JP2019068501A - 非接触給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給電レーンを走行する電動車両への充電を適切に行うことのできる非接触給電装置、を提供する。【解決手段】非接触給電装置400は、非接触給電が可能なレーンである給電レーンSLNに複数設けられた送電コイル40と、給電レーンSLNに進入しようとしている電動車両EVに対して、電動車両EVが給電を受けるために必要なレーン情報を通知する通知部と、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は、走行中の電動車両に非接触給電を行うための非接触給電装置に関する。
電動車両は、蓄電池に蓄えられた電力により回転電機を駆動し、当該回転電機の駆動力によって走行する車両である。このような電動車両としては、例えば回転電機の駆動力のみによって走行する電気自動車や、回転電機及び内燃機関のそれぞれの駆動力によって走行するハイブリッド自動車等が挙げられる。
電動車両への充電は、電動車両と充電スタンドとの間をケーブルによって接続した状態で行われるのが一般的である。しかしながら近年では、電磁誘導や磁気共鳴を利用して、電動車両への充電を非接触で行うことも検討されている。更に、下記特許文献1に記載されているように、電動車両が走行するレーン(走路)に非接触給電装置を設けた上で、当該レーンを走行中の電動車両に対して非接触で充電を行うことも検討されている。非接触給電装置は、今後の電動車両の普及に伴って順次設置されていくものと考えられる。
特開2013−51744号公報
非接触給電が可能なレーンである給電レーンは、将来においては各道路の全範囲に設置される可能性もあるが、当面は、道路の一部範囲にのみ設置されると考えられる。このため、限られた範囲にしか設けられていない給電レーンを、電動車両が高速のままで通過してしまうと、給電レーンでの滞在時間(つまり充電時間)が短くなり、十分な量の充電を行うことができなくなる可能性がある。また、電動車両の走行位置が適切な位置からずれてしまい、効率的な充電ができなくなる可能性もある。
従って、電動車両は、給電レーンに進入するよりも前の時点で、その車速や走行位置などを予め調整しておくことが好ましい。しかしながら、適切な車速や走行位置は、給電レーンの仕様によって異なるので、上記のような調整を電動車両が予め行うことは困難であった。
本開示は、給電レーンを走行する電動車両への充電を適切に行うことのできる非接触給電装置、を提供することを目的とする。
本開示に係る非接触給電装置は、走行中の電動車両(EV)に非接触給電を行うための非接触給電装置(400)であって、非接触給電が可能なレーンである給電レーン(SLN)に複数設けられた送電部(40)と、給電レーンに進入しようとしている電動車両に対して、電動車両が給電を受けるために必要なレーン情報を通知する通知部(413、46)と、を備える。
このような非接触給電装置は、電動車両が給電を受けるために必要なレーン情報を、これから給電レーンに進入しようとしている電動車両に対して予め送信することができる。レーン情報には、例えば給電レーンの開始位置、給電能力、効率の良い給電を行うために電動車両が走行すべき位置、等が含まれる。電動車両は、このようなレーン情報に基づいて、その車速や走行位置などを予め(つまり給電レーンへの進入前に)調整しておくことができる。その結果、電動車両への充電を適切に行うことが可能となる。
本開示によれば、給電レーンを走行する電動車両への充電を適切に行うことのできる非接触給電装置、が提供される。
図1は、第1実施形態に係る非接触給電装置が設けられた給電レーンを模式的に示す図である。 図2は、電動車両が走行するレーンの構成例を示す図である。 図3は、第1実施形態に係る非接触給電装置の構成、及び、当該非接触給電装置が設けられた給電レーンを走行する電動車両の構成を模式的に示す図である。 図4は、第1実施形態に係る非接触給電装置の構成を模式的に示す図である。 図5は、第1実施形態に係る非接触給電装置の構成を模式的に示す図である。 図6は、第1実施形態に係る非接触給電装置の制御装置によって実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図7は、第1実施形態に係る非接触給電装置の制御装置によって実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図8は、第1実施形態に係る非接触給電装置の制御装置が行う通信について説明するための図である。 図9は、電動車両の走行位置と給電効率との関係について説明するための図である。 図10は、電動車両の走行位置と給電効率との関係について説明するための図である。 図11は、電動車両の走行位置と給電効率との関係について説明するための図である。 図12は、電動車両の走行位置と給電効率との関係について説明するための図である。 図13は、電動車両に通知されるレーン情報の例について説明するための図である。 図14は、第2実施形態に係る非接触給電装置の構成を模式的に示す図である。 図15は、第3実施形態に係る非接触給電装置の構成を模式的に示す図である。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
