JP2019066569A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複屈折制御型の液晶表示装置において、広帯域で表示品位の高い黒レベルを実現して黒浮きを抑制し、さらに視野角を改善することができる液晶表示装置を提供する。【解決手段】 ノーマリブラックで表示を行う複屈折制御型の液晶表示装置1は、液晶層2を有するとともに、表示面3側から入射して液晶層2を通過した光を反射する光反射部47を有する液晶表示パネル5と、液晶表示パネル5の表示面3側に配置される第1の偏光板6と、液晶表示パネル5と第1の偏光板6との間に、第1の偏光板6の側から順に設けられる、第1の1/2波長板7および光学補償板8と、を備え、液晶層2は、その位相差が第1の1/2波長板7の位相差の1/2よりも小さく、第1の1/2波長板7は、その遅相軸が電界無印加時の液晶分子の配向軸と交差するとともに、nx1>ny1=nz1であり、光学補償板8はnz2>nx2=ny2である。【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯電話機などの各種の電子機器の表示装置として好適に実施することができる液晶表示装置に関する。
従来から、アクティブマトリクス型液晶表示装置において、黒表示時の液晶表示パネルの光透過率が極小にならず、表示品位の高いノーマリブラックの黒レベルが得られない、いわゆる黒浮きの問題を解決する技術が求められている。
このような問題を解決する従来技術の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1には、液晶セルの一方のセル基板の外側に配置された第一偏光板、他方のセル基板の外側に配置された第二偏光板、及び第一偏光板と液晶セルの間に配置された、面内の位相差値Ro が200nm以上400nm以下である第一位相差板を備え、第一偏光板の吸収軸を基準に、反時計回り方向の角度を正で表して、第二偏光板は、その吸収軸が0°±10°以内の角度で配置されており、第一偏光板の吸収軸から第二偏光板の吸収軸に至る角度について、第一位相差板は、その遅相軸が所定の角度の範囲内で配置されている液晶表示装置であって、第一位相差板の少なくとも一方の面に、第二位相差板が配置されている液晶表示装置が提案されている。
また、上記の問題を解決する従来技術の他例が、特許文献2に記載されている。特許文献2には、画素内に反射領域と透過領域とを有し、液晶層を挟んで対向する一対の偏光板を備え、横電界駆動される半透過型の液晶表示装置において、一対の偏光板のうちで反射領域と透過領域とで共通の偏光板と、液晶層との間に、1/2波長板を備える半透過型液晶表示装置が提案されている。
特開2009−31402号公報 特開2007−240752号公報
上記の特許文献1に記載されている従来技術は、ねじれネマチック(Twisted Nematic:TN)型、垂直配向(Vertical Aligned:VA)型、横電界駆動(In Plane Switching:IPS)型の液晶表示装置を対象としている。即ち、特許文献1には、複屈折制御(Electrically Controlled Birefringence:ECB)型の液晶表示装置に対する黒浮きを広帯域で防止し、さらに視野角を改善する技術については、何等提案されていない。
また、特許文献2に記載されている従来技術はIPS型の液晶表示装置に関するものであり、IPS型の液晶表示装置は、電界印加によって液晶分子を基板と平行方向に回転させて表示を行うことにより、TN型の液晶表示装置と比較して広視野角を実現できるものである。この従来技術は、透過領域をノーマリブラックとすると、反射領域がノーマリーホワイトになるため、透過領域と反射領域の共通信号を反転させて、透過領域と反射領域での表示反転(黒表示と白表示の反転)の問題を解消し、偏光板と液晶層との間に1/2波長板を備えることにより、色つきと光漏れを改善する技術を提案するものであり、反射領域と透過領域とを共にノーマリブラックとする技術や、ECB型の液晶表示装置に対する黒浮きを広帯域で防止し、さらに視野角を改善する技術については、何等提案されていない。
ECB型の液晶表示装置では、液晶層に電界を印加しない状態(初期配向状態)で液晶分子が基板の表面と平行であり、この液晶層に印加する電界を徐々に高くすると、ある閾値電界を超えたときに、液晶分子が基板の表面に対して徐々に立ち上がり始め、高電圧で液晶分子の配向方向が基板の表面に対して垂直になる動作モードで駆動される。
本発明の目的は、ノーマリブラックで表示を行うECB型の液晶表示装置において、広帯域で表示品位の高い黒レベルを実現して黒浮きを抑制し、さらに視野角を改善することができる液晶表示装置を提供することである。
