JP2019077593A - シリコン単結晶の良否判別方法、シリコン単結晶の製造方法、およびシリコンウェーハの製造方法 - Google Patents

シリコン単結晶の良否判別方法、シリコン単結晶の製造方法、およびシリコンウェーハの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019077593A
JP2019077593A JP2017206607A JP2017206607A JP2019077593A JP 2019077593 A JP2019077593 A JP 2019077593A JP 2017206607 A JP2017206607 A JP 2017206607A JP 2017206607 A JP2017206607 A JP 2017206607A JP 2019077593 A JP2019077593 A JP 2019077593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
single crystal
silicon single
control data
pulling
quality
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017206607A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6760243B2 (ja
Inventor
恒成 朝長
Tsunenari Tomonaga
恒成 朝長
中嶋 健
Takeshi Nakajima
健 中嶋
最勝寺 俊昭
Toshiaki Saishoji
俊昭 最勝寺
早川 裕
Yutaka Hayakawa
裕 早川
篤史 黒川
Atsushi Kurokawa
篤史 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumco Corp
Original Assignee
Sumco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumco Corp filed Critical Sumco Corp
Priority to JP2017206607A priority Critical patent/JP6760243B2/ja
Publication of JP2019077593A publication Critical patent/JP2019077593A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6760243B2 publication Critical patent/JP6760243B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)

Abstract

【課題】シリコン単結晶の引き上げ制御データに基づいて、高精度に良否判別することのできるシリコン単結晶の良否判別方法、およびシリコン単結晶の製造方法を提供すること。【解決手段】シリコン単結晶の良否判別方法は、シリコン単結晶の引き上げ開始から肩部形成までの引き上げ制御データ、および肩部形成後、直胴部形成の引き上げ制御データを連結して規格化処理を行うステップS2、引き上げ制御データの移動平均処理を行うステップS3、引き上げ制御データに対して、複数の標本線を設定し、引き上げ制御データの波形処理を行い数値化するステップS4、シリコン単結晶の引き上げ制御データの単位空間を演算するステップS5、数値化された引き上げ制御データの変化量および存在量に基づいて、単位空間に対するMD値を算出するステップS6、シリコン単結晶の格子間酸素濃度の良否を判別するステップS7を実施する。【選択図】図4

Description

本発明は、シリコン単結晶の良否判別方法、シリコン単結晶の製造方法、およびシリコンウェーハの製造方法に関する。
近年、プラントにおける運転条件の設定や、運転異常検出を特定する際、MT法(Mahalanobis Taguchi Method)というパターン認識技術を用いたものが利用されている。
たとえば、特許文献1には、プラントの操作に利用する指令値およびプラントで計測される計測値と、プラントの状態を表す複数の変数で構成されるグループデータとに基づいて、MD(Mahalanobis Distance)値を算出し、算出されたMD値に基づいて、プラントの異常を判別する技術が開示されている。
さらに、特許文献2には、半導体の熱処理装置において、熱処理装置に用いられるヒーター素線の断線の兆候があるか否かの判定に、ヒーター素線に供給される供給電力の最大値と残差平方和に基づいて、MD値を算出し、ヒーター素線の断線の兆候があるか否かを判別する技術が開示されている。
特開2013−41492号公報 特開2009−140933号公報
しかしながら、特許文献1および特許文献2に記載の技術では、プラントや熱処理装置に用いられる実際の指令値や計測値に対して、そのままMT法を適用しているため、データ間のばらつきや、ノイズの影響を受けてしまうことがあり、判別精度が低下するという課題がある。
本発明の目的は、シリコン単結晶の引き上げ制御データに基づいて、高精度に良否判別することのできるシリコン単結晶の良否判別方法、シリコン単結晶の製造方法、およびシリコンウェーハの製造方法を提供することにある。
本発明のシリコン単結晶の良否判別方法は、
