JP2019073940A - 押さえ具 - Google Patents

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【課題】型枠に強固に固定可能な押さえ具を提供する。【解決手段】本発明の押さえ具1は、少なくとも一部が管材130上に配置される押さえ具本体2と、押さえ具本体2を型枠100に固定する楔部材3とを備える。押さえ具本体2は、押さえ具本体2の上方への移動が規制されるよう連結部材110及び型枠100の少なくとも一方に係合する係合部28と、楔部材3を取り付ける取付部26とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、型枠に架設される管材の浮き上がりを抑制する押さえ具に関する。
コンクリート構造物を施工する際に使用される型枠は、隣接する型枠同士が連結部材によって互いに連結されて使用される。特許文献1に開示されているように、型枠の外面側には管材受けが取り付けられており、当該管材受けには、連結された型枠を補強すると共に、直線的に整列(型枠の通り出し)させるために、角パイプまたは丸パイプなどの管材が架設される。そして、型枠が外側に倒れることを防止するため、管材をサポートによって支持することが行われている。しかし、このサポートは、管材をその下方から上方又は斜め上方へ向けて押圧するようにして支持するため、管材が浮き上がってしまう可能性があった。そこで、特許文献1には管材の浮き上がりを抑制する押さえ具が提案されている。
特許文献1は、ピン通し孔(7)が形成された側棧当接部(8)と面板当接部(3)とバタ角当接部(4)とを設けたバタ角固定具を開示している。
実登2543568号公報
ところで、管材の浮き上がりを抑制するために、押さえ具は型枠にがたつきなく強固に固定されることが望ましい。特に、繰り返し使用された型枠には凹みや歪みが生じており、そのような型枠に押さえ具を取り付けると押さえ具ががたつくこと予想されるため、繰り返し使用された型枠に対しても強固に固定することができる押さえ具が求められている。このような点に関し、特許文献1は何ら解決策を示すものではない。
本発明は、型枠に強固に固定可能な押さえ具を提供することを目的とする。
本発明は、
連結部材によって連結された複数の型枠に架設される管材の浮き上がりを抑制する押さえ具であって、
少なくとも一部が前記管材上に配置される押さえ具本体と、
前記押さえ具本体を前記型枠に固定する楔部材と、を備え、
前記押さえ具本体は、当該押さえ具本体の上方への移動が規制されるよう前記連結部材及び前記型枠の少なくとも一方に係合する係合部と、前記楔部材を取り付ける取付部と、を備える、
ことを特徴としている。
本発明の押さえ具では、押さえ具本体の少なくとも一部が管材上に配置され且つ押さえ具本体は上方への移動が規制されているため、押さえ具本体によって管材の浮き上がりを抑制することができる。また、本発明の押さえ具は楔部材を備えているため、楔部材の楔効果によって押さえ具本体を型枠に強固に固定することができ、これにより、より一層管材の浮き上がりを抑制することができる。
本発明の押さえ具において、
前記取付部は開口部であり、
前記楔部材は前記開口部内に挿入され、前記型枠と前記開口部の縁部とに当接することにより前記押さえ具本体を前記型枠に楔留めするよう構成されている、
ことが好ましい。
上記特徴により、楔部材の楔効果によって押さえ具本体を型枠に強固に固定することができる。
本発明の押さえ具において、
前記楔部材は前記押さえ具本体から取り外し不能に取り付けられている、
ことが好ましい。
本発明の押さえ具において、
前記楔部材は、前記押さえ具本体からの抜けを防止する抜け止め部を備える、
ことが好ましい。
上記特徴により、楔部材が押さえ具本体から抜けることがなく、押さえ具本体と楔部材とがバラバラになることがない。これにより、押さえ具本体と楔部材とを別々に準備する必要なくなるため、押さえ具本体を楔部材で固定する作業を迅速に行うことができる。さらに、押さえ具本体と楔部材とを別々に管理する必要がなくなるため、押さえ具の在庫管理が容易になる。
本発明の押さえ具において、
前記楔部材は、前記押さえ具本体を前記型枠に固定する固定位置と、前記押さえ具本体を前記型枠に固定しない非固定位置との間で移動可能であり、
前記楔部材は、当該楔部材を前記固定位置から前記非固定位置へ移動させるために外力が付与される外力被付与部を備える、
ことが好ましい。
