JP6555230B2 - 携帯機器及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、各使用者が保持する携帯機器に関する。携帯機器と画像形成装置を含む画像形成システムに関する。
使用しないのに電源を入れたまま機器が放置された場合、無駄な電力が消費される。省電力の観点から、機器と使用者の距離に応じて、機器の電力供給状態を切り替える場合がある。特許文献1には、電源をオンした状態で機器が放置されることを防ぐ技術の一例が記載されている。
具体的に、特許文献1には、音声を検知可能な音声検知部と、機器を操作可能な信号を前記機器に対して送信する信号送信部と、前記音声検知部による検知結果に基づいて人がいないと判断した場合、前記機器の電源を待機状態またはオフにする信号を前記機器に対して前記信号送信部に送信させる前記制御部を含む情報端末が記載されている。情報端末としてタブレットが記載されている(特許文献1:請求項1、段落[0020])。
特開2014−020790号公報
画像形成装置は、通常、省電力モードとアクティブモードを備える。省電力モードはスリープモードと称されることがある。アクティブモードは通常モードや待機モードと称されることがある。アクティブモードでは特定部分への電力供給が行われる。省電力モードでは、特定部分への電力供給を停止する。例えば、特定部分は、印刷やスキャンのようなジョブを実行するユニットである。これにより、画像形成装置の消費電力が抑制される。
ジョブに用いる部分への電力供給を停止する画像形成装置では、省電力モードのとき、ジョブを実行することができない。画像形成装置を使用できる状態にするには、アクティブモードに復帰させる必要がある。復帰に際し、特定部分への電力供給が再開される。電力供給が再開された部分では、所定の起動処理が実行される。復帰開始から復帰完了まで一定の時間が必要である。アクティブモードへの復帰完了まで、使用者は画像形成装置を使用できない。
アクティブモードへの復帰を行う場合、使用者は、画像形成装置で、省電力モードを解除するための所定の操作を行う。例えば、使用者は、操作パネルの省電力モード解除用のキーを操作する。キーを操作してから復帰が開始される。使用者は直ちにジョブの設定やジョブ実行指示を直ちに出せない。復帰の開始から完了まで、使用者を待たせるという問題がある。長い待ち時間に苛立ちを覚える使用者もいる。待ち時間はできるだけ短くすることが望ましい。
特許文献1記載の技術は、電源の切り忘れに対応するための技術である。特許文献1記載の技術では、復帰開始から完了までの使用者の待ち時間を減らすことはできない。従って、特許文献1記載の技術では、上記の問題を解決できない。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑み、携帯機器の所持者が画像形成装置に近づいている途中でアクティブモードへの復帰を開始させ、待ち時間を減らす。
上記課題解決のため、請求項1に係る携帯機器は、操作部、記憶部、通信部、処理部を含む。前記操作部は設定を受け付ける。前記記憶部はデータを記憶する。前記通信部は自機の現在位置を求めるための位置検知用信号を受信する。前記処理部は、前記位置検知用信号に基づき前記現在位置を認識する。前記処理部は、判定対象装置に向けて前記省電力モードから前記アクティブモードへの復帰指示を出すか否かを判定する。前記判定対象装置は予め定められた供給制限部分への電力供給を制限する省電力モードと前記供給制限部分への電力供給を行うアクティブモードを備え、判定の対象とする前記画像形成装置である。前記現在位置の変化に基づき、予め定められた基準速度以上で移動している間に、前記判定対象装置と自機との距離である離間距離が予め定められた基準距離以上減ったと判定できたとき、前記処理部は、前記復帰指示を出すと判定する。前記処理部は、前記復帰指示を出すと判定したとき、前記復帰指示を前記通信部に送信させる。
本発明によれば、携帯機器の所持者が使用するために画像形成装置に近づいた場合、所持者が画像形成装置に到達する前からアクティブモードへの復帰を開始させることができる。使用者の待ち時間を減らすことができる。
実施形態に係る画像形成システムの一例を示す図である。 実施形態に係る携帯機器の一例を示す図である。 実施形態に係るビーコン信号によるエリア判定の一例を示す。 実施形態に係る画像形成装置の一例を示す図である。 実施形態に係る判定対象装置のモードを説明するための図である。 実施形態に係る携帯機器の記憶部の記憶内容の一例を示す図である。 実施形態に係る判定設定画面の一例を示す図である。 実施形態に係る携帯機器でのビーコン信号を用いた判定の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る携帯機器でのGPS信号を用いた判定の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る携帯機器でのジョブ終了通知に基づく移行通知の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る判定対象装置が復帰指示を受けたときの処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る判定対象装置が移行指示を受けたときの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図1〜図11を用いて、本発明の実施形態を説明する。本説明では、携帯機器1及び携帯機器1と判定対象装置2を含む画像形成システム100を説明する。携帯機器1としてスマートフォンを例に挙げて説明する。判定対象装置2は携帯機器1が判定の対象とする画像形成装置である。判定対象装置2(画像形成装置)は予め定められた供給制限部分への電力供給を制限する省電力モードと供給制限部分への電力供給を行うアクティブモードを備える。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(画像形成システム100の概略構成)
まず、図1に基づき、実施形態に係る画像形成システム100の一例を説明する。図1は、実施形態に係る画像形成システム100の一例を示す図である。
画像形成システム100は、携帯機器1を含む。携帯機器1は、判定対象装置2の各使用者が所持、携帯する機器である。携帯機器1を所持する使用者を所持者と称する。画像形成システム100に含まれる携帯機器1は1台でもよいし、複数でもよい。図1では、便宜上、携帯機器1を1台のみ図示している。図1に示す携帯機器1は、スマートフォンである。携帯機器1は、スマートフォンに限られない。携帯機器1は、ノートPCやタブレット型コンピューターでもよい。
判定対象装置2は、ジョブを行う。例えば、判定対象装置2は複合機やプリンターである。判定対象装置2では、読み取った原稿の画像データに基づき印刷することができる(コピージョブ)。また、読み取りに基づく原稿の画像データを送信することもできる(送信ジョブ)。
(携帯機器1)
次に、図2、図3を用いて、実施形態に係る携帯機器1の一例を説明する。図2は、実施形態に係る携帯機器1の一例を示す図である。図3は、実施形態に係るビーコン信号によるエリア判定の一例を示す。
