JP2019086176A - 工業炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】時期にかかわらずに廃熱の有効利用効果を高めることができる工業炉を提供する。【解決手段】工業炉1は、通年で稼働する炉設備100において発生する廃熱を通す排気管101、102、103を含む。また、工業炉1は、排気管101、102、103を通る廃熱を入力して温度勾配を発生させることで熱音響自励振動による音波を発生させる第1変換部200と、第1変換部200で生成された音波を通過させる接続配管300と、接続配管300を通過する音波から冷熱及び電力のいずれか一方または両方を発生させる第2変換部400と、を含む。第2変換部400は、接続配管300から音波を入力する環状の入力ループ配管401と、入力ループ配管401の途中に配置され、入力ループ配管401を通る音波を入力して温度勾配を発生させることで冷熱を発生させる冷凍機402と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、通年で稼働する炉設備において発生する廃熱から冷熱あるいは電力を発生させる工業炉に関する。
従来より、排気源の排熱を利用して冷熱を生成する冷却システムが、例えば特許文献1で提案されている。冷却システムで生成される冷熱は、例えば空調に利用される。
特開2016−80310号公報
しかしながら、上記従来の技術では、冷熱が空調に不要な時期では、そもそも冷熱の生成が不要になる。このため、排熱源の排熱が有効利用されない時期が生じてしまう。
また、通年で稼働する炉設備においては、常時、廃熱が炉施設から排出される。このため、時期にかかわらずに廃熱を有効利用することが望まれている。
本発明は上記点に鑑み、時期にかかわらずに廃熱の有効利用効果を高めることができる工業炉を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、工業炉は、通年で稼働する炉設備(100)において発生する廃熱を通す排気管(101、102、103)と、排気管を通る廃熱を入力して温度勾配を発生させることで熱音響自励振動による音波を発生させる第1変換部(200)と、第1変換部で生成された音波を通過させる接続配管(300)と、接続配管を通過する音波から冷熱及び電力のいずれか一方または両方を発生させる第2変換部(400)と、を備えている。
これによると、第1変換部が排気管の廃熱から熱音響自励振動による音波を発生させる構成になっているので、通年で廃熱から冷熱あるいは電力を発生させることができる。したがって、排気管を備えた工業炉において、時期にかかわらずに廃熱の有効利用効果を高めることができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
第1実施形態に係る工業炉を示した図である。 第2実施形態に係る工業炉を示した図である。 第3実施形態に係る工業炉を示した図である 第3実施形態に係る変形例を示した図である。 第3実施形態に係る変形例を示した図である。 第3実施形態に係る変形例を示した図である。 第4実施形態に係る工業炉を示した図である。 第5実施形態に係る工業炉を示した図である。 第6実施形態に係る工業炉を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る工業炉は、製品の製造過程で加熱を行うための炉設備を備えた施設である。
図1に示されるように、工業炉1は、炉設備100、排気管101、102、103、第1変換部200、接続配管300、及び第2変換部400を備えている。
炉設備100は、通年で稼働する工業施設である。炉設備100は、例えば熱交換器等のろう付けを行う施設として構成されている。
炉設備100は、脱脂設備104、バインダ除去設備105、断気設備106、107、ろう付け設備108、除冷設備109、冷却設備110を含んでいる。各設備104〜110は、ろう付けを行うための一般的な設備である。各設備104〜110は、製品を導入し、移動させつつ、各部品のろう付けを完成させるように構成されている。各設備104〜110には、工程に応じて、加熱のための設備が備えられている。
例えば、各設備104〜110のうち脱脂設備104、バインダ除去設備105、断気設備107には、製品の製造過程において発生する廃熱を通す排気管101〜103が接続されている。廃熱は、気体あるいは液体に含まれた状態で工業炉1から排出される。例えば、加熱されたガスが大気に放出される。各排気管101〜103は、例えば300℃前後の廃熱を常時排出する。もちろん、排気管101〜103毎に異なる温度の廃熱が排出されることがある。
本実施形態では、第1変換部200、接続配管300、及び第2変換部400は、熱音響機関を構成している。本実施形態では、第1変換部200、接続配管300、及び第2変換部400は、熱音響冷凍機を構成している。第1変換部200は、外部から廃熱のエネルギーの入力が行われる装置である。第2変換部400は、外部に冷熱のエネルギーを出力する装置である。
