JP2019066385A - 位置検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被検出体の位置検出の応答性及び検出精度を向上する位置検出装置を提供する。【解決手段】 被検出体の位置変化を検出可能な位置検出装置1は、ベース部材21、被検出体の位置変化に追従して移動可能に設けられる押し当て部材22、ベース部材21と押し当て部材22との間に設けられ収縮すると発熱し伸長すると吸熱する弾性部材23、弾性部材23の内部と外部との間の熱の流れである熱流束の大きさに応じた信号を出力する熱流束センサ10、及び、ダイヤフラフラム部24を備える。ダイヤフラム部24は、弾性変形可能な材料から形成され、ベース部材21と押し当て部材22との間においてベース部材21に支持されつつ押し当て部材22に当接している。ダイヤフラム部24は、押し当て部材22の移動に応じて弾性部材23が収縮または伸長すると弾性部材23が収縮または伸長する前の状態に戻るよう復元力を発生する。【選択図】 図1

Description

本発明は、位置検出装置に関する。
従来、基準に対する部材の位置変化を検出可能な位置検出装置が知られている。例えば、特許文献1には、変位センサ、変位センサの両端に固定される二つの固定部材、及び、固定部材に連結される二つのベースを備え、一定距離離れた二つの位置の相対位置の変化を検出可能な歪みクラック計測装置が記載されている。
特開2009−229183号公報
しかしながら、特許文献1に記載の歪みクラック計測装置では、二つのベースを一定距離離した状態で被検出体に固定するため、二つのベースが固定されるそれぞれの部位の位置関係によっては、検出される歪みクラックの大きさが変化するおそれがある。このため、例えば、歪みクラック計測装置の取り付け場所を検討するために被検出体に複数回取り付ける場合など、被検出体に取り付けるごとに出力特性が変化するため、再現性があるデータを得ることができない。
また、基準に対する部材の位置変化に伴い変形する弾性部材の熱流束の大きさ及び流れる方向を検出することによって当該部材の位置変化を検出することが可能で位置検出装置がある。しかしながら、変形した弾性部材は、自身の復元力によって元の形状に復元するため、当該復元力が比較的小さい、すなわち、元の形に戻ろうとする力が弱い場合、位置変化の検出の応答性が比較的低くなる。一方、応答性を一定程度確保する場合、弾性部材の剛性を高める必要があるが、微小な位置変化を検出することが困難になる。また、弾性部材は、比較的剛性が低いため、例えば、位置変化を検出する被検出体に位置検出装置を組み付けるとき、当該被検出体の自重など不意の作用力によって弾性部材が意図しない変形するため、検出精度が低下するおそれがある。
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、被検出体の位置検出の応答性及び検出精度を向上する位置検出装置を提供することにある。
本発明は、被検出体(90)の基準(8)に対する相対位置の変化を検出可能な位置検出装置であって、基部(21,81)、追従部(22,82)、伸縮可能部材(23,43,53,63,73,83)、熱流束検出部(10,40,50,60,70,80)、及び、復元力発生部材(24,84)を備える。
基部は、基準に対して相対移動不能である
追従部は、被検出体の基準に対する相対移動に追従して移動可能または変形可能に設けられる。
伸縮可能部材は、基部と追従部との間に設けられる。伸縮可能部材は、追従部の移動または変形に応じて伸縮可能な材料から形成され、収縮すると発熱し伸長すると吸熱する。
熱流束検出部は、伸縮可能部材の熱が伝わるよう設けられる。熱流束検出部は、伸縮可能部材の内部と外部との間の熱の流れである熱流束の大きさに応じた信号を出力する。
復元力発生部材は、弾性変形可能な材料から形成され、基部と追従部との間において基部に支持されつつ追従部に当接する。復元力発生部材は、追従部の移動または変形に応じて伸縮可能部材が収縮または伸長すると当該伸縮可能部材が収縮または伸長する前の状態に戻るよう復元力を発生する。
本発明の位置検出装置は、伸縮可能部材とは別に、弾性変形可能な材料から形成されている復元力発生部材を備える。本発明の位置検出装置では、外部からの作用力によって被検出体の歪みエネルギーが変化すると、追従部が移動または変形する。復元力発生部材は、追従部が移動または変形すると伸縮可能部材とともに収縮または伸長する。外部からの作用力がなくなると、追従部には伸縮可能部材の元の状態に戻ろうとする復元力に加えて復元力発生部材の弾性力に起因する復元力が作用する。これにより、本発明の位置検出装置は、比較的短時間で元の状態に戻ることができる。したがって、被検出体の位置変化を比較的高い応答性で検出することができる。
また、本発明の位置検出装置は、被検出体を介して追従部に外部からの作用力が作用するとき、伸縮可能部材の剛性に加え復元力発生部材の剛性によっても当該作用力による追従部の移動または変形を妨げることができる。これにより、不意の作用力による追従部の意図しない移動または変形を防止することができるため、被検出体の位置変化を比較的高い精度で検出することができる。
このように、本発明の位置検出装置は、復元力発生部材の復元力及び剛性によって被検出体の位置検出の応答性及び精度を向上することができる。
第一実施形態による位置検出装置の断面図である。 図1のII−II線断面図である。 第一実施形態による位置検出装置が備える熱流束センサの模式図である。 図3のIV−IV線断面図である。 第一実施形態による位置検出装置の上面図である。 第一実施形態による位置検出装置の作用を説明する模式図である。 第一実施形態による位置検出装置の使用方法を説明する模式図である。 第一実施形態による位置検出装置の作用を説明する特性図である。 第二実施形態による位置検出装置の断面図である。 第二実施形態による位置検出装置の作用を説明する模式図である。 第二実施形態による位置検出装置の作用を説明する模式図であって、図10とは異なる状態を説明する模式図である。 第三実施形態による位置検出装置の断面図である。 第四実施形態による位置検出装置の断面図である。 第四実施形態による位置検出装置の上面図である。 その他の実施形態による位置検出装置の模式図である。
以下、複数の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第一実施形態)