携帯機器1は、処理部10、記憶部11、ディスプレイ12、タッチパネル13(操作部に相当)、撮像部14、マイクロフォン15a、入力音処理部15、スピーカー16a、再生処理部16、通信部17を含む。通信部17は無線通信部17a、ビーコン信号受信部18(第1受信部に相当)、GPS信号受信部19(第2受信部に相当)を含む。
処理部10は、携帯機器1の動作を制御する回路である。例えば、処理部10はSoCである。記憶部11は、ROM、RAM、フラッシュメモリーを含む。記憶部11は、制御プログラム、制御データ、画像データを記憶する。記憶部11は、各種アプリケーション11aを記憶する。処理部10は、携帯機器1の記憶部11に記憶されたOS、プログラム、アプリケーション、データに基づき、携帯機器1の動作を制御する。
ディスプレイ12は、処理部10からの要求に従い、画像を表示する。ディスプレイ12は、液晶パネルや有機ELパネルのような表示パネルである。タッチパネル13(操作部に相当)は、使用者の設定操作を受け付ける。タッチパネル13は、処理部10と接続される。処理部10は、タッチパネル13の出力に基づき、タッチ位置を認識する。処理部10は、タッチされた操作用画像を認識する。ディスプレイ12は操作用画像を表示する。操作用画像は、例えば、アイコン、ボタン、キー、タブである。使用者は、アイコンを操作して各種アプリケーションを起動(利用)できる。タッチパネル13を通じたアプリケーションの起動要求があったとき、処理部10は、記憶部11からアプリケーションを記憶部11に読み出し、実行する。
撮像部14は、携帯機器1に設けられたカメラである。撮像部14は、レンズの他、イメージセンサー14aと、カメラモジュール14bを含む。マイクロフォン15aは、入力された音波(空気の振動)を電気信号(アナログ信号)に変換する。通話を行う場合、入力音処理部15は、マイクロフォン15aの出力信号を無線通信部17aから送信できる形態に変換する。再生処理部16は、無線通信部17aで受信した相手型の音声データをスピーカー16aに再生させる。
無線通信部17aは、アンテナや通信回路を含む。無線通信部17aは、処理部10の指示に応じ回線にアクセスできる。回線は、移動体通信事業者が提供するデータ通信回線や通話回線である。無線通信部17aを介し、外部とのデータの送受信、相手方との通話を行うことができる。また、無線通信部17aは、無線LANの規格に準拠した通信を行うこともできる。
ビーコン信号受信部18は、アンテナ、通信処理用回路、通信用メモリーのような回路を含む。通信用メモリーは、ビーコン通信に関するデータやプログラムを記憶する。ビーコン信号受信部18は、発信器28から発信されるビーコン信号を受信する。判定対象装置2には、ビーコン信号を発する発信器28が設けられる(図4参照)。ビーコン信号は、例えば、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth Low Energy、Bluetooth Smart、iBeaconのような規格に準拠した信号である。
また、ビーコン信号受信部18は、受信強度計測部18aを含む。受信強度計測部18aは受信したビーコン信号の受信強度(受信レベル)を測る回路である。ビーコン信号受信部18は、処理部10と通信可能に接続される。ビーコン信号受信部18は、受信したビーコン信号の受信強度を処理部10に通知する。処理部10は受信したビーコン信号の受信強度を認識する。
第1エリアA1、第2エリアA2、第3エリアA3は判定対象装置2(発信器28)を中心とする。第1エリアA1は画像形成装置に最も近いエリアである。第3エリアA3は画像形成装置から最も遠いエリアである。第2エリアA2は第1エリアA1と第3エリアA3の中間のエリアである。受信したビーコン信号の強度は、携帯機器1と発信器28との距離が短いほど大きくなる。ビーコン信号の受信強度に基づき、処理部10は、自機(携帯機器1)が第1エリアA1、第2エリアA2、第3エリアA3、エリア外A0の何れに位置するかを認識する。言い換えると、処理部10は、画像形成装置に対する携帯機器1の接近度を認識する。接近度で言えば、第1エリアA1は「非常に近い」である。第2エリアA2は「近い」である。第3エリアA3は「遠い」である。
図3は各エリアを水平方向で二次元的に示した場合の一例を示す。図3のうち最も半径が短い円形が第1エリアA1を示す。第1エリアA1中、黒点は判定対象装置2(発信器28)の設置位置である。第2エリアA2は、半径が2番目に長い円から第1エリアA1を除いた部分である。第3エリアA3は、半径が最も長い円から第1エリアA1と第2エリアA2を除いた部分である。第3エリアA3の外側はエリア外A0である。
GPS信号受信部19も、アンテナ、通信処理用回路、通信用メモリーのような回路を含むモジュールである。通信用メモリーは、GPS通信に関するデータやプログラムを記憶する。GPS信号受信部19は、複数の人工衛星から発信されたそれぞれのGPS信号を受信する。
GPS信号受信部19は、位置情報算出部19aを含む。位置情報算出部19aは、自機(携帯機器1)の現在位置を求める回路である。位置情報算出部19aは異なる人工衛星から発信されたGPS信号に基づき、自機の現在位置を求める。GPS信号受信部19は、処理部10と通信可能に接続される。GPS信号受信部19は、求めた現在位置を処理部10に通知する。処理部10は通知された携帯機器1の現在位置を認識する。
(判定対象装置2)
次に、図4を用いて実施形態に係る判定対象装置2を説明する。図4は、実施形態に係る判定対象装置2の一例を示す図である。図4に示すように、判定対象装置2は、制御部21、操作パネル22、画像読取部23、印刷部24、ネットワーク通信部25、記憶部26、無線通信部27、発信器28を含む。
制御部21は判定対象装置2の動作を制御する。制御部21は、CPU21aを含む。記憶部26は、ROM、RAM、HDDのような装置の組み合わせである。記憶部26は、各種データ、制御用プログラムを記憶する。記憶部26は制御用データ、設定データ、画像データのようなデータを記憶する。CPU21aは、記憶部26に記憶されたプログラム、データに基づき判定対象装置2の各部(操作パネル22、画像読取部23、印刷部24、ネットワーク通信部25、無線通信部27、発信器28)を制御する。
コピーや送信のようなジョブのとき、制御部21は、画像読取部23に原稿の読み取りを行わせる。原稿読み取りのとき、制御部21は画像読取部23に原稿を読み取らせる。画像読取部23は原稿の画像データを生成する。操作パネル22は、使用者の操作を受け付ける。使用者は操作パネル22にジョブに関する設定を行える。使用者は、ジョブの実行開始指示を操作パネル22に入力できる。制御部21は、操作パネル22の出力信号に基づき、操作パネル22でなされた操作の内容を認識する。
印刷部24は、給紙部24a、搬送部24b、画像形成部24c、定着部24dを含む。印刷のとき、制御部21は給紙部24aに用紙を給紙させる。制御部21は用紙を搬送部24bに搬送させる。制御部21は、画像データに基づくトナー像を画像形成部24cに形成させる。制御部21は搬送される用紙へのトナー像の転写を画像形成部24cに行わせる。制御部21は、用紙に転写されたトナー像の定着を定着部24dに行わせる。制御部21は、搬送部24bや定着部24dに定着後の用紙を機外に排出させる。
