JP2019077558A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送停止時にシートの座屈の発生を抑制するものであり、再搬送によるシートの排出が容易なシート搬送装置を提供する。【解決手段】シートを挟持搬送する第1の搬送部114、115と、シートを挟持搬送する第2の搬送部であって、前記第1の搬送部とはシート搬送停止にかかる時間が異なる第2の搬送部110、112と、前記第2の搬送部におけるシート挟持を解除する挟持解除部と、前記第1の搬送部及び前記第2の搬送部の駆動を制御する制御部200と、を有し、前記制御部は、前記第1の搬送部と前記第2の搬送部で挟持搬送しているシートの搬送を停止するときは、前記第2の搬送部によるシート挟持を解除した後、前記第1の搬送部と前記第2の搬送部の駆動を停止する。【選択図】図4

Description

本発明は、搬送部によりシートを挟持搬送するシート搬送装置に関し、さらにはシート搬送を停止した後のシート排出を容易にするシート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置に関する。
複写機等の画像形成装置において、何らかの要因でシートが装置内で詰まった場合(以下「ジャム」という)は、ユーザが装置内に残留したシートを取り除く必要がある。特に、複数枚のシートを連続搬送中にシート搬送経路の下流でジャムが発生した場合、ジャム発生位置よりも上流に位置しているシートは、ジャムの原因になったシート(以下「ジャム要因シート」という)が存在している限り排出することができない。このため、すべて装置内に残留することになる。そのため、ジャムを解消するにはそれらのシートもすべて取り除かなければならず、ユーザにとって負担になっていた。これを解決するため、ジャム要因シートをユーザが取り除いた時点で、残りの残留シートを自動的に排出する技術が提案されている。
たとえば、特許文献1では搬送経路の中でシートの自動排出が困難である領域を自動除去困難部と定義し、ジャム発生時にシートが前記自動除去困難部に停止しないように制御することでシートの自動排出を容易にするものである。
特開平4−338050
シートをローラ対によって挟持搬送する構成にあっては、搬送停止する場合にモータの駆動を停止してローラ対の回転を停止する。このとき、モータを駆動停止してから実際にローラ対が回転を停止するまでの時間、すなわち回転の立下り速度が異なる複数のローラ対でシートを挟持搬送している場合、それらのローラ対の駆動を同時に停止すると、立下り速度が遅いローラ対は立下り速度が速いローラ対に比べてシートを送り込む量が多くなる。
そのため、複数のローラ対にまたがってシートを挟持搬送している場合、下流のローラ対よりも上流のローラ対の立下り速度が遅いと、下流のローラ対がシート搬送を停止した後も上流のローラ対によってシートが搬送される。これにより、シートが座屈した状態で停止する事態が生ずる。例えば、この状態からシートの自動排出のためにシート搬送を再開すると、ジャムが発生する可能性が高くなる。
本発明は上記課題を解決するものであり、その目的は、搬送停止時にシートの座屈の発生を抑制できるシート搬送装置を提供するものである。
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、シートを挟持搬送する第1の搬送部と、シートを挟持搬送する第2の搬送部であって、前記第1の搬送部とは搬送停止信号からシート搬送停止にかかる時間が異なる第2の搬送部と、前記第2の搬送部におけるシート挟持を解除する挟持解除部と、前記第1の搬送部及び前記第2の搬送部の駆動を制御する制御部と、を有し、前記制御部は、前記第1の搬送部と前記第2の搬送部で挟持搬送しているシートの搬送を停止する場合に、前記第2の搬送部によるシート挟持を解除した後、前記第1の搬送部と前記第2の搬送部の駆動を停止することを特徴とする。
本発明にあっては、搬送部によるシート挟持を解除した後で搬送部の駆動を停止することにより、搬送停止時のシートの座屈の発生を抑制できるものである。
画像形成装置の概略図 二次転写部及び定着部の駆動源を示す図 加圧ローラおよび二次転写ローラの立下り特性を示す図 加圧ローラおよび二次転写ローラを停止した際に発生する現象を説明する図 画像形成装置の制御ブロック図 第1実施形態における制御部の処理を示すフローチャート 第2実施形態におけるトナー像の移動を説明する図 第2実施形態における制御部の処理を示すフローチャート
次に本発明の実施形態に係るシート搬送装置について、画像形成装置に用いた場合を例示して説明する。
〔第1実施形態〕
<画像形成装置の全体構成>
