JP2019081578A - ショ糖脂肪酸エステルの保存方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ショ糖脂肪酸エステルを長期間、品質劣化を抑制し、また、固結することなく保存することができる、ショ糖脂肪酸エステルの保存方法を提供することを課題とする。【解決手段】容器に充填された固体のショ糖脂肪酸エステルを、ショ糖脂肪酸エステルが前記容器に充填されてから、前記容器が開封されるまでの期間保存する保存ステップを含む、ショ糖脂肪酸エステルの保存方法であって、前記保存ステップにおいて、前記容器へ充填する際のショ糖脂肪酸エステルの含水率が1.5重量%以下であり、前記容器内の保存ステップ中の雰囲気温度を42℃以下に保ち、さらに、前記ショ糖脂肪酸エステルの、容器への充填時の含水率(W(重量%))、保存ステップ中の容器内部の底面の単位面積当たりの重量(L(kg/cm2))、及び容器への充填時の平均粒径(D(μm))、並びに保存ステップ中の雰囲気温度(T(℃))が、以下の式(I)を充足するショ糖脂肪酸エステルの保存方法。(W2×L)/((42−T)3×D)≦1.8×10−6・・・(I)【選択図】なし

Description

本発明はショ糖脂肪酸エステルの保存方法に関するものである。詳しくは、固結し易いショ糖脂肪酸エステルを、固結を回避しつつ製品化する方法に関するものである。
ショ糖脂肪酸エステルは、安全な界面活性剤として、食品をはじめ医薬品、化粧品などの分野で広く用いられている。ショ糖脂肪酸エステルは、ショ糖と脂肪酸又はその低級アルキルエステルとを原料として製造される。その製造法はいくつか知られているが、工業的にはジメチルスルホキシドを溶媒として、ショ糖と脂肪酸低級アルキルエステルとをアルカリ触媒の存在下に反応させる方法が、最も有利な方法の一つである。またショ糖と脂肪酸低級アルキルエステルとを無溶媒で反応させる方法も、工業的な製法の一つとして知られている。
これらの方法により得られた反応生成物中には、ショ糖脂肪酸エステル以外に未反応のショ糖や石ケン等が含まれているので、これらとショ糖脂肪酸エステルとを分離し、最終的には所望純度のショ糖脂肪酸エステルの水溶液として取得される。ショ糖脂肪酸エステルの最終的な製品形態は、一部の液状品以外はペースト状または粉末である。粉末状の製品は、ショ糖脂肪酸エステルの水溶液を濃縮したのち固化させ、次いで所望の粒度まで粉砕して粉末とし、これを出荷用の容器に充填して出荷される。
上述のショ糖脂肪酸エステル水溶液の濃縮から出荷用容器への充填までの各工程のうち、濃縮−固化−粉砕の各工程および最後の充填工程まで24時間操業で連続的に行なう。しかし、ショ糖脂肪酸エステルは極めて固結し易く、粉砕されたショ糖脂肪酸エステルを出荷用容器に充填するまで一時的にホッパーに保存しておく間にも固結が進行し、充填作業に支障をきたすことがある。
さらに、充填後にも製品を倉庫に保存し、食品、医薬品、化粧品などの安全な界面活性剤として使用するため、各地の食品、医薬品、化粧品メーカー等へ自動車・船舶等の輸送手段により出荷される。この際にも、製品が固結してしまい、食品、医薬品、化粧品へ添加する際に支障をきたすことがある。また、食品、医薬品、化粧品メーカー等にショ糖脂肪酸エステルが輸送された際にも、食品、医薬品、化粧品等へ添加する前に倉庫で保管されるものであり、この際も前記と同様に、支障をきたすことがある。
ショ糖脂肪酸エステルの固結は、従来から研究がなされており、例えば、ショ糖脂肪酸エステルの固結にはその含水率が大きく関係しており、一般に含水率を0.3重量%未満まで低下させると、粉末状のショ糖脂肪酸エステルでもその固結を相当程度防止できる。しかし、ショ糖脂肪酸エステルの含水率を0.3重量%未満まで低下させるには多大の努力を要し、工業的操作としては必ずしも好ましいものではない。
その他にも、特許文献1には、ショ糖脂肪酸エステルの乾燥条件と粉砕時の雰囲気、粉砕工程を改良することによりショ糖脂肪酸エステルの固結を防止し、取り扱いを容易とすることが記載されている。
特許文献2には、ショ糖脂肪酸エステル水溶液の濃縮時に薄膜蒸発器を用い、効率的に濃縮し、さらに効率的に冷却固化することにより、粉砕されても固結しにくいショ糖脂肪酸エステルの板状体を得られることが記載されている。
