JP2019071835A - 刈取機 - Google Patents

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Abstract

【課題】刈刃によって茶樹から刈り取られた茶葉等の刈取対象物を確実に搬送することのできる刈取機を提供する。【解決手段】主吹出口32dが、刈刃21の後方において刈刃21に沿って形成され、補助吹出口32eが、主吹出口32dの上方において、刈刃21の延びる方向における所定位置に設けられている。これにより、刈刃21によって刈り取とられた茶葉を主吹出口32d及び補助吹出口32eから吹き出された空気によって収容部40まで確実に搬送することができるので、茶葉の収穫量の増加を図ることが可能となる。【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、畝状の茶樹に沿って移動しながら茶樹から茶葉を刈り取る刈取機に関するものである。
従来、この種の刈取機としては、畝状の茶樹に沿って走行する走行体と、茶樹から茶葉を刈り取る刈刃と、刈刃の上方に端部開口が設けられ、刈刃によって刈り取られた茶葉を所定の放出位置に向かって案内する搬送ダクトと、搬送ダクト内において茶葉を搬送する空気の流れを生じさせる送風手段と、を備え、送風手段によって送られる空気を上方に吹き出す空気吹出口が、搬送ダクトの下方且つ刈刃の後方において、刈刃に沿って形成されているものが知られている(例えば、引用文献1参照)。
前記刈取機の搬送ダクトとしては、端部開口の上方において、分岐してそれぞれ上方に延びるとともに、互いに走行体の幅方向に配置された一対の搬送路を有するものがある。
また、前記刈取機のその他の種類の搬送ダクトとしては、端部開口の上方において、端部開口から上方の所定位置まで幅方向寸法が徐々に小さく形成された上方に延びる1つの搬送路を有するものがある。
特開2010−11785号公報
一対の搬送路を有する搬送ダクトでは、一対の搬送路の間に分岐部が形成されることになる。このため、一対の搬送路を有する搬送ダクトを備えた刈取機では、刈り取られた茶葉の全長が長い場合に、茶葉が分岐部に引っ掛かることがあり、刈刃によって刈り取られた茶葉の全てを所定の放出位置に向かって搬送することができない状態が生じ得る。
また、1つの搬送路を有する搬送ダクトでは、幅方向寸法が上方に向かって小さくなっているため、幅方向両外側における空気の流速は早くなる。一方、1つの搬送路を有する搬送ダクトでは、幅方向中央部側における空気の流速が、幅方向両外側の空気の流速と比較して遅いため、幅方向中央部側を通る茶葉を所定の放出位置に向かって搬送することができない状態が生じ得る。
本発明の目的とするところは、刈刃によって茶樹から刈り取られた茶葉等の刈取対象物を確実に搬送することのできる刈取機を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために、畝を跨いで走行する走行体と、畝から刈取対象物を刈り取る刈刃と、刈刃の上方に端部開口が設けられ、刈刃によって刈り取られた刈取対象物を所定の放出位置に向かって案内する搬送ダクトと、搬送ダクト内において刈取対象物を搬送する空気の流れを生じさせる送風手段と、を備え、搬送ダクトの下方には、送風手段によって送られる空気を上方に吹き出す主吹出口及び補助吹出口が設けられ、主吹出口は、刈刃の後方において刈刃に沿って形成され、補助吹出口は、主吹出口の上方において、刈刃の延びる方向における所定位置に設けられている。
これにより、刈取対象物の上方への搬送が困難となる刈刃の延びる方向の所定位置において、主吹出口及び補助吹出口から吹き出された空気によって刈取対象物が搬送されることから、刈刃によって刈り取られた刈取対象物が所定の放出位置まで確実に搬送される。
本発明によれば、刈刃によって刈り取られた刈取対象物を主吹出口及び補助吹出口から吹き出される空気によって確実に所定の放出位置まで確実に搬送することができるので、刈取対象物の収穫量の増加を図ることが可能となる。
