JP2019081556A - 2室滅菌袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】脱酸素剤や乾燥剤等の梱包対象物の品質を一定期間保持する部材が梱包対象物と一緒に、開封時飛び出すことを防止する。【解決手段】周縁部がシールされた収納袋である2室滅菌袋1であって,前記収納袋が通気性部材30により2室に仕切られており,前記通気性部材30は対向する2辺と当該2辺に隣接する少なくとも一方の辺が前記周縁部シールでシールされている。前記通気性部材30は対向する2辺と当該2辺に隣接する他方の辺もシールされているものでも良い。【選択図】図1

Description

本発明は、医療器具、医療部材関連に関する包装材の滅菌材や乾燥剤の収納に使用する滅菌袋に関するものである。
特許文献1は、食品包装袋の内部をヒートシール性の内装として、脱酸素剤の小袋を食品包装袋の内面に接着して、袋内の酸素を吸着したものが開示されている。
特許文献2には、食品を包装する袋の内部に、脱酸素剤を封入した通気性素材からなる小袋の該側面に接着剤層を設けて、袋内の内面に接着して袋内の酸素を吸着したものが開示されている。
特許文献3は、袋内面部と貼着した熱接着剤紙の間に、脱酸剤の袋を封入したものであり、袋の製造工程で、脱酸剤を袋の内面に固定する。
従来の水分や酸素に影響を受ける医療器具、医療部材関連技術は、乾燥剤や脱酸素剤等を医療器具等と同時に梱包してその影響を抑えており、具体的には2枚合わせ(片面フィルムで片面滅菌紙)の滅菌袋に入れ更にバリア包装袋に脱酸素剤や乾燥剤と共に入れ密封されEBやγ滅菌を行なっていた。
実開昭60−75264号公報 実開昭60−75265号公報 実開昭63−128970号公報
特許文献1と2では、接着が不完全であると脱酸剤が、食品と混同する可能性があった。特許文献3では、両面性熱接着性被覆に穴あけ作業を行い、脱酸剤が脱落する恐れがあり、また食品袋を回収する際に、脱酸剤を袋から遊離する作業が必要であった。
従来の水分や酸素に影響を受ける医療器具、医療部材関連技術は、乾燥剤や脱酸素剤等を医療器具等と同時に梱包していたので、袋を開けた際に脱酸素剤や乾燥剤が飛び出してきてしまうという問題が有った。同様に包装が2重袋となり非常に高価なものとなっていた。本発明は、従来のバリア性を有する包装袋に通気性の有る通気性部材を挿入し、片側に下駄シールすることで2室化して、脱酸素剤や乾燥剤と医療器具と分離することができ開封後に脱酸素剤や乾燥剤の脱落・飛び出しを防止することができる2室滅菌袋を提供すことを目的とする。
本発明の請求項1は、周縁部がシールされた収納袋であって,前記収納袋が通気性部材により2室に仕切られており,前記通気性部材は対向する2辺と当該2辺に隣接する少なくとも一方の辺が前記周縁部シールでシールされている2室滅菌袋である。
また、本発明の請求項2は、請求項1の2室滅菌袋について、前記通気性部材は対向する2辺と当該2辺に隣接する他方の辺もシールされている2室滅菌袋である。
なお、請求項1に記載の2室滅菌袋は、前記通気性部材は対向する2辺と当該2辺に隣接する少なくとも一方の辺の他方の辺は、折りたたまれたものを含む。更に請求項1乃至2の2室滅菌袋は、前記通気性部材で仕切られた前記2室中の1室を収納袋の一部に設けたものを含む。又請求項1乃至2の2室滅菌袋は、前記通気性部材で仕切られた前記2室中の1室に脱酸素剤や乾燥剤等の梱包保全材料を充填したものを含む。
請求項1に記載の発明によれば、周縁部がシールされた収納袋であって,前記収納袋が通気性部材により2室に仕切られており,前記通気性部材は対向する2辺と当該2辺に隣接する少なくとも一方の辺が前記周縁部シールでシールされている2室滅菌袋なので、梱包対象物を開封する際に、脱酸素剤や乾燥剤等の梱包対象物の品質を一定期間保持する部材が、梱包対象物と一緒に落下する事がなくなった。
請求項2に記載の発明も同様の効果を奏する。
(a)は、本発明の第1実施例の説明図であり、(b)は、本発明の第2実施例である。 (c)は、本発明の第3実施例の説明図であり、(d)は、本発明の第4実施例の説明図である。 (1)、(2)、(3)は、図1(a)の第1実施例の使用を図式化した説明図 (a)は、本発明の第1乃至第3実施例の通気性部材30の正面図、(b)は本発明の第4実施例の通気性部材30の正面図
