示の実施形態では、第2デュワチャンバ74内の圧力は、第1デュワチャンバ72内の圧力より高い。
第1デュワチャンバ72によって、コールドヘッド66で維持された液体寒剤の大量の貯蔵がもたらされる。これにより、機械を停止する必要なしにコールドヘッドの修理が可能になる。
図5は、超電導回転機の冷却に関係する例示的なステップを示す流れ図である。一般的な冷却過程が参照番号92によって示されている。ステップ94では、複数の密閉されたサイホン管が、回転子コアの周囲に設けられた超電導回転子コイルの周りに釣合位置で配置されている。一般には、2つの密閉されたサイホン管が、コイルの周囲の半径方向に相対する位置に配置される。ステップ96では、低温流体の容器が、極低温システムの極低温冷凍機を介して第1槽内に維持される。低温液体の収蔵能力によって、サーマルトランジエント(thermal transient)状態または電力停止中、あるいは冷却システムが停止した場合に、回転子コイル26の超電導性が維持されるように冷却を維持することが可能になる。
ステップ98では、極低温冷凍システムの第2槽内に貯蔵された液体寒剤が、トランスファー管を介して密閉されたサイホン管に結合されたサイホン熱交換器に移送される。機械の動作中に、電流が超電導コイルを通って流れ、磁界が発生する。コイルは、その環境および動作によって熱に曝される。この熱は、参照番号100で示されるようなサイホン管内に配置された熱伝達媒体を介して抽出される。図示のように、熱伝達媒体は、低温液体である。低温液体は、コイルから熱を抽出中に相変化を受ける。サイホン熱交換器は、密閉されたサイホン管の蒸気とトランスファー管内の低温液体との間でサーマルインターフェースとして働く。蒸気は、密閉されたサイホン管内でトランスファー管内で低温液体に熱を伝達することにより凝縮される。ステップ102では、発生した低温蒸気は、寒剤トランスファー管を介してサイホン熱交換器から第2槽に移送される。ステップ104では、液体寒剤により第2槽内で低温蒸気が冷却され凝縮される。中間熱交換器は、第1槽内の液体寒剤と第2槽内の低温蒸気の間でサーマルインターフェースとして働く。これにより、寒剤トランスファー管を介して第2槽からサイホン熱交換器に低温液体を重力送りすることが可能になる。
本発明のいくつかの特徴のみを本明細書に例示し説明してきたが、多くの変更形態および変更が当分野の技術者には思いつくであろう。なお、特許請求の範囲に記載された符号は、理解容易のためであってなんら発明の技術的範囲を実施例に限縮するものではない。
本技術の例示の実施形態に従った超電導回転機用熱サイホン冷却システムを図解した図である。 図1の態様に従った超電導コイル用熱サイホン冷却システムを図解した図である。 図1の態様に従った密閉サイホン管を図解した図である。 本技術の別の例示の実施形態に従った高温超電導回転子用閉ループ蒸発冷却システムを図解した図である。 超電導回転機の冷却に伴う例示のステップを図示した流れ図である。
符号の説明
10 熱サイホン冷却システム
12 超電導回転電気機械(発電機)
14 極低温冷凍システム
16 寒剤トランスファーイン管
18 寒剤トランスファーアウト管
20 トランスファー結合部
22 サイホン熱交換器
24 密閉サイホン管
26 超電導回転子コイル
28 回転子コア
30 極低温冷凍機
32 第1槽
34 低温液体(液体寒剤)
36 第2槽
38 中間熱交換器
40 低温液体(熱伝達媒体)
42 液体寒剤(液相)
44 低温蒸気(気相)
46 低温蒸気
48 真空エンクロージャ
50 熱伝導シート
52 サーマルバス
54 冷却システム
56 高温超電導回転子
58 極低温冷凍システム
60 寒剤トランスファー管
62 トランスファーカプリング
64 直接冷却管
66 コールドヘッド
68 チャンバデュワ
70 低温液体
72 第1チャンバ
74 第2チャンバ
76 熱交換器
78 銅プレート
80 フィン
82 超電導回転子コイル
84 回転子コア
86 熱伝達媒体
88 銅はく
90 低温蒸気
92 冷却過程
94 ステップ
96 ステップ
98 ステップ
100 ステップ
102 ステップ
104 ステップ

Claims (10)

  1. 超電導回転機(12)を冷却するシステム(10)であって、
    超電導コイル(26)に隣接した回転子(28)の周囲の釣合位置に配置された複数の密閉イホン管(24)であって、記密閉イホン管(24)の各々が、管状の本体、および前記超電導コイル(26)から熱を抽出するために前記機械(12)の動作中に相変化を受ける前記管状の本体に配置された熱伝達媒体(40)を含む複数の密閉イホン管と、
    前記機械(12)の動作中に前記サイホン管(24)から熱を抽出する前記サイホン管(24)に熱的に結合されたサイホン熱交換器(22)と
    を備えるシステム。
  2. 前記超電導回転子コイル(26)の周囲の径方向に相対する位置に配置された2つの密封されたサイホン管(24)を備える、請求項1記載のシステム(10)。
  3. 前記熱伝達媒体(40)が二相の寒剤流体を含む、請求項1又は請求項2記載のシステム(10)。
  4. 前記サイホン熱交換器(22)が寒剤流体(34)によって冷却される、請求項1記載のシステム(10)。
  5. 寒剤流体(34)を液に維持する極低温冷凍システム(14)であって、前記極低温冷凍システム(14)が、寒剤流体(34)の容器を保持するように構成された第1槽(32)と、前記サイホン熱交換器(22)を冷却する第2槽(36)とを備え、前記第2槽(36)内の蒸気(46)が、寒剤流体(34)の前記容器に熱を伝達することによって再凝縮される極低温冷凍システムをさらに備える、請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載のシステム(10)。
  6. 前記極低温冷凍システム(14)が、前記第2槽(36)内の蒸気(46)と前記第1槽(32)内の寒剤流体(34)とのサーマルインターフェースをもたらす中間熱交換器(38)をさらに備えている、請求項5記載のシステム(10)。
  7. 液体状態の寒剤(34)を前記第2槽(36)から前記サイホン熱交換器(22)に供給するように構成された寒剤トランスファーイン管(16)をさらに備える、請求項5又は請求項6記載のシステム(10)。
  8. 前記サイホン熱交換器(22)から前記第2槽(36)に蒸気(46)の流れの通路を形成するように構成された寒剤トランスファーアウト管(18)をさらに備える、請求項記載のシステム(10)。
  9. 前記超電導コイル(26)と前記密閉サイホン管(24)の間に熱伝導シート(50)が設けられている、請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載のシステム(10)。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項のシステム(10)を備える超電導回転機(12)。
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