JP2019077183A - プリンタ装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】印刷対象の画像全体を効率的に印刷することが可能なプリンタ装置及びプログラムを提供する。【解決手段】印刷対象の画像を表す画像データと、前記画像の印刷時の幅方向及び高さ方向の長さを示す印刷サイズとを含む印刷データを、外部装置から受信する受信手段と、前記印刷サイズと、印刷媒体上での印刷可能なサイズを示す有効印刷サイズとを比較し、前記印刷サイズが前記有効印刷サイズに収まるか否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段が収まらないと判定した場合に、幅方向と高さ方向との長さを入れ替えた前記印刷サイズが、前記有効印刷サイズに収まるか否かを判定する第2判定手段と、前記第2判定手段が収まると判定した場合に、前記画像を90度又は270度回転させる回転手段と、前記画像を前記印刷媒体に印刷する印刷手段と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明の実施形態は、プリンタ装置及びプログラムに関する。
従来、プリンタ装置は、様々な分野で用いられている。係るプリンタ装置は、ホスト装置から印刷データを受信し、当該印刷データを用いて印刷を行っている。例えば、印刷データには、印刷時のサイズ(印刷サイズ)が指示されており、プリンタ装置は、その指示された印刷サイズで印刷を行っている。
ところで、上記のプリンタ装置では、印刷ヘッドの構造や余白領域の設定等により、実際に用紙上で印刷可能なサイズ(以下、有効印刷サイズ)は制限される。そのため、有効印刷サイズを超えるような印刷データを受信した場合には、印刷対象の画像全域を印刷することができないという問題がある。
なお、従来、印刷対象の画像の寸法に応じて当該画像を90度回転及び当該画像を所定の縮小率で縮小した後、元の画像を用紙上の印刷領域に印刷するとともに、回転及び縮小した画像を用紙の上手領域又は下手領域に印刷する技術が提案されている。しかしながら、この従来技術では、画像の印刷サイズを有効印刷サイズ内に収めることができない可能性があるため、上記した問題を解決することは困難である。
本発明が解決しようとする課題は、印刷対象の画像全体を効率的に印刷することが可能なプリンタ装置及びプログラムを提供することである。
実施形態のプリンタ装置は、印刷対象の画像を表す画像データと、前記画像の印刷時の幅方向及び高さ方向の長さを示す印刷サイズとを含む印刷データを、外部装置から受信する受信手段と、前記印刷サイズと、印刷媒体上での印刷可能なサイズを示す有効印刷サイズとを比較し、前記印刷サイズが前記有効印刷サイズに収まるか否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段が収まらないと判定した場合に、幅方向と高さ方向との長さを入れ替えた前記印刷サイズが、前記有効印刷サイズに収まるか否かを判定する第2判定手段と、前記第2判定手段が収まると判定した場合に、前記画像を90度又は270度回転させる回転手段と、前記画像を前記印刷媒体に印刷する印刷手段と、を備える。
図1は、実施形態に係るプリンタの概略構造を模式的に示す図である。 図2は、実施形態に係るプリンタの制御系の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係るロール用紙の一例を模式的に示す図である。 図4は、実施形態のプリンタが備える機能構成の一例を示す図である。 図5は、印刷データの一例を模式的に示す図である。 図6は、印刷サイズと有効印刷サイズとの関係の一例を示す図である。 図7は、印刷結果の一例を示す図である。 図8は、実施形態のプリンタで実行される印刷処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、実施形態に係る印刷データの他の例を模式的に示す図である。 図10は、実施形態に係るロール用紙の他の例を模式的に示す図である。 図11は、印刷サイズと有効印刷サイズとの関係の他の例を示す図である。 図12は、印刷結果の他の例を示す図である。 図13は、実施形態に係る設定テーブルのデータ構成の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係るプリンタ装置及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。以下に示す実施形態では、本発明をサーマルプリンタに適用した例について説明するが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
図1は、実施形態に係るプリンタ10の概略構造を模式的に示す図である。図1に示すように、プリンタ10は、用紙収納部101と、ステッピングモータ102と、プラテンローラ103と、サーマルヘッド104と、センサ部105とを備える。