第1変換部200は、炉設備100の排気管101、102、103を通る廃熱を入力して温度勾配を発生させることで熱音響自励振動による音波を発生させる。つまり、第1変換部200は、廃熱を音波に変換する機能を有する。本実施形態では、脱脂設備104に接続された排気管101の廃熱を利用する。
第1変換部200は、出力ループ配管201及び原動機202を含んでいる。出力ループ配管201は、接続配管300に接続されていると共に、生成された音波を接続配管300に出力する環状の管である。
原動機202は、廃熱を音波に変換可能となっている。原動機202は、高温側熱交換器203、蓄熱器204、及び低温側熱交換器205を含んでいる。
原動機202は、出力ループ配管201の途中に長手方向に沿って配置されている。蓄熱器204は、高温側熱交換器203と低温側熱交換器205とに挟まれている。すなわち、蓄熱器204の一端側に高温側熱交換器203が接続され、蓄熱器204の他端側に低温側熱交換器205が接続されている。
高温側熱交換器203は、炉設備100の脱脂設備104に設置された排気管101に接続されている。これにより、高温側熱交換器403は、排気管101を通る廃熱を入力する。
蓄熱器204は、温度勾配を発生させるものである。蓄熱器204は、温度境界層厚さと同程度以下の径を有する流路が多数形成されたものである。蓄熱器204としては、例えばセラミックスハニカムのような細かい流路が設けられた構造体、あるいはステンレスメッシュのような目の細かい金網が積層された構造体等を用いることができる。
低温側熱交換器205は、自然放熱とするか、または冷却水が循環することで低温を維持するように構成されている。
接続配管300は、第1変換部200で生成された音波を通過させて第2変換部400に伝達するための管である。接続配管300は長さや形状等を任意に構成することができるので、第1変換部200及び第2変換部400を炉設備100に設置する際のレイアウトの自由度を高めることができる。
第2変換部400は、接続配管300を通過する音波から冷熱を発生させる。つまり、第2変換部400は、音波を冷熱に変換する機能を有する。
第2変換部400は、入力ループ配管401及び冷凍機402を含んでいる。入力ループ配管401は、接続配管300に接続されていると共に、接続配管300から音波を入力する環状の管である。
冷凍機402は、各配管201、300、401を介して入力された音波を冷熱に変換可能となっている。冷凍機402は、高温側熱交換器403、蓄熱器404、及び低温側熱交換器405を含んでいる。
高温側熱交換器403、蓄熱器404、及び低温側熱交換器405は、入力ループ配管401の途中に長手方向に沿って配置されている。蓄熱器404の一端側に高温側熱交換器403が接続され、蓄熱器404の他端側に低温側熱交換器405が接続されている。
蓄熱器404の構成は、第1変換部200の蓄熱器204と同じである。高温側熱交換器403及び低温側熱交換器405は、自然放熱とするか、または冷却水が循環することで所定の温度を維持するように構成されている。
出力ループ配管201、接続配管300、及び入力ループ配管401は密閉空間を構成している。各配管201、300、401として、例えば円筒形状のステンレス製配管を用いることができる。
また、各配管201、300、401は、内部空間に作動流体を封入している。各配管201、300、401は、作動流体を介して音波の音響エネルギーを伝達可能となっている。作動流体としては、1種類以上の気体、または気体と水等の液体との混合物を用いることができる。気体としては、例えばヘリウム、窒素、アルゴン等の低分子量の不活性ガスや空気を用いることができる。
接続配管300は共鳴管を構成する。つまり、熱音響冷凍機は、熱音響原動機用の出力ループ配管201と熱音響冷凍機用の入力ループ配管401が接続配管300で接続されたダブルループ型として構成されている。以上が、工業炉1の構成である。
次に、工業炉1における廃熱の利用について説明する。上述のように、工業炉1の炉設備100は通年で稼働する。これに伴い、排気管101から廃熱が常時排出される。つまり、第1変換部200の高温側熱交換器203には廃熱が常時入力される。これにより、当該高温側熱交換器203に接続された蓄熱器204に温度勾配が形成される。
蓄熱器204では、作動流体の流通方向に温度勾配が形成されることで、内部に存在する作動流体の圧縮、加熱、膨張、冷却が行われ、熱音響自励振動である音波が発生する。つまり、蓄熱器204では、廃熱から音波への変換が行われる。
第1変換部200で生成された音波は、出力ループ配管201から接続配管300を介して第2変換部400の入力ループ配管401に伝達される。
