JP2019070350A - 内燃機関の排気浄化装置の異常診断装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置の異常診断装置 Download PDF

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徹 木所
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誠人 小木曽
健 白澤
Ken Shirasawa
健 白澤
憲治 古井
Kenji Furui
憲治 古井
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Abstract

【課題】還元剤の供給異常を診断するときの診断精度を向上すること。【解決手段】添加弁から還元剤が供給されている期間において圧力検出装置により検出される還元剤の圧力の最小値が圧力閾値よりも大きい場合に、異常診断を実施する条件が成立していると判定する判定部と、判定部によって異常診断を実施する条件が成立していると判定された場合に、添加弁から還元を供給したときの圧力検出装置によって検出される還元剤の圧力低下量に基づいて、異常診断を実施する診断部と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置の異常診断装置に関する。
アンモニアを還元剤として使用することで、内燃機関からの排気中に含まれるNOxを浄化する選択還元型NOx触媒(以下、単に「NOx触媒」という。)が知られている。このNOx触媒よりも上流側には、排気中にアンモニア又はアンモニアの前駆体を添加する添加弁等が設置される。アンモニアの前駆体としては、尿素を例示できる。以下、アンモニアの前駆体またはアンモニアをまとめて「還元剤」ともいう。
添加弁から還元剤を供給する際には、還元剤を吐出するポンプの回転速度に基づいたフィードバック制御が行われる。ここで、上記ポンプの回転速度を一定に維持しつつ上記フィードバック制御を停止させ、その状態で還元剤を供給したときの還元剤通路内の圧力低下量に基づいて、還元剤供給装置の異常診断を実施する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
米国特許出願公開第2015/104363号明細書
内燃機関の停止後には、排気および周辺部品から添加弁が熱を受けることで、内燃機関の作動中よりも添加弁の温度が一時的に上昇する。このときに、還元剤が添加弁内に存在すると、添加弁内で還元剤から析出物が発生することがあり、この析出物が添加弁内の摺動部の摩耗や添加弁の詰まりの原因となる。さらに、内燃機関の停止後の添加弁の温度上昇により、添加弁内部で還元剤が加水分解されてアンモニアが発生することがある。このアンモニアにより、添加弁が腐食する虞がある。このため、内燃機関の停止後に添加弁及び還元剤通路内の還元剤をタンクまで吸い戻すことが行われている。
還元剤をタンクまで吸い戻すときに、添加弁及び還元剤通路内には排気通路内のガスが吸い込まれるため、内燃機関の再始動時には添加弁及び還元剤通路内にガスが残存している。このガスは、内燃機関の始動後から徐々に添加弁及び還元剤通路から排出されるが、全てのガスが排出されるまでにはある程度の時間がかかる。ここで、添加弁及び還元剤通路内にガスが存在していると、還元剤供給時の還元剤通路内の圧力低下量に影響するため、この圧力低下量に基づいて還元剤供給装置の異常診断を実施すると、誤診断の虞がある。
本発明は、上記したような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、還元剤の供給異常を診断するときの診断精度を向上することにある。
本発明の態様の一つは、内燃機関の排気通路に設けられ還元剤を用いて排気を浄化する触媒と、還元剤を前記触媒へ供給する添加弁と、還元剤を吐出するポンプと、前記ポンプと前記添加弁とを接続して還元剤が流通する還元剤通路と、前記還元剤通路において還元剤の圧力を検出する圧力検出装置と、を備えた内燃機関の排気浄化装置の異常診断を実施する装置である内燃機関の排気浄化装置の異常診断装置において、前記添加弁から還元剤