用紙収納部101は、印刷媒体である用紙Pをロール状に巻回したロール用紙PRを着脱自在に収納する。ロール用紙PRは、例えば、後述するラベル用紙PR1やタグ用紙PR2等である(図3参照)。ロール用紙PRは、ロール軸R1の軸周りに回転可能な状態で用紙収納部101に収納される。
ステッピングモータ102は、プラテンローラ103を回動させるための駆動源である。ステッピングモータ102は、後述するモータドライバ118(図2参照)の制御によって駆動されると、ギア等を介してプラテンローラ103を回転駆動する。このプラテンローラ103の回転駆動により、用紙収納部101からロール用紙PRが引き出され、用紙搬送方向Yに搬送(紙送り)される。
サーマルヘッド104は、プラテンローラ103に対向して配置される。サーマルヘッド104は、ロール用紙PRの幅方向に対し、複数の発熱素子が一列に配置されて構成されている。ここで、「幅方向」は、ロール用紙PRの紙送り方向に直交する方向を意味する。また、ロール用紙PRの紙送り方向に平行な方向を「高さ方向」という。
サーマルヘッド104は、後述するヘッドドライバ117(図2参照)の制御によって発熱素子を発熱し、紙送りされたロール用紙PRを加熱することで、印刷データに含まれた印刷対象の画像を印刷する。画像が印刷されたロール用紙PRは、図示しない用紙排紙口から排出される。
センサ部105は、用紙収納部101とサーマルヘッド104とを結ぶ用紙搬送経路中に設けられる。センサ部105は、反射型又は透過型のセンサ装置であり、ロール用紙PRの紙面上に設けられた後述するラベルLBやマークMK等(図3参照)の検出を行う。
次に、図2を参照して、プリンタ10の制御系について説明する。図2は、プリンタ10の制御系の一例を示す図である。
図2に示すように、プリンタ10は、CPU(Central Processing Unit)111、ROM(Read Only Memory)112及びRAM(Random Access Memory)113等のコンピュータ構成を備える。CPU111は、プリンタ10の動作を統括制御する中央処理装置である。ROM112は、CPU111が実行する各種プログラムや制御情報を記憶する。RAM113は、CPU111のワークエリアとして機能する。
また、プリンタ10は、CPU111に、不揮発性メモリ114、操作コントローラ115、表示コントローラ116、ヘッドドライバ117を接続している。そして、プリンタ10は、操作コントローラ115に操作部106、表示コントローラ116に表示器107、ヘッドドライバ117にサーマルヘッド104をそれぞれ接続している。
不揮発性メモリ114は、フラッシュメモリ等の記憶媒体であって、CPU111が実行する各種プログラムや各種の設定情報を記憶する。具体的には、不揮発性メモリ114は、有効印刷サイズを設定情報として記憶する。有効印刷サイズは、ロール用紙PR上での印刷可能なサイズ(範囲)を示す設定情報である。
例えば、有効印刷サイズには、サーマルヘッド104(発熱素子群)の幅方向の長さを設定することができる。また、サーマルヘッド104が、幅方向に移動可能な構成の場合には、その移動可能な範囲の長さを設定してもよい。これにより、サーマルヘッド104によって印刷可能な幅方向の最大の長さを有効印刷サイズとすることができる。なお、この場合、有効印刷サイズの高さ方向の長さは無制限(又は未設定)となる。
また、有効印刷サイズは、矩形状の領域として定義してもよい。この場合、有効印刷サイズは、幅方向の長さ(以下、有効印刷幅)と、高さ方向の長さ(以下、有効印刷長)とで構成される。例えば、ロール用紙PRの外周部分等に印刷を行わない余白領域を設ける場合には、この余白領域を除いた残りの領域(印刷領域)の大きさを有効印刷サイズに設定する。以下、図3を参照して、余白部分と印刷領域との関係について説明する。
図3は、ロール用紙PRの一例を模式的に示す図である。ここで、図3(a)は、ロール用紙PRの一例であるラベル用紙PR1を模式的に示す図である。ラベル用紙PR1は、長尺状の用紙P1(台紙)上に剥離自在な感熱紙であるラベルLBを所定間隔で貼付して、ロール状に巻回したものである。ラベル用紙PR1では、ラベルLBが印刷領域となり、ラベルLB以外の領域が余白領域となる。このような場合、ラベルLBの大きさを有効印刷サイズSZ1として設定する。具体的には、ラベルLBの幅方向の長さL1aを有効印刷幅に設定し、ラベルLBの高さ方向の長さL1bを有効印刷長に設定する。これにより、ラベル用紙PR1上での印刷可能な範囲をラベルLBの大きさに制限することができる。なお、ラベルLBの周辺に余白部分を設ける場合には、この余白部分を除いた残りの領域(印刷領域)の大きさを有効印刷サイズSZ1とする。
図3(b)は、ロール用紙PRの一例であるタグ用紙PR2を模式的に示す図である。タグ用紙PR2は、長尺状の感熱用紙P2をロール状に巻回したものである。感熱用紙P2では、印刷面の裏面側にマークMKが所定の間隔で設けられており、このマークMK間で区切られた各領域が一つのタグ用紙に相当する。そして、タグ用紙の印刷面において、破線で示した矩形状の領域(以下、タグ領域)TGに印刷を行う場合には、タグ領域TGが印刷領域となり、タグ領域TG以外の領域が余白領域となる。このような場合、タグ領域TGの大きさを有効印刷サイズSZ2として設定する。具体的には、タグ領域TGの幅方向の長さL2aを有効印刷幅に設定し、タグ領域TGの高さ方向の長さL2bを有効印刷長に設定する。これにより、タグ用紙PR2上で印刷可能な範囲をタグ領域TGの大きさに制限することができる。
