JP2019084703A - 液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置 - Google Patents

液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置 Download PDF

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祐樹 山村
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雄 緑川
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直弘 冨田
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俊輔 山▲崎▼
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恵美子 大坂
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Abstract

【課題】コストを低減することが可能な液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置を提供する。【解決手段】本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドは、ノズルが設けられたノズルプレートと、前記ノズルプレートに対向して配置され、前記ノズルに連通するチャネルおよび前記チャネルの壁面に設けられた電極を有するアクチュエータと、前記アクチュエータと前記ノズルプレートとの間に設けられるとともに、複数の絶縁性粒子を含む接着層とを備えている。【選択図】図5

Description

本開示は、液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置に関する。
液体噴射記録装置の1つとして、記録紙等の被記録媒体にインク(液体)を吐出(噴射)して画像や文字等の記録を行う、インクジェット方式の記録装置が提供されている。この方式の液体噴射記録装置では、インクタンクからインクジェットヘッド(液体噴射ヘッド)へインクを供給し、このインクジェットヘッドのノズルから被記録媒体に対してインクを吐出することで、画像や文字等の記録が行われるようになっている。
上記液体噴射ヘッドは複数のプレートを有している。複数のプレートは、互いに接着層により貼り合わされている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−189728号公報
このような液体噴射ヘッドは、より簡便に製造し、コストを低減することが望まれている。したがって、より簡便に製造し、コストを低減することが可能な液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置を提供することが望ましい。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドは、ノズルが設けられたノズルプレートと、ノズルプレートに対向して配置され、ノズルに連通するチャネルおよびチャネルの壁面に設けられた電極を有するアクチュエータと、アクチュエータとノズルプレートとの間に設けられるとともに、複数の絶縁性粒子を含む接着層とを備えたものである。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射記録装置は、上記本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドを備えたものである。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射ヘッドおよび液体噴射記録装置によれば、より簡便に製造し、コストを低減することが可能となる。
本開示の一実施の形態に係る液体噴射記録装置の概略構成例を表す模式斜視図である。 図1に示した循環機構等の構成例を表す模式図である。 図2に示した液体噴射ヘッドの詳細構成例を表す分解斜視図である。 図3に示したノズルプレートを取り外した状態における液体噴射ヘッドの構成例を表す模式底面図である。 図4に示したII−II線に沿った断面構成例を表す模式図である。 比較例に係る液体噴射ヘッドの要部の断面構成を表す模式図である。 図5に示した絶縁性粒子の断面構成の他の例(1)を表す模式図である。 図5に示した絶縁性粒子の断面構成の他の例(2)を表す模式図である。 図5に示した絶縁性粒子の断面構成の他の例(3)を表す模式図である。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<1.実施の形態>
[プリンタ1の全体構成]
図1は、本開示の一実施の形態に係る液体噴射記録装置としてのプリンタ1の概略構成例を、模式的に斜視図にて表したものである。プリンタ1は、後述するインク9を利用して、被記録媒体としての記録紙Pに対して、画像や文字等の記録(印刷)を行うインクジェットプリンタである。このプリンタ1はまた、詳細は後述するが、インク9を所定の流路に循環させて利用する、インク循環式のインクジェットプリンタである。
プリンタ1は、図1に示したように、一対の搬送機構2a,2bと、インクタンク3と、インクジェットヘッド4と、循環機構5と、走査機構6とを備えている。これらの各部材は、所定形状を有する筺体10内に収容されている。なお、本明細書の説明に用いられる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
ここで、プリンタ1は、本開示における「液体噴射記録装置」の一具体例に対応し、インクジェットヘッド4(後述するインクジェットヘッド4Y,4M,4C,4B)は、本開示における「液体噴射ヘッド」の一具体例に対応している。
