JP2009243904A - データ収集装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】収集した環境情報の送信を効率的に行って、環境情報の送信に伴う電力消費を低減することができるデータ収集装置を提供する。
【解決手段】予め定められた所定周期ごとに電気通信回線2を介して外部端末3に対して環境情報の取出し要求を送信し、この環境情報の取出し要求に応じて可搬型外部端末4がデータ収集装置1の近傍に持ち込まれたときに、定期的に収集されて蓄積された環境情報を可搬型外部端末4に対して送信する。
【選択図】図1
【解決手段】予め定められた所定周期ごとに電気通信回線2を介して外部端末3に対して環境情報の取出し要求を送信し、この環境情報の取出し要求に応じて可搬型外部端末4がデータ収集装置1の近傍に持ち込まれたときに、定期的に収集されて蓄積された環境情報を可搬型外部端末4に対して送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、屋外の環境情報を収集するデータ収集装置に関する。
近年のIT化に伴い、インターネットなどの電気通信回線を用いた情報通信技術が様々な分野で活用されている。例えば、環境情報を収集するデータ収集装置を遠隔地に設置して、このデータ収集装置により収集した環境情報を電気通信回線を介して集計して一元的に管理したり、データ収集装置により収集した環境情報を自宅の端末にて閲覧できるようにすることが、情報通信技術の利用により実現可能となる。このようなデータ収集装置としては、例えば、農作物を育成する農地に設置され、その設置場所の気温や湿度、日射量等の環境情報を定期的に収集して、収集した環境情報を電気通信回線を介して環境情報の集計や解析を行うサーバに送信するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−42721号公報
しかしながら、このようなデータ収集装置においては、環境情報を収集するたびに収集した環境情報を送信するようにしたのでは、環境情報の送信に伴う電力消費が激しくなるため、改善が求められている。
本発明は、以上のような従来の実情に鑑みて創案されたものであり、収集した環境情報の送信を効率的に行って、環境情報の送信に伴う電力消費を低減することができるデータ収集装置を提供することを目的としている。
本発明は、屋外に設置され、当該設置場所における環境情報を収集するデータ収集装置において、環境情報を定期的に取得する情報取得部と、情報取得部により定期的に取得された環境情報を蓄積する記憶部と、予め定められた周期で起動して電気通信回線に接続し、当該電気通信回線に接続されている外部端末に対して、環境情報の取出し要求を送信する取出し要求送信部と、設置場所の近傍に持ち込まれた可搬型外部端末との間で通信を行って、記憶部に蓄積されている環境情報を可搬型外部端末に対して送信する環境情報送信部とを備える構成とすることで、上述した課題を解決する。
本発明によれば、予め定められた周期で外部端末に環境情報の取出し要求が送信され、この環境情報の取出し要求に応じて可搬型外部端末がデータ収集装置の設置場所近傍に持ち込まれたときに、定期的に収集されて記憶部に蓄積された環境情報が可搬型外部端末に対して送信されるので、収集した環境情報の送信を効率的に行って、環境情報の送信に伴う電力消費を低減することができる。
以下、農地における環境情報を収集するデータ収集装置に対して本発明を適用した例を挙げて、本発明の具体的な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態のデータ収集装置を使用した情報システムの全体構成を示す模式図である。本実施形態のデータ収集装置1は、農地に設置されて当該農地における環境情報を収集する。このデータ収集装置1は、インターネット等の電気通信回線2を介して、例えばパーソナルコンピュータ3aや携帯電話機3bなどの汎用の情報処理装置(以下、これらを総称して外部端末3という。)との間で情報通信可能とされている。また、データ収集装置1は、当該データ収集装置1の設置場所近傍に持ち込まれた可搬型のリーダ装置(以下、可搬型端末4という。)との間で、近距離無線通信による情報通信が可能とされている。