シリコン単結晶の引き上げ制御データに基づいて、引き上げられた前記シリコン単結晶の良否判定をシリコン単結晶の良否判別方法であって、
前記シリコン単結晶の引き上げ開始から肩部形成までの引き上げ制御データ、および肩部形成後、直胴部形成の引き上げ制御データを抽出する引き上げ制御データ抽出ステップと、
前記肩部形成までの引き上げ制御データ、および前記直胴部形成の引き上げ制御データを連結し、前記シリコン単結晶の引き上げ開始時の引き上げ制御データを基準として、それぞれの引き上げ制御データの規格化処理を行う規格化処理ステップと、
規格化処理された前記引き上げ制御データの移動平均処理を行う移動平均処理ステップと、
移動平均処理された前記引き上げ制御データに対して、複数の標本線を設定し、それぞれの標本線と交差する前記引き上げ制御データの数を変化量として数値化し、前記引き上げ制御データの山の幅を存在量として数値化する波形処理ステップと、
前記シリコン単結晶の引き上げ制御データの単位空間を演算する単位空間演算ステップと、
数値化された前記引き上げ制御データの変化量および存在量に基づいて、演算された前記単位空間に対するMD値を算出するMD値算出ステップと、
算出されたMD値に基づいて、前記引き上げ制御データにより引き上げられたシリコン単結晶の格子間酸素濃度の良否を判別する良否判別ステップと、
を実施することを特徴とする。
この発明によれば、規格化処理を行うことにより、引き上げられたシリコン単結晶のバッチ間のばらつきを排除し、基点を定めて変化量のMT解析を行うことができる。
また、移動平均処理を行うことにより、実績となる引き上げ制御データのノイズを除去して、MT解析を行うことができる。
さらに、波形処理ステップにより、引き上げ制御データを数値化することができるため、数値化された変化量および存在量に基づいて、MT解析を行うことができる。
そして、単位空間演算ステップ、MD値演算ステップ、および良否判別ステップにより、MT解析に基づいて、シリコン単結晶の良否判別を高精度に行うことができる。
したがって、MT解析を行う前に、実績となる引き上げ制御データのノイズを除去したり、適切に数値化することができるため、高精度のMT解析を行うことができ、シリコン単結晶の良否判別を高精度に行うことができる。
本発明では、前記良否判別ステップによる前記シリコン単結晶の格子間酸素濃度の良否の判別精度が悪い場合に、複数の標本線を再設定し、再設定された複数の標本線に基づいて、波形処理を行う再波形処理ステップを実施し、前記MD値算出ステップ、および前記良否判別ステップを実施することが考えられる。
この発明によれば、再波形処理ステップを実施することにより、シリコン単結晶の格子間酸素濃度に影響を与える部分を中心に標本線を再設定することができるため、MD値算出ステップにより算出するMD値をより高精度に算出することができ、良否判別ステップによるシリコン単結晶の良否判別の精度が向上する。
本発明のシリコン単結晶の製造方法は、
シリコン単結晶の引き上げ制御データに基づいて、前記シリコン単結晶の引き上げを行うシリコン単結晶の製造方法であって、前述したシリコン単結晶の良否判別方法を実施する工程と、前記シリコン単結晶の良否判別方法の実施結果に基づいて、前記引き上げ制御データのうち、前記シリコン単結晶の格子間酸素濃度の変動に影響する制御因子を特定する工程と、特定された制御因子の変動量を監視しながら、前記シリコン単結晶の引き上げを行う工程と、を実施することを特徴とする。
この発明によれば、シリコン単結晶の引き上げ中に、前述したシリコン単結晶の良否判別方法を実施することにより、事前にシリコン単結晶の格子間酸素濃度の変動に影響する制御因子を特定することができる。したがって、特定された制御因子の変動量を監視しながら、シリコン単結晶の引き上げを行うことにより、格子間酸素濃度を変動の少ないシリコン単結晶を得ることができ、不合格となるシリコン単結晶を次工程に送る確率を低減することができる。
本発明のシリコンウェーハの製造方法は、前述したシリコン単結晶の製造方法により得られたシリコン単結晶からシリコンウェーハを切り出してシリコンウェーハを製造するシリコンウェーハの製造方法であって、前記シリコン単結晶の引き上げを行う工程を実施して、品質が規格外れと予想される前記シリコン単結晶の部位から検査試料を切り出し、品質評価を行うことにより規格外れ部位を確認し、規格外れ部位をウェーハ加工工程に流動させないことを特徴とする。
この発明によれば、品質が規格外れと予想されるシリコン単結晶の部位から検査試料を切り出し、品質評価を行っている。したがって、規格外れ部位をウェーハ加工工程に流動させることがないので、研削、研磨形成工程等の次工程において、不良のシリコンウェーハに加工を施すことがなく、次工程における無駄を確実に防止できる。
本発明の実施形態に係るシリコン単結晶の引き上げ装置を示す模式図。 前記実施形態の背景を説明するための模式図およびグラフ。 前記実施形態の背景を説明するためのグラフ。 前記実施形態におけるシリコン単結晶の良否判別方法を説明するためのフローチャート。 前記実施形態における波形処理の方法を説明するための模式図。 前記実施形態における引き上げられたシリコン単結晶のバッチによる格子間酸素濃度のばらつきを示すグラフ。 前記実施形態におけるMT法による各制御因子の判別精度を確認したグラフ。 前記実施形態における規格化処理を行わない場合と行った場合のシリコン単結晶の格子間酸素濃度の良否判別の判別精度を比較するグラフ。 前記実施形態における波形処理における標本線の設定とシリコン単結晶の格子間酸素濃度の良否判別の判別精度を示すグラフ。 前記実施形態における波形処理における標本線の再設定とシリコン単結晶の格子間酸素濃度の良否判別の判別精度を示すグラフ。 前記実施形態における移動平均化処理の結果とシリコン単結晶の格子間酸素濃度の良否判別の判別精度を示すグラフ。 前記実施形態におけるシリコン単結晶の製造方法を示すフローチャート。 前記実施形態におけるシリコンウェーハの製造方法を示すフローチャート。 本発明の比較例に係る改善前のヒーターパワー強度を示すグラフ。 本発明の実施例に係る改善後のヒーターパワー強度を示すグラフ。 本発明の実施例および比較例における肩長さの平均値とばらつきを示すグラフ。 本発明の実施例および比較例における格子間酸素濃度[Oi]の平均値とばらつきを示すグラフ。
