JP2019074611A - 現像剤補給装置および画像形成装置 - Google Patents

現像剤補給装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像剤収容容器の挿抜方向と駆動伝達部材の接続方向とが異なる構成において、駆動伝達部材の接続および解除を操作部材で行う構成に比べて、操作性を向上させつつ、駆動伝達部材の破損を低減できると現像剤補給装置を提供する。【解決手段】接続位置と非接続位置との移動方向が、容器が現像剤補給装置の本体31に対して着脱される方向と異なる方向に設定された伝達部材47と、容器に設けられた作動部と、現像剤補給装置の本体31に設けられ、容器が本体31に装着された場合に作動部に接触すると共に、開閉部材を開放または閉塞する方向に操作された場合に作動部の移動に伴い伝達部材47を被伝達部材に接続または非接続の位置に移動させる被作動部49eと、を備えた。【選択図】図8

Description

本発明は、現像剤補給装置および画像形成装置に関する。
画像形成装置において、現像剤を補給するための容器、いわゆるトナーカートリッジに関して、以下の特許文献1に記載の技術が従来公知である。
特許文献1としての特開2013−156589号公報には、トナーコンテナ(6)を現像器(12)に装着した状態で、トナーコンテナ(6)に設けられたレバー(26)を操作すると、レバー(26)の動きに連動して、駆動カップリング(116)が伝達用カップリング(66)に対して連結または連結解除される構成が記載されている。特許文献1に記載の構成では、トナーコンテナ(6)が装着部(89)に装着される前は、駆動カップリング(116)が連結位置(飛び出した位置)に位置し、トナーコンテナ(6)の下降に伴って、連結解除位置(引っ込んだ位置)に移動する。そして、レバー(26)を操作することで駆動カップリング(116)が連結位置(飛び出した位置)に移動するように構成されている。
特開2013−156589号公報(「0048」−「0051」、「0071」−「0093」(特に、「0082」−「0089」))
本発明は、現像剤収容容器の挿抜方向と駆動伝達部材の接続方向とが異なる構成において、駆動伝達部材の接続および解除を操作部材で行う構成に比べて、操作性を向上させつつ、駆動伝達部材の破損を低減することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の現像剤補給装置は、
現像剤補給装置の本体に着脱可能に支持され、内部に現像剤を収容する容器と、
前記容器に設けられ、現像剤を前記現像剤補給装置の本体に排出させる開口と、
前記容器に設けられ、回転時に現像剤を前記開口に向けて搬送する搬送部と、
前記開口を開放する開放位置と、前記開口を閉塞する閉塞位置との間で前記容器に移動可能に支持された開閉部材と、
前記容器に支持され、前記搬送部を回転させるための駆動が伝達される被伝達部材と、
前記現像剤補給装置の本体に配置され且つ前記被伝達部材と接続する接続位置と前記被伝達部材と非接続となる非接続位置との間で移動可能に支持され、前記被伝達部材と接続した場合に前記被伝達部材に駆動を伝達する伝達部材であって、前記接続位置と前記非接続位置との移動方向が、前記容器が前記現像剤補給装置の本体に対して着脱される方向と異なる方向に設定された前記伝達部材と、
前記容器に設けられた作動部と、
前記現像剤補給装置の本体に設けられ、容器が本体に装着された場合に前記作動部に接触すると共に、前記開閉部材を開放または閉塞する方向に操作された場合に前記作動部の移動に伴い前記伝達部材を前記被伝達部材に接続または非接続の位置に移動させる被作動部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の現像剤補給装置において、
前記容器の挿入方向の下流側に配置された前記作動部および前記被作動部、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の現像剤補給装置において、
容器の種別に応じて異なる位置に配置された前記作動部および前記被作動部、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の現像剤補給装置において、
前記容器が取り外された状態で前記被作動部の移動を規制する規制部、
を備え、
前記容器が前記現像剤補給装置の本体に装着された場合に、前記容器が前記規制部に接触して、前記規制部による規制が解除される
ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の現像剤補給装置において、
前記被作動部から離れた位置に配置された前記規制部、
を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の現像剤補給装置において、
前記開閉部材の開閉時に前記容器が回転する
ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の現像剤補給装置において、
前記容器と一体的に移動可能な被位置決め部と、
前記現像剤補給装置の本体に設けられ、前記開閉部材が開放位置に移動する方向に容器が操作された場合に前記被位置決め部と接触して前記被伝達部材と伝達部材の回転中心を位置決めする位置決め部と、
を備えたことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項8に記載の発明の画像形成装置は、
像保持体と、
前記像保持体の表面の潜像を現像する現像装置と、
前記現像装置で消費された現像剤を前記現像装置に補給する請求項1ないし7のいずれかに記載の現像剤補給装置と、
前記像保持体の画像を媒体に転写する転写装置と、