第2変換部400の蓄熱器404では、第1変換部200で生成された音波が伝達されることで、両端に温度勾配が生じる。蓄熱器404は、低温側熱交換405側が高温側熱交換器403側よりも低温になる。これにより、蓄熱器404では、音波から熱への変換が行われる。つまり、冷熱が生成される。
第1変換部200への廃熱の入力を停止しない限り、一年を通して、冷凍機402は入力ループ配管401を通る音波を入力して温度勾配を発生させることで冷熱を発生させる。このように、廃熱から冷熱を発生させることができるので、冷熱を冷房や冷却工程等に有効利用することができる。
以上説明したように、工業炉1に設置された第1変換部200が排気管101の廃熱から熱音響自励振動による音波を発生させる構成になっている。これにより、通年で廃熱から冷熱を発生させることができる。すなわち、外に排出される廃熱によって熱音響冷凍機を駆動することができる。したがって、排気管101を備えた工業炉において、時期にかかわらずに廃熱の有効利用効果を高めることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図2に示されるように、第2変換部400は、発電機406として構成されている。発電機406は、接続配管300の終端に接続されている。
また、発電機406は、接続配管300から音波を入力して音波の振動から電力を発生させるように構成されている。本実施形態では、第1変換部200、接続配管300、及び発電機406は、熱音響発電機を構成している。
発電機406としては、音波の振動流をコイルの起電力に変換するリニア型や、音波の振動流を一方向の回転力に変換する衝動タービン型を用いることができる。
以上の構成により、廃熱から電力を発生させることができるので、廃熱を電気として工業炉1の各施設に有効利用することができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1、第2実施形態と異なる部分について説明する。図3に示されるように、第2変換部400は、冷凍機402及び発電機406の両方を備えた構成になっている。
発電機406は、接続配管300の途中に配置されている。例えば、発電機406は、音波が通る配管、音波の伝達方向に振動可能な振動子、及び振動子の周囲に配置されたコイルを含んでいる。これにより、発電機406は、接続配管300から音波を入力して振動子を振動させることにより電力を発生させる。音波のエネルギーの一部は振動子の振動に変換されるが、音波のうち振動子の振動に寄与しない分は発電機406を通過していく。
冷凍機402は、入力ループ配管401の途中に配置されている。したがって、冷凍機402は、入力ループ配管401を通る音波を入力して冷熱を発生させる。
以上の構成によると、発電機406は、接続配管300を通る音波の一部から電力を発生させ、冷凍機402は、発電機406で電力に変換されなかった音波から冷熱を発生させている。このように、廃熱から冷熱及び電力の両方を発生させることができる。また、冷熱及び電力を利用の要求に応じた使い分けが可能になる。すなわち、発生させる電力量と冷熱量を可変にすることができる。
第1の変形例として、図4に示されるように、発電機406は入力ループ配管401の途中に配置されていても良い。この構成では、発電機406は入力ループ配管401を通る音波から電力を発生させる。冷凍機402は、入力ループ配管401を通る音波のうち発電機406の発電に寄与しない音波から冷熱を発生させる。
第2の変形例として、図5に示されるように、発電機406は出力ループ配管201の途中に配置されていても良い。この構成では、発電機406は出力ループ配管201を通る音波から電力を発生させる。音波のうち発電機406の発電に寄与しない音波は、接続配管300及び入力ループ配管401を介して冷凍機402に入力する。
第3の変形例として、図6に示されるように、接続配管300は、当該接続配管300から分岐した分岐部301を含んでいる。そして、発電機406は、分岐部301の終端に接続されている。よって、発電機406は、分岐部301を通る音波から電力を発生させる。
(第4実施形態)
本実施形態では、第1〜第3実施形態と異なる部分について説明する。図7に示されるように、炉設備100は、冷却設備110に接続された通気管111と、通気管111内に配置された送風機112と、を含んでいる。冷却設備110は、製造過程の製品を冷却させる冷却工程を実施するための施設である。
第1変換部200は複数の原動機202を含んでいる。本実施形態では、第1変換部200は、3つの排気管101〜103にそれぞれ対応した3つの原動機202を含んでいる。各原動機202の各高温側熱交換器203は、各排気管101〜103に接続されている。
また、3つの原動機202は入力ループ配管401の途中に配置されていることで、直列に接続されている。これによると、各原動機202が低温度で発振するため、廃熱の温度が高い場合には入熱量を増やすことができる。具体的には、各原動機202の各高温側熱交換器203から熱音響機関へは廃熱の温度と原動機202の作動温度との温度差に応じた熱量が入熱される。複数の原動機202が直列に接続されていることで各原動機202の作動温度を低くできるので、熱音響装置への入熱量を増やすことができる。その結果、冷熱エネルギーや電気エネルギーを増やすことができるというメリットがある。
