JP2019071951A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技領域部と画像表示部との位置関係を異ならせることにより、演出の意外性及び自由度を高めることができる遊技機を提供する。【解決手段】遊技機1は、遊技者による遊技が行われる遊技領域部2と、遊技に関連した画像を表示する画像表示部3A,3Bとを備える。画像表示部3A,3Bは、遊技領域部2の後方に位置する内側位置301と、遊技領域部2の後方から外れた外側位置302とに移動可能である。遊技機1は、画像表示部3A,3Bが内側位置301及び外側位置302のいずれにあるときにおいても、遊技者から画像表示部3A,3Bの画像が視認可能であるよう構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、遊技者による遊技が行われる遊技領域部及び画像を表示する画像表示部を備える遊技機に関する。
パチンコ遊技機、スロット遊技機(回胴式遊技機)等の遊技機においては、よりダイナミックで臨場感のある遊技の演出を行うために、画像表示装置、演出照明、演出スイッチ等に種々の工夫がなされている。
例えば、特許文献1の遊技機においては、画像表示手段を第1表示部と第2表示部とから構成し、第2表示部を第1表示部の左右両側に、第1表示部に対して可動する状態で配置している。そして、第2表示部が第1表示部の左右両側に開いた場合と、第2表示部が第1表示部の前方に位置する場合とがあることにより、画像表示手段による演出にメリハリを持たせている。
特開2009−131424号公報
しかしながら、従来の遊技機における画像表示手段(画像表示装置)は、パチンコ、スロット等の遊技が行われる遊技領域部の前方に位置する状態が保たれるか、又は遊技領域部の前方又は後方の位置から外れた状態が保たれる。そして、特許文献1の画像表示手段は、第2表示部が第1表示部の左右両側に開いた場合と、第2表示部が第1表示部の前方に位置する場合とのいずれにおいても、遊技領域部に相当する、スロットのリール装置の前方又は後方から外れた位置にある。従って、遊技機における演出の意外性、演出の自由度を高めるためには更なる工夫が必要とされる。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、遊技領域部と画像表示部との位置関係を異ならせることにより、演出の意外性及び自由度を高めることができる遊技機を提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、遊技者による遊技が行われる遊技領域部と、
前記遊技領域部の前方又は後方に位置する内側位置と、前記遊技領域部の前方又は後方から外れた外側位置とに移動可能であるとともに、画像を表示する画像表示部と、を備え、
前記画像表示部が前記内側位置及び前記外側位置のいずれにあるときにおいても、遊技者から前記画像表示部の前記画像が視認可能である、遊技機にある。
前記一態様の遊技機においては、遊技領域部と画像表示部との位置関係を変化させることが可能であり、画像表示部が、遊技領域部の前方又は後方に位置する内側位置と、遊技領域部の前方又は後方から外れた外側位置とに移動可能である。また、画像表示部が内側位置及び外側位置のいずれにあるときにおいても、遊技者は、画像表示部の画像を視認することができる。そして、遊技領域部と画像表示部との位置関係により、遊技者が、内側位置にある画像表示部の画像を見たときに受ける印象と、外側位置にある画像表示部の画像を見たときに受ける印象とを大きく異ならせることができる。
遊技領域部及び画像表示部は、遊技者が遊技を行う際に注目する部位であり、遊技者に与える印象が強い部位である。特に、画像表示部が内側位置にあるときには、遊技領域部と画像表示部との少なくとも一部が前後に重なる状態になり、画像表示部が外側位置にあるときには、遊技領域部と画像表示部とが前後に重なる面積が減少する。これにより、従来の遊技機にはない遊技領域部と画像表示部との位置関係の変化を形成することができる。そのため、遊技者が演出の意外性を感得しやすいだけでなく、遊技領域部と画像表示部とによる演出の自由度を高めることができる。
それ故、前記一態様の遊技機によれば、遊技領域部と画像表示部との位置関係を異ならせることにより、演出の意外性及び自由度を高めることができる。
「遊技機」には、弾球遊技機、回胴式遊技機等が含まれる。「遊技領域部」とは、弾球遊技機の場合には、遊技球による遊技が行われる領域部のことをいい、遊技球が到達し得る部位及びその内側の部位も含む領域部のことをいう。また、「遊技領域部」とは、回胴式遊技機の場合には、複数のリールの回転による遊技が行われる領域部のことをいう。
画像表示部が内側位置にあるときには、画像表示部の全体又は一部が遊技領域部の前方又は後方に位置する。また、画像表示部が外側位置にあるときには、画像表示部の全体又は一部が遊技領域部の前方又は後方の位置から外れる。また、画像表示部が外側位置にあるときに画像表示部と遊技領域部とが前後に重なる面積は、画像表示部が内側位置にあるときに画像表示部と遊技領域部とが前後に重なる面積よりも小さくなる。
また、画像表示部が内側位置にあるときには、画像表示部が遊技領域部の前方に位置する場合と、画像表示部が遊技領域部の後方に位置する場合とがある。画像表示部が遊技領域部の前方に位置する場合には、画像表示部の画像が直接視認される一方、遊技領域部は、その一部が直接視認されてもよく、画像表示部を透過して間接的に視認されてもよく、画像表示装置の後方に隠されてもよい。また、画像表示部が遊技領域部の後方に位置する場合には、遊技領域部が直接視認される一方、画像表示部は、遊技領域部を透過して間接的に視認される。
