JP2003083529A - 焼却灰溶融炉 - Google Patents
焼却灰溶融炉Info
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Landscapes
- Gasification And Melting Of Waste (AREA)
- Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一つの設備にて、焼却灰の灰の溶融のみなら
ず焼却灰の金属の溶解を行うことができ、コストダウン
を図ることができる焼却灰溶融炉を提供することを目的
とする。 【解決手段】 炉本体2の羽口5を有する炉下部が、焼
却灰の灰Hを溶融させる灰用炉下部6と、焼却灰の金属
を溶解させる金属用炉下部7と、に交換自在となるよう
に構成されている。
ず焼却灰の金属の溶解を行うことができ、コストダウン
を図ることができる焼却灰溶融炉を提供することを目的
とする。 【解決手段】 炉本体2の羽口5を有する炉下部が、焼
却灰の灰Hを溶融させる灰用炉下部6と、焼却灰の金属
を溶解させる金属用炉下部7と、に交換自在となるよう
に構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焼却灰溶融炉に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】ゴミ焼却炉等から排出される焼却灰の灰
には、有害な物質を含んでいる場合があり、このような
場合、埋め立て地等に処分できない。そこで、従来、そ
のような灰を溶融して無害化及び減容化を図る溶融炉に
ついて、本発明者等はかつて種々提言してきた。
には、有害な物質を含んでいる場合があり、このような
場合、埋め立て地等に処分できない。そこで、従来、そ
のような灰を溶融して無害化及び減容化を図る溶融炉に
ついて、本発明者等はかつて種々提言してきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
溶融炉では、焼却灰の灰のみを溶融するだけであった。
即ち、焼却灰には、灰以外に(鉄などの)金属が混入し
ており、この金属は、磁選等にて灰から選別されても灰
を付着しているため、結局は埋め立て処分しなければな
らなかった。また、灰が付着した金属をリサイクルする
ためには、専用の溶解炉で溶解させる必要があり、新た
な設備が必要となり、コスト高となっていた。
溶融炉では、焼却灰の灰のみを溶融するだけであった。
即ち、焼却灰には、灰以外に(鉄などの)金属が混入し
ており、この金属は、磁選等にて灰から選別されても灰
を付着しているため、結局は埋め立て処分しなければな
らなかった。また、灰が付着した金属をリサイクルする
ためには、専用の溶解炉で溶解させる必要があり、新た
な設備が必要となり、コスト高となっていた。
【0004】そこで、本発明は、一つの設備にて、焼却
灰の灰の溶融のみならず焼却灰の金属の溶解を行うこと
ができ、コストダウンを図ることができる焼却灰溶融炉
を提供することを目的とする。
灰の灰の溶融のみならず焼却灰の金属の溶解を行うこと
ができ、コストダウンを図ることができる焼却灰溶融炉
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る焼却灰溶融炉は、炉本体の羽口を有
する炉下部が、焼却灰の灰を溶融させる灰用炉下部と、
焼却灰の金属を溶解させる金属用炉下部と、に交換自在
となるように構成されたものである。
めに、本発明に係る焼却灰溶融炉は、炉本体の羽口を有
する炉下部が、焼却灰の灰を溶融させる灰用炉下部と、
焼却灰の金属を溶解させる金属用炉下部と、に交換自在
となるように構成されたものである。
【0006】また、灰用炉下部の内面が鉄鋼から成り、
灰用炉下部の外面側に水冷ジャケット部が形成されてい
る。また、金属用炉下部の内面が耐火材から成る。
灰用炉下部の外面側に水冷ジャケット部が形成されてい
る。また、金属用炉下部の内面が耐火材から成る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
づき、本発明を詳説する。
【0008】図1に、本発明の焼却灰溶融炉の実施の一
形態を示し、本溶融炉1は、下端部が順次縮径した円筒
状炉本体2と、該炉本体2の下方開口部を施蓋状とする