が供給されている期間において前記圧力検出装置により検出される還元剤の圧力の最小値が圧力閾値よりも大きい場合に、前記異常診断を実施する条件が成立していると判定する判定部と、前記判定部によって前記異常診断を実施する条件が成立していると判定された場合に、前記添加弁から還元剤を供給したときの前記圧力検出装置によって検出される還元剤の圧力低下量に基づいて、前記異常診断を実施する診断部と、を備える内燃機関の排気浄化装置の異常診断装置である。
また、本発明の態様の一つは、内燃機関の排気通路に設けられ還元剤を用いて排気を浄化する触媒と、還元剤を前記触媒へ供給する添加弁と、還元剤を吐出するポンプと、前記ポンプと前記添加弁とを接続して還元剤が流通する還元剤通路と、前記還元剤通路において還元剤の圧力を検出する圧力検出装置と、を備えた内燃機関の排気浄化装置の異常を診断する装置である内燃機関の排気浄化装置の異常診断装置において、前記添加弁へ与えられる還元剤供給量の指令値を算出する指令値算出部と、前記内燃機関の始動開始時点からの前記指令値算出部により算出される還元剤供給量の指令値の積算値が所定積算値以上である場合に、前記異常診断を実施する条件が成立していると判定する判定部と、前記判定部によって前記異常診断を実施する条件が成立していると判定された場合に、前記添加弁から還元剤を供給したときの前記圧力検出装置によって検出される還元剤の圧力低下量に基づいて、前記異常診断を実施する診断部と、を備える内燃機関の排気浄化装置の異常診断装置である。
本発明によれば、還元剤の供給異常を診断するときの診断精度を向上することができる。
実施例に係る内燃機関と、その吸気系及び排気系と、の概略構成を示す図である。 指令供給量を求めるためのブロック図である。 還元剤供給制御のフローを示したフローチャートである。 還元剤通路内にガスが存在している場合と存在していない場合との還元剤供給時の還元剤圧力を比較するための図である。 実施例1に係る還元剤供給装置の異常診断を実施するか否かを判定するフローを示したフローチャートである。 還元剤供給装置の異常診断のフローを示したフローチャートである。 実施例2に係る還元剤供給装置の異常診断を実施するか否かを判定するフローを示したフローチャートである。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1は、本実施例に係る内燃機関と、その吸気系及び排気系と、の概略構成を示す図である。内燃機関1は車両駆動用のディーゼルエンジンである。ただし、内燃機関1はガソリンエンジンであってもよい。内燃機関1には排気通路2が接続されている。排気通路2には、アンモニアを還元剤として排気中のNOxを選択還元する選択還元型NOx触媒3(以下、「NOx触媒3」という。)が設けられている。
NOx触媒3よりも上流の排気通路2には、NOx触媒3へ還元剤を供給する還元剤供給装置4が設けられている。還元剤供給装置4は、タンク41、添加弁42、還元剤通路43、ポンプ44、圧力センサ45、リターン通路47、チェック弁48を備えている。
タンク41は、尿素水を貯留している。添加弁42はNOx触媒3よりも上流の排気通路2に取り付けられて尿素水を噴射する。還元剤通路43は、タンク41と添加弁42とを接続して尿素水を流通させる。添加弁42から供給された尿素水は、排気の熱またはNOx触媒3からの熱により加水分解されてアンモニアとなり、NOx触媒3に吸着する。このアンモニアは、NOx触媒3において還元剤として利用される。なお、以下では、アンモニア及び尿素水をまとめて還元剤と称する。
ポンプ44は、還元剤通路43がタンク41に接続される箇所に設けられており還元剤を吐出する。なお、ポンプ44は、タンク41内に設置してもよい。ポンプ44は、電動ポンプであり、電力を供給することで回転する。このポンプ44は、回転速度を変化させることにより還元剤の吐出量を変化させることができる。これにより還元剤の圧力を調整することができる。また、ポンプ44は逆転が可能であり、ポンプ44を逆転させることにより還元剤通路43から還元剤を吸い戻すことができる。