媒体の表面の画像を定着する定着装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,8に記載の発明によれば、現像剤収容容器の挿抜方向と駆動伝達部材の接続方向とが異なる構成において、駆動伝達部材の接続および解除を操作部材で行う構成に比べて、操作性を向上させつつ、駆動伝達部材の破損を低減することができる。
請求項2に記載の発明によれば、作動部および被作動部を容器の挿入方向の上流側に配置する場合に比べて、容器の着脱作業が容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、容器の種別が異なる場合に作動部と被作動部がかみ合わず、容器の種別が異なることを利用者が認識することができる。
請求項4に記載の発明によれば、被作動部が誤って移動して、接続位置に伝達部材が移動することが防止される。
請求項5に記載の発明によれば、被作動部に規制部が近い場合に比べて、作業者が被作動部と規制部の両方に触れにくくなり、被作動部が誤って移動することが低減される。
請求項6に記載の発明によれば、直線方向に開閉部材が移動する場合に比べて、必要な空間を小さくすることができる。
請求項7に記載の発明によれば、伝達部材と被伝達部材の回転中心のズレを抑制することができる。
図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。 図2は実施例1のトナーカートリッジが現像剤補給装置の本体に装着され且つ接続位置に移動した状態の説明図である。 図3は実施例1のトナーカートリッジが現像剤補給装置の本体に装着され且つ非接続位置に移動した状態の説明図である。 図4は実施例1のトナーカートリッジを下方から見た斜視図である。 図5は実施例1のトナーカートリッジのホルダ部の要部断面図である。 図6は実施例1のトナーカートリッジの流出口と現像剤補給装置の流入口の部分の断面図であり、図6Aは非接続位置の状態の説明図、図6Bは接続位置の状態の説明図である。 図7は実施例1のカートリッジシャッタの説明図である。 図8は実施例1の現像剤補給装置の説明図である。 図9は実施例の現像剤補給装置のカップリングの周辺の拡大図であり、非接続位置の状態の説明図である。 図10は実施例の現像剤補給装置のカップリングの周辺の拡大図であり、接続位置の状態の説明図である。 図11は実施例1の連動機構の説明図であり、図11Aは接続位置の状態の説明図、図11Bは非接続位置の状態の説明図である。 図12は図11の連動機構の分解図である。 図13は実施例1の連動部材の概略図である。 図14は実施例1の規制部の説明図であり、図14Aは斜視図、図14Bは規制位置の説明図、図14Cは規制解除位置の説明図である。 図15は実施例2の規制部の説明図であり、図15Aは規制位置の状態の説明図、図15Bは規制解除位置に移動した状態の説明図である。 図16は実施例3の位置決め部と被位置決め部の説明図であり、図16Aは補給装置の本体の本体カップリング部分の要部説明図、図16Bはトナーカートリッジのホルダ部の要部説明図、図16Cは非接続位置の状態の説明図、図16Dは接続位置の状態の説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例としての実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は実施例1の画像形成装置の全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例としてのプリンタUは、画像形成装置本体の一例としてのプリンタ本体U1を有する。プリンタ本体U1の上面には、排出部の一例としての排出トレイTRhが形成されている。
実施例1のプリンタUは、制御部の一例としてのコントローラCを有する。コントローラCには、画像処理部GSや、潜像形成回路の一例としてのレーザ駆動回路DL、電源回路Eが電気的に接続されている。したがって、コントローラCは、画像処理部GS等に制御信号が出力可能である。
プリンタUの内部には、像保持体の一例としての感光体PRが回転可能に支持されている。図1、図2において、感光体PRの周囲には、感光体PRの回転方向に沿って、帯電部材の一例としての帯電ロールCR、潜像形成装置LH、現像装置G、転写装置の一例としての転写ロールTr、像保持体用の清掃器の一例としての感光体クリーナCLが配置されている。
なお、実施例1の潜像形成装置LHは、左右方向に沿って、予め設定された間隔で潜像書込素子の一例としてのLED:Light Emitting Diodeが線状に配置された装置、いわゆるLEDヘッドにより構成されている。
現像装置Gの前上方には、現像剤の収容容器の一例としてのトナーカートリッジTCが着脱可能に支持されている。トナーカートリッジTCからの現像剤は、現像装置Gに補給可能に構成されている。
なお、実施例1では、感光体PR、現像装置Gは、像保持体ユニットの一例としてのプロセスユニットUaとして、プリンタ本体U1に対して一体的に着脱可能に構成されている。なお、実施例1のトナーカートリッジTCは、プロセスユニットUaに対して着脱可能に構成されている。したがって、トナーカートリッジTCのみをプリンタ本体U1から着脱することも可能であるし、プロセスユニットUaと一体的にトナーカートリッジTCも着脱することも可能に構成されている。
図1において、プリンタ本体U1の内部には、通過部の一例として、前端から内部に向けて延びるユニット着脱空間U1bが形成されている。ユニット着脱空間U1bを通じて、トナーカートリッジTCやプロセスユニットUaが着脱可能に構成されている。
図1において、プリンタUの下部には、媒体の収容部の一例としての給紙トレイTR1が配置されている。給紙トレイTR1は、プリンタ本体U1に対して、前方に引き出し、挿入可能に構成されている。給紙トレイTR1の前部には、媒体取り出し部材の一例としてのピックアップロールRpが配置されている。