図2は、データ収集装置1の外観を示す斜視図である。このデータ収集装置1は、情報収集に必要な各種電子部品を内蔵する本体ユニット10を備えており、この本体ユニット10の外部又は内部に設けられた各種の情報取得部で取得された環境情報を、この本体ユニット10にて収集する構成である。本体ユニット10は、その下部に設けられた脚部11を地中に埋設することで、農地に立設されている。この本体ユニット10の内部には、情報収集に必要な各種電子部品が固定されており、個々の電子部品同士は必要な配線が行われている。環境情報を取得する情報取得部は、例えば図2に示すように、その一部が、本体ユニット10の近傍に立設された支柱12に取り付けられている。この図2に示す例では、農地における温度や湿度を検出する温湿度センサ61と、農地の画像を撮像するカメラユニット68とが、支柱12に取り付けられている。これら温湿度センサ61やカメラユニット68のように、本体ユニット10の外部に設けられる情報取得部は、ケーブル14を介して本体ユニット10に接続されている。
図3は、データ収集装置1の本体ユニット10内部のハード構成を模式的に示す断面図であり、図3(a)は本体ユニット10内部をその表面側から見た模式図、図3(b)は本体ユニット10の内部をその裏面側から見た模式図である。これら図3(a)および図3(b)に示すように、本体ユニット10の内部には、無線カードや外部メモリが搭載されたCPUボード21、データ収集を行うデータ収集ボード22、各種の電子部品に電力を供給するAC/DC電源23およびDC/DC電源24が収容されている。これ以外にも、データ収集ボード22に入力される信号のノイズを除去するノイズフィルタ25、情報取得部に繋がるケーブルが物理的に接続されるセンサインターフェース26、外部電源に繋がるケーブルが物理的に接続される電源インターフェース27、必要な情報を表示する表示ユニット28などが本体ユニット10の内部に収容されている。
さらに、本体ユニット10の内部には、筐体の底部から外気を取り込むセンサ用ファン29が収容されているとともに、このセンサ用ファン29により取り込まれた空気を筐体の上方へと導く筒形状の通風部30が設けられている。また、本体ユニット10の内部には、筐体の横側面から外気を取り込んで筐体内部で循環させて排出させる内部環境制御用ファン31が設けられている。
さらに、本体ユニット10の内部には、本体ユニット10内部の雰囲気を加温するヒータモジュール32、ペルチェ素子を用いた冷却モジュール33、および、内部環境制御用の温湿度センサ34が収容されている。この内部環境制御用温湿度センサ34は、CPUボード21の近傍に設けられている。
本体ユニット10の内部に収容されるこれらの電子部品は、本体ユニット10の内部に配置されたボードに組み付けられている。これらの電子部品において、回路等の機能部位が直接的に露出する領域には、防護壁35が設けられており、その露出領域が防護壁35によって覆われている。図3に示す例では、2つの防護壁35が設けられている。
図4は、データ収集装置1の構成を機能的に示すブロック図である。データ収集装置1の本体ユニット10は、これを機能的に捉えた場合、データ制御部41と、データ収集部42と、データ演算部43と、データ記憶部44と、データ表示部45と、無線通信制御部46と、近距離無線通信制御部47と、無線通信部48と、センサI/F部49と、電源部50と、内部環境制御部51と、内部環境検出部52と、内部環境調整部53とを有している。
データ制御部41は、数値計算や情報処理、機器制御などを行い、データ収集装置1の動作を総合的に制御する。例えば、データ制御部41は、データ演算部43によって生成される情報をデータ記憶部44に記憶させたり、データ表示部45に表示させたりする。また、本実施形態に特徴的な制御として、データ制御部41は、予め定められた周期で無線通信制御部46を起動させて電気通信回線2への接続を行い、無線通信制御部46から電気通信回線2を介して所定の外部端末3(例えば、農地の管理者が所有する外部端末3や、環境情報の集積・解析などを行う情報センタの外部端末3など)に対して環境情報の取出し要求を送信させる制御を行う。さらに、データ制御部41は、後述する人感センサ69によりデータ収集装置1の近傍に存在する人体が検知されたときに近距離無線通信制御部47を起動させ、データ収集装置1の近傍に持ち込まれた可搬型外部端末4との間で近距離無線通信による通信リンクが確立されると、データ記憶部44に蓄積されている情報を読み込んで、これを近距離無線通信制御部47から可搬型外部端末4へと送信させる制御を行う。