本発明の一実施形態を示す刈取機の側面図である。 刈取機の正面図である。 刈取装置及び搬送装置の要部斜視図である。 刈取装置及び搬送装置の要部側面断面図である。 第1ダクト部材内の空気の流れを示す図である。 本発明の他の実施形態を示す刈取装置及び搬送装置の要部斜視図である。 第1ダクト部材内の空気の流れを示す図である。
図1乃至図5は、本発明の一実施形態を示すものである。
本発明の刈取機1は、搭乗したオペレータの操作によって走行しながら畝状の茶樹から刈取対象物としての茶葉の刈り取りを行うものである。刈取機1は、図1に示すように、畝状の茶樹を跨いで茶樹の延びる方向に沿って走行するための走行体10と、茶樹から茶葉を刈り取るための刈取装置20と、刈取装置20によって刈り取られた茶葉を所定の放出位置まで搬送するための搬送装置30と、搬送装置30によって搬送された茶葉を収容するための放出位置としての収容部40と、刈取装置20、後述する送風機を除く搬送装置30及び収容部40を上下方向に移動させる昇降装置50と、を備えている。
走行体10は、上部側に位置する本体11と、本体11の幅方向両側からそれぞれ下方に延びる一対の脚部12と、脚部12の下端部に設けられた走行装置13と、を備えている。
本体11は、図1及び図2に示すように、水平面状に形成された床部11aを有している。
床部11aの右側の前部には、オペレータが刈取機1の動作に関する操作入力を行う操作入力部11bが設けられ、操作入力部11bの後方には、操作入力部11bを操作するオペレータが着座するシート11cが設けられている。また、床部11aの左側には、走行体10、刈取装置20、搬送装置30及び昇降装置50の動力源となるエンジン14が設けられている。さらに、床部11aにおける操作入力部11bとエンジン14との間には、搬送装置30を構成する後述する送風機が設けられている。
一対の脚部12は、図1に示すように、それぞれ、本体11の幅方向両側の前側から下方に延びる前側部材12aと、後側から下方に延びる後側部材12bと、前側部材12aの下端部と後側部材12bの下端部とを互いに連結する連結部材12cと、を有している。
また、一対の脚部12は、それぞれ本体11に対して幅方向に移動自在に支持されている。一対の脚部12は、例えば、各脚部12側に固定されたラックと、本体11側に回転自在に支持されたピニオンと、からなる脚部連動機構によって互い連動する。一対の脚部12は、油圧モータで脚部連動機構のピニオンを駆動させることによって互いの間隔の調整が可能である。
走行装置13は、図1に示すように、各脚部12の下端側の前側に設けられた駆動輪13aと、各脚部12の下端側の後側に設けられた従動輪13bと、駆動輪13a及び従動輪13bに巻き掛けられたゴム製または金属製のクローラ13cと、を有している。走行装置13は、駆動輪13aを油圧モータ13dによって駆動させることにより、駆動輪13a及び従動輪13bに巻き掛けられたクローラ13cを回転させる。
刈取装置20は、図2に示すように、一対の脚部12の間を幅方向に延びる上下一対の刈刃21と、一対の刈刃21をそれぞれ幅方向に往復動させるための油圧モータと、を有している。一対の刈刃21は、それぞれ幅方向に延びる櫛形の刃であり、一対の刈刃21をそれぞれ往復動させることで茶葉を挟み切る。一対の刈刃21は、それぞれ長手方向の両端部に対して中央部が上方に位置する円弧状に形成されている。
搬送装置30は、図1及び図2に示すように、刈刃21によって刈り取られた茶葉を収容部40に搬送する空気の流れを生じさせるための送風手段としての送風機31と、送風機31から吐出された空気を流入させるための空気流入ダクト32と、刈刃21で刈り取られた茶葉を後方に移動させるための幅方向一対の回転ブラシ33と、刈刃21で刈り取られた茶葉を上方且つ後方に案内するための搬送ダクト34と、を有している。