本発明の液晶表示装置は、ノーマリブラックで表示を行う複屈折制御型の液晶表示装置であって、液晶層を有するとともに、表示面側から入射して前記液晶層を通過した光を反射する光反射部を有する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルの前記表示面側に配置される第1の偏光板と、前記液晶表示パネルと前記第1の偏光板との間に、前記第1の偏光板の側から順に設けられる、第1の1/2波長板および光学補償板と、を備え、前記液晶層は、その位相差が前記第1の1/2波長板の位相差の1/2よりも小さく、前記第1の1/2波長板は、その遅相軸が電界無印加時の液晶分子の配向軸と交差するとともに、その面内での互いに直交する方向の屈折率をそれぞれnx1,ny1とし、その厚み方向の屈折率をnz1とした場合、nx1>ny1=nz1の関係を満たしており、前記光学補償板は、その面内での互いに直交する方向の屈折率をそれぞれnx2,ny2とし、その厚み方向の屈折率をnz2とした場合、nz2>nx2=ny2の関係を満たしている構成である。
本発明の液晶表示装置は、好ましくは、前記第1の1/2波長板の面内の位相差をRD1、前記光学補償板の厚み方向の位相差をRD2とした場合、0.3≦RD1/RD2≦0.9である。
また本発明の液晶表示装置は、好ましくは、前記液晶表示パネルは、反表示面側から入射した光を、前記液晶層を透過させる光透過部を有し、前記液晶表示パネルの前記反表示面側に配置される第2の偏光板と、前記液晶表示パネルと前記第2の偏光板との間に設けられる1/4波長板と、をさらに備え、前記1/4波長板の遅相軸と電界無印加時の液晶分子の配向軸とはほぼ90°で交差している。
また本発明の液晶表示装置は、好ましくは、前記1/4波長板と前記第2の偏光板との間に設けられる第2の1/2波長板を備え、前記1/4波長板の遅相軸と電界無印加時の液晶分子の配向軸とは90°で交差しており、前記第2の1/2波長板の遅相軸と前記第1の1/2波長板の遅相軸とは85°以上110°以下で交差している。
また本発明の液晶表示装置は、好ましくは、前記光透過部の位相差は、前記光反射部の位相差よりも大きい。
本発明によれば、ノーマリブラックで表示を行う複屈折制御型の液晶表示装置において、液晶層の位相差は、1/4波長板として機能する。また、液晶層に電界が印加されない状態では、第1の1/2波長板、光学補償板および液晶層から出射した円偏光は、広帯域の円偏光となる。
液晶層に電界が印加された状態では、第1の1/2波長板、光学補償板および液晶層を通って直線偏光となり、光反射部で反射される。直線偏光の反射光は、再び液晶層、光学補償板および第1の1/2波長板を通過し、第1の偏光板の偏光方向と同じ直線偏光となるため、白表示となる。
液晶層に電界が印加されない状態では、第1の1/2波長板、光学補償板および液晶層は1/4波長板として機能し、液晶層から出射した円偏光は、広帯域の円偏光となり、円偏光のまま光反射部で反射されて反射光となる。円偏光の反射光は、再び液晶層、光学補償板および第1の1/2波長板を通過し、第1の偏光板の偏光方向に直交する直線偏光となり、広帯域でノーマリブラックの色味、すなわち表示品位の高い黒レベル、いわゆる黒浮きが抑制された黒表示となる。
また本発明によれば、第1の1/2波長板は、その面内での互いに直交する方向の屈折率をそれぞれnx1,ny1とし、その厚み方向の屈折率をnz1とした場合、nx1>ny1=nz1の関係を満たしている。また光学補償板は、その面内での互いに直交する方向の屈折率をそれぞれnx2,ny2とし、その厚み方向の屈折率をnz2とした場合、nz2>nx2=ny2の関係を満たしている。本発明においては、好適には、第1の1/2波長板の面内の位相差をRD1(=(nx1−ny1)×d1;d1は第1の1/2波長板の厚み)、光学補償板の厚み方向の位相差をRD2(=(nz2−nx2)×d2;d2は光学補償板の厚み)とした場合、0.3≦RD2/RD1≦0.9であることから、視野角依存性を大幅に改善することができ、広視野角で表示品位の高いノーマリブラックの黒表示を実現することができる。
また本発明によれば、液晶表示パネルは反表示面側から入射した光は光透過部に含まれる液晶層を透過する。1/4波長板の遅相軸と電界無印加時の液晶分子の配向軸との交差角度がほぼ90°である場合、液晶表示パネルの反表示面の側から入射した光は、第2の偏光板によって直線偏光となる。この直線偏光は、1/4波長板を通過すると円偏光となり、この円偏光は、液晶層、光学補償板および第1の1/2波長板を通過した後、直線偏光となる。この直線偏光の偏光方向は、第1の偏光板の偏光方向に直交する。これによって、直線偏光は、第1の偏光板から外部に出射せず、表示品位の高いノーマリブラックの黒表示が得られる、いわゆる半透過反射型の液晶表示装置を実現することができる。