ピックアップロールRpから感光体PRと転写ロールTrとが対向する転写領域Q4に向けて、媒体の搬送路の一例としての給紙路SH1が形成されている。給紙路SH1に沿って、媒体の搬送部材の一例としての搬送ロールRaが配置されている。
また、プリンタUの前部には、手差しトレイTR0が設けられている。実施例1の手差しトレイTR0は、プリンタ本体U1の前カバーU1aを開放することで使用可能となる。手差しトレイTR0から、媒体の搬送路の一例としての手差し路SH0が延びている。手差し路SH0は給紙路SH1に合流している。
転写領域Q4の上流側には、媒体の搬送部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。
転写領域Q4の下流側には、定着装置Fが配置されている。定着装置Fは定着部材の一例としての一対の定着ロールFh,Fpを有し、前記一対の定着ロールFh,Fpの接触領域によって定着領域Q6が形成される。
定着装置Fから排出トレイTRhに向けて、媒体の搬送路の一例としての排紙路SH2が延びている。排紙路SH2の下流端には、排出部材の一例としての排出ロールRhが配置されている。
また、排出ロールRhから、レジロールRrの上流側に向けて、媒体の搬送路の一例としての反転路SH3が延びている。前記手差し路SH0、給紙路SH1、排紙路SH2、反転路SH3により、実施例1の媒体搬送路SHが構成されている。
(画像形成動作の説明)
プリンタUのコントローラCには、外部の情報送信装置の一例としてのホストコンピュータ等から印刷情報が送信される。コントローラCが印刷情報を受信すると画像形成動作が開始される。コントローラCは、印刷情報を画像処理部GSに出力する。画像処理部GSは、印刷情報を潜像形成用の画像情報に変換して、予め設定された時期、すなわち、タイミングで、像書込回路の一例としてのレーザ駆動回路DLに出力する。レーザ駆動回路DLは、入力された画像情報に応じて駆動信号を潜像形成装置LHに出力する。
画像形成動作が開始されると感光体PRが回転を開始する。
帯電ロールCRには、電源回路Eから帯電電圧が印加される。帯電ロールCRと感光体PRとが対向する帯電領域Q1において、帯電ロールCRは感光体PRの表面を帯電させる。
潜像形成装置LHは、書き込み領域Q2において、感光体PRの表面に、画像情報に応じた静電潜像を形成する。
現像装置Gは、現像剤保持体の一例としての現像ロールGaと感光体PRとが対向する現像領域Q3において、感光体PRの静電潜像を、現像ロールGaに保持された現像剤で可視像に現像する。
現像装置Gでの現像剤の消費量に応じて、トナーカートリッジTCから現像装置Gに現像剤が補給される。
ピックアップロールRpは、給紙トレイTR1に収容された記録シートSを送り出す。
送り出された記録シートSは、搬送ロールRaで給紙路SH1を通じて、レジロールRrに送られる。手差しトレイTR0の記録シートSは、手差し路SH0を通じてレジロールRrに送られる。レジロールRrは、感光体PRの表面の画像が転写領域Q4に到達する時期に合わせて、転写領域Q4に記録シートSを搬送する。
転写ロールTrには、電源回路Eから転写電圧が印加される。転写ロールTrは、転写領域Q4を通過する記録シートSに感光体PR上のトナー像を転写する。
感光体クリーナCLは、転写領域Q4の下流側に設定された清掃領域の一例としてのクリーニング領域Q5において、感光体PR表面の残留トナーを除去する。
転写領域Q4においてトナー像が転写された記録シートSは、トナー像が未定着の状態で定着装置Fに搬送される。
定着装置Fは、定着ロールFh,Fpの接触領域である定着領域Q6において、記録シートSの未定着トナー像を定着させる。
トナー像が定着された記録シートSは、排紙路SH2を排出ロールRhに搬送される。
両面印刷を行う場合、排出ロールRhは、記録シートSを反転路SH3に向けて搬送する。反転路SH3を搬送された記録シートSは、レジロールRrに送られ、二面目の印刷が行われる。
印刷が終了した記録シートSは、排出ロールRhにより、排出トレイTRhに排出される。
(現像剤補給装置およびトナーカートリッジの説明)
図2は実施例1のトナーカートリッジが現像剤補給装置の本体に装着され且つ接続位置に移動した状態の説明図である。
図3は実施例1のトナーカートリッジが現像剤補給装置の本体に装着され且つ非接続位置に移動した状態の説明図である。
図4は実施例1のトナーカートリッジを下方から見た斜視図である。
図5は実施例1のトナーカートリッジのホルダ部の要部断面図である。
図2〜図4において、容器の一例としてのトナーカートリッジTCは、容器本体の一例としてのボトル部1を有する。ボトル部1は、中空の円筒状に形成されており、内部に現像剤が収容される。ボトル部1には、螺旋状の搬送部2が形成されている。搬送部2は、ボトル部1の内部に向けて凸状に形成されている。したがって、ボトル部1が回転すると、螺旋状の搬送部2に沿って内部の現像剤が右方に搬送されるように構成されている。
図5において、ボトル部1の右方、すなわち、ボトル部1内の現像剤搬送方向の下流側には、撹拌部の一例としてのフィン部6が固定支持されている。フィン部6は、ボトル部1およびフィン部6の回転軸方向である右方に延びるフィン本体6aを有する。フィン部6には、径方向の中央部に、右方に延びる被伝達部材の支持部6bが形成されている。
フィン部6の外側には、保持部の一例としてのホルダ部11が配置されている。ホルダ部11は中空円筒状に形成されている。図5において、ホルダ部11の右端部には、壁部11aが設けられている。壁部11aには、被伝達部材の一例としてのカートリッジカップリング12が回転可能に支持されている。カートリッジカップリング12の左端は、支持部6bに支持されている。したがって、カートリッジカップリング12、フィン部6およびボトル部1は、ホルダ部11に回転可能に支持されている。