送風機31は、エンジン14の動力によって駆動する多翼ファンであり、図2に示すように、本体11の床部11aにおける操作入力部11bとエンジン14との間に設けられている。送風機31は、空気の吐出口が後方に向くように床部11aに配置されている。
空気流入ダクト32は、刈刃21の長手方向の寸法よりもやや大きい幅寸法を有し、図4に示すように、刈刃21の後方に設けられている。空気流入ダクト32の上面部は、幅方向両端側に対して幅方向中央部側が上方に張り出す円弧状に形成され、幅方向中央部に送風機31が吐出した空気を取り込むための空気取込口32aが設けられている。送風機31の空気の吐出口と空気取込口32aとは、可撓性を有するフレキシブルダクト32bによって接続されている。フレキシブルダクト32bは、搬送ダクト34の後述する一対の第2ダクト部材の間に配置されている。空気流入ダクト32の下端側には、幅方向にわたって空気の流路が前方に延びる延出部32cが形成され、延出部32cが搬送ダクト34の下方に位置している。搬送ダクト34の下方に位置する延出部32cの上面には、幅方向にわたって開口が上方に臨む主吹出口32dが設けられている。
一対の回転ブラシ33は、図2に示すように、それぞれ、回転軸33aと、各回転軸33aの外周部に設けられた複数のブラシユニット33bと、とからなる。一対の回転ブラシ33は、互いに走行体10の幅方向に並べて配置され、各回転軸33aが、走行体10の幅方向外側から幅方向中央部側に向かって斜め上方に延びるように、刈刃21の上方に位置する枠部材33cに回転自在に支持されている。一対の回転ブラシ33の各回転軸33aは、走行体10の幅方向中央部側の端部同士が例えばユニバーサルジョイントによって連結されており、一方の回転軸33aを油圧モータによって回転させることにより他方の回転軸33aが連動して回転する。また、複数のブラシユニット33bは、それぞれ基台に毛材が取り付けられた部材であり、回転軸33aの軸方向に重複することなく配置されるとともに、回転軸33aの周方向に互いに間隔をおいて配置される。ブラシユニット33bは、毛材の先端部が刈刃21に近接する回転位置において、毛材の先端部が刈刃21の円弧形状に沿う毛材の長さ寸法となっている。
搬送ダクト34は、図1及び図2に示すように、刈刃21の上方からやや後方に傾斜しながら上方に延びると共に上部側において走行体10の幅方向に搬送路が分岐した第1ダクト部材34aと、第1ダクト部材34aの上部において分岐した搬送路のそれぞれに接続されて後方に傾斜しながら上方に延びる一対の第2ダクト部材34bと、一対の第2ダクト部材34bのそれぞれの端部と収容部40の上部とを接続する一対の第3ダクト部材34cと、を有している。
第1ダクト部材34aは、下側の幅寸法が空気流入ダクト32の幅寸法と略同一であり、図4に示すように、刈刃21の上方且つ空気流入ダクト32の前側に設けられている。第1ダクト部材34aは、刈刃21に対して上方に所定の間隔をおいた位置に茶葉を流入させるための端部開口としての流入口34a1が設けられている。第1ダクト部材34aは、図3に示すように、流入口34a1から上方に向かって幅寸法が徐々に小さく形成されるとともに、幅方向の中央部に設けられた分岐部34a2によって茶葉の搬送路が幅方向に分岐して上方に延びている。
また、第1ダクト部材34aの流入口34a1の後端部と主吹出口32dの後側との間には、図3及び図4に示すように、幅方向にわたって後板部35が設けられている。後板部35は、空気流入ダクト32の前面側に位置する部材である。
さらに、後板部35における刈刃21の延びる方向の所定位置には、主吹出口32dから上方に間隔をおいて、空気流入ダクト32を流通する空気の一部を上方に吹き出すための4つの補助吹出口32eが設けられている。4つの補助吹出口32eは、それぞれ第1ダクト部材34aの幅方向における分岐部34a2の近傍に設けられている。具体的には、4つの補助吹出口32eが、分岐部34a2の幅方向両側にそれぞれ2つずつ配置されている。
