JP2019067806A - 光源モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】リードと配線基板との接続箇所の状態を容易に確認できる光源モジュールを提供する。【解決手段】リードを有する光半導体10と、光半導体を機械的に接続する台座20と、光半導体を電気的に接続する配線基板30とを有し、台座は、光半導体が載置され、リードが挿入される貫通孔を有する第1の面を含む第1の部分21と、第1の部分から第1の面と反対側に、第1の空間を形成するように延びた脚部22とを具備する本体23を含み、配線基板は、第1の空間に本体から離れて配置されており、本体を貫通した光半導体の2本のリードが接続されており、脚部は、第1の空間に配置される2本のリードを、2本のリードを繋ぐ第1の方向に対し直交する方向から観察可能な第1の窓を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、リードを有する光半導体が搭載された光源モジュールおよびその製造方法に関するものである。
特許文献1には、光源の放熱性を向上させる技術を提供することが記載されている。特許文献1の光源モジュールは、発光素子、当該発光素子を支持するステム、及び一端側が発光素子に電気的に接続される端子を有する光源と、端子の他端側が電気的に接続され、端子を外部給電端子に電気的に接続するための配線基板と、ステム及び配線基板の間に配置され、発光素子に熱的に接続される熱拡散部材と、を備えることが記載されている。
特許文献2には、光素子のホルダへの組み付け不良を発見可能なホルダを提供することが記載されている。一端側開口から発光部を露出させながら光素子を収容するホルダの側面に、光素子を収容する取り付け孔と、光素子を適切に収容したときに発光部と密着するストッパ部と、の両方を視認可能な確認窓を穿設する。光素子の発光部を、ホルダに設けた取り付け孔に、その底面がストッパ部に密着するよう挿入するとき、確認窓内部を目視することにより、発光部の底面が、ストッパ部に密着しているか否かを確認することができる。
特開2016−170905号公報 特開2005−129554号公報
例えば自動車用途などの光源モジュールにおいては、放熱性のみならず、接続箇所の状態の確認が容易であることも要望される。
本発明の一態様は、リードを有する光半導体と、光半導体を機械的に接続する台座と、光半導体を電気的に接続する配線基板とを有する光源モジュールである。台座は、光半導体が載置され、リードが挿入される貫通孔を有する第1の面を含む第1の部分と、第1の部分から第1の面と反対側に、第1の空間を形成するように延びた脚部とを具備する本体を含み、配線基板は、第1の空間に本体から離れて配置されており、本体を貫通した光半導体の2本のリードが接続されており、脚部は、第1の空間に配置される2本のリードを、2本のリードを繋ぐ第1の方向に対し直交する方向から観察可能な第1の窓を含む。
本開示によれば、各リードと配線基板との接続箇所の状態を容易に確認できる光源モジュールを提供できる。
光源モジュールを斜め上方から見た様子を示す図。 光源モジュールを斜め下方から見た様子を示す図。 光源モジュールを部品に展開して示す図。 光源モジュールの平面図。 図4のV−V線における光源モジュールの断面図。 窓からリードを見た様子を示す拡大図。 光源モジュールの製造過程の一部を示す図であって、リードガイドを挿入してリードを一時的に支持する工程を光源モジュールの斜め下方から見た様子を示す図。 光源モジュールの製造過程の一部を示す図であって、リードガイドにより一時的に支持されたリードと配線基板とを位置合わせして組立てる工程を光源モジュールの斜め下方から見た様子を示す図。 図9(a)はリードガイドでリードを挟む状態を示し、図9(b)はリードガイドでリードを挟んだ状態を示す図。
図1に、本発明の一形態となる光源モジュール1を、斜め上方から見た斜視図により示している。また、図2に、光源モジュール1を斜め下方から見た斜視図により示し、図3に、光源モジュール1を各部品に展開して示している。さらに、図4に、光源モジュール1を上側から見た平面で示し、図5に、図4で示した線V−Vにおける断面を示している。