図2〜図4において、実施例1のトナーカートリッジTCでは、ホルダ部11の外周面に、操作部の一例としてのハンドル13が形成されている。実施例1のハンドル13は、ホルダ部11の外周面から外方に延びる板状に形成されている。また、ホルダ部11の外面には、上方の記憶媒体の一例としてのCRUM14が支持されている。CRUM14には、トナーカートリッジTCに関する情報、例えば、トナーカートリッジTCの型番や現像剤の色、累積の回転回数等の情報が記憶されており、図示しない読み取り装置で情報を読み書き可能に構成されている。
図4において、ホルダ部11の右端下部には、作動部の一例としてのリンク突起16が形成されている。実施例1のリンク突起16は、前方に突出する板片状に形成されている。
図3において、ホルダ部11の左部には、被識別部の一例としてのメカキー17が形成されている。メカキー17は、複数の凸部と凹部とを有する櫛歯状に形成されている。メカキー17は、トナーカートリッジTCの機種や色等に応じて凸部と凹部の位置、大きさ、数が異なるように構成されており、トナーカートリッジTCが対応していない機種に誤装着されることを防止するために設けられている。
なお、実施例1では、リンク突起16は、1枚の板片状で構成されているがこれに限定されない。複数の板片状や櫛歯状の構成とすることも可能である。したがって、リンク突起16をメカキーとして使用することも可能であり、リンク突起16とメカキー17の両方で、トナーカートリッジTCの機種等を識別し、誤装着を防止する構成とすることも可能である。
図6は実施例1のトナーカートリッジの流出口と現像剤補給装置の流入口の部分の断面図であり、図6Aは非接続位置の状態の説明図、図6Bは接続位置の状態の説明図である。
図6において、ホルダ部11には、下方に延びる流出部21が形成されている。流出部21には、流路の一例として、内面と外面とを貫通する流出路21aが形成されている。流出路21aの下端には、開口の一例としての流出口21bが形成されている。
図7は実施例1のカートリッジシャッタの説明図である。
流出口21bの外側には、開閉部材の一例としてのカートリッジシャッタ22が支持されている。実施例1のカートリッジシャッタ22は、ホルダ部11の外周面に沿って周方向に移動可能に支持されている。したがって、実施例1のカートリッジシャッタ22は、図6Aに示す流出口21bを閉塞する閉塞位置と、図6Bに示す流出口21bを開放する開放位置との間で移動可能に支持されている。図7において、実施例1のカートリッジシャッタ22は、周方向の前端部に、開閉部材の被位置決め部の一例としての位置決め溝22aが形成されている。
なお、実施例1のトナーカートリッジTCでは、カートリッジシャッタ22の閉塞位置に向けての移動方向の下流側に、ホルダ部11の外周面から外方に突出する突起部23が形成されている。
図8は実施例1の現像剤補給装置の説明図である。
図1〜図3、図6、図8において、トナーカートリッジTCは、現像剤補給装置の本体の一例としてのディスペンサ31に支持されている。ディスペンサ31は、現像装置Gの上部に支持されている。ディスペンサ31は、トナーカートリッジTCのボトル部1を支持するボトルホルダ32を有する。ボトルホルダ32は、左右方向に延びる半円筒状に形成されており、ボトル部1の下面を囲むように配置されている。
ボトルホルダ32の右端部には、トナーカートリッジTCのメカキー17に対応して、識別部の一例としてのメカキー32aが形成されている。ディスペンサ31側のメカキー32aは、トナーカートリッジTCのメカキー17に対応する位置、数、大きさの凸部および凹部を有し、プリンタU用のトナーカートリッジTCの場合は、凸部と凹部が干渉せず装着可能であるが、プリンタU用のトナーカートリッジではない場合、凸部と凹部が干渉して装着できないように構成されている。
図6、図8において、ディスペンサ31の右端部には、流入部33が形成されている。図6において、流入部33には、上下方向に延びる流入路34が形成されている。流入路34の上端には流入口34aが形成されている。流入路34の下端は現像装置Gに接続されている。
図6、図8において、流入口34aには、開閉部材の一例としての本体シャッタ36が配置されている。本体シャッタ36は、トナーカートリッジTCの周方向に沿って移動可能に支持されている。本体シャッタ36は、図6Aに示す流入口34aを閉塞する閉塞位置と、図6Bに示す流入口34aを開放する開放位置との間で移動可能に支持されている。実施例1の本体シャッタ36は、閉塞位置から開放位置に移動する場合、トナーカートリッジTCの回転に伴って、本体シャッタ36が流出部21に押されて開放位置に移動する。また、本体シャッタ36は、開放位置から閉塞位置に移動する場合、トナーカートリッジTCの回転に伴って、突起部23で本体シャッタ36が押されて閉塞位置に移動する。
本体シャッタ36の前側には、停止部の一例としての段差部37が形成されている。段差部37は、図6Aの状態から図6Bの状態にホルダ部11を回転させる際に、カートリッジシャッタ22が突き当たって停止させる。したがって、段差部37で停止したカートリッジシャッタ22は相対的に閉塞位置から開放位置に移動する。段差部37の前側には、現像剤の貯留部の一例としての凹部38が形成されている。凹部38は、シャッタ22,36の開閉時に漏れ出した現像剤が飛散しないように貯留する。
凹部38の前側には、開閉部材の位置決め部の一例としての位置決め突起39が形成されている。位置決め突起39は、カートリッジシャッタ22の位置決め溝22aに対応して形成されている。したがって、トナーカートリッジTCがディスペンサ31に装着される際には、位置決め溝22aが位置決め突起39に嵌り、カートリッジシャッタ22の位置決めがされる。カートリッジシャッタ22が位置決めされない構成では、カートリッジシャッタ22のがたつきでカートリッジシャッタ22が動かず、流出口21bの開閉が行われなかったり、開閉が不十分になる恐れがあるが、実施例1では、これが抑制される。
