JP2019069614A - 積層布帛および繊維製品 - Google Patents
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Abstract
【課題】濃色性に優れかつ火傷しにくい積層布帛および繊維製品を提供する。【解決手段】布帛を積層してなる積層布帛において、カーボンブラックからなる無機微粒子を含有するメタ系アラミド繊維Aを含む紡績糸aを、積層布帛を構成するいずれかの布帛に含ませ、かつ前記無機微粒子を含有しないメタ系アラミド繊維Bを含む紡績糸bを、積層布帛を構成するいずれかの布帛に含ませ、必要に応じて該積層布帛を用いて繊維製品を得る。【選択図】なし
Description
本発明は、濃色性に優れかつ火傷しにくい積層布帛および繊維製品に関する。
メタ系アラミド繊維などのアラミド繊維を含む布帛で構成された防護服は耐熱性に優れるものの染色することが困難であった。このため、カーボンブラックなどの顔料を繊維中に含有させ、黒色や紺色等の濃色を表現することがあった(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、カーボンブラックは赤外線の吸収効率が高いため、火炎を受けたり、熱源の近くにいるときに布帛の温度が高くなり火傷になりやすいという問題があった。
本発明は上記の背景に鑑みなされたものであり、その目的は、濃色性に優れかつ火傷しにくい積層布帛および繊維製品を提供することにある。
本発明者らは上記の課題を達成するため鋭意検討した結果、特定の無機微粒子を含有するメタ系アラミド繊維と、該無機微粒子を含有しないメタ系アラミド繊維とを用いて積層布帛構成を工夫することにより濃色性に優れかつ火傷しにくい積層布帛が得られることを見出し、さらに鋭意検討を重ねることにより本発明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば「布帛を積層してなる積層布帛であって、
カーボンブラックからなる無機微粒子を含有するメタ系アラミド繊維Aを含む紡績糸aが、積層布帛を構成するいずれかの布帛に含まれ、かつ、前記無機微粒子を含有しないメタ系アラミド繊維Bを含む紡績糸bが、積層布帛を構成するいずれかの布帛に含まれ、かつ積層布帛を構成するいずれかの布帛において、布帛の目付けが150〜300g/m2の範囲内であることを特徴とする積層布帛。」が提供される。
カーボンブラックからなる無機微粒子を含有するメタ系アラミド繊維Aを含む紡績糸aが、積層布帛を構成するいずれかの布帛に含まれ、かつ、前記無機微粒子を含有しないメタ系アラミド繊維Bを含む紡績糸bが、積層布帛を構成するいずれかの布帛に含まれ、かつ積層布帛を構成するいずれかの布帛において、布帛の目付けが150〜300g/m2の範囲内であることを特徴とする積層布帛。」が提供される。
その際、前記紡績糸aと前記紡績糸bとが、積層布帛を構成する布帛であって互いに異なる布帛に含まれていることが好ましい。また、前記紡績糸aにおいて、メタ系アラミド繊維Aが紡績糸重量対比50〜99重量%含まれることが好ましい。また、前記紡績糸bにおいて、メタ系アラミド繊維Bが紡績糸重量対比50〜99重量%含まれることが好ましい。また、前記紡績糸aを含む布帛および前記紡績糸bを含む布帛が、積層布帛の最も外側に配されていることが好ましい。また、前記紡績糸aを含む布帛がパラ系アラミド繊維を布帛重量対比3〜25重量%含むことが好ましい。また、前記紡績糸aを含む布帛が導電性繊維を布帛重量対比1〜5重量%含むことが好ましい。また、前記メタ系アラミド繊維Bが染色されていることが好ましい。また、積層布帛を構成するいずれかの布帛において、JIS L1091 A−4法に規定する残炎時間が2秒以下であることが好ましい。また、積層布帛において、ISO6942に規定する耐輻射熱試験において、センサー温度が24℃上昇するまでの時間RHTI24が10秒以上であることが好ましい。
また、本発明によれば、前記の積層布帛を用いてなり、防護服、消防防火服、消防活動服、救助服、ワークウェア、警察制服、自衛隊衣服、および軍服からなる群より選択されるいずれかの繊維製品が提供される。
本発明によれば、濃色性に優れかつ火傷しにくい積層布帛および繊維製品が得られる。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