実施形態1にかかる、第1表示状態を形成する遊技機を正面から見た状態で示す説明図。 実施形態1にかかる、第1表示状態を形成する遊技機を側方から見た状態で示す断面説明図。 実施形態1にかかる、第1表示状態を形成する遊技機を上方から見た状態で示す断面説明図。 実施形態1にかかる、第2表示状態を形成する遊技機を正面から見た状態で示す説明図。 実施形態1にかかる、第2表示状態を形成する遊技機を側方から見た状態で示す断面説明図。 実施形態1にかかる、第3表示状態を形成する遊技機を正面から見た状態で示す説明図。 実施形態1にかかる、第3表示状態を形成する遊技機を側方から見た状態で示す断面説明図。 実施形態3にかかる、第3表示状態を形成する遊技機を側方から見た状態で示す断面説明図。 実施形態3にかかる、第3表示状態を形成する遊技機を正面から見た状態で示す説明図。
前記一態様の遊技機においては、次の構成を採用してもよい。
遊技領域部は、画像表示部を配置するための開口部(開口穴)を有していないものとすることができる。遊技領域部とは、その外縁の内側に位置する領域全体とすることができる。この場合には、外側位置は、遊技領域部の外縁の外側の位置となる。
また、前記遊技領域部は、可視光を透過させる性質を有する透明性の部材によって形成されており、前記画像表示部は、前記内側位置にあるときに前記遊技領域部の後方に位置するよう構成されており、前記画像表示部が前記内側位置にあるときには、遊技者は、前記遊技領域部を介して、前記画像表示部の前記画像を視認可能であってもよい。この場合には、画像表示部の画像を、遊技領域部を透過して遊技者に視認させることができ、遊技機における画像表示部の配置及び演出の自由度を高めることができる。
また、前記遊技領域部は、前記遊技機の上側又は下側の位置に偏って配置されており、前記画像表示部は、前記遊技機の上下方向に移動可能な第1画像表示部と、前記遊技機の左右方向に並んで一対に配置され、前記左右方向に移動可能な第2画像表示部とから構成されており、前記第1画像表示部が、前記外側位置として、前記遊技領域部の上側又は下側に移動した位置にあるとともに、一対の前記第2画像表示部が、前記外側位置として、前記遊技領域部の左右両側に分かれて移動した位置にある第1表示状態と、前記第1画像表示部が、前記外側位置として、前記遊技領域部の上側又は下側に移動した位置にあるとともに、一対の前記第2画像表示部のうちのいずれか一方又は双方が、前記内側位置として、前記遊技領域部の前方又は後方の位置にある第2表示状態と、前記第1画像表示部が、前記内側位置として、前記遊技領域部の前方又は後方の位置にあるとともに、一対の前記第2画像表示部が、前記外側位置として、前記遊技領域部の左右両側に分かれて移動した位置にある第3表示状態と、を形成可能であってもよい。この場合には、3つの表示状態が形成されることにより、遊技機が別の遊技機に変化したかのようなダイナミックかつ意外性に富んだ演出を行うことができる。
また、前記遊技領域部の前方又は後方に位置する内側位置と、前記遊技領域部の前方又は後方の位置から外れた外側位置とに移動可能であるとともに、前記遊技に関連した演出を行う可動演出体をさらに備え、前記画像表示部が前記内側位置にあるときに、前記可動演出体が前記外側位置に移動して、遊技者から前記可動演出体による演出が視認可能であってもよい。この場合には、遊技機における遊技の演出に可動演出体を用いることにより、遊技の演出の意外性及び趣向性をさらに向上させることができる。
また、前記遊技領域部の後方には、前記内側位置にある、前記第1画像表示部、一対の前記第2画像表示部及び前記可動演出体が前後に重なって配置されるスペースを確保することができる。
この場合には、遊技領域部は、可視光を透過させる性質を有する透明性の部材によって形成することができる。そして、第1画像表示部及び一対の第2画像表示部の少なくとも一方は、遊技領域部を透過して視認することができる。また、内側位置にある可動演出体は、第1画像表示部及び一対の第2画像表示部の少なくとも一方の後方に隠すことができる。
また、前記遊技領域部の後方には、前記内側位置にある前記第1画像表示部及び前記可動演出体の少なくとも一方が、遊技者から視認不能である状態と視認可能である状態とに切り替え可能なシャッター部材が別途配置されていてもよい。
この場合には、シャッター部材を用いることによって、第1画像表示部及び可動演出体の少なくとも一方を、適宜隠すことができる。そして、第1画像表示部及び可動演出体の少なくとも一方を、突如出現したかのように遊技者に対して視認させることができ、遊技の演出の意外性を向上させることができる。
<実施形態1>
前述した遊技機にかかる好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
本形態の遊技機1は、図1〜図3に示すように、遊技者による遊技が行われる遊技領域部2と、遊技に関連した画像を表示する画像表示部3A,3Bとを備える。画像表示部3A,3Bは、遊技領域部2の後方に位置する内側位置301と、遊技領域部2の後方から上下方向H又は左右方向Wに外れた外側位置302とに移動可能である。遊技機1は、画像表示部3A,3Bが内側位置301及び外側位置302のいずれにあるときにおいても、遊技者から画像表示部3A,3Bの画像が視認可能であるよう構成されている。
以下に、本形態の遊技機1について詳説する。
図1及び図2に示すように、本形態の遊技機1は、遊技者によって、遊技領域部2において遊技球を用いた遊技が行われるパチンコ遊技機である。パチンコ遊技機は、外枠、外枠に対して開閉可能な本体枠、本体枠に配置された遊技盤20、本体枠の下側に配置された前面パネル、本体枠に配置された操作ハンドル11、本体枠に配置されて遊技盤20の遊技領域へ遊技球を発射させる発射装置等を備える。遊技領域とは、遊技盤20において、遊技球が到達可能な領域のことをいう。遊技領域には、釘、回転体、入賞口、アウト口等が設けられている。