[1]シリコン単結晶の引き上げ装置1の構造
図1には、本発明の実施形態に係るシリコン単結晶の製造方法を適用できるシリコン単結晶の引き上げ装置1の構造の一例を表す模式図が示されている。引き上げ装置1は、チョクラルスキー法によりシリコン単結晶10を引き上げる装置であり、外郭を構成するチャンバ2と、チャンバ2の中心部に配置されるルツボ3とを備える。
ルツボ3は、内側の石英ルツボ3Aと、外側の黒鉛ルツボ3Bとから構成される二重構造であり、回転および昇降が可能な支持軸4の上端部に固定されている。
ルツボ3の外側には、ルツボ3を囲む抵抗加熱式の2段のヒーター5A、5Bが設けられ、その外側には、チャンバ2の内面に沿って断熱材6が設けられている。
ルツボ3の上方には、支持軸4と同軸上で逆方向または同一方向に所定の速度で回転するワイヤなどの引き上げ軸7が設けられている。この引き上げ軸7の下端には種結晶8が取り付けられている。
チャンバ2内には、筒状の熱遮蔽板12が配置されている。
熱遮蔽板12は、育成中のシリコン単結晶10に対して、ルツボ3内のシリコン融液9やヒーター5A、5Bやルツボ3の側壁からの高温の輻射熱を遮断するとともに、結晶成長界面である固液界面の近傍に対しては、外部への熱の拡散を抑制し、単結晶中心部および単結晶外周部の引き上げ軸方向の温度勾配を制御する役割を担う。
チャンバ2の上部には、Arガスなどの不活性ガスをチャンバ2内に導入するガス導入口13が設けられている。チャンバ2の下部には、図示しない真空ポンプの駆動によりチャンバ2内の気体を吸引して排出する排気口14が設けられている。
ガス導入口13からチャンバ2内に導入された不活性ガスは、育成中のシリコン単結晶10と熱遮蔽板12との間を下降し、熱遮蔽板12の下端とシリコン融液9の液面との隙間を経た後、熱遮蔽板12の外側、さらにルツボ3の外側に向けて流れ、その後にルツボ3の外側を下降し、排気口14から排出される。
このような引き上げ装置1を用いたシリコン単結晶10の育成の際、チャンバ2内を減圧下の不活性ガス雰囲気に維持した状態で、ルツボ3に充填した多結晶シリコンなどの固形原料をヒーター5A、5Bの加熱により溶融させ、シリコン融液9を形成する。ルツボ3内にシリコン融液9が形成されると、引き上げ軸7を下降させて種結晶8をシリコン融液9に浸漬し、ルツボ3および引き上げ軸7を所定の方向に回転させながら、引き上げ軸7を徐々に引き上げ、これにより種結晶8に連なったシリコン単結晶10を育成する。
[2]本発明に至る背景
前述した構造の引き上げ装置1により引き上げられたシリコン単結晶10は、図2(A)に示すように、製品ブロック101、102等に切断される。切断に際しては、製品ブロック101、102の端部において、サンプルウェーハSW1、SW2、SW3を採取し、それぞれのサンプルウェーハSW1、SW2、SW3について、格子間酸素濃度[Oi]を測定し、たとえばサンプルウェーハSW1、SW2の格子間酸素濃度[Oi]が所定の閾値以下となっていれば、製品ブロック101の格子間酸素濃度[Oi]は、すべて閾値以下であると判別し、次工程に送っている。
しかしながら、製品ブロック101の端部のサンプルウェーハSW1、SW2について、格子間酸素濃度[Oi]が問題なし、と判別された製品ブロック101について、製品ブロック101内からサンプルウェーハSW4を採取し、格子間酸素濃度[Oi]を測定したところ、図2(B)に示すように、サンプルウェーハSW4の格子間酸素濃度[Oi]が、閾値を超える値であったことが知見された。
すなわち、端部から採取したサンプルウェーハSW1、SW2、SW3の格子間酸素濃度[Oi]の測定結果に基づいて、製品ブロック101、102の格子間酸素濃度[Oi]がすべて閾値以下であると判別すると、製品ブロック101、102の内部に格子間酸素濃度[Oi]が、閾値を超えるものが混入する可能性があり、次工程に不良部分を送ってしまう可能性があるという問題が生じた。
なお、製品ブロック101、102の全長に亘ってスキャンして格子間酸素濃度[Oi]を測定する方法もあるが、処理能力に問題があり、全数測定は不可能である。
本発明者らは、引き上げ装置1間、シリコン単結晶10のバッチ間の格子間酸素濃度[Oi]が、どのような因子によってばらつくのかを鋭意検討したところ、図3(A)、図3(B)に示すように、シリコン単結晶10の引き上げ制御データが、シリコン単結晶10の内部の格子間酸素濃度[Oi]のばらつきに影響を及ぼしていることを知見した。
そこで、本発明者らは、MT法を用いて引き上げ制御データの解析を行い、格子間酸素濃度[Oi]に影響を及ぼす因子を把握することとした。
[3]シリコン単結晶の良否判別方法
図4には、本実施形態に係るシリコン多結晶の良否判別方法を示すフローチャートが示されている。