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態について詳述する。図1(a)は、本発明の第1実施例であり、収納袋である2室滅菌袋1は、矩形状の多層フィルムである基材本体10、12を、前後にヒートシールで貼り合わせる。基材本体10、12の周縁部である上辺(14U)及び左辺(14L)、下辺(14D)、コーナ辺(14B)を先にシールして貼張り合わせてある。コーナ辺(14B)は開封口になる為、弱接着(イージピール)されている。基材本体10、12の右辺(14R)は未シール状態になっている。
基材本体10、12の上半分の間には矩形状の通気性部材30が挟み込まれており、通気性部材30の上辺(30U)と左辺(30L)は、基材本体10、12の上辺14Uと左辺14Lをヒートシール時に同時にシールすると効率的である。他方通気性部材30の下辺(30D)は、基材本体10の上下の中間部分の内側に、シール(30S)される。通気性部材30の右辺(30R)は未シール状態になっている。
通気性部材30は通気性とシール性の有る素材を使用する。通気性部材30の右辺部分から内部に、脱酸素剤34や乾燥材36が収納される。同様に基材本体10、12の右辺(14R)から、医療器具40等が収容される。16は、未シール開封端であり、ここをきっかけにしてコーナ辺(14B)開封して、この医療器具40等を取り出せる。なお未シールの基材本体10、12の周縁部である右辺(14R)は、医療器具40等を基材本体10、12の間に、脱酸素剤34や乾燥材36を通気性部材30内に収納した後、後でシールされる。医療器具はカテーテルや輸液チューブなどである。
この際通気性部材30の右辺(30R)も基材本体10、12の周縁部である右辺(14R)とともに後でシールされる。
通気性部材30は、図4の(a)の構成になっており、上辺(30U)と下辺(30D)、左辺(30L)と右辺(30R)とからなる、矩形状になっている。
以上のように本発明の第1実施例では、収納袋である2室滅菌袋1は、基材本体10、12の上辺(14U)及び左辺(14L)、下辺(14D)を前にシールされ、基材本体10、12の右辺(14R)が後でシールされて、前記収納袋の周縁部がシールされており、前記収納袋は、通気性部材30により2室に仕切られている。通気性部材30の右辺(30R)と左辺(30L)は、基材本体10、12の周縁部の左辺(14L)と右辺(14R)にシールされている。通気性部材30の上辺(30U)は、基材本体10、12の周縁部の上辺(14U)にシールされている。通気性部材30の下辺(30D)は、基材本体10の上下の中間部分の内側に、シール(30S)されている。
よって、図1(a)の本発明の第1実施例は、周縁部がシールされた収納袋であって,前記収納袋が通気性部材により2室に仕切られており,前記通気性部材は対向する2辺(30R、30L)と当該2辺に隣接する上辺(30U)が前記周縁部シールでシールされていることになる。
また、通気性部材30の下辺(30D)は、基材本体10の上下の中間部分の内側に、シール(30S)されている。
図1(b)は、本発明の第2実施例であるが、第1実施例との違いは、前シールが、基材本体10、12の上辺(14U)及び左辺(14L)、下辺(14D)の三隅にしてあり、未シール開封端16は存在しない。その代わりに開封ノッチ18が、左辺(14L)の下側に設けてある。又通気性部材30は、図4の(a)の構成になっている点で第1実施例と同じである。
よって、図1(b)の本発明の第2実施例は、第1実施例と同様に、周縁部がシールされた収納袋であって,前記収納袋が通気性部材により2室に仕切られており,前記通気性部材は対向する2辺(30R、30L)と当該2辺に隣接する上辺(30U)が前記周縁部シールでシールされていることになる。また、通気性部材30の下辺は、基材本体10の上下の中間部分の内側に、シール(30S)されている。
