JP2019075828A - 人感センサに連動した誘導表示を行う装置、該装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

人感センサに連動した誘導表示を行う装置、該装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】節電モード下にある装置に近づいたユーザが、初めに操作すべき箇所がどこなのか、その箇所が動作可能な状態なのかを判断することができず、迷ったり間違えた操作を行うことを防ぐ。【解決手段】通常電力モード及び当該通常電力モードよりも消費電力の少ない節電モードを少なくとも含む複数の動作モードを有する装置であって、前記装置の所定範囲内に存在する人を検知する人感センサと、前記装置にかざされた外部機器と無線によって通信する通信手段と、前記外部機器をかざす位置を光の点灯により示す第1誘導表示手段と、前記節電モードのときに前記人感センサが人を検知した場合、前記通信手段を前記外部機器と通信可能な状態にするよう制御すると共に、前記第1誘導表示手段が点灯するよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、人感センサによって通常動作時よりも電力消費の少ない節電モードから通常電力モードへの電力復帰を行い、近距離無線通信に対応したデバイスと通信可能な装置における誘導表示技術に関する。
節電モードを有する装置を節電モードから復帰させる際、ユーザに節電モードを解除するためのボタン(以下、節電ボタン)を押下させることは従来から行われている。例えば近年の画像形成装置は、ユーザが節電ボタンの位置を認識し易いように節電ボタンを点灯させるいわゆる誘導表示が行われている。しかし、それでも節電ボタンの位置を迷うユーザが多く、節電ボタンを押下しなくても自動で節電モードから復帰する画像形成装置が出現している。例えば、特許文献1には、特性の異なる2つの人感センサを用いて節電モードから復帰(節電モードを解除)する技術が開示されている。具体的には、第1の人感センサで人が装置に近付く動きを検知し、第2の人感センサで人が装置の前に到達したことを検知する。そして、第2のセンサで人が装置の前に留まっているのを検知した状態で第1の人感センサで人の動きを検知しなくなったことで、人が装置の前に立ち止まり操作する意思があるユーザであると判断するところにこの技術の特徴がある。
また別の機能として、近年の画像形成装置は、各ユーザに限定したカスタマイズ画面表示機能や、各ユーザの文書をセキュアにプリントするためのID認証機能を備えている。例えば、特許文献2には、NFCリーダ・ライタを備え、スマートフォン等のNFC対応デバイス内に保持した情報を読み取ってユーザ特有のカスタマイズ画面を表示する技術が開示されている。
特開2012−114499号公報 特開2010−263484号公報
特許文献1に開示されるような人感センサを用いた画像形成装置の場合、ユーザの立ち位置によっては上手く人感センサが働かず、自動的に節電モードを解除できないケースがある。そのような場合、人感センサによって自動で節電モードの解除がなされるのか、自分で節電ボタンを押下する必要があるのかを、ユーザは瞬時に判断できず、画像形成装置の前で該装置の反応を待ってしまうことがある。
また、特許文献2の技術を採用した画像形成装置でいつでもNFC通信可能な状態にするには、NFCリーダ・ライタへの常時電力供給が必要になるところ、節電モードなどで通電を遮断してしまうと、NFC対応デバイスをタッチ操作しても通信ができなくなる。そうなると、こうした節電モード時などにおいて、ユーザは、画像形成装置がNFC通信可能な状態なのか、或いは通信を可能にするのに例えば節電ボタンなどを先に押下する必要があるのか等、どのような操作を行えば良いのか判断できずに混乱することになる。
本発明に係る装置は、通常電力モード及び当該通常電力モードよりも消費電力の少ない節電モードを少なくとも含む複数の動作モードを有する装置であって、前記装置の所定範囲内に存在する人を検知する人感センサと、前記装置にかざされた外部機器と無線によって通信する通信手段と、前記外部機器をかざす位置を光の点灯により示す第1誘導表示手段と、前記節電モードのときに前記人感センサが人を検知した場合、前記通信手段を前記外部機器と通信可能な状態にするよう制御すると共に、前記第1誘導表示手段が点灯するよう制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、人感センサによって節電モードからの自動復帰が可能な、外部機器との無線通信機能を備えた装置において、ユーザが外部機器をタッチ操作すべき装置上の位置や上記通信が可能な状態か否かを、ユーザへ分かりやすく知らせることができる。