特許文献3には、ショ糖脂肪酸エステルの製品化の際に、ホッパー内でショ糖脂肪酸エステルが固結することを防止するため、ショ糖脂肪酸エステル水溶液を濃縮し、冷却固化
した後、ショ糖脂肪酸エステルを塊状で保管し、粉砕後はすみやかに出荷容器に充填することが記載されている。
特開平6−122695号公報 特開平6−145187号公報 特開平8−113585号公報
工業的スケールでショ糖脂肪酸エステルを製造したり、ショ糖脂肪酸エステルを使用する際には、ショ糖脂肪酸エステルを大量に長期間保管する必要がある。つまり、ショ糖脂肪酸エステルは、容器中に充填された状態で倉庫内に保管されたり、出荷に伴ってトラック、船舶などにより輸送され、食品、医薬品、化粧品等へ添加する前に倉庫で保管されたりする。しかしながら、ショ糖脂肪酸エステルは、上述のように、固結することが分かっており、さらに、ショ糖脂肪酸エステルを大量に長期間保管する場合においては、この固結するという欠点が顕著に表れている。
より具体的には、工業的スケールで用いる大量のショ糖脂肪酸エステルは、製造後、粉体や取り扱いが容易なように成形されたペレットとして、必要に応じて内袋を有する、段ボールやコンテナや樹脂袋及び/または紙袋に充填して、最終的に成型及び/または加工等を行うために出荷される。この際、水分量が十分に低減しきれていなかったり、容器内温度が上昇することも多く、温度環境が厳密に制御されていなかったりする場合も多く、さらに、大量保存する場合には、自重により粒子同士が圧密されやすい環境であるため、固結して塊状となったり、融着してしまうことがわかった。また、大量のショ糖脂肪酸エステルが塊状物や融着物になってしまうと、特に食品、医薬品、化粧品等へ大量に添加する場合、正確にショ糖脂肪酸エステルを秤量して混合する必要があり、ハンドリングが困難になるだけでなく、種々の装置トラブルの原因となる。
しかし、塊状物や融着物となったショ糖脂肪酸エステルをそのまま原料として使用すると、秤量が不正確となり、得られる食品、医薬品、化粧品等の品質が安定しなくなるという問題がある。また、一旦塊状になってしまった上記ショ糖脂肪酸エステルは、再度粉砕等が必要となり、製品の製造に支障をきたすことがある。
このように、工業的スケールでショ糖脂肪酸エステルを保存する場合、固結を防止する新たな保存方法の開発が必要であるが、上記文献は、船舶などによる長距離輸送や倉庫における大量・長期間の保存方法について開示したものではなく、特に工業的スケールでの大量保存時のショ糖脂肪酸エステルの安定性の検討が行われていないのが実状であり、この点に課題があった。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、以下の発明が前記の課題を解決することを見出し、本発明を解決するに至った。
本発明の要旨は、以下のとおりである。
[1]
容器に充填された固体のショ糖脂肪酸エステルを、
ショ糖脂肪酸エステルが前記容器に充填されてから、前記容器が開封されるまでの期間保存する保存ステップを含む、ショ糖脂肪酸エステルの保存方法であって、
前記保存ステップにおいて、
前記容器へ充填する際のショ糖脂肪酸エステルの含水率が1.5重量%以下であり、
前記容器内の保存ステップ中の雰囲気温度を42℃以下に保ち、
さらに、前記ショ糖脂肪酸エステルの、容器への充填時の含水率(W(重量%))、保存ステップ中の容器内部の底面の単位面積当たりの重量(L(kg/cm))、及び容器への充填時の平均粒径(D(μm))、並びに保存ステップ中の雰囲気温度(T(℃))が、以下の式(I)を充足するショ糖脂肪酸エステルの保存方法。
(W×L)/((42−T)×D)≦1.8×10−6・・・(I)
[2]前記容器が、段ボール、金属製コンテナ、樹脂製コンテナ、ファイバードラム、フレキシブルコンテナ、または紙袋であることを特徴とする[1]に記載のショ糖脂肪酸エステルの保存方法。
[3]前記容器が、樹脂製フィルムからなる内袋を有する容器であることを特徴とする[1]または[2]に記載のショ糖脂肪酸エステルの保存方法。
[4]前記樹脂製フィルムが、ガスバリア性を有する無機層を含む樹脂製フィルムであることを特徴とする[3]に記載のショ糖脂肪酸エステルの保存方法。