また、還元剤通路43には、還元剤の圧力を検出する圧力センサ45が設けられている。本実施例においては圧力センサ45が、本発明における圧力検出装置に相当する。ポンプ44には、該ポンプ44の回転速度(1分間あたりの回転回数としてもよい。)を検出するポンプ回転速度センサ46が設けられている。また、リターン通路47は、還元剤通路43とタンク41とを接続している。リターン通路47は、ポンプ44から吐出された還元剤のうち一定の圧力を超える分の還元剤をチェック弁48を介してタンク41へ戻すための通路である。チェック弁48は、リターン通路47に設けられ、一定の圧力になると開弁して還元剤通路43側からタンク41側へ還元剤を流通させる。
さらに、添加弁42よりも上流には、NOx触媒3に流れ込む排気中のNOx濃度を検出する上流側NOxセンサ11が設けられている。また、NOx触媒3よりも下流には、NOx触媒3から流れ出る排気中のNOx濃度を検出する下流側NOxセンサ12と、排気温度を検出する温度センサ13と、が設けられている。
また、内燃機関1には、吸気通路6が接続されている。吸気通路6の途中には、内燃機関1の吸入空気量を調整するスロットル7が設けられている。また、スロットル7よりも上流の吸気通路6には、内燃機関1の吸入空気量を検出するエアフローメータ16が取り付けられている。
そして、内燃機関1には電子制御ユニットであるECU10が併設されている。ECU10は、内燃機関1の運転状態や排気浄化装置等を制御する。ECU10には、上述した上流側NOxセンサ11、下流側NOxセンサ12、温度センサ13、エアフローメータ16、圧力センサ45、ポンプ回転速度センサ46の他、クランクポジションセンサ14及びアクセル開度センサ15が電気的に接続され、各センサの出力値がECU10に渡される。
ECU10は、クランクポジションセンサ14の検出に基づく機関回転速度や、アクセル開度センサ15の検出に基づく機関負荷等の内燃機関1の運転状態を把握可能である。なお、本実施例では、NOx触媒3に流れ込む排気中のNOxは上流側NOxセンサ11によって検出可能であるが、内燃機関1から排出される排気(NOx触媒3に浄化される前の排気であり、すなわちNOx触媒3に流れ込む排気)に含まれるNOxは、内燃機関1の運転状態と関連性を有することから、上記内燃機関1の運転状態に基づいて、推定す
ることも可能である。また、ECU10は、温度センサ13によって検出される排気温度に基づいて、NOx触媒3の温度を推定することが可能である。また、内燃機関1の運転状態に基づいて、NOx触媒3の温度を推定することも可能である。一方、ECU10には、スロットル7、添加弁42、ポンプ44が電気配線を介して接続されており、該ECU10によりこれらの機器が制御される。
そして、内燃機関1の作動中にECU10は、NOx触媒3を通過する排気中のNOxを還元するためにNOx触媒3へ還元剤を供給する制御である還元剤供給制御を実施する。還元剤供給制御では、ポンプ44を作動させると共に添加弁42を開弁することにより、添加弁42から排気中に還元剤を供給する。このときにECU10は、NOx触媒3のアンモニア吸着量が、NOx触媒3におけるアンモニア吸着量の目標値(以下、目標吸着量ともいう。)となるように、添加弁42から還元剤を供給する。この際、ECU10は、前回の還元剤の供給開始時点から今回の還元剤の供給開始時点までの期間(以下、供給間隔ともいう。)に、NOx触媒3においてNOxを浄化するために消費されたアンモニア量(以下、アンモニア消費量ともいう。)と、NOx触媒3から脱離してNOxを浄化することなく減少したアンモニア量(以下、アンモニア脱離量ともいう。)と、を補うことでNOx触媒3のアンモニア吸着量が目標吸着量となるように、添加弁42から供給する還元剤量(以下、還元剤供給量ともいう。)を算出する。