画像形成装置とそれを利用するユーザを示した外観図である。 実施例1に係る、画像形成装置の簡略機能ブロック図である。 実施例1に係る、画像形成装置の各構成要素(機能部)の詳細を示すブロック図である。 実施例1に係る、画像形成装置の動作モードの遷移図である。 実施例1に係る、画像形成装置における動作モードの制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の節電モード下における、画像形成装置を構成する各部への電力供給状態を示す図である。 実施例1のNFC部動作可能モード下における、画像形成装置を構成する各部への電力供給状態を示す図である。 実施例1のログイン待機モード下における、画像形成装置を構成する各部への電力供給状態を示す図である。 実施例1の通常電力モード下における、画像形成装置を構成する各部への電力供給状態を示す図である。 実施例1に係る、操作部の一例を示す図である。 実施例1に係る、操作部上のLEDを用いた誘導表示の一例を示す図である。 実施例2に係る、画像形成装置の動作モードの遷移図である。 実施例2に係る、操作部上のLEDを用いた表示状態を示す図である。 実施例2のNFC部連携有効モード下における、画像形成装置を構成する各部への電力供給状態を示す図である。 実施例3に係る、画像形成装置の簡略機能ブロック図である。 実施例3に係る、画像形成装置の各構成要素(機能部)の詳細を示すブロック図である。 実施例3に係る、画像形成装置の動作モードの遷移図である。 実施例3の節電モード下における、画像形成装置を構成する各部への電力供給状態を示す図である。 実施例3のカードリーダ動作可能モード下における、画像形成装置を構成する各部への電力供給状態を示す図である。 実施例3のログイン待機モード下における、画像形成装置を構成する各部への電力供給状態を示す図である。 実施例3の通常電力モード下における、画像形成装置を構成する各部への電力供給状態を示す図である。 実施例3のNFC部連携有効モード下における、画像形成装置を構成する各部への電力供給状態を示す図である。 実施例2に係る、操作部上のLEDを用いた誘導表示の一例を示す図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明を好適な実施例に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施例において示す構成は一例にすぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。
[実施例1]
図1は、画像形成装置とそれを利用するユーザを示した外観図であり、(a)は側面から見た図、(b)は上面から見た図である。
画像形成装置100は、プリント機能、スキャナ機能、コピー機能、FAX機能などの複数の機能を備えるMFP(Multi Function Peripheral)である。画像形成装置100は、装置に接近する人を検知するための人感センサ部600を備えている。人感センサ部600が接近する人を検知すると、画像形成装置100は、消費電力を抑えた節電モードから上記複数の機能の何れかが使用可能な電力状態へ復帰する。
人感センサ部600は、例えば赤外アレイセンサであり、人の体温により放射されている赤外線をライン状あるいはマトリクス状に配置された受光部で受け、赤外線受光強度の分布によって人の位置や画像形成装置100との距離を検知することができる。そして、人感センサ部600は、画像形成装置100の所定範囲内に存在する人を、少なくとも2段階の距離で検知することができる。すなわち、2段階以上の検知範囲を有しており、本実施例では、外側検知エリアA1と内側検知エリアA2の2段階の検知エリアを有している。少なくとも2段階以上の検知エリアを有することによって、ユーザを画像形成装置100から遠くで検知している状態と近くで検知している状態を区別する。なお、この人感センサ部600は、机の上に置かれたコンピュータなどの障害物の影響を受けずに人を検知することが出来るよう、検知領域が上方になるように配置される。なお、検知エリアを2段階で設定出来ればセンサの配置は上方だけでなく正面や下方へ向けて配置しても構わない。
なお、人感センサ部600は、上述の赤外アレイセンサに限定されるものではなく、人の有無と距離の変化が検知可能なセンサであればよい。例えば、非可聴域の40KHzのパルス波を出力し、物体で反射した当該パルス波の反射波を受信して、パルス波の出力から反射波の受信までの時間に基づいて、装置と物体との間の距離を計測する超音波センサを用いてもよい。さらには、放射した赤外線を受光する赤外反射センサや、センサと対象物体との間の静電容量に基づいてセンサと対象物体との間の距離を計測する静電容量センサを用いてもよい。
さらに、画像形成装置100は、外部機器との間で近距離無線通信(NFC: Near Field Communication)の方式を用いて通信するためのアンテナを備えたNFC部700を備えている。例えば、NFC部700は、当該NFC部700にかざされたNFC対応デバイス(NFC対応の認証用カードなど)の情報を読み取るリーダ機能を備えている。また、NFC部700にかざされたスマートフォンなどを含むNFC対応のモバイル機器へ画像形成装置100のIPアドレス情報やデータ等を書き込むライタ機能も有している。本実施例では、NFC部700は、画像形成装置100の操作部500に組み込まれているが、ユーザがタッチ操作しやすい位置であればよく、画像形成装置100のどこに配置されてもよい。
図2は、本実施例に係る、画像形成装置100の簡略機能ブロック図である。画像形成装置100は、メインコントローラ部200、スキャナ部300、プリンタ部400、操作部500、人感センサ部600、NFC部700及び電源部800で構成される。そして、図3は、図2で示した各構成要素(機能部)の詳細を示すブロック図である。以下、各構成要素について、図2及び図3を参照して説明する。
メインコントローラ部200は、スキャナ部300などから入力された画像データを処理してプリンタ部400で用いる印刷画像データを生成したり、操作部500へ入力されたユーザ指示に応じてスキャナ部300やプリンタ部400などの各部を統括的に制御する。また、メインコントローラ部200は、電源部800を制御して画像形成装置100の電力モードを制御する。