本発明において、メタ系アラミド繊維Aはカーボンブラックからなる無機微粒子を含有する。
かかる無機微粒子は耐久性の点でメタ系アラミド繊維Aを形成するポリマー中に含まれていることが好ましいが、繊維表面に付着していてもよい。
その際、無機微粒子の含有量は繊維重量対比1重量%以上(より好ましくは2〜9重量%)であることが好ましい。該含有量が1重量%未満では、十分な濃色性が得られないおそれがある。
本発明において、メタ系アラミド繊維Aはカーボンブラックからなる無機微粒子を含有する。
かかる無機微粒子は耐久性の点でメタ系アラミド繊維Aを形成するポリマー中に含まれていることが好ましいが、繊維表面に付着していてもよい。
その際、無機微粒子の含有量は繊維重量対比1重量%以上(より好ましくは2〜9重量%)であることが好ましい。該含有量が1重量%未満では、十分な濃色性が得られないおそれがある。
前記メタ系アラミド繊維Aを形成するポリマーとしては、主骨格を構成する芳香環がアミド結合によりメタに結合されてなるものであるが、ポリマーの全繰返し単位の85モル%以上がメタフェニレンイソフタルアミド単位であるものを対象とし、特にポリメタフェニレンイソフタルアミドホモポリマーが好ましい。全繰返し単位の15モル%以下、好ましくは5モル%以下で共重合し得る第3成分としては、ジアミン成分として、例えばパラフェニレンジアミン、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、パラキシリレンジアミン、ビフェニレンジアミン、3,3’−ジクロルベンジジン、3,3’−ジメチルベンジジン、3,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、1,5−ナフタレンジアミン等の芳香族ジアミンが、また酸成分として、例えばテレフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸が挙げられる。また、これらの芳香族ジアミン及び芳香族ジカルボン酸は、その芳香族環の水素原子の一部がハロゲン原子やメチル基等のアルキル基によって置換されていてもよい。ポリマーの全末端の20%以上が、アニリン等の一価のジアミンもしくは一価のカルボン酸成分で封鎖されている場合には、特に高温下に長時間保持しても繊維の強力低下が小さくなるので好ましい。かかるメタ系アラミド繊維には、機能特性を保持するために難燃剤や紫外線吸収剤やその他の機能剤が含まれていてもよい。
また、前記メタ系アラミド繊維Aにおいて、残留溶媒が少なければ少ないほうが繊維自体の自己消化性が高くなるため好ましく、好ましくは繊維重量対比1重量%以下(より好ましくは0.3重量%以下)である。
紡績糸aは前記メタ系アラミド繊維Aを含む。かかる紡績糸aにおいて、メタ系アラミド繊維Aが紡績糸重量対比50〜99重量%含まれることが好ましい。その際、紡績糸aにパラ型アラミド繊維、導電性繊維、ポリエステル繊維などを含ませてもよい。
ここで、パラ系アラミド繊維としては、テクノーラ(登録商標)、ケブラー(登録商標)およびトワロン(登録商標)に代表されるものであり、主鎖中に芳香族環を有するポリアミドからなる繊維であり、ポリ−p−フェニレンテレフタルアミド(PPTA)でも共重合タイプのコポリパラフェニレン−3,4’オキシジフェニレンテレフタルアミド(PPODPA)であってもよい。
かかる導電性繊維としては、導電性繊維の導電部の導電体として、カーボンブラック、導電性酸化チタン、導電性ウィスカー、およびカーボンナノチューブの少なくとも一つを含む繊維が好ましい。
導電性繊維の形態は、繊維全体が導電部からなる構造でもよいし、非導電部と導電部が芯鞘、サンドイッチ、偏芯などの断面形状を有していてもよい。導電部、非導電部を形成する樹脂は、繊維形成性を有していれば、特段限定されるものではない。具体的には、ナイロン樹脂では、6 ナイロン、1 1 ナイロン、1 2 ナイロン、6 6 ナイロンと言ったものが挙げられる。また、ポリエステル樹脂では、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリシクロヘキサンテレフタレートおよびこれらの共重合体や酸成分(テレフタル酸)の一部をイソフタル酸で置き換えたものなどが挙げられる。
