JP2019066110A - 焼却灰の溶融処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】炉内のメンテナンスのために溶融炉を長時間停止させることなく容易に凝縮物等の除去を行うことができる溶融処理装置を提供する。【解決手段】コークス8を燃焼させるコークス燃焼部21、焼却灰9を溶融させる焼却灰溶融部22、および排ガスを燃焼させる排ガス燃焼部23を有する溶融炉2を備えた焼却灰の溶融処理装置であって、溶融炉2および排ガスの煙道15の内壁が鉄鋼材料で形成されているとともに、溶融炉2および煙道15の外壁を冷却する水冷機構を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、焼却灰の溶融処理装置に関するものである。
ゴミ焼却炉等から排出される焼却灰は、有害な物質を含んでいる場合があり、その場合には埋め立て地等で処分することはできない。従来、焼却灰の無害化及び減容化を図る溶融処理装置として、例えば、焼却灰を溶融させる溶融炉と、その溶融炉にコークス燃焼用エアを送るための溶融炉送風機と、溶融炉から排出される高温ガスを燃焼させる燃焼室と、その燃焼室からの熱で冷風を熱風に交換する熱交換器とを備えた溶融処理装置が提案されている。
特許文献1には、このような溶融処理装置において、出滓口を有し円筒状炉本体の下方を施蓋する複数の炉床を備え、これらの炉床がスライド機構を有して切替可能とされた溶融炉の構造が開示されている。この溶融炉によれば、出滓口等が詰まった場合に、他の炉床に付け替えてメンテナンスを行うことが容易に行える。
特開平10−148320号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されている溶融炉では、溶融炉および排ガスの煙道の一部に耐火材が施工されているため、定期的に炉内の耐火材を解体、再施工するための長い工期を必要とし、その間、溶融炉を停止させなければならなかった。また、炉内および排ガスの煙道の内壁面にダストや凝縮物が付着固化することにより炉や煙道の閉塞を招きやすく、長期間の連続操業が困難であった。
本発明の目的は、炉内のメンテナンスのために溶融炉を長時間停止させることなく容易に凝縮物等の除去を行うことができる溶融処理装置を提供することにある。
本発明は、コークスを燃焼させるコークス燃焼部、焼却灰を溶融させる焼却灰溶融部、および排ガスを燃焼させる排ガス燃焼部を有する溶融炉を備えた焼却灰の溶融処理装置であって、前記溶融炉および前記排ガスの煙道の内壁が鉄鋼材料で形成されているとともに、前記溶融炉および前記煙道の外壁を冷却する水冷機構を備えていることを特徴とする、焼却灰の溶融処理装置を提供する。
前記水冷機構は、水冷ジャケットおよびシャワーリングのいずれかまたは両方であることが好ましい。また、前記水冷機構は、供給する水の温度を制御する制御部を有してもよい。
前記溶融炉は、炉底を構成するとともに出滓口が設けられており炉本体に着脱可能な炉床を有し、前記炉床の移動を可能とするスライド機構と、前記炉本体の下方において前記炉床の上下移動を可能とするジャッキ機構とを備えていてもよい。また、前記溶融炉の炉底に耐火材が設けられていてもよい。
また、炉底部に樋状に形成された出滓口と、前記出滓口の出口側において前記出滓口の周囲に設けられた出滓口押え部材と、前記出滓口の出口側から前記溶融炉の外側へ向けて設けられたV字型樋とを備えた出滓部を有することが好ましい。
本発明によれば、溶融炉のメンテナンス時に、溶融炉を長時間停止させることなく、容易に凝縮物等の除去を行うことができる。
溶融処理装置の構成例の概略を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる溶融炉の縦断面図である。 図2の溶融炉の側面図である。 図3の溶融炉の出滓部の拡大図である。
以下、本発明の実施の形態を、図を参照して説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態にかかる溶融炉を備えた焼却灰の溶融処理装置の概略を示す図である。溶融処理装置1は、溶融炉2と、溶融炉2で発生する高温ガスを燃焼させる燃焼室3と、燃焼室3からの高温ガスの熱で熱風を発生させる熱交換器4とを備え、溶融炉2にコークス燃焼用エアを送って、溶融炉2内で、コークスを燃料に用いて焼却灰を溶融させ、焼却灰の無害化及び減容化を行うものである。