まず、シリコン単結晶10の引き上げ制御データにおける因子の抽出を行う(ステップS1:引き上げ制御データ抽出ステップ)。具体的には、引き上げ制御データとしては、シリコン単結晶10の直胴径、ヒーター5A、5Bのヒーターパワー、ヒーター5A、5Bの上下ヒーターパワー比、ヒーター温度、シリコン単結晶10の引き上げ速度(シード上昇速度)、ルツボ3の回転数、磁場強度等が挙げられるが、これらの中から、シリコン単結晶10の格子間酸素濃度[Oi]に影響を与える因子を抽出する。
次に、抽出された引き上げ制御データについて、シリコン単結晶10の肩部形成までの引き上げ制御データと、シリコン単結晶10の肩部形成後、直胴部形成の引き上げ制御データを連結して、引き上げ制御データの規格化処理を行う(ステップS2:規格化処理ステップ)。
具体的には、肩部形成までの引き上げ制御データにおいて、シリコン単結晶10の肩部引き上げ開始時の引き上げ制御データを基準として、直胴部の引き上げ制御データの変換処理を行って規格化する。
規格化された引き上げ制御データについて、移動平均処理を行う(ステップS3:移動平均処理ステップ)。具体的には、10分間の引き上げ制御データの平均値を算出し、これを引き上げ制御データの代表値とすることにより、引き上げ制御データのノイズを除去する。
移動平均処理された引き上げ制御データについて、波形処理を行う(ステップS4:波形処理ステップ)。
具体的には、波形処理は、図5に示すように、引き上げ制御データL0に対して、複数の標本線L1から標本線L4を設定し、それぞれの標本線L1から標本線L4と交差する引き上げ制御データの数を変化量として数値化し、引き上げ制御データの山の幅を存在量として数値化する。たとえば、標本線L1の場合であれば、引き上げ制御データL0が交差する点の数が4であるから、変化量は4であり、山の幅W1+W2が存在量となる。また、標本線L2の場合であれば、引き上げ制御データL0が交差する点の数が6であるから、変化量は6であり、山の幅W3+W4+W5が存在量となる。標本線L3および標本線L4も同様である。なお、標本線の数は、4本に限られず、後述する単位空間を構成する合格品のシリコン単結晶10の引き上げ制御データの数に応じて、増加させることができる。
図4に戻って、格子間酸素濃度[Oi]がすべて良品(合格品)となった複数のシリコン単結晶10の引き上げ制御データに基づいて、単位空間を演算する(ステップS5:単位空間演算ステップ)。具体的には、既知の合格品のシリコン単結晶10の複数の引き上げ制御データの変化量、および存在量から単位空間を演算する。
数値化された引き上げ制御データの変化量および存在量に基づいて、シリコン単結晶10の不合格品の引き上げ制御データのMD値を算出する(ステップS6:MD値算出ステップ)。具体的には、不合格品の引き上げ制御データのMD値と、単位空間のMD値とから判別可能な閾値を求める。次に、不合格品の引き上げ制御データの標準化を行い、共分散行列を作成し、共分散行列の逆行列を算出する。次に、逆行列の両側をデータで挟んだ演算を行い、MD値の二乗値を算出し、その平方根をとってMD値を算出する。
算出されたMD値のMT解析を行って、検査対象となるシリコン単結晶10の格子間酸素濃度[Oi]の良否を判別する(ステップS7:良否判別ステップ)。
良否判別の精度が十分であるか否かを判定し(ステップS8)、良否判別の精度が悪い場合、ステップS4に戻り、複数の標本線を再設定し、再設定された複数本の標本線に基づいて、再波形処理ステップを実施して、以後ステップS5からステップS7を実施する。
以下、本発明者らが行った具体的な検証結果について、各ステップについて詳述する。
[4]引き上げ制御データにおける因子の抽出(ステップS1)
本発明者らは、図6に示すように、過去引き上げた複数のシリコン単結晶10のうち、格子間酸素濃度[Oi]が所定の閾値以下であった合格品(OK)37本と、所定の閾値を超えた不合格品(NG)9本とについて、シリコン単結晶10の直胴部の直径、ヒーター5A、5Bのパワー、ヒーター5A、5Bの上下パワー比、ヒーター温度、シード上昇速度、ルツボ3の回転数、磁場強度を、引き上げ制御データとして比較した。
しかしながら、合格品と不合格品の個々の制御データ同士を比較しただけでは、合格品と不合格品の明確な差異は認められなかった。そこで、シリコン単結晶10の直胴部の直径、ヒーター5A、5Bのヒーターパワー、ヒーター5A、5Bの上下パワー比、ヒーター温度、シード上昇速度を因子として、MT法による解析を行った。
図7には、シリコン単結晶10の合格品37本と、不合格品9本とについて、それぞれの引き上げ制御データのMD値を算出した結果が示されている。
まず、図7(A)には、シリコン単結晶10の直胴部の直径について、合格品(OK)と、不合格品(NG)のMD値を算出した結果をグラフ化したものが表示されている。
図7(A)の場合、不合格品について不合格品であると判別できたのは、不合格品9本のうち、22%(2本)しか不合格品を判別できず、シリコン単結晶10の直胴部の直径が、シリコン単結晶10の良否判別の引き上げ制御データとしては不適当であることがわかった。
同様に、図7(B)に示すように、上下ヒーターパワー比についても、不合格品9本のすべてを不合格品であると判定できず、シリコン単結晶10の良否判別の引き上げ制御データとして不適当であることがわかった。
さらに、図7(F)に示すように、引き上げ速度についても、不合格品9本のうち、11%(1本)しか不合格品を判別できず、シリコン単結晶10の良否判別の引き上げ制御データとして不適当であることがわかった。