第1実施形態について説明する。本実施形態に係る非接触給電装置400は、図1に示されるように、電動車両EVが走行する走路(給電レーンSLN)に設けられる装置であって、走行中の電動車両EVに非接触給電を行い充電させるための装置として構成されている。尚、図1においては、非接触給電装置400のうち送電コイル40のみが図示されている。
先ず電動車両EVについて説明する。本実施形態に係る電動車両EVは、運転者の操作に基づくことなく自動的に走行することのできる自動運転車両として構成されている。このような態様に換えて、電動車両EVが、運転者の操作に基づいて走行する手動運転車両として構成されていてもよい。
電動車両EVは、蓄電池20及びモータージェネレータ21(図1では不図示。図3を参照)を備えている。蓄電池20は、電力を蓄えておくための車載バッテリーであって、例えばリチウムイオン電池である。モータージェネレータ21は、電動車両EVの駆動力を発生させるための回転電機である。モータージェネレータ21は、蓄電池20から供給される電力によって駆動力を発生させる他、電動車両EVの減速時におけるエネルギーによって発電し、発生した電力を蓄電池20に供給し充電することもできる。このように、電動車両EVは、モータージェネレータ21の駆動力のみによって走行する電気自動車として構成されている。このような態様に換えて、電動車両EVが、回転電機及び内燃機関のそれぞれの駆動力によって走行する「ハイブリッド自動車」として構成されていてもよい。
電動車両EVは、レーン(走路)を走行しながら非接触で外部から電力の共有を受けて、当該電力を蓄電池20に蓄えることが可能となっている。これを実現するために、電動車両EVの底面部分には受電コイル30が設けられている。また、非接触給電が可能な走路である給電レーンSLNには、複数の送電コイル40が設けられている。図1に示されるように、送電コイル40は、電動車両EVが走行する方向に沿って、所定間隔で複数並ぶように配置されている。
図2には、レーンの一部に設けられた給電レーンSLNの例が複数示されている。図2(A)の例では、白線WLで区切られた2つのレーンLN1、LN2のうち、片側のレーンLN1の一部に給電レーンSLNが設けられている。図2(B)の例では、レーンLN1、LN2のそれぞれの一部に、左右に並ぶように給電レーンSLNが設けられている。
図2(C)の例では、レーンLN1、LN2には給電レーンSLNが設けられておらず、左側のレーンLN1よりも更に左側のレーンLN0に給電レーンSLNが設けられている。つまり、車両が通常走行するレーンとは別に、給電を行う車両のみが走行する専用のレーンとして給電レーンSLNが設けられている。
図2(D)の例では、白線WL1、WL2で区切られた3つのレーンLN1、LN2、LN3のそれぞれに、給電レーンSLN1、SLN2、SLN3が設けられている。この例では、左側のレーンLN1の制限速度は最も低くなっており、中央のレーンLN2の制限速度はそれよりも高くなっており、右側のレーンLN3の制限速度は最も高くなっている。このため、給電レーンSLN1、SLN2、SLN3のそれぞれにおける制限速度は互いに異なる速度となっている。
非接触給電を実現するための構成について、図3を参照しながら説明する。図3の上方側には、電動車両EVに搭載された受電コイル30、整流器11、昇降圧コンバータ12、蓄電池20、モータージェネレータ21、及びインバータ13が示されている。また、図3の下方側には、給電レーンSLNに設けられた送電コイル40、インバータ41、降圧コンバータ42、AC/DCコンバータ43、及び電源44が示されている。給電レーンSLNに設けられたこれらの装置により構成される全体が、本実施形態に係る非接触給電装置400に該当する。
先ず、電動車両EV側の構成について説明する。受電コイル30は、既に述べたように電動車両EVの底面部分に設けられたコイルであって、後述の送電コイル40から供給される電力を非接触で受け入れるためのものである。受電コイル30は、その中心軸を上下方向に沿わせた状態で設けられている。
受電コイル30が送電コイル40の直上にあるときには、送電コイル40に交流電流が流れた状態となっている。このとき、所謂磁気共鳴によって受電コイル30にも交流電流が流れる。つまり、送電コイル40から受電コイル30へと非接触で電力が供給される。尚、非接触の電力供給が、上記のような磁気共鳴ではなく電磁誘導によって行われるような態様であってもよい。
整流器11は、受電コイル30からの交流電力を直流電力に変換するための電力変換器である。整流器11によって直流に変換された電力は、昇降圧コンバータ12に供給される。
昇降圧コンバータ12は、整流器11からの電力を昇圧又は降圧するための電力変換器である。昇降圧コンバータ12によって昇圧又は降圧された直流電力は、蓄電池20に供給され充電される。以上のような整流器11及び昇降圧コンバータ12の動作は、電動車両EVに搭載された制御装置10(図1を参照)によって制御される。これにより、蓄電池20への充電が適切に制御される。
インバータ13は、蓄電池20から供給される直流電力を交流電力に変換し、当該電力をモータージェネレータ21に供給するための電力変換器である。インバータ13は、モータージェネレータ21に供給される電力の大きさを調整し、これにより駆動力を調整する。インバータ13の動作は制御装置10によって制御される。図3に示されるように、インバータ13から伸びる電力線は、蓄電池20と昇降圧コンバータ12との間となる位置に接続されている。