また本発明によれば、液晶表示パネルは反表示面側から入射した光は光透過部に含まれる液晶層を透過する。1/4波長板の遅相軸と電界無印加時の液晶分子の配向軸との交差角度が90°であり、第2の1/2波長板の遅相軸と第1の1/2波長板の遅相軸との交差角度が85°以上110°以下である場合には、液晶表示パネルの反表示面の側から入射した光は、第2の偏光板によって直線偏光となるが、この直線偏光は、第2の1/2波長板および1/4波長板を通過すると広帯域において円偏光となる。この円偏光は、液晶層、光学補償板および第1の1/2波長板を通過した後、直線偏光となる。この直線偏光の偏光方向は、第1の偏光板の偏光方向に直交する。これによって、直線偏光は、第1の偏光板から外部に出射せず、表示品位の高いノーマリブラックの黒表示が得られる、いわゆる半透過反射型の液晶表示装置を実現することができる。
また本発明によれば、光透過部の位相差が光反射部の位相差よりも大きいので、液晶層の光透過部および光反射部の位相差を調整するためのマルチギャップ、すなわち液晶層の層厚調整層を設けることが可能となり、これによって反射表示および透過表示共に高いコントラストを実現することができる。
本発明の一実施形態の液晶表示装置の構成を示す断面図である。 液晶表示装置の電界無印加時および電界印加時の動作を説明するための図である。 液晶表示装置の軸配置および位相差値を示す図である。 (a)は本発明の第1の1/2波長板の各屈折率の関係を示す図、(b)は本発明の光学補償板の各屈折率の関係を示す図である。 本発明の他の実施形態の液晶表示装置の構成を示す断面図である。 他の実施形態の液晶表示装置の電界無印加時および電界印加時の動作を説明するための図である。 他の実施形態の液晶表示装置の軸配置および位相差値を示す図である。 他の実施形態の液晶表示装置の電界無印加時および電界印加時の動作を説明するための図である。 他の実施形態の液晶表示装置の軸配置および位相差値を示す図である。
図1は本発明の一実施形態の液晶表示装置の構成を示す断面図であり、図2は液晶表示装置の電界無印加時および電界印加時の動作を説明するための図であり、図3は液晶表示装置の軸配置および位相差値を示す図であり、図4は本発明の第1の1/2波長板および光学補償板のそれぞれの各屈折率の関係を示す図である。
本実施形態の液晶表示装置1は、ノーマリブラックで表示を行う複屈折制御型の反射型液晶表示装置である。この液晶表示装置1は、液晶層2を有するとともに、表示面3側から入射して液晶層2を通過した光を反射する光反射層4を有する液晶表示パネル5と、液晶表示パネル5の表示面3側に配置される第1の偏光板6と、液晶表示パネル5と第1の偏光板6との間に、第1の1/2波長板7および光学補償板8を備える。
液晶層2は、その位相差が第1の1/2波長板7の位相差の1/2よりも小さく、その遅相軸が電界無印加時の液晶分子の配向軸とは交差している。
液晶表示パネル5は、第1の基板10、遮光層11、カラーフィルタ層12、共通電極13、第1の配向層14、柱状部15、液晶層2、第2の配向層16、透明電極17、第5の層間絶縁層18、光反射層4、第4の層間絶縁層19、ドレイン電極20、ソース電極21、層間接続部22、第3の層間絶縁層23、第2の層間絶縁層24、第1の層間絶縁層25、第2のゲート絶縁層26、第1のゲート絶縁層27、第2の基板28、チャネル部29、半導体層30およびゲート電極31を備える。
前述のドレイン電極20、ソース電極21、層間接続部22、チャネル部29、半導体層30およびゲート電極31は、アクティブ素子としての薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)を構成する。ドレイン電極20は、画素電極である光反射層4に層間接続部22などによって接続される。ゲート電極31に接続されるゲート信号線は、画素の行ごとに設けられ、ソース電極21に接続されるソース信号線は、画素の列ごとに設けられ、ゲート信号線とソース信号線との各交差部に画素がそれぞれ形成される。
第1の基板10および第2の基板28は、ガラス基板によって実現される。遮光層11は、ブラックマトリクスを構成し、図1の上方から見た平面視において画素間に設けられ、各画素を区画している。共通電極13は、酸化インジウムスズ(Indium Tin Oxide:ITO)等から成り、透明電極層を構成している。第1の配向層14および第2の配向層16は、ポリイミド等から成る。第4の層間絶縁層19は、アクリル系樹脂等から成る。第1〜第3の層間絶縁層25,24,23ならびに第1および第2のゲート絶縁層26,27は、酸化珪素(SiO)または窒化珪素(SiN)から成る。光反射層4は、モリブデン(Mo),アルミニウム(Al)等から成り、例えば、Mo層上にAl層を積層した構成等である。