また、遊技機1の上側の端部には、遊技機1において行われる遊技機種のタイトル(題名)を表示する発光表示部62が配置されている。また、図4に示すように、本体枠における遊技盤20の左右方向Wの両側であって、画像表示部3Bの後方等には、種々の発光演出体13等を配置することができる。また、本形態の遊技機1は、遊技球を貯留するための球皿を有していない。本形態の遊技機1は、所定数の遊技球を封入して遊技を行う封入式遊技機である。
(遊技領域部2)
本形態の遊技領域部2は、遊技盤20の遊技領域として形成されている。従来の遊技機においては、遊技領域内に画像表示部が配置されている。これに対し、本形態の遊技機1においては、画像表示部3A,3Bは、遊技領域部2の外部に配置されて、遊技領域部2の前後に重なる位置と前後に重ならない位置との間で移動可能である。
遊技盤20に、画像表示部に表示される画像を視認するための開口穴が形成される場合には、遊技領域部2は、遊技盤20において遊技領域を区画形成するためのレール部材の内側に位置する領域の全体とすることができる。
本形態の遊技盤20及び遊技領域部2は、遊技機1の下側の位置に偏って配置されている。また、遊技盤20及び遊技領域部2は、固定位置として遊技機1の下側の位置に固定されている。遊技領域部2は、遊技機1の上下方向Hの全体の範囲において、下側の2/3の範囲内、又は下側の1/2の範囲内に形成することができる。また、本形態の遊技領域部2は、円形状に形成されている。
図1〜図3に示すように、本形態の遊技領域部2は、その後方に位置するものが透過して視認できるよう構成されている。具体的には、遊技領域部2を構成する遊技盤20は、可視光を透過させる性質を有する透明性の部材によって形成されている。遊技盤20は、透明又は半透明の樹脂部材によって形成されている。遊技盤20及び遊技領域部2を透明性の部材によって構成することにより、遊技領域部2の後方に位置する画像表示部3A,3B等を、遊技領域部2を透過して遊技者に視認させることができる。これにより、遊技機1における画像表示部3A,3Bの配置及び演出の自由度を高めることができる。
遊技領域部2は、画像表示部3A,3Bを視認可能にするための開口穴を有していないものである。本形態の遊技領域部2は、内部に開口穴等の中抜け部分を有しておらず、遊技領域部2とは、遊技領域部2の外縁(遊技領域を区画形成するレール部材等)の内側に位置する領域全体のことをいう。このことは、遊技機1がパチンコ遊技機である場合でも、スロット遊技機である場合でも同様である。
本形態の画像表示部3A,3Bに表示される画像は、遊技領域部2に設けられた開口部を介して遊技者に視認されることはない。画像表示部3A,3Bに表示される画像は、遊技領域部2の外部に配置された状態で遊技者に直接視認されるか、又は透明性の部材による遊技領域部2を透過して遊技者に間接的に視認される。
なお、遊技機1の前面には、透明のガラス、樹脂等による透明板12が配置されている。また、透明板12は、遊技領域部2が配置されていない、遊技機1の上側の位置であって、第1画像表示部3Aの外側位置302の前方にも配置されている。そして、本形態の画像表示部3A,3Bによる画像は、透明板12を介して視認されることになる。「画像が直接視認される」とは、透明板12を介して画像が視認されることも含めていう。
(画像表示部3A,3B)
図1〜図3に示すように、画像表示部3A,3Bは、遊技機1の上下方向Hに移動可能な第1画像表示部3Aと、遊技機1の左右方向Wに並んで一対に配置され、左右方向Wに移動可能な第2画像表示部3Bとから構成されている。各画像表示部3A,3Bは、液晶モニター等の画像表示装置によって形成されている。本形態の遊技機1においては、第1画像表示部3Aと一対の第2画像表示部3Bとの位置関係によって、3つの表示状態101,102,103を形成可能である。
本形態の第1画像表示部3A及び一対の第2画像表示部3Bは、内側位置301に移動したときには、遊技領域部2の後方に位置する。また、第1画像表示部3A又は一対の第2画像表示部3Bが内側位置301にあるときには、遊技者は、遊技領域部2を介して、第1画像表示部3A又は一対の第2画像表示部3Bに表示される画像を視認可能である。
図1及び図2に示すように、遊技機1の定常時においては、第1画像表示部3Aが外側位置302にあるとともに、一対の第2画像表示部3Bが外側位置302にある第1表示状態101が形成されている。第1画像表示部3Aは、定常時においては、遊技機1の上側に移動した位置にある。また、第1画像表示部3Aは、定常時においては、外側位置302として、遊技領域部2よりも上側に位置して、遊技領域部2の前方又は後方の位置から外れた位置にある。
本形態において、遊技機1の上側の位置とは、遊技機1における上側半分の領域のことをいい、遊技機1の下側の位置とは、遊技機1における下側半分の領域のことをいう。上側半分の領域と下側半分の領域との境界位置は、上下方向Hの適宜位置に設定することができる。
一対の第2画像表示部3Bは、定常時においては、外側位置302として、遊技領域部2の左右方向Wの両側に分かれて(隣接して)配置されている。このとき、図3に示すように、一対の第2画像表示部3Bは、遊技機1の左右方向Wの中心側へ向けて、言い換えれば遊技者に向けて画像を表示するよう、前後方向Dに傾斜して配置されている。
定常時としての第1表示状態101においては、第1画像表示部3Aに表示される画像は、遊技領域部2よりも上側の位置において、遊技者から直接視認可能である。また、一対の第2画像表示部3Bに表示される画像は、遊技領域部2の左右方向Wの両側において、遊技者から直接視認可能である。このとき、遊技者は、遊技領域部2と、一対の第2画像表示部3Bとを別々にそれぞれ視認することができる。また、一対の第2画像表示部3Bによる画像が、遊技領域部2の左右方向Wの両側に広がって表示される。そのため、第1表示状態101においては、遊技機1の広範囲において、第1画像表示部3Aと一対の第2画像表示部3Bとによる画像が表示される。