搬送機構2a,2bはそれぞれ、図1に示したように、記録紙Pを搬送方向d(X軸方向)に沿って搬送する機構である。これらの搬送機構2a,2bはそれぞれ、グリッドローラ21、ピンチローラ22および駆動機構(不図示)を有している。グリッドローラ21およびピンチローラ22はそれぞれ、Y軸方向(記録紙Pの幅方向)に沿って延設されている。駆動機構は、グリッドローラ21を軸周りに回転させる(Z−X面内で回転させる)機構であり、例えばモータ等によって構成されている。
(インクタンク3)
インクタンク3は、インク9を内部に収容するタンクである。このインクタンク3としては、この例では図1に示したように、イエロー(Y),マゼンダ(M),シアン(C),ブラック(B)の4色のインク9を個別に収容する、4種類のタンクが設けられている。すなわち、イエローのインク9を収容するインクタンク3Yと、マゼンダのインク9を収容するインクタンク3Mと、シアンのインク9を収容するインクタンク3Cと、ブラックのインク9を収容するインクタンク3Bとが設けられている。これらのインクタンク3Y,3M,3C,3Bは、筺体10内において、X軸方向に沿って並んで配置されている。
なお、インクタンク3Y,3M,3C,3Bはそれぞれ、収容するインク9の色以外については同一の構成であるため、以下ではインクタンク3と総称して説明する。
(インクジェットヘッド4)
インクジェットヘッド4は、後述する複数のノズル(ノズル孔H1,H2)から記録紙Pに対して液滴状のインク9を噴射(吐出)して、画像や文字等の記録を行うヘッドである。このインクジェットヘッド4としても、この例では図1に示したように、上記したインクタンク3Y,3M,3C,3Bにそれぞれ収容されている4色のインク9を個別に噴射する、4種類のヘッドが設けられている。すなわち、イエローのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Yと、マゼンダのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Mと、シアンのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Cと、ブラックのインク9を噴射するインクジェットヘッド4Bとが設けられている。これらのインクジェットヘッド4Y,4M,4C,4Bは、筺体10内において、Y軸方向に沿って並んで配置されている。
なお、インクジェットヘッド4Y,4M,4C,4Bはそれぞれ、利用するインク9の色以外については同一の構成であるため、以下ではインクジェットヘッド4と総称して説明する。また、このインクジェットヘッド4の詳細構成については、後述する(図3〜図5)。
(循環機構5)
循環機構5は、インクタンク3内とインクジェットヘッド4内との間でインク9を循環させるための機構であり、インク9の循環流路50を含んで構成されている。
図2は、循環機構5の構成を模式的に表している。循環機構5の循環流路50は、例えば、インクタンク3からインクジェットヘッド4へと至る部分である流路50aと、インクジェットヘッド4からインクタンク3へと至る部分である流路50bとを有している。言い換えると、流路50aは、インクタンク3からインクジェットヘッド4へと向かって、インク9が流れる流路である。また、流路50bは、インクジェットヘッド4からインクタンク3へと向かって、インク9が流れる流路である。流路50a,50b(インク9の供給チューブ)はそれぞれ、可撓性を有するフレキシブルホースにより構成されている。
循環機構5は、加圧ポンプ51aおよび吸引ポンプ51bを有している。加圧ポンプ51aは流路50aに設けられ、流路50a内を加圧してインク9をインクジェットヘッド4に送りだすものである。吸引ポンプ51bは流路50bに設けられ、流路50b内を減圧してインク9をインクジェットヘッド4から吸引している。
(走査機構6)
走査機構6は、記録紙Pの幅方向(Y軸方向)に沿って、インクジェットヘッド4を走査させる機構である。この走査機構6は、図1に示したように、Y軸方向に沿って延設された一対のガイドレール61a,61bと、これらのガイドレール61a,61bに移動可能に支持されたキャリッジ62と、このキャリッジ62をY軸方向に沿って移動させる駆動機構63と、を有している。また、駆動機構63は、ガイドレール61a,61bの間に配置された一対のプーリ631a,631bと、これらのプーリ631a,631b間に巻回された無端ベルト632と、プーリ631aを回転駆動させる駆動モータ633と、を有している。
プーリ631a,631bはそれぞれ、Y軸方向に沿って、各ガイドレール61a,61bにおける両端付近に対応する領域に配置されている。無端ベルト632には、キャリッジ62が連結されている。このキャリッジ62上には、前述した4種類のインクジェットヘッド4Y,4M,4C,4Bが、Y軸方向に沿って並んで配置されている。
なお、このような走査機構6と前述した搬送機構2a,2bとにより、インクジェットヘッド4と記録紙Pとを相対的に移動させる、移動機構が構成されるようになっている。
[インクジェットヘッド4の詳細構成]
次に、図1および図2に加えて図3〜図5を参照して、インクジェットヘッド4の詳細構成例について説明する。図3は、インクジェットヘッド4の詳細構成例を、分解斜視図で表したものである。図4は、図3に示したノズルプレート41(後出)を取り外した状態におけるインクジェットヘッド4の構成例を、模式的に底面図(X−Y底面図)で表したものである。図5は、図4に示したII−II線に沿った断面構成例(Z−X断面構成例)を、模式的に表したものである。
本実施の形態のインクジェットヘッド4は、後述する複数のチャネル(チャネルC1,C2)における延在方向(Y軸方向)の中央部からインク9を吐出する、いわゆるサイドシュートタイプのインクジェットヘッドである。また、このインクジェットヘッド4は、前述した循環機構5(循環流路50)を用いることで、インクタンク3との間でインク9を循環させて利用する、循環式のインクジェットヘッドである。