溶融処理装置1は、メインブロワーである溶融炉送風機41と、溶融炉送風機41から熱交換器4にエアを送る第1配管42と、熱交換器4から溶融炉2にコークス燃焼用エアを送るコークス燃焼用エア供給管43と、第1配管42から分岐してコークス燃焼用エア供給管43に連結される第2配管44と、第1配管42から分岐した第3配管45と、第3配管45から炉本体11の排ガス燃焼部23(図2)に排ガス燃焼用エアを送る排ガス燃焼用エア供給管46と、を備えている。さらに、燃焼室3に冷却エアを送る冷却エアファン51、および、燃焼室3に燃焼用エアを送る燃焼エアファン52が設けられている。
溶融炉2で溶融される焼却灰は、ゴミ焼却炉等から排出されるものであり、主灰と飛灰とからなる。溶融炉2には、例えば適宜寸法の略楕円体状に造粒した焼却灰がコークスとともに投入される。コークスに加えて、各種プラスチックの成形時に生じる廃プラスチックを燃料として用いてもよい。溶融炉2の上方には、コークス及び焼却灰を含む材料を投入するための材料投入手段5が設けられている。
材料投入手段5は、例えば図2に示すように、投入バケット100からコークス8及び焼却灰9を含む材料が供給される材料投入用筒体101と、炉本体11の上部開口に挿入される挿入部102とを有している。材料投入用筒体101内にはダンパ103が設けられ、ダンパ103は、コーン部104と、コーン部104を保持する鉛直保持ロッド105と、鉛直保持ロッド105を保持する水平保持ロッド106と、材料投入用筒体101の外周面に設置されて水平保持ロッド106を上下動させるシリンダ107と、を備えている。そして、例えば図3に示すように、シリンダ107のピストンロッド108が縮んだ状態では、材料投入用筒体101の下端がコーン部104で塞がれた状態になり、ピストンロッド108が伸びた状態では、材料投入用筒体101の下端が開かれた状態になる。
図2は、本発明の実施の形態にかかる溶融炉2の断面図であり、図3は溶融炉2の側面図である。溶融炉2は、下端部が順次縮径した略円筒状の炉本体11と、炉本体11の下部の開口部を塞ぐ炉床12とを備えている。
炉本体11の内部において、下部は、コークス8が燃焼されるコークス燃焼部21であり、コークス燃焼部21の上方は、例えば略楕円体状に小塊化された焼却灰9が溶融される焼却灰溶融部22であり、さらにその上方は、排ガスCOを再燃焼させる排ガス燃焼部23である。
コークス燃焼部21には、炉内へ熱風を供給する第1の送風路31の一端が連結され、第1の送風路31は、炉本体11の外周に沿って配置されている風箱32と、風箱32と炉本体11とを連結する連通管33を備えている。第1の送風路31には、熱風供給源、例えば図1に示すように熱交換器4からコークス燃焼用エア供給管43を介して、熱風が供給される。第1の送風路31のコークス燃焼部21側の開口である羽口31aは、炉床12の傾斜面13の近傍に配置される。このようにして、第1の送風路31は、コークス燃焼部21に、コークス燃焼用エアを供給する。
同様に、焼却灰溶融部22には、熱風が供給される第2の送風路34の一端が連結され、第2の送風路34は、炉本体11の外周に沿って配置されている風箱35と、風箱35と炉本体11とを連結する連通管36を備えている。さらに、排ガス燃焼部23には、熱風が供給される第3の送風路37の一端が連結され、第3の送風路37は、炉本体11の外周に沿って配置されている風箱38と、風箱38と炉本体11とを連結する連通管39を備えている。
炉本体11の上部には、図1および図2に示すように、燃焼室3に連結された連通管47に連結される煙道15が設けられている。また、コークス燃焼部21の外周側に、炉本体11の外壁を冷却するための水冷機構として水冷ジャケット17が設けられている。水冷機構の他の実施形態として、例えば、溶融炉2の焼却灰溶融部22や排ガス燃焼部23の外壁部分にシャワーリングを行い、且つ、溶融炉2の投入口や出滓口14、煙道15(炉頂付近から燃焼室3まで)の外壁に水冷ジャケットを配置してもよい。このような水冷機構により、従来設けられていた炉本体11の内壁の耐火材を省いて、外壁側から冷却することで、内壁に付着する凝縮物等が減少し、メンテナンスに要する作業時間を短縮できる。
炉本体11や煙道15の内壁には、鉄鋼材料が用いられる。鉄鋼材料は、例えば一般構造用圧延鋼材とし、SS400材が好適である。内壁を鉄鋼材料とすることにより、耐火材に比べて凝縮物の付着が抑制され、凝縮物が付着したときでもはつりやすくなる。
水冷機構としては、上述のように水冷ジャケットやシャワーリングを設置することが好ましく、この水冷機構には、水温を温度制御する制御部を設けることが好ましい。これにより、溶融炉2内の温度変化に応じて冷却能力を調整し、焼却灰を安定して溶融させることができる。なお、冷却された排ガス中の水分が結露すると水冷箇所の腐食が促進されるため、冷却水の水温は25℃〜90℃、更には50℃〜60℃に制御することが好ましい。25℃未満では結露が発生しやすくなり、90℃超では水冷ジャケット部の材質の耐熱温度を超えてしまうため、好ましくない。