図9は実施例の現像剤補給装置のカップリングの周辺の拡大図であり、非接続位置の状態の説明図である。
図10は実施例の現像剤補給装置のカップリングの周辺の拡大図であり、接続位置の状態の説明図である。
図11は実施例1の連動機構の説明図であり、図11Aは接続位置の状態の説明図、図11Bは非接続位置の状態の説明図である。
図12は図11の連動機構の分解図である。
図8〜図10において、流入部33の右側には、駆動伝達部41が配置されている。駆動伝達部41はハウジング42を有する。ハウジング42の左端壁42aには、左右方向に延びるカップリング出没口42bが形成されている。カップリング出没口42bの後側には、円弧状のリンク通過溝42cが形成されている。
図11、図12において、ハウジング42の内部には、駆動の伝達部材の一例としてのギア43が配置されている。ギア43には、図示しない駆動源の一例としてのモータから駆動が伝達される。ギア43は、回転軸44に支持されている。回転軸44には、回り止め部の一例としてのキー44aが形成されている。キー44aは、軸方向に延びる突起状に形成されている。
回転軸44には、ギア43の左方に、伝達部材の保持部の一例としてのカップリングホルダ46が支持されている。カップリングホルダ46は、円板状に形成されている。カップリングホルダ46の中央部には回転軸44の貫通孔46aが形成されている。また、カップリングホルダ46の外周部には、被連動部の一例として、径方向の外側に突出するカムフォロア部46bが形成されている。
カップリングホルダ46の左側には、伝達部材の一例としての本体カップリング47が支持されている。実施例1では、本体カップリング47とカップリングホルダ46は一体的に回転可能に構成されている。また、本体カップリング47は、カートリッジカップリング12に噛み合う形状に形成されている。本体カップリング47には、被回り止め部の一例としてのキー溝47aが形成されている。キー溝47aは、キー44aが嵌る溝状に形成されている。したがって、本体カップリング47は、キー44aとキー溝47aにより回転軸44と一体的に回転可能且つ、軸方向に移動可能に支持されている。
カップリングホルダ46とギア43との間には、付勢部材の一例としてのコイルバネ48が支持されている。実施例1のコイルバネ48はカップリングホルダ46を左方に常時押す力を作用させる。
図13は実施例1の連動部材の概略図である。
図11、図12において、カップリングホルダ46の左方には、連動部材の一例としてのリンク部材49が配置されている。図11〜図13において、リンク部材49は、円板状に形成されている。リンク部材49には、本体カップリング47が貫通する貫通孔49aが形成されている。リンク部材49の右面には、連動部の一例としてのカム部49bが形成されている。カム部49bは、リンク部材49の右面から右方に突出して形成されている。カム部49bは、シャッタ22,36が閉塞位置から開放位置に向かうホルダ部11の回転方向Ybに対して、下流側に行くにつれて右方に突出する傾斜面49cを有する。図11に示すように、カム部49bには、カムフォロア部46bが接触するように配置されている。
図8〜図13において、リンク部材49の左面の後側には、被作動部の一例としてのリンクプレート49dが形成されている。リンクプレート49dは、左方に突出する部分円筒状に形成されている。図8〜図10において、リンクプレート49dは、リンク通過溝42cを通過して、左端壁42aよりも左方に延びている。リンクプレート49dには、リンク突起16に対応する位置に、噛合い部の一例としてのリンク溝49eが形成されている。したがって、トナーカートリッジTCがディスペンサ31に装着される際に、リンク突起16がリンク溝49eに嵌るように構成されている。
図13において、リンク部材49の左面の前側には、被規制部の一例としてのロックピン49fが形成されている。ロックピン49fは、左方に突出する突起状に形成されている。
図14は実施例1の規制部の説明図であり、図14Aは斜視図、図14Bは規制位置の説明図、図14Cは規制解除位置の説明図である。
図8〜図10において、ハウジング42の下部の前側には、規制部の一例としてのロックアーム51が配置されている。ロックアーム51は、後端部を基端とする板バネ状に形成されている。ロックアーム51の先端部には、爪部51aが形成されている。爪部51aは、ほとんどが左端壁42aよりも左方に配置されている。爪部51aの右側には、規制部本体の一例としてのロック面51bが形成されている。ロック面51bは、ロックピン49fに対応して配置されている。
トナーカートリッジTCが装着された場合、ホルダ部11の外面が爪部51aに接触して、ロックアーム51が図14Bに示す規制位置から図14Cに示す規制解除位置に弾性変形する。トナーカートリッジTCが取り外された状態では、ロックアーム51が弾性復元して図14Bに示す規制位置に保持される。したがって、ロック面51bがロックピン49fに対面した状態となる。この状態では、リンク部材49が回転しようとしてもロックピン49fがロック面51bに接触して、リンク部材49の回転が規制される。
トナーカートリッジTCとディスペンサ31により、実施例1の現像剤補給装置が構成されている。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1のプリンタUでは、トナーカートリッジTCの交換等で、トナーカートリッジTCがディスペンサ31から取り外されると、図8に示す状態となる。この状態では、本体カップリング47は非接続位置に移動して左端壁42aの内側に収納されている。また、本体シャッタ36も閉塞位置に移動し、ロックアーム51も規制位置に移動している。よって、この状態では、利用者が誤ってディスペンサ31のリンクプレート49dに触れても、ロックアーム51の規制でリンク部材49が回転しない。よって、本体カップリング47が接続位置に誤って移動することが防止される。