光源モジュール1は、リード11を有する光半導体10と、光半導体10を機械的に接続する台座20と、光半導体10を電気的に接続する配線基板30とを有する。台座20は、本体23を有し、本体23は、上側2の面21aに光半導体10が載置され、リード11が貫通する第1の孔25を有する第1の部分21と、第1の部分21から両側下方3に延びた一対の脚部22とを含む。配線基板30は、本体23の第1の部分21の下側3の面21bから下方に離れ、かつ、両側の一対の脚部22同士の間に形成される空間(第1の空間)5内に配置されている。配線基板30は、リード11が貫通する第2の孔42が形成されたフレキシブル基板40と、フレキシブル基板40を上側2に支持する、フレキシブル基板40よりも剛性の高い支持基板50とを含む。支持基板50は、さらに、フレキシブル基板40の第2の孔42に対向する領域に設けられた、第2の孔42より大きな第3の孔53を含む。支持基板50は、フレキシブル基板40を下側3に支持するものであってもよい。
本明細書において、上側(上方)2とは、台座20の本体23に対して光半導体10が搭載されている方向を示し、下側(下方)3とは上側2と反対の方向を示す。したがって、上側2および下側3は、鉛直方向に沿った上下方向であってもよく、鉛直方向とは無関係な、前後、左右あるいは、適当な方向と、その反対側の方向との組み合わせであってもよい。
台座20の本体23は、光半導体10を、不図示の放熱基板(ヒートシンク)またはその他の支持基板、例えば車両用ライトの支持基板に機械的に取り付け、光半導体10からの熱を放熱基板などに放熱する、機械的および熱的なインターフェースとしての機能を含んでもよい。台座20の本体23は、機械的剛性が高く、熱伝導性もよい材料、例えば金属、典型的にはアルミニウムまたはその他の複数の成分を含む合金で形成されている。台座20の本体23は、上側2から見た形状がほぼ長方形で、光半導体10を搭載する第1の部分21と、配線基板30を取り付ける第2の部分27とが長手方向(第1の方向、X方向)4に連結した形状となっている。
本体23は、第1の部分21の両側に設けられた脚部22の下側3に、さらに、脚部22から外側に張り出した機械的接続部(接合部)24を含み、ヒートシンクなどに台座20の本体23を取り付けられるようになっている。接合部24には、ねじまたはリベット等を取り付けるための複数の孔24aが設けられている。台座20の本体23の第1の部分21の長手方向(X方向)4に直交する方向(第2の方向、短手方向、Y方向)6の断面は、第1の部分21、両側の脚部22および張り出した接合部24からなる略Ω状または略逆U字状で、内部に配線基板30を設置するための第1の空間5が形成されている。
第1の部分21のX方向4に繋がった第2の部分27は、第1の部分21に対してX方向4に直交するY方向6の長さ(幅)が広い、幅広の部分であって、配線基板30を主に支持する部分である。第2の部分27は、後述するコネクタ48が収まる切り欠き28と、切り欠き28の両側に設けられた取付孔29とを含み、配線基板30をねじ39またはリベットなどにより取付孔29を介して本体23に固定できる。
第1の部分21の上面21aには、円形に、周囲の面から若干突き出た状態で平らな面を形成するための載置台21cが設けられており、載置台21cに、キャップ12と、ステム13とを備えた全体が円筒状のキャンパッケージタイプの光半導体10が搭載されている。光半導体10から下方3に延びた2本のリード11が貫通する第1の孔25はX方向4に長い孔となっており、載置台21cを第1の部分21を含めて貫通するように設けられている。光半導体10は、2本のリード11が、それらを繋ぐ方向がX方向4に一致するようにX方向4に延びた第1の孔25に挿入される。光半導体10は、ステム13の裏面が載置台21cに密着するように搭載される。