このため、ECU10は、NOx触媒3に流入するNOx量(以下、流入NOx量ともいう。)、NOx触媒3の温度(以下、触媒温度ともいう。)、NOx触媒3における目標吸着量に基づいて、供給間隔中に含まれる複数の演算周期毎に繰り返し還元剤供給量を算出し、供給間隔中に算出された還元剤供給量を積算していく。そして、還元剤の供給開始時点における還元剤供給量の積算値が、ECU10から添加弁42へ与えられる指令値となる。この還元剤供給量の指令値は、実際に添加弁42から供給するべき還元剤量である。還元剤供給量と添加弁42の開弁時間と還元剤の圧力とには相関関係があるため、この関係を予め実験またはシミュレーション等により求めておけば、算出された還元剤供給量及び検出された還元剤圧力から添加弁42の開弁時間を決定することができる。ECU10は、還元剤供給量に応じた時間だけ添加弁42を開弁させることにより、還元剤を供給する。なお、還元剤供給量の指令値を以下では、指令供給量ともいう。
還元剤の供給は所定期間毎に実施される。すなわち、還元剤の供給間隔が所定期間に設定されている。したがって、前回の還元剤供給開始時から所定期間に積算された還元剤供給量が、還元剤供給量の指令値となる。
図2は指令供給量を求めるためのブロック図である。この図2は、ECU10での処理で実現される機能をイメージ化したものである。アンモニア消費量は、流入NOx量、触媒温度、目標吸着量に基づいて得ることができる。また、アンモニア脱離量は、触媒温度及び目標吸着量に基づいて得ることができる。ECU10の演算周期毎にNOx触媒3に流入するNOx量は、排気のNOx濃度と排気の流量とに関連しており、排気の流量はエアフローメータ16により検出される吸入空気量と関連している。したがって、上流側NOxセンサ11の検出値及びエアフローメータ16の検出値に基づいて、演算周期毎にNOx触媒3に流入するNOx量を算出することができる。なお、上流側NOxセンサ11の検出値及びエアフローメータ16の検出値は、今回の演算時の値が前回の演算時から今回の演算時まで継続しているものとして扱うか、または、前回の演算時の値が前回の演算時から今回の演算時まで継続しているものとして扱う。また、前回の演算時から今回の演算時までの上流側NOxセンサ11の検出値及びエアフローメータ16の検出値の平均値を夫々求めて、この値が前回の演算時から今回の演算時まで継続しているものとして扱ってもよい。
また、触媒温度は、温度センサ13により検出することができる。指令供給量を算出するときに用いる触媒温度には、前回の演算時のNOx触媒3の温度、今回の演算時のNOx触媒3の温度、または、前回の演算時から今回の演算時までのNOx触媒3の温度の平均値を用いることができる。さらに、目標吸着量は、今回の演算時での内燃機関1の運転状態に基づいて決定されるアンモニア吸着量の目標値、または、前回の演算時での内燃機関1の運転状態に基づいて決定されるアンモニア吸着量の目標値を用いることができる。目標吸着量は、NOx触媒3において所望のNOx浄化率を確保でき、且つ、NOx触媒3からのアンモニアの流出量を許容範囲内に抑制することができる値として、予め実験またはシミュレーション等により求めることができる。アンモニア消費量は、触媒温度が高いほど多くなり、流入NOx量が多いほど多くなり、目標吸着量が多いほど多くなる。アンモニア脱離量は、触媒温度が高いほど多くなり、目標吸着量が多いほど多くなる。そしてECU10は、演算周期毎に、NOx触媒3におけるアンモニア消費量と、NOx触媒3におけるアンモニア脱離量と、の総量を供給すべきアンモニア量として還元剤供給量(以下、演算周期供給量ともいう。)を算出し、この値を供給間隔の期間において積算していく。そして、還元剤の供給時期に至った時点での演算周期供給量の積算値が、指令供給量となる。
図3は、還元剤供給制御のフローを示したフローチャートである。本フローチャートは、ECU10により、予め定められた演算周期で実行される。
ステップS101では、流入NOx量、触媒温度、目標吸着量が取得される。図2で説明したように、還元剤供給量を算出するためには、流入NOx量、触媒温度、目標吸着量が必要となるため、上記のようにして求められたこれらの値が取得される。
ステップS102では、アンモニア消費量が算出される。すなわち、流入NOx量、触媒温度、目標吸着量に基づいてアンモニア消費量が算出される。