一方、図7(C)に示すように、ヒーター5A、5Bのヒーターパワーについては、不合格品9本のうち、67%(6本)を不合格品であると判別することができ、シリコン単結晶10の良否判別の引き上げ制御データとして採用できる可能性があることが確認された。
また、図7(D)に示すように、ヒーター温度についても不合格品9本のうち、67%(6本)を不合格品であると判別することができ、シリコン単結晶10の良否判別の引き上げ制御データとして採用できる可能性があることが確認された。
さらに、図7(E)に示すように、後述する規格化処理を行ったヒーター5A、5Bのヒーターパワーについては、不合格品9本のうち、78%(7本)を不合格品であると判別することができ、シリコン単結晶10の良否判別の引き上げ制御データとして採用できる可能性があることが確認された。
以上より、ヒーターパワー、ヒーター温度を引き上げ制御データとして抽出し、シリコン単結晶10の格子間酸素欠陥濃度[Oi]の良否判定を行うこととした。
[5]引き上げ制御データの規格化処理(ステップS2)
シリコン単結晶10の合格品の本数を、標本線を増やして判別精度を上げるため、37本から52本に増やし、シリコン単結晶10の合格品および不合格品について、MD値を算出した。図8(A)は、実績値に基づいてMD値を算出したものである。図8(B)は、シリコン単結晶10の直胴部の引き上げ制御データに、肩部形成までの引き上げ制御データを連結し、シリコン単結晶10の引き上げ開始時の制御データを基準として、規格化したものである。
実績値に基づく図8(A)では、不合格品9本のうち、不合格品であると判別できたのは、44%(4本)に止まった。
一方、規格化処理を行った図8(B)では、不合格品9本のうち、不合格品であると判別できたのは、67%(6本)あった。
したがって、引き上げ制御データの規格化処理を行うことにより、引き上げ装置1のパーツ交換、経時変化等によるバッチ間のばらつきをキャンセルすることができるため、判別精度が向上することが確認された。
[6]引き上げ制御データの波形処理(ステップS4)
図9(A)に示すように、シリコン単結晶10の肩部形成位置で6本、シリコン単結晶10の直胴部形成位置で7本を、引き上げ制御データの変化の全体に対して、均等な間隔で標本線を設定した。それぞれの標本線と交差するヒーターパワーの引き上げ制御データの数を変化量として数値化し、引き上げ制御データの山の幅を存在量として数値化して、MD値を算出した。
シリコン単結晶10の肩部および直胴部のそれぞれにおいて、標本線を均等に配置した場合、図9(B)に示すように、不合格品9本のうち、不合格品であると判別できたのは、67%(6本)であった。
次に、図10(A)に示すように、シリコン単結晶10の肩部形成位置で6本、シリコン単結晶10の直胴部形成位置で7本を、シリコン単結晶10の肩部形成位置から、直胴部に移行する位置に、密集させて標本線を設定した。それぞれの標本線と交差するヒーターパワーの引き上げ制御データの数を変化量として数値化し、引き上げ制御データの山の幅を存在量として数値化して、MD値を算出した。
シリコン単結晶10の肩部および直胴部のそれぞれにおいて、標本線を密集させて配置した場合、図10(B)に示すように、不合格品9本のうち、不合格品であると判別できたのは、78%(7本)であった。
したがって、波形処理においては、シリコン単結晶10の引き上げ制御データに対して、シリコン単結晶10の肩部形成位置から直胴部に移行する位置において、標本線の配置を密にすることにより、不合格品の判別精度が向上することが確認できた。
[7]引き上げ制御データの移動平均処理(ステップS3)
引き上げ制御データに対して、10分間の移動平均処理を行うと、図11(A)に示すように、引き上げ制御データの波形が、ノイズが除去されて鮮明になる。移動平均処理後、シリコン単結晶10の不合格品9本のうち、図11(B)に示すように、不合格品であると判別できたのは89%(8本)であった。
図10(A)に示した移動平均処理を行わない引き上げ制御データにおける判別精度78%に対して、移動平均化処理を行うと、不合格品の判別精度は89%(8本)に上昇している。
[8]まとめ
本実施形態によれば、以下の事項が知見された。
引き上げ制御データとして、ヒーター5A、5BのヒーターパワーをMT法により解析することにより、引き上げられたシリコン単結晶10の格子間酸素濃度[Oi]のばらつきを89%の判別精度で判別することができることを確認できた。
MT法による解析を行うに際しては、事前に引き上げ制御データの規格化処理、移動平均処理、波形処理を行うことにより、シリコン単結晶10の合格品、不合格品の判別精度を高めることができることを確認できた。
波形処理を行うに際しては、シリコン単結晶10の肩部形成位置から、直胴部に移行する位置に、標本線を密集させることにより、シリコン単結晶10の合格品、不合格品の判別精度を高めることができることを確認できた。
シリコン単結晶10の引き上げに際しては、引き上げ制御データとして、ヒーター5A、5Bのヒーターパワーの監視を強化するのがよく、特に、肩部形成位置から直胴部形成位置に移行する部分における監視を強化することにより、格子間酸素濃度[Oi]のばらつきの少ないシリコン単結晶10を引き上げることができることが予測される。
[9]シリコン単結晶10の製造方法
次に、前述したシリコン単結晶10の良否判別方法に基づいて、シリコン単結晶10の引き上げを行うシリコン単結晶10の製造方法について、図12に示されるフローチャートに基づいて説明する。