図1は、本発明の実施形態に係るシート搬送装置を備えた画像形成装置の全体構成の一例を示す図である。本実施形態の画像形成装置100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーを用いて各色ごとに画像形成を行う4つの電子写真画像形成部101Y,101M,101C,101Kにより形成したトナー像をシートに転写してカラー画像を形成する電子写真画像形成装置である。
各画像形成部はトナーの色が異なるのみで構成は同じである。各画像形成部の構成について、イエローの画像形成部101Yを例示して説明すると、像担持体である感光ドラム102の周囲に帯電装置103、露光装置104、現像装置105、クリーニング装置106が配置されている。画像形成に際しては、矢印a方向に回転する感光ドラム102の周面を帯電装置103によって帯電するとともに、露光装置104により画像信号に応じた光照射をすることで静電潜像を形成する。そして、その静電潜像を現像装置105によってトナー現像し、イエロートナー像を形成する。マゼンタ、シアン、ブラックの各画像形成部101M,101C,101Kにおいても同様にしてマゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する。
感光ドラム102には第2の像担持体である中間転写ベルト107が当接している。この中間転写ベルト107はベルト駆動ローラ108、従動ローラ109,110に巻回されたエンドレスベルトであって、モータによりベルト駆動ローラ108を駆動することで矢印b方向に回転する。そして、それぞれの画像形成部で感光ドラム102に形成したトナー像を一次転写ローラ111にバイアス印加することで中間転写ベルトに順次転写してカラー画像を形成する。なお、中間転写ベルト107にトナー転写後に感光ドラム102に残留したトナーはクリーニング装置106によりクリーニングする。
上記カラー画像の形成と同期してシート搬送装置300によってシートを二次転写部に搬送し、転写部材である二次転写ローラ112に転写バイアスを印加することで中間転写ベルト107上のトナー像をシートに転写する。そのシートは搬送ベルト125を介して定着部113に搬送し、加熱、加圧することでトナー像をシートに定着した後、排出ローラ対126,127により排出経路150を経て図示しない排出部に排出する。そして、シートPにトナー転写後に中間転写ベルト107に残留したトナーは中間転写ベルトクリーナ116によりクリーニングする。
本実施形態の画像形成装置は、シートの両面記録が可能であり、シートの裏面にも画像形成する場合は、表面にトナー像が定着されたシートを反転経路151へと送り込み、スイッチバックを行ったのちに両面経路152を通過して、再び二次転写部へと送る。
<シート搬送装置>
シート搬送装置300は、装置本体の下部に配置された給送カセットカセット120(または130)にセットされたシートが、不図示の駆動機構により回転駆動する搬送ローラ121,122(または131,132)、123及びレジストレーションローラ124により二次転写部へ搬送される。
二次転写部では、従動ローラ110と二次転写ローラ112との回転体対(転写回転体対)により、中間転写ベルト107を介してシートを挟持して定着部113へと搬送する。定着部113は、加圧ローラ114と定着ローラ115との回転体対(定着回転体対)で構成され、両ローラでシートを挟持搬送する間に加熱、加圧して定着搬送する。そして、トナー像定着後のシートを排出ローラ対126,127により排出する。
(二次転写部及び定着部でのシート搬送駆動構成)
図2は定着部及び二次転写部の駆動構成を示した図である。定着部113は、加圧ローラ114と定着ローラ115のローラ対がシートを挟持搬送する搬送部(第1の搬送部)となり、加圧ローラ114が定着モータ211によって回転駆動され、それによって定着ローラ115が従動回転する。これにより、シートPは図中の矢印cの方向へ挟持搬送される。
また、前記定着部113よりシート搬送方向上流において、二次転写ローラ112と従動ローラ110によるローラ対がシートを挟持搬送する搬送部(第2の搬送部)として構成されている。この搬送部でのシート搬送は、ベルト駆動ローラ108がベルトモータ212によって回転駆動されることにより、中間転写ベルト107および従動ローラ109,110が回転する。そして、二次転写ローラ112が中間転写ベルト107を介して従動ローラ110に当接されている場合は、二次転写ローラ112も同様に従動回転し、中間転写ベルト107上に形成されたトナー像をシートPに転写するとともに、シートPを図中の矢印cの方向へ搬送する。
本実施形態の二次転写ローラ112は、挟持解除部によってシートの挟持を解除可能となっている。具体的には、二次転写ローラ112は、離間モータ213によって図2の矢印d方向へ移動可能に構成されており、従動ローラ110に対して中間転写ベルト107を介して当接、離間可能に構成されている。また、二次転写ローラ112が従動ローラ110から離間されているか否かは離間センサ214によって検出が可能となっている。