そして、本実施形態では、炉床12を複数、例えば2つ備え、各炉床12は、前後移動可能なスライド機構61を介して付け替えることができるようになっている。スライド機構61は、例えば、ガイドレール62と、ガイドレール62上を走行する車輪63と、車輪63を回転駆動させる駆動部(図示省略)とを有しており、例えば車輪63を動かすチェーンに連結した手動ハンドルで、ガイドレール62を移動させることができる。このように複数の炉床12を備えておくことにより、例えば出滓口14が詰まった場合等に、容易に別の炉床12に付け替えてメンテナンスを行うことができる。
さらに、炉本体11の下方において、炉床12は、ジャッキ機構64により上下移動可能になっている。炉床12がスライド機構61によりガイドレール62に沿って移動し炉本体11の下方に配置された後、ジャッキ機構64により炉本体11の下端に密着するまで上昇させることで、炉床12により炉本体11の底部の開口が確実に塞がれ、炉本体11の封止性を高めることができる。ジャッキ機構64としては、例えば電動テーブルリフターを使用できる。
炉床12は、炉本体11の内部の底面を形成する内周側の上面が傾斜面13とされ、傾斜面13の下端側に、炉床12の外周側に貫通する出滓口14が形成されている。炉床12は、耐火煉瓦などの耐火材を炉内側に被覆することが好ましい。この場合、炉床12に凝縮物が形成されるものの、流下してくる溶体によって溶融されるため、凝縮物によって閉塞することはない。また、上述のスライド機構61及びジャッキ機構64を設けることで予備の炉床12に速やかに交換できるので、溶融炉2を長時間停止させることなく、炉床12から凝縮物を除去するメンテナンス作業を行うことができる。
炉本体11の下端部は、作業床面10を貫通して配置されている。作業床面10に設けられた開口部10aの下方には、溶湯を収容する容器20が配置され、出滓口14を介して容器20に溶湯を注入することができる。
出滓口14は、図2に示すように炉床12の傾斜面13に樋状に形成される。溶湯の出滓部は、例えば、図2、図3に示すように、出滓口14と、出滓口14の出口側において出滓口14の周囲に設けられる出滓口押え部材18と、出滓口14の出口側から溶融炉2の外側へ向けて設けられるV字型樋19とを備えることが好ましい。出滓口押え部材18は、例えば上半円形とされ、出滓口14の出口側の上半分に出滓口押え部材18を備えることで、出滓口14の上方への侵食を抑制するとともに、溶湯の飛散を回避し、溶湯が接触する領域を制限できる。また、溶融炉2の外側へ向けて適宜長さを有するV字型樋19を設けることで、溶融炉2から距離をあけて溶湯を排出できるので、容器20までの溶湯の流れが安定し、スラグによる閉塞などの悪影響を受けにくくなる。出滓口押え部材18およびV字型樋19は、例えば図4に示すように、冷却水を通す配管110で支えられ、出滓口押え部材18の周囲は粘土等により炉床12に固定してもよい。なお、出滓口14、出滓口押え部材18、およびV字型樋19は、容器20のサイズに合わせて適宜設計すればよい。
次に、上記の溶融処理装置1を用いた焼却灰の溶融処理の工程を説明する。
先ず、炉床12を炉本体11の底部に取り付ける。複数の炉床12のうちのいずれかを、スライド機構61により炉本体11の底部まで移動させ、ジャッキ機構64で炉本体11の底部に密着させて、ボルト等により炉床12を固定する。
炉床12の取り付けが完了したら、コークス8を投入バケット100から溶融炉2内のコークス燃焼部21に供給する。その後、造粒された焼却灰9や廃プラスチックを投入バケット100から溶融炉2内の焼却灰溶融部22に供給する。
そして、各送風路31、34、37から、熱風をそれぞれコークス燃焼部21、焼却灰溶融部22、排ガス燃焼部23に供給して、コークス燃焼部21のコークス8を燃焼させ、焼却灰溶融部22の焼却灰に予熱を与えるとともに廃プラスチックを燃焼させ、排ガス燃焼部23の排ガス(CO)を再燃焼させる。この際、コークス燃焼部21の上部は、例えば約1300℃〜2000℃とされる。
また、溶融炉2内の排ガスが、煙道15から燃焼室3に供給(吸引)される。燃焼室3に吸引された排ガスは、燃焼室3で再び加熱される。これにより、排ガスがさらに無害化され、この排ガスの熱が熱交換器4で熱風に交換され、この熱風が各送風路31、34、37に供給される。
溶融スラグは、炉床12の出滓口14から外部へ排出される。コークス8と焼却灰9および廃プラスチックは、順次投入バケット100から溶融炉2内に補充され、焼却灰9を溶融させる。溶融炉2の連続運転により、出滓口14が閉塞したり、炉床12の耐火物が破損した場合には、溶融炉2の稼働を一旦停止し、炉床12をジャッキ機構64で下降させるとともにスライド機構61で前後移動させ、メンテナンスを終えて待機中の炉床12に付け替える。