本発明の保存方法によれば、ショ糖脂肪酸エステルを長期間、品質劣化を抑制し、また、固結することなく保存することができる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。以下の実施の形態は、本発明の実施態様の一例(代表例)であり、本発明はこれらに限定されるものではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲内で任意に変更して実施することができる。
<ショ糖脂肪酸エステルの製造方法>
本発明で用いられるショ糖脂肪酸エステルは特に限定されないが、例えば、以下のものが好ましい。
ショ糖脂肪酸エステルには、エステルを構成する脂肪酸の種類およびエステル化の程度により、種々の物性のものが存在する。本発明は、常温で固体であるショ糖脂肪酸エステルに広く適用することができ、構成脂肪酸の好ましくは50重量%以上、さらに好ましくは60重量%以上、特に好ましくは70重量%以上、最も好ましくは80重量%以上がパルミチン酸であり、且つモノエステルの含有量が好ましくは50重量%以上、より好ましくは55重量%以上、さらに好ましくは60重量%以上、特に好ましくは65重量%以上、最も好ましくは70重量%以上のショ糖脂肪酸エステルに有利に適用される。上記範囲であれば、ショ糖脂肪酸エステルは、固結する傾向が特に大きいため、本発明の効果が顕著にあらわれる。
なお、ここでいうモノエステルの含有量は、ショ糖脂肪酸エステル組成物(ショ糖脂肪酸エステル化合物ショ糖脂肪酸のモノ、ジ、トリ等のエステル化合物や水分、灰分、酸等を含んだもの)を100重量%としたなかでのモノエステルの含有量である。
本発明では、ショ糖脂肪酸エステルの製造方法は特に限定されないが、例えば、以下の方法が好ましい。
まず、ショ糖脂肪酸エステル水溶液を0.3〜1.5重量%の含水率となるまで濃縮する。含水率が1.5重量%より高いものを冷却・固化させたのでは、粉砕後の固結傾向が大きすぎる。また、この際の含水率が少ないほど粉砕後の固結防止には有利である。したがって、好ましくは含水率が1.3重量%以下、さらに好ましくは1.2重量%以下、特に好ましくは1.1重量%以下、最も好ましくは1.0重量%以下となるまで濃縮する。しかし、含水率が低下するほど濃縮は困難となる。本発明では、濃縮が著しく困難となる含水率0.3重量%未満となるまで濃縮する必要はない。
濃縮は公知の種々の装置を用いて行なうことができるが、濃縮の最終段階、特に含水率が5重量%以下のところは、薄膜蒸発装置、逆円錐形混合乾燥機、スプレードライヤー、流動層乾燥機等が挙げられる。これらの中でも、ショ糖脂肪酸エステルの脱水性が良好である点から、薄膜蒸発装置を用いて行なうのが有利である。薄膜蒸発装置の操作条件は通常、温度50〜140℃、圧力1.6〜27kPaAである。濃縮装置から流出するショ糖脂肪酸エステルは融点以上に加熱されて溶融液となっているので、これを冷却して固化させ、固体のショ糖脂肪酸エステルとする(本工程を冷却固化工程ともいう)。その形状は薄片状、棒状、ブロック状、球状など任意であり(本明細書で“塊状”とは、これらの総称として用いられている)、また、その大きさは、次工程で粉砕機で処理できる大きさであればよく、通常は1〜10g/個である。冷却固化装置としては、ドラムクーラーやベルトクーラーなど、回転ないしは移動する冷却面を有する連続式の冷却固化装置を用いるのが好ましい。また、所望ならば、濃縮された溶融液を噴霧冷却装置にかけて固化させることもできる。この場合には、微小な球状のショ糖脂肪酸エステルが生成する。
この冷却固化工程と、最終の保存用の容器(以下、単に「容器」と称する場合がある。)への充填工程との間におけるショ糖脂肪酸エステルの保持は、原則としてこの塊状のショ糖脂肪酸エステルの状態で行ない、粉砕工程を経た粉末状のショ糖脂肪酸エステルでの保持は、保存用の容器への充填作業に支障を来たさない最小限に止める。すなわちショ糖脂肪酸エステルの製造に際しては、何種類ものショ糖脂肪酸エステルが切替生産方式により同一の装置を用いて製造されるが、最終工程である保存用の容器への充填作業は、製品の在庫を最少とするため、一般に製品の出荷計画に合せて行なわれる。これらの事情により、冷却固化されたショ糖脂肪酸エステルが粉砕工程を経て保存用の容器に充填されるまでには、数日〜十日程度の日数が経過するのが普通である。この間のショ糖脂肪酸エステルは、粉砕設備の観点から、冷却固化工程を経たフレーク状としておくのが有利である。