補助吹出口32eは、後板部35に形成されている。補助吹出口32eは、頂角を下方に向けた二等辺三角形状の補助吹出口用開口部35aを後板部35に形成し、補助吹出口用開口部35aを吹出口形成板35bによって前方から覆うことにより形成される。吹出口形成板35bは、幅方向の中央部が下方から上方に向かって徐々に前方に張り出すように形成され、補助吹出口用開口部35aを前方から覆った状態で、補助吹出口用開口部35aを上方に向けている。吹出口形成板35bは、前方に突出する寸法及び幅方向の寸法が上端部から下方に向かって徐々に小さくなる。
収容部40は、外周部に通気孔を有する板状部材が配置された箱状の部材からなり、上部の前面に搬送ダクト34の一対の第3ダクト部材34cの端部が接続されている。収容部40は、上部を回転中心として昇降装置50に対して回転自在に支持されており、油圧シリンダ41によって後方に回転させることにより、内部に収容された茶葉を下方に放出する。
昇降装置50は、一対の脚部12の後側部材12bに設けられている。昇降装置50には、刈取装置20、送風機31を除く搬送装置30及び収容部40が支持されており、油圧シリンダの駆動によって刈取装置20、送風機31を除く搬送装置30及び収容部40を上下方向に移動させる。
以上のように構成された刈取機1において、茶樹から茶葉を刈り取る作業を行う場合に、オペレータは、まず、茶樹の幅に合わせて一対の脚部12の間隔を調整するとともに、昇降装置50を駆動させて茶樹の高さに合わせて刈刃21の高さを調整する。次に、オペレータは、刈刃21、一対の回転ブラシ33及び送風機31を駆動させて茶葉の刈り取り作業を行う。
刈刃21によって茶樹から刈り取られた茶葉は、回転ブラシ33によって後方に送られると共に、送風機31から吐出されて空気流入ダクト32を介して主吹出口32d及び補助吹出口32eから上方に吹き出された空気によって上方に送られる。主吹出口32d及び補助吹出口32eから吹き出された空気によって上方に送られた茶葉は、搬送ダクト34を通って一対の第3ダクト部材34cの端部から後方に放出され、収容部40内に収容される。
ここで、搬送ダクト34の第1ダクト部材34a内において、収容部40に向かって搬送される茶葉は、刈り取られた全長が長い場合に、分岐部34a2に引っ掛かり易くなる。しかし、第1ダクト部材34a内の分岐部34a2の幅方向両外側は、図5に示すように、主吹出口32dから上方に吹き出した空気に加えて、補助吹出口32eから上方に吹き出した空気が流通するため、空気の流量が多くなる。このため、第1ダクト部材34a内において、分岐部34a2に向かって送られた茶葉は、主吹出口32dから吹き出した空気及び補助吹出口32eから吹き出した空気によって分岐部34a2よりも上方に搬送されることになり、分岐部34a2における引っ掛かりが抑制される。
このように、本実施形態の刈取機によれば、主吹出口32dが、刈刃21の後方において刈刃21に沿って形成され、補助吹出口32eが、主吹出口32dの上方において、刈刃21の延びる方向における所定位置に設けられている。
これにより、刈刃21によって刈り取とられた茶葉を主吹出口32d及び補助吹出口32eから吹き出された空気によって収容部40まで確実に搬送することができるので、茶葉の収穫量の増加を図ることが可能となる。
また、搬送ダクト34の第1ダクト部材34aは、流入口34a1の上方において、分岐してそれぞれ上方に延びるとともに、互いに走行体10の幅方向に配置された一対の搬送路を有し、補助吹出口32eは、複数の搬送路の間に位置する分岐部34a2の近傍に配置されている。
これにより、刈り取られた茶葉の搬送が妨げられる箇所である分岐部34a2において、主吹出口32d及び補助吹出口32eから吹き出される空気によって茶葉を分岐部34a2よりも上方に移動させて収容部40まで確実に搬送することが可能となる。
また、搬送ダクト34の第1ダクト部材34aの流入口34a1の後端部と主吹出口32dの後側との間に位置する後板部35に、補助吹出口32eが形成されている。