上記特徴により、楔部材に外力を付与して、容易に固定位置から非固定位置に移動させることができるようになる。
本発明の押さえ具において、
前記抜け止め部は、前記外力被付与部を兼ねている、
ことが好ましい。
上記特徴により、抜け止め部とは別に外力被付与部を設ける構造と比較して、楔部材を簡素な構造とすることができる。
本発明の押さえ具において、
前記押さえ具本体は、前記管材の外側に配置される、前記管材の外側への移動を規制可能な規制部を備える、
ことが好ましい。
本発明の押さえ具において、
前記規制部は、前記管材の上面よりも下方に延びている、
ことが好ましい。
上記特徴により、規制部によって管材の外側への移動を規制することができる。
本発明の押さえ具によれば、押さえ具本体を楔部材によって型枠に強固に固定することができ、これにより、管材の浮き上がりを抑制することができる。
(a)は押さえ具の斜視図であり、(b)は(a)の反対側から見た斜視図である。 押さえ具の非使用状態の一例を示す斜視図である。 管材として角パイプを使用した、押さえ具の使用状態の斜視図である。 (a)は図3の左側面図、(b)は図3の右側面図である。 図4の管材を丸パイプに変更した側面図であり、(a)は左側面図、(b)は右側面図である。 図5の実施形態(管材として丸パイプを使用)における押さえ具本体の好ましい実施形態を表す左側面図である。 (a)は楔部材が固定位置にあるときの斜視図であり、(b)は楔部材が非固定位置にあるときの斜視図である。 サポートの斜視図である。 押さえ具にサポートを取り付けた状態を表す斜視図である。
本発明について図面を参照しながら説明する。なお、以下で説明する実施形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。本発明は、以下の実施形態に限定されず、その主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
以下では、説明の便宜上、図1(a)の上、下、右上、左下、左上、右下をそれぞれ押さえ具1の上、下、右、左、前、後と表記し、特に断らない限り他の図面でも同様の表記を使用する。
本発明の押さえ具1を説明する前に、図3を参照して型枠100などの構成について説明する。図3は押さえ具1の使用状態を表す斜視図である。型枠100は、例えば住宅用のコンクリート基礎など、コンクリート構造物を施工する際に使用される。型枠100は、平板状の型枠本体101と、型枠本体101の外面側に設けられ、型枠本体101から後方に向けて突出する上下方向に延びるリブ102とを備えている。型枠本体101の長さ方向(左右方向)端部に設けられたリブ102の側面102aには、開口部103(図4(b)参照)が形成されている。隣接する二つの型枠100は、リブ102の開口部103にピン等の連結部材110を挿入することにより連結される。連結部材110には、管材受け120が取り付けられており、管材受け120には管材130が載置される。管材130はその軸方向が型枠100の長さ方向と略平行で、且つ、リブ端面102bに当接するよう配置される。管材130は、図3に示す角パイプの他、例えば丸パイプ(図5参照)なども使用される。
図1から図3を参照して、押さえ具1の構成について説明する。図1(a)および(b)は押さえ具1の斜視図である((b)は(a)の反対側から見た斜視図である)。図3に示すように、押さえ具1を型枠100に取り付けたとき、押さえ具1の上下方向、左右方向及び前後方向は、それぞれ型枠100の高さ方向、長さ方向及び幅方向(厚み方向)と略平行になる。
押さえ具1は、押さえ具本体2と、楔部材3とを備える。
押さえ具本体2は、水平に延びる第一部分21と、第一部分21の左右方向両端からそれぞれ下方に延びる二つの第二部分22(左側の第二部分22a、右側の第二部分22b)と、第二部分22aの先端から下方に延びる第三部分23と、第一部分21の後端から下方に延びる第四部分24と、を備えている。第一部分21は、第二部分22及び第四部分24とそれぞれ略直角を成している。第二部分22aは第二部分22bよりも前方に長く延びている。第四部分24の上下方向長さは第二部分22の上下方向長さよりも短く、したがって、押さえ具本体2の後端には、第四部分24、第二部分22a及び第二部分22bによって開口部25が形成されている。この第四部分24及び開口部25は、後述するサポート140を取り付けるためのサポート取付部として機能する。押さえ具本体2の材質は特に限定されないが、例えば金属材料などを使用することができる。押さえ具本体2は、例えば一枚の板材をプレス加工(折り曲げ加工)することにより作製される。