光源モジュール1は、さらに、光半導体10を第1の部分21の上面21a、具体的には載置台21cに固定するための押さえ板60を有する。光半導体10は、ねじ65またはリベットにより、押さえ板60を介して台座20の本体23の第1の部分21に固定される。押さえ板60は略正方形で、中央に設けられた、光半導体10のキャップ12が貫通する孔61と、その孔61の周囲に設けられた筒状の押さえ部62とを含む。押さえ部62は、ステム13の上端に係るように、押さえ板60から上方2に突き出た円形または円筒状の部分である。押さえ板60は、さらに、四隅64のそれぞれに設けられた押さえ孔63を含み、ねじ65またはリベットを押さえ孔63に取り付けて、四隅64を本体23、具体的には第1の部分21に取り付ける。この際、押さえ板60の四隅64が第1の面21aとほぼ平行となるように取り付けられてもよい。
台座20の下側3に取り付けられる配線基板30は、全体として略T字型で、本体23の下側3に形成され、長手のX方向4に延びた第1の空間5に配置される幅狭部31と、幅狭部31につながる幅広部32とを含む。幅広部32は、本体23の第2の部分27と対応しており、幅広部32の両端近傍に設けられた取付用の孔33と、本体23の幅広の第2の部分27の両端近傍に設けられた取付孔29とを用いて、ねじ39またはリベットにより配線基板30と本体23とを固定できる。
配線基板30の幅狭部31の先端近傍、すなわち、幅広部32と反対側にも取付用の孔34が設けられている。本体23の第1の部分21には、取付用の孔34と対向する位置に取付孔26が設けられており、これらの取付孔34および26を用いて、ねじ39またはリベットにより、配線基板30と本体23とを固定できる。したがって、配線基板30と、台座20の本体23とは、長手のX方向4の一方の端の1か所(取付孔34および26)と、他方の端の直交する2か所(取付孔33および29)の合計3か所で固定される。
配線基板30は、周辺の形状が略T字型で同一のフレキシブル基板40と支持基板50との2層構造となっている。フレキシブル基板40と支持基板50とは、耐熱性の樹脂、例えばエポキシ樹脂などにより接着され、フレキシブル基板40が支持基板50により裏打ちされている。フレキシブル基板40は支持基板50により全体(全面)が裏打ちされていてもよく、部分的に、特に、リード11が通過する支持基板50の孔(第3の孔)53の周囲が裏打ちされていてもよい。
支持基板50は、フレキシブル基板40よりも剛性が高く、熱伝導性も高い部材で構成され、機械的にフレキシブル基板40を支持するとともに、フレキシブル基板40から熱を放出するヒートシンクとしての機能も果たす。支持基板50の一例は、本体23と同じ金属、例えば、アルミニウム製の基板である。支持基板50は、本体23の熱膨張に合わせて伸び縮みするように、本体23と実質的に同じ熱膨張率(線膨張率)を備えていてもよい。本体23と同一材料である金属製の基板は、支持基板50として適している。
フレキシブル基板(フレキシブルプリント基板)40は、ポリイミドなどの絶縁性の薄い樹脂に所定の回路45が形成された柔軟性の高い回路基板であり、フレキシブル基板40の幅狭部31に接続される光半導体10と、フレキシブル基板40の幅広部32に搭載されるコネクタ48とを電気的に接続する機能を果たす。このフレキシブル基板40には、幅狭部31の先端近傍に温度をモニタリングするためのサーミスタ49が搭載されており、回路45は、光半導体10とコネクタ48とを接続する回路45aと、サーミスタ49とコネクタ48とを接続する回路45bとを含む。光半導体10とコネクタ48とを接続する回路45aは、光半導体10の一対のリード11と対応するように幅狭部31に沿って延びた一対の電極46を含み、それぞれの電極46の先端には、光半導体10のリード11が貫通する孔(第2の孔)42が設けられている。
フレキシブル基板40と支持基板50とは同じ位置に設けられた取付用の孔33および34を含む。一方、支持基板50は、フレキシブル基板40のリード11を取り付ける一対の第2の孔42に対向した位置に、一対の第2の孔42を囲むように、第2の孔42よりも大きな、面積の広い第3の孔53を含む。したがって、支持基板50の第3の孔53に重なる、フレキシブル基板40の第2の孔42の周りの部分は、支持基板50に裏打ちされておらず、第3の孔53の範囲内で、比較的柔軟に歪みや撓みなどで変形する。一方、支持基板50の第3の孔53を除いた部分は、フレキシブル基板40は支持基板50に裏打ちされており、剛性が高く、本体23と機械的に高い強度で接続されている。したがって、フレキシブル基板40とリード11との接合部分は、全体として機械強度が高く、局所的には柔軟性があり、特にリード11のアキシャル方向の柔軟性がある構造となっている。