ステップS103では、アンモニア脱離量が算出される。すなわち、触媒温度及び目標吸着量に基づいてアンモニア脱離量が算出される。
ステップS104では、前回の演算周期のフローチャートの実行時から、今回のフローチャートの実行時までの期間において、目標吸着量から減少したNOx触媒3のアンモニア吸着量に対応した演算周期供給量が算出される。アンモニア消費量及びアンモニア脱離量を用いて演算周期供給量が算出される。NOx触媒3から減少したアンモニア吸着量と還元剤(尿素水)の供給量との関係は、予め実験またはシミュレーション等により求めておく。
ステップS105では、前回の演算周期のフローチャート実行時のステップS105で算出された演算周期供給量に今回のフローチャート実行時のステップS104で算出された演算周期供給量が加算される。すなわち、演算周期供給量が積算される。なお、本実施例においてはECU10がステップS105を処理することで、本発明における指令値算出部として機能する。
ステップS106では、前回の還元剤の供給開始時点からの経過期間が所定期間以上であるか否か判定される。所定期間は、還元剤の供給間隔として予め設定されている値である。前回の還元剤の供給開始時点からの経過期間はECU10によりカウントされる。本ステップS106では、還元剤の供給時期であるか否か判定されていることになる。ステップS106で肯定判定がなされた場合にはステップS107へ進み、一方、否定判定がなされた場合には本フローチャートを終了させる。
ステップS107では、添加弁42から還元剤が供給される。ECU10は、ステップS105で算出された演算周期供給量の積算値を指令供給量とし、この指令供給量に応じた時間だけ添加弁42を開弁させる。指令供給量と添加弁42の開弁時間との関係は予め実験またはシミュレーション等により求めてECU10に記憶させておく。また、次の還元剤の供給のために、還元剤の供給開始時点から、新たな経過期間のカウントが始まる。ステップS107の処理が終了するとステップS108へ進んで、演算周期供給量の積算値がリセットされる。ただし、指令供給量はECU10に記憶される。
このようにして、所定期間が経過するまで演算周期供給量を算出し、この演算周期供給量を積算していくことにより、還元剤供給時点での指令供給量を算出することができる。そして、この指令供給量にしたがって、所定期間毎に還元剤が供給される。
また、ECU10は、還元剤供給装置4の異常診断を、還元剤供給時の還元剤の圧力低下量と、所定低下量と、を比較することにより実施する。還元剤供給時の還元剤の圧力低下量は、還元剤供給開始時点の圧力センサ45の検出値から、還元剤が供給されている期間における圧力センサ45の検出値の最小値を減算することにより算出される。また、所定低下量は、還元剤供給装置4が正常である場合の圧力低下量として予め実験またはシミュレーション等により求めておく。
ここで、添加弁42及び還元剤通路43に詰まりがなく、添加弁42から還元剤が正常に供給された場合には、添加弁42から還元剤が供給されることにより還元剤通路43内の圧力が低下する。還元剤の圧力低下量は、添加弁42からの還元剤の供給量と相関関係にあるため、添加弁42または還元剤通路43に詰まりがある場合には、添加弁42から噴射される還元剤の量が少なくなる分、還元剤の圧力低下量も小さくなる。したがって、還元剤供給装置4が正常であるときの圧力低下量を所定低下量として設定しておけば、実際の圧力低下量と所定低下量とを比較することにより、還元剤供給装置4の異常診断が可能となる。ECU10は、圧力センサ45により検出される圧力低下量が所定低下量以上であれば、還元剤供給装置4が正常であると判定し、圧力センサ45により検出される圧力低下量が所定低下量未満であれば、還元剤供給装置4が異常であると判定する。
また、ECU10は、還元剤通路43内の圧力が所定圧力に近づくように、ポンプ44の回転速度をフィードバック制御している。所定圧力は、添加弁42から還元剤を供給するのに適した還元剤の圧力である。添加弁42から還元剤を供給すると還元剤通路43内の圧力が低下する。還元剤通路43内の圧力低下が圧力センサ45により検出された場合には、ポンプ44の回転速度を増加させることにより、還元剤通路43内の圧力を速やかに上昇させる。
