JP2019081598A - 注出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器体の胴部下端の底蓋と胴部内に摺接させた摺動中皿との間に錘を組み込むことで重量感を持たせ、かつ錘を的確に係止させた注出容器を提供する。【解決手段】胴部6から口頸部10を起立する容器体4と、口頸部10に取り付けられ、上端側にノズルヘッド60を取り付けた吐出器50と、前記胴部6の下端部に取り付けられた底蓋14と、底蓋14と口頸部10との間に位置し、前記胴部6の内面に上昇可能に嵌挿された摺動中皿30とからなる。前記底蓋14は、胴部6の下端部に固定された取付周壁18を底壁16の外周から起立するとともに、この底壁の中央部から、摺動中皿30の下面を受ける受部20を立設してなる。この受部20に隣接させて底壁16上に錘40を載置させ、前記受部20が有する周面に付設した係止突起22を、錘40の上面側に係合させ、かつ係止突起22の下方の底壁部分に型抜き孔26を穿設した。【選択図】図1

Description

本発明は、注出容器、特に容器体内の摺動中皿が上昇することにより、実質的な内容積が減少するように構成した注出容器に関する。
この種の容器として、下端開口の胴部から肩部を介して口頸部を起立する容器体を有し、前記口頸部にヘッド押下げ式の吐出器を取り付けるとともに、前記胴部の下端に底蓋の外周から起立する取付周壁を固定し、かつ底蓋と肩部との間に摺動中皿を上昇可能に嵌挿してなる注出容器において、前記底蓋の中心部から起立する受筒の上端を、前記摺動中皿の下面に当接させるとともに、この受筒内に、一定の重量を有する剛体で形成する振り子を挿入し、この振り子と摺動中皿とを紐で連結し、かつ受筒の内面上部に係止突起を付設したものが知られている(特許文献1)。
この容器では、前記吐出器による液体の注出により摺動中皿が上昇し、この摺動中皿が規定高さに到達して液体の残量が規定量以下となったときに、摺動中皿と紐で繋いだ振り子が、前記係止突起を強制的に乗り越え、利用者が注出容器を動かしたときに側方へ揺動して、胴部内面に当たり、音を発する。
利用者は、この音を聞いて液体の残量が少ないことを察し、交換用容器体の購入などの手配を行うことができる。
特開2007−62785
特許文献1の容器は、一定の重量を有する剛体を振り子として使用したものであるが、これとは別個の技術的課題として、商品のイメージを高めるために、あえて容器に重量感を持たせることが要請される場合がある。この要請に応えるためには、一定の重量を有する剛体を錘として、前記容器の底蓋と摺動中皿との間に組み込むことが考えられる。
この場合に、錘が組み込み箇所から脱落して胴部内との衝突により無用の音を生ずると、却って商品のイメージを損なうという問題点がある。
錘の脱落を回避するために、底壁から起立する受部に付設された係止突起で錘を底壁との間に固定しようとする場合に、錘を底壁に留めるに十分な係止力をどうやって確保するのかが問題である。単純に受部からの係止突起の突出長を長くしようとすると、底蓋を金型で成形するときに、当該係止突起が邪魔になって型抜きが困難となる可能性がある。
本発明の第1の目的は、容器体の胴部下端の底蓋と胴部内に摺接させた摺動中皿との間に錘を組み込むことで重量感を持たせた注出容器を提供することである。
本発明の第2の目的は、前記注出容器において錘が容器体内で外れないように十分な係止力を発揮させることである。
第1の手段は、
胴部6から口頸部10を起立する容器体4と、
前記口頸部10に取り付けられ、上端側にノズルヘッド60を取り付けた吐出器50と、
前記胴部6の下端部に取り付けられた底蓋14と、
底蓋14と口頸部10との間に位置し、前記胴部6の内面に上昇可能に嵌挿された摺動中皿30と、を具備する注出容器であって、
前記底蓋14は、前記胴部6の下端部に固定された取付周壁18を底壁16の外周から起立するとともに、この底壁の中央部から、前記摺動中皿30の下面を受ける受部20を立設してなり、
前記受部20に隣接させて前記底壁16上に錘40を載置させるとともに、前記受部20が有する周面に付設した係止突起22を、錘40の上面側に係合させ、かつ係止突起22の下方の底壁部分に型抜き孔26を穿設した。
