JP2019078112A - 装置、管理システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】扉の開閉操作に伴う他者の出現に備えられるようにする。【解決手段】装置は、扉を開の状態にする操作が予測された場合において、操作が行われる側に対して扉を挟んで反対側に人がいるとき、報知手段を通じて報知させる制御手段を有する。【選択図】図7

Description

本発明は、装置、管理システム及びプログラムに関する。
扉付きの部屋の場合、室内の利用者は、他者を意識することなく室内を利用できる。
特開2004−86582号公報
予期せず扉が開かれると、反対側にいる人を驚かせる可能性がある。また、扉を開ける人も、予期せぬ人の存在に驚く可能性がある。
本発明は、扉の開閉操作に伴う他者の出現に備えられるようにすることを目的とする。
請求項1に記載の発明は、扉を開の状態にする操作が予測された場合において、当該操作が行われる側に対して当該扉を挟んで反対側に人がいるとき、報知手段を通じて報知させる制御手段を有する装置である。
請求項2に記載の発明は、前記操作は、解錠する操作である、請求項1に記載の装置である。
請求項3に記載の発明は、前記報知は、前記解錠する操作の検出後に実行される、請求項2に記載の装置である。
請求項4に記載の発明は、前記報知は、前記解錠する操作が有効になる前に実行される、請求項2に記載の装置である。
請求項5に記載の発明は、前記報知は、前記扉で仕切られた部屋の内側に人が滞在している状態で、当該部屋の外側から前記解錠する操作があった場合に実行される、請求項2に記載の装置である。
請求項6に記載の発明は、解錠は、前記報知の後に有効になるように制御される、請求項2に記載の装置である。
請求項7に記載の発明は、解錠は、前記報知の実行から予め定めた時間の経過後に有効になる、請求項6に記載の装置である。
請求項8に記載の発明は、解錠は、前記報知を確認する操作が前記扉を挟んで反対側の人によって行われた場合に実行される、請求項6に記載の装置である。
請求項9に記載の発明は、前記解錠する操作が検知された時点で、前記扉で仕切られた部屋の内側が無人の場合、解錠は前記操作の後遅滞なく実行される、請求項2に記載の装置である。
請求項10に記載の発明は、前記操作は、前記扉を開く操作である、請求項1に記載の装置である。
請求項11に記載の発明は、前記報知は、前記扉を開く操作の検出後に実行される、請求項10に記載の装置である。
請求項12に記載の発明は、前記報知は、前記扉で仕切られた部屋の内側に人が滞在している状態で、当該部屋の外側から当該扉を開く操作があった場合に実行される、請求項10に記載の装置である。
請求項13に記載の発明は、前記制御手段は、画像処理を通じて特定された前記扉で仕切られた部屋の内側にいる人の精神状態と当該部屋の外側にいる人の精神状態とに基づいて前記報知の実行を制御する、請求項1に記載の装置である。
請求項14に記載の発明は、前記報知は、いずれか一方の人の精神状態が予め定めた特定の精神状態に該当する場合に実行される、請求項13に記載の装置である。
請求項15に記載の発明は、前記制御手段は、画像処理を通じて予測された前記扉で仕切られた部屋の内側にいる人の行動又は当該部屋の外側にいる人の行動に基づいて前記報知の実行を制御する、請求項1に記載の装置である。
請求項16に記載の発明は、前記報知は、いずれか一方の人の行動が予め定めた行動に該当する場合に実行される、請求項15に記載の装置である。
請求項17に記載の発明は、前記報知は、前記扉で仕切られた部屋の内側にいる人の所属先に関する情報と当該部屋の外側にいる人の所属先に関する情報とが予め定めた条件を満たす場合に実行される、請求項1に記載の装置である。
請求項18に記載の発明は、前記予め定めた条件は、所属先が異なることである、請求項17に記載の装置である。
請求項19に記載の発明は、前記所属先が異なるとは、登録されている法人の名称が異なることである、請求項18に記載の装置である。
請求項20に記載の発明は、前記報知は、前記扉で仕切られた部屋の内側にいる人と当該部屋の外側にいる人の性別が異なる場合に実行される、請求項1に記載の装置である。
請求項21に記載の発明は、前記扉は、前記扉で仕切られた部屋の内側に配置される机に対して椅子を挟んで反対側に配置される、請求項1に記載の装置である。
請求項22に記載の発明は、扉を開の状態にする操作が予測された場合において、当該操作が行われる側に対して当該扉を挟んで反対側に人がいるとき、報知手段を通じて報知させる制御手段を有する管理システムである。
請求項23に記載の発明は、コンピュータを、扉を開の状態にする操作が予測された場合において、当該操作が行われる側に対して当該扉を挟んで反対側に人がいるとき、報知手段を通じて報知させる制御手段として機能させるプログラムである。
請求項1記載の発明によれば、扉の開閉操作に伴う他者の出現に備えることができる。
請求項2記載の発明によれば、他者に備えることができる。
請求項3記載の発明によれば、他者に備えることができる。
請求項4記載の発明によれば、他者に備えることができる。
請求項5記載の発明によれば、人の出入りが実際に可能になる前に報知できる。
請求項6記載の発明によれば、人の出入りが実際に可能になる前に報知できる。
請求項7記載の発明によれば、他者に備えることができる。
請求項8記載の発明によれば、他者に備えることができる。
請求項9記載の発明によれば、他者が存在しない場合には操作の反応性を優先できる。
請求項10記載の発明によれば、他者と出会う前に他者の存在を気づかせることができる。
請求項11記載の発明によれば、部屋の内側の人の驚きを低減できる。
請求項12記載の発明によれば、他者に備えることができる。
請求項13記載の発明によれば、他者に備えることができる。
請求項14記載の発明によれば、他者に備えることができる。
請求項15記載の発明によれば、他者に備えることができる。
請求項16記載の発明によれば、他者に備えることができる。
請求項17記載の発明によれば、利用者間でトラブルが発生する可能性がある場合の予見性を高めることができる。
請求項18記載の発明によれば、利用者間でトラブルが発生する可能性がある場合の予見性を高めることができる。
請求項19記載の発明によれば、利用者間でトラブルが発生する可能性がある場合の予見性を高めることができる。
請求項20記載の発明によれば、利用者間でトラブルが発生する可能性がある場合の予見性を高めることができる。
請求項21記載の発明によれば、利用者間でトラブルが発生する可能性がある場合の予見性を高めることができる。
請求項22記載の発明によれば、扉の開閉操作に伴う他者の出現に備えることができる。
請求項23記載の発明によれば、扉の開閉操作に伴う他者の出現に備えることができる。