仮に、トナーカートリッジTCが取り外された状態で本体カップリング47が接続位置に移動すると、トナーカートリッジTCを装着する際に接続位置に飛び出した本体カップリング47にトナーカートリッジTCが接触する恐れがある。特許文献1に記載の構成では、トナーコンテナが取り外された状態では、駆動カップリングが飛び出している。したがって、トナーコンテナの製造誤差等で、トナーコンテナの装着時にがたつきや隙間が発生する。したがって、駆動カップリングを連結解除位置に移動するためのボスに接触しない恐れがあり、駆動カップリングが引っ込まない恐れがある。また、特許文献1に記載の構成では、トナーコンテナの装着前にレバーが誤って操作されてしまうと、レバー側の部位とボスとが装着時に干渉してしまい、結果として駆動カップリングが引っ込まない問題もある。
したがって、従来の構成では、駆動カップリングが非接続位置(連結解除位置、引っ込んだ位置)に移動しない恐れがある。駆動カップリングが飛び出した状態では、トナーカートリッジTCが装着する際に引っかかって装着できなかったり、本体カップリング47が破損する恐れがある。これに対して、実施例1では、ロックアーム51でリンク部材49の回転にロックがかかっており、トナーカートリッジTCが装着できない等の問題の発生が抑制される。また、特許文献1と異なり、トナーカートリッジTCにレバーのような操作部材が設けられていない。したがって、トナーカートリッジTCの挿抜方向(斜め上下方向)と本体カップリング47の接続方向(左右方向)とが異なる構成において、本体カップリング47の接続および解除を操作部材(レバー)で行う構成に比べて、操作性を向上させつつ、本体カップリング47の破損を低減することが可能である。
特に、実施例1では、ロックアーム51がリンクプレート49dに対して、本体カップリング47の前側と後側に離れて配置されている。ロックアーム51とリンクプレート49dとが近い位置に配置されていると、ロックアーム51に誤って触れた状態でリンクプレート49dにも触れてしまい、リンク部材49が誤って回転する恐れがある。しかし、実施例1では、ロックアーム51とリンクプレート49dが離れて配置されており、同時に触れにくくなっている。したがって、リンク部材49が誤って回転する恐れが低減されている。
図8に示す状態から、トナーカートリッジTCが装着されると、図3、図6Aに示す状態となる。なお、このとき、リンク部材49のリンク溝49eに、トナーカートリッジTCのリンク突起16が嵌った状態となる。また、カートリッジシャッタ22の位置決め溝22aが、ディスペンサ31の位置決め突起39に嵌って、カートリッジシャッタ22の位置決めがされる。また、トナーカートリッジTCの外面にロックアーム51が押されて、規制解除位置に移動する。
図3に示す状態から、利用者がハンドル13を操作して方向Ya(図6参照)に回転させると、ホルダ部11が回転して、図2、図6Bに示す状態となる。このとき、図6A、図6Bに示すように、シャッタ22,36が閉塞位置から開放位置に移動する。よって、図6Bに示すように、トナーカートリッジTCの流出口21bと、ディスペンサ31の流入口34aとが接続される。
また、ホルダ部11の回転に伴って、リンク突起16がリンク部材49を回転させる。したがって、図11A、図11Bに示すように、カム部49bの傾斜面49cに沿ってカムフォロア部46bが相対的に移動して、カップリングホルダ46および本体カップリング47が軸方向に沿って左方に移動する。したがって、図10に示すように本体カップリング47が左端壁42aよりも左方に突出する接続位置に移動する。本体カップリング47が接続位置に移動すると、トナーカートリッジTCのカートリッジカップリング12に噛み合う。したがって、ギア43に駆動が伝達されると、カップリング47,12を介してボトル部1が回転する。よって、トナーカートリッジTCの内部の現像剤が現像装置Gに向けて搬送可能である。
さらに、ホルダ部11が方向Yaへ回転する際に、トナーカートリッジTCがプリンタU用のものでない場合は、ディスペンサ31側のメカキー32aが、トナーカートリッジTCのメカキー17に干渉する。したがって、ホルダ部11を回転させることができなくなる。よって、トナーカートリッジTCの流出口21bと、ディスペンサ31の流入口34aとが誤って接続されることが抑止される。
したがって、実施例1のトナーカートリッジTCでは、ディスペンサ31に装着後にハンドル13を回転させるだけで、シャッタ22,36を開閉する動作に連動して、本体カップリング47が出没して、カートリッジカップリング12に接続されたり、接続が解除されたりする。したがって、操作も容易であり、操作ミスも少ない。さらに、特許文献1に記載の構成のように、トナーカートリッジTCがディスペンサ31から取り外された状態で操作が行われることもない。特許文献1に記載の構成では、トナーコンテナが取り外された状態でレバーが操作されると流出口が開放されることとなり、現像剤が漏れ出す恐れがあるが、実施例1では、レバー自体が設けられておらず、操作部材の誤操作で現像剤が漏れ出すことは抑制される。
なお、実施例1のトナーカートリッジTCでは、リンク溝49eやリンク突起16がトナーカートリッジTCを装着する際の装着方向に対して、奥側、すなわち、下流側に配置されている。したがって、手前側にリンク溝49e等が配置されていると、トナーカートリッジTCの着脱前後にリンク溝49eとリンク突起16の係合、係合解除の操作が必要となる。したがって、操作が増えるとともに、トナーカートリッジTCの着脱においてリンク溝49e等が着脱の妨げになる。これに対して、実施例1ではそのような操作が必要ない。したがって、操作性が向上するとともに、リンク溝49e等がトナーカートリッジTCの着脱の妨げにならない。