シリコン単結晶10の引き上げ制御データに基づいて、シリコン単結晶10の良否判別方法を実施する(工程S1−S8)。
シリコン単結晶10の良否判別方法の実施結果に基づいて、引き上げ制御データにおける制御因子を特定する(工程S9)。
特定された制御因子の変動量を監視しながら、シリコン単結晶10の引き上げを行い、シリコン単結晶10を製造する(工程S10)。
[10]シリコンウェーハの製造方法
次に、前述したシリコン単結晶10の製造方法により製造されたシリコン単結晶10からシリコンウェーハを切り出してシリコンウェーハを製造するシリコンウェーハの製造方法について、図13に示されるフローチャートに基づいて説明する。
シリコン単結晶10の製造方法によりシリコン単結晶10を製造する(工程S1−S10)。
シリコン単結晶10の外周研削を行う(工程S11)。
シリコン単結晶10を所定の長さの複数のインゴットブロックに切断する(工程S12)。
それぞれのインゴットブロックの切断とともに、インゴットブロックの端部から複数の検査試料を採取する(工程S13)。
得られた複数の検査試料の品質検査を実施する(工程S14)。
品質検査を行った検査試料が規格外れであるかを判定する(工程S15)。
検査試料が規格外れであると判定されたら、規格外れ部位を不良品として除外し(工程S16)、規格外れ部位をウェーハ加工工程に流動させない。
検査試料が規格範囲でないと判定されたら、当該部位をウェーハ加工工程に払い出す(工程S17)。
ウェーハ加工工程では、シリコンウェーハのスライスを行い、研削またはラッピング、面取り、エッチング、鏡面研磨等の加工を行う(工程S18)。
[11]実施形態の作用および効果
このような本実施形態によれば、シリコン単結晶10の引き上げ中に、前述したシリコン単結晶の良否判別方法を実施することにより、事前にシリコン単結晶10の格子間酸素濃度の変動に影響する制御因子を特定することができる。したがって、特定された制御因子の変動量を監視しながら、シリコン単結晶10の引き上げを行うことにより、格子間酸素濃度を変動の少ないシリコン単結晶10を得ることができ、不合格となるシリコン単結晶を次工程に送る確率を低減することができる。
また、品質が規格外れと予想されるシリコン単結晶の部位から検査試料を切り出し、品質評価を行っている。したがって、規格外れ部位をウェーハ加工工程に流動させることがないので、研削、研磨工程等の次工程において、不良のシリコンウェーハに加工を施すことがなく、次工程における無駄を確実に防止できる。
次に、本発明の実施例について説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
ある工場におけるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)結晶(低酸素MCZ:200mm品)のシリコン単結晶10の引き上げにおいて、炉間、バッチ間のTopにおける格子間酸素濃度[Oi]のばらつきが問題になった。
そこで、前述したMT法による解析を行った結果、ヒーター5A、5Bのパワーの挙動が格子間酸素濃度[Oi]に影響することが明確になった。
抵抗率狙い値60Ωcmのn型200mmウェーハ用結晶を、多段ヒーターを用いた横磁場印加チョクラルスキー法により引き上げ、改善前後における格子間酸素濃度[Oi]の比較をおこなった。
改善前の比較例においては、シリコン単結晶10の肩部後半(特に肩変え前)の急激な形状変化が、ヒーターパワー変動(高パワー化)を誘発し、直胴部Bodyの前半部(100mm付近)まで直径、パワー変動の影響を受けている。具体的には、図14に示すように、ヒーター5A、5Bのパワー挙動が変動し、肩部後半において、ヒーターパワー挙動が上昇気味に直胴部Bodyに移行している。
改善後の実施例においては、MT法による解析結果を利用して、肩部後半(特に肩変え前)におけるヒーター5A、5Bの変動を抑え、スムーズに直胴部Body形成工程に移行できるようにした。具体的には、シリコン単結晶10のなで肩形状を狙い温度プロファイルチューニング、制御カメラの肩走査線調整を実施した。これにより、図15に示すように、肩部後半におけるヒーター5A、5Bのパワーの変動が抑えられ、スムーズに直胴部Bodyへの移行を行うことができた。
改善前後の肩長さを比較すると、図16に示すように、改善前である比較例の肩長さに比較して、改善後である実施例の肩長さは、平均値が低下するとともに、ばらつきが大幅に改善していることが確認された。
また、改善前後のシリコン単結晶10中の格子間酸素濃度[Oi]を比較すると、図17に示すように、改善前である比較例の格子間酸素濃度[Oi]の平均値に対して、改善後である実施例の格子間酸素濃度[Oi]の平均値は、0.3×1017atoms/cm低下しており、実施例では、格子間酸素濃度[Oi]の規格値を超えるシリコン単結晶10の部位は生じなかった。
格子間酸素濃度[Oi]は、すべてASTM F−121(1979)に規格されたFTIR(Fourier Transform Infrared Spectroscopy:フーリエ変換分光法)による測定値である。
これらの結果を考察すると、急激な肩形状変化を制御するための過剰なヒーターパワー上昇が、石英ルツボ3Aからの酸素溶け込みを促進し、格子間酸素濃度[Oi]のレベルを高めていたと推測される。シリコン単結晶10の肩形状を安定化させることにより、ヒーターパワーも安定し、格子間酸素濃度[Oi]の平均値レベルの低下が図られたと考えられる。