前記二次転写ローラ112による搬送部よりもシート搬送方向上流にはレジストレーションローラ対による搬送部(第3の搬送部)が配置されている。このレジストレーションローラ124は、レジストレーションモータ215によって回転駆動され、シートPは図中の矢印cの方向へ搬送される。
上記ベルトモータ212、定着モータ211、離間モータ213等の各モータの駆動は、制御部200によって制御される。
(各搬送部での搬送停止時間)
次に図3を用いて、本実施形態の加圧ローラ114、二次転写ローラ112及びレジストレーションローラ124を停止させる際の回転速度の立下り特性、すなわち駆動モータの搬送停止信号から実際にローラが停止するまでの時間(シート搬送停止にかかる時間)を説明する。
定着モータ211の駆動を時刻tで停止した場合に、加圧ローラ114の回転が完全に停止するまでの時間をΔt1とする。同様に、ベルトモータ212を停止してから二次転写ローラ112が完全に停止するまでの時間をΔt2とする。
本実施形態では、Δt1<Δt2となっており、加圧ローラ114と比較して二次転写ローラ112は停止に時間がかかることを示している。なお、レジストレーションローラ124の立下り特性は加圧ローラ114と同等のため、回転停止するまでの時間は加圧ローラ114と略同じである。
(搬送停止時間が異なるときの搬送停止制御)
図4はシートPの搬送中に加圧ローラ114、二次転写ローラ112及びレジストレーションローラ124の駆動を同時に停止した場合に発生する現象について説明した図である。
画像形成装置100の排出口付近、もしくは画像形成装置100の下流に接続される後処理装置にてシートジャムが発生した場合、ジャム要因シートよりも上流のシートは排出することができないため、搬送を停止することになる。その際、シートの位置や長さによってはシートを加圧ローラ114、二次転写ローラ112及びレジストレーションローラ124の3つのローラで挟持した状態で停止することになる場合がある。
シートが上記3つのローラに挟持搬送されている途中で定着モータ211、ベルトモータ212及びレジストレーションモータ215を同時に停止した場合、そのシートは図4(a)に示すシートPのような状態になる。前述の通り、二次転写ローラ112は加圧ローラ114やレジストレーションローラ124よりも停止が遅い。このため、加圧ローラ114やレジストレーションローラ124が停止した後も二次転写ローラ112は少しの間シートの搬送を続け、その結果、シートPは座屈した状態になる。このように座屈した状態で停止しているシートを、ジャム処理後に自動排出しようとした場合、搬送を再開した際にジャムが発生する可能性が高まってしまう。
上記問題を解決するため、本実施形態では二次転写ローラ112を従動ローラ110から離間した後で定着モータ211、ベルトモータ212及びレジストレーションモータ215を停止するように制御する。図4(b)は二次転写ローラ112を従動ローラ110から離間してから定着モータ211、ベルトモータ212及びレジストレーションモータ215を停止した場合のシートPの状態を示した図である。シートPを加圧ローラ114、二次転写ローラ112およびレジストレーションローラ124の3つのローラで挟持して搬送している状態のときに、シート搬送を停止する場合は、まず離間モータ213を駆動して二次転写ローラ112を図中の矢印dの方向へ移動させ、二次転写ローラ112によるシート挟持を解除する。その後、定着モータ211、ベルトモータ212及びレジストレーションモータ215を停止する。
二次転写ローラ112は従動ローラ110から離間された時点でシート搬送力を失うため、シートPは加圧ローラ114とレジストレーションローラ124によって搬送される。そのため、シートを座屈させることなく停止することができる。
なお、シートの後端が二次転写ローラ112とレジストレーションローラ124の間にあり、レジストレーションローラ124には挟持されていない状態の場合は、搬送停止時にシートの座屈が発生したとしても、停止後に二次転写ローラ112を離間することでシートの座屈は解消される。そのため、本制御は、シートの長さが少なくとも加圧ローラ114とレジストレーションローラ124間の距離よりも長く、加圧ローラ114、二次転写ローラ112及びレジストレーションローラ124の3つのローラで挟持された状態になりやすいシートを使用する際に有効なものである。
<制御部>
図5は画像形成装置100における制御部200のブロック図である。201はCPUであり、画像形成装置100の制御を行っている。202はROMであり、CPU201が動作するためのプログラムを格納している。203はRAMであり、CPU201が一時的にデータを記憶しておくために使用される。これらのCPU201とROM202とRAM203を包含したものが制御部200となっている。