第一実施形態による位置検出装置を図1〜8に基づいて説明する。第一実施形態による位置検出装置1は、「基部」としてのベース部材21、「追従部」としての押し当て部材22、「伸縮可能部材」としての弾性部材23、「熱流束検出部」としての熱流束センサ10、「復元力発生部材」としてのダイヤフラム部24、及び、計測部30を備える。なお、図1,2,6,7は、各部の関係を分かりやすくするため、位置検出装置1の縦と横との縮尺比を変更している。
ベース部材21は、導電性を有する材料から形成されている平板状の部材である。ベース部材21は、円形状に形成されている。ベース部材21は、例えば、図7に示す「基準」としてのテーブル8上に置かれ、テーブル8に対して相対移動不能に固定される。ベース部材21は、熱流束センサ10が設けられる押し当て部材22側の面211に溝212を有する。溝212は、ベース部材21の略中央から径方向外側の縁部まで形成されている。溝212は、後述する熱流束センサ10のケーブル100を収容可能である。
押し当て部材22は、導電性を有する弾性変形可能な材料から形成されている平板状の部材である。押し当て部材22は、ベース部材21と同じ大きさの円形状に形成されている。押し当て部材22は、例えば、図7に示す被検出体90に押し当てられ、被検出体90の移動や変形に追従してベース部材21に対して移動または変形可能に設けられる。押し当て部材22は、例えば、接着剤によって、弾性部材23と接着されている。
弾性部材23は、例えば、バイトンゴムから形成されている。弾性部材23は、ベース部材21とは反対側の面231が押し当て部材22の面222に、例えば、接着剤によって、接着されている。弾性部材23は、後述する熱流束センサ10の検出部101の形状に対応するよう中心軸CA1に沿う方向に延びるよう形成される通孔230を有する。弾性部材23は、押し当て部材22のベース部材21に対する相対移動または変形に応じて、収縮すると発熱し、伸長すると吸熱する。
熱流束センサ10は、弾性部材23とベース部材21との間に設けられている。熱流束センサ10は、弾性部材23及びベース部材21に、例えば、接着剤によって接着されている。熱流束センサ10は、可撓性を有する部材であって、弾性部材23の伸縮に応じて変形可能である。第一実施形態では、熱流束センサ10は、熱流束センサ10の上面図である図3に示すように、形状が円形状となるよう形成されている。熱流束センサ10には弾性部材23の内部と外部との間の熱の流れである熱流束が通る。熱流束センサ10は、自身を横切る熱流束を検出し、検出した熱流束を、例えば、電圧信号として出力する。
熱流束センサ10は、検出部101、及び、端子部102を有する。
検出部101は、図3に示すように、熱流束センサ10において略環状に配置されている。検出部101は、図4に示すように、絶縁基材11、裏面保護部材12、表面保護部材13、第一層間接続部材14、及び、第二層間接続部材15を有する。なお、図4は、検出部101の構成を分かりやすくするため、実際の形状に比べて裏面保護部材12から表面保護部材13に向かう方向を拡大している。
絶縁基材11は、熱可塑性樹脂からなるフィルムから形成されている。絶縁基材11は、厚さ方向に貫通する複数のビアホール111を有する。ビアホール111には、第一層間接続部材14または第二層間接続部材15が設けられている。第一層間接続部材14が設けられているビアホール111の隣には第二層間接続部材15が設けられるビアホール111が位置する。すなわち、絶縁基材11には、第一層間接続部材14と第二層間接続部材15とが離間して互い違いになるように配置されている。
裏面保護部材12は、大きさが絶縁基材11の大きさと同じ熱可塑性樹脂からなるフィルムから形成されている。裏面保護部材12は、絶縁基材11の裏面112に設けられている。裏面保護部材12の絶縁基材11側の面121には、銅箔などがパターニングされた複数の裏面パターン114が設けられている。裏面パターン114は、第一層間接続部材14と第二層間接続部材15とを電気的に接続している。
表面保護部材13は、大きさが絶縁基材11の大きさと同じ熱可塑性樹脂からなるフィルムから形成されている。表面保護部材13は、絶縁基材11の表面113に設けられている。表面保護部材13の絶縁基材11側の面131には、銅箔などがパターニングされた複数の表面パターン115が形成されている。表面パターン115は、第一層間接続部材14と第二層間接続部材15とを電気的に接続している。
複数の第一層間接続部材14と複数の第二層間接続部材15とは、ゼーベック効果を発揮するよう互いに異なる金属で構成されている。例えば、第一層間接続部材14は、P型を構成するBi−Sb−Te合金の粉末が焼結前における複数の金属原子の結晶構造を維持するように固相焼結された金属化合物から形成されている。また、第二層間接続部材15は、N型を構成するBi−Te合金の粉末が焼結前における複数の金属原子の所定の結晶構造を維持するように固相焼結された金属化合物から形成されている。第一層間接続部材14と第二層間接続部材15とは、裏面パターン114及び表面パターン115によって交互に直列されている。
検出部101では、複数の裏面パターン114、複数の第一層間接続部材14、複数の表面パターン115、及び、複数の第二層間接続部材15は、裏面パターン114、第一層間接続部材14、表面パターン115、第二層間接続部材15の順番が繰り返されるよう電気的に接続されている。以下、複数の裏面パターン114、複数の第一層間接続部材14、複数の表面パターン115、及び、複数の第二層間接続部材15から構成されている検出部101の配線を検出部配線という。検出部配線の押し当て部材22側には、弾性部材23が位置する(図3,5参照)。
熱流束センサ10では、検出部配線は、図3に示すように、複数の円弧状の部位、及び、隣り合う円弧状の部位を接続する略直線状の部位により構成されている。
具体的には、図4に示す熱流束センサ10を押し当て部材22側から見た上面図において最も径内方向に位置する円弧状の二点鎖線Le1で示す検出部配線は、略直線状の二点鎖線Le2で示す検出部配線によって隣り合う円弧状の二点鎖線Le3で示す検出部配線と電気的に接続されている。また、円弧状の二点鎖線Le3で示す検出部配線は、熱流束センサ10の中心軸と同軸の位置検出装置1の中心軸CA1を挟んで二点鎖線Le2の略反対側に位置する略直線状の二点鎖線Le4で示す検出部配線によって隣り合う円弧状の二点鎖線Le5と電気的に接続されている。