本手段では、底蓋14の受部20に隣接させて底蓋14の底壁16上に錘40を載置させるとともに、この錘40の上方抜け出しを防止するために、前記受部20が有する周面に付設した係止突起22を、錘40の上面側に係合させ、かつ係止突起22の下方の底壁部分に型抜き孔26を穿設している。図7(B)に示すように型抜き孔を設けない場合と比較して、図7(A)に示すように、本発明の構成では型抜きが容易となる。換言すれば、係止突起22の突出長を大きくすることができるので、錘40に対する係止力が高まる。
「受部」とは、図示例のような受筒の他に、棒状の構造(受棒状部)も含む。
また受部を受筒として形成する場合、“受部の周面”は受筒の内周面及び外周面のどちらもよく、受筒内に収納した錘を、受筒内周面の上部に付設した係止突起で抜止めするともに受筒内の筒壁部分に型抜き孔を穿設した構成としても構わない。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ
前記受部20を受筒又は受棒状部に形成するとともに、前記周面を受筒又は受棒状部の外周面とし、前記錘40は受部20の周囲を囲む環状に形成した。
本手段では、受筒又は受棒状部として形成された受部20の外周面を囲むように錘40を形成している。これにより、錘40を設置するスペースを十分に確保することができ、また錘40の寸法や形状を設計するときの自由度が広がる。
第3の手段は、第1の手段又は第2の手段を有し、かつ
前記錘40は、リング板部42の外周から起立周壁44を立設してなり、そのリング板部42の上面に前記係止突起22を係止した。
本手段では、錘40は、リング板部42の外周から起立周壁44を立設している。従って、この起立周壁44を把持して、錘40を受部20に組み付けることができ、セット作業が容易となる。
第4の手段は、第1の手段から第3の手段のいずれかを有し、かつ
前記錘の下面と底壁16の上面との間に両面に接着層を有するテープ材Tを介在させた。
本手段では、錘の下面と底壁16の上面との間に両面に接着層を有するテープ材Tを介在させた。これにより底蓋14に対する錘40のガタつきをより少なくすることができる。本明細書において、「接着」とは「粘着」を含むものとする。
第1の手段に係る発明によれば、受部20に隣接させて前記底壁16上に載置させた錘40の上面側に、前記受部20が有する周面に付設した係止突起22を係合させ、かつ係止突起22の下方の底壁部分に型抜き孔26を穿設したから、型抜きを可能とするために係止突起22の寸法が規制されるという不都合を回避することができる。
第2の手段に係る発明によれば、前記受部20を受筒又は受棒状部に形成するとともに、前記周面を受筒又は受棒状部の外周面とし、前記錘40は受部20の周囲を囲む環状に形成したから、錘40の大きさ・形状の自由度が増える。
第3の手段に係る発明によれば、前記錘40は、リング板部42の外周から起立周壁44を立設してなり、そのリング板部42の上面に前記係止突起22を係止したから、その起立周壁44を把持して錘40を底蓋14に組み付けることができ、セット作業が容易である。
第4の手段に係る発明によれば、前記錘の下面と底壁16の上面との間に両面に接着層を有するテープ材Tを介在させたから、錘40のガタつきを低減できる。
本発明の実施形態に係る注出容器の縦断面図である。 図1の注出容器の一部分の拡大断面図である。 図1の注出容器の他の部分の拡大断面図である。 図1の注出容器の一つの部材の平面図である。 図1の注出容器の他の要部材の平面図である。 図5の主要部材の縦断面図である。 同図(A)は図1の容器の他の部材(底蓋)の金型を成形するときの説明図であり、同図(B)は、比較例として示す、本発明ではない構成を金型成形するときの説明図である。
図1から図7は、本発明の第1実施形態に係る注出容器を示している。説明の便宜上、まず本発明の基本的な構成を説明すると、本実施形態の注出容器は、容器部2と、吐出器50と、オーバーキャップ70とを具備している。これら各部材は、例えば合成樹脂や金属で形成することができる。
容器部2は、容器体4と、底蓋14と、摺動中皿30とを具備する。これら各部材は、一体物として形成することができる。