また、内燃機関1が停止するとECU10は、添加弁42内および還元剤通路43内の還元剤をタンク41に戻す制御である吸い戻し制御を実施する。ここで、内燃機関1の作動中に添加弁42を介して排気中に還元剤を供給しているため、内燃機関1の停止時点には、添加弁42内及び還元剤通路43内に還元剤が残留している。内燃機関1の停止後には、排気通路2から添加弁42に熱が移動するため、添加弁42の温度が一時的に上昇する。このため、添加弁42内に還元剤が存在すると、該添加弁42内で尿素が加水分解されアンモニアが発生し、添加弁42を腐食させる虞がある。さらに、尿素に起因する析出物が発生する虞がある。また、外気温度が低い場合には、添加弁42及び還元剤通路43に還元剤が残留したままでいると、内燃機関1が停止してある程度の時間が経過したときに、添加弁42内及び還元剤通路43内の還元剤の温度が低下して凍結する虞もある。
このため、ECU10は、内燃機関1の停止後に吸い戻し制御を実施している。吸い戻し制御では、添加弁42内及び還元剤通路43内の還元剤をタンク41まで逆流させるこ
とにより、添加弁42内及び還元剤通路43内から還元剤を除去している。この際、ECU10は、ポンプ44を逆転させ、さらに、添加弁42を開弁させることにより還元剤を逆流させることで、タンク41内に還元剤を吸い込ませつつ添加弁42内に排気通路2内のガスを吸い込ませている。
内燃機関1の始動後にポンプ44を作動させと、内燃機関1の停止時に還元剤通路43及び添加弁42に存在していたガスは、リターン通路47を介してタンク41内に排出されたり、添加弁42から還元剤と共に排気通路2内に排出されたりするため、徐々に減少していく。しかし、還元剤通路43及び添加弁42から全てのガスが排出されるまでには、ある程度の時間がかかる。ここで、添加弁42からの還元剤供給時の還元剤の圧力低下量は、還元剤通路43または添加弁42内にガスが存在しているときと存在していないときとで異なる。
図4は、還元剤通路43内にガスが存在している場合と存在していない場合との還元剤供給時の還元剤圧力を比較するための図である。横軸は時間であり、縦軸は還元剤通路43内の還元剤圧力である。図4に示される最初の圧力低下が、還元剤通路43内にガスが存在している場合の圧力低下を示しており、後の圧力低下が、還元剤通路43内にガスが存在していない場合の圧力低下を示している。このように、還元剤通路43内にガスが存在している場合には、存在していない場合よりも、還元剤供給時の圧力低下量が大きくなる。したがって、添加弁42や還元剤通路43にガスが存在しているときに還元剤供給時の圧力低下量に基づいて還元剤供給装置4の異常診断を実施すると誤診断の虞がある。
そこで本実施例では、還元剤が供給されている期間(添加弁42が開いている期間としてもよい。)における還元剤圧力の最小値が圧力閾値以下の場合には、添加弁42または還元剤通路43内にガスが存在しているために誤診断の虞があるとして、還元剤供給装置4の異常診断を停止させる。圧力閾値は、添加弁42及び還元剤通路43内にガスが存在していないときに低下し得る還元剤圧力よりも小さな値であって、添加弁42または還元剤通路43内にガスが存在しているときには低下し得る還元剤圧力の値として予め実験またはシミュレーション等により求めておく。
図5は、本実施例に係る還元剤供給装置4の異常診断を実施するか否かを判定するフローを示したフローチャートである。本フローチャートは、ECU10により所定のタイミングに実施される。この所定のタイミングは、還元剤供給装置4の異常診断を実施するタイミングとしてもよい。
ステップS201では、還元剤供給装置4の異常診断用の還元剤供給が実施される。異常診断用の還元剤供給は、還元剤供給装置4の異常診断に適した量の還元剤を供給するように実施される。ただし、NOx触媒3を通過する排気中のNOxを還元するためにNOx触媒3へ還元剤を供給するための還元剤供給制御により、成り行きで還元剤供給を実施してもよい。なお、本ステップS201に係る還元剤供給時には、還元剤通路43内の圧力を所定圧力に近づけるポンプ44の回転速度のフィードバック制御を停止させてもよい。そうすると、還元剤供給時の圧力低下がより顕著に表れるため、異常診断の精度を向上させることができる。