図2(c)は、本発明の第3実施例であり、前シール部分が異なる。即ち収納袋である2室滅菌袋1の基材本体10、12の上辺(14U)は、未シール状態になっており、基材本体10、12の左辺(14L)、下辺(14D)、右辺(14R)は、先にシールされている。通気性部材30の右辺(30R)と左辺(30L)は、基材本体10、12の左辺(14L)、右辺(14R)をヒートシール時に同時に先にシールする。
基材本体10の上辺(14U)と通気性部材30間に、脱酸素剤34や乾燥材36を通気性部材30内に収納される。基材本体12の上辺(14U)と通気性部材30間に、医療器具40等が収納され、基材本体10、12の上辺(14U)及び通気性部材30の上辺(30U)は、後でシールされる。この実施例では、開封ノッチ18が、左辺(14L)の下側と右辺(14R)の下側に設けてある。他方通気性部材30の下辺(30D)は、基材本体10の上下の中間部分の内側に、シールされている。
なお、通気性部材30は、図4の(a)の構成になっている点で第1実施例と同じである。
以上のように本発明の第3実施例では、収納袋である2室滅菌袋1は、周縁部がシールされた収納袋であって,基材本体10、12の周縁部である左辺(14L)、下辺(14D)、右辺(14R)は、前にシールされており、基材本体10、12の周縁部である上辺(14U)及び通気性部材30の上辺(30U)は、後でシールされる。
前記収納袋は、通気性部材30により2室に仕切られている。通気性部材30の右辺(30R)と左辺(30L)は、基材本体10、12の周縁部の左辺(14L)と右辺(14R)にシールされている。通気性部材30の上辺(30U)は、基材本体10、12の周縁部の上辺(14U)にシールされている。通気性部材30の下辺(30D)は、基材本体10の上下の中間部分の内側に、シール(30S)されている。
以上のように本発明の第3実施例では、よって、図2(c)の本発明の第3実施例は、周縁部がシールされた収納袋であって,前記収納袋が通気性部材により2室に仕切られており,前記通気性部材は対向する2辺(30R、30L)と当該2辺に隣接する上辺(30U)が前記周縁部シールでシールされていることになる。
また、通気性部材30の下辺は、基材本体10の上下の中間部分の内側に、シール(30S)されている。
図2(d)は、本発明の第4実施例であり、先にするシール部分が異なり、通気性部材30に位置も異なっている。即ち基材本体10、12の上辺(14U)と下辺(14D)は、未シール状態になっており、基材本体10、12の左辺(14L)、右辺(14R)は、先にシールにされている。通気性部材30は、図4(b)で示すように真中(30U)で折りたたまれて(30F、30B)、通気性部材30F、30Bの右辺(30R)と左辺(30L)は、基材本体10、12の左辺(14L)、右辺(14R)と共に、先にシールされ、通気性部材30の下辺(30D)の中央部(30DC)を除く部分及び基材本体10、12の下辺(14D)の中央部(14DC)を除く部分が、先にシールされている。基材本体10、12の下辺(14D)と通気性部材30F、30B間に、脱酸素剤34や乾燥材36が前記中央部(14DC、30DC)から収納されて、後でシールされる。この時通気性部材30の下辺(30D)の全体が後でシールされる。
又基材本体10、12の上辺(14U)間に医療器具40等が収納されて、後でシールされる。この実施例では、開封ノッチ18が、左辺(14L)の上側と右辺(14R)の上側に設けてある。なお、通気性部材30の基材本体10、12の上辺(14U)側にシールしても良い。
以上から、本発明の第4実施例の通気性部材30は、図4の(b)の構成になっており、上辺(30U)に相当する部分は、中央の点線部分であり、下辺(30D)に相当する部分は上部の辺と下部の辺である。左辺(30L)と右辺(30R)は、中央部の点線で折りたたまれるので、高さ的には半分になる。折りたたまれた前面は、30Fであり、後面は30Bとなる。通気性部材30の大きさは半分になり、上辺(30U)と下辺(30D)、左辺(30L)と右辺(30R)から構成される矩形状になっている。