容器体4は、下端開口の直筒状の胴部6を有し、この胴部6の上端から肩部8を介して口頸部10を立設している。口頸部10の外面にはネジ部12を形成している。図示例では、図3に示すように前記胴部6の下部内面に係合凹部6aを設けている。
底蓋14は、前記胴部6の下端に取り付けられている。この底蓋14は、水平な底壁16を有し、この底壁16の外周から取付周壁18を、底壁16の中心部から、受部である受筒20を2重筒状に立設している。取付周壁18の下部外周には係合凸部19を周設している。そしてこの係合凸部19に胴部6の下端面を突き当てて、胴部6の下部内に取付周壁18を嵌着させている。取付周壁18と受筒20との間の底壁部分には、空気孔24を開口させている。図示例の取付周壁18の外面には係合リブ18aが付設されており、これを前記胴部6の係合凹部6aと係合させることで、胴部6からの底蓋14の離脱を防止している。また図示の受筒20の高さは、前記取付周壁18の高さとほぼ同程度である。もっともこれらの構成は適宜変更することができる。
摺動中皿30は、前記胴部6の内面に摺接する、上下両側がスカート形状の摺動周壁32を有し、この摺動周壁32からリング状の上底板34を内方突出するとともに、この上底板34の内周から垂下する筒体35の下端面に下底板36を張設させており、さらに筒体35の下端から脚筒部38を下方へ延設させてなる。この脚筒部38は、受筒20の上端面に当接されている。前記筒体35は、図1に想像線で示すように摺動中皿30が上限位置まで上昇したときに、筒体35内に後述のシリンダ54の下部が挿入されるように設計されている。
吐出器50は、従来公知の構成であり、本実施形態では、装着部材52と、シリンダ54と、抜止め筒部材56と、作動部材58とで形成されている。もっともこれらの構造は適宜変更することができる。
前記装着部材52は、前記口頸部10の外面に嵌合(図示例では螺合)された装着筒部52aを有し、この装着筒部52aの内面上端から内向きフランジ52bを内方突出している。
さらに図示例では、装着筒部52aの外面上端から張出壁部52cを介して前記装着筒部52aの外側を囲む外周壁部52dを垂下し、さらに装着筒部52aの上端付近から案内筒部52eを起立している。案内筒部52eは、後述のノズルヘッド60の外面に接近して配置され、ノズルヘッド60の昇降を案内するように設けられている。
前記シリンダ54は、シリンダ周壁54aの上端に鍔部54bを有し、この鍔部54bをパッキンを介して前記口頸部10の上端面と内向きフランジ52bとの間に挟持させることにより、前記容器体4内に垂下されている。またシリンダ54の下端部には、図示しない第1逆止弁が形成されている。
前記抜止め筒部材56は、前記シリンダ54の上部内面に嵌着され、後述の作動部材58の下部を抜止めできるように形成されている。
前記作動部材58は、前記シリンダ54内に、シリンダ周壁54aに摺接する筒状ピストン(図示せず)を含む下部を上方付勢状態で昇降可能に嵌挿しており、かつ前記抜止め筒部材56の内側を通って起立するステム59の上端にノズルヘッド60を付設している。作動部材58の適所には第2逆止弁が形成されている。
本実施形態では、前記ステム59の上部を小径筒部に、ステムの下部を大径筒部にそれぞれ形成するとともに、前記小径筒部内に嵌着した縦筒部の下端部から弁座用壁部が外方突出させてなるピストンガイド(図示せず)を設け、かつ前記大径筒部と弁座用壁部との間に、シリンダ内面を摺動する2重筒状の筒状ピストン(図示せず)を昇降可能に配置している。そして、前記筒状ピストンの内筒部の下端と前記弁座用壁部とで第2逆止弁を形成している。もっともこの構成は適宜変更することができる。
そして前記シリンダ54に対する作動部材58の昇降により、容器体4内の液体が第1逆止弁を介してシリンダ54内へ吸い上げられ、かつシリンダ54内から第2逆止弁を介してノズルヘッド60より外方へ吐出されるように構成している。
なお、図示例のノズルヘッド60は、本実施形態において、図2に示す如く、ヘッド基部61と、ヘッド本体62と、ヘッドカバー63とで形成されている。
前記ヘッド基部61は、前記ステム59内に下半部を嵌着させた連結筒部61aを有し、この連結筒部61aの外面から環状板部61bを介して垂下筒部61cを垂下している。また上記環状板部61bの外周部からは、係止凸部61dを上外方へ突設している。