メインコントローラ部200は、節電モード中にも動作が必要な電源系統1と、節電モード中は動作が不要な電源系統2との、少なくとも2系統の電源系統に分離される。電源系統1に対しては、電源I/F201から電源供給を受けた内部電源生成部202によって常に電力が供給される。電源系統1は、装置が節電モード中であっても、FAX受信やネットワークからのプリント要求がされた場合に反応できるように、電源制御部211、LANコントローラ212、及びFAXコントローラ 213が接続される。電源系統2には、起動時に必要なROM226、コピー動作時に必要な画像処理部222、スキャナI/F223、プリンタI/F224、HDD225が接続され、節電モード時には電力が供給されない。電源制御部211は、節電モード中に接続先の各部から割り込み信号A〜Dのいずれかが入力されると、内部電源生成部202を制御して電源系統2に電力を供給して節電モードを解除する。ここで、割り込み信号について説明する。
割り込み信号Aは、FAXコントローラ213から出力される信号であり、FAX回線からFAXを受信すると出力される。
割り込み信号Bは、LANコントローラ212から出力される信号であり、プリントジョブパケットや状態確認パケットを受信すると出力される。
割り込み信号C及びDは、操作部500内部のマイコン514から出力される信号であり詳細は後述する。
割り込み信号A〜Dによってメインコントローラ200内部の電源系統2にも通電されると、節電モードへ移行する前の状態(通常電力モード)へ装置を復帰させるために、電源系統1でセルフリフレッシュを行っていたRAM214から状態情報が読み出される。その後、画像形成装置100が通常電力モードへ復帰した際は、割り込み信号A〜Dの復帰要因に応じた処理がCPU221によって行われる。
スキャナ部300は、不図示の原稿台にセットされた原稿を光学的に読み取って画像データを生成する。スキャナ部300は、スキャナ制御部321とスキャナ駆動部322とで構成される。スキャナ駆動部322には、原稿を読み取る読取ヘッドを移動させるための駆動部や原稿を読取位置まで搬送するための駆動部などが含まれる。スキャナ制御部321は、ユーザによって設定されたスキャン設定情報をメインコントローラ部200から取得し、取得したスキャン設定情報に基づいてスキャナ駆動部322の動作を制御する。
プリンタ部400は、例えば電子写真方式に従って記録媒体(用紙)に画像を形成する。プリンタ部400は、プリンタ制御部421とプリンタ駆動部422とで構成される。プリンタ駆動部422には、感光ドラムを回転させるモータ、定着器を加圧するための機構部、ヒータなどが含まれる。プリンタ制御部421は、ユーザによって設定された印刷設定情報をメインコントローラ部200から取得し、取得した印刷設定情報に基づいてプリンタ駆動部422の動作を制御する。
操作部500は、LCDパネルとタッチパネルが一体になったLCDタッチパネル524、テンキーやスタートキーなどのユーザのキー操作を検知するキー部515、及びブザー526を有する。LCDタッチパネル524には、LCDコントローラ523がメインコントローラ200から受け取った画像データが描画される。LCDタッチパネル524の画面をユーザが触れて操作すると、タッチパネルコントローラ516が触れられた箇所の座標データを解析してマイコン514へ通知し、マイコン514がCPU221へ通知する。マイコン514は、キー部515へのキー操作を定期的にスキャンし、ユーザによるキー操作があった場合、CPU221へ通知する。LCDタッチパネル524やキー部515への入力操作があったことの通知を受けると、CPU221は、操作内容に応じて画像形成装置100を動作させる。また、操作部500には、複数のLEDが内蔵されている。主電源LED511は、画像形成装置100の主電源が入っている際に常に点灯するLEDである。通知LED527は、マイコン514によって制御され、ジョブ実行中やエラー発生などの画像形成装置100の状態をユーザに通知する。
そして、操作部500の内部も、節電モード中にも動作が必要な電源系統1と、節電モード中は動作が不要な電源系統2の、少なくとも2系統の電源系統に分離される。電源系統1には、マイコン514、主電源LED511、節電ボタン512、タッチパネルコントローラ516及びキー部515が含まれ、電源I/F201から電源供給を受けた内部電源生成部202によって常に電力が供給される。電源系統2には、LCDコントローラ523、LCDタッチパネル524、ブザー526及び通知LED527が含まれ、節電モード中は電力供給が遮断される。
人感センサ部600は、電源系統1に含まれ常に電力供給を受けるため、節電モード中でも人の動きを検知することができる。センサ611からの検知信号をマイコン514が定期的に受信して処理することによって人の動きの検知を行う。
NFC部700は、NFC LED711、NFC電源生成部712、NFCコントローラ713で構成される。NFCコントローラ713は、リーダ機能とライタ機能を数百msの間隔で切り替えて、アンテナ部(不図示)にかざされたNFC対応デバイスとの間で情報(データ)をリード又はライトする。NFC電源生成部712は、NFC部700が動作するための電力を生成する。画像形成装置100が節電モードの際は、NFC電源生成部712における電力生成が停止されるので、NFCコントローラ713も動作しない。
続いて、画像形成装置100における動作モード(電力モード)の遷移について説明する。