管理システムの全体構成の例を概略的に示す図である。 ユーザに対して貸し出される時間貸し空間の外観構成例を説明する図である。 ユーザ端末のハードウェア構成の例を説明する図である。 管理システムを構成するサーバのハードウェア構成の例を説明する図である。 管理システムを構成する時間貸し空間の構成例を説明する図である。 制御装置のソフトウェア構成の例を説明する図である。 例1に係る報知制御部の制御動作例を説明する図である。 室内側から解錠の操作が行われる場合の制御の進行の様子を説明する図である。(A)はAさんが室内におり、Bさんが室外にいる状態を示し、(B)は室内側からAさんが解錠の操作を行う状態を示し、(C)は解錠の操作が有効になった状態を示す。 室外側から解錠の操作が行われる場合の制御の進行の様子を説明する図である。(A)はAさんが室内におり、Bさんが室外にいる状態を示し、(B)は室外側からBさんが解錠の操作を行う状態を示し、(C)は解錠の操作が有効になった状態を示す。 例2に係る報知制御部101の制御動作例を説明する図である。 室外側から解錠の操作が行われる場合の制御の進行の様子を説明する図である。(A)はAさんが室内におり、Bさんが室外にいる状態を示し、(B)は室外側からBさんが解錠の操作を行う状態を示し、(C)は解錠の操作が有効になった状態を示す。 例3に係る報知制御部の制御動作例を説明する図である。 例4に係る報知制御部の制御動作例を説明する図である。 室外側から解錠の操作が行われる場合の制御の進行の様子を説明する図である。(A)はAさんが室内におり、Bさんが室外にいる状態を示し、(B)は室外側からBさんが解錠の操作を行う状態を示し、(C)は解錠の操作が有効になった状態を示す。 例5に係る報知制御部の制御動作例を説明する図である。 室外側から解錠する操作が行われる場合の制御の進行の様子を説明する図である。(A)は室内が無人の状態であることを示し、(B)は解錠する操作があった状態を示す。 例6に係る報知制御部の制御動作例を説明する図である。 例7に係る報知制御部の制御動作例を説明する図である。 例8に係る報知制御部の制御動作例を説明する図である。 例9に係る報知制御部の制御動作例を説明する図である。 例10に係る報知制御部の制御動作例を説明する図である。 管理システムの他の構成例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
<実施の形態1>
<管理システムの全体構成>
通信速度の向上や通信端末の小型化に伴い、オフィス外でも各種の情報にアクセスできる環境が整っている。一方で、ビジネス上の会話や情報は秘匿性が高いため、静かでセキュアな環境が求められている。
本実施の形態では、これらの要望を満たす空間を提供するための管理システムについて説明する。もっとも、以下に説明する空間は、ビジネス用途に限るものでなく、個人での利用も可能である。
図1は、管理システム1の全体構成の例を概略的に示す図である。
図1に示すように、管理システム1は、クラウドネットワーク2に接続された各種の端末で構成される。
図1には、管理システム1を構成する端末の例として、複数台の時間貸し空間3と、時間貸し空間3を利用する個々のユーザが携帯する複数台のユーザ端末4と、個々の時間貸し空間3の予約を管理する予約管理サーバ5と、個々の時間貸し空間3の利用の状況を管理する空間管理サーバ6と、利用者に対する請求を管理する請求管理サーバ7と、時間貸し空間3を利用できる会員の情報を管理する会員管理サーバ8とが示されている。
なお、本実施の形態における時間貸し空間3は、保守等で使用される時間を除き、24時間365日の利用が可能である。
図1の場合、目的別(機能別)に1台のサーバが用意されているが、目的別に複数台のサーバを用意してもよい。また、1台のサーバで複数の目的(機能)を分担してもよい。
時間貸し空間3の時間貸しサービスを提供する事業者は、単独でも複数でもよい。例えば予約の管理、入退室や室内の利用状況などの管理、ユーザに対する利用料金の請求に関する管理、利用者として登録されている会員の管理のそれぞれを異なる事業者が分担してもよい。なお、1つの目的(機能)についての管理を複数の事業者が協働で提供してもよい。
また、1つの目的(機能)に対して複数のサーバを用意してもよい。単独の事業者が1つの目的(機能)に対して複数のサーバを用意する場合や複数の目的(機能)に対応する複数のサーバを用意する場合には、イントラネットを介して接続すればよい。
また、時間貸し空間3も単独の事業者が提供する場合だけでなく、複数の事業者によって提供されてもよい。
すなわち、管理システム1は、複数の事業者が提供するサービスの集合体として実現されてもよい。
本実施の形態においては、施錠や解錠に電子鍵を使用する。電子鍵は、ユーザ端末4や不図示の近距離無線通信に対応したIC(Integrated Circuit)カードに格納する。ユーザ端末4を電子鍵として使用する場合には、予約の確定後に、予約管理サーバ5からユーザ端末4に電子鍵が提供される。ICカードを電子鍵として使用する場合には、予約の確定後に、電子鍵を記録したICカードが予約管理サーバ5から配布される。
電子鍵の場合には、施錠や解錠を有効に行える時間を自由に定めることができる。また、1つの時間貸し空間3の利用に必要な電子鍵を同じ時間帯に対して複数発行することもできる。
なお、物理的な鍵を予約された時間別に複数用意し、時間貸し空間3を施錠し又は解錠できるようにしてもよい。また、利用者の認証を鍵の代わりに使用してもよいし、電子鍵や物理的な鍵を補足する手段として使用してもよい。
予約管理サーバ5は、例えば利用可能な時間貸し空間3を登録した登録リスト51と、個々の時間貸し空間3の利用を希望する予約者の割り当てを管理する予約リスト52を管理する。
本実施の形態の場合、予約管理サーバ5は、保守等に確保された時間を除き、24時間365日、時間貸し空間3の予約を受け付ける。また、必要に応じて、ユーザ端末4に対する電子鍵の発行や認証の処理を実行する。なお、認証の処理は空間管理サーバ6の側で行ってもよい。
空間管理サーバ6は、例えば個々の時間貸し空間3への入退出の情報を管理する情報61と、個々の時間貸し空間3の利用状況の情報62を管理する。また、空間管理サーバ6は、時間貸し空間3に配置されている認証ユニット32A(図2参照)と通信し、利用者の入室を許可するか否かを管理する機能も有している。認証に際し、空間管理サーバ6は、予約管理サーバ5と通信する。
この他、空間管理サーバ6は、時間貸し空間3内に配置されている各種の機器31からの情報の収集や各種の機器31の制御を実行する機能を有している。
図1の例では、空間管理サーバ6はクラウドネットワーク2に接続されているが、機能の一部又は全部が、時間貸し空間3に収容されていてもよい。
請求管理サーバ7は、予約情報と、利用者の情報と、入退出の情報等に基づいて会員別(自然人の場合もあれば法人の場合もある)に請求書を発行する機能を有している。請求管理サーバ7は、予約管理サーバ5から予約情報を取得し、空間管理サーバ6から入退出の情報を取得し、会員管理サーバ8から会員情報を取得する。