データ収集部42は、情報取得部である各種センサ60〜67からのセンサ信号や、情報取得部であるカメラユニット68からの画像信号を、センサI/F部49を介して、所定タイミングごとに定期的に自動収集する。このデータ収集部42によって定期的に収集されたデータは、その都度データ演算部43に対して出力される。
データ演算部43は、データ収集部42から出力される各種の信号のそれぞれを対象として、センサ信号(電圧値など)を、利用者が理解することができる所定の形式(例えば、温度)の環境情報に変換する。このデータ演算部43において形式変換された環境情報は、データ制御部41に対して出力され、データ記憶部44に蓄積される。
データ記憶部44は、データ収集部42により定期的に収集された環境情報を記憶する機能を担っている。データ収集部42により収集されてデータ演算部43によって形式変換された環境情報は、データ制御部41によってこのデータ記憶部44に格納される。データ記憶部44には、収集された環境情報ごとに、例えば、その環境情報を取得した時間や日付などの情報が環境情報に対応付けて記憶される。
データ表示部45は、データ制御部41によって制御されて、データ演算部43から出力される環境情報や、データ収集装置1の現在の動作状況などの各種の情報を表示する。このデータ表示部45が各種情報を表示することによって、作業者は、農地において、環境情報をリアルタイムで閲覧したり、データ収集装置1の動作状況を把握することができる。
無線通信制御部46は、無線通信部48を駆動して電気通信回線2の指定されたアクセスポイントとの間で無線通信を行うことで電気通信回線2にアクセスし、電気通信回線2経由での情報通信を行うものである。また、近距離無線通信制御部47は、無線通信部48を駆動してデータ収集装置1近傍に持ち込まれた可搬型外部端末4との間で近距離無線通信を行って、可搬型外部端末4との情報通信を行うものである。無線通信部48は、無線通信制御部46や近距離無線通信制御部47が無線通信を行うためのアンテナの機能を担っている。
特に本実施形態においては、無線通信制御部46は、データ制御部41による制御のもとで、予め定められた所定周期ごと(例えば24時間ごと)に起動して、データ収集部42で定期的に収集されてデータ記憶部44に蓄積されている環境情報の取出しを促す取出し要求、具体的には、例えば、可搬型外部端末4をデータ収集装置1の近傍に持ち込んで環境情報の取出しを行うことを指示するメッセージなどの取出し要求を生成する。そして、無線通信部48を駆動して、生成した環境情報の取出し要求を例えば所定の外部端末3に宛先を指定した電子メール形式等により、無線通信部48から電気通信回線2の指定されたアクセスポイントへと送信する。この無線通信部48からアクセスポイントに無線送信された環境情報の取出し要求は、電気通信回線2に接続されている所定の外部端末3により受信される。なお、この無線通信制御部46は、環境情報の取出し要求の送信が完了すると無線通信部48への電力供給を遮断して、次の周期でデータ制御部41により起動されるまでの間、動作を停止する。
また、近距離無線通信制御部47は、データ制御部41による制御のもとで、人感センサ69によりデータ収集装置1の近傍に存在する人体が検知されたときに起動し、無線通信部48を駆動して、データ収集装置1の近傍に持ち込まれた可搬型外部端末4との間で近距離無線通信を行う。具体的には、この近距離無線通信制御部47は、まず、可搬型外部端末4に対して当該可搬型外部端末4に割り当てられた固有の識別情報(例えばMacアドレス)の返信を要求するリクエスト信号を、無線通信部48から送信する。そして、このリクエスト信号に対する応答として可搬型外部端末4から識別情報が返信されると、この識別情報が予め指定されている識別情報と一致するか否かを判断し、一致する場合に、データ記憶部44からデータ制御部41により読み出された環境情報、すなわち、データ収集部42により定期的に収集されてデータ記憶部44に蓄積された環境情報を、無線通信部48から可搬型外部端末4へと送信する。なお、この近距離無線通信制御部47は、環境情報の送信が完了すると無線通信部48への電力供給を遮断して、データ制御部41により再び起動されるまでの間、動作を停止する。