続いて、非接触給電装置400側の構成について説明する。電源44は、送電コイル40から電動車両EVへと供給する電力の供給源となる交流電源である。電源44としては、例えば系統電源が用いられる。
AC/DCコンバータ43は、電源44からの交流電力を一旦直流電力に変換するための電力変換器である。AC/DCコンバータ43によって直流に変換された電力は、降圧コンバータ42に供給される。
降圧コンバータ42は、AC/DCコンバータ43からの電力を降圧するための電力変換器である。降圧コンバータ42によって降圧された直流電力は、インバータ41に供給される。インバータ41は、降圧コンバータ42からの直流電力を再び交流電力に変化するための電力変換器である。インバータ41は、それぞれの送電コイル40に対応して複数設けられており、降圧コンバータ42に対して互いに並列となるように接続されている。
送電コイル40には、インバータ41からの交流電力が供給される。既に述べたように、当該電力が受電コイル30を介して電動車両EVへと供給され充電される。送電コイル40は、受電コイル30と同様に、その中心軸を上下方向に沿わせた状態で設けられている。送電コイル40は、上記のように電動車両EVに向けて電力を送り出すための部分となっており、本実施形態における「送電部」に該当する。
非接触給電装置400の動作、具体的にはAC/DCコンバータ43、降圧コンバータ42、及びインバータ41のそれぞれの動作は、次に述べる制御装置410(図4を参照)によって制御される。これにより、送電コイル40から出力される電力の大きさが適切に調整される。
制御装置410の構成について、図4を参照しながら説明する。制御装置410は、非接触給電装置400の全体の動作を制御するための装置であって、CPU、ROM、RAM等を有するコンピュータシステムとして構成されている。制御装置410は、機能的な制御ブロックとして、給電制御部411と、レーン状態検知部412と、送信部413と、記憶部414と、を有している。
給電制御部411は、AC/DCコンバータ43、降圧コンバータ42、及びインバータ41のそれぞれの動作を制御することにより、送電コイル40から出力される電力を調整する部分である。給電制御部411は、電動車両EVが送電コイル40の直上を通過する直前のタイミングで、当該送電コイル40への電流の供給が開始されるように、それぞれのインバータ41の動作を制御する。送電コイル40の上を電動車両EVが通過した後は、当該送電コイル40への電流の供給が停止される。
レーン状態検知部412は、給電レーンSLNや非接触給電装置400の各種状態を検知する部分である。給電レーンSLNには、当該検知を行うための複数のセンサが設けられている。図4では、これら複数のセンサが、単一のブロックであるセンサ45として示されている。センサ45には、各送電コイル40における電流値及び電圧値を検知するためのセンサが含まれる。これにより、送電コイル40から電動車両EVに向けて出力されている電力の値を検知することが可能となっている。また、センサ45には、制御装置410の異常を検知するためのセンサ(例えば電流値、電圧値、温度等を測定するためのセンサ)も含まれる。 また、センサ45には、給電レーンSLN上における異物の有無を検知するためのセンサも含まれている。これにより、例えば給電レーンSLNの一部において、給電性能が低下していることを検知することが可能となっている。センサ45によって検知された給電レーンSLNの各種状態は、いずれもレーン状態検知部412に送信される。
送信部413は、給電レーンSLNにおいて電動車両EVが給電を受けるために必要となる情報であるレーン情報を、電動車両EVに向けて無線通信により送信するための部分である。また、送信部413は、後述の表示装置46(図5を参照)にレーン情報を送信し表示させることもできる。送信部413から送信されるレーン情報には、例えば給電レーンSLNの開始位置、給電能力、効率の良い給電を行うために電動車両EVが走行すべき位置、等が含まれる。
送信部413は、レーン情報を電動車両EVに向けて無線通信により直接送信したり、レーン情報を表示装置46に送信し表示させたりすることにより、電動車両EVにレーン情報を通知する。このような送信部413は、表示装置46と共に、本実施形態における「通知部」に該当するものである。
記憶部414は、制御装置410に設けられた不揮発性メモリである。記憶部414には、レーン情報の一部が予め記憶されている。記憶部414には、種々のレーン情報のうち、時間の経過に伴って変化しない固定情報が記憶されている。このような固定情報としては、例えば、給電レーンSLNの開始位置や長さ等が含まれる。記憶部414には、これ以外の情報が記憶されていてもよい。
表示装置46について図5を参照しながら説明する。本実施形態における表示装置46は、電動車両EVが走行するレーンLN1の上方側に設けられた情報掲示板として構成されている。以下では、この情報掲示板のことを「情報掲示板461」とも表記する。情報掲示板461は、送信部413から送信されるレーン情報を、文字又は図形として表示することのできる電光掲示板である。情報掲示板461は、表示される情報を都度変更することができる。