薄膜トランジスタは、アモルファスシリコン(a-Si)、低温多結晶シリコン(Low-Temperature Poly Silicon;LTPS)などから成る半導体層30を有し、ゲート電極31、ソース電極21、ドレイン電極20の3端子素子であって、ゲート電極31に所定電位の電圧(例えば、3V,6V)を印加することによって、ソース電極21とドレイン電極20との間の半導体層30(チャネル)に電流を流す、スイッチング素子(ゲートトランスファ素子)として機能する。
第1の偏光板6は、直線偏光板であって、外部から表示面3に入射するランダム偏光(楕円偏光)の光から光透過軸(以下、透過軸ともいう)に一致する直線偏光の光だけを透過させる。第1の偏光板6の光透過軸(または光吸収軸(以下、吸収軸ともいう))と後述の第2の偏光板44(図4を参照)の光透過軸(または光吸収軸)との交差角度は、必ずしも90°でなくてもよい。本実施形態において、交差角度は85°以上130°以下に配置され、好ましくは102°に配置される。
液晶表示パネル5は、複屈折制御(Electrically Controlled Birefringence:ECB)型であり、液晶層2に電界が印加されていない初期配向状態で、液晶分子が第1および第2の基板10,28の互いに対向する各表面と平行になるように水平配向処理を施したものを用いる。この液晶表示パネル5に印加する電圧を徐々に高くしていくと、ある閾値電圧を超えたときに液晶分子は第1および第2の基板10,28の各表面に対して徐々に立ち上がり始め、規定値以上の高電圧で液晶分子の配向方向は各基板10,28の各表面に対して垂直になる。
液晶は屈折率異方性媒質であるので、液晶分子の配向軸方向(X軸)の光波と、液晶分子の配向軸と直交方向(Y軸)の光波では、進行速度が異なり、換言すると、X軸とY軸とでは光波の屈折率が異なる。X軸の屈折率(nx)とY軸の屈折率(ny)との差を複屈折率Δn(=nx−ny)という。
液晶層2に入射し、それから出射した光波は、X軸とY軸で速度が違うため、X軸とY軸で位相がずれ、この位相のずれを位相差またはリタデーション(Retardation)という。ここで、入射光の波長をλ、液晶層2の厚さをd、複屈折率をΔnとすると、位相差δは、次式(1)で表わされる。また、Δn・d(nm)でも表される。
δ=2π・Δn・d/λ …(1)
本件発明者は、複屈折制御型であって、ノーマリブラックの液晶表示装置1において、液晶層2の位相差が第1の1/2波長板7の位相差(1/2波長である。例えば、波長が550nmである場合、第1の1/2波長板7で約275nmの位相差となる。本実施形態では270nm)の1/2よりも小さい場合(例えば、本実施形態では105nm)に、ノーマリブラックの色味(黒さの程度)が良好である(真黒に近い)ことを見出した。そして、この液晶表示パネル5に付加される第1の1/2波長板7の遅相軸を所定の方向に配置することによって、ノーマリブラックの色味を改善することができることを見出した。
さらに、図4(a),(b)に示すように、第1の1/2波長板7は、その面内での互いに直交する方向の屈折率をそれぞれnx1,ny1とし、その厚み方向の屈折率をnz1とした場合、nx1>ny1=nz1の関係を満足するように設定され、光学補償板8は、その面内での互いに直交する方向の屈折率をそれぞれnx2,ny2とし、その厚み方向の屈折率をnz2とした場合、nz2>nx2=ny2の関係を満足するように設定される。また光学補償板8は、好適には、第1の1/2波長板7の面内の位相差をRD1(=(nx1−ny1)×d1;d1は第1の1/2波長板7の厚み)、光学補償板8の厚み方向の位相差をRD2(=(nz2−nx2)×d2;d2は光学補償板8の厚み)とした場合、0.3≦RD2/RD1≦0.9であることにより、第1の1/2波長板7及び光学補償板8による複合的な位相差板は、面内方向の位相差及び厚み方向の位相差が好適な範囲に設定される。これにより、視野角依存性を大幅に改善することができることを見出した。すなわち、RD2/RD1の値が0.3未満の場合およびNz値が0.9を超える場合には、視野角依存性を改善することが難しくなる傾向がある。より好ましくは、0.3≦RD2/RD1≦0.7であることが良い。例えば、RD1が270nmである場合、RD2は80nm〜240nm程度が好ましく、より好ましくは80nm〜190nm程度が良い。なお、第1の1/2波長板7のnx1の方向は遅相軸と同じ方向である。