図4は、本実施例に係る、画像形成装置100の動作モードの遷移図である。画像形成装置100の動作モードは、コピー動作などを実行可能な通常電力モード(ST4)と、通常電力モードよりも電力消費の少ない節電モード(ST1)とに大別される。そして、通常電力モード(ST4)と節電モード(ST1)との間には、その中間状態として、NFC部動作可能モード(ST2)とログイン待機モード(ST3)という2つの動作モードがさらに存在する。これら電力モードの制御は、メインコントローラ部200が電源部800を制御することで行われる。節電モード時には、スキャナ部300やプリンタ部400などへの電源供給が停止され、メインコントローラ部200内部と操作部500内部と人感センサ部600へのみ電源供給がなされる。図5は、本実施例に係る、画像形成装置100における上記動作モードの制御処理の流れを示すフローチャートである。以下、図5のフローチャートに沿って、画像形成装置100の動作モードの遷移について詳しく説明する。
節電モード(ST1)下のステップ501において、マイコン514は、人感センサ部600からの検知信号を定期的に受信し、外側検知エリアA1あるいは内側検知エリアA2内で人が検知されたかどうかを判定する。図6は、本実施例の節電モード下における、画像形成装置100を構成する各部への電力供給状態を示す図である。図6において、グレーの部分は電力供給が停止されている箇所を示している。この節電モード下で人感センサ部600によって人が検知された場合は、ステップ503に進む。すなわち、NFC部動作可能モード(ST2)への移行処理に進む。一方、人が検知されない場合(外側検知エリアA1内に居た人が居なくなった場合を含む)は、ステップ502に進む。
ステップ502において、マイコン514は、NFC電源生成部712で電源生成がなされている場合は電源生成を停止する。図6に示すとおり、節電モード下ではNFCコントローラ部713には電力が供給されないので、NFC部700は動作不能状態である。この事実をユーザに通知するべく、NFC LED711(並びに節電LED513)は消灯状態とされる。ここで、NFC LED711の点灯は、NFC対応デバイスなどの外部機器を装置上のどの部分にかざせばよいのかをユーザに示す誘導表示の意味があり、その消灯は、NFC対応デバイス等の外部機器による通信が可能な状態ではないことを示すことになる。また、節電LED513の点灯は、節電モードを解除するためのボタン等の指示部の位置をユーザに示す誘導表示の意味があり、その消灯は、節電モードから復帰させるためのユーザ操作が不要であることを示すことになる。
ステップ503において、マイコン514は、節電LED513を点灯(本実施例では点滅)させ、同時に、通電要求信号XをNFC電源生成部712へ出力する。この通電要求信号Xを受けてNFC電源生成部712は電力を生成し、NFCコントローラ713への電源供給を開始する。これにより、NFC部700は、動作(NFC方式による通信)が可能な状態となる。
続くステップ504において、マイコン514は、NFCコントローラ713が起動してNFC部700が動作可能になったことを確認して、NFC LED711を点灯(本実施例では点滅)させる。これにより、NFC部動作可能モード(ST2)への移行が完了することになる。図7は、本実施例のNFC部動作可能モード下における、画像形成装置100を構成する各部への電力供給状態を示す図である。図6と比較すると、節電LED513、NFC LED711及びNFCコントローラ713が、電力供給の停止を示すグレーではなくなっているのが分かる。
ステップ505において、マイコン514は、NFCによる通信がなされたかどうか(NFC部700にNFC対応デバイスがかざされたかどうか)を判定する。ここで、NFCによる通信がなされるということは、例えばNFC対応の認証用カードを用いた、ログイン(ユーザ認証)のためのユーザ操作がなされたことを意味する。もちろん、認証用のカードに限定されるものではなく、たとえばユーザ認証用のID情報などが格納されたスマートフォンなどであってもよい。NFCによる通信がなされていればステップ515に進み、通常電力モード(ST4)に移行する。一方、NFC通信がなされていなければ、ステップ506に進む。
ステップ506において、マイコン514は、内側検知エリアA2の範囲内で人が検知されているかどうかを判定する。内側検知エリアA2の範囲内で人が検知されている場合は、ステップ507に進む。一方、内側検知エリアA2の範囲内で人が検知されていない場合は、ステップ501に戻る。
ステップ507において、マイコン514は、内側検知エリアA2の範囲内で人が検知されている状態のまま、所定時間(例えば0.5sec)が経過したかどうかを判定する。ここで、所定時間は任意であり、予めユーザ等が設定しRAM等に保持しておけばよい。判定の結果、内側検知エリアA2の範囲内で人が検知されている状態のまま所定時間が経過していればステップ508に進む。一方、所定時間が経過する前に内側検知エリアA2の範囲内で人が検知されなくなれば、ステップ505に戻る。なお、本実施例では処理フローの簡単化のため、内側検知エリアA2の範囲内で人が検知された後、所定時間の間、検知状態が維持されるかどうかを判定している。このような判定処理は、具体的には以下のようにして実現される。まず、人感センサで人が検知されてステップ503に処理が移行する段階で、経過時間測定処理のための変数Nを初期化(N=0)し、その上で所定時間(例えば100msec)のウエイト処理をステップ505の判定処理の前に行うようにする。そして、内側検知エリアA2の範囲内で人が検知されていると判定された段階で(ステップ506でYes)、変数Nをインクリメント(+1)し、続いて変数Nの値が閾値(例えば5)以上であるかどうかを判定する。この閾値判定の結果、変数Nの値が閾値未満であれば上述のウエイト処理に戻って処理を続行する。そして、変数Nの値が閾値以上となった段階で、内側検知エリアA2の範囲内で人が検知されている状態のまま所定時間が経過したものと判定するようにすればよい。