なお、プリンタ10は、ロール用紙PRの種別毎に有効印刷サイズを保持し、使用するロール用紙PRの種別に応じて有効印刷サイズを自動又は手動で切り替えるものとする。有効印刷サイズを自動で切り替える場合、例えば、プリンタ10は、センサ部105のセンシング結果に基づいてロール用紙PRの種別を判別してもよい。また、プリンタ10は、図示しないリーダ装置を介して、ロール用紙PRに予め付されたコードシンボルやRFIDタグ等から種別を特定可能な種別情報を読み取ることで、ロール用紙PRの種別を判別してもよい。また、プリンタ10は、後述する印刷データに含まれたロール用紙PRの種別を指示するデータに基づいて、ロール用紙PRの種別を判別する構成としてもよい。また、有効印刷サイズを手動で切り替える場合には、後述する操作部106等を介して、複数の有効印刷サイズの中から一の有効印刷サイズを選択可能な構成としてもよいし、有効印刷サイズの設定値を変更可能な構成としてもよい。
図2に戻り、操作部106は、各種の操作キーを有する入力デバイスである。操作コントローラ115は、操作部106の操作に応じた操作信号をCPU111に出力する。表示器107は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスである。表示コントローラ116は、CPU111の制御の下、表示器107に各種の情報を表示させる。ヘッドドライバ117は、CPU111の制御の下、サーマルヘッド104(発熱素子)を発熱させる。
また、プリンタ10は、CPU111に、モータドライバ118、センサ制御回路119及び接続インタフェース(I/F)120をそれぞれ接続している。そして、プリンタ10は、モータドライバ118にステッピングモータ102を、センサ制御回路119にセンサ部105をそれぞれ接続している。
モータドライバ118は、CPU111の制御の下、ステッピングモータ102に駆動パルス信号を出力することで、当該ステッピングモータ102を回転動作させる。センサ制御回路119は、センサ部105の動作を制御するものである。具体的には、センサ制御回路119は、CPU111の制御の下、センサ部105を動作させ、当該センサ部105でのセンシング結果を、CPU111に出力する。
接続インタフェース120は、外部装置であるホスト装置20と自装置とを接続するためのインタフェースである。接続インタフェース120は、例えば、USB(Universal Serial Bus)等のシリアルインタフェースや、LAN(Local Area Network)等のネットワークに接続可能な通信インタフェースである。接続インタフェース120は、CPU111の制御の下、ホスト装置20との間で各種データの送受信を行う。例えば、接続インタフェース120は、ホスト装置20から送信される印刷対象の印刷データを受信する。
次に、プリンタ10の機能構成について説明する。図4は、プリンタ10が備える機能構成の一例を示す図である。
図4に示すように、プリンタ10は、印刷データ受信部11と、前処理部12と、印刷制御部13とを機能部として備える。これら機能部の一部又は全ては、CPU111と、ROM112や不揮発性メモリ114に記憶されたプログラムとの協働によりRAM113上に実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、これら機能部の一部又は全ては、各機能を実現するよう設計された一又は複数の処理回路等によって実現されるハードウェア構成であってもよい。
印刷データ受信部11は、受信手段の一例である。印刷データ受信部11は、接続インタフェース120を介して、ホスト装置20から送信される印刷データを受信する。印刷データは、印刷対象の文字や図形等の画像を表す画像データを含む。なお、画像データは、ビットマップ画像等のラスタデータであってもよいし、印刷対象となる文字や図形等をプリンタ10内で生成するためのコマンドデータであってもよい。また、印刷データは、印刷方向や印刷サイズ等を指示するデータを含む。
印刷方向は、画像(画像データ)を印刷する際の当該画像の印刷方向を指示するものである。例えば、印刷方向は、画像を囲む矩形領域のうち、印刷を開始する何れかの一の辺(基準辺)を指示するものであってもよい。この場合、本実施形態のプリンタ10は、印刷方向に基づき、画像の基準辺側から当該基準辺に対向する辺側にかけて当該画像の印刷を行う。
また、印刷サイズは、画像を印刷する際の幅方向及び高さ方向の長さを指示するものである。例えば、印刷サイズは、画像を囲む矩形領域の、幅方向及び高さ方向の長さを指示する。ここで、印刷サイズの幅方向及び高さ方向は、印刷方向を基準に設定されている。具体的には、印刷方向の基準辺の長さが幅方向の長さとなり、基準辺に直交する辺の長さが高さ方向の長さとなる。