図4において、紙面上側において複数回折り返すよう形成されている検出部配線は、熱流束センサ10の径方向外側において、熱流束センサ10の径方向外側の縁に沿って熱流束センサ10をほぼ一周するよう形成されている検出部配線(二点鎖線Le6)と電気的に接続されている。二点鎖線Le6で示す検出部配線は、図4の紙面上側から紙面下側に向かうよう反時計回りに配置されている。
二点鎖線Le6で示す検出部配線は、略直線状の二点鎖線Le7で示す検出部配線によって径内方向で隣り合う円弧状の二点鎖線Le8で示す検出部配線と電気的に接続されている。その後、紙面下側において複数回折り返すよう形成されている検出部配線は、図4において最も径内方向に位置する二点鎖線Le1とは異なる円弧状の二点鎖線Le9で示す検出部配線と電気的に接続している。
端子部102は、熱流束センサ10の略中央に設けられている。端子部102は、接続端子141,151、接続バンプ142,152、及び、出力線143,153を有する。
接続端子141,151は、端子部102の外周近傍に位置する。接続端子141は、検出部配線のうち接続端子141に最も近い二点鎖線Le1で示す検出部配線と電気的に接続している。また、接続端子151は、検出部配線のうち接続端子151に最も近い二点鎖線Le9で示す検出部配線と電気的に接続している。
接続バンプ142,152は、接続端子141,151のそれぞれに設けられている。接続バンプ142は、接続端子141と出力線143とを接続する。接続バンプ152は、接続端子151と出力線153とを接続する。
出力線143,153は、熱流束センサ10の径外方向に延びるよう形成されている。出力線143,153は、接続バンプ142,152と電気的に接続している。出力線143,153は、端子部102が有する半円状の開口103を通ることによって熱流束センサ10の弾性部材23側からベース部材21側に配線されている。ベース部材21側に配線されている出力線143,153は、ひとつのケーブル100として束ねられ、ベース部材21の溝212に収容されている。ケーブル100は、いわゆる、同軸ケーブルの形態をなしており、熱流束センサ10のアース線104が、網組銅線として出力線143,153の周囲に配置されている。このとき、アース線104は、溝212においてベース部材21に当接するよう設けられている。
熱流束センサ10では、熱流束センサ10の厚さ方向(図4の裏面保護部材12から表面保護部材13に向かう方向)に流れる熱量の大きさが変化すると、交互に直列接続された第一層間接続部材14及び第二層間接続部材15において発生する起電圧が変化する。熱流束センサ10は、この電圧を出力線143、153を介して検出信号として計測部30に出力する。
ダイヤフラム部24は、ベース部材21と押し当て部材22との間に設けられている。ダイヤフラム部24は、ダイヤフラム25、「基部側固定部」としてのベース側スペーサ26、及び、「追従部側固定部」としての押し当て側スペーサ27を有する。
ダイヤフラム25は、略環状に形成されている部材である。ダイヤフラム25は、弾性変形可能な材料、例えば、ステンレスから形成されている。ダイヤフラム25は、中央に有する通孔250に弾性部材23が挿通されている。すなわち、ダイヤフラム25は、弾性部材23の径外方向の全周に位置している。
ベース側スペーサ26は、ベース部材21とダイヤフラム25との間に設けられている。位置検出装置1は、二つのベース側スペーサ26を有する。二つのベース側スペーサ26は、図5に示すように、位置検出装置1の中心軸CA1を挟むよう設けられる。ベース側スペーサ26は、一端がベース部材21に、例えば、ねじによって固定されている。また、ベース側スペーサ26は、他端がダイヤフラム25の部位251に、例えば、ねじによって固定されている。これにより、ダイヤフラム25の部位251は、ベース部材21に対して相対移動不能となる。
押し当て側スペーサ27は、ダイヤフラム25と押し当て部材22との間に設けられている。位置検出装置1は、二つの押し当て側スペーサ27を有する。二つの押し当て側スペーサ27は、図5に示すように、位置検出装置1の中心軸CA1を挟むよう設けられる。押し当て側スペーサ27は、一端が押し当て部材22に、例えば、ねじによって固定されている。また、押し当て側スペーサ27は、他端が部位251とは異なるダイヤフラム25の部位252に、例えば、ねじによって固定されている。これにより、ダイヤフラム25の部位252は、押し当て部材22に対して相対移動不能となる。
位置検出装置1では、ベース側スペーサ26と押し当て側スペーサ27とは、熱流束センサ10及び弾性部材23の径外方向において交互かつ等間隔に設けられている。具体的には、押し当て側スペーサ27は、図5に示すように、位置検出装置1の中心軸CA1を挟む位置であって、二つの押し当て側スペーサ27を結ぶ仮想線VL27が二つのベース側スペーサ26を結ぶ仮想線VL26に対して略直角に交わる位置に設けられている。
計測部30は、CPU、ROM、RAMを中心に構成される周知のマイクロコンピュータである。計測部30は、ケーブル100を介して検出部配線と電気的に接続している。計測部30は、熱流束センサ10が出力する検出信号に基づいて熱流束センサ10を通る熱流束の大きさを算出する。計測部30は、熱流束センサ10,40のそれぞれを通る熱流束の大きさに基づいて被検出体90の位置変化を算出する。
次に、第一実施形態による位置検出装置1の作用を図6に基づいて説明する。
テーブル8上に設けられている位置検出装置1の押し当て部材22に外部からの作用力F11が作用すると、図1、2に示す初期状態から、ベース部材21に対する押し当て部材22の相対位置が変化または押し当て部材22の一部が変形する。押し当て部材22の相対位置の変化または変形によって弾性部材23が変形すると、弾性部材23が発熱または吸熱する。弾性部材23が発熱または吸熱すると、外部との熱のやり取りである熱流束が発生する。熱流束センサ10では、第一層間接続部材14及び第二層間接続部材15において発生する起電圧の電圧を出力線143、153を介して検出信号として計測部30に出力する。計測部30は、熱流束センサ10が出力する検出信号に基づいて熱流束センサ10を通る熱流束の大きさを算出し、押し当て部材22の相対位置の変化量または変形量を算出する。
位置検出装置1において押し当て部材22の相対位置が変化または押し当て部材22が変形すると、押し当て側スペーサ27が移動する。これにより、ダイヤフラム25の押し当て側スペーサ27が固定されている部位252が移動する。しかしながら、ダイヤフラム25のベース側スペーサ26が固定されている部位251は移動しないため、図6に示すように、ダイヤフラム25が変形する。