支持基板50に設けられる第3の孔53の径は、リード11をフレキシブル基板40に半田付けする際に形成される半田フィレット43の径よりも大きいことが望ましい。これにより、半田フィレット43と支持基板50との干渉を防止でき、フレキシブル基板40の柔軟性を活かすことができる。
また、支持基板50は本体23と合わせてほぼ同様に、温度により伸び縮みするので、支持基板50により裏打ちされたフレキシブル基板40も、全体として本体23と合わせて伸び縮みする。このため、フレキシブル基板40においてリード11が貫通する第2の孔42の位置と、本体23に搭載された光半導体10の位置とは、温度の上下によりほぼ同じように移動する。フレキシブル基板40の熱膨張率(線膨張率)は金属製の本体23に対して一般的に大きく、リード11とフレキシブル基板40との間に応力が発生しやすいが、支持基板50でフレキシブル基板40を裏打ちすることにより、温度によるリード11のラジアル方向の動きにフレキシブル基板40の動きを略一致させることができ応力の発生を抑制できる。
図5に、断面を用いて示すように、キャンパッケージタイプの光半導体10においては、半導体素子がステム13上に配置された放熱台18上に搭載されており、封止ガラス19で固定されたリード11が、ステム13の底から下方に突き出している。本例の光源モジュール1においては、フレキシブル基板40の接続用の孔(第2の孔)42に接続端子であるリード11が挿通され半田付けによってフレキシブル基板40の上面及び下面からリードにかけて半田フィレット43ができ、裏打ち板である支持基板50にはその半田フィレット43のより大きな第3の孔53が設けられている。したがって、第3の孔53の内側では、フレキシブル基板40は柔軟性のある薄膜として、接続端子であるリード11の軸方向(アキシャル方向)に僅かな移動が可能となっている。この構造により、台座20の本体23と、リード11と、封止ガラス19と、ステム(放熱台)13との線膨張率差(熱膨張率差、熱膨張係数差)による封止ガラス19への応力を低減でき、光半導体10が熱応力により破損されることを抑制できる。さらに、リード11の先端部のラジアル方向の動きをフレキシブル基板40により抑制できるので、振動による封止ガラス19の破壊を抑制することも可能となる。
一方、フレキシブル基板40はフレキシブルでありながら支持基板50により裏打ちされ、平面を保つことができる。このため、光源モジュール1を製造する際に、リード11とフレキシブル基板40の接続用の第2の孔42との位置関係を精度よく設定でき、位置合わせが容易となる。このため、この構造は、光源モジュール1の自動組立にも有効である。
さらに、台座20の本体23と、裏打ちの支持基板50が同種金属で、線膨張率が同じであれば、リード11のラジアル方向に対しての温度変化によるずれが少なくなり、光半導体10の封止ガラス19への応力をさらに低減できる。このため、光半導体10が熱応力により破損されることをさらに抑制できる。
気密封止が必要なキャンパッケージタイプの光半導体10は、接続端子であるリード11が突き出る部分において、ステム13との隙間を埋めるようにリード11が封止ガラス19により固定されている。光半導体10と、それを固定する台座20と、台座20の本体23を挟んで光半導体10と半田接続される配線基板30を含む光源モジュール1において、高い信頼性が求められる。例えば自動車用途の温度保証範囲や、振動条件に対して封止ガラス19の破損を防いで気密を確保するとともに、自動機での組立に対応するフレキシブル基板構造を得ることは重要であり、上記の構造を採用することにより、フレキシブル基板40を採用しながら封止ガラス19の破損を抑制できる。