第1画像表示部3A及び一対の第2画像表示部3Bは、定常時から遊技の状態が進行した進行時に、第2表示状態102又は第3表示状態103を形成する。進行時は、遊技の入賞(当たり)が生じた状態、又は遊技の入賞があった後、さらに大入賞(大当たり)が生じる可能性がある状態等とすることができる。
図4及び図5に示すように、第2表示状態102においては、第1画像表示部3Aは、外側位置302として、遊技領域部2の上側に移動した位置に保たれている。一方、第2表示状態102においては、一対の第2画像表示部3Bは、内側位置301として、遊技領域部2の後方の位置にある。また、一対の第2画像表示部3Bは、遊技機1の下側の位置において左右方向Wに互いに隣接して配置されている。
第1表示状態101から第2表示状態102に切り替わるときには、一対の第2画像表示部3Bが、遊技領域部2の左右方向Wの両側の位置から左右方向Wの中心側へ移動し、内側位置301としての遊技領域部2の後方の位置に配置される。そして、一対の第2画像表示部3Bに表示される画像は、遊技領域部2を透過して、遊技者から間接的に視認可能である。遊技者は、遊技領域部2を視認するときには、遊技領域部2の後方において表示される一対の第2画像表示部3Bの画像も視認することができる。
外側位置302にある第2画像表示部3Bの後方には、発光演出体13が隠されている。第2画像表示部3Bが外側位置302から内側位置301に移動したときには、発光演出体13が遊技者に対して視認可能な状態となる。そして、このときには、発光演出体13を、演出効果として発光させることができる。
図6及び図7に示すように、第3表示状態103が形成されるときには、第1画像表示部3Aは、遊技機1における上側の位置から下側の位置へ移動し、内側位置301として、遊技領域部2の後方に位置する。そして、第1画像表示部3Aに表示される画像は、遊技領域部2を透過して、遊技者から間接的に視認可能である。遊技者は、遊技領域部2を視認するときには、遊技領域部2の後方において表示される第1画像表示部3Aの画像も視認することができる。また、遊技機1の内部においては、第1画像表示部3Aが、遊技機1における上側の位置と下側の位置との間で移動することができるスペースが確保されている。
第1画像表示部3Aは、一対の第2画像表示部3Bが遊技領域部2の左右方向Wの両側に配置された状態において、内側位置301として、遊技領域部2の後方に位置することができる。そして、遊技者から遊技領域部2を透過して第1画像表示部3Aが視認可能になったときに、第1画像表示部3Aによる画像の表示が行われる。
また、第1画像表示部3Aは、内側位置301に移動したときに、遊技領域部2の後方に位置する一対の第2画像表示部3Bのさらに後方に位置することもできる。ただし、第1画像表示部3Aは、一対の第2画像表示部3Bの後方に位置するときには、画像の表示を行わない。
図6に示すように、第3表示状態103が形成されるときには、一対の第2画像表示部3Bは、遊技領域部2の後方の位置から外れ、遊技領域部2の左右方向Wの両側に分かれた位置に配置される。そして、第3表示状態103においては、第1画像表示部3Aと一対の第2画像表示部3Bとが左右方向Wに並び、画像表示部3A,3Bの全体による画像を、左右方向Wに長い連続した範囲に表示することが可能になる。
また、第3表示状態103が形成されたときには、第1画像表示部3Aが遊技機1の下側に位置する遊技領域部2の後方に移動したことにより、遊技機1の上側の位置においては、第1画像表示部3Aの後方に隠されていた部位が視認可能になる。遊技機1の上側の位置であって、第1表示状態101及び第2表示状態102において第1画像表示部3Aの後方に隠される部位には、電飾等による種々の装飾を施しておくことができる。また、この第1画像表示部3Aの後方に隠される部位には、遊技の演出を行う、種々のギミック等の演出装置を配置しておくこともできる。
(可動演出体4)
図2、図3及び図5〜図7に示すように、本形態の遊技機1は、遊技に関連した演出を行う可動演出体4をさらに備える。可動演出体4は、遊技機1における遊技を行う際に、移動、回動等を行って、遊技者の注意を引き付けるために使用される。可動演出体4は、図2及び図5に示すように、遊技領域部2の後方に位置する内側位置401と、図6及び図7に示すように、遊技領域部2の後方の位置から外れた外側位置402とに移動可能である。可動演出体4が、遊技領域部2の後方において遊技者から見えない状態から、遊技領域部2の周辺において遊技者から見える状態に変化することにより、遊技の演出の意外性及び趣向性を向上させることができる。
可動演出体4は、第1画像表示部3Aの上下方向Hへの移動と関連して、上下方向Hへ移動するよう構成されている。遊技機1においては、第1画像表示部3Aが上下方向Hに移動することができるスペースと、可動演出体4が上下方向Hに移動することができるスペースとが確保されている。
図5及び図7に示すように、本形態においては、遊技領域部2の後方には、前方から順に、内側位置301にある一対の第2画像表示部3B、後述するシャッター部材5、内側位置301にある第1画像表示部3A、及び内側位置401にある可動演出体4が配置可能である。第1画像表示部3A及び可動演出体4は、内側位置301,401としての遊技機1の下側の位置と、外側位置302,402としての遊技機1の上側の位置との間で移動可能である。なお、第1画像表示部3A、シャッター部材5、一対の第2画像表示部3B及び可動演出体4が前方から配置される順序は適宜変更されてもよい。
(シャッター部材5)