以上のように本発明の第4実施例では、収納袋である2室滅菌袋1は、周縁部がシールされた収納袋であって,基材本体10、12の周縁部である左辺(14L)、右辺(14R)は、先にシールされており、基材本体10、12の周縁部である下辺(14D)の中央部(14DC)を除く部分及び通気性部材30の下辺(30D)の中央部(30DC)を除く部分は、先にシールされた後、脱酸素剤34や乾燥材36等を収納後、全部後シールされる。前記収納袋は、通気性部材30により2室に仕切られている。通気性部材30の左辺(30L)と右辺(30R)は、基材本体10、12の周縁部の左辺(14L)と右辺(14R)にシールされている。
通気性部材30の下辺(30D)は、基材本体10、12の周縁部である下辺(14D)にシールされる。
基材本体10、12の周縁部である上辺(14U)も、医療器具40等を収容した後にシールされる。
以上のように本発明の第4実施例では、周縁部がシールされた収納袋であって,前記収納袋が通気性部材により2室に仕切られており,前記通気性部材は対向する2辺(30L、30R)と当該2辺に隣接する下辺(30D)が前記周縁部シールでシールされていることになる。
また、通気性部材30の上辺(30U)は折りたたまれて(30F、30B)、フリーになっている。
以上のように、本発明の第4実施例は、周縁部がシールされた収納袋であって,前記収納袋が通気性部材により2室に仕切られており,前記通気性部材は対向する2辺(30L、30R)と当該2辺に隣接する一方の辺(30U)が前記周縁部シールでシールされている。
そして本発明の第1実施例から第3実施例で共通しているところは、前記通気性部材は対向する2辺(30L、30R)に隣接する他方の辺(30D)もシールされていることである。
図3の(1)、(2)、(3)は、図1(a)の第1実施例を使用して脱酸素剤34や乾燥材36と医療器具40等を収納する経過を図式化したものである。図3(1)は、未収納状態を表している。図3(2)は、脱酸素剤34や乾燥材36を通気性部材30の右辺部分から内部に収納された状態を示している。図3(3)は、基材本体10、12の右辺(14R)から、医療器具40等が収容される。その後未シールの基材本体10、12の右辺(14R)は、後でシールされる。
以上のように、本発明は、周縁部がシールされた収納袋であって,多層フィルムである基材本体とその一部に通気性部材を設け、基材本体の中に通気性部材で囲まれた領域を設けて前にシールし、基材本体の一部から、基材本体内及び通気性部材内に、それぞれ梱包対象物と脱酸素剤や乾燥剤等の梱包対象物の品質を一定期間保持する部材を充填し、基材本体と通気性部材の一部を後でシールすることで、基材本体及び通気性部材内の気密性を確保出来るようにしたものである。
基材本体10、12は、以下の多層フィルムにより、製作される。
印刷基材(PET12〜25μm、ONY15〜25μm、OPP20〜50μm)、バリア基材(透明蒸着PET12〜16μm、透明蒸着ONY15〜25μm、バリアONY15〜25μm、EVOH15〜30μm、AL6〜50μm、AL蒸着PET9〜16μmなど)、ヒートシール基材(LLDPEF25〜100μm、LDPEF25〜100μm、CPP20〜100μm、イージーピールシーラント20〜80μmなど)ヒートシール層はフィルムでは無く、押し出しの樹脂(LLDPE20〜80μm、LDPE20〜80μm、EMAA20〜80μm、EVA20〜80μmなど)でも良く3層を基本構成とし、ラミネート方式はドライラミネートでも押し出しラミネートのどちらでも可能とする。バリア基材を印刷基材として兼用する事も可能である。
本体の突き刺し強度などを補完したい場合は、ONYやPBT、PETなどをバリア基材より内側に追加し4層構成にしても良い。
なお層構成の例を挙げると
構成(1)・・PET/接着剤/AL/接着剤/PEF
構成(2)・・PET/接着剤/AL/接着剤/ONY/接着剤/PEF
構成(3)・・PET/接着剤/透明蒸着PET/接着剤/PEF
構成(4)・・ONY/接着剤/AL/接着剤/PEF
構成(5)・・PET/PE/AL/PE/PEF
構成(6)・・PET/PE/AL/PE/PE