さらに、この光源モジュール1は、光半導体10のリード11と配線基板30との接続を確認できる観察用の窓71および72を含む。具体的には、光半導体10が、第1の部分21のX方向4のほぼ中央に搭載され、第1の部分21の両側から下方3に延びた脚部22が、X方向4のほぼ中央に、両側の脚部22をそれぞれ、X方向4と直交するY方向6に貫通する一対の窓(第1の窓および第2の窓)71および72を含む。それぞれの窓71および72のX方向4の長さは、第1の部分21に対し、X方向4に配置される2本のリード11の間隔と同じ、または広く、例えば、リード11の間隔の1.5から3倍程度、望ましくは1.7から2.5倍程度、さらに好ましくは2倍前後が確保されている。窓71および72の上下は、ほぼ第1の部分21から接合部24に達しており、窓71および72の長さの範囲内においては、本体23の内部の空間5に現れるリード11が、配線基板30に達する範囲を上下左右にわたりほぼ観察できるサイズとなっている。
図6に、一方の窓71から空間5に現れるリード11を観察した様子を拡大して示している。窓71は、配線基板40と本体23との間に位置する2本のリード11を観察可能な位置に設けられており、配線基板40とリード11との接続状態、例えば、半田フィレット43の状態を含めて確認することができる。配線基板40とリード11との接続状態はリード11が貫通した側、すなわち、配線基板40の下側3からも確認できるが、窓71を設けることにより、配線基板40の上側の接続状態も確認でき、配線基板40の両側からリード11との接続状態を確認できる。この光源モジュール1は、配線基板40を囲むような形状の台座20を採用しており、放熱性、機械的および電気的な安定性に優れている。さらに、窓71を介して接続箇所の状態の確認が容易であり、放熱性、機械的および電気的な安定性、信頼性の光源モジュール1を提供できる。
この光源モジュール1においては、一方の窓71から両方のリード11と配線基板40との接続状態の確認が可能である。さらに、脚部22には、一方の窓(第1の窓)71に対し、空間5内の2本のリード11が表れる位置を挟んで反対側の位置に設けられた他方の窓(第2の窓)72を含む。したがって、これら1組の窓71および72は、空間5に、X方向4に配置される2本のリード11に対して、直交するY方向の両側から観察できる位置と方向に設けられている。このため、それぞれのリード11と配線基板40との接続状態を反対側からも確認することが可能であり、さらに信頼性を向上できる。さらに、これらの窓71および72を用いて、製造の際にリード11の位置を仮決めすることが可能であり、これらの窓71および72を含む構造は製造時の歩留まりの向上にも寄与する。
図7および図8に、光源モジュール1の製造過程の中でリード11の位置を仮決めする部分を抜き出して示している。この製造方法は、図7に示すように、窓71および72から空間5に、先端に2つの凹状のガイド部85を含むリードガイド81および82を挿入して2本のリード11を一時的に支持する工程と、図8に示すように、リードガイド81および82により一時的に支持された2本のリード11と配線基板40とを位置合わせして組立、リード11と配線基板40の配線とをはんだ付けする工程とを含む。
リードガイド81は一方だけであってもよいが、これらの図に示すように、一方の窓(第1の窓)71から空間5に、第1のリードガイド81を挿入し、他方の窓(第2の窓)72から空間5に、第1のリードガイド81と協働して2本のリード11を保持する第2のリードガイド82を挿入し、第1のリードガイド81および第2のリードガイド82により2本のリード11を一時的に支持する工程と、一時的に支持された2本のリード11と配線基板40の配線とをはんだ付けする工程とを含むことが望ましい。