図1及び図2に示すように、本形態の可動演出体4は、定常時において、遊技機1の下側の位置であって、遊技領域部2の後方の位置に配置されている。遊技機1における遊技領域部2の後方には、内側位置401にある可動演出体4を隠すことが可能なシャッター部材5が配置されている。本形態の遊技領域部2は透明性の部材によって形成されている。そのため、シャッター部材5によって、定常時としての第1表示状態101が形成される際に、遊技者から、遊技領域部2を透過して可動演出体4が見えてしまうことを防止する。
遊技領域部2の後方には、内側位置301にある第1画像表示部3A、内側位置301にある一対の第2画像表示部3B、内側位置401にある可動演出体4、及びシャッター部材5が、前後に重なって配置されるスペースが確保されている。本形態においては、内側位置301にある一対の第2画像表示部3Bは、シャッター部材5の前方に位置し、内側位置301にある第1画像表示部3B及び内側位置401にある可動演出体4は、シャッター部材5の後方に位置する。
また、本形態の遊技機1においては、前側から、第2画像表示部3B、可動演出体として機能するシャッター部材5、第1画像表示部3A、可動演出体4の順に配置されており、画像演出要素と可動演出要素とが交互に重なる多層構造になるように配置されている。この配置状態により、遊技機1におけるスペースを有効に活用することができ、また、遊技における演出を行うための配置のバランスもよく、結果として遊技機1の遊技演出効果を向上させることができる。
図5及び図7に示すように、シャッター部材5は、シャッター部材5を構成する複数のシャッター片51のそれぞれが回動することによって、シャッター部材5の後方に位置する物体、部位等が、視認できるか視認できないかを変更するものである。複数のシャッター片51は、所定の第1方向に向けて並ぶ状態で配置されており、各シャッター片51は、第1方向に直交する第2方向に沿った回動中心軸線を中心に回動するよう構成されている。本形態における第1方向は遊技機1の上下方向Hであり、第2方向は遊技機1の左右方向Wである。なお、第1方向は、例えば、左右方向Wとしてもよく、上下方向H及び左右方向Wに対して傾斜する方向としてもよい。
図5及び図7に示すように、各シャッター片51は、板状の部材によって形成されており、種々の意匠が施されたシャッター表面511と、シャッター表面511に垂直なシャッター端面512とを有する。各シャッター片51は、アクチュエータによって駆動され、閉位置501と、閉位置501から90°回動した開位置502との間で回動可能である。
図2及び図5に示すように、各シャッター片51が閉位置501にあるときには、各シャッター片51のシャッター表面511が遊技機1の上下方向H及び左右方向Wに広がって、遊技者によるシャッター部材5の後方の視界が遮られる。一方、図7に示すように、各シャッター片51が開位置502にあるときには、各シャッター片51のシャッター表面511が向けられる方向が変化して、遊技者によるシャッター部材5の後方の視界が開ける。
図6及び図7に示すように、遊技機1は、第1画像表示部3Aが、遊技領域部2の後方である内側位置301にあるときに、可動演出体4が、遊技領域部2の後方から外れた外側位置402に移動して、遊技者から可動演出体4による演出が視認可能に構成されている。より具体的には、第1画像表示部3Aが遊技領域部2の後方としての遊技機1の下側の位置へ移動したときには、遊技機1の上側の位置には十分なスペースが形成される。
そして、第1画像表示部3Aが遊技機1の下側の位置にあるときに、可動演出体4が遊技機1の上側の位置へ移動し、可動演出体4が遊技者によって視認される。このとき、可動演出体4が遊技に関連した可動演出を行うことによって、意外性のある演出を行うことができる。また、図7に示すように、可動演出体4は、遊技領域部2の後方の位置から外れた外側位置402として、遊技機1の上側の位置へ移動したときには、その全体又は一部が前方へ移動して、可動演出体4の存在を強調することができる。
図2及び図3に示すように、本形態の遊技領域部2が形成された遊技盤20は、その後方において第1画像表示部3A、可動演出体4等が配置されるスペースを大きくとるために、遊技機1における周囲の部位よりも前方に突出して配置されている。また、遊技盤20の前方には、前面パネルが配置されており、前面パネルには、円盤状の遊技領域部2が視認可能な円形状の開口部22が形成されている。この開口部22には、透明板12が配置されている。また、前面パネルにおける開口部22の周縁部には、演出用の照明器具21が円環状に配置されている。
照明器具21は、前面パネルの周縁部において円環状に並ぶ複数の発光ダイオード等の発光源によって形成することができる。そして、複数の発光源から光が照射されるタイミングを制御して、例えば、照射される光が遊技盤20の周りを回転するように照明器具21による光の演出を行うことができる。
(作用効果)
本形態の遊技機1においては、遊技領域部2と第1画像表示部3Aとの位置関係、及び遊技領域部2と一対の第2画像表示部3Bとの位置関係を変化させることが可能である。そして、第1画像表示部3A及び一対の第2画像表示部3Bは、それぞれ遊技領域部2の後方に位置する内側位置301と、遊技領域部2の後方から外れた外側位置302とに移動可能である。
また、遊技領域部2を形成する遊技盤20は透明性の部材によって構成されている。これにより、遊技者は、内側位置301にある第1画像表示部3A、又は内側位置301にある一対の第2画像表示部3Bを、遊技領域部2を透過して間接的に視認することができる。また、遊技者は、外側位置302にある第1画像表示部3A、又は外側位置302にある一対の第2画像表示部3Bを、直接視認することができる。
また、第1画像表示部3A及び一対の第2画像表示部3Bは、遊技領域部2との位置関係が適宜異なる3つの表示状態101,102,103を形成可能である。そして、遊技者が、3つの表示状態101,102,103のそれぞれを見たときに受ける印象を、互いに大きく異ならせることができる。