本件発明者は、ノーマリブラックの視認性が改善されていることを確認するために、実施例1および比較例1の液晶表示装置のサンプルを作製し、液晶層2の位相差値を、105nmとし、第1の偏光板6として、日東電工株式会社製、製品名「TEG1465DUHC」の偏光板を使用した。また、実施例1では、第1の1/2波長板7として、日本ゼオン株式会社製、製品名「ゼオノアフィルム」の位相差値が270nm、nx1>ny1=nz1であるもの(nx1=1.52794,ny1=1.52,nz1=1.52)を使用した。光学補償板8として、厚みが1.5μmで、Δn=0.09の液晶を垂直配向させて位相差値が135nm、nz2>nx2=ny2であるもの(nx2=ny2=1.482,nz2=1.572)を使用した。RD2/RD1は0.5である。
比較例1では、光学補償板8は使用しなかった。そして、実施例1及び比較例1の各サンプルについて、コニカミノルタジャパン株式会社製の分光測色計「CM−2600d」を用いて、黒表示の反射率、白表示の反射率、反射コントラスト比を計測した。
実験の結果、実施例1では、黒表示の反射率が0.45%、白表示の反射率が17.2%、反射コントラスト比が38:1であった。これに対して比較例1では、黒表示の反射率が0.58%、白表示の反射率が17.6%、反射コントラスト比が30:1となり、実施例1のサンプルは、比較例1のサンプルと比較して、黒表示において良好な視認性が得られることが確認された。さらに、実施例1では、液晶表示装置のサンプルの正面より上下左右の斜め方向(正面から約50°方向)から見た場合でも、比較例1と比較して、黒浮きがより改善され、より良好な視認性が得られた。
また、液晶層2の位相差を第1の1/2波長板7の位相差の1/2よりも小さくすると、表示品位の高い黒レベルにすることができ、黒表示の視認性が向上することが確認された。ただし、第1の1/2波長板7の位相差の1/4よりも小さい場合、例えば、液晶層2の位相差値を65nmとすると、反射コントラスト比が8:1となり、黒表示の視認性が低下する傾向であった。したがって、液晶層2の位相差は、第1の1/2波長板7の位相差の1/4以上1/2よりも小さいことが好ましい。より好ましくは、1/4以上4/9以下が良い。
液晶層2の位相差は、1/4波長板として機能する。第1の1/2波長板7、光学補償板8および液晶層2から出射した円偏光は、広帯域の円偏光となる。ただし、液晶層2から出射した円偏光は、光反射層4で反射されると、回転方向が逆転した円偏光となる。
図2、図3および図4をも参照して、液晶表示パネル5を表示面3側から見たとき、すなわち液晶分子の電界無印加時の初期配向方向(=ラビング方向)に直交する方向を基準軸(=0°)とし、その基準軸から各軸までの反時計まわりの角度を遅相軸等の角度とすると、例えば第1の偏光板6の吸収軸の角度θp1は167°である。第1の1/2波長板7の遅相軸の角度θf1は152°(位相差値Δnd=270nm)である。
また、第1の1/2波長板7は、その面内での互いに直交する方向の屈折率をそれぞれnx1,ny1とし、その厚み方向の屈折率をnz1とした場合、nx1>ny1=nz1の関係を満足するように設定され、光学補償板8は、その面内での互いに直交する方向の屈折率をそれぞれnx2,ny2とし、その厚み方向の屈折率をnz2とした場合、nz2>nx2=ny2の関係を満足するように設定される。また好適には、0.3≦RD2/RD1≦0.9の範囲に設定される。これによって、液晶表示パネル5の正面より上下左右の斜め方向(正面から約50°方向)から見た場合の黒浮きを制御し、広視野角で表示品位の高い黒レベルの黒表示が得られ、ノーマリブラックでの視野角依存性を改善することができる。
液晶表示パネル5の液晶層2は、上下方向にラビングされるため、液晶分子は上下方向に配向される。この液晶表示パネル5を正面より上方向または下方向へ傾けていくと、液晶のΔnが小さくなり、液晶層2の位相差は小さくなる。一方、正面より左方向または右方向へ傾けていくと、液晶2のΔnは変化せず、液晶層2の厚さが大きくなり、液晶層2の位相差は大きくなる。
光学補償板8を用いずに、第1の1/2波長板7がnx1>ny1=nz1の関係を満たすもののみ用いた場合、液晶層2の配向軸と交差しているため、液晶表示パネル5を正面より上方向または下方向へ傾けていくと、第1の1/2波長板7の位相差は大きくなる。正面より左方向または右方向へ傾けていくと、第1の1/2波長板7の位相差は小さくなる。
この場合、液晶層2の位相差は、第1の1/2波長板7の位相差の1/2よりも小さいことが必要であり、好適には第1の1/2波長板7の位相差の1/4以上1/2よりも小さいことが良いが、液晶層2の位相差の角度依存性と第1の1/2波長板7の位相差の角度依存性とに違いがあり、正面からの傾け角度によっては、液晶層2の位相差が、第1の1/2波長板7の位相差の1/2以上、あるいは1/4よりも小さくなるため、黒浮きが発生し、視野角依存性が大きくなり、視認性が低下することになる。