会員管理サーバ8は、登録されている会員の情報と利用者の情報とを管理する。会員が自然人の場合には、会員と利用者は一致する。一方、会員が法人の場合には、会員別に個々の利用者が登録され、管理される。
図2は、ユーザに対して貸し出される時間貸し空間3の外観構成例を説明する図である。
本実施の形態における時間貸し空間3は、例えば駅の構内、空港、オフィスビル、飲食店やデーパート等の商業施設、銀行、図書館、美術館、博物館、公共機関や施設、連絡通路、公園等、室内外を問わずに配置される。
本実施の形態では、時間貸し空間3として防音性に優れた小部屋を想定する。この意味で、時間貸し空間3は、閉鎖型の空間の一例である。本実施の形態において、閉鎖型とは、密閉の意味ではなく、実用的な防音性能を備える意味で使用する。従って、通気口や小窓等の開口や隙間が、時間貸し空間3を構成する躯体30の一部分に設けられていてもよい。
本実施の形態における躯体30は、天井30Aと、床面30Bと、開閉可能な扉32が取り付けられている壁面30Cと、壁面30Cの両側に位置する2つの壁面30D及び30Eと、扉32の対面側に位置する壁面30Fとで構成される。
本実施の形態の場合、扉32として、1枚の扉部材が弧を描くように開閉する片開きの開き戸を想定する。もっとも、扉32は、1つの開口部を2枚の扉部材で仕切る両開きの開き戸でもよい。
また、扉32は、引き戸でもよい。引き戸は、1枚の扉をスライドする片引きタイプでも、2枚以上の扉を行き違わせて開閉する引き違いタイプでも、2枚の扉を左右にスライドする引き分けタイプでもよい。
また、扉32は、蝶番で連結された2枚1組の扉部材を折り畳むように開く折れ戸でもよい。折れ戸にも、片方にのみ開くタイプと、両方向に開くタイプがある。
また、特殊なタイプとして、収納時に扉32が壁の中に引き込まれる引き込み戸や間仕切り戸であってもよい。
なお、扉32は内開きでも外開きでも構わない。
本実施の形態の場合、壁面30D及び30Eの一部は、例えば透光性の部材(例えばガラス、アクリル樹脂)で構成される。
もっとも、壁面30D及び30Eの少なくとも一部には、目隠し(外部から室内の観察を難しくする又は視認性を低下させる)の機能を実現する構造、材質、加工などが採用されていてもよい。
例えば壁面30D及び30Eの材質自体が半透明の部材でもよいし、光が散乱するように部材の表面に細かい傷がつけられた部材でもよいし、同等の機能を備えるフィルム状の部材が貼り付けられていてもよい。なお、フィルム状の部材は、透過と白濁を電気的に切り替え可能な液晶フィルムや透過率を電気的に制御可能な偏光フィルムでもよい。
また、目隠しのための構造や部材が別に用意されていてもよい。もっとも、壁面30D及び30Eも、他の面と同じく光を通さない部材で構成されてもよい。もっとも、3面以上が透明又は半透明の部材で構成されていてもよい。
時間貸し空間3の利用人数は、時間貸し空間の容積によっておおよそ決まる。本実施の形態では、基本的に1人が使用する個室型を想定しているが、多人数を収容可能な大部屋でもよい。大部屋は単独の部屋として構成されていてもよいが、時間貸し空間3の壁面30D及び30Eの一方又は両方を取り除いて連結して構成されていてもよい。
なお、個室型とは1人しか利用できない意味ではなく、少人数、例えば2〜3人の利用が可能な意味で使用する。
個々の時間貸し空間3を構成する躯体30の形状や構造、提供される設備や性能は任意である。
本実施の形態の場合、躯体30の内部には、机33と椅子34が1つずつ配されている。また、机33の上には、機器31の一例である印刷装置31D、コンピュータ本体31E、表示デバイス31F、入力デバイス31Gが配されている。なお、コンピュータ本体31Eに記憶されているデータや履歴の情報は、システム側の制御によって、利用の終了後に全て消去される。利用者の情報を保護するためである。
この他、機器31として、空調装置31A、人感センサ31B、室内の照明に使用される照明器具31C、機器31を含む電子機器の動作を制御する制御装置31H、認証ユニット32Aが配置される。
なお、機器31として例示した具体的な電子機器は一例である。例えば机33の上に配されている印刷装置31D、コンピュータ本体31E、表示デバイス31F、入力デバイス31Gは設置されていなくてもよい。そのような場合は、利用者のコンピュータやスマートフォンが用いられる。
ここでの時間貸し空間3の全体(躯体30を含む)又は制御装置31Hは、特許請求の範囲における装置の一例である。制御装置31Hは、特許請求の範囲における制御手段の一例でもある。
また、ユーザ端末4、予約管理サーバ5、空間管理サーバ6、請求管理サーバ7、会員管理サーバ8も、特許請求の範囲における装置の一例である。
また、管理システム1は、特許請求の範囲における管理システムの一例である。
<端末の構成>
図3〜図5を使用して、管理システム1を構成する端末の構成例を説明する。
図3は、ユーザ端末4のハードウェア構成の例を説明する図である。
本実施の形態では、ユーザ端末4として、例えばスマートフォンを使用する。
ユーザ端末4は、ファームウェアやアプリケーションプログラムの実行を通じて各種の機能を提供するCPU(Central Processing Unit)41と、ファームウェアやBIOS(Basic Input Output System)を格納する記憶領域であるROM(Read Only Memory)42と、プログラムの実行領域であるRAM(Random Access Memory)43を有している。
また、ユーザ端末4は、ダウンロードしたアプリケーションプログラムや電子鍵等を記憶する揮発性の記憶装置44と、外部との通信に使用される通信インタフェース(通信IF)45と、タッチパネル等の入力デバイス46と、情報の表示に使用される表示デバイス47と、撮像カメラ48とを有している。記憶装置44には、例えば半導体メモリが用いられる。
ここで、CPU41と各種のデバイスはバス49を通じて接続されている。
図4は、管理システム1を構成するサーバのハードウェア構成の例を説明する図である。
図4では、予約管理サーバ5の構成を代表的に表している。もっとも、他のサーバ、すなわち、空間管理サーバ6、請求管理サーバ7、会員管理サーバ8の構成も図4に示す構成と同様である。
予約管理サーバ5は、オペレーションシステムやアプリケーションプログラムの実行を通じて各種の管理機能を提供するCPU51Aと、オペレーションシステムやBIOSを格納する記憶領域であるROM52Aと、プログラムの実行領域であるRAM53を有している。
また、予約管理サーバ5は、担当する管理機能を実現するアプリケーションプログラムや各種の管理データを記憶する揮発性のハードディスクドライブ(HDD)54と、外部との通信に使用される通信インタフェース(通信IF)55と、キーボード等の入力デバイス56と、情報の表示に使用される表示デバイス57とを有している。
ここで、CPU51Aと各種のデバイスはバス58を通じて接続されている。
なお、各サーバは、管理データを保持するデータベースの一例である。
図5は、管理システム1を構成する時間貸し空間3の構成例を説明する図である。