以上のことから、本発明のシリコン単結晶の良否判別方法を実施して、シリコン単結晶を製造することにより、格子間酸素濃度[Oi]の平均値レベルの低いシリコン単結晶10を得ることができることが確認された。
1…引き上げ装置、2…チャンバ、3…ルツボ、3A…石英ルツボ、3B…黒鉛ルツボ、4…支持軸、5A、5B…ヒーター、6…断熱材、7…引き上げ軸、8…種結晶、9…シリコン融液、10…シリコン単結晶、12…熱遮蔽板、13…ガス導入口、14…排気口、101…製品ブロック、102…製品ブロック、L0…引き上げ制御データ、L1、L2、L3、L4…標本線、SW1…サンプルウェーハ、SW2…サンプルウェーハ、SW3…サンプルウェーハ、SW4…サンプルウェーハ。

Claims (4)

  1. シリコン単結晶の引き上げ制御データに基づいて、引き上げられた前記シリコン単結晶の良否判定を評価するシリコン単結晶の良否判別方法であって、
    前記シリコン単結晶の引き上げ開始から肩部形成までの引き上げ制御データ、および肩部形成後、直胴部形成の引き上げ制御データを抽出する引き上げ制御データ抽出ステップと、
    前記肩部形成までの引き上げ制御データ、および前記直胴部形成の引き上げ制御データを連結し、前記シリコン単結晶の引き上げ開始時の引き上げ制御データを基準として、それぞれの引き上げ制御データの規格化処理を行う規格化処理ステップと、
    規格化処理された前記引き上げ制御データの移動平均処理を行う移動平均処理ステップと、
    移動平均処理された前記引き上げ制御データに対して、複数の標本線を設定し、それぞれの標本線と交差する前記引き上げ制御データの数を変化量として数値化し、前記引き上げ制御データの山の幅を存在量として数値化する波形処理ステップと、
    前記シリコン単結晶の引き上げ制御データの単位空間を演算する単位空間演算ステップと、
    数値化された前記引き上げ制御データの変化量および存在量に基づいて、演算された前記単位空間に対するMD(Mahalanobis Distance)値を算出するMD値算出ステップと、
    算出されたMD値に基づいて、前記引き上げ制御データにより引き上げられたシリコン単結晶の格子間酸素濃度の良否を判別する良否判別ステップと、
    を実施することを特徴とするシリコン単結晶の良否判別方法。
  2. 請求項1に記載のシリコン単結晶の良否判別方法において、
    前記良否判別ステップによる前記シリコン単結晶の格子間酸素濃度の良否の判別精度が悪い場合に、複数の標本線を再設定し、再設定された複数の標本線に基づいて、波形処理を行う再波形処理ステップを実施し、前記単位空間演算ステップ、前記MD値算出ステップ、および前記良否判別ステップを実施することを特徴とするシリコン単結晶の良否判別方法。
  3. シリコン単結晶の引き上げ制御データに基づいて、前記シリコン単結晶の引き上げを行うシリコン単結晶の製造方法であって、
    請求項1または請求項2に記載のシリコン単結晶の良否判別方法を実施する工程と、
    前記シリコン単結晶の良否判別方法の実施結果に基づいて、前記引き上げ制御データのうち、前記シリコン単結晶の格子間酸素濃度の変動に影響する制御因子を特定する工程と、
    特定された制御因子の変動量を監視しながら、前記シリコン単結晶の引き上げを行う工程と、
    を実施することを特徴とするシリコン単結晶の製造方法。
  4. 請求項3に記載のシリコン単結晶の製造方法により得られたシリコン単結晶からシリコンウェーハを切り出してシリコンウェーハを製造するシリコンウェーハの製造方法であって、
    前記シリコン単結晶の引き上げを行う工程を実施して、品質が規格外れと予想される前記シリコン単結晶の部位から検査試料を切り出し、品質評価を行うことにより規格外れ部位を確認し、規格外れ部位をウェーハ加工工程に流動させないことを特徴とするシリコンウェーハの製造方法。
JP2017206607A 2017-10-25 2017-10-25 シリコン単結晶の良否判別方法、シリコン単結晶の製造方法、およびシリコンウェーハの製造方法 Active JP6760243B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017206607A JP6760243B2 (ja) 2017-10-25 2017-10-25 シリコン単結晶の良否判別方法、シリコン単結晶の製造方法、およびシリコンウェーハの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017206607A JP6760243B2 (ja) 2017-10-25 2017-10-25 シリコン単結晶の良否判別方法、シリコン単結晶の製造方法、およびシリコンウェーハの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019077593A true JP2019077593A (ja) 2019-05-23
JP6760243B2 JP6760243B2 (ja) 2020-09-23

Family

ID=66626312