外部からの作用力F11がなくなると、弾性部材23が初期状態の形状に復元しようとする。このとき、ダイヤフラム25も初期状態の形状に復元するよう復元力を発生する。これにより、位置検出装置1の弾性部材23は、比較的短い時間で初期状態に復元する。
第一実施形態による位置検出装置1の使用例を図7,8に基づいて説明する。
図7は、位置変化の検出対象である被検出体90に適用される位置検出装置1の模式図である。図8は、被組み付け部材91へのプッシャ92の組み付け時における熱流束センサ10のセンサ出力の時間変化を示す特性図である。
最初に、被検出体90の構成について説明する。被検出体90は、被組み付け部材91及びプッシャ92を有する。被検出体90では、被組み付け部材91にプッシャ92が組み付けられる。
被組み付け部材91は、本体部911、当接部912、小径部913、及び、大径部914を有する。
本体部911は、テーブル8上に設けられている位置検出装置1の押し当て部材22のベース部材21とは反対側の面221に当接している。
当接部912は、本体部911の位置検出装置1とは反対側に設けられている。当接部912は、プッシャ92に当接可能な当接面910を有する。
小径部913は、当接部912の位置検出装置1とは反対側に設けられている断面が略円形状の棒状の部位である。小径部913の外径は、プッシャ92が有する通孔923の内径に比べ小さい。
大径部914は、小径部913の位置検出装置1とは反対側に設けられている断面が略円形状の部位である。大径部914の外径は、プッシャ92が有する通孔923の内径とほぼ同じである。
プッシャ92は、本体部921、及び、複数のスプリングプランジャ922を有する。
本体部921は、略有底筒状に形成されている部材である。本体部921は、大径部914及び小径部913を挿入可能な通孔923を有する。
スプリングプランジャ922は、本体部921の径方向外側の側壁に設けられている。スプリングプランジャ922は、先端のピン924が通孔923に突出可能なよう設けられている。スプリングプランジャ922では、スプリング925によってピン924が本体部921の径内方向に付勢されている。
被組み付け部材91にプッシャ92を組み付けるとき、プッシャ92の通孔923に大径部914及び小径部913を挿入する(図7の実線矢印Fa1参照)。このとき、プッシャ92は、本体部921が当接部912の当接面910に当接するまで挿入する。
プッシャ92の通孔923に大径部914を挿入すると、ピン924は、大径部914の径方向外側の外壁面915に当接した後、小径部913の径方向外側の外壁面916に当接する。
被組み付け部材91へのプッシャ92の組み付け時の熱流束センサ10のセンサ出力の時間変化について説明する。
図8の時刻t11において、大径部914をプッシャ92に挿入するとピン924が大径部914の外壁面915に当接する。これにより、スプリング925の付勢力が大径部914に作用する。また、大径部914をプッシャ92にさらに挿入すると、センサ出力は、時刻t11でのセンサ出力に比べ次第に大きくなる(時刻t12から時刻t13までの間)。
時刻t13から大径部914をプッシャ92にさらに挿入すると、ピン924の当接先は、大径部914の外壁面915から小径部913の外壁面916に代わる。小径部913の外径は、大径部914の外径に比べ小さいため、被組み付け部材91に作用するスプリング925の付勢力は小さくなる。これにより、図8の時刻t13から時刻t14までの間では、センサ出力は、徐々に小さくなる。
時刻t14から大径部914をプッシャ92にさらに挿入すると、プッシャ92の本体部921の位置検出装置1側の端面926が当接部912のプッシャ92側の当接面910に当接する。このとき、センサ出力が所定の閾値Pth以上の値、例えば、時刻t15におけるセンサ出力Pmとなる場合、プッシャ92が当接部912の当接面917に確実に当接し被組み付け部材91とプッシャ92とが所望の状態に組み付けられたと判定される。
(a)第一実施形態による位置検出装置1は、弾性部材23とは別に、弾性変形可能な材料から形成されているダイヤフラム25を有するダイヤフラム部24を備える。位置検出装置1では、外部からの作用力によって被検出体90の歪みエネルギーが変化すると、押し当て部材22が移動または変形する。ダイヤフラム部24が有するダイヤフラム25は、押し当て部材22が移動または変形すると弾性部材23とともに収縮または伸長する。外部からの作用力がなくなると、押し当て部材22には弾性部材23の元の状態に戻ろうとする復元力に加えてダイヤフラム25の弾性力に起因する元の状態に戻ろうとする復元力が作用する。これにより、位置検出装置1は、比較的短時間で元の状態に戻ることができる。したがって、位置検出装置1は、被検出体90の位置変化を比較的高い応答性で検出することができる。
また、位置検出装置1は、被検出体90を介して押し当て部材22に外部からの作用力が作用するとき、弾性部材23の剛性に加えダイヤフラム25の剛性によっても当該作用力による押し当て部材22の移動または変形を妨げることができる。これにより、不意の作用力による押し当て部材22の意図しない移動または変形を防止することができるため、被検出体90の位置変化を比較的高い精度で検出することができる。
このように、位置検出装置1は、ダイヤフラム25の復元力によって被検出体90の位置検出の応答性を向上しつつ、ダイヤフラム25の剛性によって被検出体90の位置検出の精度を向上することができる。
(b)位置検出装置1では、ダイヤフラム25は、略環状に形成され、中央に有する通孔250に弾性部材23が挿通されている。これにより、位置検出装置1に中心軸CA1からずれた位置に力が作用し弾性部材23が偏って変形しても、ダイヤフラム部24は偏った部位を復元するよう復元力を発生する。したがって、中心軸CA1からずれた位置に力が作用しても位置検出の応答性をさらに向上することができる。
(c)ベース側スペーサ26と押し当て側スペーサ27とは、熱流束センサ10及び弾性部材23の径外方向において交互かつ等間隔に設けられている。これにより、押し当て部材22の位置変化に伴ってダイヤフラム25を確実に変形させることができる。したがって、確実にダイヤフラム25の復元力を作用させることができるため、位置検出の応答性及び精度をさらに向上することができる。