第2変換部400の冷凍機402は、冷却設備110の通気管111に接続されている。具体的には、冷凍機402の低温側熱交換器405が、通気管111を通過する気体と熱交換可能に接続されている。例えば、低温側熱交換器405は、通気管111を通る気体がフィンと熱交換できるように構成されている。これにより、通気管111を通過する気体を外気温度以下に冷やすことができる。
以上の構成によると、冷凍機402で生成した冷熱から冷風を生成することができる。冷風は、通気管111内の送風機112によって冷却設備110に送風される。このため、冷却設備110の冷却効率が向上し、冷却工程を短縮することができる。また、冷風を作るための設備が不要になるので、冷却設備110を小型化できる。さらに、通気管111を通る冷風によって冷却設備110の冷却動力の一部を補うことができるので、冷却設備110の冷却動力を低減できるというメリットもある。
(第5実施形態)
本実施形態では、第1実施形態〜第4と異なる部分について説明する。図8に示されるように、炉設備100は、個室500を含んでいる。個室500は、例えば会議室等のように壁に囲まれた空間である。
第2変換部400の冷凍機402の低温側熱交換器405は、冷熱を個室500に供給可能に構成されている。もちろん、低温側熱交換器405で生成された冷熱が個室500に直接供給されるのではなく、空調の冷風として個室500に供給されるように、冷風の温度、冷風の吹き出し方向、冷風の風量等の調整が可能になっている。
以上の構成により、冷熱を個室500の空調に利用することができる。このため、炉設備100の空調動力を低減することができる。
(第6実施形態)
本実施形態では、第1〜第5実施形態と異なる部分について説明する。図9に示されるように、炉設備100は、加熱用ヒータ113を含んでいる。加熱用ヒータ113は、加熱を行うための設備の一つである。加熱用ヒータ113は、例えば脱脂設備104及びバインダ除去設備105に設けられている。
また、発電機406は、加熱用ヒータ113に接続された電線407を含んでいる。したがって、発電機406は、電線407を介して加熱用ヒータ113に電力を供給することにより加熱用ヒータ113を加熱する。
以上の構成によると、廃熱から生成された電力によって加熱用ヒータ113を加熱することができるので、炉設備100の稼働動力を低減することができる。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された工業炉1の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、工業炉1は、排気管101〜103を備えた施設であれば良く、炉設備100はろう付け装置以外の設備として構成されていても良い。
また、原動機202を複数直列接続する構成を第1〜第3、第6実施形態に適用しても良い。さらに、出力ループ配管201が接続配管300に対して並列に接続されると共に、各出力ループ配管201に原動機202が設けられていても良い。同様に、入力ループ配管401が接続配管300に対して並列に接続されると共に、各入力ループ配管401に冷凍機402が設けられていても良い。つまり、原動機202や冷凍機402を並列に設けても良い。この場合、発電機406は、全ての出力ループ配管201及び入力ループ配管401に設けられていても良いし、特定の出力ループ配管201や入力ループ配管401に設けられていても良い。それぞれの排気管101〜103に冷凍機402や発電機406を設置できるので、炉設備100への熱音響機関の設置自由度が高くなるというメリットがある。
上記各実施形態は、適宜組み合わせて実施することができる。例えば、第3実施形態に第4〜第5実施形態を組み合わせることができる。また、第4〜第6実施形態を相互に組み合わせても良い。この場合、第4、第5実施形態における接続配管300の途中に発電機406を設けても良いし、第3実施形態のように出力ループ配管201や入力ループ配管401に発電機406を設けても良い。第4実施形態と第5実施形態とを組み合わせる場合は、入力ループ配管401を並列に構成しても良いし、1つの低温側熱交換器405を通気管111と個室500の両方に接続しても良い。
100 炉設備
101〜103 排気管
200 第1変換部
201 出力ループ配管
300 接続配管
400 第2変換部
401 入力ループ配管
402 冷凍機
406 発電機

Claims (11)

  1. 通年で稼働する炉設備(100)において発生する廃熱を通す排気管(101、102、103)と、
    前記排気管を通る前記廃熱を入力して温度勾配を発生させることで熱音響自励振動による音波を発生させる第1変換部(200)と、