なお、印刷方向及び印刷サイズは、印刷データ内に明示的に含まれていてもよい。例えば、印刷方向及び印刷サイズは、コマンドデータによって指示する形態としてもよい。この場合、印刷サイズは「aaaa、bbbb、cccc、dddd、…」等のコマンドデータで表すことができる。ここで、例えば、aaaaはラベルピッチ(ラベル間の間隔)、bbbbはラベルの幅方向の長さ、ccccはラベルの高さ方向の長さ、ddddは予約エリア(ラベル内での余白部分の長さ等)をそれぞれ示している。なお、印刷サイズは具体的な数値でなくてもよい。例えば、印字幅が3インチのプリンタ装置(以下、3インチプリンタ)用の印刷データであることや、印字幅が4インチのプリンタ装置(以下、4インチプリンタ)用の印刷データであることを示すものであってもよい。このように、コマンドデータに印刷方向及び印刷サイズを示す情報を含めることで、コマンドデータを参照すれば、印刷データを画像データに変換するまでもなく印刷データの幅方向及び高さ方向の長さや印刷方向を取得することができる。
また、印刷方向及び印刷サイズは、印刷データに含まれた画像の向きや当該画像を構成するドットの座標等から導出する構成としてもよい。また、印刷データは、ロール用紙PRの種別等の他のデータを含んでいてもよい。
前処理部12は、第1判定手段、第2判定手段、回転手段、縮小手段、算出手段及び確認手段の一例である。前処理部12は、印刷データの印刷サイズと有効印刷サイズとを比較し、印刷サイズが有効印刷サイズ内に収まらない場合に、印刷サイズを有効印刷サイズ内に収めるため処理を実行する。
具体的には、前処理部12は、有効印刷サイズと印刷データに含まれた印刷サイズとの、幅方向及び高さ方向の長さをそれぞれ比較することで、印刷サイズが有効印刷サイズ内に収まるか否かを判定する。印刷サイズの幅方向及び高さ方向の長さが有効印刷サイズの長さ以下の場合、前処理部12は、印刷サイズが有効印刷サイズ内に収まると判定する。この場合、前処理部12は、印刷データによって表される画像をそのまま印刷制御部13に出力する。
また、印刷サイズの幅方向及び高さ方向の何れか一方又は両方の長さが、有効印刷サイズの長さを上回る場合、前処理部12は、印刷サイズが有効印刷サイズ内に収まらないと判定する。
印刷サイズが有効印刷サイズ内に収まらない場合、前処理部12は、幅方向と高さ方向との長さを入れ替えた印刷サイズが、有効印刷サイズ内に収まるか否かを判定する。具体的には、前処理部12は、印刷サイズの幅方向の長さが有効印刷サイズの高さ方向の長さ以下で、且つ、印刷サイズの高さ方向の長さが有効印刷サイズの幅方向の長さ以下か否かを判定する。以下、この判定条件を回転収容条件という。
回転収容条件を満たす場合、前処理部12は、画像データに基づき、画像の向き(印刷方向)を90度回転させた画像を生成する。そして、前処理部12は、回転後の画像を印刷制御部13に出力する。これにより、印刷サイズの幅方向の長さと高さ方向の長さとが入れ替わるため、回転後の画像は有効印刷サイズ内に収まることになる。なお、有効印刷長が無制限(未設定)の場合には、前処理部12は、有効印刷長についての比較は行わず、有効印刷幅について有効印刷サイズとの比較を行うものとする。
一方、回転収容条件を満たさない場合、前処理部12は、印刷サイズを有効印刷サイズ内に収めるため、当該印刷サイズを縮小するための処理を実行する。具体的には、前処理部12は、印刷サイズの幅方向と高さ方向との寸法比(以下、縦横比)を維持したまま、有効印刷サイズ内での印刷サイズに占有率が最大となる縮小率(以下、有効縮小率)を算出する。そして、前処理部12は、有効縮小率を用いて印刷サイズを縮小した画像を生成し、縮小後の画像を印刷制御部13に出力する。
例えば、印刷サイズの幅方向が50mm、高さ方向が40mmであり、有効印刷サイズの幅方向が40mm、高さ方向が30mmであったとする。この場合、前処理部12は、印刷サイズを有効印刷サイズとするための縮小率として、幅方向で4/5倍、高さ方向で3/4倍をそれぞれ算出する。そして、前処理部12は、算出した幅方向及び高さ方向の縮小率のうち、縮小率がより大きな3/4倍を有効縮小率として選択し、選択した有効縮小率を用いて画像を縮小する。
また、前処理部12は、幅方向と高さ方向との長さを入れ替えた印刷サイズについても、上記と同様に縮小率を算出してもよい。この場合、前処理部12は、入れ替え前後の印刷サイズから有効縮小率をそれぞれ算出する。そして、前処理部12は、算出した有効縮小率の中から、有効印刷サイズ内での占有率がより大きな有効縮小率を選択し、当該有効縮小率を用いて画像を縮小する。
例えば、上記例の印刷サイズの場合、幅方向の長さと高さ方向の長さとを入れ替えることで、幅方向が40mm、高さ方向が50mmとなる。この場合、前処理部12は、印刷サイズを有効印刷サイズとするための縮小率として、幅方向で1倍、高さ方向で3/5倍を算出し、縮小率がより大きな3/5倍を選択する。そして、前処理部12は、入れ替え前の縮小率3/4倍と、入れ替え後の縮小率3/5倍とを比較し、縮小率がより小さな回転前の3/4倍を選択する。なお、入れ替え後の縮小率を選択した場合には、前処理部12は、画像を縮小する前又は縮小した後に、当該画像を90度回転させるものとする。