(d)位置検出装置1は、ベース部材21、押し当て部材22、弾性部材23、熱流束センサ10、及び、ダイヤフラム部24が一つのユニットとして構成されている。これにより、位置検出装置1は、弾性部材23及び熱流束センサ10の位置を当該ユニット内において一定とすることができる。したがって、押し当て部材22の移動または変形を再現性よく検出することができる。
(e)押し当て部材22は、弾性変形可能な材料から形成されている。弾性部材23が変形したあと作用力F11がなくなると、押し当て部材22には、弾性部材23の復元力のみならず押し当て部材22自身の元の状態に戻ろうとする復元力が作用する。これにより、位置検出装置1の元の状態への復元がさらに早くなるため、作用力が作用する方向が比較的短い時間で繰り返し変化する場合であっても、当該作用力による押し当て部材22の移動または変形を確実に検出することができる。
(f)位置検出装置1では、ベース部材21と熱流束センサ10、熱流束センサ10と弾性部材23、及び、弾性部材23と押し当て部材22とは、それぞれ接着されている。これにより、弾性部材23は、密着している押し当て部材22の移動または変形に応じて確実に収縮または伸長することができる。また、熱流束センサ10は、密着している弾性部材23の収縮または伸長に伴う熱流束の変化を確実に検出することができる。したがって、被検出体90における微小な位置変化を確実に検出することができる。
(g)位置検出装置1では、熱流束センサ10のアース線104が溝212においてベース部材21に当接するよう設けられている。これにより、被検出体90のアース線を接続する部位が不要となる。また、熱流束センサ10の同じ位置にアース線104が接地されるため、熱流束センサ10が出力する電圧信号のノイズを安定して小さくすることができる。したがって、被検出体90の位置変化の検出精度をさらに向上することができる。
(第二実施形態)
次に、第二実施形態による位置検出装置を図9〜11に基づいて説明する。第二実施形態は、熱流束センサの数が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第二実施形態による位置検出装置2は、ベース部材21、押し当て部材22、「伸縮可能部材」としての弾性部材23,43、「熱流束検出部」としての熱流束センサ10,40、ダイヤフラム部24、及び、計測部30を備える。なお、図9〜11は、各部の関係を分かりやすくするため、位置検出装置2の縦と横との縮尺比を変更している。
弾性部材43は、例えば、バイトンゴムから形成されている。弾性部材43は、熱流束センサ40の検出部の形状に合わせて形成されている。具体的には、弾性部材43は、熱流束センサ40の検出部に対応する通孔430を有する。
弾性部材43は、ベース部材21とは反対側の面431が押し当て部材22の面222に、例えば、接着剤によって、接着されている。弾性部材43は、押し当て部材22の移動または変形に応じて、収縮すると発熱し伸長すると吸熱する。
二つの弾性部材23,43は、ダイヤフラム25の通孔250に挿通されている。
位置検出装置2は、二つの熱流束センサ10,40を備える。
二つの熱流束センサ10,40は、位置検出装置2の中心軸CA2を挟むよう設けられている。図9に示すように、熱流束センサ10は、中心軸CA2の紙面左側に位置し、熱流束センサ40は、中心軸CA2の紙面右側に位置している。
熱流束センサ40は、弾性部材43とベース部材21との間に設けられている。熱流束センサ40は、弾性部材43及びベース部材21に、例えば、接着剤によって接着されている。
熱流束センサ40の構成は、熱流束センサ10と同じであって、円形状に形成されている。熱流束センサ40は、弾性部材43の内部と外部との間の熱の流れである熱流束を検出可能なセンサである。熱流束センサ40は、検出した熱流束を、例えば、電圧信号として出力する。第二実施形態では、二つの熱流束センサ10,40は、計測部30に対して並列に接続されている。なお、図9〜11では、熱流束センサ10,40が有する接続端子、及び、接続バンプ、及び、出力線は省略し、熱流束センサ10,40のそれぞれと計測部30とを電気的に接続するケーブル100,400のみを記載している。
計測部30は、熱流束センサ10,40のそれぞれと別々に電気的に接続している。計測部30は、熱流束センサ10,40のそれぞれが出力する検出信号に基づいて、熱流束センサ10,40のそれぞれを通る熱流束の大きさを算出する。計測部30は、熱流束センサ10,40のそれぞれを通る熱流束の大きさに基づいて被検出体90の位置変化を検出する。
第二実施形態による位置検出装置2における被検出体の位置変化の検出方法について、図10,11に基づいて説明する。図10,11には、位置検出装置2の中心軸CA2からずれた位置に外部から力が作用するときの状態の模式図を示す。なお、図10,11には、図9に示す外部からの力が作用していない状態における弾性部材23,43の形状を二点鎖線23,43で示す。
図10は、中心軸CA2から見て紙面左側に作用力F21が作用しているときの模式図を示す。このとき、押し当て部材22は、図10の実線矢印A21に示すように、紙面左側に傾くため、弾性部材23は、収縮する。これにより、熱流束センサ10には、収縮する弾性部材23において発生する熱に起因する熱流束(図10の白抜き矢印Th11)が通る。熱流束センサ10は、当該熱流束の大きさに応じた電圧信号を出力する。
一方、弾性部材43は、図10に示すように、伸長する。これにより、熱流束センサ40には、伸長する弾性部材43が自身の周囲から吸収する外部の熱に起因する熱流束(図10の白抜き矢印Th12)が通る。熱流束センサ40は、当該熱流束の大きさに応じた電圧信号を出力する。
計測部30では、熱流束センサ10,40のそれぞれが出力する電圧信号に基づいて被検出体90の位置変化を検出する。このとき、図10では、熱流束センサ10は自身の発熱に伴う熱流束を検出する一方、熱流束センサ40は吸熱に伴う熱流束を検出する。これにより、例えば、熱流束センサ10から計測部30に入力される電圧信号がプラスの場合、熱流束センサ40から計測部30に入力される電圧信号はマイナスになる。したがって、計測部30に入力される電圧信号は、図10の状態における一つの熱流束センサが出力する電圧信号の2倍になる。
また、図11は、中心軸CA2の紙面右側に作用力F22が作用しているときの模式図を示す。このとき、押し当て部材22は、図11の実線矢印A22に示すように、紙面右側に傾くため、弾性部材23は、伸長する。これにより、熱流束センサ10には、伸長する弾性部材23が自身の周囲から吸収する外部の熱に起因する熱流束(図11の白抜き矢印Th21)が通る。熱流束センサ10は、当該熱流束の大きさに応じた電圧信号を出力する。