炉床3と、該炉本体2の上方開口部に連通連結される投
入用筒体4を、を備えており、コークスCを燃料に用い
て焼却灰を溶融させ、焼却灰の無害化及び減容化を行う
ものである。
形態を示し、本溶融炉1は、下端部が順次縮径した円筒
状炉本体2と、該炉本体2の下方開口部を施蓋状とする
炉床3と、該炉本体2の上方開口部に連通連結される投
入用筒体4を、を備えており、コークスCを燃料に用い
て焼却灰を溶融させ、焼却灰の無害化及び減容化を行う
ものである。
【0009】なお、焼却灰は、ゴミ焼却炉等から排出さ
れるものであり、灰H以外に(鉄や貴金属などの)金属
が混入している。
れるものであり、灰H以外に(鉄や貴金属などの)金属
が混入している。
【0010】炉本体2は、その下部に積層したコークス
Cを燃焼し、その熱で投入された焼却灰を溶融し、その
上部にて排ガス(CO)を再燃焼させるように構成され
ている。
Cを燃焼し、その熱で投入された焼却灰を溶融し、その
上部にて排ガス(CO)を再燃焼させるように構成され
ている。
【0011】炉本体2の炉下部は、羽口5を有し、焼却
灰の灰Hを(専用に)溶融させる灰用炉下部6と、焼却
灰の金属を(専用に)溶解させる金属用炉下部7と、に
交換自在となるように構成されている。なお、図1に示
す本溶融炉1は、灰用炉下部6を選択的に取着した場合
を示す。
灰の灰Hを(専用に)溶融させる灰用炉下部6と、焼却
灰の金属を(専用に)溶解させる金属用炉下部7と、に
交換自在となるように構成されている。なお、図1に示
す本溶融炉1は、灰用炉下部6を選択的に取着した場合
を示す。
【0012】灰用炉下部6には、(複数本の)羽口管8
…が貫通状に取り付けられ、羽口管8の炉下部6内面側
の開口部が羽口5となる。羽口管8は、炉本体2の外周
に沿って配設される風箱9に連通連結された連結管10に
(取り外し可能に)接続され、風箱9から羽口5を通っ
て炉本体2内に熱風が供給される。なお、風箱9には、
(図示省略の)熱風供給源から熱風が供給され、この熱
風供給源は、例えば、本溶融炉1からの排ガスを燃焼さ
せる(図示省略の)再燃焼室と、その再燃焼室からの高
温の排ガスの熱にて冷風を熱風に交換する(図示省略
の)熱交換器と、を備える。
…が貫通状に取り付けられ、羽口管8の炉下部6内面側
の開口部が羽口5となる。羽口管8は、炉本体2の外周
に沿って配設される風箱9に連通連結された連結管10に
(取り外し可能に)接続され、風箱9から羽口5を通っ
て炉本体2内に熱風が供給される。なお、風箱9には、
(図示省略の)熱風供給源から熱風が供給され、この熱
風供給源は、例えば、本溶融炉1からの排ガスを燃焼さ
せる(図示省略の)再燃焼室と、その再燃焼室からの高
温の排ガスの熱にて冷風を熱風に交換する(図示省略
の)熱交換器と、を備える。
【0013】図1と図2に示すように、灰用炉下部6の
内面は鉄鋼から成り、灰用炉下部6の外面側に水冷ジャ
ケット部11が形成されている。即ち、内面側の鉄鋼層
(鉄皮)25は、冷却水が流れる水冷ジャケット部11に、
被覆されている。
内面は鉄鋼から成り、灰用炉下部6の外面側に水冷ジャ
ケット部11が形成されている。即ち、内面側の鉄鋼層
(鉄皮)25は、冷却水が流れる水冷ジャケット部11に、
被覆されている。
【0014】図3と図4に示すように、金属用炉下部7
には、(複数本の)羽口管8…が貫通状に取り付けら
れ、羽口管8の炉下部7内面側の開口部が羽口5とな
る。金属用炉下部7の内面は(レンガなどの)耐火材26
から成り、金属用炉下部7の外面は鉄鋼から成る。即
ち、内面側の厚肉の耐火材26は、鉄鋼層(鉄皮)25に、
被覆されている。
には、(複数本の)羽口管8…が貫通状に取り付けら
れ、羽口管8の炉下部7内面側の開口部が羽口5とな
る。金属用炉下部7の内面は(レンガなどの)耐火材26
から成り、金属用炉下部7の外面は鉄鋼から成る。即
ち、内面側の厚肉の耐火材26は、鉄鋼層(鉄皮)25に、
被覆されている。
【0015】そして、灰用炉下部6及び金属用炉下部7
には、夫々、炉床3が取り付けられているため、灰用炉
下部6と金属用炉下部7との交換は、炉床3と共に交換
することとなる。
には、夫々、炉床3が取り付けられているため、灰用炉
下部6と金属用炉下部7との交換は、炉床3と共に交換
することとなる。
【0016】炉本体2の上部には、(図示省略の)再燃
焼室に連結される連結管部12が設けられている。