具体的には、第1画像表示部3A及び一対の第2画像表示部3Bによる第1表示状態101が形成される場合には、遊技者は、遊技機1の上側の位置における、第1画像表示部3Aによる画像表示を直接視認し、遊技機1の下側の位置に配置された遊技領域部2の左右方向Wの両側における、一対の第2画像表示部3Bによる画像表示を直接視認することができる。この場合には、遊技領域部2、第1画像表示部3A及び一対の第2画像表示部3Bのそれぞれが互いに重ならずに三角状に配置され、遊技者は、これらを別々に見ることができる。
また、第1画像表示部3A及び一対の第2画像表示部3Bによる第2表示状態102が形成される場合には、遊技者は、遊技機1の上側の位置における、第1画像表示部3Aによる画像表示を直接視認し、遊技機1の下側の位置における、一対の第2画像表示部3Bによる画像表示を、遊技領域部2を介して間接的に視認することができる。この場合には、遊技者は、遊技機1の上側の位置と下側の位置とを合わせた広範囲において、遊技に関連した画像を見ることができる。また、遊技者は、遊技領域部2と一対の第2画像表示部3Bによる画像表示とを、互いに重なった状態で見ることができる。
また、第1画像表示部3A及び一対の第2画像表示部3Bによる第3表示状態103が形成される場合には、遊技者は、遊技機1の下側の位置における、第1画像表示部3Aによる画像表示を、遊技領域部2を介して間接的に視認し、遊技機1の下側の位置に配置された遊技領域部2の左右方向Wの両側における、一対の第2画像表示部3Bによる画像表示を直接視認することができる。この場合には、遊技領域部2、第1画像表示部3A及び一対の第2画像表示部3Bが遊技機1の下側に集中して配置され、第1画像表示部3Aによる画像表示と、一対の第2画像表示部3Bによる画像表示とが関連したワイド表示を行うことができる。
このように、3つの表示状態101,102,103が形成されるときに、遊技機1の演出によって遊技者が受ける印象はそれぞれ大きく異なる。特に、各画像表示部3A,3Bが遊技領域部2の後方の位置と、後方から外れた位置とに移動することにより、遊技機1が別の遊技機1に変化したかのようなダイナミックかつ意外性に富んだ演出を行うことができる。そして、遊技者は、このダイナミックかつ意外性に富んだ演出を感得することができる。
また、第3表示状態103が形成される場合には、シャッター部材5の開閉を行うことによって、第1画像表示部3Aが遊技領域部2を透過して視認できる状態と、第1画像表示部3Aがシャッター部材5に遮られて視認できない状態とを形成することができる。これによっても、遊技機1における演出に変化を持たせることができる。
また、第3表示状態103が形成される場合には、遊技領域部2の後方に隠されていた可動演出体4を、遊技機1の上側の位置に突如出現させることができる。そして、第1画像表示部3Aと可動演出体4との配置状態を逆転させて、ダイナミックな演出を行うことが可能になる。これにより、遊技機1における遊技の演出の意外性及び趣向性が向上する。また、遊技機1の上側の位置においては、第1画像表示部3Aによる画像表示を行う状態と、可動演出体4による演出を行う状態とを切り替えて形成することができる。これにより、遊技機1における演出の変化を一層顕著にすることができる。また、可動演出体4は、遊技領域部2における遊技の内容に関連して、例えば、大当たりが出るチャンスを示すために、遊技機1の上側の位置に出現させることができる。
本形態の遊技機1においては、遊技領域部2と第1画像表示部3A及び一対の第2画像表示部3Bとの位置関係が変化することにより、遊技者が遊技機1に飽きを感じにくくすることができる。この位置関係の変化は、従来の遊技機1にはないものであり、遊技の演出の意外性及び趣向性を向上させる。
また、各画像表示部3A,3Bは、遊技領域部2との関係において、遊技領域部2の外縁の内側と外側とに移動する。つまり、遊技機1内において、各画像表示部3A,3Bが移動する範囲が広く、遊技機1におけるより広いスペースを利用して各画像表示部3A,3Bによる画像の表示が行われる。これにより、遊技機1における、遊技領域部2と画像表示部3A,3Bとによる演出の自由度を高めることができる。
また、可動演出体4も、遊技領域部2の外縁の内側と外側とに移動する。これにより、可動演出体4の配置の自由度及び可動演出体4による演出の自由度も高めることができる。
本形態の遊技機1においては、遊技領域部2に開口部は形成されておらず、各画像表示部3A,3Bは、開口部に配置されることはない。また、遊技領域部2は、遊技機1の下側半分(又は上側半分)に配置されるものであり、遊技領域部2が配置されていない部位、つまり遊技領域部2の外縁の外側に位置する部位には、大きなスペースが形成される。
そして、各画像表示部3A,3Bは、遊技領域部2の外縁から外側に外れた位置において視認されるか、又は遊技領域部2を透過して視認される。このような遊技領域部2との関係において、各画像表示部3A,3Bによる画像表示の見え方が変化する構成は、本形態の遊技機1に特有のものである。
それ故、本形態の遊技機1によれば、遊技領域部2と各画像表示部3A,3Bとの位置関係を異ならせることにより、演出の意外性及び自由度を高めることができる。
なお、例えば、遊技盤20の遊技領域の一部に、第1画像表示部3Aを配置するための開口穴が形成されている場合には、遊技領域部2は、開口穴も含む遊技領域の全体とすることができる。
<実施形態2>
本形態は、1つの画像表示部を用いた遊技機1について示す。
図示は省略するが、本形態の画像表示部は、内側位置301にあるときに遊技領域部2の後方に位置するよう構成されている。遊技領域部2は、遊技機1の下側の位置に配置されている。画像表示部は、遊技機1の下側の位置にあるときには、内側位置301として遊技領域部2の後方に重なって配置され、遊技機1の上側の位置にあるときには、外側位置302として遊技領域部2の後方から外れた位置に配置される。