前記ヘッド本体62は、ヘッド頂壁62aの裏面中心部から取付筒部62bを、ヘッド頂壁62aの外周部からヘッド周壁62cをそれぞれ垂下させている。取付筒部62bは、前記連結筒部61aの外面に対して、またヘッド周壁62cは、前記垂下筒部61cの外面に対して摺動可能に嵌合されており、かつヘッド本体62は、ヘッド基部61に対して上方に付勢されている。ヘッド周壁62cの内面下部には抜止め凸部62dが付設されており、前記係止凸部61dとかみ合ってヘッド本体62の上方抜け出しを防止している。また前記取付筒部62bの内部と連通するノズル62eが、図1に示すように、ヘッド周壁62cより外方へ突出されている。
本実施形態では、前記ヘッド本体62内に、ノズルの62eの開口方向に進退する弁棒(図示せず)と、弁棒の基端部(ノズルと反対側の端部をいう)に一端を連係され、他端を前記環状板部61b上面に摺動可能に当接させるとともに中間部で軸着させたテコ部材(図示せず)とを備え、かつ弁棒をノズル方向へ付勢させておき、前記ノズルヘッド60を押し下げるとテコ部材のテコ作用により、前記付勢力に抗して弁棒部材がノズルから離れてノズルが開口し、前記押下げを解放すると、弁棒がノズル側へ進み、ノズルを閉塞するように構成している。もっともこの構成は適宜変更することができる。
前記ヘッドカバー63は、前記ヘッド本体62の外面を覆う有頂筒状の部材であり、ノズル62eに対応する箇所にノズル挿通口を開口している。
これらノズルヘッド60の構成は適宜変更することができる。
オーバーキャップ70は、有頂筒状であり、その筒壁下部を前記装着部材52の外周壁部52dに嵌合させている。
本発明においては、注出容器は、前記底蓋14と摺動中皿30の間に組み込まれた錘40を具備する。
この錘40は、図3に示す如く、リング板部42の外周部から立設する起立周壁44を設けてなる。リング板部42は、前記受筒20の外径と略同径のリング孔42aを有し、リング板部42内に受筒20を挿通させて、前記底壁16の上に載置されている。
またリング板部42及び起立周壁44の外径は、前記取付周壁18の内径より小径にしており、そして錘40と取付周壁18との間の底壁部分に前記空気孔24が開口されるように設計されている。
前記起立周壁44は、前記取付周壁18よりも高く設計されている。
前記起立周壁44の内周面には、適数の補強用の内リブ46を縦設している。もっとも起立周壁44の壁厚を十分に大きくするときには、補強用の内リブは省略しても構わない。本実施形態では、図5に示す如く、起立周壁44の周方向に等間隔に複数(図示例では4つ)の内リブ46を設けている。さらに図示の内リブ46は、起立周壁44の上下方向全長に亘って設けられている。これら内リブ46は、省略しても構わない。
前記錘40の素材は、例えば金属類とすることができる。
また図3に示すように受筒20の外周面には、前記リング板部42の上面に係合可能な係止突起22を付設している。この係合により、錘40の上方離脱を防止することができる。係止突起22は、図3に示すように、下側に略水平な段差面22aを有し、かつ上側にリング板部42が係止突起22を乗り越えることを容易にするための傾斜面22bを有する。
また係止突起22の下方に位置させて、前記底壁16には、型抜き孔26を開口している。底蓋を金型成形するときに後述の如く金型を無理抜きする必要をなくすためである。これにより、前記リング板部42が係止突起22を乗り越えることができる範囲において、この係止突起22の突出長を大きくすることができ、より重い錘40を係止させることができる。
図示例の係止突起22は、図4に示すように、突出長に比べて横長である。横に長くすることにより、更に錘40に対する係止力を高めることができるからである。
そして型抜き孔26も、係止突起22に対応して、底壁16の径方向の巾に比べて周方向に長い横長形状としている。
さらに図示例では、受筒20の周方向に複数の係止突起22を、好ましくは等間隔に離して形成しており、そして係止突起22に対応して、これら係止突起22と同数の型抜き孔26を形成している。
また錘40のリング板部42と底壁16との間には、図3に示す如く、両面に接着層を有するテープ材Tが介在させている。テープ材はいわゆる両面テープとすることができる。これにより、成形誤差などにより、もともと係止突起22の段差面22aとリング板部42の上面との間に僅かな隙間(遊び)があったとしても、テープ材の厚みにより、その隙間を解消できる。