なお、上記保存用の出荷容器には、出荷等の際に用いられる、つまり一時的な保存のために用いられる容器も含むものとする。
しかし、本発明者らの検討によれば、0.3重量%以上の含水率のショ糖脂肪酸エステルとして粉末状のものを用い、ホッパー等に送入してバルク状態となった場合には、固結を起し易い。この傾向はモノエステル含有量の高いショ糖パルミチン酸エステルにおいて特に著しい。一方、塊状のショ糖脂肪酸エステルは、条件が適切であれば、ホッパー等に送入してバルク状態となっている場合でも固結は殆んど進行しない。従って、固結により充填作業が阻害されるのを回避するには、工程間の在庫としてのショ糖脂肪酸エステルには塊状のものを用い、粉砕後においては、バルク状態となっている時間をできるだけ短時間にするのが好ましい。ホッパー等における塊状のショ糖脂肪酸エステルは、乾燥雰囲気下で低温に保つのが好ましい。通常は、温度35℃以下で湿度80%以下、特に70%以下とする。この条件下であれば、塊状のショ糖脂肪酸エステルは、含水率が1.5重量%以下、好ましくは1.0重量%以下であれば、数トン入りのホッパー等においても殆んど固結しづらい。
塊状のショ糖脂肪酸エステルは、次いで粉砕して粉末状のショ糖脂肪酸エステルとして保存用の容器に充填される。粉砕は各種の装置を用いて行なうことができるが、特開平6−122695に開示されている分級粉砕方式により行なうのが好ましい。
粉砕したショ糖脂肪酸エステルは、できるだけすみやかに保存用の容器に充填されることが好ましく、ホッパー等におけるバルク状態での保持は、長くても10時間をこえないようにすることが好ましい。好ましくは3時間以内、特に1時間以内に充填を終えるようにする。また、ホッパー等における粉末状での保持条件は、上述の塊状での保持条件と同じく、温度は35℃以下、特に32℃以下とし、湿度は80%以下、特に70%以下とす
るのが好ましい。
本発明では、ショ糖脂肪酸エステルは、冷却固化後は主として塊状で保持されることが好ましく、一方で、粉末状での保持は10時間以下に限定されることが好ましい。従って、通常の操業条件下では、固化工程から充填工程までの固体での全期間のうち少なくとも80%は塊状で保持される好ましく。より好ましくは全期間の90%以上、特に好ましくは95%以上が塊状での保持にあてられる。
<ショ糖脂肪酸エステルの保存方法>
本発明のショ糖脂肪酸エステルの保存方法(以下、単に「本発明の保存方法」と称する場合がある。)は、以下のとおりである。
容器に充填された固体のショ糖脂肪酸エステルを、
ショ糖脂肪酸エステルが前記容器に充填されてから、前記容器が開封されるまでの期間保存する保存ステップを含む、ショ糖脂肪酸エステルの保存方法であって、
前記保存ステップにおいて、
前記容器へ充填する際のショ糖脂肪酸エステルの含水率が1.5重量%以下であり、
前記容器内の保存ステップ中の雰囲気温度を42℃以下に保ち、
さらに、前記ショ糖脂肪酸エステルの、容器への充填時の含水率(W(重量%))、保存ステップ中の容器内部の底面の単位面積当たりの重量(L(kg/cm))、及び容器への充填時の平均粒径(D(μm))、並びに保存ステップ中の雰囲気温度(T(℃))が、以下の式(I)を充足するショ糖脂肪酸エステルの保存方法。
(W×L)/((42−T)×D)≦1.8×10−6・・・(I)
本発明の保存方法は、一定の保存期間(以下、単に「保存期間」と称する場合がある。)、ショ糖脂肪酸エステルを保存用の容器で保存する保存ステップを含む。
上記の「保存期間」とは、容器に本発明に係るショ糖脂肪酸エステル組成物が充填された時点から、該容器が開封される時点までのいずれの時点をも包含する概念である。すなわち、例えば、本発明に係るショ糖脂肪酸エステル組成物が容器中に充填された状態で倉庫内に保管されている場合のみならず、トラック及び/または船舶などにより輸送されている場合もまた、本発明でいう「保存」の概念に含まれる。なお、一般的に、ショ糖脂肪酸エステルの使用者に引き渡された時点で「保存期間」は終了するが、使用者と製造者又は輸送者が同一である場合には、輸送された先で使用者がショ糖脂肪酸エステル組成物を各種の用途で開封されるまでの間も保存期間に含まれる。