また、実施例1のトナーカートリッジTCでは、シャッタ22,36が周方向に沿って移動可能に構成されている。したがって、直線方向に移動する構成に比べて、必要な空間が少なくなっている。
次に本発明の実施例2の説明をするが、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図15は実施例2の規制部の説明図であり、図15Aは規制位置の状態の説明図、図15Bは規制解除位置に移動した状態の説明図である。
図15において、実施例2のディスペンサ31では、実施例1のロックアーム51に替えて、左端壁42aの内部に、ロックピン49fが嵌る凹部61が形成されている。そして、トナーカートリッジTCが装着されていない状態では、図15Aに示すようにリンク部材49がコイルバネ48により外側(左側)に押されている。この状態では、ロックピン49fが凹部61に嵌った状態で保持される。すなわち、リンク部材49の回転が規制される。
図15Aに示す状態ではリンク部材49は、外端部がトナーカートリッジTCの外面に接触する位置に配置されており、トナーカートリッジTCが装着されると、トナーカートリッジTCの外面に押されて、図15Bに示すように内側に移動する。このとき、ロックピン49fが凹部61から外れて、ロックが解除される。したがって、リンク部材49の回転が可能となる。
したがって、実施例2のディスペンサ31でも、トナーカートリッジTCが外れた状態ではリンク部材49が誤って回転することが抑制される。また、トナーカートリッジTCが装着されると、作業者が特に操作を行わなくても、リンク部材49の回転の規制(ロック)が解除される。よって、操作性が向上している。
次に本発明の実施例3の説明をするが、この実施例3の説明において、前記実施例1の構成要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。
この実施例は下記の点で、前記実施例1と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構成される。
図16は実施例3の位置決め部と被位置決め部の説明図であり、図16Aは補給装置の本体の本体カップリング部分の要部説明図、図16Bはトナーカートリッジのホルダ部の要部説明図、図16Cは非接続位置の状態の説明図、図16Dは接続位置の状態の説明図である。
図16Bにおいて、実施例3のトナーカートリッジTCおよびディスペンサ31では、リンク突起16およびリンクプレート49dが実施例1とは異なる。実施例3では、ホルダ部11の右端に、枠部71が形成されている。枠部71は、リンク突起16に替えて、作動部の一例としてのリンク枠部71aを有する。実施例3のリンク枠部71aは部分円弧状に形成されている。リンク枠部71aの両端部には、被案内部の一例としての被ガイド枠部71bが前後一対形成されている。被ガイド枠部71bは、トナーカートリッジTCの装着方向に沿って延びる。被ガイド枠部71bの上端部には、被位置決め部の一例としての被位置決め枠部71cが形成されている。被位置決め枠部71cは、カートリッジカップリング12の回転中心を円弧の中心とする部分円弧状に形成されている。
図16Aにおいて、実施例3のディスペンサ31では、リンクプレート49dおよびリンク溝49eに替えて、被作動部の一例としてのリンク凹部72が形成されている。実施例3のリンク凹部72は、リンク枠部71aの外側を囲む略U字形状に形成されている。
左端壁42aの前側には、位置決めブロック73が形成されている。位置決めブロック73の上下方向の中央部には、位置決め部の一例としての位置決め面73aが形成されている。位置決め面73aは、被位置決め枠部71cの形状に対応する形状に形成され、且つ、本体カップリング47の回転中心を中心とする部分円弧状に形成されている。位置決め面73aの上部には、案内部の一例としてのガイド面73bが形成されている。また、ガイド面73bに対向して、案内部の一例としてのガイドリブ74が左端壁42aに形成されている。
(実施例3の作用)
前記構成を備えた実施例3のプリンタUでは、トナーカートリッジTCが装着される際に、被ガイド枠部71bがガイド面73bおよびガイドリブ74で案内されて図16Cに示す状態に装着される。図16Cに示す状態では、リンク枠部71aがリンク凹部72に嵌った状態となる。そして、トナーカートリッジTCのホルダ部11が回転すると、リンク枠部71aが回転する。したがって、リンク凹部72が一体的に回転してリンク部材49が回転する。よって、本体カップリング47が接続位置に向けて移動する。このとき、実施例3では、ホルダ部11の回転に伴って、被位置決め枠部71cに位置決め面73aが接触する。したがって、枠部71がリンク凹部72と位置決め面73aで挟まれる形となり、枠部71のがたつきが抑えられ、位置決めされる。そして、被位置決め枠部71cと位置決め面73aが、カップリング12,47の回転中心76を中心とする円弧となっており、カップリング12,47の回転中心が位置決めされる。
カップリング12,47の回転軸にがたつきがあると、接続時にきちんとかみ合わなかったり、回転中心のずれで回転に周期的なムラが発生したりする恐れがある。これに対して、実施例3では接続位置ではがたつきが抑えられている。したがって、回転中心76の位置決めがされない場合に比べて、カップリング12,47の噛合い不良や軸ズレによる悪影響が低減される。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H07)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としてのプリンタUを例示したが、これに限定されず、例えば、複写機、FAX、あるいはこれらの複数または全ての機能を有する複合機等により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、プリンタUは、単色の現像剤が使用される構成を例示したが、これに限定されず、例えば、2色以上の多色の画像形成装置にも適用可能である。