時間貸し空間3は、空調装置31A、人感センサ31B、照明器具31C、印刷装置31D、コンピュータ本体31E、表示デバイス31F、入力デバイス31G、制御装置31H、認証ユニット32Aを有している。
ここで、空調装置31Aは、室内の気温や湿度の調整に使用される。なお、空調装置31Aと共に、又は、空調装置31Aとは別に換気に特化した機構を設けてもよい。
人感センサ31Bは、室内の人の検知に用いられるセンサであり、様々なタイプが存在する。例えば人の動きを検知可能な焦電型赤外線人感センサ、人の数と位置を検知可能な画像型人感センサやサーモパイル型人感センサがある。目的に応じて、これらのセンサのうちのいずれか、または、複数を組み合わせて使用する。
印刷装置31D、コンピュータ本体31E、表示デバイス31F、入力デバイス31Gは、利用者の操作用に予め室内に用意されている情報機器の一例である。これらはLAN(Local Area Network)31V(例えばLANケーブルや無線LAN)を通じて接続されている。なお、利用者がコンピュータを持ち込む場合には、持ち込まれたコンピュータがLAN31Vに接続される。無線LANには、例えばWiFi(商標)やブルートゥース(登録商標)が用いられる。
制御装置31Hは、LAN31Vに接続された機器から情報を収集すると共に、個々の機器の動作を制御する制御用のコンピュータである。なお、制御装置31Hは、管理システム1によっては、空間管理サーバ6としての機能を提供することもある。
認証ユニット32Aは、例えば扉32に取り付けられている。認証ユニット32Aは、扉32の施錠や解錠に必要となる情報の取得や受け渡しに使用される。例えば認証の処理は、予約管理サーバ5で実行され、認証の結果だけが認証ユニット32Aに通知される。認証ユニット32Aは、認証が成功した場合、扉32を解錠する。解錠の後、扉32の開閉が可能になり、時間貸し空間3(図2参照)への入室が可能になる。
この他、時間貸し空間3には、外部との通信用の通信インタフェース(通信IF)31Iが用意されている。通信IF31Iは、クラウドネットワーク2(図1参照)に接続されており、各種のサーバとの通信に使用される。
時間貸し空間3には、扉32の開閉を機械的に制御する扉開閉機構31Jが用意されている 。扉開閉機構31Jには、例えば扉32を駆動して開閉する機構や利用者による扉32の開閉操作に介在して開閉に要する負荷の大きさを調整する機構が含まれる。
時間貸し空間3には、開閉ロック機構31Kが用意されている。開閉ロック機構31Kは、利用者による扉32の開閉を制限する機構である。開閉ロック機構31Kが作動している間、少なくとも扉32を閉じる操作が制限される。
時間貸し空間3には、室内や室外における利用者の動きの監視に用いる監視カメラ31Lが用意される。もっとも、監視カメラ31Lは必須ではない。
時間貸し空間3には、表示デバイス31Mが用意される。本実施の形態における表示デバイス31Mは、例えば扉32が設けられている壁面30Cの外側に配置され、入室しようとする利用者の操作用や情報の提供用に使用される。また、表示デバイス31Mは、時間貸し空間3を利用している利用者の操作用や情報の提供用に使用される。
時間貸し空間3には、スピーカ31Nが用意される。スピーカ31Nは、室内の利用者に対する情報の報知や室外にいる人への情報の報知に使用される。スピーカ31Nは報知手段の一例である。
時間貸し空間3には、集音マイク31Oが用意される。集音マイク31Oは、室内の音の取得に使用される。
時間貸し空間3には、温度センサ31Pが用意される。温度センサ31Pは、室内の気温の測定に使用される。
時間貸し空間3には、湿度センサ31Qが用意される。湿度センサ31Qは、室内の湿度の測定に使用される。
時間貸し空間3には、マグネットセンサ31Rが用意される。マグネットセンサ31Rは、扉32に取り付けられており、磁力の検知を通じて扉32の開閉を検知する。
時間貸し空間3には、加速度センサ31Sが用意される。加速度センサ31Sは、モノの動きの検知に使用される。
時間貸し空間3には、マットセンサ31Tが用意される。マットセンサ31Tは、モノの重さを検知して人の滞在時間や混雑状況の可視化に使用される。
時間貸し空間3には、空気環境モニタ31Uが用意される。空気環境モニタ31Uは、室内の空気に含まれる成分を検知するセンサであり、例えばPM2.5やPM10の濃度、二酸化炭素の濃度、温度、湿度、揮発性有機化合物の濃度などを測定する。なお、測定対象はこれらの全てである必要はないし、他の成分も測定対象であってもよい。空気環境モニタ31Uによって温度や湿度を測定可能な場合、温度センサ31Pと湿度センサ31Qを別に設ける必要はない。
<制御機能>
ここでは、図6を使用して、管理システム1を構成する端末のいずれかにより、又は、複数の端末の協働により実現される制御機能について説明する。
ここでは、制御装置31Hが単独で制御機能を提供する場合について説明する。
図6は、制御装置31Hのソフトウェア構成の例を説明する図である。
制御装置31Hはプログラムの実行を通じて該当する機能を実現する。
制御装置31Hは、扉32(図2参照)の内側にいる人と外側にいる人の両方への他者の存在の報知を制御する報知制御部101と、扉32の内側にいる人と外側にいる人の精神状態をそれぞれ推定する精神状態推定部102と、扉32の内側にいる人と外側にいる人の行動をそれぞれ認識する行動認識部103とを有している。
なお、精神状態推定部102と行動認識部103は、扉32の内側にいる人と外側にいる人のいずれか一方についてのみ推定又は認識の対象としてもよい。
精神状態推定部102は、例えば監視カメラ31Lから出力される撮像データを解析して精神状態を推定する。また、行動認識部103は、例えば監視カメラ31Lから出力される撮像データを解析して現在の行動を認識する。
ここでの報知制御部101は、特許請求の範囲における制御手段の一例である。報知制御部101は、人感センサ31Bや監視カメラ31Lを用いて報知の対象とする人の存在を認識する。また、報知制御部101は、精神状態推定部102の推定結果や行動認識部103の認識結果や認証ユニット32Aの認証結果などを使用してスピーカ31Nや表示デバイス31Mを用いた報知の実行を制御する。具体的な制御例については後述する。
スピーカ31Nと表示デバイス31Mは報知手段の一例である。
<制御例>
以下では、報知制御部101(図6参照)の制御を通じて実現される制御の例を説明する。
<例1>
ここでは、図7〜図9を使用して、報知制御部101による制御の例1を説明する。
図7は、例1に係る報知制御部101の制御動作例を説明する図である。
図8は、室内側から解錠の操作が行われる場合の制御の進行の様子を説明する図である。(A)はAさんが室内におり、Bさんが室外にいる状態を示し、(B)は室内側からAさんが解錠の操作を行う状態を示し、(C)は解錠の操作が有効になった状態を示す。