ステップ508において、マイコン514は、割り込み信号Cを電源制御部211へ出力する。割り込み信号Cを受け取った電源制御部211は、メインコントローラ部200の電源系統2、操作部500の電源系統2、スキャナ制御部321、及びプリンタ制御部421に対して電力供給を行う。電力供給を受けて起動したCPU221は、RAM214内に格納されていた状態を復元して、NFC部動作可能モード(ST2)からログイン待機モード(ST3)へと移行する。なお、節電モード(ST1)及びNFC部動作可能モード(ST2)の各状況下においては、人感センサ部600による人の検知に拠らず、節電ボタン512の押下、LCDタッチパネル524へのタッチ操作、キー部515の押下に応じて割り込み信号Cを出力し、ログイン待機モード(ST3)へ移行させることが可能である。
ステップ509において、マイコン514は、節電LED513を消灯する。ログイン待機モード(ST3)では、節電LED513は常に消灯状態となる。図8は、本実施例のログイン待機モード下における、画像形成装置100を構成する各部への電力供給状態を示す図である。図8においては、電力供給が停止されていた部分のうち、電源系統2、スキャナ部300内のスキャナ制御部321、プリンタ部400内のプリンタ制御部421が、電力供給の停止を示すグレーではなくなっている。なお、NFC LED711が半分だけグレーで表されているのは、人感センサ部600で人が検知されたかどうかによって点灯/消灯が切り替わることを意味している。
ステップ510において、マイコン514は、NFCによる通信がなされたかどうか(NFC部700にNFC対応デバイスがかざされたかどうか)を判定する。NFCによる通信がなされていればステップ515に進み、通常電力モード(ST4)に移行する。一方、NFCによる通信がなされていなければ、ステップ511に進む。なお、NFCによる通信がなされることの意味は、ステップ505で説明したとおりである。
ステップ511において、マイコン514は、人感センサ部600の外側検知エリアA1或いは内側検知エリアA2のいずれかで人が検知されているかどうかを判定する。この判定処理は、上述のステップ501と同じである。外側検知エリアA1あるいは内側検知エリアA2内で人が検知された場合は、ステップ513に進む。一方、人が検知されていない場合は、ステップ512に進む。
ステップ512において、マイコン514は、NFC LED711を消灯する。
ステップ513において、マイコン514は、NFC LED711を点灯(本実施例では、点滅)する。
ステップ514において、マイコン514は、ログイン待機モード下でユーザが何も操作しないまま、所定時間(例えば30sec)が経過したかどうかを判定する。ここで、所定時間は任意であり、予めユーザ等が設定しRAM等に保持しておけばよい。判定の結果、ログイン待機状態のまま所定時間が経過していればステップ501に戻る。これにより、節電モード(ST1)に移行することになる。一方、所定時間が経過していなければステップ510に戻り、ログイン待機モード下における各処理を続行する。つまり、ログイン待機モードに入ってから所定時間の間は、画像形成装置100の前に人が居ればNFC LED711が点灯(点滅)し、人が居ない場合は消灯することになる。なお、NFCコントローラ713は、ログイン待機モードでは常に動作可能状態である。このように、ログイン待機モード(ST3)においては、節電LED513の消灯によって節電ボタン512の押下操作が不要であること、並びにNFC LED711の点灯によってNFC部700が動作可能であることがユーザに通知される。なお、本実施例では、ログイン待機モードではスキャナ部300内のスキャナ駆動部322及びプリンタ部400内のプリンタ駆動部422には電力供給を行なわないので(図8参照)、画像形成装置100の消費電力をユーザが使用する直前まで抑制することが可能である。もちろん、上記2つの駆動部を通電状態にしても構わない。
NFC部動作可能モード(ST2)若しくはログイン待機モード(ST3)のどちらかの動作モード下でNFC部700にNFC対応デバイスがかざされる(NFCによる通信がなされる)と、ステップ515において、マイコン514は、割り込み信号Dを出力する。割り込み信号Dを受け取った電源制御部211は、電源系統2における電源供給が停止されている場合には電源系統2への電源供給を再開した後に、CPU221に対し認証要求通知を出力する。CPU221は、認証要求通知を受け取るとユーザ認証処理を行って、画像形成装置100を通常電力モード(ST4)へと移行させる。なお、本フローでは省略しているが、ユーザ認証処理によって正規のユーザでないと判定されたような場合は、その旨のメッセージを操作部500の画面上に表示するなどした上で、例えばログイン待機モード(ST3)に進む(維持する)といった処理を行えばよい。