市販されている導電性繊維としては、帝人社製「メタリアン」(商品名)、ユニチカファイバー製「メガーナ」(商品名)、東レ社製「ルアナ」(商品名)、クラレ社製「クラカーボ」(商品名)などが例示される。
また、前記ポリエステル繊維は、ポリエステルを一成分として含む繊維である。ポリエステルは、テレフタル酸を主たるジカルボン酸成分とし、少なくとも1種のグリコール、好ましくは、エチレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコールなどから選ばれた少なくとも1種のアルキレングリコールを主たるグリコール成分とするポリエステルである。上記ポリエステルには、必要に応じて第3成分が共重合および/またはブレンドによって変性されていてもよい。かかるポリエステルとしては、マテリアルリサイクルまたはケミカルリサイクルされたポリエステルや、バイオマスすなわち生物由来の物質を原材料として得られたモノマー成分を使用してなるポリエチレンテレフタレートであってもよい。さらには、特開2004−270097号公報や特開2004−211268号公報に記載されているような、特定のリン化合物およびチタン化合物を含む触媒を用いて得られたポリエステルでもよい。
なお、かかるポリエステルには、必要に応じて任意の添加剤、例えば触媒、着色防止剤、耐熱剤、難燃剤、酸化防止剤、無機微粒子などが含まれていてもさしつかえない。特にポリエステルポリマー中またはポリエステル繊維表面に難燃剤が付与されていると布帛の難燃性が向上し好ましい。
前記ポリエステル繊維において、繊維の表面積を大きくして優れた吸汗性などを得る上で、単繊維繊度5.0dtex以下(より好ましくは0.0001〜1.5dtex)であることが好ましい。
前記ポリエステル繊維において、単繊維の断面形状(横断面形状)が異型(丸型以外の形状)であることが好ましい。かかる異型の断面形状としては、扁平断面またはW型または十字または中空(例えば、丸中空、三角中空、四角中空など)または三角であることが好ましい。さらには特開2004−52191号公報に記載されたようなくびれ部を有する扁平断面、特開2012−97380号公報に記載されたような中空コア部から放射状に突出するフィン部を有する断面でもよい。有機繊維が異型断面形状を有することにより、繊維間に空隙ができ、毛細管現象により優れた吸水性が得られる。また、吸水作用により吸収した水分により難燃性がさらに向上するという相乗効果も有する。前記の断面形状のなかでもW型が、少量の繊維でも繊維間に空隙ができやすく特に好ましい。
前記ポリエステル繊維としては、2成分がサイドバイサイドまたは偏心芯鞘型に貼り合わされた複合繊維でもよい。かかる複合繊維は通常、潜在捲縮が発現した捲縮を有しているので、ストレッチ性があり好ましい。その際、複合繊維を構成する2成分が、ポリトリメチレンテレフタレートとポリトリメチレンテレフタレートとの組合せ、ポリトリメチレンテレフタレートとポリエチレンテレフタレートとの組合せ、ポリエチレンテレフタレートとポリエチレンテレフタレートとの組合せの群から選ばれたいずれかの組合せであることが好ましい。
一方、メタ系アラミド繊維Bは前記無機微粒子を含有しない。その際、前記無機微粒子を全く含有しないことが最も好ましいが、0.1重量%未満であれば含有されていてもよい。かかるメタ系アラミド繊維Bを形成するポリマーとしては前記メタ系アラミド繊維Aと同様でよい。
紡績糸bは前記メタ系アラミド繊維Bを含む。かかる紡績糸bにおいて、メタ系アラミド繊維Bが紡績糸重量対比50〜99重量%含まれることが好ましい。その際、紡績糸abには、前記のような、パラ型アラミド繊維、導電性繊維、ポリエステル繊維などを含ませてもよい。
また、紡績糸aおよび/または紡績糸bがコイル状を呈すると布帛にストレッチ性を付与することができ好ましい。かかるコイル状を呈する紡績糸は例えば以下の方法により得られる。
すなわち、まず紡績糸を用意する。その際、紡績糸繊度(番手)は、耐糸切れ性や強度などの点で綿番手(Ecc)20〜60番手が好ましい。単糸数としては60本以上が好ましく、原綿単糸繊度としては3.0dtex以下(より好ましくは0.001〜3.0dtex)が好ましい。紡績糸の撚係数(下撚係数)としては3.6〜4.2(より好ましくは3.8〜4.0)の範囲が好ましい。該撚係数が大きい程、毛羽が収束し布帛の耐ピリング性が良くなる反面、紡績糸が剛直になり、伸度が低下して布帛の引裂き強力が低減したり、布帛が硬化するおそれがある。なお、撚係数は下記式により表される。