図5に示されるように、情報掲示板461は、給電レーンSLNの開始位置から距離L1だけ手前側に離れた位置に設けられている。また、図5の例では、給電レーンSLNの長さはL2となっている。
本実施形態では、レーン情報に含まれる給電レーンSLNの開始位置が、情報掲示板461の位置からの距離(つまりL1)として情報掲示板461に表示される。また、レーン情報に含まれる給電レーンSLNの長さ(つまりL2)も、合わせて情報掲示板461に表示される。尚、レーン情報のうち上記のようなL1、L2は、時間の経過に伴って変化しない固定情報である。表示されるレーン情報がこのような固定情報のみである場合には、表示装置46である情報掲示板461は、電光掲示板ではなく単なる掲示板(つまり表示情報を変更することのできないもの)として構成されていてもよい。
本実施形態では、レーン情報が情報掲示板461に表示されるので、電動車両EVが自動運転車両でない場合であっても、電動車両EVの運転者は情報掲示板461を目視することによりレーン情報を把握することができる。また、電動車両EVが自動運転車両である場合は、電動車両EVが、車載カメラによって情報掲示板461に表示されたレーン情報を読み取って、これに基づく制御を行うこともできる。
本実施形態では給電レーンSLNの開始位置(L1)がレーン情報に含まれているので、レーン情報を通知された電動車両EVは、給電レーンSLNに進入するタイミングを正確に把握し、適切なタイミングで充電を開始することもできる。また、給電レーンSLNへの進入前において予め減速しておく等の準備を行うこともできる。これにより、電動車両EVが給電レーンを通過するまでの間に、十分な量の充電を行うことが可能となる。
更に、本実施形態では給電レーンSLNの長さ(L2)もレーン情報に含まれているので、充電を終了させるタイミングを電動車両EV側で判断することもできる。尚、給電レーンSLNの長さに換えて、又は給電レーンSLNの長さと共に、給電レーンSLNの終了位置がレーン情報に含まれているような態様であってもよい。
電動車両EVに通知されるその他のレーン情報について説明する。図5には、電動車両EVの現在位置から給電レーンSLNの開始位置までの距離がL3として示されている。本実施形態では、このようなL3もレーン情報に含まれている。L3は時間の経過とともに変化するものであるから、情報掲示板461に表示するのではなく、無線通信によって送信部413から電動車両EVへと直接通知されることが好ましい。電動車両EVは、通知された当該レーン情報に基づいて、給電レーンSLNに進入するタイミングを正確に判定し、適切なタイミングで充電を開始することができる。
レーン情報には、電動車両EVが給電レーンSLNを走行する際において維持すべき車速が含まれる。レーン情報として通知される上記車速のことを、以下では「目標車速」とも称する。目標車速は、特定の車速の値として通知されてもよく、特定の車速の範囲として通知されてもよい。また、当該範囲の上限値のみがレーン情報として通知されてもよい。このような目標車速は、電動車両EVが効率的かつ確実に充電を行うために維持すべき車速として設定されてもよく、走行の安全のために維持すべき車速として設定されてもよい。
また、上記の目標車速は常に一定の固定値であってもよいが、状況に応じて変化する値であってもよい。例えば、給電レーンSLNを既に走行している他の車両の平均速度が、給電レーンSLNに進入する前の電動車両EVに対し、目標車速として通知されてもよい。送信部413は、レーン情報として通知される目標車速を、所定の期間が経過する毎に都度更新する。
尚、「給電レーンSLNを既に走行している他の車両の平均速度」を求めるために、給電レーンSLNは、給電レーンSLN上を走行する各車両の車速を検出し記憶する機能を有している。給電レーンSLN上を走行する車両の車速は、例えば、特定の送電コイル40における電流値又は電圧値に基づいて、当該送電コイル40を車両が通過する時間を算出し、当該時間と送電コイル40の長さとに基づいて算出することができる。また、隣り合う送電コイル40間を他車両が走行する時間と、送電コイル40間の距離とに基づいて算出することもできる。車両の車速を速度センサやカメラによって検出するような態様としてもよい。それぞれの車両から、通信によって車速情報を取得するような態様としてもよい。
レーン情報には、非接触給電装置400の給電能力が含まれる。ここでいう「給電能力」とは、給電レーンSLNに進入した電動車両EVが給電レーンSLNを通過し終わるまでの間に、非接触給電装置400から電動車両EVに供給することが可能な電力量のことである。
このような給電能力は、給電レーンSLNにおける電動車両EVの車速によって変化する。また、送電コイル40における異常の有無によっても変化する。制御装置410は、状況において変化する給電能力を都度算出し、レーン情報として電動車両EVに通知する。送信部413は、レーン情報として通知される給電能力を、所定の期間が経過する毎に都度更新する。
給電能力を電動車両EVに通知するために、制御装置410が行う処理の流れについて、図6を参照しながら説明する。図6に示される一連の処理は、所定の制御周期が経過する戸毎に、制御装置410によって繰り返し実行されるものである。