また、充填する際において、ショ糖脂肪酸エステルは固体である。「保存」する際において一時的であっても、固体状態でさえあれば固体状態のショ糖脂肪酸エステルを保存するものとみなし、当該ショ糖脂肪酸エステルの融点によらない。すなわち、例えば、融点が常温以下であったとしても、保存する際の雰囲気の温度が融点以下であれば、固体状態のショ糖脂肪酸エステル組成物を容器に充填することに該当する。そして、本発明においては、当該ショ糖脂肪酸エステルを本発明に係るショ糖脂肪酸エステル組成物と称する。
以下、本発明の保存方法における保存条件について説明する。
本発明の保存方法において、本発明に係るショ糖脂肪酸エステルの保存条件を前記のとおり各種厳密に制御することが必須である。
[充填時の含水率]
本発明の保存方法では、容器への充填時において、保存ステップにおける雰囲気中の本発明に係るショ糖脂肪酸エステル組成物の含水率(W(重量%))が1.5重量%以下、好ましくは1.3重量%以下、より好ましくは1.2重量%以下、さらに好ましくは1.1重量%以下、特に好ましくは1.0重量%以下、最も好ましくは0.9重量%以下であ
る。この充填時の含水率が多いと、ショ糖脂肪酸エステル組成物の溶解による劣化が顕著になる傾向にあり、圧密されやすくなる。また、ショ糖脂肪酸エステル組成物の含水率の下限としては、脱水の限界などから0.1重量%以上である。
なお、本発明に係るショ糖脂肪酸エステル組成物の含水率は、カールフィッシャー法によって定量することができ、カールフィッシャー式水分計等(例えば、三菱化学 (株)製「CA−200」)が用いられる。
なお、充填時のショ糖脂肪酸エステルの含水率を低減させるため、充填する容器内の雰囲気はドライであることが好ましく、例えば露点温度が−20℃以下であってよく、−30℃以下であってよく、−40℃以下であってよい。
[保存ステップ中の雰囲気温度]
本発明の保存方法では、ショ糖脂肪酸エステル組成物を保存する際の保存ステップ中の雰囲気温度(T(℃))は、42℃以下、好ましくは38℃以下、より好ましくは36℃以下、さらに好ましくは34℃以下、特に好ましくは32℃以下、最も好ましくは31℃以下に保たれる。なお、当該雰囲気温度は、ショ糖脂肪酸エステルが充填された容器内の雰囲気温度をいう。
本発明の保存方法によると、比較的高温である42℃まで、本発明に係るショ糖脂肪酸エステル組成物の品質劣化を伴わずに保存可能であるが、温度が42℃を超えると、上述の含水率および後述のように容器内部の底面の単位面積当たりの重量や平均粒径等の各種の保存条件を制御しても、本発明に係るショ糖脂肪酸エステル組成物の融着が生じ易くなるという問題がある。
保存温度の下限は特に制限はないが、温度が低すぎる場合には、管理工程が煩雑となり経済的に不利であるため、通常、−10℃以上、好適には0℃以上である。
[容器内部の底面の単位面積当たりの重量]
本発明の保存方法において、「容器内部の底面の単位面積当たりの重量」とは、保存ステップ中において、本発明に係るショ糖脂肪酸エステル組成物自体の加重などによって、1つの容器内部の底面にかかる圧力を意味し、算出方法の具体例を以下に示す。
容器として金属製のコンテナ等の変形しない容器を用いた場合、容器を積み重ねた際に、上に積まれた容器等(容器及びその内容物等)により下の容器が変形しないため、上に積まれた容器等の重量が下の容器内のショ糖酸エステルに加重されない。よって、この場合は、1つの容器内のショ糖脂肪酸エステルの重量を当該容器内部の底面の面積で除したものを、容器内部の底面の単位面積当たりの重量として算出する。
また、容器としてフレキシブルコンテナ等の変形する容器を用いた場合、容器を積み重ねた際に、上に積まれた容器等により下の容器が変形するため、上に積まれた容器等の重量が下の容器内のショ糖脂肪酸エステルに加重される。よって、この場合は、1つの容器内のショ糖脂肪酸エステルの重量だけでなく、当該容器の上に積まれた容器等の重量も考慮し、当該容器内部の底面にかかる総重量を当該容器内部の底面の面積で除したものを、容器内部の底面の単位面積当たりの重量として算出する。