制御部200には定着モータ211、ベルトモータ212、離間モータ213、レジストレーションモータ215がそれぞれ接続されており、CPU201からの指示によって駆動、停止を行うことができる。また、制御部200には離間センサ214も接続されており、二次転写ローラ112が当接されているか離間されているかを検知することができる。
図6は、本実施形態において、ジャム発生時に加圧ローラ114、二次転写ローラ112およびレジストレーションローラ124で搬送中のシートを停止するために制御部200が実行する処理を示したフローチャートである。
まず、CPU201は現在搬送中のシートがジャム要因シートであるか否かを判断する(S101)。シート詰まり等によって正常に搬送できない状態になったと判断されたシートがジャム要因シートであり、それ以外のシートはジャム要因シートではない。
搬送中のシートがジャム要因シートであった場合は、CPU201は即座に定着モータ211、ベルトモータ212およびレジストレーションモータ215の駆動を停止し、シートの搬送を停止する(S106)。これは、ジャム要因シートの搬送を継続することでシート詰まりの状態を悪化させてしまい、シートの除去が困難になったり、搬送部が破損したりすることを防止するためである。その後、CPU201はそのシートがユーザによって除去されるまで待機し(S107)、処理を終了する。
一方、搬送中のシートがジャム要因シートではなかった場合は、CPU201はS102へと進み、離間モータ213を駆動して二次転写ローラ112を従動ローラ110から離間する。CPU201は離間センサ214の信号を基に二次転写ローラ112の離間が完了したかを判断し、離間が完了した時点で定着モータ211、ベルトモータ212およびレジストレーションモータ215を停止してシートの搬送を停止する(S103)。
次に、CPU201はジャム要因シートが除去されたことを検知するまで待機する(S104)。ジャム要因シートが除去されたことの検知方法としては、たとえば、ジャムシートを処理するための扉が開閉された後にジャム要因シートの存在を検知していたセンサがシートを検知しなくなった場合にそのシートが除去されたと判断する、といった方法がある。
ジャム要因シートが除去されたことを検知した際にCPU201はS105へと進み、定着モータ211、レジストレーションモータ215およびその他のシート搬送のためのモータを駆動して、残留シートの自動排出動作を行う。なお、このとき二次転写ローラ112は離間されているため、ベルトモータ212を駆動する必要はない。
以上により、シートジャムの発生時にシートを座屈することなく停止させ、自動排出を行う際にシートジャムが発生する可能性を低減することができる。なお、シートを停止させた後であってジャム要因のシートが除去された後に、S105で自動排出する形態をここでは例示した。しかし、S102,S103の動作で停止されたシートをユーザに取り除いてもらうようにしてもよい。
〔第2実施形態〕
次に第2実施形態に係る装置について、図7、図8を参照して説明する。なお、本実施形態の装置の基本構成は前述した実施形態と同一であるため重複する説明は省略し、ここでは本実施形態の特徴となる構成について説明する。
本実施形態では、前述した実施形態のようにジャム等によってシートの搬送を停止するときに、二次転写ローラ112によるシート挟持を解除した後で停止するのみならず、シートに転写されて未定着のトナー像がある場合に、これを定着してからシート搬送を停止するものである。
図7(a)は第1実施形態の場合と同様に、シートPの搬送を停止するために二次転写ローラ112を離間した際のトナー像の状態を示している。斜線部がトナー像であり、T1はシートPに転写済のトナー像、T2は未転写のトナー像である。
図7(a)の状態で搬送を停止した場合、転写済のトナー像T1のうち、加圧ローラ114と二次転写ローラ112の間にあるトナー像は未定着の状態である。本実施形態における定着部113がトナー像をシートに定着するには、事前に加圧ローラ114を回転させつつ不図示の定着ヒータによって定着ローラ115および加圧ローラ114を十分に加熱しておくという前準備が必要である。しかしながら、加圧ローラ114に挟持された状態で停止したシートを再搬送する場合は、この前準備を行うことができないため、トナー像を定着することができない。そのため、自動排出のために図7(a)の状態で停止したシートPの再搬送を行うと、加圧ローラ114より下流のローラや搬送路に未定着のトナーが付着してしまう。