2室滅菌袋1の製造方法は以下のように実施する。基材本体10、12の印刷工程で絵柄印刷(水性系、溶剤系:アクリル系、硝化綿系、ウレタン系等)を印刷する。印刷方式は、グラビア印刷かフレキソ印刷が可能である。
ラミネート方式は、ドライラミネートまたは押し出しラミネートでバリア基材、突き刺し強度補完基材、シーラントの順に貼り合わせていく。基材本体10、12の製袋時に通気性部材30を挿入しながら製袋加工を行なう。
通気性部材30は、通気性とシール性の有る素材で、タイベック59.5〜74.6g/m2や不織布15〜110g/m2、LDPEF50〜150μmやLLDPEF50〜150μmにレーザーや熱針などで貫通口を開けたフィルムなどを使用する。穴の大きさや数・形状は、通気させたい量や医療器具の形状・大きさなどの状況に応じて変化させる。またタイベックや不織布は、シール強度の安定化のためEVAやアクリル系のシール剤を塗布しても良い。
通気性部材30の素材構成を挙げると
構成(1)・・タイベック
構成(2)・・タイベック/ヒートシール剤
構成(3)・・不織布
構成(4)・・PEF/穴あけ加工
2室滅菌袋1の具体的に製造した実施例を挙げると
実施品(対象品)
本体:PET16μm/AL15μm/ONY25μm/PEF30μm
通気性部材:タイベック74.6g/m2/シール剤
基材本材10、12は以下の製造方法を実施した。
グラビア印刷をもちいて、PET16μm(E5102)のコロナ処理面へウレタン系インキ(ECOS:DICグラフィックス社製)で印刷する。印刷面側に、バリア基材として厚さ15μmのアルミ箔を、2液硬化型ポリウレタン接着剤(RU077/H7=主剤/硬化剤:ロックペイント製)を用いてドライラミネートする。更にアルミ箔面側に、耐摩耗性・耐ピンホール性向上させるため、ONY25μmを、2液硬化型ポリウレタン接着剤(RU077/H7=主剤/硬化剤:ロックペイント製)を用いてドライラミネートする。最後にヒートシール基材としてPEF30μm(SMX-Y04)(イーシ゛ーヒ゜ールシーラント)を同じく2液硬化型ポリウレタン接着剤(RU077/H7=主剤/硬化剤:ロックペイント製)を用いてドライラミネートする。
通気性部材30は、タイベック74.6g/m2 (1073B)にEVA系ヒートシール剤をコーティングした。
基材本材10、12の製袋時に通気性部材30を挿入しながら製袋加工を行なった。
この発明は上述の例に限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲内であらゆる形態を取ることができる。
本発明は、多層フィルムである基材本体とその一部に通気性部材を設け、基材本体の中に通気性部材で囲まれた領域を設けたので、幅広い梱包対象物と脱酸素剤や乾燥剤等の梱包対象物の品質を一定期間保持する部材の充填に利用できる。
1 2室滅菌袋(周縁部がシールされた収納袋)
10、12 基材本体
14U 上辺
14L 左辺
14D 下辺
14R 右辺
16 未シール開封端
18 開封ノッチ
30 通気性部材
34 脱酸素剤
36 乾燥材
40 医療器具

Claims (5)

  1. 周縁部がシールされた収納袋であって,前記収納袋が通気性部材により2室に仕切られており,前記通気性部材は対向する2辺と当該2辺に隣接する少なくとも一方の辺が前記周縁部シールでシールされていることを特徴とする2室滅菌袋。
  2. 前記通気性部材は対向する2辺と当該2辺に隣接する他方の辺もシールされていることを特徴とする請求項1に記載の2室滅菌袋。
  3. 前記通気性部材は対向する2辺と当該2辺に隣接する少なくとも一方の辺の他方の辺は、折りたたまれた請求項1に記載の2室滅菌袋。
  4. 前記通気性部材で仕切られた前記2室中の1室を収納袋の一部に設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の2室滅菌袋。
  5. 前記通気性部材で仕切られた前記2室中の1室に脱酸素剤や乾燥剤等の梱包保全材料を充填した請求項1または2に記載の2室滅菌袋。
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