(H03)前記実施例において、ボトル部1が回転して現像剤を搬送する容器を例示したが、これに限定されない。ボトル部が回転せず、内部に回転して現像剤を搬送する部材が配置された構成とすることも可能である。
(H04)前記実施例において、シャッタ22,36の形状や移動方向は、実施例に例示した構成に限定されない。例えば、直線方向に移動する構成とすることも可能である。したがって、ホルダ部11の移動方向は回転方向とすることが望ましいが、直線方向とすることも可能である。
(H05)前記実施例において、メカキー17,32aは設けることが望ましいが設けない構成とすることも可能である。また、前述のように、リンク溝49eとリンク突起16をメカキーとすることも可能である。
(H06)前記実施例において、リンク部材49の回転のロックを行う構成として、ロックアーム51や凹部61を例示したが、これに限定されない。回転を規制可能な任意の構成を採用可能である。また、回転を規制する構成を設けることが望ましいが、設けない構成とすることも可能である。
(H07)前記実施例において、現像剤補給装置として現像装置Gの上部に支持された構成を例示したがこれに限定されない。画像形成装置の本体に支持された構成や、トナーカートリッジTCからの現像剤を一時的に貯留して撹拌、搬送し、現像装置に供給するための貯留部、いわゆるリザーブタンクを備えた構成とすることも可能である。
2…搬送部、
12…被伝達部材、
16…作動部、
21b…開口、
22…開閉部材、
31…現像剤補給装置の本体、
47…伝達部材、
49e…被作動部、
51,61…規制部、
71c…被位置決め部、
73a…位置決め部、
F…定着装置、
G…現像装置、
PR…像保持体、
S…媒体、
TC…容器、
TC+31…現像剤補給装置、
Tr…転写装置、
U…画像形成装置。

Claims (8)

  1. 現像剤補給装置の本体に着脱可能に支持され、内部に現像剤を収容する容器と、
    前記容器に設けられ、現像剤を前記現像剤補給装置の本体に排出させる開口と、
    前記容器に設けられ、回転時に現像剤を前記開口に向けて搬送する搬送部と、
    前記開口を開放する開放位置と、前記開口を閉塞する閉塞位置との間で前記容器に移動可能に支持された開閉部材と、
    前記容器に支持され、前記搬送部を回転させるための駆動が伝達される被伝達部材と、
    前記現像剤補給装置の本体に配置され且つ前記被伝達部材と接続する接続位置と前記被伝達部材と非接続となる非接続位置との間で移動可能に支持され、前記被伝達部材と接続した場合に前記被伝達部材に駆動を伝達する伝達部材であって、前記接続位置と前記非接続位置との移動方向が、前記容器が前記現像剤補給装置の本体に対して着脱される方向と異なる方向に設定された前記伝達部材と、
    前記容器に設けられた作動部と、
    前記現像剤補給装置の本体に設けられ、容器が本体に装着された場合に前記作動部に接触すると共に、前記開閉部材を開放または閉塞する方向に操作された場合に前記作動部の移動に伴い前記伝達部材を前記被伝達部材に接続または非接続の位置に移動させる被作動部と、
    を備えたことを特徴とする現像剤補給装置。
  2. 前記容器の挿入方向の下流側に配置された前記作動部および前記被作動部、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の現像剤補給装置。
  3. 容器の種別に応じて異なる位置に配置された前記作動部および前記被作動部、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の現像剤補給装置。
  4. 前記容器が取り外された状態で前記被作動部の移動を規制する規制部、
    を備え、
    前記容器が前記現像剤補給装置の本体に装着された場合に、前記容器が前記規制部に接触して、前記規制部による規制が解除される
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の現像剤補給装置。
  5. 前記被作動部から離れた位置に配置された前記規制部、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の現像剤補給装置。
  6. 前記開閉部材の開閉時に前記容器が回転する
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の現像剤補給装置。
  7. 前記容器と一体的に移動可能な被位置決め部と、
    前記現像剤補給装置の本体に設けられ、前記開閉部材が開放位置に移動する方向に容器が操作された場合に前記被位置決め部と接触して前記被伝達部材と伝達部材の回転中心を位置決めする位置決め部と、
    を備えたことを特徴とする請求項6に記載の現像剤補給装置。
  8. 像保持体と、
    前記像保持体の表面の潜像を現像する現像装置と、
    前記現像装置で消費された現像剤を前記現像装置に補給する請求項1ないし7のいずれかに記載の現像剤補給装置と、
    前記像保持体の画像を媒体に転写する転写装置と、
    媒体の表面の画像を定着する定着装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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