これを回避するため、本実施形態では、二次転写ローラ112を離間した後、転写済の未定着トナー像がすべて定着部113を通過するまで、すなわち未定着トナー像が加圧ローラ114と定着ローラ115のニップ部を通過するまでシートの搬送を継続し、その後停止する、という制御を行う。
図7(b)は転写済の未定着トナー像がすべて加圧ローラ114と定着ローラ115のニップ部を通過するまでシートの搬送を継続した状態を示している。二次転写ローラ112が離間されているため、中間転写ベルト107に転写され、かつ、シートに転写されていない未転写のトナー像T2は、シートPに転写されることはなく、中間転写ベルト107によって中間転写ベルトクリーナ116に向かって運ばれてクリーニングされる。
一方、シートPに転写済のトナー像T1は、すべて加圧ローラ114及び定着ローラ115のニップ部を通過し、シートPに定着された状態になっている。この状態でシートPの搬送を停止することで、自動排出のために再搬送を行う際には、シートP上に形成されたトナー像はすべて定着済のため、未定着トナーが下流のローラや搬送路を汚すことはない。
ただし、本制御が実施できるのは未定着トナー像が加圧ローラ114及び定着ローラ115のニップ部を通過するまで搬送を継続してもシートPが先行シートに衝突しない場合に限られる。本制御は、シートPよりも下流でシートジャムが発生した場合の制御であり、ジャム要因シートは即座に停止しなければならないため、シートPの先行シートはジャム発生時に即座に停止している可能性が高い。そのため、先行シートがシートPと同一の搬送経路の近い位置に停止している場合は本制御を実施することができない。
具体的には、以下のような場合に本制御を実施することができる。
(1)先行シートの後端からシートPの先端までの距離が、二次転写ローラ112と従動ローラ110のニップ部から加圧ローラ114と定着ローラ115のニップ部までの距離よりも大きい場合。
(2)先行シートが反転経路151へと向かうシートであり、シートPが排出経路150へと向かうシートである場合(逆の場合も同様)。
(3)先行シートとシートPがともに排出経路150へと向かうシートであり、シートPの先端が反転経路151への分岐前の位置にある場合(先行シートとシートPがともに反転経路151へ向かうシートである場合も同様)。
上記(3)の場合は、シートPを反転経路151へ送り込むことで先行シートとの衝突を回避することができるため、本制御を実施することが可能となる。
もし、上記条件に当てはまらず、未定着トナー像が加圧ローラ114と定着ローラ115のニップ部を通過するまで搬送を継続できない場合は、二次転写ローラ112を離間した後に即座にシートPの搬送を停止する。そして、未定着トナーが下流のローラや搬送路を汚すことを防ぐため、ジャム要因シートが取り除かれたとしても残留シートの自動排出処理は行わない。なお、自動排出されなかった残留シートはユーザに取り除いてもらう必要があるため、除去手順をユーザに報知する等の処理を行う。
なお、本制御は、未定着トナー像が加圧ローラ114と定着ローラ115のニップ部を通過するまで搬送を継続したとしても、なおシートがレジストレーションローラ124に挟持された状態である場合に有効なものである。すなわち、長尺シートのように長さが長いシートを使用した場合に有効である。
図8は、本実施形態において、ジャム発生時に加圧ローラ114、二次転写ローラ112およびレジストレーションローラ124で搬送中のシートを停止するためにCPU201が実行する処理を示したフローチャートである。S201〜S202およびS210〜S211は第1実施形態におけるS101〜S102およびS106〜S107と同様であるため説明を省略する。
二次転写ローラ112を離間した後、CPU201はシート上に転写されたトナー像の未定着部分が加圧ローラ114と定着ローラ115のニップ部を通過するまで搬送を継続することが可能か否かを判断する(S203)。判断条件としては、前述の(1)〜(3)の条件の何れかを満たしていた場合に、搬送継続可能であると判断する。
搬送継続可能であった場合は、未定着部分が加圧ローラ114を通過するまで搬送を継続し(S204)、その後、搬送を停止する(S205)。搬送継続可能ではなかった場合は、直ちに搬送を停止する(S205)。
次に、CPU201はジャム要因シートが除去されたことを検知するまで待機する(S206)。そして、ジャム要因シートが除去されたことを検知した際にCPU201は、S207へと進み、未定着トナー像の有無を判断する。S204において未定着トナー像が加圧ローラ114と定着ローラ115のニップ部を通過するまで搬送継続していた場合は、未定着トナー像はないものと判断する。
未定着トナー像がない場合は、CPU201はS208へと進み、定着モータ211およびその他のシート搬送のためのモータを駆動して、残留シートの自動排出動作を行う。未定着トナー像がある場合は、残留シートの自動排出動作を行わずにユーザが残留シートを除去するまで待機する(S209)。これらどちらかの方法で残留シートが画像形成装置100の内部から除去された時点で処理を終了する。