第二部分22には、前後方向に延びる開口部26(取付部の一例。第二部分22aに形成された開口部26a、第二部分22bに形成された開口部26b)が形成されている。開口部26には楔部材3が挿入される。開口部26bは前方が開口している。開口部26aの前後方向長さは、開口部26bの前後方向長さよりも長くなっている。すなわち、開口部26aの前方縁部は、開口部26bの前方端部よりも前方に位置しており、開口部26aの後方縁部は、開口部26bの後方縁部よりも後方に位置している。これは、後述するように、本実施形態では、幅が右方向に向かうにしたがい次第に小さくなる楔部材3を使用することを想定しており、楔部材3のうち、開口部26aに挿入される部分の幅は、開口部26bに挿入される部分の幅よりも大きいためである。
第二部分22の下端部には、曲面状の凹部221と、二つの平坦部222(222a、222b)とが形成されている。平坦部222aは凹部221の前方端部から前方に延びており、平坦部222bは凹部221の後方端部から後方に延びている。第二部分22aの凹部221と第二部分22bの凹部221は、それぞれ略同じ曲率で且つ前後方向において略同じ位置に形成されている。凹部221は、例えば丸パイプなど、外面が曲面状の管材130の上部が収容可能な形状および曲率に形成されている。
第二部分22の後端には、平坦部222bよりも下方に延びる突起27(規制部の一例)が形成されている。図6を除いた各図の突起27は、管材130として角パイプを使用した場合における、その角パイプの移動を規制することを想定して設けられている。突起27と平坦部222bの後端との間には、Rが付いた曲面状の接続部28が形成されている。突起27は、押さえ具1の使用時に管材130の外面(後方側の面)とわずかな隙間を隔てた位置か又は管材130の外面に当接するような位置で、且つ、先端が管材130の上面よりも下方に位置するよう、形成されている。接続部28の曲率は、角パイプの角部のRと略一致していることが好ましい。管材130が丸パイプである場合に、突起27によって丸パイプの後方への移動を規制する場合には、突起27は丸パイプの中心と同じかそれよりも下方の位置まで延びていることが好ましい(図6参照)。
第三部分23には連結部材110を挿入するための開口部29(係合部の一例)が形成されている。
楔部材3は、本体部31と、本体部31の先端に形成された抜け止め部32とを備える。本体部31は平面視で、右方向に向かうにしたがいその幅が小さくなる台形状であり、抜け止め部32は本体部31の右端に一体的に接続されている。楔部材3は例えば金属製の平面視三角形状の長手状の板材から構成されており、抜け止め部32はその先端部を上方に折り曲げることにより形成することができる。本実施形態では、後述するように、抜け止め部32は外力被付与部も兼ねており、外力被付与部としても機能する。
図2は、楔部材3の非使用状態の一例を示す斜視図である。抜け止め部32の上下方向長さは、楔部材3を開口部26aから引き抜こうとしても、抜け止め部32が押さえ具本体2に引っ掛かることによって抜けないような長さに設定されている。そのため、図2に示すように、楔部材3を押さえ具本体2から引き抜こうとしても、抜け止め部32が第一部分21の前方端部及び第二部分22aに引っ掛かるため、楔部材3は押さえ具本体2から取り外しできないようになっている。
図3から図5及び図7参照して、押さえ具1の使用方法について説明する。図4(a)及び(b)はそれぞれ図3の左側面図及び右側面図である。図5(a)及び(b)はそれぞれ図4の管材130を丸パイプに変更した左側面図及び右側面図である。図7(a)は楔部材3が固定位置に存在するときの斜視図であり、図7(b)は図7(a)の状態から楔部材3が左方向に移動し、楔部材3が非固定位置に存在するときの斜視図である。
押さえ具本体2は、開口部29に連結部材110を挿入することにより、連結部材110に取り付けられる。開口部29が連結部材110と係合することにより、押さえ具本体2が型枠100に対して上下方向及び前後方向に移動しないようなる。連結部材110を開口部29に挿入したとき、第三部分23はリブ側面102aに面している。また、第三部分23の後端はリブ端面102bよりも前方に位置しており、第三部分23はリブ102から後方に突出していない。第一部分21の前方端部及び第二部分22bの前方端部はリブ端面102bに対向している。