配線基板40には挿入端子であるリード11が貫通した状態で、配線基板40とリード11との半田付けは半田コテを当てることができるリード11の先端側から行われる。光半導体10のリード11の取付位置にばらつきがあっても、リードガイド81および82により、リード11の台座20(本体23)に対する取付時(製造時)の位置が所定の位置に一時的に保持される。このため、製造時に、台座20に対して配線基板40を所定の状態に組み立てることにより、リード11と配線基板40のリード11を挿入する第2の孔42との位置合わせが完了する。したがって、光半導体10のリード11の位置の取付公差が、配線基板40との組立に支障をきたすことがなくなり、この光源モジュール1においては、自動組立が行える構造を得ることができる。さらに、リード11との半田品質、例えば、半田フィレット43の状態を確認するには配線基板40の両面を確認する必要があるが、窓71および72により配線基板40の上側の状態が確認でき、配線基板40の下側と含めて両面を確認できる。
図9に、図8からリードガイド81および82を抜き出して示している。それぞれのリードガイド81および82は、先端83に、2つの凹状のガイド部85を含む。それぞれのガイド部85は、先端側が広くなったテーパー状の面取り穴であり、広い導入部85aと狭い位置決め部85bとを含む。リード11の位置のばらつきを広い導入部85aによりカバーし、リード11を狭い位置決め部85bにガイドすることにより精度よくリード11の位置を決めることができる。
さらに具体的には、図9(a)に示すように、第1のリードガイド81および第2のリードガイド82の先端83は相互にかみ合う二段構造になっており、一方の段に、リードガイド81および82同士の位置決めを行う凸部86aおよび凹部86bとを含む。この例では、第2のリードガイド82の上側の段87aに、相互の位置合わせ用の凸部86aが設けられており、下側の段87bに、リード11の位置決めを行うガイド部85が設けられている。第1のリードガイド81は、上側の段87aに、相互の位置合わせ用の凹部86bと、リード11の位置決めを行うガイド部85とが設けられている。リードガイド81および82の構造は逆であってもよい。
図9(b)に示すように、リードガイド81および82の先端83がかみ合うと、凸部86aおよび凹部86bにより相互の位置が決まり、リード11は、上下でかみ合う相互のガイド部85の位置決め部85bにガイドされる。したがって、それぞれのリード11は、ガイド部85の狭い位置決め部85bにより保持され、組立時の位置が精度よく決まる。
光源として高出力の光半導体10を用いる場合、駆動時には発熱を伴うため放熱構造をもったヒートシンクとして機能する台座20との接続が必要である。光半導体10は外気遮断の気密性確保や放熱のために金属パッケージの密閉構造となっており、発熱源である光半導体10のチップは放熱台18の近傍に位置し、リード11は放熱台18を貫通し封止ガラス19で固定されている。台座20には第1の孔25が開き、光半導体10の放熱台18から突出したリード11がその第1の孔25を貫通し、台座20に固定された配線基板40にリード11を挿入して半田付けされる。
光半導体10をヒートシンクとして機能する比較的大きな台座20に固定した状態で半田付けを行うことは、半田コテが入らない等の理由から自動化できず手作業となり、品質が安定しないことや、人件費がかかるといった懸念がある。また、リード11と配線基板40との接続を行わず、リード11に直接ケーブルを接続する方法をとる場合は、振動のある環境においては、ケーブルの振動が挿入端子の封止ガラスの破損につながる懸念が考えられる。
本例の光源モジュール1は、挿入端子であるリード11を備えた光半導体10を使いやすいように、ユーザーはリード11を触らず、コネクタ48で電気接続を行い、放熱は光半導体の放熱台から台座20を経由してヒートシンクに熱を伝える構造をもったインターフェースとしての機能を提供する。さらに、本例の光源モジュール1は、製造工程が自動化することも可能となる。
近年、光半導体10を含む光源モジュール1の重要な用途の1つである自動車用途では、使用環境は一般灯具とは違い環境温度、振動条件は過酷な物であり、振動による破損対策が急務であった。高出力の光半導体10の場合はさらに放熱が重要であり、ヒートシンクへの確実な固定が求められている。また、不良率の低減や光半導体10を組み立てる際には作業者の目の安全性を考慮する必要から自動組立は必須となっており、その対策も必要であった。