最初のステップS01では、給電レーンSLNの状態(非接触給電装置400の状態を含む)が、レーン状態検知部412によって検知される。ステップS01に続くステップS02では、給電レーンSLN等に異常が生じているか否かが判定される。ここでいう「異常」とは、非接触給電装置400の一部に故障が生じていたり、給電レーンSLN上に異物が存在していたりすることにより、電動車両EVへの給電に支障が生じるような異常のことである。
給電レーンSLN等に異常が生じていない場合には、ステップS03に移行する。ステップS03では、電動車両EV又は表示装置46に対して、正常時の給電能力がレーン情報として送信される。「正常時の給電能力」とは、非接触給電装置400の全体が正常に動作した場合において、電動車両EVに供給し得る電力量のことである。当該電力量は、給電レーンSLNにおける電動車両の滞在時間に比例するので、電動車両EVの車速が高い程小さくなり、低い程大きくなる。制御装置410は、電動車両EVが給電レーンSLNを走行する際の車速毎に異なる値として上記電力量(つまり給電能力)を算出し、これをレーン情報として送信し通知する。
また、上記電力量は、それぞれの送電コイル40から送り出すことが可能な電力量の合計値となる。制御装置410は、給電レーンSLNの給電能力と、電動車両EVの車速との関係を予めマップとして記憶部414に記憶しており、当該マップを参照することによって給電能力を算出する。
図7に示されるのは、給電能力を算出するために制御装置410によって行われる処理の流れである。当該処理の最初のステップS11では、電動車両EVの車速が取得される。当該処理は、例えば非接触給電装置400が備える車速測定装置によって行われてもよく、電動車両EVとの無線通信によって行われてもよい。尚、ここで取得される車速は、給電レーンSLN上を走行する際の予定速度、又は電動車両EVが給電レーンSLNに進入する前の車速であり、「電動車両EVが給電レーンSLNを走行する際の車速」として取得される。
ステップS11に続くステップS12では、ステップS11で取得された車速に対応する給電能力が、上記のようにマップを参照することによって算出される。算出された給電能力は、図6のステップS03において送信部413から送信され、電動車両EVへと通知される。尚、制御装置410が電動車両EVへマップを送信し、給電能力の算出を電動車両EV側で行うような態様であってもよい。
図6に戻って説明を続ける。ステップS02において、給電レーンSLN等に異常が生じていると判定された場合には、ステップS04に移行する。ステップS04では、現在の給電能力が算出される。当該給電能力は、異常によって正常時よりも低下した給電能力となる。例えば、一部の送電コイル40からの給電ができなくなっている場合には、ステップS03において算出される正常時の給電能力から、当該送電コイル40から給電可能な電力量を差し引いたものが、現在の給電能力として算出される。
ステップS04に続くステップS05では、ステップS04で算出された現在の給電能力が、電動車両EV又は表示装置46に対してレーン情報として送信される。この場合の給電能力も、図7を参照しながら説明したものと同様の処理により、電動車両EVの車速毎に異なる値として算出され通知される。
本実施形態では、上記のようにレーン情報に給電能力が含まれている。このため、当該レーン情報の通知を受けた電動車両EVは、所定量の充電を行うためにはどのような車速で走行すべきかを、正確に判定することができる。
レーン情報には、電動車両EVが走行する経路に沿って、これから走行する給電レーンSLNの先となる位置に設置された給電可能領域に関する情報が含まれる。これについて、図8を参照しながら説明する。図8には、電動車両EVが走行する経路に沿って配置された2つの給電レーンSLN1、SLN2が示されている。左側に示される給電レーンSLN1は、電動車両EVがこれから走行する給電レーンである。右側に示される給電レーンSLN2は、給電レーンSLN1の先となる位置に設置された給電レーンである。以下では、給電レーンSLN1に設けられた制御装置410のことを「制御装置410A」とも表記し、給電レーンSLN2に設けられた制御装置410のことを「制御装置410B」とも表記する。
制御装置410Aは、制御装置410Bと双方向の通信を行うことにより、給電レーンSLN2に関するレーン情報を取得することができる。当該レーン情報には、給電レーンSLN2の給電能力と、給電レーンSLN2の開始位置までの距離等が含まれる。当該レーン情報は、無線通信又は表示装置46を介して、送信部413から電動車両EVへと通知される。
上記のようなレーン情報が通知された電動車両EVは、給電レーンSLN2の給電能力と、給電レーンSLN2の開始位置までの距離とに基づいて、給電レーンSLN1においてどの程度の充電を行っておくべきかを判定することができる。つまり、次の給電可能領域まで電動車両EVを走行させるために必要な蓄電量以上となるように、給電レーンSLN1の通過時における目標蓄電量を設定することができる。
また、上記の目標蓄電量に基づいて、給電レーンSLN1において維持すべき車速をも判定することができる。例えば、給電レーンSLN2までの距離が長い場合や、給電レーンSLN2の給電能力が小さいような場合には、給電レーンSLN1の通過時における目標蓄電量を高めに設定し、給電レーンSLN1における車速を低くすることができる。