第二部分2の下端部は、管材130の上面に配置され、管材130と当接する。図3、図4(a)および(b)に示すように、管材130が角パイプの場合には、平坦部222が管材130の上面に当接する。このとき、接続部28は角パイプの角部に当接し、突起27の前方面は角パイプの外面に当接し、突起27の先端は管材130の上面よりも下方に位置している。図5(a)及び(b)に示すように、管材130が丸パイプの場合には、凹部221が管材130の上面に当接する。
第二部分2の開口部26a及び開口部26bに楔部材3を打ち込むと、楔部材3の本体部31は、リブ端面102b、開口部26aの後方縁部及び開口部26bの後方縁部に当接する。こうして、押さえ具本体2が型枠100に固定される。楔部材3による押さえ具本体2の固定を解除するには、楔部材3の抜け止め部32をハンマ等によって左方向に向けて殴打し、抜け止め部32に外力(衝撃力)を付与する。これにより、楔部材3が左方向に移動し、押さえ具本体2の固定が解除される。
押さえ具本体2は型枠100に対して上方に移動しないように係合されているため、管材130が上方へ移動しようとしても、管材130上に配置された押さえ具本体2によって管材130の上方への移動を規制することができる。さらに、押さえ具本体2は型枠100に対して後方に移動しないように係合されているため、管材130が後方(外側)に移動しようとしても、突起27によって管材130の後方への移動を規制することができる。
押さえ具本体2は凹部221と平坦部222とを備えているため、一つの押さえ具1で角パイプと丸パイプの両方の管材130に対応することができる。
楔部材3を用いることによって、楔効果によって押さえ具本体2を型枠100に強固に固定することができる。これにより、より一層、管材130の浮き上がりを抑制することができる。特に、繰り返し使用され、凹みや歪みが生じている型枠100に押さえ具本体2を取り付ける場合であっても、楔部材3によって押さえ具本体2のがたつきを抑えることができるため、押さえ具本体2を型枠100に強固に固定することができる。
楔部材3は抜け止め部32を備えているため、楔部材3が押さえ具本体2から抜けることがなく、押さえ具本体2と楔部材3とがバラバラになることがない。これにより、押さえ具本体2と楔部材3とを別々に準備する必要なくなるため、押さえ具本体2を楔部材3で固定する作業を迅速に行うことができる。さらに、押さえ具本体2と楔部材3とを別々に管理する必要なくなるため、在庫管理が容易になる。抜け止め部32を折り曲げにより形成することにより、簡単な構造により楔部材3の抜け止めを実現することができる。
楔部材3は叩き代として外力被付与部(抜け止め部32)を有しているため、楔部材3を固定位置から非固定位置に容易に移動させることができる。外力被付与部を折り曲げにより形成することにより、簡単な構造により外力被付与部を形成することができる。
抜け止め部32が外力被付与部も兼ねていることにより、抜け止め部32とは別に外力被付与部を設けた構造の楔部材と比較して、楔部材3を簡素な構造とすることができる。
次に、図8及び図9を参照して、サポート140を押さえ具1に取り付けた実施形態について説明する。図8はサポート140の斜視図であり、図9は押さえ具1にサポート140を取り付けた状態を表す斜視図である。
図8に示すサポート140は型枠100の補強及び通り出し用のサポートである。サポート140は、長尺なサポート本体141と、サポート本体141の長手方向における第一端部側に設けられた固定部142と、サポート本体141の第一端部とは反対側の第二端部側に設けられた連結部143とを備える。固定部142には、杭などの固定部材を挿入するための開口部144が形成されている。サポート140は開口部144に固定部材を挿入し、固定部材を地面に打ち込むことにより地面に固定される。連結部143は、連結部本体143aと、連結部本体143aに形成された上下方向に延びる切欠き143bと、連結部本体143aの上方に所定間隔あけて連結部本体143aに回転可能に接続された回転プレート143cとを備えている。
図9に示すように、サポート140は、連結部本体143aを開口部25に挿入すると共に、切欠き143bに第四部分24を収容し、回転プレート143cを回転させ、第一部分21を連結部本体143aと回転プレート143cとによって挟持することにより押さえ具本体2に取り付けられる。
押さえ具本体2がサポート取付部を備えているため、押さえ具本体2にサポートを取り付けて型枠100の補強及び通り出しを行うことができる。