焼室に連結される連結管部12が設けられている。
【0017】投入用筒体4は、炉本体2の上方開口部に
挿入される挿入部14と、投入バケット15から焼却灰(灰
H)が投入される投入部16と、を備え、投入部16に、ダ
ンパ17が設けられている。ダンパ17は、コーン部18と、
コーン部18を保持する鉛直保持ロッド19とを備え、(図
示省略の)シリンダにて、鉛直保持ロッド19を上方向移
動させることでコーン部18にて投入部16の投入口部を開
状態とし、鉛直保持ロッド19を下方向移動させることで
コーン部18にて投入部16の投入口部を施蓋状態とする。
挿入される挿入部14と、投入バケット15から焼却灰(灰
H)が投入される投入部16と、を備え、投入部16に、ダ
ンパ17が設けられている。ダンパ17は、コーン部18と、
コーン部18を保持する鉛直保持ロッド19とを備え、(図
示省略の)シリンダにて、鉛直保持ロッド19を上方向移
動させることでコーン部18にて投入部16の投入口部を開
状態とし、鉛直保持ロッド19を下方向移動させることで
コーン部18にて投入部16の投入口部を施蓋状態とする。
【0018】炉床3は、底面が傾斜面20を有する凹室部
21が形成され、この傾斜面20の下端側に出滓口22が開口
している。この出滓口22にはガイド管23が接続され、ガ
イド管23にて、(図示省略の)受け台に、溶融した焼却
灰(灰H)を導く。
21が形成され、この傾斜面20の下端側に出滓口22が開口
している。この出滓口22にはガイド管23が接続され、ガ
イド管23にて、(図示省略の)受け台に、溶融した焼却
灰(灰H)を導く。
【0019】次に、本溶融炉1を用いて焼却灰を溶融さ
せる方法を説明する。なお、予め、焼却灰を(図示省略
の)選別機にて灰Hと金属とに選別する。まず、灰Hの
溶融について説明する。
せる方法を説明する。なお、予め、焼却灰を(図示省略
の)選別機にて灰Hと金属とに選別する。まず、灰Hの
溶融について説明する。
【0020】コークスCを本溶融炉1の灰用炉下部6に
積み上げ、その後、灰Hを投入バケット15を介して本溶
融炉1に投入する。そして、灰用炉下部6の羽口5か
ら、熱風を供給して、コークスCを燃焼させ、灰Hを溶
融させる。
積み上げ、その後、灰Hを投入バケット15を介して本溶
融炉1に投入する。そして、灰用炉下部6の羽口5か
ら、熱風を供給して、コークスCを燃焼させ、灰Hを溶
融させる。
【0021】そして、溶融スラグは、図2(の一点鎖
線)に示すように、コークスCの間、及び、灰用炉下部
6の内面の鉄鋼層25を伝って下方へ流れていく。このと
き、鉄鋼層25は、水冷ジャケット部11にて冷却されてい
るため、及び、鉄鋼層25は灰(スラグ)成分と異質なた
め、鉄鋼層25の腐食は十分に防止することができる。そ
の後、溶融スラグは、炉床3を通って、(図示省略の)
受け台に排出される。
線)に示すように、コークスCの間、及び、灰用炉下部
6の内面の鉄鋼層25を伝って下方へ流れていく。このと
き、鉄鋼層25は、水冷ジャケット部11にて冷却されてい
るため、及び、鉄鋼層25は灰(スラグ)成分と異質なた
め、鉄鋼層25の腐食は十分に防止することができる。そ
の後、溶融スラグは、炉床3を通って、(図示省略の)
受け台に排出される。
【0022】次に、焼却灰から予め分離した金属───
金属成分の多い部分───の溶融について説明する。ま
ず、図3に示すように、灰用炉下部6と金属用炉下部7
とを交換して、連結管10に金属用炉下部7の羽口管8を
接続し、本溶融炉1に金属用炉下部7を適用する。そし
て、コークスCを金属用炉下部7に積み上げる。その
後、金属G───焼却灰から予め分離した金属成分の多
い部分───を投入バケット15を介して本溶融炉1に投
入する。そして、金属用炉下部7の羽口5から、熱風を
供給して、コークスCを燃焼させ、金属Gを溶解させ
る。
金属成分の多い部分───の溶融について説明する。ま
ず、図3に示すように、灰用炉下部6と金属用炉下部7
とを交換して、連結管10に金属用炉下部7の羽口管8を
接続し、本溶融炉1に金属用炉下部7を適用する。そし
て、コークスCを金属用炉下部7に積み上げる。その
後、金属G───焼却灰から予め分離した金属成分の多
い部分───を投入バケット15を介して本溶融炉1に投
入する。そして、金属用炉下部7の羽口5から、熱風を
供給して、コークスCを燃焼させ、金属Gを溶解させ