本実施形態によれば、炉本体11は水冷機構を有し耐火材が用いられていないので、炉の立ち上げまたは立ち下げ時に、耐火材への入熱に要する時間を省くことができ、効率的に焼却灰の溶融作業を行うことができる。
また、図2、図3に示すように、溶融炉2のコークス燃焼部21が、下端に向かって順次断面積が減少していることにより、コークス燃焼部21からの放散熱の発散を少なくして熱効率の向上を図ることができる。また、炉床12の上面が傾斜面13なので、溶融スラグを円滑に、連続して炉外へ排出させることができる。
さらに、本実施形態によれば、複数の炉床12を有し、これらを容易に付け替えることができるので、溶融炉2を長時間停止させることなく、容易に出滓口の清掃や耐火煉瓦の張り替え等のメンテナンスを行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
(本発明例)
図2に示すように、溶融炉2の壁面を冷却可能な水冷ジャケット17を設け、溶融炉2の内部は炉底のみに耐火煉瓦を設けた溶融処理装置で、焼却灰の溶融処理を行った。溶融炉2と煙道15の内壁はSS400で構成した。溶融炉2の外壁を、常温の水によるシャワーリングで冷却し、煙道部分は、冷却水の水温を50〜55℃で制御した水冷ジャケットで冷却した。また、炉底に用いた耐火煉瓦は厚さ65mm、耐火度1750℃、アルミナ47%、炭化ケイ素43%のものを用いた。
以上の仕様の溶融炉で溶融処理を行った結果、1ヶ月間の連続操業が可能であった。また、溶融炉の更新工事には工期2日間を要した。溶融炉及び煙道付着物の除去作業には3時間を要した。水冷ジャケットからは、1年間水漏れトラブルはなかった。
(比較例)
シャワーリングや水冷ジャケットによる水冷機構を設けない代わりに、溶融炉及び煙道の内壁に耐火煉瓦を設け、本発明例と同様に焼却灰の溶融処理を行った。
その結果、溶融炉及び煙道の閉塞により、連続操業は2日間しかできなかった。また、溶融炉の耐火煉瓦の更新工事には1ヶ月以上の工期が必要であった。溶融炉及び煙道付着物の除去作業には24時間以上を要した。更に、更新工事後に溶融処理を再開したところ、処理期間1ヶ月経過時に減肉により煙道に穴が開き、水漏れが発生した。
本発明は、都市ごみや産業廃棄物などを焼却した際の焼却灰を溶融処理する溶融炉として適用できる。
1 溶融処理装置
2 溶融炉
3 燃焼室
4 熱交換器
8 コークス
9 焼却灰
11 炉本体
12 炉床
13 傾斜面
14 出滓口
17 水冷ジャケット
18 出滓口押え部材
19 V字型樋
21 コークス燃焼部
22 焼却灰溶融部
23 排ガス燃焼部
61 スライド機構
62 ガイドレール
63 車輪
64 ジャッキ機構

Claims (6)

  1. コークスを燃焼させるコークス燃焼部、焼却灰を溶融させる焼却灰溶融部、および排ガスを燃焼させる排ガス燃焼部を有する溶融炉を備えた焼却灰の溶融処理装置であって、
    前記溶融炉および前記排ガスの煙道の内壁が鉄鋼材料で形成されているとともに、前記溶融炉および前記煙道の外壁を冷却する水冷機構を備えていることを特徴とする、焼却灰の溶融処理装置。
  2. 前記水冷機構は、水冷ジャケットおよびシャワーリングのいずれかまたは両方であることを特徴とする、請求項1に記載の焼却灰の溶融処理装置。
  3. 前記水冷機構は、供給する水の温度を制御する制御部を有することを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の焼却灰の溶融処理装置。
  4. 前記溶融炉は、炉底を構成するとともに出滓口が設けられており炉本体に着脱可能な炉床を有し、前記炉床の移動を可能とするスライド機構と、前記炉本体の下方において前記炉床の上下移動を可能とするジャッキ機構とを備えていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の焼却灰の溶融処理装置。
  5. 前記溶融炉の炉底に耐火材が設けられていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の焼却灰の溶融処理装置。
  6. 炉底部に樋状に形成された出滓口と、前記出滓口の出口側において前記出滓口の周囲に設けられた出滓口押え部材と、前記出滓口の出口側から前記溶融炉の外側へ向けて設けられたV字型樋とを備えた出滓部を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の焼却灰の溶融処理装置。
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