<変形例>
以下では、押さえ具1の変形例について説明する。既に説明した部材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
第二部分22の下端部には凹部221のみが設けられていてもよい。逆に、第二部分22の下端部には平坦部222のみが設けられていてもよい。
規制部(突起27)によって管材130の後方への移動を規制することを意図する場合には、押さえ具本体2は上方への移動に加えて後方への移動も規制されるよう係合している必要があるが、そのようなことを意図しない場合には押さえ具本体2は必ずしも後方への移動が規制されるよう係合している必要はない。
係合部は、開口部29の形態に限定されない。例えば、押さえ具本体2の一部を連結部材110よりも下方に配置すれば、押さえ具本体2が上方へ移動しようとしても、押さえ具本体2のうち、連結部材110よりも下方に配置された部分が連結部材110に当接するため、押さえ具本体2の上方への移動が規制されることになる。さらに、押さえ具本体2の一部を連結部材110よりも前方に配置すれば、押さえ具本体2が後方に移動しようとしても、押さえ具本体2のうち、連結部材110よりも前方に配置された部分が連結部材110に当接するため、押さえ具本体2の後方への移動が規制されることになる。
係合部は型枠100と係合するようにしてもよい。係合部として、開口部29の代わりに、押さえ具本体2(例えば第三部分23)にピン等を設けるようにし、当該ピンを型枠100に設けられた開口部に挿入し、ピンと型枠100とが係合するようにしてもよい。
楔部材3の抜け止め部32と外力被付与部とは別々の部分として形成されていてもよい。
楔部材3の抜け止め部32は、例えば、本体部31の右端に、本体部31から上方及び下方に延び、且つ、開口部26aの上下方向幅よりも長い部材を溶接等によって取り付けることにより形成することもできる。
1 押さえ具
2 押さえ具本体
21 第一部分
22 第二部分
23 第三部分
24 第四部分
25 開口部
26 開口部(取付部)
27 突起(規制部)
28 接続部
29 開口部(係合部)
3 楔部材
31 本体部
32 抜け止め部(外力被付与部)
100 型枠
101 型枠本体
102 リブ
102a リブ側面
102b リブ端面
110 連結部材
120 管材受け
130 管材
140 サポート

Claims (8)

  1. 連結部材によって連結された複数の型枠に架設される管材の浮き上がりを抑制する押さえ具であって、
    少なくとも一部が前記管材上に配置される押さえ具本体と、
    前記押さえ具本体を前記型枠に固定する楔部材と、を備え、
    前記押さえ具本体は、当該押さえ具本体の上方への移動が規制されるよう前記連結部材及び前記型枠の少なくとも一方に係合する係合部と、前記楔部材を取り付ける取付部と、を備える、
    押さえ具。
  2. 前記取付部は開口部であり、
    前記楔部材は前記開口部内に挿入され、前記型枠と前記開口部の縁部とに当接することにより前記押さえ具本体を前記型枠に楔留めするよう構成されている、
    請求項1に記載の押さえ具。
  3. 前記楔部材は前記押さえ具本体から取り外し不能に取り付けられている、
    請求項1又は2に記載の押さえ具。
  4. 前記楔部材は、前記押さえ具本体からの抜けを防止する抜け止め部を備える、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の押さえ具。
  5. 前記楔部材は、前記押さえ具本体を前記型枠に固定する固定位置と、前記押さえ具本体を前記型枠に固定しない非固定位置との間で移動可能であり、
    前記楔部材は、当該楔部材を前記固定位置から前記非固定位置へ移動させるために外力が付与される外力被付与部を備える、
    請求項4に記載の押さえ具。
  6. 前記抜け止め部は、前記外力被付与部を兼ねている、
    請求項5に記載の押さえ具。
  7. 前記押さえ具本体は、前記管材の外側に配置される、前記管材の外側への移動を規制可能な規制部を備える、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の押さえ具。
  8. 前記規制部は、前記管材の上面よりも下方に延びている、
    請求項7に記載の押さえ具。
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