図9は、室外側から解錠の操作が行われる場合の制御の進行の様子を説明する図である。(A)はAさんが室内におり、Bさんが室外にいる状態を示し、(B)は室外側からBさんが解錠の操作を行う状態を示し、(C)は解錠の操作が有効になった状態を示す。
報知制御部101は、扉32が施錠されているか否かを判定している(ステップ11)。この判定は、利用者が室内にいる場合にも、室内にいない場合にも実行される。例えば予約された時間中であっても、飲食やお手洗いのために時間貸し空間3の外に出る場合があるからである。
ステップ11で否定結果が得られている間、報知制御部101は、この判定を繰り返す。
ステップ11で肯定結果が得られた場合、報知制御部101は、解錠する操作があったか否かを判定する(ステップ12)。
ステップ12の判定は、利用者が室内にいる場合にも、利用者が室内にいない場合にも実行される。また、解錠する操作は、時間貸し空間3の外側から行われてもよいし、内側から行われてもよい。
ここでの解錠する操作は、特許請求の範囲における「出入り口を開の状態にする操作」の一例である。なお、解錠する操作には、例えば鍵を取り出す仕草やユーザ端末4を認証ユニット32Aにかざす操作のように解錠する操作の実行が予測される行動を含めてもよい。予測には、例えば監視カメラ31Lの撮像データを使用する。
ステップ12で否定結果が得られている間、報知制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ12で肯定結果が得られた場合、報知制御部101は、操作の反対側に人がいるか否かを判定する(ステップ13)。
室外側から解錠の操作があった場合、報知制御部101は、室内に設けられている人感センサ31Bや監視カメラ31L等の情報を使用して室内側の人の有無を判定する。
一方、室内側から解錠の操作があった場合、報知制御部101は、室外側に設けられている人感センサ31Bや監視カメラ31L等の情報を使用して通行人や次の利用者となる人の存在の有無を判定する。
ステップ13で否定結果が得られている間、室内側のAさんと室外側のBさんが接触することは起こりえない。このため、報知制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ13で肯定結果が得られた場合、報知制御部101は、扉32が開かれることを表示デバイス31M(図6参照)やスピーカ31Nを使用して反対側の人に報知する(ステップ14)。続いて、報知制御部101は、解錠の操作者に対して反対側に他者がいることを表示デバイス31Mやスピーカ31Nを使用して報知する(ステップ15)。
図7の例では、操作者とは異なる人への報知後に、操作者に対して報知を行っているが、順番が入れ替わってもよいし、同時でもよい。この報知の段階では、扉32の施錠は維持されたままである。
報知の終了後、報知制御部101の制御により解錠の操作が有効化される(ステップ16)。この後、扉32は実際に開けることが可能になる。このように、報知を待って解錠の操作が有効になるので、他者の出現に備えるための時間を確保することができる。
なお、扉32は、室内側からも室外側からも開けることができる。
まず、解錠する操作が室内側から行われる場合を説明する。このような場面には、例えばAさんが解錠して時間貸し空間3から退出する場合がある。ここでの退出は、買い物やお手洗いのための一時的な退出も含まれる。
図8(A)に示すように扉32が施錠されている状態で、室内側のAさんが解錠する操作を行うと、図8(B)に示すように、室内側のAさんに対しては「扉の外に人がいますよ」との報知が実行され、解錠する操作の反対側である室外側のBさんに対しては「扉が開けられますよ」との報知が実行される。
この報知の後、図8(C)に示すように、扉32は解錠され、Aさんは扉32を開けて外に出ることができる状態になる。この際、室内側のAさんには「解錠しました」と状態の変化が報知され、室外側のBさんには「扉が開きます」と注意が促される。
この時点では、扉32の向こう側に他者が存在することをAさんもBさんも知っている。従って、扉32を開けるAさんは勿論、時間貸し空間3の外にいるBさんにも扉32が実際に開く前に他者の存在を予見でき、他者の突然の出現に驚かずに済む。
なお、解錠する操作が室外側から行われる場合もある。このような場面には、例えばAさんとBさんが共に予約者として登録されている場合において、先に到着したAさんだけが時間貸し空間3に入っており、後から到着したBさんが遅れて時間貸し空間3に入る場合がある。また例えば、Bさんの予約時間(準備のために事前の入室が許容されている場合にはその時間)にAさんの退室が完了していない場合がある。
このような場合には、Bさんが解錠の操作を行った時点で、図9(B)に示すように、Aさんに対して「扉が開けられますよ」と報知して他者の出現に対する注意を喚起し、一方、解錠の操作を行ったBさんには「中に人がいますよ」と報知して他者の出現に対する注意を喚起する。
その後、図9(C)に示すように、Bさんに対しては「解錠しました」と入室が可能になったこと、Aさんに対しては「扉が開きます」と他者が出現することをそれぞれ報知する。
この報知の機能は、周囲が囲まれた空間内に滞在している利用者の驚きを減らすのに効果が大きい。例えば作業用の机33(図2参照)が扉32とは反対の壁面30F(図2参照)に配置されているような場合には、Aさんの背中が扉32の方向に向いており、入室する人に気付きにくい。自身の作業に集中している場合には尚更である。
このため、扉32が実際に開かれる前に扉32がこれから開かれることを通知することで、室内側にいるAさんにBさんの出現に備える時間を与えることができる。
また、この制御の例では、解錠の操作を検知した段階で報知を実行するので、扉32を開ける操作を検知してから報知する場合に比して、他者の存在に気づいてから出会うまでの時間を長くできる。
<例2>
図10及び図11を使用して、報知制御部101による制御の例2を説明する。
図10は、例2に係る報知制御部101の制御動作例を説明する図である。図10には図7との対応部分に対応する符号を付している。図11は、室外側から解錠の操作が行われる場合の制御の進行の様子を説明する図である。(A)はAさんが室内におり、Bさんが室外にいる状態を示し、(B)は室外側からBさんが解錠の操作を行う状態を示し、(C)は解錠の操作が有効になった状態を示す。
この例の場合も、報知制御部101は、扉32が施錠されているか否かを判定する(ステップ11)。
ステップ11で否定結果が得られている間、報知制御部101は、この判定を繰り返す。
ステップ11で肯定結果が得られた場合、報知制御部101は、解錠する操作があったか否かを判定する(ステップ12)。ステップ12で否定結果が得られている間、報知制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ12で肯定結果が得られた場合、報知制御部101は、操作の反対側に人がいるか否かを判定する(ステップ13)。
ステップ13で否定結果が得られている間、報知制御部101は、ステップ11に戻る。