インクジェットヘッド4は、ノズルプレート(噴射孔プレート)41、アクチュエータプレート42およびカバープレート43を主に備えている(図3)。これらのノズルプレート41、アクチュエータプレート42およびカバープレート43は、Z軸方向に沿ってこの順に積層されている。互いに対向するノズルプレート41とアクチュエータプレート42との間には接着層45が設けられ(図5)、これらが互いに固定されている。アクチュエータプレート42とカバープレート43との間にも接着層(不図示)が設けられている。なお、以下では、Z軸方向に沿ってカバープレート43側を上方と称すると共に、ノズルプレート41側を下方と称して説明する。
(ノズルプレート41)
ノズルプレート41は、例えばステンレス鋼などの金属材料により構成されており、50μm程度の厚みを有している。このノズルプレート41は、図3に示したように、アクチュエータプレート42の下面に接着層45により接着されている。また、図3および図4に示したように、このノズルプレート41には、X軸方向に沿ってそれぞれ延在する、2列のノズル列(ノズル列411,412)が設けられている。これらのノズル列411,412同士は、Y軸方向に沿って所定の間隔をおいて配置されている。このように、本実施の形態のインクジェットヘッド4は、2列タイプのインクジェットヘッドとなっている。
ノズル列411は、X軸方向に沿って所定の間隔をおいて一直線上に並んで形成された、複数のノズル孔H1を有している。これらのノズル孔H1はそれぞれ、ノズルプレート41をその厚み方向(Z軸方向)に沿って貫通しており、例えば図5に示したように、後述するアクチュエータプレート42における吐出チャネルC1e内に連通している。具体的には図4に示したように、各ノズル孔H1は、吐出チャネルC1e上においてY軸方向に沿った中央部に位置するように形成されている。また、ノズル孔H1におけるX軸方向に沿った形成ピッチは、吐出チャネルC1eにおけるX軸方向に沿った形成ピッチと同一(同一ピッチ)となっている。このようなノズル列411内のノズル孔H1からは、詳細は後述するが、吐出チャネルC1e内から供給されるインク9が吐出(噴射)されるようになっている。
ノズル列412も同様に、X軸方向に沿って所定の間隔をおいて一直線上に並んで形成された、複数のノズル孔H2を有している。これらのノズル孔H2もそれぞれ、ノズルプレート41をその厚み方向に沿って貫通しており、後述するアクチュエータプレート42における吐出チャネルC2e内に連通している。具体的には図4に示したように、各ノズル孔H2は、吐出チャネルC2e上においてY軸方向に沿った中央部に位置するように形成されている。また、ノズル孔H2におけるX軸方向に沿った形成ピッチは、吐出チャネルC2eにおけるX軸方向に沿った形成ピッチと同一となっている。このようなノズル列412内のノズル孔H2からも、詳細は後述するが、吐出チャネルC2e内から供給されるインク9が吐出されるようになっている。
なお、これらのノズル孔H1,H2はそれぞれ、下方に向かうに従って漸次縮径するテーパ状の貫通孔となっており、本開示における「ノズル」の一具体例に対応している。
(アクチュエータプレート42)
アクチュエータプレート42は、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)等の圧電材料により構成されたプレートである。アクチュエータプレート42は、例えば、分極方向がZ方向で異なる2つの圧電基板を積層して形成されている(いわゆるシェブロンタイプ)。アクチュエータプレート42は、分極方向が厚み方向(Z方向)に沿って一方向に設定されている1つの圧電基板により形成されていてもよい(いわゆるカンチレバータイプ)。また、図3および図4に示したように、アクチュエータプレート42には、X軸方向に沿ってそれぞれ延在する、2列のチャネル列(チャネル列421,422)が設けられている。これらのチャネル列421,422同士は、Y軸方向に沿って所定の間隔をおいて配置されている。なお、アクチュエータプレート42は、本開示における「アクチュエータ」の一具体例に対応している。
このようなアクチュエータプレート42では、図4に示したように、X軸方向に沿った中央部(チャネル列421,422の形成領域)に、インク9の吐出領域(噴射領域)A1が設けられている。一方、アクチュエータプレート42において、X軸方向に沿った両端部(チャネル列421,422の非形成領域)には、インク9の非吐出領域(非噴射領域)A2が設けられている。この非吐出領域A2は、吐出領域A1に対して、X軸方向に沿った外側に位置している。なお、アクチュエータプレート42におけるY軸方向に沿った両端部はそれぞれ、尾部420を構成している。
上記したチャネル列421は、図3および図4に示したように、Y軸方向に沿って延在する複数のチャネルC1を有している。これらのチャネルC1は、X軸方向に沿って所定の間隔をおいて互いに平行となるよう、並んで配置されている。各チャネルC1は、圧電体(アクチュエータプレート42)からなる駆動壁Wdによってそれぞれ画成されており、断面視にて凹状の溝部となっている(図3参照)。
チャネル列422も同様に、Y軸方向に沿って延在する複数のチャネルC2を有している。これらのチャネルC2は、X軸方向に沿って所定の間隔をおいて互いに平行となるよう、並んで配置されている。各チャネルC2もまた、上記した駆動壁Wdによってそれぞれ画成されており、断面視にて凹状の溝部となっている。
ここで、図3および図4に示したように、チャネルC1には、インク9を吐出させるための吐出チャネルC1eと、インク9を吐出させないダミーチャネルC1dとが存在している。チャネル列421において、これらの吐出チャネルC1eとダミーチャネルC1dとは、X軸方向に沿って交互に配置されている。各吐出チャネルC1eは、ノズルプレート41におけるノズル孔H1と連通している一方、各ダミーチャネルC1dはノズル孔H1には連通しておらず、ノズルプレート41の上面によって下方から覆われている。
同様に、チャネルC2には、インク9を吐出させるための吐出チャネルC2eと、インク9を吐出させないダミーチャネルC2dとが存在している。チャネル列422において、これらの吐出チャネルC2eとダミーチャネルC2dとは、X軸方向に沿って交互に配置されている。各吐出チャネルC2eは、ノズルプレート41におけるノズル孔H2と連通している一方、各ダミーチャネルC2dはノズル孔H2には連通しておらず、ノズルプレート41の上面によって下方から覆われている。