ネットワーク通信部25は、ネットワークを介し、コンピューター200と通信する。ネットワーク通信部25は、コンピューター200から送信された印刷用データを受信する。印刷用データは画像データやページ記述言語で記述されたデータを含む。制御部21は受信した印刷用データに基づき、印刷部24に印刷させる(プリントジョブ)。
無線通信部27は、携帯機器1とデータの送受信を行う部分である。無線通信部27は、通信処理用回路、通信用メモリー、アンテナなどを含む。無線通信部27は、無線LANの規格に準拠した通信を行うこともできる。無線通信部27により、携帯機器1と判定対象装置2はデータをやりとりできる。
発信器28は、アンテナ、通信処理用回路、通信用メモリーのような回路を含む。通信用メモリーは、ビーコン送信に関するデータやプログラムを記憶する。発信器28はビーコン信号を発信する。発信器28は、予め設定された固有のID情報i1を発信する。例えば、ID情報i1は、proximityUUID/Major/Minorの識別子を有するデータを含む。携帯機器1は、受信したビーコン信号のID情報i1に基づき、ビーコン信号を発した画像形成装置(判定対象装置2、発信器28)を認識する。
(判定対象装置2のモード)
次に、図5を用いて、実施形態に係る判定対象装置2のモードの一例を説明する。図5は実施形態に係る判定対象装置2のモードを説明するための図である。
図5に示すように、判定対象装置2は、電源部29を含む。電源部29は、電源制御部290、1次電源部291、2次電源部292を含む。1次電源部291は、電源コードにより商用電源300(交流電源)と接続される。1次電源部291は、商用電源300から直流電圧を生成する。1次電源部291は、予め設定された電圧を生成(出力)する。例えば、1次電源部291は、モーター駆動用のDC24Vを生成する。
判定対象装置2内の回路、素子は様々である。各回路、各素子の動作に要する電圧は複数種に及ぶ。言い換えると、制御部21、操作パネル22、画像読取部23、印刷部24、ネットワーク通信部25、記憶部26、無線通信部27、発信器28の動作には複数種の電圧が必要である。そこで、2次電源部292は、1次電源部291の生成電圧に基づき、複数種の直流電圧を生成する。複数種の電圧生成のため、2次電源部292は、複数の電力変換回路293を含む。各電力変換回路293は、DCコンバーターやレギュレーターである。
判定対象装置2は、省電力モードとアクティブモードを少なくとも有する。省電力モードは、未使用状態(待機状態)での判定対象装置2の消費電力を減らすモードである。省電力モードでは、電源部29は、予め定められた供給制限部分への電力供給を停止する。どの部分を供給制限部分とするかは、適宜定められる。判定対象装置2では、制御部21の一部、操作パネル22の一部、画像読取部23、印刷部24、記憶部26の一部が供給制限部分とできる。なお、ネットワーク通信部25、無線通信部27、発信器28は省電力モードでも利用される。そのため、判定対象装置2では、ネットワーク通信部25、無線通信部27、発信器28は供給制限部分としない。
アクティブモードのとき、電源部29は供給制限部分に電力を供給する。そのため、アクティブモードでは、判定対象装置2は設定やジョブを実行できる。例えば、定着部24dのヒータは定着可能な温度で維持される。また、各回路への電力供給も制限されない。しかし、アクティブモードでは、省電力モードよりも無駄に消費される電力が多くなる。
ここで、電力変換回路293の中には、供給制限部分と省電力モードでも電力供給を行う部分の両方に電力供給を行うものがある。供給制限部分に対してのみ電力供給をOFFできるように、スイッチ部294が設けられる。スイッチ部294は、トランジスタのようなスイッチング素子である。スイッチ部294は複数設けられる。また、電源部29は、電源制御部290を含む。電源制御部290は、各電力変換回路293のON/OFFを制御する。電源制御部290は、各スイッチ部294のON/OFFを制御する。
判定対象装置2の主電源が投入されたとき、判定対象装置2は起動を開始する。判定対象装置2は、アクティブモードで立ち上がる。なお、判定対象装置2には、主電源スイッチ295が設けられる。主電源スイッチ295を操作することにより、主電源のON/OFFを行うことかできる。
アクティブモードで省電力モードに移行するとき、制御部21は、供給制限部分への電力供給を電源制御部290に停止させる。また、省電力モードからアクティブモードに復帰するとき、制御部21は供給制限部分への電力供給を電源制御部290に再開させる。なお、誤動作の防止の観点から、判定対象装置2の各部分に電力を供給する順番とタイミングが予め定められる。電力供給を停止する順番とタイミングも予め定められる。電源制御部290は、予め定められた順番とタイミングで各電力変換回路293や各スイッチ部294をON/OFFする。
使用者は判定対象装置2を操作することにより、判定対象装置2のモードを切り替えることができる。操作パネル22はモード選択用のハードキーを含む。操作パネル22が移行操作を受け付けたとき、制御部21は、判定対象装置2をアクティブモードから省電力モードに移行させる。また、操作パネル22が復帰操作を受け付けたとき、制御部21は、判定対象装置2を省電力モードからアクティブモードに復帰させる。
また、一定条件が満たされたとき、制御部21が自動的にモードを切り替えてもよい。例えば、ネットワーク通信部25が印刷用データをコンピューター200から受信したとき、制御部21は、判定対象装置2を省電力モードからアクティブモードに復帰させてもよい。
また、制御部21は、携帯機器1からの指示に応じて判定対象装置2のモードを遷移させる。携帯機器1の無線通信部17aは、モード指示を発信する。判定対象装置2の無線通信部27は指示を受信する。制御部21は、判定対象装置2のモードを指示されたモードとする。なお、携帯機器1はデータ回線を使用して判定対象装置2にモード指示を与えてもよい。この場合、携帯機器1→無線通信部17a→キャリアが提供する回線→ネットワーク→画像形成装置のネットワーク通信部25の経路で指示が伝達される。
(判定の概要)
次に、図6を用いて、実施形態に係る携帯機器1での判定の概要を説明する。図6は、実施形態に係る携帯機器1の記憶部11の記憶内容の一例を示す図である。図7は、実施形態に係る判定設定画面S1の一例を示す図である。
まず、画像形成装置は、省電力モードとアクティブモードを備える。一方、携帯機器1の通信部17は、ビーコン信号を受信して処理を行うビーコン信号受信部18を含む。処理部10は、画像形成装置に対する自機の現在位置(画像形成装置と携帯機器1までの離間距離)を認識できる。また、通信部17は、GPS信号を受信して処理を行うGPS信号受信部19を含む。つまり、携帯機器1は、画像形成装置に対する自機の現在位置を求めることができる。従って、通信部17は、画像形成装置に対する自機の現在位置を求めるための位置検知用信号を受信できる。