ステップ13で肯定結果が得られた場合、報知制御部101は、解錠されることを表示デバイス31Mやスピーカ31Nを使用して反対側の人に報知する(ステップ21)。図11(B)は、この状態を表している。
この報知の後、報知制御部101は、解錠の操作者に対して反対側に他者がいることを表示デバイス31Mやスピーカ31Nを使用して報知する(ステップ15)。続いて、報知制御部101は解錠の操作を有効化する(ステップ16)。
なお、図11の例は、解錠の操作が室内側から行われているが、解錠の操作が室外側から行われる場合にも同様である。もっとも、解錠という報知の内容は、時間貸し空間3の外にいる人にとっての重要性は低いので、施錠された室内にいる利用者にとって重要性が高い報知の方法である。
<例3>
図12を使用して、報知制御部101による制御の例3を説明する。
図12は、例3に係る報知制御部101の制御動作例を説明する図である。図12には図7との対応部分に対応する符号を付している。
この例の場合には、ステップ15とステップ16の間に、報知から予め定めた時間が経過されたか否かを判定するステップ22が設けられる点で図7と異なっている。
予め定めた時間が経過するまではステップ22で否定結果が得られる。すなわち、ステップ22の判定が繰り返される。このため、ステップ22で肯定結果が得られて、解錠の操作が有効になるまでの時間として、予め定めた時間を確保できる。例えば10秒の時間を確保できる。
前述した例1及び2の場合には、扉32(図2参照)が開かれる前に予告的な報知が行われるが、解錠の操作がすぐに有効化される設定の場合には、報知とほぼ同時に扉32が開く可能性もある。それでは、報知の効果も低減してしまう。
一方、この例の場合には、解錠の操作があっても、その操作が有効化されるまでに予め定めた時間の経過が必要になるので、報知によって他者の存在に気づいてから実際に出会うまでの時間として予め定めた時間を確保できる。また、確保される時間を利用して様々な準備を行うことも可能になる。
<例4>
図13及び図14を使用して、報知制御部101による制御の例4を説明する。
図13は、例4に係る報知制御部101の制御動作例を説明する図である。図13には図7との対応部分に対応する符号を付している。図14は、室外側から解錠の操作が行われる場合の制御の進行の様子を説明する図である。(A)はAさんが室内におり、Bさんが室外にいる状態を示し、(B)は室外側からBさんが解錠の操作を行う状態を示し、(C)は解錠の操作が有効になった状態を示す。
前述した例3の場合には、他者の存在を報知された人が他者の出現に備えることができるように、報知から解錠の操作が有効になるまでの時間として予め定めた時間を確保している。この時間は短すぎては効果が低減するので長く設定される可能性がある。
ただし、報知を受けた人の準備が整っているのであれば、設定された時間の経過を待つ必要もない。
そこで、この制御の例の場合には、ステップ22で否定結果が得られた場合に報知を確認する操作があったか否かを判定するステップ23を設けている。具体的には、確認ボタン(不図示)の操作があったか否かを判定するステップを設けている。
なお、この制御の例の場合には、ステップ14及び15の報知の際に、室内側の人と室外側の人に要求される操作の内容や行動も報知される。
図14(B)の例では、Aさんに対して「扉が開けられますよ」との報知に加え、「準備ができたら確認ボタンを押してください」との内容が報知される。
一方、解錠の操作を行ったBさんに対しては「中に人がいますよ」との報知に加え、「しばらくお待ちください」との内容が報知される。
このステップ14及び15の報知の後、報知制御部101はステップ22の判定を実行し、ステップ22で否定結果が得られている間、ステップ23の判定を実行する。ステップ23で否定結果が得られている間は、Aさんの準備が整っていないことを意味するので、報知制御部101はステップ22に戻る。この例の場合も、Aさんが確認ボタンを操作しなければ、予め定めた時間が経過するまでは解錠の操作が有効にならない。
一方、ステップ23で肯定結果が得られた場合には、予め定めた時間が経過する前でもステップ16への移行が可能になる。例えば図14(C)に示すように、Bさんに対しては「解錠しました」と入室が可能になったことを報知し、Aさんに対しては「扉が開きます」等の表現によって他者が出現することを報知する。
この例の制御の手法を用いれば、解錠の操作を行った人の待ち時間と扉32が開かれることの報知を受けた人の準備に要する時間の確保との両立を図ることができる。
なお、解錠の操作の報知を受けた側の人の確認の操作が検知されるまでは解錠の操作を有効化しない設定とすることも可能である。ただし、この設定では、いつまでも解錠が可能にならない場面を想定した対策を別に設けることが好ましい。
また、解錠の操作が有効になるまでの時間を延長するボタンを用意し、解錠の操作が有効になるまでに準備が間に合わない場合には利用者の操作によって延長できるようにしてもよい。延長は、操作のたびに可能としてもよいが、延長可能な回数を制限してもよい。また、操作によって延長できる時間を数種類から選択できるようにしてもよい。準備に必要な時間は様々なためである。
<例5>
図15及び図16を使用して、報知制御部101による制御の例5を説明する。
図15は、例5に係る報知制御部101の制御動作例を説明する図である。図15には図12との対応部分に対応する符号を付している。図16は、室外側から解錠する操作が行われる場合の制御の進行の様子を説明する図である。(A)は室内が無人の状態であることを示し、(B)は解錠する操作があった状態を示す。
前述した例1〜4の場合には、入室又は退出の際に予期せぬ他者の出現に驚かないように事前に他者の存在を報知しているが、そもそも他者が居ない場合には、自由に出入りが可能であることが望まれる。
そこで、この制御の例の場合には、ステップ13で否定結果が得られた場合にステップ11に戻るのではなく、ステップ16に移行する手法を採用する。図16の例は、ステップ13で否定結果が得られる場合の制御の進行の様子に対応する。この例の場合には、図16(A)に示すように空室の状態でBさんが解錠の操作を行うと(ステップ13で否定結果)、図16(B)に示すようにすぐに解錠が有効になる。すなわち、解錠の操作から遅滞なく解錠される。
このように他者が存在しない場合には、操作に対する反応性を優先することができる。
<例6>
ここでは、図17を使用して、報知制御部101による制御の例6を説明する。
図17は、例6に係る報知制御部101の制御動作例を説明する図である。図17には図7との対応部分に対応する符号を付している。
この例の場合、報知制御部101は、人感センサ31B(図6参照)などを用いて操作の反対側に人がいることを確認すると(ステップ13で肯定結果)、時間貸し空間3(図2参照)の内側と外側の監視カメラ31L(図6参照)を作動させ(ステップ31)、撮像データから撮影対象者の精神状態を解析する。