る。
【0023】そして、溶融金属は、図4(の一点鎖線)
に示すように、コークスCの間、及び、金属用炉下部7
の内面の耐火材26を伝って下方へ流れていく。このと
き、耐火材26は厚肉に形成されているため、及び、耐火
材26は溶融金属と成分的に異質なため、耐火材26は腐食
されることが少ない。その後、溶融金属は、炉床3を通
って、(図示省略の)受け台に排出される。
に示すように、コークスCの間、及び、金属用炉下部7
の内面の耐火材26を伝って下方へ流れていく。このと
き、耐火材26は厚肉に形成されているため、及び、耐火
材26は溶融金属と成分的に異質なため、耐火材26は腐食
されることが少ない。その後、溶融金属は、炉床3を通
って、(図示省略の)受け台に排出される。
【0024】このように、本発明は、灰Hを溶融する場
合に灰用炉下部6を用いることで、溶融スラグと接触す
る炉下部6内面の材質が溶融スラグと異質となるため、
炉下部6内面の腐食を防止することができ、かつ、金属
Gを溶融する場合に金属用炉下部7を用いることで、溶
融金属と接触する炉下部7内面の材質が溶融金属と異質
となるため、炉下部7内面の腐食を防止することができ
る。
合に灰用炉下部6を用いることで、溶融スラグと接触す
る炉下部6内面の材質が溶融スラグと異質となるため、
炉下部6内面の腐食を防止することができ、かつ、金属
Gを溶融する場合に金属用炉下部7を用いることで、溶
融金属と接触する炉下部7内面の材質が溶融金属と異質
となるため、炉下部7内面の腐食を防止することができ
る。
【0025】次に、図5に、本発明の他の実施の形態を
示し、図1と比較すると明らかな如く次の構成が相違す
る。即ち、図5では、炉床3も共用設備(固定設備)と
し、灰用炉下部6と金属用炉下部7とのみを交換自在と
する。
示し、図1と比較すると明らかな如く次の構成が相違す
る。即ち、図5では、炉床3も共用設備(固定設備)と
し、灰用炉下部6と金属用炉下部7とのみを交換自在と
する。
【0026】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されず、例えば、炉下部6,7の羽口管8を省略して連
結管10を直接に炉下部6,7に連通連結するようにして
羽口5を形成するようにしてもよく、また、他の対象物
を専用に溶融させる別の炉下部を作製して交換自在とす
るようにしてもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
設計変更可能である。
されず、例えば、炉下部6,7の羽口管8を省略して連
結管10を直接に炉下部6,7に連通連結するようにして
羽口5を形成するようにしてもよく、また、他の対象物
を専用に溶融させる別の炉下部を作製して交換自在とす
るようにしてもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
設計変更可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
に記載する効果を奏する。
【0028】(請求項1によれば、)灰を溶融する場合
には灰用炉下部を用い、金属を溶解する場合には金属用
炉下部を用い、灰用炉下部と金属用炉下部とを交換する
だけでよく、大半の設備を共用でき、焼却灰溶融炉の全
体の構造の簡素化、及び、設置面積の低減化を図り、か
つ、コストダウンを図ることができる。そして、灰の無
害化のみならず、金属の無害化及びリサイクルを可能と
する。
には灰用炉下部を用い、金属を溶解する場合には金属用
炉下部を用い、灰用炉下部と金属用炉下部とを交換する
だけでよく、大半の設備を共用でき、焼却灰溶融炉の全
体の構造の簡素化、及び、設置面積の低減化を図り、か
つ、コストダウンを図ることができる。そして、灰の無
害化のみならず、金属の無害化及びリサイクルを可能と
する。
【0029】(請求項2によれば、)灰用炉下部の内面
の鉄鋼は、溶融して流れる灰とは異質なので、灰用炉下
部の内面は腐食し難く耐久性が向上する。また、水冷ジ
ャケット部にて灰用炉下部内面の鉄鋼の腐食を防止する
ことができる。 (請求項3によれば、)金属用炉下部の内面の耐火材
は、溶融して流れる金属とは異質なので、金属用炉下部
の内面は腐食し難く耐久性が向上する。
の鉄鋼は、溶融して流れる灰とは異質なので、灰用炉下