また、図4に示したように、チャネルC1における吐出チャネルC1eおよびダミーチャネルC1dは、チャネルC2における吐出チャネルC2eおよびダミーチャネルC2dに対し、互い違いとなるように配置されている。したがって、本実施の形態のインクジェットヘッド4では、チャネルC1における吐出チャネルC1eと、チャネルC2における吐出チャネルC2eとが、千鳥状に配置されている。なお、図3に示したように、アクチュエータプレート42において、ダミーチャネルC1d,C2dに対応する部分には、ダミーチャネルC1d,C2dにおけるY軸方向に沿った外側端部に連通する、浅溝部Ddが形成されている。
ここで、図3および図5に示したように、上記した駆動壁Wdにおける対向する内側面にはそれぞれ、Y軸方向に沿って延在する駆動電極Edが設けられている。この駆動電極Edには、吐出チャネルC1e,C2eに面する内側面に設けられたコモン電極Edcと、ダミーチャネルC1d,C2dに面する内側面に設けられたアクティブ電極Edaとが存在している。なお、このような駆動電極Ed(コモン電極Edcおよびアクティブ電極Eda)は、図5に示したように、駆動壁Wdの内側面上において、深さ方向(Z軸方向)の全体にわたって設けられている。ここで、コモン電極Edcが、本開示における「電極」の一具体例に対応している。
同一の吐出チャネルC1e(または吐出チャネルC2e)内で対向する一対のコモン電極Edc同士は、コモン端子(不図示)において互いに電気的に接続されている。また、同一のダミーチャネルC1d(またはダミーチャネルC2d)内で対向する一対のアクティブ電極Eda同士は、互いに電気的に分離されている。一方、吐出チャネルC1e(または吐出チャネルC2e)を介して対向する一対のアクティブ電極Eda同士は、アクティブ端子(不図示)において互いに電気的に接続されている。
ここで、前述した尾部420においては、図3に示したように、駆動電極Edとインクジェットヘッド4における制御部(不図示)との間を電気的に接続する、フレキシブルプリント基板44が実装されている。このフレキシブルプリント基板44に形成された配線パターン(不図示)は、上記したコモン端子およびアクティブ端子に対して電気的に接続されている。これにより、フレキシブルプリント基板44を介して、制御部から各駆動電極Edに対して、駆動電圧が印加されるようになっている。
(接着層45)
アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間には、図5に示したように、接着層45が設けられている。この接着層45は、アクチュエータプレート42とノズルプレート41とを貼り合わせるとともに、これらの間の絶縁性を確保するためのものであり、接着剤45mとともに複数の絶縁性粒子45pを含んでいる。詳細は後述するが、本実施の形態では、このように接着層45が絶縁性粒子45pを含んでいるので、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間に、接着層45とは別の絶縁性部材(後述の図6の絶縁性部材146)が不要となる。詳細は後述するが、これにより、より簡便に製造し、コストを低減することが可能となる。
接着層45は、吐出チャネルC1e,C2eからノズル孔H1へのインク9の移動を妨げないよう、吐出チャネルC1e,C2eおよびノズル孔H1,H2を避けて設けられている。具体的には、アクチュエータプレート42の駆動壁Wdと、ノズルプレート41のフィルム材との間に接着層45が設けられている。ダミーチャネルC1d,C2dが接着層45で塞がれることがないよう、ダミーチャネルC1d,C2dとノズルプレート41との間も避けて、接着層45を配置することが好ましい。これにより、駆動壁Wdが正常に駆動される。
接着剤45mは、アクチュエータプレート42とノズルプレート41とを接着するためのものであり、例えばエポキシ系樹脂等の樹脂材料により構成されている。この樹脂材料は、凹凸が少なく、滑らかな接着層45を形成するため、適正な範囲の粘度に調整可能であることが好ましい。接着剤45mも、絶縁性を有する材料により構成されていることが好ましい。
接着剤45mには、複数の絶縁性粒子45pが分散して設けられ、互いの絶縁性粒子45pの間は接着剤45mで埋められている。複数の絶縁性粒子45pは、接着剤45m中(接着層45内)に均一に分散して配置されており、場所による密度の偏りが小さいことが好ましい。例えば、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間には、一層の絶縁性粒子45pが略均一な密度分布で配置されている。この複数の絶縁性粒子45pの少なくとも一部は、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との両方に接している。例えば、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間の距離(ギャップG)は、絶縁性粒子45pの粒径と略同じであり、大部分の絶縁性粒子45pがアクチュエータプレート42とノズルプレート41との両方に接している。このように絶縁性粒子45pがアクチュエータプレート42とノズルプレート41との両方に接しているので、絶縁性粒子45pの粒径に応じて、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間に一定の距離(ギャップG)を確保することができる。その結果、アクチュエータプレート42に設けられた駆動電極Edと、金属材料を含むノズルプレート41との間の絶縁性が確実に保持される。また、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間のギャップGを、絶縁性粒子45pの粒径により容易に調整することができる。
複数の絶縁性粒子45pは、例えば球体形状を有している。球体形状の絶縁性粒子45pは、どの方向で配置されても、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間のギャップGが一定に維持されるので、ギャップGが調整しやすくなる。球体形状の絶縁性粒子45pとは、完全な球体のみでなく、上記効果が発揮される程度の歪みを有する球体を含んでいる。