処理部10は、位置検知信号に基づき、自機(携帯機器1)が判定対象装置2に向けて近づいているか否かを判定する。処理部10は、位置検知信号に基づき自機(携帯機器1)と判定対象装置2との距離が開きつつあるかを判定する。この判定結果に基づき、携帯機器1は、判定対象装置2に向けて復帰指示や移行指示を出す。復帰指示は、判定対象装置2を省電力モードからアクティブモードに遷移させるための指示である。移行指示は、判定対象装置2をアクティブモードから省電力モードに遷移させるための指示である。
携帯機器1の記憶部11には判定に関する判定用アプリApが記憶される。判定用アプリApを起動したとき、処理部10は判定用アプリApに基づき動作する。また、判定用アプリApでは、ビーコン信号に基づき判定を行うか否かを設定することができる。また、判定用アプリApでは、GPS信号に基づき判定を行うかも設定することができる。
図7は、判定用アプリApに基づき携帯機器1に表示される判定設定画面S1の一例を示す。判定設定画面S1では、第1YesキーK1、第1NoキーK2、第2YesキーK3、第2NoキーK4が配される。第1YesキーK1と第1NoキーK2によりビーコン信号に基づき判定を行うか否かを設定することができる。第2YesキーK3と第2NoキーK4によりGPS信号に基づき判定を行うか否かを設定することができる。つまり、携帯機器1(タッチパネル13)は、ビーコン信号に基づき判定を行うか、GPS信号に基づき判定を行うかの設定を受け付ける。
(ビーコン信号を用いた判定)
次に、図8を用いて、実施形態に係る携帯機器1でのビーコン信号を用いた判定の流れの一例を説明する。図8は、実施形態に係る携帯機器1でのビーコン信号を用いた判定の流れの一例を示すフローチャートである。
図8のスタートは、携帯機器1で判定用アプリApが起動した時点である。この時点から処理部10は、画像形成装置に復帰指示を出すか否かの判定と移行指示を出すか否かの判定を開始する。なお、携帯機器1(判定用アプリAp)では、ビーコン信号を用いて判定することが選択(設定)されている状態である。また、判定用アプリApには、判定の対象とする画像形成装置が既に登録されている。言い換えると、判定対象とする画像形成装置の発信器28が発するビーコン信号に含まれるID情報i1が予め記憶部11に登録されている(図6参照)。判定の対象とする画像形成装置が判定対象装置2である。
登録されたID情報i1を含むビーコン信号を受信したとき、処理部10は判定用アプリApに基づき処理を行う。登録されたID情報i1が複数あるとき(判定対象装置2が複数あるとき)、判定対象装置2ごとに図8のフローチャートを実行してもよい。また、最も距離が近い1台の判定対象装置2に対してのみ図8のフローチャートを実行してもよい。判定設定画面S1には、チェックボックスB1が配される。チェックボックスB1にチェックを入れる操作がなされたとき、処理部10は、最も距離が近い判定対象装置2のみ判定する。タッチパネル13は最も距離が近い判定対象装置2に対してのみ判定処理を行うか否かの設定を受け付ける。
まず、処理部10は、ビーコン信号受信部18が判定対象装置2からのビーコン信号を受信できたか否かを確認する(ステップ♯11)。例えば、ステップ♯11の確認はビーコン信号の発信周期にあわせて行われる。判定対象装置2からのビーコン信号を受信できないとき(ステップ♯11のNo)、処理部10は携帯機器1の現在位置はエリア外A0と判定する(ステップ♯12)。ステップ♯12の後、フローはステップ♯11に戻る。
判定対象装置2からのビーコン信号を受信できたとき(ステップ♯11まのYes)、処理部10は、ビーコン信号受信部18が受信したビーコン信号の強度に基づき、自機(携帯機器1)が属するエリアを認識する(ステップ♯13)。具体的に、処理部10は、判定対象装置2を中心として、第1エリアA1、第2エリアA2、第3エリアA3何れに位置するかを認識する。
そして、処理部10は、判定対象装置2に復帰指示を出すか否かを判定する(ステップ♯14)。処理部10は、現在位置の変化に基づき、予め定められた基準速度以上で移動している間に予め定められた基準距離以上、離間距離が減ったと判定できたとき、処理部10は、復帰指示を出すと判定する。ここで、判定対象装置2に向かっている場合、判定対象装置2に近くなる方向にエリアが切り替わる。また、判定対象装置2に向かう速度が速いほど、1つのエリアに属している時間が短くなる。
そこで、現在位置が第3エリアA3になってから予め定められた基準時間T1内に第2エリアA2になったとき、処理部10は、基準速度以上で移動している間に基準距離以上、離間距離が減ったと判定する(みなす)。離間距離は、判定対象装置2と携帯機器1(自機)との距離である。また、現在位置が第2エリアA2になってから基準時間T1内に第1エリアA1になったとき、処理部10は、基準速度以上で移動している間に基準距離以上、離間距離が減ったと判定する(みなす)。
復帰指示を出すと判定したとき(ステップ♯15のYes)、処理部10は、判定対象装置2に向けて復帰指示を通信部17に送信させる(ステップ♯16)。そして、フローは、ステップ♯11に戻る。復帰指示を出さないと判定したとき(ステップ♯15のNo)、処理部10は、判定対象装置2に向けて移行指示を出すか否かを判定する(ステップ♯17)。現在位置の変化に基づき、基準速度以上で移動している間に基準距離以上、離間距離が増えたと判定できたとき、処理部10は、移行指示を出すと判定する。
ここで、判定対象装置2から離れていく場合、判定対象装置2から遠くなる方向にエリアが切り替わる。また、判定対象装置2から離れる速度が速いほど、1つのエリアに属している時間が短くなる。そこで、現在位置が第1エリアA1になってから基準時間T1内に第2エリアA2になったとき、処理部10は、基準速度以上で移動している間に基準距離以上、離間距離が増えたと判定する。また、現在位置が第2エリアA2になってから基準時間T1内に第3エリアA3になったとき、処理部10は、基準速度以上で移動している間に基準距離以上、離間距離が増えたと判定する。
移行指示を出すと判定したとき(ステップ♯18のYes)、処理部10は、判定対象装置2に向けて移行指示を通信部17に送信させる(ステップ♯19)。移行指示を出さないと判定したとき(ステップ♯18のNo)、及び、ステップ♯19の後、フローはステップ♯11に戻る。
ここで、移動の速度は、携帯機器1の所持者により異なる。例えば、年齢が高くなるほど歩行速度は遅くなる傾向がある。また、足にけががある場合、歩行速度は遅くなる。そのため、携帯機器1(判定用アプリAp)では基準時間T1を設定することができる。処理部10は、判定設定画面S1内に、設定されている基準時間T1を表示させる。そして、判定設定画面S1には、基準時間T1を設定するためのプラスキーK5とマイナスキーK6が配される(図7参照)。プラスキーK5とマイナスキーK6が操作されたとき、処理部10は、基準期間の長さを変化させる。つまり、タッチパネル13は、基準時間T1の設定を受け付ける。記憶部11は設定された基準時間T1を記憶する。処理部10は、記憶部11に記憶された基準時間T1を用いて判定する。