上記の「容器内部の底面の単位面積」とは、保存ステップ中において、1つの容器内部のショ糖脂肪酸エステルの自重により加重を受ける当該容器の底面の面積を意味する。
例えば、容器として、変形しない円柱形状の金属製のコンテナを用い、平面部分を床と接する状態で保持した場合、当該平面の面積を、容器内部の底面の単位面積とする。一方で、当該円柱形状の金属製のコンテナの曲面部の一部を床と接する状態で保持した場合、当該曲面部のうち、容器内部のショ糖脂肪酸エステルの自重により加重を受ける当該容器の曲面部を、容器内部の底面の単位面積とする。また、容器として、変形するフレキシブルコンテナ等を用いて保持した場合、保存ステップ中に床と接する当該コンテナの面積を、容器内部の底面の単位面積とする。
容器内部の底面の単位面積当たりの重量(L(kg/cm2))は、通常、限定されないが、0.0001〜0.065kg/cm2であることが好ましく、より好ましくは0.001〜0.06kg/cm、特に好ましくは0.002〜0.05kg/cm2、最も好ましくは0.02〜0.04kg/cm2である。
容器内部の底面の単位面積当たりの重量が、上記範囲以下であると、容器内に充填できる量が、少なくなりすぎるため好ましくなく、上記範囲を超えると本発明に係るショ糖脂肪酸エステル組成物の自身の加重による圧密を抑制することができないため好ましくない。
[平均粒径]
本発明の保存方法において、容器への充填時のショ糖脂肪酸エステルの平均粒径(D(μm))は、通常、限定されないが、固結防止とショ糖脂肪酸エステルの使用時の溶解性との両立の面から、好ましくは0.1〜750μm、より好ましくは1〜400μm、さらに好ましくは5〜200μm、特に好ましくは10〜100μm、最も好ましくは15〜50μmである。
なお、平均粒径(D(μm))の測定は、レーザー回折式粒度分布計等(例えば、堀場製作所社製「LA−920」)で求められる。
[固結判定式]
本発明は、保存期間中、以下の式(I)を充足することを特徴としている。
(W×L)/((42−T)×D)≦1.8×10−6・・・(I)
本発明では、上記式(I)の左辺を「固結判定式」と称する。
上記式(I)は、工業的スケールでのショ糖脂肪酸エステルの大量・長期間保管時のショ糖脂肪酸エステルの固結を解決するため、上記のようにショ糖脂肪酸エステルの保存条件のうち、容器充填時の含水率(W(重量%))、保存ステップ中の雰囲気温度(T(℃))、容器内部の底面の単位面積当たりの重量(L(kg/cm2))、容器充填時の平均粒径(D(μm))が主要な要因となり、その他の要因よりも固結に対する影響が格段に大きいことを見い出し、各種の条件を変更したデータを取得し、検討することで見い出された式である。
つまり、容器充填時の含水率(W(重量%))が少なければ少ないほど、保存期間中の雰囲気温度(T(℃))も低ければ低いほど、保存期間中にショ糖脂肪酸エステルに掛かる容器内部の底面の単位面積当たりの重量(L(kg/cm2))も低ければ低いほど、さらに、容器充填時の平均粒径(D(μm))も大きければ大きいほど、ショ糖脂肪酸エステルの固結を防止できることが分かったことから、上記のような式(I)の構成となった。さらに、それらの関係として、温度(T(℃))が一番重要なファクターとして作用し、その次に含水率(W(重量%))が重要なファクターとなり、その次に容器内部の底面の単位面積当たりの重量(L(kg/cm2))、及び平均粒径(D(μm))が重要なファクターであることが見い出されたことを、乗数を用いて表している。
さらに、各種の検討結果から、式(I)は、以下の(I)’であることが好ましく、(I)’’であることがより好ましい。
(W×L)/((42−T)×D)≦1.1×10−6・・・(I)’
(W×L)/((42−T)×D)≦0.6×10−6・・・(I)’’
[保存用の容器]
本発明の保存方法で使用する保存用の容器は、特に限定されるものではないが、十分な耐圧性を有し、気密性を有する容器であることが好ましく、本発明に係る固体ショ糖脂肪酸エステルの保存量や、保存目的に応じて適時選択可能であるが、好適には、段ボール、金属製コンテナ、樹脂製コンテナ、ファイバードラム、フレキシブルコンテナまたは紙袋