これにより、電動車両EVが給電レーンSLN1を通過した後、次の給電可能領域(給電レーンSLN2)に到達するまでの間に、蓄電池20に蓄えられている電力量が不足してしまうような事態を防止することができる。尚、上記における「次の給電可能領域」とは、図8の例のように他の給電レーンSLN2であってもよく、充電スタンドであってもよい。
尚、上記の例においては、給電レーンSLNにおける給電能力を制御装置410が算出し、これがレーン情報として電動車両EVに送信されている。このような態様に換えて、給電能力の算出に必要な情報がレーン情報として電動車両EVに送信されることとしてもよい。この場合、電動車両EVが、給電レーンSLNにおける給電能力を上記情報に基づいて算出することとすればよい。この場合、それぞれの送電コイル40(送電部)から送り出すことが可能な電力、それぞれの送電コイル40の位置、及び給電レーンSLNに設けられている送電コイル40の個数、のうち少なくとも一部が、レーン情報として電動車両EVに通知されることとすればよい。
レーン情報には、効率の良い給電を行うために、給電レーンSLNの幅方向において電動車両EVが走行すべき位置が含まれる。当該位置の説明に先立って、電動車両EVの走行位置と給電効率との関係について説明する。
図9には、給電レーンSLNを走行している電動車両EVと、電動車両EVの前方側にある送電コイル40と、が上面視で示されている。同図に示されるx軸は、電動車両EVの進行方向に沿った軸であり、且つ送電コイル40の左右方向における中心を通る軸として設定されている。同図に示されるy軸は、送電コイル40の右側から左側に向かう軸であり、且つ送電コイル40の前後方向における中心を通る軸として設定されている。
図10には、送電コイル40の給電効率の、x軸に沿った分布が示されている。図10に示されるx1は、送電コイル40のうち最も手前側(図9では左側)の端部におけるx座標である。図10に示されるx2は、送電コイル40のうち最も奥側(図9では右側)の端部におけるx座標である。
図10に示されるように、x1から送電コイル40の内側に行くほど給電効率は高くなり、x軸に沿った送電コイル40の中心となる位置において給電効率は最大となる。その後、送電コイル40の内側からx2に近づくほど給電効率は低くなり、x2の位置において給電効率は最小(x1における給電効率と同じ値)となる。
図11には、送電コイル40の給電効率の、y軸に沿った分布が示されている。図11に示されるy1は、送電コイル40のうち最も左側(図9では上側)の端部におけるy座標である。図11に示されるy2は、送電コイル40のうち最も右側(図9では下側)の端部におけるy座標である。
図11に示されるように、y1から送電コイル40の内側に行くほど給電効率は高くなり、y軸に沿った送電コイル40の中心となる位置において給電効率は最大となる。その後、送電コイル40の内側からy2に近づくほど給電効率は低くなり、y2の位置において給電効率は最小(y1における給電効率と同じ値)となる。
図12には、送電コイル40の各部における給電効率の大きさの分布が、上面視で等高線図のように描かれている。同図においては、中央の点線EL1で囲まれた範囲の給電効率が最も大きくなっており、その外側にある点線EL2で囲まれた範囲の給電効率が2番目に大きくなっており、更にその外側にある点線EL3で囲まれた範囲の給電効率が3番目に大きくなっており、点線EL3の外側の給電効率が最も小さくなっている。
以上のようであるから、電動車両EVが送電コイル40の上を通過する際には、受電コイル30の左右方向における中心位置が、送電コイル40の左右方向における中心位置を通過する場合に、最も高い効率で電動車両EVへの充電が行われることとなる。図12では、受電コイル30の中心位置が上記のように通過する場合の軌道が点線DL1で示されている。このような軌道に対応するような電動車両EVの走行位置、すなわち、効率の良い給電を行うために、給電レーンSLNの幅方向において電動車両EVが走行すべき位置が、本実施形態ではレーン情報に含まれている。
図13には、このようなレーン情報の例が複数示されている。図13(A)に示される例では、複数の点VPの位置(x、y座標)を示す情報としてレーン情報が通知される。それぞれの点VPは、図12の点線DL1上に配置された点となっている。このようなレーン情報が通知された電動車両EVでは、受電コイル30の中心位置がそれぞれの点VPの直上を通るように操舵が行われる。当該操舵は、自動運転によって自動的に行われてもよく、運転者の手動操作によって行われてもよい。
図13(B)に示される例では、電動車両EVがたどるべき仮想的な線VLを示す情報としてレーン情報が通知される。この線VLは、給電レーンSLNの左右方向における中央を通る線となっており、図12の点線DL1と一致している。電動車両EVには、「給電レーンSLNの左右方向における中央」という情報が、電動車両EVが走行すべき位置を示すレーン情報として通知される。
図13(C)に示される例では、図13(B)と同様に、電動車両EVがたどるべき仮想的な線VLを示す情報としてレーン情報が通知される。この例における線VLは、給電レーンSLNの右端から距離x10だけ離れた線となっている。この例では、「給電レーンSLNの右端から距離x10だけ離れた位置」という情報が、電動車両EVが走行すべき位置を示すレーン情報として通知される。