センサI/F部49は、環境情報取得部である各種センサ60〜67およびカメラユニット68からの信号を入力し、入力した信号をデータ収集部42へと伝送する。また、このセンサI/F部49は、人感センサ69からのセンサ信号を入力する機能も担っている。
電源部50は、ソーラーパネル,100V電源,12Vバッテリ等の電源から電力の供給を受けることにより、本体ユニット10のシステム各部に電力を供給するとともに、電源状態を制御する機能を担っている。
内部環境制御部51は、外気温変化や雨氷によって本体ユニット10の内部環境が変化することにより、本体ユニット10内部に収容された電子部品(特に、図3に示したCPUボード21)に動作の不具合が生じないように、本体ユニット10の内部環境を制御する機能を担っている。つまり、この内部環境制御部51は、内部環境が予め設定された基準環境範囲内となるように、本体ユニット10の内部環境を計測する内部環境検出部52からの計測結果に基づいて、本体ユニット10の内部環境を調整する内部環境調整部53を制御する。
以上のような本体ユニット10における各部の機能は、本体ユニット10内部に収容された図3に示した各種電子部品によって実現される。具体的には、データ制御部41、データ演算部43、データ記憶部44、無線通信制御部46、近距離無線通信制御部47および内部環境制御部51は、図3に示したCPUボード21によって各々の機能が実現される。また、データ収集部52は、図3に示したデータ収集ボード22によってその機能が実現される。また、データ表示部45は、図3に示した表示ユニット28によってその機能が実現され、無線通信部48は、図示しないアンテナによってその機能が実現される。また、センサI/F部49は、図3に示したセンサインターフェース26によってその機能が実現される。また、電源部50は、図3に示したAC/DC電源23、DC/DC電源24および電源インターフェース27によってその機能が実現される。また、内部環境検出部52は、図3に示した温湿度センサ34によってその機能が実現される。また、内部環境調整部53は、ファン31、ヒータモジュール32、および、冷却モジュール33のいずれか一つ、または、これらの組合せによってその機能が実現される。
このような本体ユニット10には、環境情報を取得する情報取得部として、各種センサ60〜67およびカメラユニット68が接続されている。本実施形態では、センサとしては、温湿度センサ60〜62と、土壌温度センサ63と、土壌水分センサ64と、土壌ECセンサ65と、日射量センサ66と、CO2センサ67とが設けられている。また、特に本実施形態のデータ収集装置1においては、環境情報取得部である各種センサ60〜67やカメラユニット68に加え、データ収集装置1近傍に存在する人体を検知する人感センサ69が本体ユニット10に接続されている。
温湿度センサ60〜62は、温度および湿度を検出するセンサであり、白金測温抵抗体型(温度)および静電容量式高分子ポリマー型(湿度)などを用いることができる。このうち、温湿度センサ60は、図3に示すように、本体ユニット10内部のセンサ用ファン29に近い位置に配置され、このセンサ用ファン29により本体ユニット10内部に取り込まれた空気から、農地における温度および湿度を検出する。また、温湿度センサ61は、本体ユニット10外部の適所に、例えば図2に示したように、支柱12に取り付けられた状態で設置され、農地における温度および湿度を検出する。また、温湿度センサ62は、農地において温湿度センサ61とは異なる箇所に設置されており、その場所の温度および湿度を検出する。
土壌温度センサ63は、農地における土壌温度を検出するセンサである。また、土壌水分センサ64は、農地における土壌水分を検出するセンサであり、例えば、電気抵抗型のセンサを用いることができる。土壌ECセンサ65は、電気伝導度を用いて、農地の土壌中に存在している肥料分の含有傾向を検出するセンサである。日射量センサ66は、地表面上の全天日射量を検出するセンサであり、熱電対型などを用いることができる。CO2センサ67は、CO2濃度を検出するセンサであり、個体高分子型などを用いることができる。