一方、弾性部材43は、図11に示すように、収縮する。これにより、熱流束センサ40には、収縮する弾性部材43において発生する熱に起因する熱流束(図11の白抜き矢印Th22)が通る。熱流束センサ40は、当該熱流束の大きさに応じた電圧信号を出力する。
図11に示す状態では、例えば、熱流束センサ10から計測部30に入力される電気信号がマイナスの場合、熱流束センサ40から計測部30に入力される電気信号はプラスになる。したがって、計測部30に入力される電圧信号は、図11の状態における一つの熱流束センサが出力する電圧信号の2倍になる。
第二実施形態による位置検出装置2では、二つの弾性部材23,43は、ダイヤフラム25の通孔250に挿通されている。これにより、位置検出装置2は、第一実施形態と同じ効果を奏する。
また、位置検出装置2では、二つの熱流束センサ10,40が位置検出装置2の中心軸CA2を挟むよう設けられている。二つの熱流束センサ10,40のそれぞれが出力する電圧信号は、弾性部材23,43のそれぞれにおける熱流束の大きさ及び流れる方向を表わしている。これにより、計測部30では、二つの電圧信号に基づいて、中心軸CA2に沿う方向の被検出体の位置変化だけでなく、二つの熱流束センサ10,40を結ぶ方向の被検出体の位置変化を検出することができる。
また、図10の作用力F21や図11の作用力F22のように、位置検出装置2の中心軸CA2からずれた位置に外部から力が作用する場合、二つの熱流束センサ10,40が出力する電圧信号は、極性が逆になる。これにより、計測部30における被検出体90の位置変化の算出に用いる電圧信号の大きさが一つの熱流束センサが出力する電圧信号の大きさに比べ2倍になる。したがって、被検出体90の微小な位置変化を確実に検出することができる。
(第三実施形態)
次に、第三実施形態による位置検出装置を図12に基づいて説明する。第三実施形態は、熱流束センサと計測部との接続方法が第二実施形態と異なる。なお、第二実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第三実施形態による位置検出装置3は、ベース部材21、押し当て部材22、弾性部材23,43、熱流束センサ10,40、ダイヤフラム部24、及び、計測部30を備える。なお、図12は、各部の関係を分かりやすくするため、位置検出装置2の縦と横との縮尺比を変更している。
位置検出装置3は、位置検出装置3の中心軸CA3を挟むよう設けられる二つの熱流束センサ10,40を電気的に直接接続する接続ケーブル410を備える。
接続ケーブル410は、図12に示すように、熱流束センサ10と熱流束センサ40とを直接接続する。これにより、例えば、熱流束センサ10が出力する電圧信号は、熱流束センサ40を通って計測部30に入力される。すなわち、第三実施形態では、二つの熱流束センサ10,40は、計測部30に対して直列に接続されており、計測部30には、一つの電圧信号が入力される。
第三実施形態による位置検出装置3は、二つの弾性部材23,43は、ダイヤフラム25の通孔250に挿通されている。これにより、位置検出装置3は、第一実施形態と同じ効果を奏する。
また、位置検出装置3では、計測部30に入力される電圧信号は、熱流束センサ10の電圧信号と、熱流束センサ40の電圧信号との合計となっている。これにより、複数の熱流束センサを備えていても、計測部30における熱流束の大きさの算出、及び、被検出体90の位置変化の算出を比較的容易に行うことができる。
(第四実施形態)
次に、第四実施形態による位置検出装置を図13,14に基づいて説明する。第四実施形態は、熱流束センサの数が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第四実施形態による位置検出装置4は、ベース部材21、押し当て部材22、「伸縮可能部材」としての弾性部材23,43,53,63,73、「熱流束検出部」としての熱流束センサ10,40,50,60,70、ダイヤフラム部24、及び、計測部30を備える。なお、図13は、各部の関係を分かりやすくするため、位置検出装置4の縦と横との縮尺比を変更している。また、図13,14では、位置検出装置4における方向を説明するため、便宜的に、位置検出装置4の中心軸CA4に垂直な方向の一つをx方向とし、中心軸CA4とx方向とに垂直な方向をy方向とし、中心軸CA4に沿う方向をz方向とする。
位置検出装置4は、熱流束センサ10,「第二の熱流束検出部」としての熱流束センサ40,「第三の熱流束検出部」としての熱流束センサ50,「第四の熱流束検出部」としての熱流束センサ60,及び、「第五の熱流束検出部」としての熱流束センサ70を備える。
熱流束センサ10は、図13に示すように、位置検出装置4の中心軸CA4上に位置している。熱流束センサ40,50,60,70は、熱流束センサ10の周囲に設けられている。
熱流束センサ40は、図14に示すように、熱流束センサ10から見てx方向の一方の側に位置する。熱流束センサ40は、ケーブル400を介して計測部30と電気的に接続している。熱流束センサ40と押し当て部材22との間には、弾性部材43が設けられる。弾性部材43は、ベース部材21とは反対側の面431が、熱流束センサ40及び押し当て部材22と、例えば、接着剤によって、接着されている。
熱流束センサ50は、図14に示すように、熱流束センサ10から見てx方向の他方の側に位置する。すなわち、熱流束センサ50,10,40は、「一の仮想線」としてのx軸上に一列に並ぶよう配置されている。熱流束センサ50は、ベース部材21に、例えば、接着剤によって接着されている。熱流束センサ50は、ケーブル500を介して計測部30と電気的に接続している。熱流束センサ50と押し当て部材22との間には、例えば、バイトンゴムから形成されている弾性部材53が設けられる。弾性部材53は、ベース部材21とは反対側の面531が、熱流束センサ40及び押し当て部材22と、例えば、接着剤によって、接着されている。弾性部材53は、熱流束センサ50の検出部に対応する通孔530を有する。