複数の絶縁性粒子45pの粒径は1μm〜10μmであることが好ましい。絶縁性粒子45pの粒径を1μm以上にすることにより、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間の絶縁性を確保しやすくなる。また、絶縁性粒子45pの粒径を10μm以下にすることにより、接着層45形成時の不具合の発生を抑えることができる。具体的には、接着層45形成時の不具合として、転写スキージでの剥がれおよび絶縁性粒子45pの漏れなどが挙げられる。接着層45内の複数の絶縁性粒子45pは、均一な粒径を有することが好ましい。複数の絶縁性粒子45pが均一な粒径を有することにより、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間を確実に絶縁するとともに、均一なギャップGに制御することができる。したがって、ノズルプレート41の平坦性および平滑性を向上させることが可能となる。
絶縁性粒子45pは、耐薬品性および耐熱性を有する材料により構成されている。例えば、絶縁性粒子45pには、ギャップ制御用粒子を用いることができる。絶縁性粒子45pは、例えば樹脂,ガラスまたはシリカ等により構成されている。
接着層45は、例えば、以下のようにして形成する。まず、接着剤45mの構成材料に絶縁性粒子45pを添加し、撹拌する。このとき、絶縁性粒子45pが接着剤45m中に均等に分散されるように撹拌することが好ましい。次に、この絶縁性粒子45pが添加された接着剤45mを、転写スキージを用いてアクチュエータプレート42の表面に塗布する。続いて、この接着剤45mが塗布されたアクチュエータプレート42にノズルプレート41を貼り合わせて、接着剤45mを硬化させる。熱硬化性の接着剤45mを用い、加熱により接着剤45mを硬化させるようにしてもよい。このようにして接着層45が形成される。絶縁性粒子45pの添加は、接着剤45mをアクチュエータプレート42の表面に塗布した後に行うようにしてもよい。接着剤45mは、ノズルプレート41の表面に塗布するようにしてもよいが、アクチュエータプレート42の表面に塗布することが好ましい。アクチュエータプレート42の表面に接着剤45mを塗布する際には、チャネルC1,C2を除いた部分に、接着剤45mを選択的に塗布することができる。したがって、ノズル孔H1,H2への接着層45の浸入が抑えられる。
(カバープレート43)
カバープレート43は、図3に示したように、アクチュエータプレート42における各チャネルC1,C2(各チャネル列421,422)を閉塞するように配置されている。具体的には、このカバープレート43は、アクチュエータプレート42の上面に接着されており、板状構造となっている。
カバープレート43には、図3に示したように、一対の入口側共通インク室431a,432aと、一対の出口側共通インク室431b,432bとが、それぞれ形成されている。具体的には、入口側共通インク室431aおよび出口側共通インク室431bはそれぞれ、アクチュエータプレート42におけるチャネル列421(複数のチャネルC1)に対応する領域に形成されている。また、入口側共通インク室432aおよび出口側共通インク室432bはそれぞれ、アクチュエータプレート42におけるチャネル列422(複数のチャネルC2)に対応する領域に形成されている。
入口側共通インク室431aは、各チャネルC1におけるY軸方向に沿った内側の端部付近に形成されており、凹状の溝部となっている。この入口側共通インク室431aにおいて、各吐出チャネルC1eに対応する領域には、カバープレート43をその厚み方向(Z軸方向)に沿って貫通する、供給スリットSaが形成されている。同様に、入口側共通インク室432aは、各チャネルC2におけるY軸方向に沿った内側の端部付近に形成されており、凹状の溝部となっている。この入口側共通インク室432aにおいて、各吐出チャネルC2eに対応する領域にも、上記した供給スリットSaが形成されている。
出口側共通インク室431bは、図3に示したように、各チャネルC1におけるY軸方向に沿った外側の端部付近に形成されており、凹状の溝部となっている。この出口側共通インク室431bにおいて、各吐出チャネルC1eに対応する領域には、カバープレート43をその厚み方向に沿って貫通する、排出スリットSbが形成されている。同様に、出口側共通インク室432bは、各チャネルC2におけるY軸方向に沿った外側の端部付近に形成されており、凹状の溝部となっている。この出口側共通インク室432bにおいて、各吐出チャネルC2eに対応する領域にも、上記した排出スリットSbが形成されている。
このようにして、入口側共通インク室431aおよび出口側共通インク室431bはそれぞれ、供給スリットSaおよび排出スリットSbを介して各吐出チャネルC1eに連通する一方、各ダミーチャネルC1dには連通していない。すなわち、各ダミーチャネルC1dは、これら入口側共通インク室431aおよび出口側共通インク室431bにおける底部によって、閉塞されるようになっている。
同様に、入口側共通インク室432aおよび出口側共通インク室432bはそれぞれ、供給スリットSaおよび排出スリットSbを介して各吐出チャネルC2eに連通する一方、各ダミーチャネルC2dには連通していない。すなわち、各ダミーチャネルC2dは、これら入口側共通インク室432aおよび出口側共通インク室432bにおける底部によって、閉塞されるようになっている。
[動作および作用・効果]
(A.プリンタ1の基本動作)
このプリンタ1では、以下のようにして、記録紙Pに対する画像や文字等の記録動作(印刷動作)が行われる。なお、初期状態として、図1に示した4種類のインクタンク3(3Y,3M,3C,3B)にはそれぞれ、対応する色(4色)のインク9が十分に封入されているものとする。また、インクタンク3内のインク9は、循環機構5を介してインクジェットヘッド4内に充填された状態となっている。