    前記第1変換部で生成された前記音波を通過させる接続配管(300)と、
    前記接続配管を通過する前記音波から冷熱及び電力のいずれか一方または両方を発生させる第2変換部(400)と、
    を備えている工業炉。
  2. 前記第2変換部は、
    前記接続配管から前記音波を入力する環状の入力ループ配管(401)と、
    前記入力ループ配管の途中に配置され、前記入力ループ配管を通る前記音波を入力して温度勾配を発生させることで前記冷熱を発生させる冷凍機(402)と、
    を含んでいる請求項1に記載の工業炉。
  3. 前記第2変換部は、前記接続配管から前記音波を入力して前記音波の振動から前記電力を発生させる発電機(406)として構成されている請求項1に記載の工業炉。
  4. 前記第2変換部は、
    前記音波を入力して前記音波の振動から前記電力を発生させる発電機(406)と、
    前記音波を入力して温度勾配を発生させることで前記冷熱を発生させる冷凍機(402)と、
    を含んでいる請求項1に記載の工業炉。
  5. 前記第2変換部は、前記接続配管から前記音波を入力する環状の入力ループ配管(401)を含み、
    前記発電機は、前記接続配管の途中に配置され、前記接続配管を通る前記音波から前記電力を発生させ、
    前記冷凍機は、前記入力ループ配管の途中に配置され、前記入力ループ配管を通る前記音波を入力して前記冷熱を発生させる請求項4に記載の工業炉。
  6. 前記第2変換部は、前記接続配管から前記音波を入力する環状の入力ループ配管(401)を含み、
    前記発電機は、前記入力ループ配管の途中に配置され、前記入力ループ配管を通る前記音波から前記電力を発生させ、
    前記冷凍機は、前記入力ループ配管の途中に配置され、前記入力ループ配管を通る前記音波から前記冷熱を発生させる請求項4に記載の工業炉。
  7. 前記第1変換部は、前記接続配管に前記音波を出力する環状の出力ループ配管(201)を含み、
    前記第2変換部は、前記接続配管から前記音波を入力する環状の入力ループ配管(401)を含み、
    前記発電機は、前記出力ループ配管の途中に配置され、前記出力ループ配管を通る前記音波から前記電力を発生させ、
    前記冷凍機は、前記入力ループ配管の途中に配置され、前記入力ループ配管を通る前記音波を入力して前記冷熱を発生させる請求項4に記載の工業炉。
  8. 前記接続配管は、当該接続配管から分岐した分岐部(301)を含み、
    前記第2変換部は、前記接続配管から前記音波を入力する環状の入力ループ配管(401)を含み、
    前記発電機は、前記分岐部の終端に接続され、前記分岐部を通る前記音波から前記電力を発生させ、
    前記冷凍機は、前記入力ループ配管の途中に配置され、前記入力ループ配管を通る前記音波を入力して前記冷熱を発生させる請求項4に記載の工業炉。
  9. 前記炉設備は、製造過程の製品を冷却させる冷却設備(110)と、前記冷却設備に接続された通気管(111)と、を含み、
    前記第2変換部は、前記接続配管から前記音波を入力する環状の入力ループ配管(401)と、前記入力ループ配管の途中に配置され、前記入力ループ配管を通る前記音波を入力して温度勾配を発生させることで前記冷熱を発生させる冷凍機(402)と、を含み、
    前記冷凍機は、前記音波を入力する高温側熱交換器(403)と、前記冷熱を発生させる低温側熱交換器(405)と、前記高温側熱交換器と前記低温側熱交換器とに挟まれていると共に温度勾配を発生させる蓄熱器(404)と、を含み、
    前記低温側熱交換器は、前記通気管を通過する気体と熱交換可能に接続されている請求項1、2、4ないし8のいずれか1つに記載の工業炉。
  10. 前記炉設備は、個室(500)を含み、
    前記第2変換部は、前記接続配管から前記音波を入力する環状の入力ループ配管(401)と、前記入力ループ配管の途中に配置され、前記入力ループ配管を通る前記音波を入力して温度勾配を発生させることで前記冷熱を発生させる冷凍機(402)と、を含み、
    前記冷凍機は、前記音波を入力する高温側熱交換器(403)と、前記冷熱を発生させる低温側熱交換器(405)と、前記高温側熱交換器と前記低温側熱交換器とに挟まれていると共に温度勾配を発生させる蓄熱器(404)と、を含み、
    前記低温側熱交換器は、前記冷熱を前記個室に供給可能に構成されている請求項1、2、4ないし9のいずれか1つに記載の工業炉。
  11. 前記炉設備は、加熱用ヒータ(113)を含み、
    前記発電機は、前記加熱用ヒータに接続された電線(407)を含み、前記電線を介して前記電力を供給することにより前記加熱用ヒータを加熱する請求項3ないし8のいずれか1つに記載の工業炉。
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