(GPS信号を用いた判定)
次に、図9を用いて、実施形態に係る携帯機器1でのGPS信号を用いた判定の流れの一例を説明する。図9は、実施形態に係る携帯機器1でのGPS信号を用いた判定の流れの一例を示すフローチャートである。
図9のスタートは、携帯機器1で判定用アプリApが起動した時点である。また、携帯機器1ではGPSを用いる設定とされている。この時点から処理部10は、判定対象装置2に復帰指示を出すか否かの判定と移行指示を出すか否かの判定を開始する。また、携帯機器1(判定用アプリAp)では、GPS信号を用いて判定することが選択(設定)されている状態である。また、判定用アプリApには、判定の対象とする判定対象装置2の座標(位置)である対象座標Z1が既に登録されている。(図6参照)。GPS信号を用いて判定する場合、位置が登録された画像形成装置が判定対象装置2となる。
また、対象座標Z1が複数登録されているとき、判定対象装置2ごとに図9のフローチャートを実行してもよい。また、最も距離が近い1台の判定対象装置2に対してのみ図9のフローチャートを実行してもよい。チェックボックスB1にチェックを入れる操作がなされたとき(図7参照)、処理部10は、最も距離が近い判定対象装置2に対してのみ判定処理を行う。
まず、GPS信号受信部19は携帯機器1の位置情報(座標)を算出する(ステップ♯21)。処理部10は、GPS信号受信部19から通知された位置情報に基づき、自機(携帯機器1)の現在位置を認識する(ステップ♯22)。処理部10は判定対象装置2の位置(対象座標Z1)と今回認識した現在位置に基づき、離間距離L1(判定対象装置2と携帯機器1の距離)を求める(ステップ♯23)。処理部10は、各時点の離間距離L1を順番に記憶部11に記憶させる。
また、処理部10は、自機の移動速度V1を認識する(ステップ♯24)。例えば、処理部10は前回の現在位置の認識時点と今回の現在位置の認識時点の時間間隔を計る。処理部10は、前回に認識された現在位置から今回認識された現在位置までの移動距離を求める。処理部10は、求めた移動距離を求めた時間間隔で除す。処理部10は現在位置を認識するごとに移動速度V1を求める。処理部10は、各時点の移動速度V1を記憶部11に記憶させる。
処理部10は、判定対象装置2に向けて復帰指示を出すか否かを判定する(ステップ♯25)。このとき、処理部10は今までに求めた移動速度V1、離間距離L1を参照する。処理部10は、現在位置の変化に基づき、基準速度以上で移動している間に基準距離以上、離間距離L1が減ったと判定できたとき、処理部10は、復帰指示を出すと判定する。GPS信号に基づき判定する場合、基準速度と基準距離は予め定められる。基準速度と基準距離は記憶部11に記憶させることができる。基準速度は、歩行速度に基づき定め得る(例えば、2〜3m/秒)。
基準速度、基準距離は携帯機器1ごとに個別に設定できるようにしてもよい。この場合、タッチパネル13は、基準速度、基準距離の設定を受け付ける。処理部10は設定された基準速度、基準距離を記憶部11に記憶させる。また、処理部10は、設定された基準速度、基準距離に基づき判定を行う。
ステップ♯24で求めた移動速度V1(最新の移動速度V1)が基準速度を超えているとき、処理部10は、現時点から遡って移動速度V1が基準速度を超えている期間の離間距離L1の減少量の合計を求める。減少量の絶対値が基準距離以上のとき、処理部10は、復帰指示を出すと判定する。復帰指示を出すと判定したとき(ステップ♯26のYes)、処理部10は、判定対象装置2に向けて復帰指示を通信部17に送信させる(ステップ♯27)。そして、フローは、ステップ♯21に戻る。
ここで、移動の速度は、携帯機器1の所持者により異なる。また、座席から判定対象装置2までの距離も異なる。判定対象装置2に向けて移動を開始してから判定対象装置2に到着するまでの時間は、所持者により異なる。無駄な電力の消費を避けるには、操作、使用されない時間を短くすることが好ましい。
そこで、処理部10は、判定対象装置2に到達した時点にアクティブモードへの復帰が完了するように復帰指示を通信部17に送信させてもよい。例えば、処理部10は、基準速度を超えている期間の移動速度V1の平均値を求める。処理部10は、離間距離L1を求めた平均値で除して予測所要時間を求める。予想所要時間は、現時点から判定対象装置2に到達するまでの予測時間である。一方、画像形成装置(判定対象装置2)の復帰に要する時間(復帰時間T2)は仕様上、決まっている。復帰時間T2は、記憶部11(判定用アプリAp)に予め登録される。処理部10は、復帰時間T2と予測所要時間の差が許容値C1未満となったとき、復帰指示を通信部17に送信させる。復帰時間T2と許容値C1は予め定められる。復帰時間T2と許容値C1は記憶部11に記憶される。許容値C1は例えば、数秒である。
復帰指示を出さないと判定したとき(ステップ♯26のNo)、処理部10は、判定対象装置2に向けて移行指示を出すか否かを判定する(ステップ♯28)。処理部10は今までに求めた移動速度V1、移動距離を参照する。現在位置の変化に基づき、基準速度以上で移動している間に基準距離以上、離間距離L1が増えたと判定できたとき、処理部10は、移行指示を出すと判定する。具体的に、ステップ♯24で求めた移動速度V1(最新の移動速度V1)が基準速度を超えているとき、処理部10は、現時点から遡って移動速度V1が基準速度を超えている期間の離間距離L1の増加量の合計を求める。増加量が基準距離以上のとき、処理部10は、移行指示を出すと判定する。
移行指示を出すと判定したとき(ステップ♯29のYes)、処理部10は、判定対象装置2に向けて移行指示を通信部17に送信させる(ステップ♯210)。移行指示を出さないと判定したとき(ステップ♯29のNo)、及び、ステップ♯210の後、フローはステップ♯21に戻る。
(ジョブ終了通知に基づく移行通知)
次に、図10を用いて、実施形態に係る携帯機器1でのジョブ終了通知に基づく移行通知の流れの一例を説明する。図10は、実施形態に係る携帯機器1でのジョブ終了通知に基づく移行通知の流れの一例を示すフローチャートである。
所持者の座席と判定対象装置2が近い場合がある。この場合、判定対象装置2から座席までの所持者の移動距離は短い。そのため、携帯機器1が移行指示を出さないまま所持者が座席に戻る場合がある。その結果、使用されないまま、判定対象装置2がアクティブモードで維持される場合があり得る。
そして、図10のスタートは、通信部17(無線通信部17a)が判定対象装置2からジョブ終了通知を受信した時点である。判定対象装置2の制御部21は、ジョブが終了したとき、ジョブ終了通知を無線通信部27に発信させる。携帯機器1の無線通信部17aは、ジョブ終了通知を受信する。また、処理部10は、ジョブ終了通知を受信するまでに所持者の座席が近隣エリア内にあると判定している。
まず、処理部10は、ジョブ終了通知の受信時点から経過した時間を計る(ステップ♯31)。そして、処理部10は、受信時点から予め定められた自動移行時間が経過したか否かの確認を続ける(ステップ♯32、ステップ♯32のNo→ステップ♯32)。自動移行期間は、適宜定められる。自動移行期間は記憶部11に記憶される。アクティブモードのまま長時間維持されることは避けるべきである。そこで、自動移行期間は数十秒としてもよいし、数分としてもよい。