カメラユニット68は、図示を省略するが、カメラ本体と、このカメラ本体を駆動する電源部とを主体に構成されており、これらの要素がハウジングの内部に収容されている。カメラ本体にはCCDやCMOSセンサなどのイメージセンサが設けられており、このイメージセンサで検出した光を電気信号に変換し、画像信号として出力する。電源部は、ソーラーパネル,100V電源,12Vバッテリ等の電源から電力の供給を受けることにより、カメラ本体に電力を供給するとともに、電源状態を制御する機能を担っている。このカメラユニット68は、図2に示したように、例えば支柱12に取り付けられた状態で本体ユニット10外部の適所に設置され、農地および農地における農作物を含む景色を撮像し、これを画像信号として本体ユニット10に対して出力する。
人感センサ69は、データ収集装置1の近傍に存在する人体を検知するためのものであり、例えば赤外線センサなどにより構成される。この人感センサ69のセンサ信号は、環境情報を取得する各種センサ60〜67やカメラユニット68からの信号と同様、センサI/F部49を介して本体ユニット10に入力される。そして、人感センサ69のセンサ信号は、本体ユニット10のデータ制御部41に送られて、近距離無線通信制御部47を起動させるかどうかの判定に用いられる。
次に、以上のように構成される本実施形態のデータ収集装置1において、定期的に収集した環境情報を送信するまでの処理手順について、さらに詳しく説明する。
図5は、本実施形態のデータ収集装置1が電気通信回線2に接続されている所定の外部端末3に対して環境情報の取出し要求を行う際の処理手順を示すフローチャートである。この図5のフローチャートで示す処理は、本体ユニット10のデータ制御部41および無線通信制御部46により実行される処理である。
まず、ステップS101において、データ制御部41がタイマのカウントを開始する。このタイマは、外部端末3に対して環境情報の取出し要求を送信する周期をカウントするためのものであり、例えば24時間でカウントアップするように設定されている。
次に、ステップS102において、データ制御部41がタイマがカウントアップしたかどうかを判定し、タイマがカウントアップしたとき、つまり環境情報の取出し要求を送信するタイミングとなったときに、次のステップS103に移行する。
ステップS103では、データ制御部41が無線通信制御部46を起動させる。
次に、ステップS104において、無線通信制御部46が環境情報の取出し要求を生成するとともに、無線通信部48を駆動して、生成した環境情報の取出し要求を、所定の外部端末3を宛先とした電子メール形式等により、無線通信部48から電気通信回線2のアクセスポイントへと送信する。
そして、環境情報の取出し要求の送信が終了すると、次のステップS105において、無線通信制御部46が動作を停止し、無線通信部48への電力供給が遮断される。
最後に、ステップS106において、データ制御部41がタイマをリセットしてリターンする。
本実施形態のデータ収集装置1では、本体ユニット10のデータ制御部41および無線通信制御部46が以上の処理を実行することにより、データ収集部42により定期的に収集されてデータ記憶部44に蓄積されている環境情報の取出しを促す取出し要求を、電気通信回線2に接続されている所定の外部端末3に対して、予め定められた所定周期ごと(例えば24時間ごと)に送信する。農地の管理者や情報センタの作業者などは、外部端末3により受信された環境情報の取出し要求を確認し、データ収集装置1に環境情報が溜まっていることを認識する。そして、可搬型外部端末4をデータ収集装置1近傍に持ち込んで環境情報の読出しを行う。
図6は、本実施形態のデータ収集装置1が可搬型外部端末4との間で近距離の無線通信を行う際の処理手順を示すフローチャートである。この図6のフローチャートで示す処理は、本体ユニット10のデータ制御部41および近距離無線通信制御部47により実行される処理である。
まず、ステップS201において、データ制御部41が、人感センサ69からのセンサ信号を監視して、データ収集装置1の近傍に人体が存在することを人感センサ69が検知しているか否かを判定する。そして、人感センサ69がデータ収集装置1の近傍に人体が存在することを検知した場合に、次のステップS202に移行する。
ステップS202では、データ制御部41が近距離無線通信制御部47を起動させる。