部の内面は腐食し難く耐久性が向上する。また、水冷ジ
ャケット部にて灰用炉下部内面の鉄鋼の腐食を防止する
ことができる。 (請求項3によれば、)金属用炉下部の内面の耐火材
は、溶融して流れる金属とは異質なので、金属用炉下部
の内面は腐食し難く耐久性が向上する。
【図1】本発明の実施の一形態を示す要部正面断面図で
ある。
ある。
【図2】要部断面作用説明図である。
【図3】金属用炉下部を用いた場合を示す要部正面断面
図である。
図である。
【図4】要部断面作用説明図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す要部正面断面図
である。
である。
2 炉本体
5 羽口
6 灰用炉下部
7 金属用炉下部
11 水冷ジャケット部
26 耐火材
H 灰
G 金属
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
F27D 1/12 F27D 1/12 A
// F23G 5/24 F23G 5/24 B
(72)発明者 坐間 雅一
兵庫県宝塚市新明和町1−1 新明和工業
株式会社内
(72)発明者 山本 進
兵庫県宝塚市新明和町1−1 新明和工業
株式会社内
(72)発明者 村田 博敏
大阪府八尾市上尾町5丁目1番地の8 株
式会社ナニワ炉機研究所内
Fターム(参考) 3K061 AA16 AB03 AC03 CA08 DA12
DB02 DB12 DB16 DB19 NB03
NB14 NB21 NB28
4K045 AA01 BA01 BA06 GA06 GB12
MA02
4K051 AA00 AB03 BA04 HA06
Claims (3)
- 【請求項1】 炉本体2の羽口5を有する炉下部が、焼
却灰の灰Hを溶融させる灰用炉下部6と、焼却灰の金属
Gを溶解させる金属用炉下部7と、に交換自在となるよ
うに構成されたことを特徴とする焼却灰溶融炉。 - 【請求項2】 灰用炉下部6の内面が鉄鋼から成り、灰
用炉下部6の外面側に水冷ジャケット部11が形成されて
いる請求項1記載の焼却灰溶融炉。 - 【請求項3】 金属用炉下部7の内面が耐火材26から成
る請求項1記載の焼却灰溶融炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272395A JP2003083529A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 焼却灰溶融炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001272395A JP2003083529A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 焼却灰溶融炉 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003083529A true JP2003083529A (ja) | 2003-03-19 |
Family
ID=19097773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001272395A Pending JP2003083529A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 焼却灰溶融炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003083529A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019066110A (ja) * | 2017-10-02 | 2019-04-25 | Dowaエコシステム株式会社 | 焼却灰の溶融処理装置 |
-
2001
- 2001-09-07 JP JP2001272395A patent/JP2003083529A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019066110A (ja) * | 2017-10-02 | 2019-04-25 | Dowaエコシステム株式会社 | 焼却灰の溶融処理装置 |
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