ステップS202では、還元剤供給装置4の異常診断に必要なパラメータが算出される。ECU10は、還元剤が供給される期間(添加弁42が開いている期間としてもよい。)の圧力センサ45の検出値に基づいて、還元剤が供給される期間における還元剤圧力の最小値、還元剤供給開始時点における還元剤圧力、還元剤が供給される期間における還元剤の圧力低下量等を算出する。
ステップS203では、還元剤が供給される期間における還元剤圧力の最小値が圧力閾値以下であるか否か判定される。すなわち、本ステップS203では、添加弁42または還元剤通路43内にガスが存在しているか否か判定している。ステップS203で肯定判定がなされた場合には、ステップS204へ進んで還元剤供給装置4の異常診断を停止させる。一方、ステップS203で否定判定がなされた場合には、ステップS205へ進んで還元剤供給装置4の異常診断が実施される。還元剤供給装置4の異常診断については、後述の図6に基づいて説明する。なお、本実施例ではステップS203をECU10が処理することにより、本発明における判定部として機能する。
図6は、還元剤供給装置4の異常診断のフローを示したフローチャートである。本フローチャートは、ECU10により実行される。なお、本実施例では図6に示すフローチャートをECU10が処理することにより、本発明における診断部として機能する。
ステップS301では、ステップS202で算出された還元剤が供給される期間における還元剤の圧力低下量が、所定低下量以上であるか否か判定される。すなわち、本ステップS301では、還元剤が正常に供給されているか否か判定している。ステップS301で肯定判定がなされた場合には、ステップS302へ進んで還元剤供給装置4は正常であると判定される。一方、ステップS301で否定判定がなされた場合には、ステップS303へ進んで還元剤供給装置4が異常であると判定される。
このようにして、添加弁42または還元剤通路43にガスが存在している場合には、還元剤供給装置4の異常診断が停止されるため、このガスの影響を受けて誤診断が生じることを抑制できる。すなわち、本実施例によれば還元剤供給装置4の異常診断の精度を向上させることができる。
なお、本実施例では選択還元型NOx触媒を例に挙げて説明したが、還元剤を用いて排気を浄化する他の触媒(例えば、吸蔵還元型NOx触媒)において還元剤供給装置4の異常診断を実施する場合においても同様に考えることができる。還元剤については、液体であれば尿素水及びアンモニア以外のものを用いることもできる。
(実施例2)
本実施例では、内燃機関1の始動開始時点から供給される還元剤の量の積算値が、還元剤通路43及び添加弁42からガスを排出させるのに十分な量に達した後に、還元剤供給装置4の異常診断を実施する。それまでは、還元剤供給装置4の異常診断を停止させる。
内燃機関1の始動開始時点からの還元剤供給量の積算値は、内燃機関1の始動開始時点からの指令供給量を積算することにより算出する。すなわち、ECU10は、内燃機関1の始動開始時点からの指令供給量を積算し、この積算値が所定積算値以上となった場合に、還元剤供給装置4の異常診断を実施する。この所定積算値は、添加弁42及び還元剤通路43からガスを排出させるのに要する指令供給量の積算値として予め実験またはシミュレーション等により求めておく。
図7は、本実施例に係る還元剤供給装置4の異常診断を実施するか否かを判定するフローを示したフローチャートである。本フローチャートは、ECU10により所定のタイミングに実施される。この所定のタイミングは、還元剤供給装置4の異常診断を実施するタイミングとしてもよい。なお、内燃機関1の始動時から、ECU10により還元剤供給制御が別途実施されているものとする。
ステップS401では、指令供給量の積算値が読み込まれる。指令供給量の積算値は、ECU10により算出されている。