これにより、補助吹出口32eから吹き出す空気を後板部35に沿って流通させることが可能となるので、後板部35の近傍に到達した茶葉を確実に上方に搬送することが可能となる。
また、補助吹出口32eは、後板部35に補助吹出口用開口部35aを形成し、補助吹出口用開口部35aを前方から覆うとともに、前方に張り出させることで、上部が開放される吹出口形成板35bによって形成されている。
これにより、補助吹出口32eの空気の吹き出し方向を、後板部35の前面に沿う方向とすることができるので、後板部35の近傍に到達した茶葉を後板部35の前面に沿って搬送することが可能となる。
また、吹出口形成板35bは、上端部から下方に向かって前方に突出する寸法が徐々に小さくなる。
これにより、補助吹出口32eの下方において主吹出口32dから吹き出される空気を、吹出口形成板35bの外面に沿って流通させることが可能となり、主吹出口32dから吐出された空気の流れの乱れを抑制することが可能となる。
図6及び図7は、本発明の他の実施形態を示すものである。尚、前記実施形態と同様の構成部分には同一の符号を付して示す。
本実施形態の搬送ダクト34の第1ダクト部材34dには、刈刃21に対して上方に所定の間隔をおいた位置に茶葉を流入させるための端部開口としての流入口34d1が設けられている。第1ダクト部材34dは、流入口34d1から上方に向かって幅寸法が徐々に小さく形成された1つの搬送路が上方に延びている。また、第1ダクト部材34dの上端部には、1つの第2ダクト部材34bが接続されている。さらに、第2ダクト部材34bの上端部には、1つの第3ダクト部材34cが接続されている。
ここで、フレキシブルダクト32bは、1つの第2ダクト部材34bの幅方向一方の外側を通されて、送風機31の空気の吐出口と空気流入ダクト32の空気取込口32aとを接続している。
また、補助吹出口32eは、主吹出口32dから上方に間隔をおいて、後板部35における第1ダクト部材34dの搬送路の幅方向中央部側に複数設けられている。具体的には、4つの補助吹出口32eが、第1ダクト部材34dの搬送路の幅方向中央部側において、互いに幅方向に間隔をおいて配置されている。
以上のように構成された刈取機1において、主吹出口32dから吹き出される空気は、主吹出口32dの延びる方向にわたって均一に上方に吹き出されるが、上方に向かうに従って、第1ダクト部材34dの幅方向外側と比較して幅方向中央部側の流速が遅くなる。しかし、第1ダクト部材34dの幅方向中央部側には、主吹出口32dから上方に吹き出した空気に加えて、補助吹出口32eから上方に吹き出した空気が流通する。このため、第1ダクト部材34dの幅方向中央部側を流通する空気は、補助吹出口32eから吹き出される空気によって流速の低下が抑制される。したがって、第1ダクト部材34d内において、刈り取られた茶葉は、第1ダクト部材34dの幅方向にわたって偏りなく上方に向かって搬送されることになる。
このように、本実施形態の刈取機によれば、前記実施形態と同様に、刈刃21によって刈り取った茶葉を主吹出口32d及び補助吹出口32eから吹き出される空気によって収容部40まで確実に搬送することができるので、茶葉の収穫量の増加を図ることが可能となる。
また、搬送ダクト34の第1ダクト部材34dは、流入口34d1の上方において、流入口34d1から上方の所定位置まで幅方向寸法が徐々に小さく形成された上方に延びる1つの搬送路を有し、補助吹出口32eは、搬送路の幅方向中央部側に配置されている。
これにより、第1ダクト部材34d内において、幅方向中央部側を流通する空気の流速の低下を抑制することが可能となるので、刈り取られた茶葉を第1ダクト部材34dの幅方向にわたって偏りなく上方に搬送することが可能となる。
尚、前記実施形態では、刈取機として茶樹から茶葉を刈り取るものを示したが、例えば紫蘇の葉等、茶葉以外の植物の葉を刈り取るものに適用することが可能である。