撚係数=撚数(回/吋)/紡績糸の綿番手(Ecc)1/2
紡績糸の紡績方法はリング紡績、MTS、MJS、MVSなどの革新紡績やリング紡績など通常の紡績方法でよい。撚り方向はZ方向またはS方向のいずれでもよい。
撚係数=撚数(回/吋)/紡績糸の綿番手(Ecc)1/2
紡績糸の紡績方法はリング紡績、MTS、MJS、MVSなどの革新紡績やリング紡績など通常の紡績方法でよい。撚り方向はZ方向またはS方向のいずれでもよい。
次いで、かかる紡績糸に必要に応じて撚り止めセット(真空スチームセット)を行った後、紡績糸を2本以上(好ましくは2〜4本、特に好ましくは2本)引き揃えて合糸し合撚する。合撚に用いる撚糸機としては、アップツイスター、カバリング機、イタリ式撚糸機、ダブルツイスターなどの撚糸機でが例示される。
その際、合撚(上撚)の撚り方向は追撚方向である。例えば、紡績糸の撚り方向がZ撚りの場合、同じ方向のZ方向に撚りを行う。また、撚数は、好ましくは2000回/m以上、より好ましくは2100〜3000回/m、特に好ましくは2300〜2800回/mである。該撚数が2000回/m未満の場合、撚り止めセット、解撚した後、紡績糸の形態がコイル状にならないおそれがある。
次いで、かかる合撚糸に撚り止めセット(従来のアラミド双糸撚り止めセット同様の高圧真空スチームセット)を施す。強固な撚り止めセットの付与が必要の場合、撚り止めセットの回数を増やしたり、撚り止めセット温度やセット時間を変えてもよい。例えば、セット温度は115〜125℃、セット時間は20〜40分、回数は1〜3回でよいが、セット温度が高いほど、また、セット時間が長いほどセット性がよく好ましい。撚り止めセットの回数を増やしたり、処理時間を長くしたり、温度を上げることにより、よりセット性を高めることが可能であるが、生産管理(作業管理の安全性、品質管理など)や生産加工費用を考慮すると処理時間を長くすることが好ましい。また、真空度が高いほど品質が良化し好ましい。
次いで、撚り止めセットされた合撚糸を解撚(合撚の撚り方向とは逆方向の撚り方向)し、必要に応じて熱セットする。その際、解撚の撚数は、前記合撚の撚数は70〜90%の範囲が好ましい。この範囲の撚数で解撚を行うことにより、ストレッチ性を有した、コイル状を呈する紡績糸が得られる。かかるコイル状を呈する紡績糸において、優れたストレッチ性を得る上で撚数が200〜860回/mの範囲内であることが好ましい。
布帛の構造としては、特に限定されるものではなく織物、編物、不織布いずれでもよい。なかでも、平織、綾織、2層の構造を有する2重織物などの織物が好適に例示される。なお、かかる布帛は常法により製編織することができる。
ここで、前記紡績糸aと前記紡績糸bとが、積層布帛を構成する布帛であって互いに異なる布帛に含まれていることが好ましい。例えば、積層布帛を構成する布帛を2枚以上(好ましくは2〜4枚)とし、防護服などの繊維製品として使用する際に最も外気側に位置する布帛(以下「最外層の布帛」ということもある。)に前記紡績糸aが含まれ、最も肌側に位置する布帛(以下「最内層の布帛」ということもある。)に前記紡績糸bが含まれていると、濃色性に優れかつ火傷しにくい積層布帛が得られやすく好ましい。
ここで、最外層の布帛において、布帛の一方表面に前記紡績糸aが50%以上露出し、布帛の他方表面に前記紡績糸bが50%以上露出していることが好ましい。なお、かかる露出比率は、織物組織、織物密度、糸の繊度から計算により算出することができる。
また、最内層の布帛に、前記紡績糸bが布帛重量に対して70重量%含まれることが好ましい。
また、最内層の布帛に、前記紡績糸bが布帛重量に対して70重量%含まれることが好ましい。
なかでも、特に好ましい実施態様は以下の実施態様1および実施態様2である。
(実施態様1)積層布帛が表地(最外層の布帛)および中地および裏地(最内層の布帛)で構成され、表地は前記紡績糸aのみで構成され、中地および裏地は前記紡績糸bのみで構成される。
(実施態様2) 積層布帛が表地(最外層の布帛)および中地および裏地(最内層の布帛)で構成され、表地は前記紡績糸aおよび前記紡績糸bで構成され該表地において前記紡績糸aが外気側表面に露出し、前記紡績糸bが身体側裏面に露出し、中地および裏地は前記紡績糸bのみで構成される。