自動移行期間が経過したとき(ステップ♯32のYes)、処理部10は、判定対象装置2に向けて、移行指示を通信部17に送信させる(ステップ♯33→エンド)。これにより、使用後、アクティブモードのままの判定対象装置2を、省電力モードに移行させることができる。
(復帰指示を受けたときの判定対象装置2の処理)
次に、図11を用いて、実施形態に係る判定対象装置2が復帰指示を受けたときの処理の流れの一例を説明する。図11は、実施形態に係る判定対象装置2が復帰指示を受けたときの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図11のスタートは、判定対象装置2が携帯機器1から復帰指示を受けた時点である。まず、制御部21は、現在のモードがアクティブモードであるか否かを確認する(ステップ♯41)。アクティブモードであるとき(ステップ♯41のYes)、制御部21は、復帰指示を無視する(ステップ♯42→エンド)。ステップ♯42によりフローが終了した場合、判定対象機器のモードは切り替えられない。
一方、アクティブモードではないとき(ステップ♯42のNo)、制御部21は、モードの切替中か否かを確認する(ステップ♯43)。言い換えると、制御部21は、アクティブモードから省電力モードに移行中であるか否かを確認する。また、制御部21は、省電力モードからアクティブモードに復帰中であるか否かを確認する。モードの切替を途中で停止させると、誤動作の原因になることがある。そこで、モード切替中のとき(ステップ♯43のYes)、制御部21は、復帰指示を無視する(ステップ♯42→エンド)。
モードの切替中でもないとき(ステップ♯43のNo)、制御部21は判定対象装置2のモードをアクティブモードに切り替えさせる(ステップ♯44)。具体的に、制御部21は、アクティブモードへの移行を電源制御部290に指示する。この指示を受け、電源制御部290は供給制限部分への電力供給を順次再開する。
(移行指示を受けたときの判定対象装置2の処理)
次に、図12を用いて、実施形態に係る判定対象装置2が移行指示を受けたときの処理の流れの一例を説明する。図12は、実施形態に係る判定対象装置2が移行指示を受けたときの処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図12のスタートは、判定対象装置2が携帯機器1から移行指示を受けた時点である。まず、制御部21は、現在のモードが省電力モードであるか否かを確認する(ステップ♯51)。省電力モードのとき(ステップ♯51のYes)、制御部21は、移行指示を無視する(ステップ♯52→エンド)。ステップ♯52によりフローが終了した場合、判定対象機器のモードは切り替えられない。
一方、省電力モードではないとき(ステップ♯51のNo)、制御部21は、モードの切替中か否かを確認する(ステップ♯53)。言い換えると、制御部21は、アクティブモードから省電力モードに移行中であるか否かを確認する。また、制御部21は、省電力モードからアクティブモードに復帰中であるか否かを確認する。つまり、制御部21は遷移完了前の状態であるか否かを確認する。そこで、モード切替中のとき(ステップ♯53のYes)、制御部21は、移行指示を無視する(ステップ♯52→エンド)。
モードの切替中でもないとき(ステップ♯53のNo)、制御部21は、判定対象装置2が使用中であるか否かを判断する(ステップ♯54)。使用中のとき(ステップ♯54のYes)、制御部21は、移行指示を無視する(ステップ♯52→エンド)。ジョブ実行中に省電力モードに移行することは好ましくない。ジョブが途中で停止されてしまう。そこで、制御部21は、ジョブ実行中のとき使用中であると判断する。また、操作パネル22で設定操作中なのに省電力モードに移行することも好ましくない。そこで、操作パネル22のタッチパネル13やハードキーが操作されてから一定時間内のとき、制御部21は使用中と判断する。一定時間は適宜定めることができる。例えば、一定時間は、数秒〜数分の間の何れかの時間とする。
使用中でもないとき(ステップ♯54のNo)、制御部21は判定対象装置2のモードを省電力モードに切り替えさせる(ステップ♯55)。そして、本フローは終了する(エンド)。具体的に、制御部21は、省電力モードへの移行を電源制御部290に指示する。この指示を受け、電源制御部290は供給制限部分への電力供給を順番に停止させる。
スマートフォンのような携帯機器1が普及している。各使用者は携帯機器1を所持する。使用者(所持者)が移動したとき、携帯機器1もあわせて移動する。判定対象装置2を使用する場合、所持者は判定対象装置2に向かう。離間距離は、判定対象装置2に向かっている場合よりも判定対象装置2に向かっていない場合の方が減りにくい。また、座席近辺で用事を行う場合、所持者の移動距離は短い。
そこで、携帯機器1は、操作部(タッチパネル13)、記憶部11、通信部17、処理部10を含む。操作部は設定を受け付ける。記憶部11はデータを記憶する。通信部17は自機の現在位置を求めるための位置検知用信号を受信する。処理部10は、位置検知用信号に基づき現在位置を認識する。処理部10は、判定対象装置2に向けて省電力モードからアクティブモードへの復帰指示を出すか否かを判定する。判定対象装置2は予め定められた供給制限部分への電力供給を制限する省電力モードと供給制限部分への電力供給を行うアクティブモードを備え、判定の対象とする画像形成装置である。現在位置の変化に基づき、予め定められた基準速度以上で移動している間に、判定対象装置2と自機との距離である離間距離が予め定められた基準距離以上減ったと判定できたとき、処理部10は、復帰指示を出すと判定する。処理部10は、復帰指示を出すと判定したとき、復帰指示を通信部17に送信させる。
これにより、所持者が画像形成装置(判定対象装置2)に向かっているか否かを正確に判定することができる。判定対象装置2に近づく途中で、モバイル機器から判定対象装置2に復帰指示を出すことができる。言い換えると、判定対象装置2に到達する前にアクティブモードへの復帰を開始することができる。これにより、アクティブモードへの復帰が完了するまでの待ち時間を無くす、又は、減らすことができる。判定対象装置2に到達後、所持者は速やかに判定対象装置2を使用できる。
使い終われば、所持者は画像形成装置から離れる。例えば、所持者は自分の席に戻る。そこで、処理部10は、判定対象装置2に向けてアクティブモードから省電力モードへの移行指示を出すか否かを判定する。現在位置の変化に基づき、基準速度以上で移動している間に基準距離以上離間距離が増えたと判定できたとき、処理部10は移行指示を出すと判定する。移行指示を出すと判定したとき、処理部10は、判定対象装置2に向けて移行指示を通信部17に送信させる。これにより、使用終了後、所持者が判定対象装置2から離れていっているか否かを正確に判定することができる。判定対象装置2から離れると直ぐに、モバイル機器から判定対象装置2に移行指示を出すことができる。使用後、速やかに判定対象装置2を省電力モードに移行させることができる。所持者が省電力モードへの移行操作を忘れても問題はない。従って、判定対象装置2での無駄な電力消費を最小限に抑えることができる。