このように、前処理部12では、画像の印刷サイズが回転収容条件を充足しなかった場合に、有効印刷サイズ内での大きさが最大となる縮小率を算出し、算出した縮小率を用いて画像の印刷サイズを縮小する。これにより、後述する印刷制御部13において、印刷対象の画像全体を有効印刷サイズ内に効率的に印刷することができる。
なお、前処理部12は、画像の縮小処理に際して、縮小の可否をユーザに確認するための画面を表示器107に表示させてもよい。この場合、前処理部12は、操作部106を介して縮小することが指示されたことを条件に、画像を縮小する処理を実行する。
印刷制御部13は、印刷手段の一例である。印刷制御部13は、ヘッドドライバ117、モータドライバ118及びセンサ制御回路119と協働することで、前処理部12から入力される印刷データをロール用紙PRに印刷する。
具体的には、印刷制御部13は、センサ部105のセンシング結果に基づき、紙送りされるロール用紙PRから、ラベルLBやタグ領域TG等の印刷領域を検出する。そして、印刷領域を検出すると、印刷制御部13は、ヘッドドライバ117と協働し、前処理部12で処理された画像を、ロール用紙PR上の印刷領域に印刷する。なお、印刷領域の検出方法や当該印刷領域への印刷方法は、公知の技術を用いることが可能であるため説明を省略する。
ここで、図3(a)及び図5〜図7を参照して、前処理部12及び印刷制御部13の動作例について説明する。
図5は、印刷データの一例を模式的に示す図である。図5に示す印刷データD1は、幅方向がL3a、高さ方向がL3bの印刷サイズSZ3を有する(L3a<L3b)。また、印刷データD1には、辺D1a(基準辺)から辺D1bにかけて印刷が行われるよう印刷方向PDが設定されている。なお、印刷データD1内の文字列(Item 01…)が、画像(画像データ)に対応する。
図3(a)のラベル用紙PR1を用いて図5の印刷データD1を印刷する場合、前処理部12は、ラベル用紙PR1の有効印刷サイズSZ1と、印刷データD1の印刷サイズSZ3とを、幅方向及び高さ方向についてそれぞれ比較する。比較の結果、L1a>L3a、L1b<L3bであったとすると、図6(a)に示すように、印刷サイズSZ3が有効印刷サイズSZ1内に収まらないため、前処理部12は、回転収容条件の判定を行う。
回転収容条件の判定処理において、例えば、L1a≧L3b、L1b≧L3aであったとすると、前処理部12は、回転収容条件を満たすと判定する。この場合、前処理部12は、図6(b)に示すように、画像の向きを90度回転させた印刷データD1’を生成する。
図6(b)は、画像の向きを90度回転させた後の印刷サイズSZ3’(印刷データD1’)と、有効印刷サイズSZ1との関係を示す図である。図6に示すように、画像が90度回転されることで、印刷方向は辺D1cから辺D1dとなり、辺D1cが基準辺となる。また、幅方向及び高さ方向の長さが回転前と入れ替わるため、印刷サイズSZ3’は有効印刷サイズSZ1内に収まることになる。なお、図6(b)では、L1a=L3b、L1b=L3aの状態を示している。
そして、印刷制御部13が、回転後の画像(印刷データD1’)を用いて、ラベル用紙PR1に印刷を行うと、図7に示すように、印刷データD1’の画像全体が有効印刷サイズSZ1内、つまりラベルLB内に印刷されることになる。なお、図7では、ラベル用紙PR1に設けられたラベルLBの各々に、印刷内容の異なる印刷データD1’を連続して印刷した例を示している。
このように、プリンタ10では、画像の印刷サイズが有効印刷サイズ内に収まらない場合、当該画像を回転や縮小することで有効印刷サイズ内に収めた後、用紙への印刷を実行する。これにより、プリンタ10は、画像全体を、ロール用紙PR上に印刷することができるため、印刷欠けの発生を防止することができる。
次に、図8を参照して、プリンタ10の動作について説明する。図8は、プリンタ10で実行される印刷処理の一例を示すフローチャートである。
まず、印刷データ受信部11は、ホスト装置20から印刷データが送信されるまで待機する(ステップS11;No)。ホスト装置20から印刷データが送信されると、印刷データ受信部11は、接続インタフェース120を介して印刷データを受信する(ステップS11;Yes)。
続いて、前処理部12は、印刷データに含まれた印刷方向及び印刷サイズに基づき、印刷サイズの幅方向の長さ(以下、印刷幅)が、有効印刷幅以下か否かを判定する(ステップS12)。印刷幅が有効印刷幅以下と判定した場合(ステップS12;Yes)、前処理部12は、印刷サイズの高さ方向の長さ(以下、印刷長)が、有効印刷長以下か否かを判定する(ステップS13)。印刷長が有効印刷長以下と判定した場合(ステップS13;Yes)、前処理部12は、印刷サイズが有効印刷サイズ内に収まると判断し、ステップS20に移行する。なお、ステップS13で印刷長が有効印刷長を上回ると判定した場合には(ステップS13;No)、ステップS14に移行する。