を使用することができる。このなかでも、特に大量のショ糖脂肪酸エステルを倉庫などに保存する場合や、船舶などによる輸送を行う場合には、多段積み時に下方にある保存用容器内の本発明に係る固体ショ糖脂肪酸エステルに過大な圧力が直接かからず、固体ショ糖脂肪酸エステルに臭気が移りづらい段ボール、金属製コンテナ、ファイバードラム、フレキシブルコンテナまたは紙袋が好ましい。
また、上記の保存用の容器としては、金属製コンテナ、樹脂製コンテナ、ファイバードラム等の変形しない容器を用いることが好ましい。変形する容器を用いた場合、容器が積み重なったときに、上に積まれた容器やその容器内のショ糖脂肪酸エステルにより、下に積まれた容器内のショ糖脂肪酸エステルに加重がかかり、ショ糖脂肪酸エステルが固結し易くなるためである。
[樹脂製フィルム]
なお、これらの保存用の容器は、気密性を保ち、外部からの汚染を防ぐため、樹脂製フィルムからなる内袋を有することが好ましい。更には気密性を上げるために、酸素に対するガスバリア性を有する樹脂製フィルムからなる内袋を有することが好ましい。ガスバリア性を有する樹脂製フィルムとしては、エチレン-ビニルアルコール共重合体などの公知のガスバリア性を有する樹脂からなるフィルムや、その表面にガスバリア性を有する無機層が形成された樹脂製フィルムを使用することができる。
ガスバリア性を有する無機層として、具体的には、蒸着などにより形成したアルミニウムなどの金属膜や、ゾルゲル法や蒸着法などにより形成したシリカ、アルミナなどの金属酸化物膜などが挙げられる。
ガスバリア性を有する無機物を蒸着処理した樹脂製フィルムは、耐久性が優れるのに加え、母体となる樹脂製フィルムとして、ガスバリア性を有さない樹脂も使用できるため、材料選択の幅が広がるという利点もある。
樹脂製フィルムの厚さは、ガスバリア性が十分確保できる厚さであればよく、通常5μm〜10mm、好ましくは10μm〜1000μm、特に好ましくは30μm〜500μmである。
[平均嵩密度]
本発明に係る固体ショ糖脂肪酸エステルの固体状態での容器充填時の平均嵩密度は、通常200〜1000kg/m3、中でも300〜900kg/m3、特には400〜800kg/m3であることが好ましい。ここで、本発明に係るショ糖脂肪酸エステル組成物の平均嵩密度とは、本発明に係る固体ショ糖脂肪酸エステルを任意に1kgずつ3点サンプリングした平均の嵩密度をいう。上記範囲よりも小さい場合には、粉塵爆発の原因となったりする可能性がある。
また、平均嵩密度が上記範囲を超える場合には、食品の原料としての使用に適さない大きさ及び硬度の融着物となる場合があり、粉砕するためのコストが増大するため好ましくない。なお、塊状物や融着物となった、本発明に係るショ糖脂肪酸エステル組成物は、ハンマミル、ハンマブレーカ、ニブラー、フィッツミル、ジェットミル、ラバーチョッパー等の粉砕機で解砕し、平均嵩密度を上記範囲内にすることが好ましい。
本発明の保存方法によると、本発明に係る固体ショ糖脂肪酸エステルを、少なくとも、5日以上、好適には10日以上固結を起こすことなく保存することができる。固結が生じたと判断する基準としては、目視により確認することが可能である。より具体的には、容器充填前と保存期間経過後において、ショ糖脂肪酸エステルの平均粒径Dの変化が20%以下であり、15%以下であってよく、10%以下であってよく、5%以下となる時点を固結の発生時点とすることが好ましい。
本発明の効果を確認するために、以下の実施例及び比較例に係る試験を行った。なお、本発明の趣旨を逸脱しない限り、本発明の範囲は、以下に示す実施例により限定的に解釈されるべきものではない。
ショ糖脂肪酸エステル(構成脂肪酸の70%以上がパルミチン酸であり、モノエステル含有量65%以上)の水溶液を蒸発濃縮して、含水率0.75%、温度107℃の溶融液を得た。これをドラムフレーカーで冷却・固化させて薄片状(平均サイズ;30×30×3.3mm)とした製品を得た後、当該製品を温度32℃、湿度80%のホッパーに送入した。
このホッパーから、表1に記載の平均粒径となるように粉砕された製品を採取した後、バットに移し、表1に記載の含水率となるように吸湿させ、各種の含水率を有する製品を得た。その後、表1に記載の容器内部の底面の単位面積当たりの重量となるように各種含水率を有する製品を、マヨネーズビン(70ml容量、底面積10.75cm、以下「容器」と称する場合がある。)にショ糖脂肪酸エステルを採取して保存した。