本形態においては、画像表示部の構成が、実施形態1の場合に比べて簡単である。また、画像表示部の画像は、遊技機1の下側の位置にあるときには、遊技領域部2を透過して視認され、遊技機1の上側の位置にあるときには、直接視認される。これにより、従来の遊技機1にはない遊技領域部2と画像表示部との位置関係の変化を形成することができる。そのため、遊技者が演出の意外性を感得しやすいだけでなく、遊技領域部2と画像表示部とによる演出の自由度を高めることができる。
本形態の遊技機1におけるその他の構成は、実施形態1の場合と同様にすることができ、実施形態1の場合と同様の作用効果を得ることができる。また、本形態においても、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素は、実施形態1の場合と同様である。
<実施形態3>
本形態は、遊技機1における他の変形例を示す。
図8に示すように、遊技領域部2の前方には、初期位置601から、遊技領域部2の前方へ突出した突出位置602へ移動することができる演出ボタン61を配置することができる。演出ボタン61は、遊技機1における遊技に関連して、アクチュエータの動作を受けて所定のタイミングで初期位置601から突出位置602へ移動し、遊技者による押込み操作を受けて、突出位置602から初期位置601へ戻される。
演出ボタン61は、遊技領域部2の前方に位置する、透明のガラス、樹脂等からなる透明板611と、透明板611の外周部に一体的に設けられるとともに、遊技領域部2の外縁部に配置される環状の枠部612とによって構成される。枠部612には、発光ダイオード等の複数の発光源を配置し、複数の発光源は、適宜タイミング及び種々のパターンで発光させることができる。
図8に示すように、演出ボタン61が突出位置602へ移動したときには、いずれかの画像表示部3A,3B又は透明板611には、遊技者に演出ボタン61を押すことを促す表示をすることができる。例えば、透明板611は、板面方向(表面に沿った方向)又は板面方向に近い方向から光が当たったときに、文字、図形等が浮かび上がるいわゆるイルミパネルとしてもよい。この場合には、透明板611には、レーザーカット等によって光を反射させる溝が形成され、演出ボタン61の枠部612には、板面方向へ光を照射する発光源が配置される。
また、図8及び図9に示すように、実施形態1に示したシャッター部材5は、可動演出体として、遊技領域部2の後方に位置する内側位置503と、遊技領域部2の後方から外れた外側位置504とに可動することができる。この場合、シャッター部材5には、遊技者へ向けて光を照射する照明器具52を配置する。そして、第1画像表示部3Aが内側位置301にあるときに、シャッター部材5が内側位置503から外側位置504に移動して、シャッター部材5の照明器具52による演出を遊技者に視認させることができる。同各図においては、シャッター部材5が外側位置504に移動した状態を示す。
また、シャッター部材5は、第1画像表示部3Aが、外側位置302として遊技機1の上側の位置にあるときには、内側位置503にあり、第1画像表示部3Aが、内側位置301として遊技機1の下側の位置に移動したときに、外側位置504として遊技機1の上側の位置へ移動するよう構成されている。シャッター部材5は、前述した可動演出体4と同様の作用効果を発揮することができる。
また、シャッター部材5は、演出ボタン61が遊技者によって突出位置602から初期位置601へ押し込まれたときに、内側位置503から外側位置504へ移動するよう構成することができる。また、シャッター部材5が外側位置504へ移動するときには、一対の第2画像表示部3Bを、遊技領域部2の周縁部の外側の外側位置302から、遊技領域部2の後方の内側位置301へ移動させることができる。
また、シャッター部材5に設ける照明器具52は、遊技機1の上側の位置に出現する円形状のサーチライトを形成するように配置されている。また、遊技機1の上側の端部には、サーチライトの上枠部分を形成するための装飾部材53が、遊技者から視認できない位置に配置されている。装飾部材53は、発光表示部62の後方に隠しておくことができる。
そして、シャッター部材5が外側位置504に配置されるときには、発光表示部62が遊技機1の上方に向けて突出移動することによって装飾部材53が出現し、シャッター部材5と装飾部材53とによって円形状のサーチライトが形成されるようにする。これにより、大きなサーチライトを形成することができ、サーチライトの出現により、遊技者に与えるインパクトを大きくし、遊技の趣向性をより向上させることができる。
図9に示すように、遊技機1の上側の端部には、遊技機1において行われる遊技のタイトル(題名)を表示する発光表示部62が配置されている。この発光表示部62は、発光ダイオード等の発光源による光を照射するものとすることができる。また、発光表示部62は、アクチュエータの動作を受けて、遊技機1の上側の端部に位置する初期位置603と、遊技機1の上側の位置における第1画像表示部3Aの前方の位置、又は遊技機1の上方へ突出した位置としての動作位置604との間で移動可能にすることができる。
また、発光表示部62は、初期位置603から動作位置604へ移動したときには、表示するタイトルが複数に分割されるよう構成することができる。また、複数に分割された発光表示部62の間には、発光ダイオード等の発光源63による光が発せられるようにすることができる。
また、シャッター部材5によるサーチライトを出現させるタイミングと、発光表示部62が動作位置604へ移動するタイミングとを合わせることができる。これにより、遊技者に与えるインパクト及び遊技の趣向性をさらに向上させることができる。