そして本発明の液晶表示装置は、好適には0.3≦RD2/RD1≦0.9の範囲に設定された、光学補償板8を使用することにより、正面からの傾け角度によっても、液晶層2の位相差は、第1の1/2波長板7の位相差の1/4以上1/2よりも小さい関係となる。その結果、正面より傾けた方向での黒浮きも制御し、広視野角で表示品位の高い黒レベルの黒表示が得られ、ノーマリブラックでの視野角依存性を改善することができる。
第1の1/2波長板7の遅相軸と電界無印加時の液晶分子の配向軸とは交差角度α1で交差している。第1の1/2波長板7の遅相軸と電界無印加時の液晶分子の配向軸との交差角度α1は、好適には52°以上72°以下に配置され、より好ましくは62°に配置される。これによって、表示品位の高い黒レベルの黒表示が得られ、ノーマリブラックの色味(黒さの程度)を改善することができる。
次に、図2に基づいて液晶表示装置1の表示について説明すると、外部から液晶表示装置1の表示面3の側に入射したランダム偏光(楕円偏光)の光a1は、第1の偏光板6によって直線偏光(直線偏光a2とする)となる。直線偏光a2は、第1の1/2波長板7と光学補償板8と液晶層2を通過すると広帯域の円偏光(円偏光a3とする)となる。
液晶層2に電界が印加された状態では、液晶層2の位相差が0となるので、第1の1/2波長板7と光学補償板8と液晶層2を通って直線偏光a4となり、光反射層4で反射される。その直線偏光a4の反射光b3は、再び液晶層2と光学補償板8と第1の1/2波長板7を通過し、第1の偏光板6の偏光方向と同じ、直線偏光b4となり、白表示となる。
また、液晶層2に電界が印加されない状態では、液晶層2を通過し、広帯域の円偏光a3となり、広帯域の円偏光a3のまま光反射層4で反射されて反射光b1となる。円偏光の反射光b1は、再び液晶層2と光学補償板8と第1の1/2波長板7を通過し、第1の偏光板6の偏光方向に直交する直線偏光b2となり、ノーマリブラックの色味、すなわち表示品位の高い黒レベル、いわゆる黒浮きが抑制された黒表示を得ることができる。
図5は本発明の他の実施形態の液晶表示装置を示す断面図であり、図6は液晶表示装置の電界無印加時および電界印加時の動作を説明するための図であり、図7は液晶表示装置の軸配置を示す図である。なお、前述の実施形態と対応する部分には、同一の参照符を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態の液晶表示装置1aは、液晶表示パネル5の反表示面43側に配置される第2の偏光板44と、液晶表示パネル5と第2の偏光板44との間に配置される1/4波長板45および第2の1/2波長板50とをさらに備え、液晶表示パネル5の反表示面43の側から入射した光を透過させる光透過部46が液晶層2を含んで設けられ、いわゆる半透過型(光反射部と光透過部との双方を備える)の液晶表示装置1aとして実現される。基本的には、反表示面43側にバックライト装置は不要であるが、あってもよい。
1/4波長板45は、その遅相軸と電界無印加時の液晶分子の配向軸とが直交するので、位相差を打ち消すことができる。このように液晶表示パネル5と第2の偏光板44との間には、液晶表示パネル5の側から順に1/4波長板45および第2の1/2波長板50が設けられる。また、第2の1/2波長板50の遅相軸と第1の1/2波長板7の遅相軸とは、85°以上110°以下の交差角度で交差している。
次に、図6に基づいて液晶表示装置1aの表示について説明すると、液晶表示パネル5は、反表示面43側から入射した光を透過させる光透過部46に液晶層2が含まれ、光は液晶層2を透過するので、液晶層2に電界が印加されていない状態では、液晶表示パネル5の反表示面43の側から入射した光は、第2の偏光板44によって直線偏光c1となる。この直線偏光c1は、第2の1/2波長板50および1/4波長板45を通過すると広帯域の円偏光c2となる。この広帯域の円偏光c2は、液晶層2、光学補償板8および第1の1/2波長板7を通過した後、直線偏光c3となる。この直線偏光c3の偏光方向は、第1の偏光板6の偏光方向に直交する。これによって、直線偏光c3は、第1の偏光板6から外部に出射せず、表示品位の高いノーマリブラックの黒表示が得られる、いわゆる半透過型の液晶表示装置を実現することができる。