監視カメラ31Lが既に作動している場合には、ステップ31は飛ばしてステップ32に移行する。
精神状態の解析には、例えば撮影対象者の顔の皮膚、眼球、口元、まぶたなどに現れる振動の幅や振動の周期のパターンに基づいて精神状態を特定する技術を使用することができる。この技術は既に実用化されている。
この制御の例では、いずれかの人が予め定めた精神状態にあるか否かを判定し(ステップ32)、肯定結果が得られた場合に限り、ステップ14〜16の操作を実行する。例えばストレスが高まっている人、攻撃性が高まっている人、緊張している人は、予期せぬ他者の出現によって過剰な反応を示す可能性があるためである。
そこで、この制御の例では、予め定めた精神状態にある人がいる場合には、報知の機能を利用して他者の存在を意識させ、精神的に落ち着く時間を確保した後に、解錠の操作を有効にする。
なお、予め定めた精神状態にあると認定された人に対しては、他者の出現をゆっくりした話し方で伝えたり、女性や子供の声で伝えたり、精神を落ち着ける効果がある香りを放出させたり、深呼吸を促したり、表示デバイス31Mに対象者の映像を映すなどして、精神的に落ち着かせる工夫と組み合わせてもよい。
また、例3の場合のように、予め定めた時間が経過するまでは解錠の操作が有効にならないようにしてもよい。
また、精神状態の解析により、精神状態の落ち着きが確認されるまでは解錠の操作が有効にならないようにしてもよい。
また、予め定めた精神状態にある人と接触することになる人に対しては、他者の出現の報知の際に相手方の精神状態や対処の仕方を報知してもよい。
また、扉32を開けることが可能になった場合でも、扉32の開く速度が低速になるように扉開閉機構31Jを制御してもよい。
図17の例では、ステップ32で否定結果が得られた場合、報知を行うことなく解錠の操作を有効化している(ステップ16)。
なお、扉の内側の人と外側の人の両方の精神状態が予め定めた状態にない場合(すなわち、特別の注意を必要としない場合)でも、前述した例1〜5と同様に、他者の出現を報知してもよい。
また、予め定めた精神状態にある人を認識した場合であって、犯罪が発生する可能性が示唆される場合には他者の保護を優先して解錠の操作を有効にすることなく操作を終了してもよい。この場合は、解錠されない理由を報知すると共に警備会社などの通報する仕組みを採用してもよい。
<例7>
ここでは、図18を使用して、報知制御部101による制御の例7を説明する。
図18は、例7に係る報知制御部101の制御動作例を説明する図である。図18には図17との対応部分に対応する符号を付している。
前述の例6の場合には、監視カメラ31Lの撮像データを使用して撮影対象者の精神状態を解析したが、この制御の例の場合には、撮影対象者の行動を解析する。例えば危険物を手にしている人、大声を出している人、怒っている人などは、予期せぬ他者の出現によって過剰な反応を示す可能性があるためである。
このため、図18に示す制御の例では、ステップ32(図17参照)の代わりに、いずれかの人が予め定めた行動を行っているか否かを判定するステップ41を実行し、ステップ41で肯定結果が得られた場合に限り、ステップ14〜16の操作を実行する。
図18の場合も、報知の機能を利用して他者の存在を意識させ、精神的に落ち着く時間を確保した後に解錠の操作を有効する。
例6で説明した報知の仕方や工夫についても同様に採用できる。
また、この制御の例の場合にも、ステップ41で否定結果が得られたときに、他者の出現を報知してもよい。
また、予め定めた行動を行っている人を認識した場合であって、犯罪が発生する可能性が示唆される場合には他者の保護を優先して解錠の操作を有効にすることなく操作を終了してもよい。この場合は、解錠されない理由を報知すると共に警備会社などの通報する仕組みを採用してもよい。
<例8>
ここでは、図19を使用して、報知制御部101による制御の例8を説明する。
図19は、例8に係る報知制御部101の制御動作例を説明する図である。図19には図7との対応部分に対応する符号を付している。
この例の場合、報知制御部101は、ステップ13で肯定結果が得られた場合に、室内の人と室外の人で性が異なるか否かを判定する(ステップ51)。一般的に、狭い空間での遭遇は、同性の場合よりも異性の場合に配慮が必要になるからである。
なお、室内の人の性と室外の人の性は予約の際に登録された情報を使用して確認してもよいし、室内や室外に設けられている監視カメラ31L(図6参照)の撮像データを画像処理して特定してもよい。例えば身長や体格に基づいて特定する。また、声の質(声が高いか低いか)などに基づいて特定してもよい。
ステップ51で肯定結果が得られた場合、報知制御部101は、扉32(図2参照)の内側の人と外側の人に報知を行い(ステップ14、15)、その後、解錠の操作を有効化する(ステップ16)。
この例の場合、報知の際に、女性側にだけ、男性が室内にいること又は男性が室外にいることを報知してもよい。また、女性が室内にいる場合には、例3で示したように、解錠の操作を有効化するまでに確保する予め定めた時間を、男性が室内にいる場合よりも長くしてもよい。
この例では、ステップ51で否定結果が得られた場合、ステップ14及び15の報知を飛ばして解錠の操作が有効化される(ステップ16)。
図19では、ステップ51で否定結果が得られた場合に報知を飛ばしているが、この場合にも、前述した例の場合と同様に報知する仕組みとし、報知の内容を差別化してもよい。
<例9>
ここでは、図20を使用して、報知制御部101による制御の例9を説明する。
図20は、例9に係る報知制御部101の制御動作例を説明する図である。図20には図7との対応部分に対応する符号を付している。
この例の場合、報知制御部101は、ステップ13で肯定結果が得られた場合、報知制御部101は、室内の人と室外の人の所属先が異なるか否かを判定する(ステップ61)。所属先は、例えば予約の際に登録された情報を使用する。登録されている法人の名称が異なる場合、ステップ61で肯定結果が得られる。なお、登録されている法人の名称が同じ場合、ステップ61で否定結果が得られる。所属先が同じ場合には、所属先が異なる場合よりも驚く可能性が少ないと考えられるからである。
ステップ61で肯定結果が得られた場合、報知制御部101は、扉32(図2参照)の内側の人と外側の人に報知を行い(ステップ14、15)、その後、解錠の操作を有効化する(ステップ16)。
一方、ステップ61で否定結果が得られた場合、報知制御部101は、この報知を飛ばして解錠の操作を有効化する(ステップ16)。
図20では、ステップ61で否定結果が得られた場合に報知を飛ばしているが、この場合にも、前述した例の場合と同様に報知する仕組みとし、報知の内容を差別化してもよい。例えばステップ61で否定結果が得られた場合には、相手と所属先が同じであることや相手の名前を報知してもよい。同じ所属先に属する仲間であることを知ることで、見知らぬ人と出会う場合よりも予測性を高めることができる。
<例10>
ここでは、図21を使用して、報知制御部101による制御の例10を説明する。