この光源モジュール1においては、台座20の上面に挿入端子(リード)11を持った光半導体10を当接状態で設置し、台座20を挟んで配線基板40が取り付けられる組合せとなっており、台座20は光半導体10の放熱のために配線基板40を囲んだ形状となる。そのため、組立状態ではリード11と配線基板40の半田品質を確認することができないという課題が存在した。また、封止ガラス19で光半導体10の放熱台に固定されたリード11の先端の位置のばらつきは大きく、配線基板40をそのまま組む事はできない場合があるという課題も存在する。
このような課題に対し、上記の光源モジュール1においては、光半導体10と、それを固定する台座20と、台座20を挟んで光半導体10と半田接続される配線基板40からなり、台座20の高さは基板厚みより高く、配線基板40は台座20の凹み部(空間)5に配置されていても、リード11と配線基板40との半田状態を、窓71および72を介して確認できる。さらに、光源モジュール1の製造時においては、窓71および72を介してリード11にアクセスできることを利用し、窓71および72からリードガイド81および82を挿入してリード11の先端位置のばらつきが大きくても所定の位置に仮固定することを可能としている。このため、リード11と配線基板40とを容易に設置できるインターフェース構造を備え、自動機での組立にも対応できる光源モジュール1を提供できる。
1 光源モジュール
10 光半導体、 11 リード、 12 キャップ、 13 ステム
20 台座、 21 光半導体を搭載する第1の部分、 22 脚部、 23 本体
30 配線基板、 40 フレキシブル基板(配線基板)
50 支持基板、 71、72 窓、 8、81、82 リードガイド

Claims (6)

  1. リードを有する光半導体と、
    前記光半導体を機械的に接続する台座と、
    前記光半導体を電気的に接続する配線基板とを有し、
    前記台座は、前記光半導体が載置され、前記リードが挿入される貫通孔を有する第1の面を含む第1の部分と、前記第1の部分から前記第1の面と反対側に、第1の空間を形成するように延びた脚部とを具備する本体を含み、
    前記配線基板は、前記第1の空間に前記本体から離れて配置されており、前記本体を貫通した前記光半導体の2本のリードが接続されており、
    前記脚部は、前記第1の空間に配置される前記2本のリードを、前記2本のリードを繋ぐ第1の方向に対し直交する方向から観察可能な第1の窓を含む、光源モジュール。
  2. 請求項1において、
    前記第1の窓は、前記配線基板と前記本体との間に位置する前記2本のリードを観察可能な位置に設けられている、光源モジュール。
  3. 請求項1または2において、
    前記脚部は、前記第1の窓に対し、前記第1の空間内の前記2本のリードが表れる位置を挟んで反対側の位置に設けられた第2の窓を含む、光源モジュール。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記本体は、前記第1の部分の両側に延びた前記脚部により構成される略逆U字型の断面を含む、光源モジュール。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の光源モジュールの製造方法であって、
    前記第1の窓から前記第1の空間に、先端に2つの凹状のガイド部を含む第1のリードガイドを挿入して前記2本のリードを一時的に支持する工程と、
    前記一時的に支持された前記2本のリードと前記配線基板の配線とをはんだ付けする工程とを含む、製造方法。
  6. 請求項3に記載の光源モジュールの製造方法であって、
    前記第1の窓から前記第1の空間に、第1のリードガイドを挿入し、前記第2の窓から前記第1の空間に、前記第1のリードガイドと協働して前記2本のリードを保持する第2のリードガイドを挿入し、前記第1のリードガイドおよび前記第2のリードガイドにより前記2本のリードを一時的に支持する工程と、
    前記一時的に支持された前記2本のリードと前記配線基板の配線とをはんだ付けする工程とを含む、製造方法。
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