また、液晶層2に電界が印加された状態では、反表示面43側からの入射光は、第2の偏光板44を通過し、直線偏光d1となる。この直線偏光d1の光は、第2の1/2波長板50と1/4波長板45によって広帯域の円偏光d2となる。この広帯域の円偏光d2は、液晶層2、光学補償板8および第1の1/2波長板7を通過して楕円偏光d3となり、楕円偏光d3は第1の偏光板6の偏光方向の光だけが通過して、白表示となる。
図6および図7をも参照して、液晶表示パネル5を表示面3側から見たとき、すなわち液晶分子の電界無印加時の初期配向方向(=ラビング方向)に直交する方向を基準軸(=0°)とし、その基準軸から各軸までの反時計まわりの角度を遅相軸等の角度とすると、第1の偏光板6の吸収軸の角度θp1は167°である。第1の1/2波長板7の遅相軸の角度θf1は152°(位相差値Δnd=270nm)である。1/4波長板45の遅相軸の角度θf2は0°(位相差値Δnd=140nm)であり、第2の1/2波長板50の遅相軸の角度θf3は56°(位相差値Δnd=270nm)、第2の偏光板44の吸収軸の角度θp2は65°である。1/4波長板45には、日本ゼオン株式会社製、製品名「ゼオノアフィルム」であり、面内での互いに直交する方向の屈折率をnx3,ny3とし、厚み方向の屈折率をnz3とした場合、nx3>ny3=nz3であるもの(nx=1.52424,ny=1.52,nz=1.52)を使用した。第2の1/2波長板50には、日本ゼオン株式会社製、製品名「ゼオノアフィルム」であり、面内での互いに直交する方向の屈折率をnx4,ny4とし、厚み方向の屈折率をnz4とした場合、nx4>ny4=nz4であるもの(nx=1.52794,ny=1.52,nz=1.52)を使用した。第2の偏光板44には、日東電工株式会社製、製品名「TEG1465DUHC」を使用した。
第1の1/2波長板7の遅相軸と電界無印加時の液晶分子の配向軸との交差角度は、好適には52°以上72°以下に選ばれ、より好ましくは62°に選ばれる。電界無印加時の液晶分子の配向軸と1/4波長板45の遅相軸との交差角度は90°であり、第2の1/2波長板50の遅相軸と第1の1/2波長板7の遅相軸との交差角度(θf3−θf1)が好適には85°以上110°以下、より好ましく96°に選ばれる。さらに第1の偏光板6の吸収軸と第2の偏光板44の吸収軸との交差角度(θp1−θp2)は、好適には85°以上130°以下、より好ましくは102°に選ばれる。
これによって、黒レベルの表示品位が高いノーマリブラックの黒表示を実現することができる。
また、光透過部46の位相差を光反射部47の位相差よりも大きくし、液晶層2の光透過部46と光反射部47とをマルチギャップ化すること、すなわち液晶層2の層厚調整層を設けることができる。これによって反射表示および透過表示共に高いコントラストを実現することができる。
図8は他の実施形態の液晶表示装置の電界無印加時および電界印加時の動作を説明するための図であり、図9はその液晶表示装置の軸配置を示す図である。
液晶表示パネル5の反表示面側に配置される第2の偏光板44と、液晶表示パネル5と第2の偏光板44との間に配置される1/4波長板45とをさらに備え、液晶表示パネル5の反表示面側から入射した光を透過させる光透過部に液晶層2が含まれて設けられ、いわゆる半透過型(光反射部と光透過部との双方を備える)の液晶表示装置として実現される。基本的には、反表示面側にバックライト装置は不要であるが、あってもよい。
1/4波長板45は、その遅相軸と電界無印加時の液晶分子の配向軸とがほぼ直交するので、位相差を打ち消すことができる。このように液晶表示パネル5と第2の偏光板44との間には1/4波長板45が設けられる。
液晶層2に電界が印加されていない状態では、液晶表示パネル5の反表示面の側から入射した光は、第2の偏光板44によって直線偏光e1となるが、この直線偏光e1は、1/4波長板45を通過すると円偏光e2となる。この円偏光e2は、液晶層2、光学補償板8および第1の1/2波長板7を通過した後、直線偏光e3となる。この直線偏光e3の偏光方向は、第1の偏光板6の偏光方向に直交する。これによって、直線偏光e3は、第1の偏光板6から外部に出射せず、表示品位の高いノーマリブラックの黒表示が得られる、いわゆる半透過型の液晶表示装置を実現することができる。
また、液晶層2に電界が印加された状態では、反表示面側からの入射光は、第2の偏光板44を通過し、直線偏光g1となる。この直線偏光g1の光は、1/4波長板45によって円偏光g2となる。この円偏光g2は、液晶層2、光学補償板8および第1の1/2波長板7を通過して楕円偏光g3となり、楕円偏光g3は第1の偏光板6の偏光方向の光だけが通過して、白表示となる。