また、図示は省略するが、遊技機1の上側の位置における第1画像表示部3Aの前方には、透明のガラス、樹脂等によって形成された中央透明板を配置することができる。中央透明板は、板面方向又は板面方向に近い方向から光が当たったときに、文字、図形等が浮かび上がるいわゆるイルミパネルとすることができる。また、中央透明板の左右には、中央透明板と同様の構成のイルミパネルを用いて形成された一対の左右透明板を斜めに向けて配置することができる。この場合には、中央透明板と一対の左右透明板とによって、三面鏡の状態が形成される。
中央透明板及び一対の左右透明板は、同じタイミングで発光させることができる。また、中央透明板及び一対の左右透明板は、例えば、左側透明板、右側透明板、中央透明板の順にステップアップ式に発光させることもできる。また、中央透明板及び一対の左右透明板は、第1画像表示部3Aが、遊技領域部2の後方としての内側位置301に移動した状態において発光させることができる。また、タイトルを表示する発光表示部62は、中央透明板及び一対の左右透明板が発光するタイミングに合わせて、初期位置から動作位置へ移動し、表示するタイトルが複数に分割される動作を行ってもよい。
また、図示は省略するが、画像表示部(画像表示部が、第1画像表示部3Aと一対の第2画像表示部3Bとからなる場合も含む。)は、内側位置301において遊技領域部2の前方に位置することもできる。この場合には、遊技領域部2の、前後方向Dに直交する表面の面積を、画像表示部の、前後方向Dに直交する表面の面積よりも大きくし、遊技領域部2の一部が画像表示部の後方に隠れるとともに、遊技領域部2の残部が画像表示部の周囲において視認可能にすることができる。また、この場合には、画像表示部をフィルム状であって光透過型の透明モニターから構成するときには、遊技領域部2は、画像表示部を透過して視認することができる。
また、図示は省略するが、遊技領域部2は、遊技機1の上側の位置に配置されていてもよい。この場合には、第1画像表示部3A及び一対の第2画像表示部3Bは、内側位置301としての遊技機1の上側の位置と、外側位置302としての遊技機1の下側の位置とに移動することができる。この場合にも、前述した遊技領域部2が遊技機1の下側の位置に配置されている場合と同様の作用効果を得ることができる。
また、遊技機1は、スロット遊技機としてもよい。この場合には、遊技領域部2は、数字、文字、図柄等が表示された、複数(3つ等)の回転可能なリールが左右方向Wに並ぶ領域部とすることができる。また、この場合の遊技領域部2は、可視光を通過させなくてもよい。
また、遊技機1は、本形態に示した封入式遊技機とするのではなく、遊技者によって供給される遊技球を貯留可能な球皿が設けられた、一般的な弾球遊技機としてもよい。この場合には、球皿は、遊技機1の前面において、操作ハンドル11の左側に配置される。
本発明は、各実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてさらに異なる実施形態を構成することが可能である。また、本発明は、様々な変形例、均等範囲内の変形例等を含む。
1 遊技機
101 第1表示状態
102 第2表示状態
103 第3表示状態
2 遊技領域部
20 遊技盤
3A,3B 画像表示部
4 可動演出体
5 シャッター部材

Claims (4)

  1. 遊技者による遊技が行われる遊技領域部と、
    前記遊技領域部の前方又は後方に位置する内側位置と、前記遊技領域部の前方又は後方から外れた外側位置とに移動可能であるとともに、画像を表示する画像表示部と、を備え、
    前記画像表示部が前記内側位置及び前記外側位置のいずれにあるときにおいても、遊技者から前記画像表示部の前記画像が視認可能である、遊技機。
  2. 前記遊技領域部は、可視光を透過させる性質を有する透明性の部材によって形成されており、
    前記画像表示部は、前記内側位置にあるときに前記遊技領域部の後方に位置するよう構成されており、
    前記画像表示部が前記内側位置にあるときには、遊技者は、前記遊技領域部を介して、前記画像表示部の前記画像を視認可能である、請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技領域部は、前記遊技機の上側又は下側の位置に偏って配置されており、
    前記画像表示部は、前記遊技機の上下方向に移動可能な第1画像表示部と、前記遊技機の左右方向に並んで一対に配置され、前記左右方向に移動可能な第2画像表示部とから構成されており、
    前記第1画像表示部が、前記外側位置として、前記遊技領域部の上側又は下側に移動した位置にあるとともに、一対の前記第2画像表示部が、前記外側位置として、前記遊技領域部の左右両側に分かれて移動した位置にある第1表示状態と、
    前記第1画像表示部が、前記外側位置として、前記遊技領域部の上側又は下側に移動した位置にあるとともに、一対の前記第2画像表示部のうちのいずれか一方又は双方が、前記内側位置として、前記遊技領域部の前方又は後方の位置にある第2表示状態と、
    前記第1画像表示部が、前記内側位置として、前記遊技領域部の前方又は後方の位置にあるとともに、一対の前記第2画像表示部が、前記外側位置として、前記遊技領域部の左右両側に分かれて移動した位置にある第3表示状態と、を形成可能である、請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記遊技領域部の前方又は後方に位置する内側位置と、前記遊技領域部の前方又は後方の位置から外れた外側位置とに移動可能であるとともに、前記遊技に関連した演出を行う可動演出体をさらに備え、
    前記画像表示部が前記内側位置にあるときに、前記可動演出体が前記外側位置に移動して、遊技者から前記可動演出体による演出が視認可能である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機。
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