所持者が画像形成装置に向かっている場合、画像形成装置に近づく方向でのエリアの切り替わりの間隔は短くなる。所持者が画像形成装置に向かっていない場合、画像形成装置に近づく方向でのエリアの切り替わりの間隔は長くなる場合がある。そこで、通信部17は、判定対象装置2に設けられた発信器28からのビーコン信号を受信する第1受信部(ビーコン信号受信部18)を含む。処理部10は、第1受信部が受信したビーコン信号の強度に基づき、判定対象装置2を中心として、自機が第1エリアA1、第2エリアA2、第3エリアA3、エリア外A0の何れに位置するかを認識する。第1エリアA1は、判定対象装置2に最も近いエリアであり、第3エリアA3は判定対象装置2から最も遠いエリアであり、第2エリアA2は第1エリアA1と第3エリアA3の中間のエリアである。処理部10は、現在位置が第3エリアA3になってから予め定められた基準時間T1内に第2エリアA2になったとき、又は、現在位置が第2エリアA2になってから基準時間T1内に第1エリアA1になったとき、基準速度以上で移動している間に基準距離以上離間距離が減ったと判定する。つまり、基準速度以上で移動している間に、離間距離が基準距離以上減ったとみなす。これにより、判定対象装置2が接近検知用の信号を位置検知用信号として発している場合、所持者が判定対象装置2に向かっているか否かを正確に判定することができる。判定対象装置2に近づく途中で、モバイル機器から判定対象装置2に復帰指示を出すことができる。そのため、判定対象装置2への到達前にアクティブモードへの復帰を開始することができる。これにより、アクティブモードへの復帰が完了するまでの待ち時間を無くす、又は、減らすことができる。
所持者が判定対象装置2から離れていく場合、判定対象装置2から遠くなる方向でのエリアの切り替わりの間隔は短くなる。そこで、現在位置が第1エリアA1になってから基準時間T1内に第2エリアA2になったとき、又は、現在位置が第2エリアA2になってから基準時間T1内に第3エリアA3になったとき、処理部10は、基準速度以上で移動している間に基準距離以上離間距離が増えたと判定する。処理部10は、判定対象装置2に向け、アクティブモードから省電力モードへの移行指示を通信部17に送信させる。これにより、使用終了後、所持者が判定対象装置2から離れていっているか否かを正確に判定することができる。判定対象装置2から離れると直ぐに、モバイル機器から判定対象装置2に移行指示を出すことができる。使用後、速やかに判定対象装置2を省電力モードに移行させることができる。従って、判定対象装置2での無駄な電力消費を最小限に抑えることができる。
また、操作部は、基準時間T1の設定を受け付ける。記憶部11は設定された基準時間T1を記憶する。処理部10は、記憶部11に記憶された基準時間T1を用いる。これにより、所持者に応じた基準時間T1を設定することができる。例えば、足の不自由な所持者に対して、基準時間T1を長めに設定することができる。各所持者の移動速度に応じた基準時間T1を設定し、判定対象装置2に向かっている、又は、離れていっていることを正確に判定することができる。
また、通信部17は、GPS信号を受信する第2受信部(GPS信号受信部19)を含む。処理部10は、第2受信部が受信したGPS信号に基づき、自機の現在位置を認識する。処理部10は、認識した現在位置の変化に基づき自機の移動速度V1を認識する。基準速度以上で移動している間に基準距離以上離間距離L1が減ったとき、処理部10は復帰指示を出すと判定する。これにより、GPS信号を用いた位置検知に基づき、基準速度以上の移動を認識することができる。また、携帯機器1と離間距離L1が基準距離以上減ったことも認識することができる。そのため、所持者が判定対象装置2に向かっているか否かを正確に判定することができる。判定対象装置2に近づく途中で、モバイル機器から判定対象装置2に復帰指示を出すことができる。そのため、判定対象装置2への到達前にアクティブモードへの復帰を開始することができる。これにより、アクティブモードへの復帰が完了するまでの待ち時間を無くす、又は、減らすことができる。
また、処理部10は、第2受信部が受信したGPS信号に基づき、自機の現在位置を認識する。処理部10は認識した現在位置の変化に基づき移動速度V1を認識する。基準速度以上で移動している間に基準距離以上離間距離L1が増えたとき、処理部10はアクティブモードから省電力モードへの移行指示を出すと判定し、判定対象装置2に向け、移行指示を通信部17に送信させる。これにより、GPS信号を用いた位置検知に基づき、使用終了後、所持者が判定対象装置2から離れていっているか否かを正確に判定することができる。判定対象装置2から離れると直ぐにモバイル機器から判定対象装置2に移行指示を出すことができる。使用後、速やかに判定対象装置2を省電力モードに移行させることができる。従って、判定対象装置2での無駄な電力消費を最小限に抑えることができる。
アクティブモードへの復帰が完了してから所持者が画像形成装置に到達するまでの時間が長いほど、画像形成装置の待機時間が長くなる。待機時間が長いほど、無駄に消費される電力は多くなる。そこで、処理部10は、基準速度を超えている期間の移動速度V1の平均値を求める。処理部10は、離間距離L1を平均値で除して予測所要時間を求める。アクティブモードへの復帰に要する時間として予め定められた復帰時間T2と予測所要時間の差が予め定められた許容値C1未満となったとき、処理部10は、復帰指示を通信部17に送信させる。これにより、所持者が判定対象装置2に到達した時点にアクティブモードへの復帰が完了するように復帰指示を出すことができる。従って、無駄に消費される電力を減らすことができる。
使用者の座席が判定対象装置2に近い場合、位置検知用信号(ビーコン信号やGPS信号)を用いた位置検知に基づく移行指示がなされない場合がある。そこで、通信部17は、判定対象装置2からジョブの終了通知を受信する。終了通知の受信後、予め定められた自動移行時間が経過したとき、処理部10は、判定対象装置2に向け、アクティブモードから省電力モードへの移行指示を通信部17に送信させる。これにより、所持者の座席が判定対象装置2と近い場合でも、使用後、自動的、確実に判定対象装置2を省電力モードに移行させることができる。
また、画像形成システム100は、上述の携帯機器1と画像形成装置を含む。判定対象装置2に近づく途中で、判定対象装置2にアクティブモードへの復帰を開始させることができる。アクティブモードへの復帰完了までの待ち時間を無くす、又は、減らすことができる。
又、本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、携帯機器に利用可能である。また、携帯機器と画像形成装置(判定対象装置)を備えた画像形成システムに利用可能である。
100 画像形成システム 1 携帯機器
10 処理部 11 記憶部
13 タッチパネル(操作部) 17 通信部
18 ビーコン信号受信部(第1受信部) 19 GPS信号受信部(第2受信部)