(実施態様1)積層布帛が表地(最外層の布帛)および中地および裏地(最内層の布帛)で構成され、表地は前記紡績糸aのみで構成され、中地および裏地は前記紡績糸bのみで構成される。
(実施態様2) 積層布帛が表地(最外層の布帛)および中地および裏地(最内層の布帛)で構成され、表地は前記紡績糸aおよび前記紡績糸bで構成され該表地において前記紡績糸aが外気側表面に露出し、前記紡績糸bが身体側裏面に露出し、中地および裏地は前記紡績糸bのみで構成される。
本発明の積層布帛において、前記メタ系アラミド繊維Aと前記メタ系アラミド繊維Bとの合計重量が積層布帛重量対比50〜99重量%の範囲内であると、燃焼時に布帛の収縮が小さくなり布帛に穴があきにくくなり好ましい。特に、前記紡績糸aを含む布帛にパラ系アラミド繊維が布帛重量対比3〜25重量%含まれていると、燃焼時に布帛の収縮がさらに小さくなり好ましい。
また、前記紡績糸aを含む布帛が導電性繊維を1〜5重量%含むことが好ましい。1重量%未満では十分な制電性が得られず、5重量%より大きいと価格が高くなるという問題がある。導電性繊維の導電部の導電体として、カーボンブラック、導電性酸化チタン、導電性ウィスカー、およびカーボンナノチューブの少なくとも一つを含む繊維が好ましい。
導電性繊維の形態は、繊維全体が導電部からなる構造でもよいし、非導電部と導電部が芯鞘、サンドイッチ、偏芯と言った断面形状を有していてもよい。導電部、非導電部を形成する樹脂は、繊維形成性を有していれば、特段限定されるものではない。具体的には、ナイロン樹脂であれば、6 ナイロン、1 1 ナイロン、1 2 ナイロン、6 6 ナイロンと言ったものが挙げられる。また、ポリエステル樹脂であれば、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリシクロヘキサンテレフタレートおよびこれらの共重合体や酸成分(テレフタル酸)の一部をイソフタル酸で置き換えたものなどが挙げられる。
市販されている導電性繊維としては、帝人製「メタリアン」(商品名)、ユニチカファイバー製「メガーナ」(商品名)、東レ製「ルアナ」(商品名)、クラレ製「クラカーボ」(商品名)などが例示される。
また、積層布帛を構成するいずれかの布帛の目付けが150〜300g/m2であることが好ましい(より好ましくは150〜260g/m2)。目付けが130g/m2未満では生地の厚みが薄すぎ遮熱性が十分ではなくなり火傷しやすくなるおそれがある。逆に、目付けが300g/m2より大きいと生地が重すぎ作業性を阻害してしまうおそれがある。
また、積層布帛を構成するいずれかの布帛にさらに、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、アクリル繊維、アクリレート系繊維、難燃レーヨン繊維、難燃ビニロン繊維などの繊維が含まれていてもよい。
本発明の積層布帛において、布帛を構成する繊維の繊維形態は特に限定されず、短繊維(紡績糸)でもよいし長繊維(マルチフィラメント)でもよい。
本発明の積層布帛において、染色加工が施されていることが好ましい。特に、カーボンブラックからなる無機微粒子を含有しないメタ系アラミド繊維Bは通常、白色を呈するので染色加工が施されていることが好ましい。
また、本発明の積層布帛において、吸汗剤、撥水剤、蓄熱剤、紫外線遮蔽あるいは制電剤、抗菌剤、消臭剤、防虫剤、防蚊剤、防蚊剤、蓄光剤、再帰反射剤等の機能を付与する他の各種加工を付加適用してもよい。
ここで、前記吸汗剤としては、ポリエチレングリコールジアクリレートまたはポリエチレングリコールジアクリレートの誘導体またはポリエチレンテレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体または水溶性ポリウレタンが好ましい。
布帛に吸汗剤を付与する方法としては、パディング処理する方法、染色加工時に染色液と同浴で処理する方法などが例示される。
布帛に吸汗剤を付与する方法としては、パディング処理する方法、染色加工時に染色液と同浴で処理する方法などが例示される。
かくして得られた積層布帛において、カーボンブラックからなる無機微粒子を含有するメタ系アラミド繊維Aを含む紡績糸aにより濃色性が得られる。また、前記無機微粒子を含有しないメタ系アラミド繊維Bを含む紡績糸bにより火傷しにくくなる。特に、最外層の布帛に前記紡績糸aが含まれ于、かつ最内層の布帛に前記紡績糸bが含まれていると、濃色性に優れかつ火傷しにくい積層布帛が得られやすくなる。