図13(D)に示される例では、電動車両EVがたどるべき位置の範囲が、2本の仮想的な線VL1、VL2によって示されている。線VL1は、給電レーンSLNの右端から距離x11だけ離れた線となっている。線VL2は、給電レーンSLNの右端から距離x12だけ離れた線となっている。x11はx12よりも大きい。この例では、「給電レーンSLNの右端から距離x11だけ離れた位置から、x12だけ離れた位置までの範囲」という情報が、電動車両EVが走行すべき位置を示すレーン情報として通知される。
以上に説明したように、本実施形態では、さまざまな種類の情報がレーン情報として送信部413から送信され、電動車両EVへと通知される。それぞれのレーン情報は、無線通信によって電動車両EVに直接通知されてもよく、表示装置46での表示によって電動車両EVに通知されてもよい。尚、送信部413と電動車両EVとの間における無線通信は、両者の間で直接行われてもよく、例えば管理センターに設置されたサーバー等を介して間接的に行われてもよい。
それぞれの通知の態様が、レーン情報の種類によって適宜選択されることとしてもよい。例えば、レーン情報のうち、時間の経過に伴って変化しない固定情報、例えば給電レーンSLNの開始位置や長さ等については、表示装置46に表示されることとしてもよい。また、それ以外の変動する情報、例えば給電レーンSLNの給電能力や目標車速等については、無線通信によって電動車両EVへと通知されることとしてもよい。
第2実施形態について説明する。本実施形態では、表示装置46の構成において第1実施形態と異なっている。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
図14に示されるように、本実施形態における表示装置46は、レーンLN1の路面のうち、給電レーンSLNの直前となる位置に設置された路面表示部として構成されている。当該路面表示部のことを、以下では「路面表示部462」とも表記する。
路面表示部462は、例えば複数のLEDを点灯又は消灯することにより、レーン情報を路面上に表示する装置として構成されている。表示されるレーン情報の種類は、第1実施形態で説明したものと同じである。
図14の例における路面表示部462は、給電レーンSLNの開始位置から距離L1だけ手前側に離れた位置に設けられている。また、給電レーンSLNの長さはL2となっている。この例では、レーン情報に含まれる給電レーンSLNの開始位置が、路面表示部462の位置からの距離(つまりL1)として路面表示部462に表示される。また、レーン情報に含まれる給電レーンSLNの長さ(つまりL2)も、合わせて路面表示部462に表示される。
尚、路面表示部462によって表示されるレーン情報が、時間の経過に伴って変化しない固定情報のみである場合には、路面表示部462は、単に路面に描かれただけの文字や図形(つまり表示情報を変更することのできないもの)であってもよい。
第3実施形態について説明する。本実施形態では、表示装置46の構成において第1実施形態と異なっている。以下では、第1実施形態と異なる点について主に説明し、第1実施形態と共通する点については適宜説明を省略する。
本実施形態では、表示装置46が、給電レーンSLN内の路面に設置された複数のLED装置463A等として構成されている。
図15の各図には、給電レーンSLN及びこれに設置された送電コイル40が上面視で描かれている。図15(A)の例では、各送電コイル40の中心となる位置に、表示装置46であるLED装置463Aが配置されている。電動車両EVは、複数並んでいるLED装置463Aの位置を、給電効率の高い位置を示すレーン情報として受け取ることができる。LED装置463Aの位置は、手動運転を行う運転者が目視することによって把握してもよく、自動運転を行う電動車両EVが、レーダーや車載カメラによって把握してもよい。
尚、図15(A)の例においてLED装置463Aが設置される位置及び範囲は、例えば、図12において点線EL1で囲まれている領域の位置及び範囲としてもよい。この場合、電動車両EVでは、LED装置463Aの位置及び形状に基づいて、給電効率が良い部分の位置や長さを把握することができる。つまり、この例におけるレーン情報には、送電コイル40のうち給電効率が良い部分の位置や長さが含まれる。
図15(B)の例では、隣り合う一対の送電コイル40の中心同士を結ぶ線上であって、且つこれら一対の送電コイル40の間となる位置に、表示装置46であるLED装置463Bが配置されている。
図15(A)や図15(B)に示されるような態様においては、LED装置463Aの個数が少なくて済むので、レーン情報を通知するために必要な消費電力を抑制することができる。
図15(C)に示される例では、それぞれの送電コイル40の内側に複数のLED装置463Cが配置されている。それぞれのLED装置463Cは、給電レーンSLNの進行向方向に沿うような直線であって、且つ送電コイル40の左右方向における中心を通るような直線に沿うように配置されている。電動車両EVが通過すべき経路が、この例のように点ではなく線によって示されることとすれば、電動車両EVが当該経路に沿って走行するために必要な制御(又は手動運転)をより容易に行うことが可能となる。