このような初期状態において、プリンタ1を作動させると、搬送機構2a,2bにおけるグリッドローラ21がそれぞれ回転することで、グリッドローラ21とピンチローラ22と間に、記録紙Pが搬送方向d(X軸方向)に沿って搬送される。また、このような搬送動作と同時に、駆動機構63における駆動モータ633が、プーリ631a,631bをそれぞれ回転させることで、無端ベルト632を動作させる。これにより、キャリッジ62がガイドレール61a,61bにガイドされながら、記録紙Pの幅方向(Y軸方向)に沿って往復移動する。そしてこの際に、各インクジェットヘッド4(4Y,4M,4C,4B)によって、4色のインク9を記録紙Pに適宜吐出させることで、この記録紙Pに対する画像や文字等の記録動作がなされる。
(B.インクジェットヘッド4における詳細動作)
続いて、図1〜図5を参照して、インクジェットヘッド4における詳細動作(インク9の噴射動作)について説明する。すなわち、本実施の形態のインクジェットヘッド4(サイドシュートタイプ,循環式のインクジェットヘッド)では、以下のようにして、せん断(シェア)モードを用いたインク9の噴射動作が行われる。
まず、上記したキャリッジ62(図1参照)の往復移動が開始されると、制御部40は、フレキシブルプリント基板44を介して、インクジェットヘッド4内の駆動電極Ed(コモン電極Edcおよびアクティブ電極Eda)に対し、駆動電圧を印加する。具体的には、制御部40は、吐出チャネルC1e,C2eを画成する一対の駆動壁Wdに配置された各駆動電極Edに対し、駆動電圧を印加する。これにより、これら一対の駆動壁Wdがそれぞれ、その吐出チャネルC1e,C2eに隣接するダミーチャネルC1d,C2d側へ、突出するように変形する(図5参照)。
ここで、前述したように、アクチュエータプレート42では分極方向が厚み方向に沿って異なっている(前述した2つの圧電基板が積層されている)と共に、駆動電極Edが、駆動壁Wdにおける内側面上の深さ方向の全体にわたって形成されている。このため、制御部によって駆動電圧を印加することで、駆動壁Wdにおける深さ方向の中間位置を中心として、駆動壁WdがV字状に屈曲変形することになる。そして、このような駆動壁Wdの屈曲変形により、吐出チャネルC1e,C2eがあたかも膨らむように変形する。
アクチュエータプレート42の構成が、シェブロンタイプではなく、前述したカンチレバータイプである場合には、以下のようにして、駆動壁WdがV字状に屈曲変形する。すなわち、このカンチレバータイプの場合、駆動電極Edが深さ方向の上半分まで斜め蒸着によって取り付けられることになるため、この駆動電極Edが形成されている部分のみに駆動力が及ぶことによって、駆動壁Wdが(駆動電極Edの深さ方向端部において)屈曲変形する。その結果、この場合においても、駆動壁WdがV字状に屈曲変形するため、吐出チャネルC1e,C2eがあたかも膨らむように変形することになる。
このように、一対の駆動壁Wdでの圧電厚み滑り効果による屈曲変形によって、吐出チャネルC1e,C2eの容積が増大する。そして、吐出チャネルC1e,C2eの容積が増大することにより、入口側共通インク室431a,432a内に貯留されたインク9が、吐出チャネルC1e,C2e内へ誘導されることになる(図3参照)。
次いで、このようにして吐出チャネルC1e,C2e内へ誘導されたインク9は、圧力波となって吐出チャネルC1e,C2eの内部に伝播する。そして、ノズルプレート41のノズル孔H1,H2にこの圧力波が到達したタイミングで、駆動電極Edに印加される駆動電圧が、0(ゼロ)Vとなる。これにより、上記した屈曲変形の状態から駆動壁Wdが復元する結果、一旦増大した吐出チャネルC1e,C2eの容積が、再び元に戻ることになる(図5参照)。
このようにして、吐出チャネルC1e,C2eの容積が元に戻ると、吐出チャネルC1e,C2e内部の圧力が増加し、吐出チャネルC1e,C2e内のインク9が加圧される。その結果、液滴状のインク9が、ノズル孔H1,H2を通って外部へと(記録紙Pへ向けて)吐出される(図5参照)。このようにしてインクジェットヘッド4におけるインク9の噴射動作(吐出動作)がなされ、その結果、記録紙Pに対する画像や文字等の記録動作が行われることになる。
特に、本実施の形態のノズル孔H1,H2はそれぞれ、前述したように、下方に向かうに従って漸次縮径するテーパ状となっているため(図5参照)、インク9を高速度で真っ直ぐに(直進性良く)吐出することができる。よって、高画質な記録を行うことが可能となる。
(C.作用・効果)
本実施の形態のインクジェットヘッド4では、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間の接着層45が絶縁性粒子45pを含んでいるので、アクチュエータプレート42に設けられた駆動電極Edと、金属材料を含むノズルプレート41との間の絶縁性が保持される。よって、接着層45とは別の絶縁性部材(後述の図6の絶縁性部材146)が不要となる。以下、これについて比較例と比較しつつ詳細に説明する。
(比較例)
図6は、比較例に係るインクジェットヘッド(インクジェットヘッド104)の要部の模式的な断面構成を表している。このインクジェットヘッド104は、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間に、シート状の絶縁性部材(絶縁性部材146)を有している。絶縁性部材146は、ノズルプレート41、アクチュエータプレート42各々に、接着層145,147により接着されている。接着層145,147は、絶縁性粒子(図5の絶縁性粒子45p)を含んでおらず、アクチュエータプレート42に設けられた駆動電極Edと、金属材料を含むノズルプレート41との間の絶縁性は、絶縁性部材146により確保されている。
このようなインクジェットヘッド104を製造する工程は、アクチュエータプレート42に接着層147を介して絶縁性部材146を貼り合わせる工程と、この絶縁性部材146に接着層145を介してノズルプレート41を貼り合わせる工程とを含む。即ち、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間に絶縁性部材146を介在させるために、2回の接着工程が必要となる。この2回の接着工程に起因して、製造時間が長時間となる。また、絶縁性部材146の材料費も発生する。