ステップS12で、印刷幅が有効印刷幅を上回ると判定した場合(ステップS12;No)、前処理部12は、印刷幅が有効印刷長以下か否かを判定する(ステップS14)。印刷幅が有効印刷長以下と判定した場合(ステップS14;Yes)、前処理部12は、印刷長が有効印刷幅以下か否かを判定する(ステップS15)。印刷長が有効印刷幅以下と判定した場合(ステップS15;Yes)、前処理部12は、回転収納条件を満たすと判断し、画像を90度回転させた後(ステップS16)、ステップS20に移行する。
一方、前処理部12は、ステップS14で印刷幅が有効印刷長を上回ると判定した場合(ステップS14;No)又はステップS15で印刷長が有効印刷幅を上回ると判定した場合(ステップS15;No)、回転収納条件を満たさないと判断し、ステップS17に移行する。
ステップS17では、前処理部12は、幅方向と高さ方向との長さを入れ替える前後の印刷サイズについて、縮小率(有効縮小率)をそれぞれ算出する(ステップS17)。次いで、前処理部12は、ステップS17で算出した縮小率のうち、有効印刷サイズ内での占有率が最大となる縮小率を選択する(ステップS18)。
続いて、前処理部12は、ステップS18で選択した縮小率を用いて画像を縮小し(ステップS19)、ステップS20に移行する。なお、入れ替え後の縮小率を選択した場合、前処理部12は、画像を縮小する前又は縮小した後に、当該画像を90度回転させるものとする。また、前処理部12は、印刷サイズの縮小に際し、該縮小を行うか否かを確認するための確認画面を表示器107に表示させてもよい。
続くステップS20では、印刷制御部13が、前処理部12で処理された画像をロール用紙PRに印刷し(ステップS20)、本処理を終了する。なお、有効印刷長が無制限(未設定)の場合には、前処理部12は、ステップS13及びステップS14のスキップを行うものとする。
以上のように、プリンタ10は、印刷データの印刷サイズが有効印刷サイズを超える場合に、幅方向と高さ方向との長さを入れ替えた印刷サイズを有効印刷サイズと比較する。そして、プリンタ10は、入れ替え後の印刷サイズが有効印刷サイズ内に収まる場合、画像の向き(印刷方向)を90度回転させた画像をロール用紙PRに印刷する。これにより、プリンタ10は、元の印刷サイズを保持したまま印刷対象の画像を有効印刷サイズ内に収めることができるため、画像全体を効率的に印刷することができる。
また、プリンタ10は、入れ替え後の印刷サイズが有効印刷サイズ内に収まらない場合、有効印刷サイズ内での印刷サイズの占有率が最大となる縮小率を用いることで、有効印刷サイズに収まる大きさに画像(印刷サイズ)を縮小する。これにより、プリンタ10は、有効印刷サイズ内での印刷サイズを大きく確保することができるため、印刷対象の画像全体を効率的に印刷することができる。
また、プリンタ10は、入れ替え前後の印刷サイズから縮小率をそれぞれ算出し、有効印刷サイズ内での占有率がより大きな縮小率を用いて印刷サイズを縮小する。これにより、有効印刷サイズ内での印刷サイズをより大きく確保することができるため、印刷対象の画像全体をより効率的に印刷することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記の実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記の新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。上記の実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、印刷媒体となる用紙を、ロール状に巻かれたロール用紙PRとしたが、これに限らず、それぞれが個別に分けられた紙葉であってもよい。また、上記実施形態では、サーマル方式のプリンタ装置としたが、これに限らず、インクジェット方式やレーザ方式等の他の方式のプリンタ装置に適用してもよい。
また、上記実施形態では、印刷データの印刷サイズが有効印刷サイズ内に収まる場合、当該印刷データをそのまま印刷したが、これに限らず、有効印刷サイズ内に収まる範囲で印刷サイズを拡大した後、印刷を行う構成としてもよい。この構成を採用する場合、前処理部12は、印刷サイズの縦横比を維持したまま、有効印刷サイズ内での印刷サイズの占有率が最大となる拡大率を算出し、算出した拡大率を用いて画像(印刷サイズ)を拡大する。なお、縮小率と同様に、幅方向と高さ方向との入れ替え前後の印刷サイズについて拡大率をそれぞれ算出し、有効印刷サイズ内での占有率がより大きい拡大率を用いて拡大を行ってもよい。
また、上記実施形態では、印刷サイズが回転収納条件を満たした場合に、印刷方向を90度回転させる構成としたが、回転角度は270度(−90度)であってもよい。また、90度及び270度の何れか一方を選択可能な構成としてもよい。
また、上記実施形態では、前処理部12が、画像の回転及び縮小を行う構成としたが、これに限らず、印刷制御部13で、画像の回転及び縮小を行う構成としてもよい。この構成を採用する場合、前処理部12は、印刷サイズと有効印刷サイズとの比較結果かから、画像の回転角度や縮小率を決定する。そして、印刷制御部13は、前処理部12で決定された回転角度や縮小率に基づき、回転処理や縮小処理を施した画像を印刷する。