その際、積層布帛を構成するいずれかの布帛(好ましくは最外層の布帛および最内層の布帛)において、JIS L1091 A−4法に規定する残炎時間が2秒以下であることが好ましい。残炎時間が2秒より大きいと火傷が酷くなったり、次々と衣服に燃えうつるおそれがある。
また、積層布帛において、ISO6942に規定する耐輻射熱試験において、センサー温度が24℃上昇するまでの時間RHTI24が10秒以上(より好ましくは12秒以上)であることが好ましい。10秒未満であると遮熱性が十分ではなく火傷がひどくなるおそれがある。
本発明の繊維製品は、前記の積層布帛を用いてなり、防護服、消防防火服、消防活動服、救助服、ワークウェア、警察制服、自衛隊衣服、および軍服からなる群より選択されるいずれかの繊維製品である。
その際、前記紡績糸aを含む布帛を最も外気側に配し、かつ前記紡績糸bを含む布帛を最も肌側に配することが好ましい。
かかる繊維製品は、前記の積層布帛を用いているので、濃色性に優れかつ火傷しにくいという優れた特徴を有する。
その際、前記紡績糸aを含む布帛を最も外気側に配し、かつ前記紡績糸bを含む布帛を最も肌側に配することが好ましい。
かかる繊維製品は、前記の積層布帛を用いているので、濃色性に優れかつ火傷しにくいという優れた特徴を有する。
次に本発明の実施例及び比較例を詳述するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
(1)光の吸収率
島津製作所製分光光度計MPC−3100で透過率、反射率を測定し、1000〜1500nmの範囲の近赤外線吸収率を算出した。
(1)光の吸収率
島津製作所製分光光度計MPC−3100で透過率、反射率を測定し、1000〜1500nmの範囲の近赤外線吸収率を算出した。
[実施例1]
カーボンブラック(光の吸収率90%以上)を6重量%含有する黒色の原着メタ型全芳香族ポリアミド繊維(MAB)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(PA)、導電性ナイロン繊維(NY)の各ステープルファイバー(いずれも繊維長は51mm)からなるMAB/PA/NY=93/5/2の質量比率で混紡した紡績糸40番手/双糸を経糸とし、カーボンブラックを含まない白色の原着メタ型全芳香族ポリアミド繊維(MAW)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(PA)、導電性ナイロン繊維(NY)の各ステープルファイバー(いずれも繊維長は51mm)からなるMAW/PA/NY=93/5/2の質量比率で混紡した紡績糸40番手/双糸を緯糸とし、織密度 経104本/25.4mm、緯52本/25.4mmで綾織物(2/1右綾;露出率が66.6%)を製織し、常法の加工条件で毛焼、精錬を実施した後、180℃で熱セットを実施し、目付け200g/m2(密度 経107本/25.4mm、緯54本/25.4mm)の綾織物Aを得た。
カーボンブラック(光の吸収率90%以上)を6重量%含有する黒色の原着メタ型全芳香族ポリアミド繊維(MAB)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(PA)、導電性ナイロン繊維(NY)の各ステープルファイバー(いずれも繊維長は51mm)からなるMAB/PA/NY=93/5/2の質量比率で混紡した紡績糸40番手/双糸を経糸とし、カーボンブラックを含まない白色の原着メタ型全芳香族ポリアミド繊維(MAW)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(PA)、導電性ナイロン繊維(NY)の各ステープルファイバー(いずれも繊維長は51mm)からなるMAW/PA/NY=93/5/2の質量比率で混紡した紡績糸40番手/双糸を緯糸とし、織密度 経104本/25.4mm、緯52本/25.4mmで綾織物(2/1右綾;露出率が66.6%)を製織し、常法の加工条件で毛焼、精錬を実施した後、180℃で熱セットを実施し、目付け200g/m2(密度 経107本/25.4mm、緯54本/25.4mm)の綾織物Aを得た。