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017206607A Active JP6760243B2 (ja) 2017-10-25 2017-10-25 シリコン単結晶の良否判別方法、シリコン単結晶の製造方法、およびシリコンウェーハの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6760243B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021119108A (ja) * 2020-01-30 2021-08-12 株式会社Sumco 単結晶製造管理システム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09330858A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Hitachi Ltd 工程管理図作成システムおよび作成方法
JP2003040694A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Sumitomo Mitsubishi Silicon Corp シリコン単結晶の酸素濃度制御方法及びその装置
JP2004125780A (ja) * 2002-08-07 2004-04-22 Hitachi High-Technologies Corp サンプル分注装置およびそれを用いた自動分析装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09330858A (ja) * 1996-06-07 1997-12-22 Hitachi Ltd 工程管理図作成システムおよび作成方法
JP2003040694A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Sumitomo Mitsubishi Silicon Corp シリコン単結晶の酸素濃度制御方法及びその装置
JP2004125780A (ja) * 2002-08-07 2004-04-22 Hitachi High-Technologies Corp サンプル分注装置およびそれを用いた自動分析装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021119108A (ja) * 2020-01-30 2021-08-12 株式会社Sumco 単結晶製造管理システム
JP7238815B2 (ja) 2020-01-30 2023-03-14 株式会社Sumco 単結晶製造管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6760243B2 (ja) 2020-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5946001B2 (ja) シリコン単結晶棒の製造方法
EP1270769B1 (en) Method for producing silicon single crystal having no flaw
US8231852B2 (en) Silicon wafer and method for producing the same
KR101272659B1 (ko) 실리콘 단결정의 제조 방법, 실리콘 단결정 잉곳 및 실리콘 웨이퍼
JP6388058B2 (ja) シリコンウェーハの製造方法
CN107810545B (zh) 晶片以及晶片缺陷分析方法
KR101045309B1 (ko) 반도체 웨이퍼의 제조 방법 및 반도체 잉곳의 절단 위치결정 시스템
KR102369392B1 (ko) 실리콘 블럭의 품질 판정 방법, 실리콘 블럭의 품질 판정 프로그램 및 실리콘 단결정의 제조 방법
KR101252404B1 (ko) 웨이퍼나 단결정 잉곳의 품질평가 방법 및 이를 이용한 단결정 잉곳의 품질 제어방법
CN109477241B (zh) 硅晶片的评价方法及制造方法
JP5381558B2 (ja) シリコン単結晶の引上げ方法
JP2019077593A (ja) シリコン単結晶の良否判別方法、シリコン単結晶の製造方法、およびシリコンウェーハの製造方法
KR20020018904A (ko) 단결정 실리콘 웨이퍼,잉곳 및 그 제조방법
JP6020311B2 (ja) 半導体ウェーハの製造方法及び半導体インゴットの切断位置決定システム
KR20060093645A (ko) 단결정 제조방법 및 단결정
CN115985794A (zh) 评估晶片上的缺陷区域的方法
JP2005015290A (ja) 単結晶の製造方法及び単結晶
KR102490986B1 (ko) 잉곳 성장 제어장치 및 그 제어방법
KR101443494B1 (ko) 단결정 잉곳의 품질 제어방법
JP5928363B2 (ja) シリコン単結晶ウエーハの評価方法
CN1197212A (zh) 分析半导体晶锭的方法
KR100783440B1 (ko) 저산소 실리콘 웨이퍼의 결함 분석 방법
TW202336297A (zh) 生產具有低氧含量之產品錠之方法
JP2018100201A (ja) シリコン単結晶の製造方法、シリコン単結晶およびシリコンウェーハ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191028

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200630

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6760243

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250