また、上記実施形態では、ラベルの幅方向の長さが高さ方向の長さよりも短いラベルを用いて説明したが、これに限定されない。以下、図9〜図12参照して、ラベルの幅方向の長さが高さ方向の長さよりも長いラベルを用いた場合の印刷処理の一例について説明する。
図9は、印刷データの他の例を模式的に示す図である。図9に示す印刷データD4は、幅方向の長さL4a、高さ方向の長さL4bの印刷サイズSZ4を有する(L4a>L4b)。また、印刷データD4には、辺D4a(基準辺)から辺D4bにかけて印刷が行われるよう印刷方向PDが設定されている。なお、印刷データD4内の文字列(Item 01…)は、画像(画像データ)に対応する。
図10は、ロール用紙PRの他の例を模式的に示す図である。図10において、ラベル用紙PR1’は、幅方向の長さL5a、高さ方向の長さL5bの有効印刷サイズSZ5を有する(L5b>L5a)。図10のラベル用紙PR1’を用いて図9の印刷データD4を印刷する場合、前処理部12は、ラベル用紙PR1’の有効印刷サイズSZ5と、印刷データD4の印刷サイズSZ4とを、幅方向及び高さ方向についてそれぞれ比較する。比較の結果、L4a>L5a、L5b>L4bであったとすると、印刷サイズSZ4が有効印刷サイズSZ5内に収まらないため、前処理部12は、回転収容条件の判定を行う。
回転収容条件の判定処理において、例えば、L5a≧L4b、L5b≧L4aであったとすると、前処理部12は、回転収容条件を満たすと判定する。この場合、前処理部12は、画像の向き(印刷方向)を90度回転させた画像を生成し、回転後の画像を印刷制御部13に出力する。
図11は、画像の向きを90度回転させた後の印刷サイズSZ4’(印刷データD4’)と、有効印刷サイズSZ5との関係を示す図である。図11に示すように、画像が90度回転されることで、印刷方向は辺D4cから辺D4dとなり、辺D4cが基準辺となる。また、幅方向及び高さ方向の長さが回転前と入れ替わるため、印刷サイズSZ4’は有効印刷サイズSZ5内に収まることになる。なお、図11では、L5a>L4b、L5b>L4aの状態を示している。
そして、印刷制御部13が、回転後の画像(印刷データD4’)を用いて、ラベル用紙PR1’に印刷を行うと、図12に示すように、印刷データD4’の画像全体が有効印刷サイズSZ5内、つまりラベルLB内に印刷されることになる。なお、図12では、ラベル用紙PR1’に設けられたラベルLBの各々に、印刷内容の異なる印刷データD4’を連続して印刷した例を示している。
これにより、例えば従来使用していたプリンタ用の印刷データを当該プリンタよりも小さいサイズのプリンタへ送信した場合、より具体的には4インチプリンタ用の印刷データを3インチプリンタであるプリンタ10へ送信した場合であっても、プリンタ10に図10に示すような高さ方向の長さが幅方向の長さよりも大きいラベルをセットしておくことで4インチプリンタで印刷した場合と同様のラベルを得ることができる。
また、上記実施形態では、有効印刷サイズと印刷データの印刷サイズとを比較することで画像の回転要否を判定する構成を説明したが、回転要否の判定方法はこれに限定されない。例えば、印刷データ受信部11が受信した印刷データ(例えば、コマンドデータ)の印刷サイズが所定のサイズに該当するような場合に、前処理部12は自動的に画像を回転させる形態としてもよい。一例として、プリンタ10が3インチプリンタであり、印刷データ受信部11が受信したデータが4インチプリンタ用の印刷サイズを示している場合には、画像を90度回転させればプリンタ10で印刷できる。そこで、印刷サイズが4インチプリンタ用の印刷データを受信した場合には、前処理部12が自動的に画像を回転させるように構成してもよい。
また、上記の構成では、印刷データ受信部11が受信した印刷データが5インチプリンタ用の印刷サイズを示している場合、画像を90度回転させても3インチプリンタ(プリンタ10)では印刷サイズが有効印刷サイズに収まらず、画像を縮小しても実運用上利用できるラベルが得られない可能性がある。このような場合、前処理部12は、有効印刷サイズと印刷サイズとの比較を行わず、つまり回転や縮小の処理を行わず、表示器107にエラーを表示したり、回転や縮小処理を行うか否かを確認する画面を表示したりする構成としてもよい。なお、操作部106等を介して回転や縮小処理を行うことが指示された場合には、前処理部12は、画像の回転や縮小を行うものとする。
このような構成を採用する場合、例えば前処理部12は、図13に示す設定テーブルに基づいて、回転や縮小の要否を決定してもよい。ここで、図13は、設定テーブルのデータ構成の一例を示す図である。図13に示すように、設定テーブルは、印刷データ(印刷サイズ)の種類に対応付けて、有効印刷サイズ(例えば、ラベルLBのサイズ)と、回転・縮小要否の設定値等を格納する。かかる設定テーブルは、例えば不揮発性メモリ114等に記憶される。この場合、前処理部12は、印刷データの印刷サイズに対応する種類を設定テーブルから特定すると、その種類に対応付けられた有効印刷サイズの中から、用紙収納部101にセットされたロール用紙PRの有効印刷サイズに該当するものを特定する。そして、前処理部12は、特定した有効印刷サイズに対応付けられた回転要否の設定値に基づき、画像の回転やエラー等の表示を実行する。なお、設定テーブルの内容は、任意に設定することが可能であるとする。例えば、操作部106等を介して、設定テーブルの内容を変更可能な構成としてもよい。また、図13では、回転と縮小との要否をまとめて設定したが、回転と縮小との要否を個別に設定する構成としてもよい。