次に、ステップS203において、近距離無線通信制御部47が、無線通信部48を駆動して、可搬型外部端末4に固有の識別情報(例えばMacアドレス)の返信を要求するリクエスト信号を、無線通信部48から送信する。
次に、ステップS204において、近距離無線通信制御部47が、ステップS202で送信したリクエスト信号への応答として、予め指定されている識別情報と一致する識別情報の返信があったかどうかを判定する。そして、予め指定されている識別情報と一致する識別情報の返信がないまま所定時間が経過した場合(ステップS205でYESの判定の場合)には、ステップS211に処理を移行する。一方、所定時間内に予め指定されている識別情報と一致する識別情報の返信があれば、次のステップS206に移行する。
ステップS206では、データ制御部41がデータ記憶部44に記憶されている環境情報、すなわち、データ収集部42により定期的に収集されてデータ記憶部44に蓄積された環境情報を読み出す。そして、近距離無線通信制御部47が、データ制御部41によりデータ記憶部44から読み出された環境情報を、無線通信部48から可搬型外部端末4へと送信する。
次に、ステップS207において、データ制御部41が近距離無線通信制御部47による環境情報の送信が完了したかどうかを判定し、環境情報の送信が完了したときに、次のステップS208に移行する。
ステップS208では、データ制御部41がデータ送信完了フラグをオンする。このデータ送信完了フラグは、データ記憶部44に対する情報の書込み動作や消去動作を制御するためのフラグであり、データ送信完了フラグがオフのときはデータ記憶部44への情報の書込みは許可されて消去が禁止され、データ送信完了フラグがオンのときはデータ記憶部44に記憶されている情報の消去が許可されて書込みが禁止される。
次に、ステップS209において、データ制御部41が、データ記憶部44に蓄積されている環境情報を消去する。
次に、ステップS210において、データ制御部41がデータ送信完了フラグをオフする。
最後に、ステップS211において、近距離無線通信制御部47が動作を停止し、無線通信部48への電力供給が遮断されてリターンする。
本実施形態のデータ収集装置1では、本体ユニット10のデータ制御部41および近距離無線通信制御部47が以上の処理を実行することにより、データ処理装置1の近傍に可搬型外部端末4が持ち込まれたときに、定期的に収集して蓄積しておいた環境情報をこの可搬型外部端末4に対して送信する。
以上、具体的な例を挙げながら詳細に説明したように、本実施形態のデータ収集装置1は、予め定められた所定周期ごとに電気通信回線2を介して外部端末3に対して環境情報の取出し要求を送信し、この環境情報の取出し要求に応じて可搬型外部端末4がデータ収集装置1の近傍に持ち込まれたときに、定期的に収集されて蓄積された環境情報を可搬型外部端末4に対して送信するようにしている。したがって、このデータ収集装置1によれば、情報通信の頻度を最小限に抑えながら、収集した環境情報の送信を効率的に行うことができ、通信に伴う電力消費を低減することができる。
また、本実施形態のデータ収集装置1によれば、人感センサ69によりデータ収集装置1の近傍に存在する人体が検知されたときに可搬型外部端末4との間での近距離無線通信を開始するようにしているので、必要なときのみ近距離無線通信を行って、不要な通信による電力消費を抑制しながら、可搬型外部端末4が持ち込まれた際には当該可搬型外部端末4に対する環境情報の送信を確実に行うことができる。
また、本実施形態のデータ収集装置1によれば、可搬型外部端末4との間で近距離無線通信を行う際に、当該可搬型外部端末4に対してリクエスト信号を送信し、このリクエスト信号への応答として可搬型外部端末4から予め指定された識別情報が返信された場合に、当該可搬型外部端末4に対して環境情報を送信するようにしているので、権限のない第三者により環境情報が取り出されることを未然に防止することができ、セキュリティ性を確保することができる。
なお、以上説明した実施形態は、本発明の一適用例を例示したものであり、本発明の技術的範囲が以上の実施形態で説明した内容に限定されることを意図するものではない。つまり、本発明の技術的範囲は、以上の実施形態で開示した具体的な技術事項に限らず、この開示から容易に導きうる様々な変形、変更、代替技術なども含むものである。