また、カーボンブラックを含まない白色の原着メタ型全芳香族ポリアミド繊維(MAW)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(PA)、導電性ナイロン繊維(NY)の各ステープルファイバー(いずれも繊維長は51mm)からなるMAW/PA/NY=93/5/2の質量比率で混紡した紡績糸40番手/単糸を経糸および緯糸に使用し、織密度 経55本/25.4mm、緯55本/25.4mmで平織物を製織し、常法の加工条件で毛焼、精錬を実施した後、180℃で熱セットを実施し、さらにPTFEフィルムのラミネート加工をした後、目付け103g/m2(密度 経57本/25.4mm、緯56本/25.4mm)の平織物ラミネート品Bを得た。
また、カーボンブラックを含まない白色の原着メタ型全芳香族ポリアミド繊維(MAW)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(PA)、導電性ナイロン繊維(NY)の各ステープルファイバー(いずれも繊維長は51mm)からなるMAW/PA/NY=93/5/2の質量比率で混紡した紡績糸40番手/単糸を経糸および緯糸に使用し、織密度 経104本/25.4mm、緯52本/25.4mmで綾織物(2/1右綾)を製織し、常法の加工条件で毛焼、精錬を実施した後、180℃で熱セットを実施し、目付け196g/m2(密度 経106本/25.4mm、緯52本/25.4mm)の綾織物Cを得た。
これらの生地について、綾織物Aを最外層、平織物ラミネート品Bを中間、綾織物Cを最内層に積層し、縫製することで耐熱性積層防護服を得た。
これらの生地について、綾織物Aを最外層、平織物ラミネート品Bを中間、綾織物Cを最内層に積層し、縫製することで耐熱性積層防護服を得た。
得られた最外層および最内層の織物は、JIS L1091 A−4法に規定する残炎が0.7秒、0.6秒であり、3層の積層体のISO6942に規定する耐輻射熱試験において、センサー温度が24℃上昇するまでの時間RHTI24が18.5秒であり、熱防護性に大変優れるものであった。また、外観は濃色であり汚れ等が目立たず良好であった。
[実施例2]
カーボンブラック(実施例1と同じもの)を6重量%含有する黒色の原着メタ型全芳香族ポリアミド繊維(MAB)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(PA)、導電性ナイロン繊維(NY)の各ステープルファイバー(いずれも繊維長は51mm)からなるMAB/PA/NY=93/5/2の質量比率で混紡した紡績糸40番手/双糸を経糸および緯糸に使用し綾織物Aを得た以外は実施例1と同様に行った。
カーボンブラック(実施例1と同じもの)を6重量%含有する黒色の原着メタ型全芳香族ポリアミド繊維(MAB)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(PA)、導電性ナイロン繊維(NY)の各ステープルファイバー(いずれも繊維長は51mm)からなるMAB/PA/NY=93/5/2の質量比率で混紡した紡績糸40番手/双糸を経糸および緯糸に使用し綾織物Aを得た以外は実施例1と同様に行った。
得られた最外層および最内層の織物は、JIS L1091 A−4法に規定する残炎が0.5秒、0.6秒であり、3層の積層体のISO6942に規定する耐輻射熱試験において、センサー温度が24℃上昇するまでの時間RHTI24が17.3秒であり、熱防護性に大変優れるものであった。また、外観は濃色であり汚れ等が目立たず良好であった。
[比較例1]
カーボンブラック(実施例1と同じもの)を6重量%含有する黒色の原着メタ型全芳香族ポリアミド繊維(MAB)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(PA)、導電性ナイロン繊維(NY)の各ステープルファイバー(いずれも繊維長は51mm)からなるMAB/PA/NY=93/5/2の質量比率で混紡した紡績糸40番手/双糸を経糸および緯糸に使用し綾織物A、平織物ラミネート品B、綾織物Cを得た以外は実施例1と同様に行った。