また、上記実施形態のプリンタ10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでフロッピー(登録商標)ディスク、CD(Compact Disc)、CD−R(Compact Disc-Recordable)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、SDメモリカード(SD memory card)、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
また、上記実施形態のプリンタ10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせること等により提供するように構成してもよい。
10 プリンタ
11 印刷データ受信部
12 前処理部
13 印刷制御部
111 CPU
112 ROM
113 RAM
114 不揮発性メモリ
特許第4000659号公報

Claims (6)

  1. 印刷対象の画像を表す画像データと、前記画像の印刷時の幅方向及び高さ方向の長さを示す印刷サイズとを含む印刷データを、外部装置から受信する受信手段と、
    前記印刷サイズと、印刷媒体上での印刷可能なサイズを示す有効印刷サイズとを比較し、前記印刷サイズが前記有効印刷サイズに収まるか否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段が収まらないと判定した場合に、幅方向と高さ方向との長さを入れ替えた前記印刷サイズが、前記有効印刷サイズに収まるか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段が収まると判定した場合に、前記画像を90度又は270度回転させる回転手段と、
    前記画像を前記印刷媒体に印刷する印刷手段と、
    を備えるプリンタ装置。
  2. 前記第2判定手段が収まらないと判定した場合に、幅方向及び高さ方向の比率を維持したまま、当該印刷サイズを前記有効印刷サイズに収まる大きさに縮小する縮小手段を更に備え、
    前記印刷手段は、前記第2判定手段が収まらないと判定した場合に、縮小後の前記印刷サイズで前記画像を印刷する請求項1に記載のプリンタ装置。
  3. 前記有効印刷サイズ内での前記印刷サイズの占有率が最大となる縮小率を算出する算出手段を更に備え、
    前記縮小手段は、前記算出手段で算出された縮小率を用いて前記印刷サイズを縮小する請求項2に記載のプリンタ装置。
  4. 前記算出手段は、幅方向と高さ方向との長さを入れ替える前後の前記印刷サイズについて、前記有効印刷サイズ内での前記印刷サイズの占有率が最大となる縮小率をそれぞれ算出し、
    前記縮小手段は、前記算出手段で算出された縮小率のうち前記占有率がより大きな縮小率を選択して前記印刷サイズを縮小し、
    前記回転手段は、前記縮小手段が選択した縮小率が、幅方向と高さ方向との長さを入れ替えた後の前記印刷サイズから算出された縮小率である場合、前記画像を90度又は270度回転させる請求項3に記載のプリンタ装置。
  5. 前記印刷サイズの縮小に際し、当該縮小を行うか否かを確認するための画面を表示部に表示する確認手段を更に備え、
    前記縮小手段は、縮小の実行が指示された場合に前記印刷サイズを縮小する請求項2〜4の何れか一項に記載のプリンタ装置。
  6. プリンタ装置のコンピュータを、
    印刷対象の画像を表す画像データと、前記画像の印刷時の幅方向及び高さ方向の長さを示す印刷サイズとを含む印刷データを、外部装置から受信する受信手段と、
    前記印刷サイズと、印刷媒体上での印刷可能なサイズを示す有効印刷サイズとを比較し、前記印刷サイズが前記有効印刷サイズに収まるか否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段が収まらないと判定した場合に、幅方向と高さ方向との長さを入れ替えた前記印刷サイズが、前記有効印刷サイズに収まるか否かを判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段が収まると判定した場合に、前記画像を90度又は270度回転させる回転手段と、
    前記画像を前記印刷媒体に印刷する印刷手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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