通常電力モード(ST4)下のステップ516において、マイコン514は、NFC LED711を、人感センサ部600で人が検知されているかどうかに関わらず常に消灯する。これによりユーザは、ログインが完了しており、ユーザ認証のためのNFC対応デバイス(認証用カード)をNFC部700へかざす必要が無いことを認識することができる。図9は、本実施例の通常電力モード下における、画像形成装置100を構成する各部への電力供給状態を示す図である。図9では、節電LED513とNFC LED711のみが、電力停止状態を示すグレーになっている。
図10は、本実施例に係る、操作部500の一例を示す図である。ユーザがNFC対応デバイスをNFC部700へタッチ操作し易いように、NFC部700は操作部500の手前側に配置されている。図10において、主電源LED511は、画像形成装置100の主電源がオンの状態であれば常に点灯するよう制御される。節電LED513は、節電ボタン512(例えば乳白濁色のカバーで構成)の下に配置されており、点灯すると節電ボタン512全体が点灯しているように見える。NFC LED711は、NFC部700のアンテナパターンの中心位置に配置され、例えば十字型の乳白濁色カバーの形状によりタッチ操作する場所の中心位置を目印として示す。なお、NFC LED711の形状は、NFC対応デバイスをかざす場所をユーザに認識させ得るような形状であればよく、十字型の形状の他、例えばアンテナ外周を示す枠の形状であってもよい。
図11は、本実施例に係る、画像形成装置100の上述した各動作モードにおける、操作部500上のLEDを用いた誘導表示の一例を示す図である。
図11(a)は、節電モード(ST1)における表示状態を示している。人感センサ部600の外側検知エリアA1及び内側検知エリアA2のいずれにも人が居ないという状況下であり、主電源LED511のみが点灯している。
図11(b)は、NFC部動作可能モード(ST2)における表示状態を示している。人が人感センサ部600の外側検知エリアA1に侵入した状況下であり、節電LED513とNFC LED711が点灯(点滅)している。これにより、ユーザの視線を節電ボタン512やNFC部700へと向けさせる誘導効果がある。
図11(c)は、ログイン待機モード(ST3)における表示状態を示している。人が人感センサ部600の内側検知エリアA2にまで侵入した状況下であり、この場合は節電モード(ST1)から自動復帰することになる。そのため、節電LED513を消灯させて、節電ボタン512の押下が不要であることをユーザに知らせている。図11(c)の例では、LCDタッチパネル524の画面にはログイン待ち状態であることを知らせるメッセージ画面が併せて表示されている。
図11(d)は、通常電力モード(ST4)における表示状態を示している。そして、これはNFC部動作可能モード(ST2)又はログイン待機モード(ST3)において、ユーザがNFC部700にNFC対応デバイスをかざした以後の状況である。画像形成装置100の各機能を直ちに利用可能な状態であるため、認証用カード等のタッチ操作を誘導するためのNFC LED711は消灯し、LCDタッチパネル524には利用する機能をユーザが選択するためのメニュー画面が表示されている。
以上の通り本実施例に依れば、装置上のNFCリーダ・ライタに対応するLEDが、装置の動作モード(電力モード)の移行状態や人感センサの検知状況に応じて点灯(点滅)する。これにより、ユーザは、ログインするためのNFC対応デバイスをタッチ操作すべき装置上の位置、並びにNFC通信可能な状態か否かを正確に知ることができる。
そして、人感センサによってNFCリーダ・ライタを優先して節電モードから復帰させることで、ユーザは、装置の復帰(通常電力モードへの復帰)を待つことなく、NFC対応デバイスのタッチ操作をスムーズに行うことが可能となる。
また、節電モードが解除されたことを節電ボタンに対応するLEDを消灯させることで、節電ボタンを押下するといった復帰のための操作を自らする必要がないことをユーザは把握することができる。
さらに、ユーザが画像形成装置の一定範囲内に存在しない場合は、人感センサによってそれを検知し、たとえNFC通信可能な状態であっても不要な誘導表示の実行を抑制することができる。
[実施例2]
次に、画像形成装置へのログイン後に、NFC対応デバイスと連携してデータを送受信する動作モードが加わった態様を、実施例2として説明する。なお、実施例1と共通する部分については説明を省略ないしは簡略化し、以下では差異点を中心に説明するものとする。
図12は、本実施例に係る、画像形成装置100の動作モードの遷移図である。実施例1の状態遷移図である図4と比較すると、新たにNFC部連携有効モード(ST5)が追加されている。このNFC部連携有効モード(ST5)は、ログイン完了後に、スマートフォンなどのNFC対応デバイスと画像形成装置100との間でペアリングを行なって、例えばBluetooth(登録商標)やWi-Fiといった通信規格でのデータ通信を行うことができる動作モードである。