ステップS402では、指令供給量の積算値が所定積算値以上であるか否か判定される。すなわち、本ステップS402では、添加弁42または還元剤通路43内にガスが存在しているか否か判定している。ステップS402で肯定判定がなされた場合には、還元剤供給装置4の異常診断を実施するためにステップS403へ進む。なお、本実施例ではステップS402をECU10が処理することにより、本発明における判定部として機能する。
ステップS403では、還元剤供給装置4の異常診断用の還元剤供給が実施される。本ステップS403では、ステップS201と同様の処理が行われる。
ステップS404では、還元剤供給装置4の異常診断に必要なパラメータが算出される。本ステップS404では、ステップS202と同様の処理が行われる。
ステップS405では、図6に示した還元剤供給装置4の異常診断が実施される。一方、ステップS402で否定判定がなされた場合には、ステップS406へ進んで還元剤供給装置4の異常診断が停止される。
このようにして、添加弁42または還元剤通路43にガスが存在している場合には、還元剤供給装置4の異常診断が停止されるため、このガスの影響を受けて誤診断が生じることを抑制できる。すなわち、本実施例によれば還元剤供給装置4の異常診断の精度を向上させることができる。
1 内燃機関
2 排気通路
3 選択還元型NOx触媒
4 還元剤供給装置
6 吸気通路
7 スロットル
10 ECU
11 上流側NOxセンサ
12 下流側NOxセンサ
13 温度センサ
14 クランクポジションセンサ
15 アクセル開度センサ
16 エアフローメータ
41 タンク
42 添加弁
43 還元剤通路
44 ポンプ
45 圧力センサ
46 ポンプ回転速度センサ
47 リターン通路
48 チェック弁

Claims (2)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ還元剤を用いて排気を浄化する触媒と、
    還元剤を前記触媒へ供給する添加弁と、
    還元剤を吐出するポンプと、
    前記ポンプと前記添加弁とを接続して還元剤が流通する還元剤通路と、
    前記還元剤通路において還元剤の圧力を検出する圧力検出装置と、
    を備えた内燃機関の排気浄化装置の異常診断を実施する装置である内燃機関の排気浄化装置の異常診断装置において、
    前記添加弁から還元剤が供給されている期間において前記圧力検出装置により検出される還元剤の圧力の最小値が圧力閾値よりも大きい場合に、前記異常診断を実施する条件が成立していると判定する判定部と、
    前記判定部によって前記異常診断を実施する条件が成立していると判定された場合に、前記添加弁から還元剤を供給したときの前記圧力検出装置によって検出される還元剤の圧力低下量に基づいて、前記異常診断を実施する診断部と、
    を備える内燃機関の排気浄化装置の異常診断装置。
  2. 内燃機関の排気通路に設けられ還元剤を用いて排気を浄化する触媒と、
    還元剤を前記触媒へ供給する添加弁と、
    還元剤を吐出するポンプと、
    前記ポンプと前記添加弁とを接続して還元剤が流通する還元剤通路と、
    前記還元剤通路において還元剤の圧力を検出する圧力検出装置と、
    を備えた内燃機関の排気浄化装置の異常を診断する装置である内燃機関の排気浄化装置の異常診断装置において、
    前記添加弁へ与えられる還元剤供給量の指令値を算出する指令値算出部と、
    前記内燃機関の始動開始時点からの前記指令値算出部により算出される還元剤供給量の指令値の積算値が所定積算値以上である場合に、前記異常診断を実施する条件が成立していると判定する判定部と、
    前記判定部によって前記異常診断を実施する条件が成立していると判定された場合に、前記添加弁から還元剤を供給したときの前記圧力検出装置によって検出される還元剤の圧力低下量に基づいて、前記異常診断を実施する診断部と、
    を備える内燃機関の排気浄化装置の異常診断装置。
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