熱流束センサ60は、図14に示すように、熱流束センサ10から見てy方向の一方の側に位置する。熱流束センサ60は、ベース部材21に、例えば、接着剤によって接着されている。熱流束センサ60は、図示しないケーブルを介して計測部30と電気的に接続している。熱流束センサ60と押し当て部材22との間には、例えば、バイトンゴムから形成されている弾性部材63が設けられる。弾性部材63は、ベース部材21とは反対側の面が、熱流束センサ60及び押し当て部材22と、例えば、接着剤によって、接着されている。弾性部材63は、熱流束センサ50の検出部に対応する通孔630を有する。
熱流束センサ70は、図14に示すように、熱流束センサ10から見てy方向の他方の側に位置する。熱流束センサ70は、ベース部材21に、例えば、接着剤によって接着されている。熱流束センサ70は、図示しないケーブルを介して計測部30と電気的に接続している。すなわち、熱流束センサ70,10,60は、「他の仮想線」としてのy軸上に一列に並ぶよう配置されている。熱流束センサ70と押し当て部材22との間には、例えば、バイトンゴムから形成されている弾性部材73が設けられる。弾性部材73は、ベース部材21とは反対側の面が、熱流束センサ70及び押し当て部材22と、例えば、接着剤によって、接着されている。弾性部材73は、熱流束センサ70の検出部に対応する通孔730を有する。
第四実施形態では、ダイヤフラム部24のダイヤフラム25が有する通孔250には、弾性部材23,43,53,63,73が挿通されている。
計測部30は、熱流束センサ10,40,50,60,70のそれぞれと別々に電気的に接続している。計測部30は、熱流束センサ10,40,50,60,70のそれぞれが出力する電圧信号に基づいて、熱流束センサ10,40,50,60,70のそれぞれを通る熱流束の大きさを算出する。計測部30は、熱流束センサ10,40,50,60,70のそれぞれを通る熱流束の大きさに基づいて被検出体90の位置変化を検出する。
第四実施形態による位置検出装置4は、五つの弾性部材23,43,53、63、73は、ダイヤフラム25の通孔250に挿通されている。これにより、位置検出装置4は、第一実施形態と同じ効果を奏する。
また、位置検出装置4は、熱流束センサ10の周囲に四つの熱流束センサ40,50,60,70を備えている。位置検出装置4では、熱流束センサ50,10,40は、x軸上に一列に並ぶよう配置されている。これにより、熱流束センサ50,10,40のそれぞれを通る熱流束の大きさの比較によって、被検出体90のx軸に沿う方向の位置変化を算出することができる。また、位置検出装置4では、熱流束センサ70,10,60は、y軸上に一列に並ぶよう配置されている。これにより、熱流束センサ50,10,40のそれぞれを通る熱流束の大きさの比較によって、被検出体90のy軸に沿う方向の位置変化を算出することができる。
このように、位置検出装置4では、五つの熱流束センサ10,40,50,60,70によって、位置検出装置1の中心軸CA4に沿う方向である被検出体90のz軸に沿う方向の位置変化に加え、x軸に沿う方向の位置変化及びy軸に沿う方向の位置変化のそれぞれを算出することができる。したがって、被検出体の位置変化をさらに高精度に検出することができる。
(他の実施形態)
上述の実施形態では、熱流束センサは、形状が円形状となるよう形成されるとした。しかしながら、熱流束センサの形状は、これに限定されない。
図15に、矩形状の熱流束センサ80を備える位置検出装置5の上面図を示す。位置検出装置5は、「基部」としてのベース部材81、「追従部」としての押し当て部材82、「伸縮可能部材」としての弾性部材83、「熱流束検出部」としての熱流束センサ80、「復元力発生部材」としてのダイヤフラム部84、及び、計測部30を備える。
ベース部材81は、導電性を有する材料から形成されている矩形状の部材である。ベース部材81は、ベース部材81を図示しないテーブルなどに固定するためのボルト811を複数有する。
押し当て部材82は、導電性を有する弾性変形可能な材料から形成されている矩形状の部材である。
弾性部材83は、例えば、バイトンゴムから熱流束センサ80の検出部801の形状に合うよう略矩形状に形成されている。弾性部材83は、押し当て部材82及び熱流束センサ80に、例えば、接着剤によって接着されている。
熱流束センサ80は、弾性部材83とベース部材81との間に設けられている。熱流束センサ80は、ベース部材81に、例えば、接着剤によって接着されている。熱流束センサ80は、外形が矩形状となるよう形成されている。熱流束センサ80は、検出部801、及び、端子部802を有する。
検出部801は、端子部802に二点で接続する図示しない検出部配線を有する。
端子部802は、検出部配線に接続する二本の出力線を束ねるケーブル800を有する。ケーブル800は、ベース部材81が有する溝812に収容されている。ケーブル800が有するアース線804は、溝812においてベース部材81に当接している。
ダイヤフラム部84は、ベース部材81と押し当て部材82との間に設けられている。ダイヤフラム部84は、ダイヤフラム85、「基部側固定部」としてのベース側スペーサ86、及び、「追従部側固定部」としての押し当て側スペーサ87を有する。
ダイヤフラム85は、外形が八角形の略環状に形成されている部材である。ダイヤフラム85は、弾性変形可能な材料、例えば、ステンレスから形成されている。ダイヤフラム85は、中央に有する通孔850に弾性部材83が挿通されている。
ベース側スペーサ86は、ベース部材81とダイヤフラム85との間に設けられている。位置検出装置5では、ベース側スペーサ86は、熱流束センサ80及び弾性部材83を挟むよう二つ設けられている。ベース側スペーサ86は、一端がベース部材81に固定され、他端がダイヤフラム25に固定されている。これにより、ダイヤフラム25は、ベース部材81に対して相対移動不能となる。
押し当て側スペーサ87は、ダイヤフラム85と押し当て部材82との間に設けられている。位置検出装置5では、押し当て側スペーサ87は、熱流束センサ80及び弾性部材83を挟むよう三つ設けられている。押し当て側スペーサ87は、一端が押し当て部材82に固定され、他端がダイヤフラム25に固定されている。これにより、ダイヤフラム25は、押し当て部材82に対して相対移動不能となる。
図15に示す位置検出装置5は、第一実施形態と同じ効果を奏する。
上述の実施形態では、ダイヤフラムは、弾性部材の径外方向の全周に位置しているとした。しかしながら、ダイヤフラムの形状は、これに限定されない。弾性部材の径外方向の全周に位置していなくてもよい。弾性部材が収縮または変形すると弾性部材が収縮または変形前の状態に戻るよう復元力を発生するよう設けられればよい。