また、前記実施形態では、幅方向両端側に対して幅方向中央部が上方に位置するように円弧状の形状を有する刈刃21を示したが、例えば幅方向にわたって直線状の刈刃であってもよい。
また、前記実施形態では、搬送ダクト34の第1ダクト部材34dとして、幅方向一対の搬送路に分岐したもの、及び、1つの搬送路としたもの、を示したが、第1ダクト部材34dは、3以上の搬送路に分岐したものとしてもよい。
また、前記実施形態では、クローラ式の走行装置13を示したが、これに限られるものではなく、タイヤで走行するものや敷設されたレール上を走行する走行装置であってもよい。
また、前記実施形態では、補助吹出口32eを、後板部35に設けられた補助吹出口用開口部35a及び吹出口形成板35bとから形成したものを示したが、これに限られるものではない。例えば、後板部に補助吹出口用開口部を設け、補助吹出口用開口部の後側に空気を上方に案内する部材を設けて、補助吹出口用開口部から上方に空気を吹き出すようにしてもよい。
また、前記実施形態では、4つの補助吹出口32eを、主吹出口32dの上方において、第1ダクト部材34aの幅方向における分岐部34a2の近傍に設けたものや、第1ダクト部材34dの搬送路の幅方向中央部側に設けたものを示したが、これに限られるものではない。補助吹出口は、主吹出口32dの上方において、第1ダクト部材の幅方向における茶葉が引っ掛かり易い部分の近傍や、第1ダクト部材の幅方向における空気の流速が遅くなる部分に必要な数を配置すればよく、前記実施形態に示す補助吹出口32eの数及び位置に限られない。
1…刈取機、10…走行体、20…刈取装置、21…刈刃、30…搬送装置、31…送風機、32d…主吹出口、32e…補助吹出口、34…搬送ダクト、34a…第1ダクト部材、34a1…流入口、34d…第1ダクト部材、35…後板部、35a…補助吹出口用開口部、35b…吹出口形成板。

Claims (6)

  1. 畝を跨いで走行する走行体と、
    畝から刈取対象物を刈り取る刈刃と、
    刈刃の上方に端部開口が設けられ、刈刃によって刈り取られた刈取対象物を所定の放出位置に向かって案内する搬送ダクトと、
    搬送ダクト内において刈取対象物を搬送する空気の流れを生じさせる送風手段と、を備え、
    搬送ダクトの下方には、送風手段によって送られる空気を上方に吹き出す主吹出口及び補助吹出口が設けられ、
    主吹出口は、刈刃の後方において刈刃に沿って形成され、
    補助吹出口は、主吹出口の上方において、刈刃の延びる方向における所定位置に設けられている
    刈取機。
  2. 搬送ダクトは、端部開口の上方において、分岐してそれぞれ上方に延びるとともに、互いに走行体の幅方向に配置された複数の搬送路を有し、
    補助吹出口は、複数の搬送路の間に位置する分岐部の近傍に配置されている
    請求項1に記載の刈取機。
  3. 搬送ダクトは、端部開口の上方において、端部開口から上方の所定位置まで幅方向寸法が徐々に小さく形成された上方に延びる1つの搬送路を有し、
    補助吹出口は、搬送路の幅方向中央部側に配置されている
    請求項1に記載の刈取機。
  4. 搬送ダクトの端部開口の後端部と主吹出口の後側との間には、後板部が設けられ、
    補助吹出口は、後板部に設けられている
    請求項1乃至3のいずれかに記載の刈取機。
  5. 補助吹出口は、後板部に補助吹出口用開口部を形成し、補助吹出口用開口部を前方から覆うとともに、前方に張り出させることで、上部が開放される吹出口形成板によって形成されている
    請求項4に記載の刈取機。
  6. 吹出口形成板は、上端部から下方に向かって前方に突出する寸法が徐々に小さくなる
    請求項5に記載の刈取機。
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Citations (8)

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