また、図15(C)に示される例では、電動車両EVは、LED装置463Cの配置に基づいて送電コイル40の位置や個数をも把握することができる。つまり、この例において通知されるレーン情報には、送電コイル40の位置や個数が含まれる。
図15(C)に示される例では、送電コイル40の内側にのみLED装置463Cが配置されており、送電コイルの外側となる位置にはLED装置463Cが配置されていない。このような態様に換えて、図15(D)に示される例のように、送電コイル40の内側だけでなくの外側となる位置にもLED装置463Dが配置され、これら複数のLED装置463Dが1本の経路に沿って並んでいるような態様としてもよい。
図15(E)に示される例では、複数のLED装置463Eが、2本の点線に沿って並ぶように配置されている。それぞれの点線は互いに平行であって、給電レーンSLNの進行に沿うような点線となっている。また、それぞれの点線の間には、送電コイル40の左右方向における中心が挟み込まれている。
このような構成においては、電動車両EVが通過すべき経路が、左右の幅を持った範囲として示される。このため、電動車両EVが当該経路に沿って走行するために必要な制御(又は手動運転)をより容易に行うことが可能となる。
このように、電動車両EVが通過すべき経路を範囲として示すような態様としては、図15(F)、図15(G)、及び図15(H)に示されるような配置を採用することもできる。
図15(F)に示される例では、複数のLED装置463Fが、2本の直線に沿って並ぶように配置されている。当該直線は、図15(E)に示される2本の点線を、それぞれ直線に置き換えたものとなっている。
図15(G)に示される例では、それぞれの送電コイル40の左辺全体に沿った直線、右辺全体に沿った直線、及びこれら2本の直線に対して垂直な線であって、前後方向における中央を通るような直線、のそれぞれに沿って並ぶように、複数のLED装置463Gが配置されている。
図15(H)に示される例では、それぞれの送電コイル40の左辺全体に沿った直線、右辺全体に沿った直線、のそれぞれに沿って並ぶように、複数のLED装置463Hが配置されている。
図15(G)及び図15(H)に示される例では、電動車両EVは、LED装置463G、463Hの配置に基づいて、送電コイル40の位置や個数をも把握することができる。つまり、これらの例において通知されるレーン情報には、送電コイル40の位置や個数が含まれる
以上のように、レーン情報(電動車両が走行すべき位置)を示すために路面に設置されるLED装置の配置としては、種々の配置を採用することができる。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
EV:電動車両
400:非接触給電装置
40:送電コイル
46:表示装置
413:送信部
SLN:給電レーン

Claims (13)

  1. 走行中の電動車両(EV)に非接触給電を行うための非接触給電装置(400)であって、
    非接触給電が可能なレーンである給電レーン(SLN)に複数設けられた送電部(40)と、
    前記給電レーンに進入しようとしている前記電動車両に対して、前記電動車両が給電を受けるために必要なレーン情報を通知する通知部(413、46)と、を備える非接触給電装置。
  2. 前記レーン情報には、前記給電レーンの開始位置が含まれる、請求項1に記載の非接触給電装置。
  3. 前記レーン情報には、前記電動車両が前記給電レーンを走行する際において維持すべき車速、又は当該車速の範囲が含まれる、請求項1に記載の非接触給電装置。
  4. 前記レーン情報には、前記給電レーンの長さが含まれる、請求項1に記載の非接触給電装置。
  5. 前記レーン情報には、前記給電レーンの給電能力が含まれる、請求項1に記載の非接触給電装置。
  6. 前記給電能力は、前記電動車両が前記給電レーンを走行する際の車速毎に異なる値として通知される、請求項5に記載の非接触給電装置。
  7. 前記レーン情報には、それぞれの前記送電部から送り出すことが可能な電力、それぞれの前記送電部の位置、及び前記給電レーンに設けられている前記送電部の個数、のうち少なくとも一部が含まれる、請求項1に記載の非接触給電装置。
  8. 前記通知部は、前記電動車両に対して通知される前記レーン情報を都度更新する、請求項1に記載の非接触給電装置。
  9. 前記レーン情報には、前記電動車両が走行する経路に沿って、前記給電レーンの先となる位置に設置された給電可能領域に関する情報が含まれる、請求項1に記載の非接触給電装置。
  10. 前記レーン情報には、効率の良い給電を行うために、前記給電レーンの幅方向において前記電動車両が走行すべき位置が含まれる、請求項1に記載の非接触給電装置。
  11. 前記通知部は、前記レーン情報を表示することによって前記電動車両に通知する、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
  12. 前記通知部は、前記レーン情報を路面上に表示することによって前記電動車両に通知する、請求項11に記載の非接触給電装置。
  13. 前記通知部は、前記レーン情報を無線通信によって前記電動車両に通知する、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の非接触給電装置。
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