ここで、表1に記載する容器内部の底面の単位面積当たりの重量は以下のように調整した。
a)0.004kg/cm
0.0043kgのショ糖脂肪酸エステルを前記のマヨネーズビンに入れ、中蓋と外蓋をして保存した。
b)0.045kg/cm
さらに、前記のマヨネーズビンに0.0043kgのショ糖脂肪酸エステルを入れて、ショ糖脂肪酸エステルの表面の粉面にシリコンゴム栓を置き、さらにその上におもしを載せて、ショ糖脂肪酸エステルに0.045kg/cmの加重がかかるようにした後、水分吸収しないようにポリエチレン袋を全体に被せ密封した。
また、保存中の容器を恒温槽に入れ、下記の表1に記載の温度になるように、保存ステップ中の雰囲気温度を制御した。
本発明において、各種の保存条件は、以下のとおり測定した。これらの測定の結果を表1に示す。
(1)含水率(W(重量%))
カールフィッシャー式水分計(三菱化学(株)製「CA−200」)を用いて測定を行った。
(2)容器内部の底面の単位面積当たりの重量(L(kg/cm2))
充填時製品の全体重量を、容器の底面積で除することにより算出した。
(3)保存雰囲気温度(T(℃))
保存時の雰囲気温度を測定した。
(4)平均粒径(D(μm))
表1に記載の平均粒径となるように粉砕された製品について、空気を分散媒としてレーザー回折式粒度分布計(堀場製作所社製「LA−920」)にて測定した体積基準の平均粒径(メジアン径d50)の値を用いた。
(5)固結判定式
上記の含水率(W(重量%))、容器内部の底面の単位面積当たりの重量(L(kg/cm2))、温度(T(℃))、及び平均粒径(D(μm))を用いて算出した固結判定式((W×L)/((42−T)×D))に10を乗じて算出した値を表1に記載した。
(6)固結時間の判定
容器に製品を入れてから、当該製品の固結が生じ始めるまでの時間をショ糖脂肪酸エステルの固結時間とした。なお、当該固結が生じ始めたことの確認は、目視で観察することにより行った。
(7)総合評価
以下のとおり、上記(6)のショ糖脂肪酸エステルの固結時間により、◎、〇、×の順に保存状態が良好として総合評価を行った。
◎:固結時間240時間以上
〇:固結時間120時間以上240時間未満
×:固結時間120時間未満
Figure 2019081578
表1から、実施例1〜5の方法で保存を行った場合には、比較例1〜4の方法で保存を行った場合よりも、固結時間が長い、つまり、保存時の安定性に優れていることが分かる。

Claims (4)

  1. 容器に充填された固体のショ糖脂肪酸エステルを、
    ショ糖脂肪酸エステルが前記容器に充填されてから、前記容器が開封されるまでの期間保存する保存ステップを含む、ショ糖脂肪酸エステルの保存方法であって、
    前記保存ステップにおいて、
    前記容器へ充填する際のショ糖脂肪酸エステルの含水率が1.5重量%以下であり、
    前記容器内の保存ステップ中の雰囲気温度を42℃以下に保ち、
    さらに、前記ショ糖脂肪酸エステルの、容器への充填時の含水率(W(重量%))、保存ステップ中の容器内部の底面の単位面積当たりの重量(L(kg/cm))、及び容器への充填時の平均粒径(D(μm))、並びに保存ステップ中の雰囲気温度(T(℃))が、以下の式(I)を充足するショ糖脂肪酸エステルの保存方法。
    (W×L)/((42−T)×D)≦1.8×10−6・・・(I)
  2. 前記容器が、段ボール、金属製コンテナ、樹脂製コンテナ、ファイバードラム、フレキシブルコンテナ、または紙袋であることを特徴とする請求項1に記載のショ糖脂肪酸エステルの保存方法。
  3. 前記容器が、樹脂製フィルムからなる内袋を有する容器であることを特徴とする請求項1または2に記載のショ糖脂肪酸エステルの保存方法。
  4. 前記樹脂製フィルムが、ガスバリア性を有する無機層を含む樹脂製フィルムであることを特徴とする請求項3に記載のショ糖脂肪酸エステルの保存方法。
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