また仮に受部20の外周面とリング板部42の内周面との間に僅かな隙間があったとしても、底壁16及びリング板部42に対するテープ材Tの粘着力により、リング板部42の横ずれを規制することができる。これにより、底壁16に対する錘40のガタツキを防止できる。
なお、図示例では、テープ材Tは前記リング板部42の形状に対応したリング形を有している。もっともこの構成は適宜変更することができ、錘40のガタツキを防止できればどのような形状でも構わない。
また図示のテープ材Tは、底壁16の型抜き孔26を閉塞しており、外側から錘40が視認できないようにしている。なお、型抜き孔26内に現れるテープ材Tの下面に埃などが付着することを防ぐため、テープ材の下面のうち型抜き孔26が現れる内周側において接着層の形成を省略することができる。
以上の構成によれば、本発明では図7(A)に示す如く、係止突起22の下方に型抜き孔26が開口されているから、図7(B)に示す如く、型抜き孔が設けられていない場合のように、上側の金型M1と下側の金型M2とを分離する際に一方の金型(図示例ではM1)を無理抜きする必要がない。
従って本発明の構成では、型成形品を取り出す際に、型抜きが容易である。
このことにより、相対的に係止突起22の突出長を長くすることができる。従って錘40に対する係止力が向上する。
2…容器部
4…容器体 6…胴部 6a…係合凹部 8…肩部 10…口頸部 12…ネジ部
14…底蓋 16…底壁 18…取付周壁 18a…係合リブ 19…係合凸部
20…受部(受筒) 22…係止突起 22a…段差面 22b…傾斜面
24…空気孔 26…型抜き孔
30…摺動中皿 32…摺動周壁 34…上底板 35…筒体 36…下底板
38…脚筒部
40…錘 42…リング板部 44…起立周壁 46…内リブ
50…吐出器 52…装着部材 52a…装着筒部 52b…内向きフランジ
52c…張出壁部 52d…外周壁部 52e…案内筒部
54…シリンダ 54a…シリンダ周壁 54b…鍔部
56…抜止め筒部材
58…作動部材 59…ステム
60…ノズルヘッド 61…ヘッド基部 61a…連結筒部 61b…環状板部
61c…垂下筒部 61d…係止凸部
62…ヘッド本体 62a…ヘッド頂壁 62b…取付筒部 62c…ヘッド周壁
62d…抜止め凸部 62e…ノズル 63…ヘッドカバー
70…オーバーキャップ
T…テープ材

Claims (4)

  1. 胴部(6)から口頸部(10)を起立する容器体(4)と、
    前記口頸部(10)に取り付けられ、上端側にノズルヘッド(60)を取り付けた吐出器(50)と、
    前記胴部(6)の下端部に取り付けられた底蓋(14)と、
    底蓋(14)と口頸部(10)との間に位置し、前記胴部(6)の内面に上昇可能に嵌挿された摺動中皿(30)と、を具備する注出容器であって、
    前記底蓋(14)は、前記胴部(6)の下端部に固定された取付周壁(18)を底壁(16)の外周から起立するとともに、この底壁の中央部から、前記摺動中皿(30)の下面を受ける受部(20)を立設してなり、
    前記受部(20)に隣接させて前記底壁(16)上に錘(40)を載置させるとともに、前記受部(20)が有する周面に付設した係止突起(22)を、錘(40)の上面側に係合させ、かつ係止突起(22)の下方の底壁部分に型抜き孔(26)を穿設したことを特徴とする注出容器。
  2. 前記受部(20)を受筒又は受棒状部に形成するとともに、前記周面を受筒又は受棒状部の外周面とし、前記錘(40)は受部(20)の周囲を囲む環状に形成したことを特徴とする、請求項1に記載の注出容器。
  3. 前記錘(40)は、リング板部(42)の外周から起立周壁(44)を立設してなり、そのリング板部(42)の上面に前記係止突起(22)を係止したことを特徴とする、請求項2に記載の注出容器。
  4. 前記錘の下面と底壁(16)の上面との間に両面に接着層を有するテープ材(T)を介在させたことを特徴とする、請求項1から請求項3のいずれかに記載の注出容器。
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