図13は、本実施例に係る、通常電力モード及びNFC部連携有効モードにおける、操作部500上のLEDを用いた誘導表示の一例を示す図である。図13(a)は本実施例の通常電力モード(ST4)時の表示状態を示す図であり、実施例1の図11(d)における「Helpボタン」部分が、「NFC対応デバイス連携ボタン530」に変更されている。NFC対応デバイス連携ボタン530は、画像形成装置100をNFC対応デバイスとの間でペアリングを行なって、データ通信が可能な動作状態に移行させるためのボタンである。そして、図13(b)は、NFC部連携有効モード(ST5)時の表示状態を示す図である。通常電力モード下で上述のNFC対応デバイス連携ボタン530(図13(a)参照)が押下されるとNFC部連携有効モード(ST5)に遷移する。図14は、本実施例のNFC部連携有効モード下における、画像形成装置100を構成する各部への電力供給状態を示す図である。図14においては、節電LED513のみがグレーで示され、NFC LED711は電力供給状態であることが分かる。すなわち、NFC部連携有効モード(ST5)では、人感センサ部600の検知結果に依らず、NFC LED711は常に点灯(点滅)することになる。これにより、スマートフォン等のNFC対応デバイスをタッチ操作する部分をユーザに知らせるようにしている。そして、NFC部連携有効モード下において、NFC対応デバイスとのデータ通信が終了、或いはHomeボタン531(図13(b)参照)が押下されると、通常動作電力モード(ST4)へ戻り、NFC LED711は再び消灯することになる。なお、以上説明した点を除いて動作モードの移行制御の内容は実施例1と同じである。
以上の通り、本実施例では、NFC対応デバイスと画像形成装置との間でNFC通信によりデータ通信を行なう動作モード時には、NFCリーダ・ライタに対応するLEDを点灯(点滅)させる。これにより、ペアリングのためにNFC対応デバイスをタッチ操作する位置をユーザに的確に知らせることができる。
[実施例3]
続いて、画像形成装置がNFC非対応の認証用カードのためのカードリーダを別途備えている場合の態様について、実施例3として説明する。なお、実施例1及び2と共通する部分については説明を省略ないしは簡略化し、以下では差異点を中心に説明するものとする。
図15は、本実施例に係る、画像形成装置100の簡略機能ブロック図である。画像形成装置100は、メインコントローラ部200、スキャナ部300、プリンタ部400、操作部500、人感センサ部600、NFC部700、電源部800及びカードリーダ部900で構成される。そして、図16は、図15で示した各構成要素(機能部)の詳細を示すブロック図である。
実施例1との相違点は、NFCには対応していない(NFC以外の方式による無線通信に対応)認証用カードの読み取りのための専用のカードリーダ部900が追加され、それに伴う接続関係も追加されている点である。具体的には、メインコントローラ部200内部にカードコントローラ215が設けられ、これがカードリーダ部900内のカードリーダ912と接続される。
カードリーダ部900は、カードリーダ912とカードリーダLED911で構成される。カードリーダLED911は、操作部500のマイコン514によって点灯(点滅)/消灯が制御される。
図17は、本実施例に係る、画像形成装置100の動作モードの遷移図である。本実施例における動作モードとしては、節電モード(ST1’)、カードリーダ部動作可能モード(ST2’)、ログイン待機モード(ST3’)、通常電力モード(ST4’)及びNFC部連携有効モード(ST5’)が存在する。
図18〜図22は、本実施例における各動作モード時の、画像形成装置100を構成する各部への電力供給状態を示す図である。以下、順に説明する。
節電モード(ST1’)においては、図18に示すとおり、NFC部700は動作不能状態であるものの(NFC LED711は消灯)、カードリーダ912とカードコントローラ215は通電された状態でありカード認識動作が可能な状態である。これは、一例として、人感センサ部600の検知エリア外となるような死角からユーザが手を伸ばして認証用カードをかざし、ログインを試みるような場合を想定したものである。ただし、消費電力を抑えるために例えば間隔を2秒おき程度にカード認識動作を行う。マイコン514は人感センサ部600から検知信号を定期的に受信し、外側検知エリアA1或いは内側検知エリアA2に人が侵入したことを検知すると、節電LED513及びカードリーダLED911を点灯(点滅)させて、カードリーダ部動作可能モード(ST2’)へ移行する。
カードリーダ部動作可能モード(ST2’)においては、図19に示すとおり、マイコン514は、節電LED513及びカードリーダLED911を点灯(点滅)させる。さらに、マイコン514は、カードコントローラ215に対し認証用カードの認識間隔を短く(例えば100msec)するように指示する。指示を受けてカードコントローラ215は、所定の短い間隔でカード認識動作を行い、カード認識の反応速度を高める。そして、センサ検知エリアA1から人が居なくなると、マイコン514は節電LED513とカードリーダLED911の点灯(点滅)を停止させる。一方、内側検知エリアA2にまでさらに人が侵入した状態を所定時間の間で検知すると、マイコン514は割り込み信号Cを電源制御部211へ出力する。これを受けて電源制御部211は、メインコントローラ部200の電源系統2、操作部500の電源系統2、スキャナ制御部321、プリンタ制御部421に対し電力供給を行う。そして、電力供給を受けて起動したCPU221は、RAM214内に格納されていた状態を復元し、ログイン待機モード(ST3’)へと移行する。
ログイン待機モード(ST3’)においては、図20に示すとおり、節電LED513は常に消灯となる。しかし、カードリーダLED911は、人感センサ部600で人が検知されていれば点灯(点滅)し、人が検知されていなければ消灯となる。これにより、節電ボタン512の押下操作が不要であること、及びカードリーダ部900が動作可能であることをユーザへ通知することができる。