上記のように搬送制御することにより、シートに転写された未定着トナーによってローラ等が汚されることなく、ジャム処理後の自動排出のための再搬送を行うことができる。S208でシートを自動排出する形態をここでは例示したが、定着ローラ115で停止させたシートをユーザに取り除いてもらえるようにしてもよい。
100 …画像形成装置
101Y,101M,101C,101K …画像形成部
107 …中間転写ベルト
108 …駆動ローラ
109,110 …従動ローラ
112 …二次転写ローラ
113 …定着部
114 …加圧ローラ
115 …定着ローラ
124 …レジストレーションローラ
150 …排出経路
151 …反転経路
152 …両面経路
200 …制御部
211 …定着モータ
212 …ベルトモータ
213 …離間モータ
214 …離間センサ
215 …レジストレーションモータ
300 …シート搬送装置

Claims (8)

  1. シートを挟持搬送する第1の搬送部と、
    シートを挟持搬送する第2の搬送部であって、前記第1の搬送部とは搬送停止信号からシート搬送停止にかかる時間が異なる第2の搬送部と、
    前記第2の搬送部におけるシート挟持を解除する挟持解除部と、
    前記第1の搬送部及び前記第2の搬送部の駆動を制御する制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記第1の搬送部と前記第2の搬送部で挟持搬送しているシートの搬送を停止する場合に、前記第2の搬送部によるシート挟持を解除した後、前記第1の搬送部と前記第2の搬送部の駆動を停止することを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記第2の搬送部は、前記第1の搬送部よりもシート搬送方向上流に配置され、搬送停止信号からシート搬送停止にかかる時間が前記第1の搬送部よりも長いことを特徴とする請求項1記載のシート搬送装置。
  3. 前記第2の搬送部よりもシート搬送方向上流に、シートを搬送する第3の搬送部が配置され、
    前記第3の搬送部は、搬送停止信号からシート搬送停止にかかる時間が前記第1の搬送部と略同じであることを特徴とする請求項2記載のシート搬送装置。
  4. 前記第1の搬送部及び前記第2の搬送部は、回転体対であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  5. シートを搬送するシート搬送装置と、
    搬送されるシートに画像を形成する画像形成部と、
    を有する画像形成装置であって、
    前記シート搬送装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のシート搬送装置であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記画像形成部は、トナー像をシートに転写して画像形成する電子写真画像形成部であり、
    前記第1の搬送部は、前記シートに転写されたトナー像をシートに定着搬送する定着回転体対であり、
    前記第2の搬送部は、像担持体に形成したトナー像をシートに転写するための転写回転体である
    ことを特徴とした請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記第1の搬送部と前記第2の搬送部で挟持搬送しているシートの搬送を停止するときは、前記第2の搬送部によるシート挟持を解除した後、シートに転写したトナー像が前記定着回転体対を通過した後に前記第1の搬送部と前記第2の搬送部の駆動を停止することを特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 前記第2の搬送部は、トナー像を担持した像担持体と、前記像担持体とでシートを挟持し且つ前記像担持体に担持されたトナー像をシートに転写する転写部材とを含み、
    前記第1の搬送部は、前記転写部材によってシートに転写されたトナー像をシートに定着する定着手段であり、
    前記制御部は、前記像担持体および前記転写部材と、前記定着手段とで挟持されているシートの搬送を停止する場合に、前記像担持部材と前記転写部材とを離間させた後、前記シートに転写されていたトナー像が前記定着手段によって定着されるまで前記定着手段がシートを搬送してからシートを停止させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
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