図21は、例10に係る報知制御部101の制御動作例を説明する図である。図21には図7との対応部分に対応する符号を付している。
この例は、扉32(図2参照)に施錠する機能が備わっていない場合又は既に解錠されている場合に使用される。
この例の場合、報知制御部101は、扉32を開く操作か否かを判定する(ステップ71)。ここでの扉32を開く操作は、特許請求の範囲における「出入り口を開の状態にする操作」の一例である。なお、扉32を開く操作には、例えば取っ手に手を延ばす又は触れる仕草のように扉32を開く操作の実行が予測される行動を含めてもよい。予測には、例えば監視カメラ31Lの撮像データを使用する。
ステップ71で否定結果が得られている間、報知制御部101は、この判定を繰り返す。扉32を開く操作でなければ、入室や退室は生じず、他者の出現に驚くこともないからである。この判定は、利用者が室内にいる場合にも、室内にいない場合にも実行される。また、開く操作は、扉32の内側から開く操作でも外側から開く操作でもよい。
ステップ71で肯定結果が得られた場合、報知制御部101は、操作の反対側に人がいるか否かを判定する(ステップ13)。ステップ13で否定結果が得られた場合、扉32の内側の人と外側の人が接触することは起こりえないので、報知制御部101は、報知を行うことなく処理を終了する。この場合、操作者は自由に出入りすることができる。
一方、ステップ13で肯定結果が得られた場合、報知制御部101は、ステップ14及び15の報知を実行する。この報知により、扉32の内側にいる人も外側にいる人も、互いに他者の存在に気づくことができ、何らの報知がない場合に比べて驚かずに済む。
<他の実施形態>
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上述の実施の形態に記載の範囲には限定されない。上述の実施の形態に、種々の変更又は改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば管理システム1(図1参照)は前述した構成に限らない。図22は、管理システム1Aの他の構成例を示す図である。図22には、図1と対応する部分に対応する符号を付して示している。管理システム1Aは、複数の時間貸し空間3を管理する拠点サーバ111を用いる点で管理システム1(図1)と異なっている。コンピュータの構成を有する拠点サーバ111は、プログラムの実行を通じて報知制御部101(図6参照)の機能を実行してもよい。この意味において、拠点サーバ111は、特許請求の範囲における装置の一例である。
前述の実施の形態においては、時間貸しされる空間として図2に示すように防音性能を備える小部屋を想定したが、利用の際に同様の状況が起こり得る空間であれば、例えば貸し会議室、学習室、各種の客室にも適用できる。
前述の実施の形態では、扉32が施錠可能な場合を前提に説明しているが、前述した制御機能は、扉32が施錠できない場合にも利用できる。
前述の実施の形態では、時間貸しされる空間を前提としているが、必ずしも時間単位で貸し出される空間でなくてもよい。
1、1A…管理システム、2…クラウドネットワーク、3…時間貸し空間、4…ユーザ端末、5…予約管理サーバ、6…空間管理サーバ、7…請求管理サーバ、8…会員管理サーバ、101…報知制御部、102…精神状態推定部、103…行動認識部

Claims (23)

  1. 扉を開の状態にする操作が予測された場合において、当該操作が行われる側に対して当該扉を挟んで反対側に人がいるとき、報知手段を通じて報知させる制御手段
    を有する装置。
  2. 前記操作は、解錠する操作である、請求項1に記載の装置。
  3. 前記報知は、前記解錠する操作の検出後に実行される、請求項2に記載の装置。
  4. 前記報知は、前記解錠する操作が有効になる前に実行される、請求項2に記載の装置。
  5. 前記報知は、前記扉で仕切られた部屋の内側に人が滞在している状態で、当該部屋の外側から前記解錠する操作があった場合に実行される、請求項2に記載の装置。
  6. 解錠は、前記報知の後に有効になるように制御される、請求項2に記載の装置。
  7. 解錠は、前記報知の実行から予め定めた時間の経過後に有効になる、請求項6に記載の装置。
  8. 解錠は、前記報知を確認する操作が前記扉を挟んで反対側の人によって行われた場合に実行される、請求項6に記載の装置。
  9. 前記解錠する操作が検知された時点で、前記扉で仕切られた部屋の内側が無人の場合、解錠は前記操作の後遅滞なく実行される、請求項2に記載の装置。
  10. 前記操作は、前記扉を開く操作である、請求項1に記載の装置。
  11. 前記報知は、前記扉を開く操作の検出後に実行される、請求項10に記載の装置。
  12. 前記報知は、前記扉で仕切られた部屋の内側に人が滞在している状態で、当該部屋の外側から当該扉を開く操作があった場合に実行される、請求項10に記載の装置。
  13. 前記制御手段は、画像処理を通じて特定された前記扉で仕切られた部屋の内側にいる人の精神状態と当該部屋の外側にいる人の精神状態とに基づいて前記報知の実行を制御する、請求項1に記載の装置。
  14. 前記報知は、いずれか一方の人の精神状態が予め定めた特定の精神状態に該当する場合に実行される、請求項13に記載の装置。
  15. 前記制御手段は、画像処理を通じて予測された前記扉で仕切られた部屋の内側にいる人の行動又は当該部屋の外側にいる人の行動に基づいて前記報知の実行を制御する、請求項1に記載の装置。
  16. 前記報知は、いずれか一方の人の行動が予め定めた行動に該当する場合に実行される、請求項15に記載の装置。
  17. 前記報知は、前記扉で仕切られた部屋の内側にいる人の所属先に関する情報と当該部屋の外側にいる人の所属先に関する情報とが予め定めた条件を満たす場合に実行される、請求項1に記載の装置。
  18. 前記予め定めた条件は、所属先が異なることである、請求項17に記載の装置。
  19. 前記所属先が異なるとは、登録されている法人の名称が異なることである、請求項18に記載の装置。
  20. 前記報知は、前記扉で仕切られた部屋の内側にいる人と当該部屋の外側にいる人の性別が異なる場合に実行される、請求項1に記載の装置。
  21. 前記扉は、前記扉で仕切られた部屋の内側に配置される机に対して椅子を挟んで反対側に配置される、請求項1に記載の装置。
  22. 扉を開の状態にする操作が予測された場合において、当該操作が行われる側に対して当該扉を挟んで反対側に人がいるとき、報知手段を通じて報知させる制御手段
    を有する管理システム。
  23. コンピュータを、
    扉を開の状態にする操作が予測された場合において、当該操作が行われる側に対して当該扉を挟んで反対側に人がいるとき、報知手段を通じて報知させる制御手段
    として機能させるプログラム。
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