更に、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間に2つの接着層(接着層145,147)が存在すると、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間の距離(ギャップG100)が定まらず、ノズルプレート41の平坦性および平滑性が維持されにくい。具体的には、接着層145,147を形成する際に、接着剤粘度、異種材料間の伸縮度および硬化時間などの影響を受け、絶縁性部材146にヨレ等が生じる。これにより、ノズルプレート41の平坦性および平滑性が維持されにくくなる。ノズルプレート41の平坦性および平滑性は、吐出精度に影響を及ぼす。
加えて、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間の距離(ギャップG100)は、絶縁性部材146の厚みと、接着層145,147各々の厚みとの合計となるので、製造上、ギャップG100を小さくすることは困難である。ギャップG100が大きいと、吐出チャネルC1e,C2e内空間とノズル孔(図3のノズル孔H1,H2)との距離が長くなり、インクの吐出圧がノズル孔H1,H2に向かって伝達されにくくなる。このため、ギャップG100の大きさに起因して、着弾位置精度の低下などの、画質の低下が生じるおそれがある。
(本実施の形態)
これに対し、本実施の形態では、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間の接着層45が絶縁性粒子45pを含み、絶縁性粒子45pにより、これらの間の絶縁性が保持される。したがって、絶縁性部材(図6の絶縁性部材146)が不要となる。これにより、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間の接着工程は1回(上述の接着層45の形成工程)となり、比較例に比べて工程数および製造時間を減らすことができる。よって、より簡便に製造することができる。また、絶縁性部材に起因した材料費も不要となる。即ち、製造方法および材料費の点で、コストを低減することができる。
更に、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間には、1つの接着層45のみが設けられるので、絶縁性粒子45pの粒径に応じたギャップGが定まりやすく、ノズルプレート41の平坦性および平滑性を向上させることができる。よって、吐出精度を向上させることができる。
加えて、ギャップGは、絶縁性部材の厚みを含まず、接着層45の厚みとなるので、小さくし易い。また、ギャップGは、絶縁性粒子45pの粒径により容易に調整することができる。したがって、より小さなギャップGにより、着弾位置精度を向上させ、ひいては画質を向上させることが可能となる。
以上のように、本実施の形態のインクジェットヘッド4およびプリンタ1では、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間の接着層45が絶縁性粒子45pを含んでいるので、接着層45とは別の絶縁性部材(図6の絶縁性部材146)が不要となる。これにより、工程数および製造時間が減る。よって、より簡便に製造し、コストを低減することが可能となる。また、絶縁性部材に起因した材料費も不要となるので、材料費の点でもコストを低減することができる。
また、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間には、接着層45のみが設けられるので、2つの接着層145,147を含むインクジェットヘッド104に比べてノズルプレート41の平坦性および平滑性が向上する。これにより、吐出精度を向上させることができる。
加えて、アクチュエータプレート42とノズルプレート41との間のギャップGを容易に小さくすることができるので、着弾位置精度などの画質を向上させることが可能となる。
また、球体形状の絶縁性粒子45pは、どの方向に配置されてもギャップGが一定に維持されるので、よりギャップGの調整がし易くなる。
<2.変形例>
接着層45に含まれる絶縁性粒子45pの形状は球体以外であってもよい。
図7A〜図7Cは、球体以外の形状の絶縁性粒子45pの断面構成の一例を表したものである。絶縁性粒子45pは、例えば長球(ラグビーボール)状などの形状を有しており、その断面形状が楕円であってもよい(図7A)。絶縁性粒子45pは、例えば立方体および直方体などの形状を有しており、その断面形状が四角形であってもよい(図7B)。絶縁性粒子45pは、例えば三角柱および三角錐などの形状を有しており、その断面形状が三角形であってもよい(図7C)。絶縁性粒子45pの断面形状は、三角形および四角形以外の多角形であってもよい。
接着層45に、球体形状の絶縁性粒子45pと球体以外の形状の絶縁性粒子45pとが混在していてもよく、あるいは、接着層45に含まれる絶縁性粒子45pが全て球体以外の形状を有していてもよい。
球体以外の形状の絶縁性粒子45pは、球体形状の絶縁性粒子45pに比べて転がりにくいので、接着層45を形成する際に、接着剤45mの硬化前の絶縁性粒子45pの移動が抑えられる。よって、球体以外の形状の絶縁性粒子45pを含む接着層45では、均一に分散された絶縁性粒子45pの配置を維持しやすくなる。
<3.その他の変形例>
以上、実施の形態を挙げて本開示を説明したが、本開示はこの実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、プリンタ1およびインクジェットヘッド4における各部材の構成例(形状、配置、個数等)を具体的に挙げて説明したが、上記実施の形態で説明したものには限られず、他の形状や配置、個数等であってもよい。また、上記実施の形態で説明した各種パラメータの値や範囲、大小関係等についても、上記実施の形態で説明したものには限られず、他の値や範囲、大小関係等であってもよい。