上述の実施形態では、ダイヤフラム部は、復元力を発生するダイヤフラム、ベース部材に対してダイヤフラムを固定するベース側スペーサ、及び、押し当て部材に対してダイヤフラムを固定する押し当て側スペーサを有するとした。しかしながら、ダイヤフラム部の構成はこれに限定されない。
上述の実施形態では、ベース側スペーサと押し当て側スペーサとは、熱流束センサ及び弾性部材の径外方向において交互かつ等間隔に設けられているとした。しかしながら、ベース側スペーサと押し当て側スペーサとの位置関係は、これに限定されない。
上述の実施形態では、熱流束センサの数は、一つ、二つ、または、五つであるとした。しかしながら、熱流束センサの数はこれに限定されない。また、弾性部材の数は、熱流束センサの数と同じであるとした。しかしながら、弾性部材の数は、これに限定されない。
上述の実施形態では、押し当て部材と弾性部材、弾性部材と熱流束センサ、及び、熱流束センサとベース部材とは、接着材によって接着されているとした。しかしながら、これらを接着する方法はこれに限定されない。接着シートによって接着されていてもよい。押し当て部材の変形に応じて弾性部材が変形し、弾性部材の変形による熱の移動を熱流束センサが検出可能に設けられていればよい。
上述の実施形態では、弾性部材は、バイトンから形成されるとした。他の種類のゴムや樹脂、金属など収縮すると発熱し伸長すると吸熱する材料から形成されていればよい。
また、ダイヤフラムは、ステンレスから形成されるとした。しかしながら、「復元力発生部材」の材料は、これに限定されない。弾性変形可能な材料であればよい。上述の実施形態では、復元力発生部材の材料を変更することによって、位置検出装置の剛性を変更することが可能である。これにより、第一実施形態の効果(a)で述べたように、押し当て部材に外部からの作用力が作用するときの当該作用力に抗する位置検出装置の剛性を最適な値にすることができる。したがって、被検出体の特性に影響されることなく、被検出体の位置変化を高精度に検出することができる。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1,2,3,4,5・・・位置検出装置
8・・・テーブル(基準)
21,81・・・ベース部材(基部)
22,82・・・押し当て部材(追従部)
23,43,53,63,73,83・・・弾性部材(伸縮可能部材)
10,40,50,60,70,80・・・熱流束センサ(熱流束検出部)
24,84・・・ダイヤフラム部(復元力発生部材)

Claims (10)

  1. 被検出体(90)の基準(8)に対する相対位置の変化を検出可能な位置検出装置であって、
    前記基準に対して相対移動不能な基部(21,81)と、
    前記被検出体の前記基準に対する相対移動に追従して移動可能または変形可能に設けられる追従部(22,82)と、
    前記基部と前記追従部との間に設けられ、前記追従部の移動または変形に応じて伸縮可能な材料から形成され、収縮すると発熱し伸長すると吸熱する伸縮可能部材(23,43,53,63,73,83)と、
    前記伸縮可能部材の熱が伝わるよう設けられ、前記伸縮可能部材の内部と外部との間の熱の流れである熱流束の大きさに応じた信号を出力する熱流束検出部(10,40,50,60,70,80)と、
    弾性変形可能な材料から形成され、前記基部と前記追従部との間において前記基部に支持されつつ前記追従部に当接し、前記追従部の移動または変形に応じて前記伸縮可能部材が収縮または伸長すると当該伸縮可能部材が収縮または伸長する前の状態に戻るよう復元力を発生する復元力発生部材(24,84)と、
    を備える位置検出装置。
  2. 前記復元力発生部材は、前記伸縮可能部材または前記熱流束検出部の少なくとも一つの径外方向の全周に設けられる請求項1に記載の位置検出装置。
  3. 前記復元力発生部材は、
    前記伸縮可能部材の収縮または伸長に応じて復元力を発生するダイヤフラム(25,85)、
    前記ダイヤフラムと前記基部との間に設けられ、前記ダイヤフラムの一部を前記基部に対して相対移動不能に固定する基部側固定部(26,86)、
    及び、
    前記ダイヤフラムから前記基部に向かって延びるよう形成され、前記ダイヤフラムの一部を前記追従部に対して相対移動不能に固定する追従部側固定部(27,87)、
    を有する請求項1または2に記載の位置検出装置。
  4. 前記復元力発生部材は、二つの前記基部側固定部、及び、二つの前記追従部側固定部を有し、
    二つの前記基部側固定部及び二つの前記追従部側固定部は、前記伸縮可能部材及び前記熱流束検出部の径外方向において、交互かつ等間隔に設けられている請求項3の記載の位置検出装置。
  5. 二つの前記熱流束検出部を備える請求項1〜4のいずれか一項に記載の位置検出装置。
  6. 前記熱流束検出部と電気的に接続し、前記熱流束検出部が出力する信号に基づいて熱流束の大きさを算出可能な演算部(30)をさらに備え、
    二つの前記熱流束検出部は、前記演算部に対して並列に接続されている請求項5に記載の位置検出装置。
  7. 前記熱流束検出部と電気的に接続し、前記熱流束検出部が出力する信号に基づいて熱流束の大きさを算出可能な演算部(30)をさらに備え、
    二つの前記熱流束検出部は、前記演算部に対して直列に接続されている請求項5に記載の位置検出装置。
  8. 五つの前記熱流束検出部を備え、
    五つの前記熱流束検出部のうちの第一の熱流束検出部(10)の周囲に前記第一の熱流束検出部を除く第二の熱流束検出部(40)、第三の熱流束検出部(50)、第四の熱流束検出部(60)、及び、第五の熱流束検出部(70)が設けられ、
    第二の熱流束検出部の中心及び第三の熱流束検出部の中心を通る一の仮想線は、第一の熱流束検出部の中心を通り、
    第四の熱流束検出部の中心及び第五の熱流束検出部の中心を通る他の仮想線は、第一の熱流束検出部の中心を通り、
    前記一の仮想線と前記他の仮想線とは、垂直に交わる請求項1〜4のいずれか一項に記載の位置検出装置。
  9. 前記追従部は、弾性変形可能な材料から形成されている請求項1〜8のいずれか一項に記載の位置検出装置。
  10. 前記基部と前記熱流束検出部、前記熱流束検出部と前記伸縮可能部材、及び、前記伸縮可能部材と前記追従部とは、それぞれ接着されている請求項1〜9のいずれか一項に記載の位置検出装置。
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