カードリーダ部動作可能モード(ST2’)及びログイン待機モード(ST3’)のどちらかの状態で、カードリーダ912にログイン用の認証用カードがかざされると、カードコントローラ215は、電源制御部211に対し割り込み信号Eを出力する(図21を参照)。割り込み信号Eを受けて電源制御部211は、電源系統2への電力供給が停止されている場合には供給を開始して、CPU221へ認証要求の信号を送る。認証要求信号を受けてCPU221は、ユーザ認証処理を行う。ユーザ認証が完了すると、通常電力モード(ST4’)へ移行する。
通常電力モード(ST4’)においては、認証用カードLED911は、図21に示すとおり、人感センサ部600における人の検知の有無に関わらず常に消灯となる。これによりユーザは、認証用カードをカードリーダ部900へかざす必要が無くなったことを認識することができる。通常電力モード(ST4’)の状況下で、操作部500のLCDタッチパネル524に表示されたNFC対応デバイス連携ボタン530が押下されるとNFC部連携有効モード(ST5’)に遷移する。
NFC部連携有効モード(ST5’)においては、図22に示すとおり、NFCコントローラ713が通電されて動作可能になり、NFC LED711が点灯(点滅)となる。これによりユーザに対し、スマートフォン等のNFC対応デバイスをペアリングのためにタッチ操作する位置を知らせる。また、NFC部連携有効モード(ST5)では、人感センサ部600における人の検知の有無に関わらずNFC LED711は常に点灯(点滅)となる。
図23は、本実施例に係る、画像形成装置100の上述した各動作モードにおける、操作部500上のLEDを用いた誘導表示の一例を示す図である。
図23(a)は、節電モード(ST1’)における表示状態を示し、主電源LED511だけが点灯している。この状況下で、人感センサ部600の外側検知エリアA1或いは内側検知エリアA2に人が侵入すると、カードリーダ部動作可能モード(ST2’)に移行する。
図23(b)は、カードリーダ部動作可能モード(ST2’)における表示状態を示し、節電LED513とカードリーダLED911が点灯(点滅)している。これによりカードリーダ部900の位置及びカードリーダ部900が通信可能であることがユーザに知らされる。この状況下で、内側検知エリアA2に人が近づきその状態が予め決められた時間以上経過すると、ログイン待機モード(ST3’)へ移行する。
図23(c)は、ログイン待機モード(ST3’)における表示状態を示している。このログイン待機モードは、通常電力状態に近いモードであり、節電SW512を押下する必要が無いので節電LED513は消灯となる。
図23(d)は、通常電力モード(ST4’)における表示状態を示している。カードリーダ部動作可能モード(ST2’)或いはログイン待機モード(ST3’)の下でカードリーダ部900に認証用カードがタッチ操作されると、ユーザ認証処理が実行されてこの通常電力モード(ST4’)へ移行する。通常電力モード(ST4’)の下では、カードリーダLED911は消灯となる。これにより認証用カードをかざす操作が不要になったことをユーザは把握できる。この状況下でNFC対応デバイス連携ボタン530が押下されると、NFC部連携有効モード(ST5’)へ移行する。
図23(e)は、NFC部連携有効モード(ST5’)における表示状態を示している。NFC部連携有効モード(ST5’)の下では、NFC LED711が点灯(点滅)となる。これにより、スマートフォン等のNFC対応デバイスをかざす位置とNFC通信が可能なことがユーザに知らされる。
以上のとおり、本実施例に依れば、カードリーダLED911やNFC LED711を状況に併せて点灯させることにより、NFC非対応の認証用カードやNFC対応デバイスをタッチ操作する位置、並びにそれらが通信可能な状態か否かをユーザに知らせることができる。そして、NFC非対応の認証用カードとNFC対応デバイスといったように、タッチ操作が求められる箇所が複数存在する画像形成装置においても、ユーザにそれらのタッチ操作の位置と要否を的確に知らせることができる。
さらに、節電モードからの移行時に、人感センサによってカードリーダの認識間隔を短くし優先的に通信できる状態にすることで、ユーザは装置の復帰を待たずに認証用カードのタッチ操作を行うことが可能となる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明に係る装置は、第1電力モード及び前記第1電力モードよりも消費電力が多い第2電力モードを少なくとも含む複数の動作モードを有する装置であって、人を検知する検知手段と、無線通信可能なデバイスと無線通信する無線通信手段と、前記デバイスをかざす位置を発光させる第1発光手段と、前記第1電力モードのときに前記検知手段によって人が検知された場合、前記装置を前記第1電力モードから前記第2電力モードに移行し、前記第1発光手段を所定の発光状態にする制御手段と、を備えたことを特徴とする。

Claims (1)

  1. 通常電力モード及び当該通常電力モードよりも消費電力の少ない節電モードを少なくとも含む複数の動作モードを有する装置であって、
    前記装置の所定範囲内に存在する人を検知する人感センサと、
    前記装置にかざされた外部機器と無線によって通信する通信手段と、
    前記外部機器をかざす位置を光の点灯により示す第1誘導表示手段と、
    前記節電モードのときに前記人感センサが人を検知した場合、前記通信手段を前記外部機器と通信可能な状態にするよう制御すると共に、前記第1誘導表示手段が点灯するよう制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする装置。
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