具体的には、例えば、上記実施の形態では、2列タイプの(2列のノズル列411,412を有する)インクジェットヘッド4を挙げて説明したが、この例には限られない。すなわち、例えば、1列タイプ(1列のノズル列を有する)のインクジェットヘッドや、3列以上の複数例タイプ(3列以上のノズル列を有する)インクジェットヘッドであってもよい。
また、例えば、上記実施の形態では、ノズル列411,412がそれぞれX軸方向に沿って直線状に延在している場合について説明したが、この例には限らず、例えば、ノズル列411,412がそれぞれ、斜め方向に延在するようにしてもよい。更に、ノズル孔H1,H2の形状についても、上記実施の形態で説明したような円形状には限られず、例えば、三角形状等の多角形状や、楕円形状や星型形状などであってもよい。
更に、上記実施の形態では、各吐出チャネルC1e,C2eの延在方向の中央部からインク9を吐出する、いわゆるサイドシュートタイプのインクジェットヘッドの例について説明したが、この例には限られない。すなわち、各吐出チャネルC1e,C2eの延在方向に沿ってインク9を吐出する、いわゆるエッジシュートタイプのインクジェットヘッドにおいて、本開示を適用するようにしてもよい。
また、絶縁性粒子45pの形状、大きさおよび構成材料等は、上記実施の形態で説明したものには限られず、他の形状、大きさおよび構成材料等であってもよい。
また、上記実施の形態では、本開示における「液体噴射記録装置」の一具体例として、プリンタ1(インクジェットプリンタ)を挙げて説明したが、この例には限られず、インクジェットプリンタ以外の他の装置にも、本開示を適用することが可能である。換言すると、本開示の「液体噴射ヘッド」(インクジェットヘッド4)を、インクジェットプリンタ以外の他の装置に適用するようにしてもよい。具体的には、例えば、ファクシミリやオンデマンド印刷機などの装置に、本開示の「液体噴射ヘッド」を適用するようにしてもよい。
更に、これまでに説明した各種の例を、任意の組み合わせで適用させるようにしてもよい。
なお、本明細書中に記載された効果はあくまで例示であって限定されるものではなく、また、他の効果があってもよい。
また、本開示は、以下のような構成を取ることも可能である。
(1)
ノズルが設けられたノズルプレートと、
前記ノズルプレートに対向して配置され、前記ノズルに連通するチャネルおよび前記チャネルの壁面に設けられた電極を有するアクチュエータと、
前記アクチュエータと前記ノズルプレートとの間に設けられるとともに、複数の絶縁性粒子を含む接着層と
を備えた液体噴射ヘッド。
(2)
複数の前記絶縁性粒子の少なくとも一部は、前記アクチュエータおよび前記ノズルプレートの両方に接している
前記(1)に記載の液体噴射ヘッド。
(3)
複数の前記絶縁性粒子の少なくとも一部は球体である
前記(1)または(2)に記載の液体噴射ヘッド。
(4)
球体以外の形状の前記絶縁性粒子を含む
前記(1)ないし(3)のうちいずれか1つに記載の液体噴射ヘッド。
(5)
前記絶縁性粒子は、樹脂,ガラスまたはシリカを含む
前記(1)ないし(4)のうちいずれか1つに記載の液体噴射ヘッド。
(6)
前記絶縁性粒子の粒径は、1μm〜10μmである
前記(1)ないし(5)のうちいずれか1つに記載の液体噴射ヘッド。
(7)
前記(1)ないし(6)のいずれか1つに記載の液体噴射ヘッド
を備えた液体噴射記録装置。
1…プリンタ、10…筺体、2a,2b…搬送機構、21…グリッドローラ、22…ピンチローラ、3(3Y,3M,3C,3B)…インクタンク、4(4Y,4M,4C,4B),104…インクジェットヘッド、41…ノズルプレート、411,412…ノズル列、42…アクチュエータプレート、420…尾部、421,422…チャネル列、43…カバープレート、431a,432a…入口側共通インク室、431b,432b…出口側共通インク室、44…フレキシブルプリント基板、45…接着層、45m…接着剤、45p…絶縁性粒子、5…循環機構、50…循環流路、50a,50b…流路、51a…加圧ポンプ、51b…吸引ポンプ、6…走査機構、61a,61b…ガイドレール、62…キャリッジ、63…駆動機構、631a,631b…プーリ、632…無端ベルト、633…駆動モータ、9…インク、P…記録紙、d…搬送方向、H1,H2…ノズル孔、A1…吐出領域(噴射領域)、A2…非吐出領域(非噴射領域)、C1,C2…チャネル、C1e,C2e…吐出チャネル、C1d,C2d…ダミーチャネル、Wd…駆動壁、Ed…駆動電極、Edc…コモン電極、Eda…アクティブ電極、Dd…浅溝部、Sa…供給スリット、Sb…排出スリット、G…ギャップ。

Claims (7)

  1. ノズルが設けられたノズルプレートと、
    前記ノズルプレートに対向して配置され、前記ノズルに連通するチャネルおよび前記チャネルの壁面に設けられた電極を有するアクチュエータと、
    前記アクチュエータと前記ノズルプレートとの間に設けられるとともに、複数の絶縁性粒子を含む接着層と
    を備えた液体噴射ヘッド。
  2. 複数の前記絶縁性粒子の少なくとも一部は、前記アクチュエータおよび前記ノズルプレートの両方に接している
    請求項1に記載の液体噴射ヘッド。
  3. 複数の前記絶縁性粒子の少なくとも一部は球体である
    請求項1または請求項2に記載の液体噴射ヘッド。
  4. 球体以外の形状の前記絶縁性粒子を含む
    請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項に記載の液体噴射ヘッド。
  5. 前記絶縁性粒子は、樹脂,ガラスまたはシリカを含む
    請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項に記載の液体噴射ヘッド。
  6. 前記絶縁性粒子の粒径は、1μm〜10μmである
    請求項1ないし請求項5のうちいずれか1項に記載の液体噴射ヘッド。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の液体噴射ヘッド
    を備えた液体噴射記録装置。
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