カーボンブラック(実施例1と同じもの)を6重量%含有する黒色の原着メタ型全芳香族ポリアミド繊維(MAB)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(PA)、導電性ナイロン繊維(NY)の各ステープルファイバー(いずれも繊維長は51mm)からなるMAB/PA/NY=93/5/2の質量比率で混紡した紡績糸40番手/双糸を経糸および緯糸に使用し綾織物A、平織物ラミネート品B、綾織物Cを得た以外は実施例1と同様に行った。
得られた最外層および最内層の織物は、JIS L1091 A−4法に規定する残炎が0.6秒、0.4秒で良好であるものの、3層の積層体のISO6942に規定する耐輻射熱試験において、センサー温度が24℃上昇するまでの時間RHTI24が14.1秒であり、熱防護性に劣るものであった。また、外観は濃色であり汚れ等が目立たず良好であった。
[比較例2]
カーボンブラックを含まない白色の原着メタ型全芳香族ポリアミド繊維(MAW)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(PA)、導電性ナイロン繊維(NY)の各ステープルファイバー(いずれも繊維長は51mm)からなるMAW/PA/NY=93/5/2の質量比率で混紡した紡績糸40番手/双糸を経糸および緯糸に使用し綾織物A、平織物ラミネート品B、綾織物Cを得た以外は実施例1と同様に行った。
カーボンブラックを含まない白色の原着メタ型全芳香族ポリアミド繊維(MAW)、パラ型全芳香族ポリアミド繊維(PA)、導電性ナイロン繊維(NY)の各ステープルファイバー(いずれも繊維長は51mm)からなるMAW/PA/NY=93/5/2の質量比率で混紡した紡績糸40番手/双糸を経糸および緯糸に使用し綾織物A、平織物ラミネート品B、綾織物Cを得た以外は実施例1と同様に行った。
得られた最外層および最内層の織物は、JIS L1091 A−4法に規定する残炎が0.5秒、0.4秒で良好であり、3層の積層体のISO6942に規定する耐輻射熱試験において、センサー温度が24℃上昇するまでの時間RHTI24が17.9秒で熱防護性に大変優れるものであったが、外観は淡色であり汚れ等が目立ち品位が良くないものであった。
本発明によれば、濃色性に優れかつ火傷しにくい積層布帛および繊維製品が提供され、その工業的価値は極めて大である。
Claims (11)
- 布帛を積層してなる積層布帛であって、
カーボンブラックからなる無機微粒子を含有するメタ系アラミド繊維Aを含む紡績糸aが、積層布帛を構成するいずれかの布帛に含まれ、
かつ、前記無機微粒子を含有しないメタ系アラミド繊維Bを含む紡績糸bが、積層布帛を構成するいずれかの布帛に含まれ、かつ積層布帛を構成するいずれかの布帛において、布帛の目付けが150〜300g/m2の範囲内であることを特徴とする積層布帛。 - 前記紡績糸aと前記紡績糸bとが、積層布帛を構成する布帛であって互いに異なる布帛に含まれている、請求項1に記載の積層布帛。
- 前記紡績糸aにおいて、メタ系アラミド繊維Aが紡績糸重量対比50〜99重量%含まれる、請求項1または請求項2に記載の積層布帛。
- 前記紡績糸bにおいて、メタ系アラミド繊維Bが紡績糸重量対比50〜99重量%含まれる、請求項1〜3のいずれかに記載の積層布帛。
- 前記紡績糸aを含む布帛および前記紡績糸bを含む布帛が、積層布帛の最も外側に配されてなる、請求項1〜4のいずれかに記載の積層布帛。
- 前記紡績糸aを含む布帛がパラ系アラミド繊維を布帛重量対比3〜25重量%含む、請求項1〜5のいずれかに記載の積層布帛。
- 前記紡績糸aを含む布帛が導電性繊維を布帛重量対比1〜5重量%含む、請求項1〜6のいずれかに記載の積層布帛。
- 前記メタ系アラミド繊維Bが染色されている、請求項1〜7のいずれかに記載の積層布帛。
- 積層布帛を構成するいずれかの布帛において、JIS L1091 A−4法に規定する残炎時間が2秒以下である、請求項1〜8のいずれかに記載の積層布帛。
- 積層布帛において、ISO6942に規定する耐輻射熱試験において、センサー温度が24℃上昇するまでの時間RHTI24が10秒以上である、請求項1〜9のいずれかに記載の積層布帛。
- 請求項1〜10のいずれかに記載された積層布帛を用いてなり、防護服、消防防火服、消防活動服、救助服、ワークウェア、警察制服、自衛隊衣服、および軍服からなる群より選択されるいずれかの繊維製品。
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