2 判定対象装置(画像形成装置) 28 発信器
A1 第1エリア A2 第2エリア
A3 第3エリア A0 エリア外
T1 基準時間 T2 復帰時間

Claims (9)

  1. 設定を受け付ける操作部と、
    データを記憶する記憶部と、
    自機の現在位置を求めるための位置検知用信号を受信する通信部と、
    前記位置検知用信号に基づき前記現在位置を認識し判定対象装置に向けて予め定められた供給制限部分への電力供給を制限する省電力モードから前記供給制限部分への電力供給を行うアクティブモードへの復帰指示を出すか否かを判定する処理部と、を含み、
    前記判定対象装置は、前記省電力モードと前記アクティブモードを備えた画像形成装置であって、判定の対象とする前記画像形成装置であり、
    前記現在位置の変化に基づき、予め定められた基準速度以上で移動している間に、前記判定対象装置と自機との距離である離間距離が予め定められた基準距離以上減ったと判定できたとき、前記処理部は、前記復帰指示を出すと判定し、前記復帰指示を出すと判定したとき、前記復帰指示を前記通信部に送信させ
    前記通信部は、前記判定対象装置に設けられた発信器からのビーコン信号を受信する第1受信部を含み、
    前記処理部は、前記第1受信部が受信した前記ビーコン信号の強度に基づき、前記判定対象装置を中心として、自機が第1エリア、第2エリア、第3エリア、エリア外の何れに位置するかを認識し、
    前記第1エリアは、前記判定対象装置に最も近いエリアであり、前記第3エリアは前記判定対象装置から最も遠いエリアであり、前記第2エリアは前記第1エリアと前記第3エリアの中間のエリアであり、
    前記処理部は、前記現在位置が前記第3エリアになってから予め定められた基準時間内に前記第2エリアになったとき、又は、前記現在位置が前記第2エリアになってから前記基準時間内に前記第1エリアになったとき、前記基準速度以上で移動している間に前記基準距離以上前記離間距離が減ったと判定することを特徴とする携帯機器。
  2. 前記処理部は、前記判定対象装置に向けて前記アクティブモードから前記省電力モードへの移行指示を出すか否かを判定し、
    前記現在位置の変化に基づき、前記基準速度以上で移動している間に前記基準距離以上前記離間距離が増えたと判定できたとき、前記処理部は前記移行指示を出すと判定し、前記移行指示を出すと判定したとき、前記判定対象装置に向けて前記移行指示を前記通信部に送信させることを特徴とする請求項1に記載の携帯機器。
  3. 前記処理部は、前記現在位置が前記第1エリアになってから前記基準時間内に前記第2エリアになったとき、又は、前記現在位置が前記第2エリアになってから前記基準時間内に前記第3エリアになったとき、前記基準速度以上で移動している間に前記基準距離以上前記離間距離が増えたと判定し、前記判定対象装置に向け、前記アクティブモードから前記省電力モードへの移行指示を前記通信部に送信させることを特徴とする請求項に記載の携帯機器。
  4. 前記操作部は、前記基準時間の設定を受け付け、
    前記記憶部は設定された前記基準時間を記憶し、
    前記処理部は、前記記憶部に記憶された前記基準時間を用いることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の携帯機器。
  5. 設定を受け付ける操作部と、
    データを記憶する記憶部と、
    自機の現在位置を求めるための位置検知用信号を受信する通信部と、
    前記位置検知用信号に基づき前記現在位置を認識し、判定対象装置に向けて予め定められた供給制限部分への電力供給を制限する省電力モードから前記供給制限部分への電力供給を行うアクティブモードへの復帰指示を出すか否かを判定する処理部と、を含み、
    前記判定対象装置は、前記省電力モードと前記アクティブモードを備えた画像形成装置であって、判定の対象とする前記画像形成装置であり、
    前記現在位置の変化に基づき、予め定められた基準速度以上で移動している間に、前記判定対象装置と自機との距離である離間距離が予め定められた基準距離以上減ったと判定できたとき、前記処理部は、前記復帰指示を出すと判定し、前記復帰指示を出すと判定したとき、前記復帰指示を前記通信部に送信させ、
    前記通信部は、GPS信号を受信する第2受信部を含み、
    前記処理部は、前記第2受信部が受信した前記GPS信号に基づき、自機の前記現在位置を認識し、認識した前記現在位置の変化に基づき自機の移動速度を認識し、前記基準速度以上で移動している間に前記基準距離以上前記離間距離が減ったとき、前記復帰指示を出すと判定することを特徴とする携帯機器。
  6. 前記処理部は、前記第2受信部が受信した前記GPS信号に基づき、自機の前記現在位置を認識し、認識した前記現在位置の変化に基づき前記移動速度を認識し、前記基準速度以上で移動している間に前記基準距離以上前記離間距離が増えたとき、前記アクティブモードから前記省電力モードへの移行指示を出すと判定し、前記判定対象装置に向け、前記移行指示を前記通信部に送信させることを特徴とする請求項に記載の携帯機器。
  7. 前記処理部は、前記基準速度を超えている期間の前記移動速度の平均値を求め、前記離間距離を前記平均値で除して予測所要時間を求め、前記アクティブモードへの復帰に要する時間として予め定められた復帰時間と前記予測所要時間の差が予め定められた許容値未満となったとき、前記復帰指示を通信部に送信させることを特徴とする請求項又はに記載の携帯機器。
  8. 設定を受け付ける操作部と、
    データを記憶する記憶部と、
    自機の現在位置を求めるための位置検知用信号を受信する通信部と、
    前記位置検知用信号に基づき前記現在位置を認識し、判定対象装置に向けて予め定められた供給制限部分への電力供給を制限する省電力モードから前記供給制限部分への電力供給を行うアクティブモードへの復帰指示を出すか否かを判定する処理部と、を含み、
    前記判定対象装置は、前記省電力モードと前記アクティブモードを備えた画像形成装置であって、判定の対象とする前記画像形成装置であり、
    前記現在位置の変化に基づき、予め定められた基準速度以上で移動している間に、前記判定対象装置と自機との距離である離間距離が予め定められた基準距離以上減ったと判定できたとき、前記処理部は、前記復帰指示を出すと判定し、前記復帰指示を出すと判定したとき、前記復帰指示を前記通信部に送信させ、
    前記通信部は、前記判定対象装置からジョブの終了通知を受信し、
    前記処理部は、前記終了通知の受信後、予め定められた自動移行時間が経過したとき、前記判定対象装置に向け、前記アクティブモードから前記省電力モードへの移行指示を前記通信部に送信させることを特徴とする携帯機器。
  9. 請求項1乃至の何れか1項に記載の携帯機器と、
    前記携帯機器からの指示に基づき、前記省電力モードとへの移行と前記アクティブモードへの復帰を行う画像形成装置と、を含むことを特徴とする画像形成システム。
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