図8および図9をも参照して、液晶表示パネル5を表示面側から見たとき、すなわち液晶分子の電界無印加時の初期配向方向(=ラビング方向)に直交する方向を基準軸(=0°)とし、その基準軸から各軸までの反時計まわりの角度を遅相軸等の角度とすると、第1の偏光板6の吸収軸の角度θp1は167°である。第1の1/2波長板7の遅相軸の角度θf1は152°(位相差値Δnd=270nm)である。1/4波長板45の遅相軸の角度θf2は1°(位相差値Δnd=140nm)であり、第2の偏光板44の吸収軸の角度θp2は46°である。1/4波長板45には、日本ゼオン株式会社製、製品名「ゼオノアフィルム」であり、面内での互いに直交する方向の屈折率をnx5,ny5とし、厚み方向の屈折率をnz5とした場合、nx5>ny5=nz5であるもの(nx=1.52424,ny=1.52,nz=1.52)を使用し、第2の偏光板44には、日東電工株式会社製、製品名「TEG1465DUHC」を使用した。
第1の1/2波長板7の遅相軸と電界無印加時の液晶分子の配向軸との交差角度は、好適には52°以上72°以下に選ばれ、より好ましくは62°に選ばれる。電界無印加時の液晶分子の配向軸と1/4波長板45の遅相軸との交差角度は91°に選ばれる。この交差角度は、90°±3°程度の範囲内、より好ましくは90°±1°程度の範囲内に選定される。さらに第1の偏光板6の吸収軸と第2の偏光板44の吸収軸との交差角度(θp1−θp2)は、好適には85°以上130°以下、より好ましくは121°に選ばれる。
これによって、黒レベルの表示品位が高いノーマリブラックの黒表示を実現することができる。
1,1a 液晶表示装置
2 液晶層
3 表示面
4 光反射層
5 液晶表示パネル
6 第1の偏光板
7 第1の1/2波長板
8 光学補償板
10 第1の基板
11 遮光層
12 カラーフィルタ層
13 共通電極
14 第1の配向層
15 柱状部
16 第2の配向層
17 透明電極
18 第5の層間絶縁層
19 第4の層間絶縁層
20 ドレイン電極
21 ソース電極
22 層間接続部
23 第3の層間絶縁層
24 第2の層間絶縁層
25 第1の層間絶縁層
26 第2のゲート絶縁層
27 第1のゲート絶縁層
28 第2の基板
29 チャネル部
30 半導体層
31 ゲート電極
43 反表示面
44 第2の偏光板
45 1/4波長板
46 光透過部
47 光反射部
50 第2の1/2波長板

Claims (5)

  1. ノーマリブラックで表示を行う複屈折制御型の液晶表示装置であって、
    液晶層を有するとともに、表示面側から入射して前記液晶層を通過した光を反射する光反射部を有する液晶表示パネルと、
    前記液晶表示パネルの前記表示面側に配置される第1の偏光板と、
    前記液晶表示パネルと前記第1の偏光板との間に、前記第1の偏光板の側から順に設けられる、第1の1/2波長板および光学補償板と、を備え、
    前記液晶層は、その位相差が前記第1の1/2波長板の位相差の1/2よりも小さく、
    前記第1の1/2波長板は、その遅相軸が電界無印加時の液晶分子の配向軸と交差するとともに、その面内での互いに直交する方向の屈折率をそれぞれnx1,ny1とし、その厚み方向の屈折率をnz1とした場合、nx1>ny1=nz1の関係を満たしており、
    前記光学補償板は、その面内での互いに直交する方向の屈折率をそれぞれnx2,ny2とし、その厚み方向の屈折率をnz2とした場合、nz2>nx2=ny2の関係を満たしている液晶表示装置。
  2. 前記第1の1/2波長板の面内の位相差をRD1、前記光学補償板の厚み方向の位相差をRD2とした場合、0.3≦RD2/RD1≦0.9である請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記液晶表示パネルは、反表示面側から入射した光を、前記液晶層を透過させる光透過部を有し、
    前記液晶表示パネルの前記反表示面側に配置される第2の偏光板と、
    前記液晶表示パネルと前記第2の偏光板との間に設けられる1/4波長板と、をさらに備え、
    前記1/4波長板の遅相軸と電界無印加時の液晶分子の配向軸とはほぼ90°で交差している請求項1または請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記1/4波長板と前記第2の偏光板との間に設けられる第2の1/2波長板を備え、
    前記1/4波長板の遅相軸と電界無印加時の液晶分子の配向軸とは90°で交差しており、
    前記第2の1/2波長板の遅相軸と前記第1の1/2波長板の遅相軸とは85°以上110°以下で交差している請求項3に記載の液晶表示装置。
  5. 前記光透過部の位相差は、前記光反射部の位相差よりも大きい請求項3または請求項4に記載の液晶表示装置。
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