例えば、上述したデータ収集装置1は、環境情報として農地の画像を撮像するカメラユニット68を備えるが、このカメラユニット68を、防犯のための監視画像を撮像する監視カメラとして利用することも可能である。この場合は、カメラユニット68の起動・停止を人感センサ69による人体検知と連動させて、人感センサ69によりデータ収集装置1近傍の人体が検知されたときにカメラユニット68が起動して監視画像の撮像を開始し、人感センサ69が人体を検知しなくなってから所定時間経過後に、カメラユニット68の動作を停止させることが望ましい。監視カメラとして利用するカメラユニット68の動作をこのように制御すれば、カメラユニット68の不要な消費電力を低減させて、データ収集装置1全体の電力消費量をさらに低減させることができる。
また、上述したデータ収集装置1では、当該データ収集装置1の近傍に持ち込まれた可搬型外部端末4との間で近距離の無線通信を行って、この可搬型外部端末4に対して環境情報を送信するようにしているが、可搬型外部端末4がケーブルを介して当該データ収集装置1に接続された場合に、この可搬型外部端末4との間で有線による通信を行って、この可搬型外部端末4に対して環境情報を送信するようにしてもよい。
また、上述したデータ収集装置1は、農地に設置されて農地における環境情報を収集する構成とされているが、本発明のデータ収集装置はこの例に限定されるものではなく、広く一般的に屋外の環境情報を収集する用途で利用することができる。
1 データ収集装置
2 電気通信回線
3 外部端末
4 可搬型外部端末
10 本体ユニット
41 データ制御部
42 データ収集部
43 データ演算部
44 データ記憶部
45 データ表示部
46 無線通信制御部
47 近距離無線通信制御部
48 無線通信部
60〜67 各種センサ
68 カメラユニット
69 人感センサ
2 電気通信回線
3 外部端末
4 可搬型外部端末
10 本体ユニット
41 データ制御部
42 データ収集部
43 データ演算部
44 データ記憶部
45 データ表示部
46 無線通信制御部
47 近距離無線通信制御部
48 無線通信部
60〜67 各種センサ
68 カメラユニット
69 人感センサ
Claims (4)
- 屋外に設置され、当該設置場所における環境情報を収集するデータ収集装置において、
前記環境情報を定期的に取得する情報取得部と、
前記情報取得部により定期的に取得された環境情報を蓄積する記憶部と、
予め定められた周期で起動して電気通信回線に接続し、当該電気通信回線に接続されている外部端末に対して、環境情報の取出し要求を送信する取出し要求送信部と、
前記設置場所の近傍に持ち込まれた可搬型外部端末との間で通信を行って、前記記憶部に蓄積されている環境情報を前記可搬型外部端末に対して送信する環境情報送信部と、を備えることを特徴とするデータ収集装置。 - 前記設置場所の近傍に存在する人体を検知する人感センサをさらに備え、
前記環境情報送信部は、前記人感センサにより人体が検知されたときに起動して、前記可搬型外部端末との間の通信を開始することを特徴とする請求項1に記載のデータ収集装置。 - 前記環境情報送信部は、前記可搬型外部端末に対してリクエスト信号を送信し、当該リクエスト信号に対する応答として、予め指定された識別情報が前記可搬型外部端末から返信された場合に、前記記憶部に蓄積されている環境情報を前記可搬型外部端末に対して送信することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ収集装置。
- 前記設置場所における監視画像を撮像する監視カメラをさらに備え、
前記監視カメラは、前記人感センサにより人体が検知されたときに起動して前記監視画像を撮像し、前記人感センサによる人体検知が終了した後、動作を停止することを特徴とする請求項2に記載のデータ収集装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008087373A JP2009243904A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | データ収集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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