JP2019063592A - ロボット治療台 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも安全性能の向上したロボット治療台を提供すること。【解決手段】このロボット治療台300は、患者載置用のテーブル1と、テーブル1を移動可能に支持する多関節ロボットアーム301と、を備える。多関節ロボットアーム301は、所定の軸回りに回転可能な回転関節と、垂直な線形の自由度によって移動可能なスライド関節302と、を有する。回転関節は、第1モータ204aと、電磁ブレーキ205と、第1モータ204aの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第1減速機206aと、第1減速機206aにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第2減速機206bと、を有している。スライド関節302は、第2モータ305と、第3減速機307と、ボールネジ機構308と、を有している。【選択図】図12

Description

この発明は、各関節の駆動機構を改良したロボット治療台に関する。
特許文献1には、ロボットアームによって患者を載置した支持台を移動させるとともに、放射線源に対して患者の位置を位置決めする患者位置決めアセンブリが開示されている。この特許文献1のロボットアームは、200の減速比(入力される回転数を1/200の回転数で出力する意味)を有する関節を含んでいる。
従来では、手術室において、患者が載置されたテーブルを、周辺機器との干渉を抑制しつつ、容易に移動させることが可能な手術台が望まれている。そこで、上記特許文献1の患者位置決めアセンブリを、手術室における手術台に適用して、患者が載置されたテーブルを移動させることが考えられる。これにより、キャスタを用いて手術台を移動させる場合と異なり、患者が載置されたテーブルを、周辺機器との干渉を抑制しつつ、容易に移動させることが可能となる。
特表2008−539963号公報
ここで、手術台では、全身麻酔により意識のない患者を移動させる場合もあり、高い安全性能が求められる。例えば、停電などによりロボットへの電力の供給が切れた場合で、かつ、ロボットのブレーキが故障した場合でも、患者が載置されたテーブルが急に下降しないことが求められる。しかしながら、上記特許文献1のロボットアームの関節は、200という小さい減速比しか有していないため、上述した場合にロボットアームを低速で下降させることが困難であるという不都合がある。
この発明は、従来よりも安全性能の向上したロボット治療台を提供するものである。
この発明の第1の局面によるロボット治療台は、患者載置用のテーブルと、一方端が床面よりも下方において固定されたベースに支持され、他方端がテーブルを移動可能に支持する多関節ロボットアームと、を備え、多関節ロボットアームは、所定の軸回りに回転可能な回転関節と、垂直な線形の自由度によって移動可能なスライド関節と、を有し、スライド関節を介してベースに支持されており、回転関節は、第1モータと、電磁ブレーキと、第1モータの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第1減速機と、第1減速機により減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第2減速機と、を有しており、スライド関節は、第2モータと、第3減速機と、ボールネジ機構またはラックアンドピニオン機構と、を有している。
この発明の第1の局面によるロボット治療台では、上記のように、回転関節に、第1モータの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第1減速機と、第1減速機により減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第2減速機とを設ける。これにより、第1減速機および第2減速機により2段階で減速を行うことができるので、回転関節の駆動速度を低速にすることができる。その結果、電磁ブレーキが故障した状態で多関節ロボットアームへの電力の供給が停止された場合でも、第1減速機および第2減速機により2段階で減速が行われるので、患者が載置されたテーブルが急に下降するのを抑制することができる。また、2段階で減速を行うため大きな出力トルクを得ることができ、これにより、第1モータの最大出力を小さくすることができるので、第1モータを小さくすることができる。その結果、回転関節が大きくなるのを抑制することができるので、手術が行われる患者が載置されるテーブルを移動させるロボットアームの回転関節のトルクを確保しつつ、ロボットアームの小型化を図ることができる。また、故障により第1モータが異常回転した場合でも患者が載置されたテーブルが急上昇したり急下降したりすることを抑制できる。
上記第1の局面によるロボット治療台において、好ましくは、電磁ブレーキは、第1モータの出力回転軸に取り付けられているか、第1モータに内蔵されている。
上記第1の局面によるロボット治療台において、好ましくは、多関節ロボットアームは、6以上の自由度によりテーブルを移動させるように構成されている。このように構成すれば、6以上の自由度を有する多関節ロボットアームによりテーブルを所望の位置に容易に移動させることができる。
上記第1の局面によるロボット治療台において、好ましくは、回転関節は、鉛直方向の軸線回りに回転可能な水平関節を含む。
この場合、好ましくは、多関節ロボットアームは、複数の水平関節を含む。
上記第1の局面によるロボット治療台において、好ましくは、回転関節は、ロール軸回りに回転可能なロール回転関節、ピッチ軸回りに回転可能なピッチ回転関節またはヨー軸回りに回転可能なヨー回転関節を含む。
上記第1の局面によるロボット治療台において、好ましくは、多関節ロボットアームは、複数の回転関節を含み、複数の回転関節は、ロール軸回りに回転可能なロール回転関節、ピッチ軸回りに回転可能なピッチ回転関節およびヨー軸回りに回転可能なヨー回転関節を含む。
上記第1の局面によるロボット治療台において、好ましくは、第1減速機は遊星歯車減速機で、第2減速機は波偏心揺動型遊星歯車減速機である。
上記第1の局面によるロボット治療台において、好ましくは、放射線治療システムまたは粒子線治療システムにおける患者位置決め用の治療台である。
この発明の第2の局面によるロボット治療台は、患者載置用のテーブルと、一方端が床面よりも下方において固定されたベースに支持され、他方端がテーブルを移動可能に支持する多関節ロボットアームと、を備え、多関節ロボットアームは、所定の軸回りに回転可能な回転関節と、垂直な線形の自由度によって移動可能なスライド関節と、を有し、スライド関節を介してベースに支持されており、回転関節は、モータと、電磁ブレーキと、モータの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第1減速機と、第1減速機により減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第2減速機と、を有しており、第1減速機の入力軸線と、第2減速機の出力軸線とは、互いに異なる軸線上に配置されている。
この発明の第2の局面によるロボット治療台では、上記のように、回転関節に、モータの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第1減速機と、第1減速機により減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第2減速機とを設ける。これにより、第1減速機および第2減速機により2段階で減速を行うことができるので、回転関節の駆動速度を低速にすることができる。その結果、電磁ブレーキが故障した状態で多関節ロボットアームへの電力の供給が停止された場合でも、第1減速機および第2減速機により2段階で減速が行われるので、患者が載置されたテーブルが急に下降するのを抑制することができる。また、2段階で減速を行うため大きな出力トルクを得ることができ、これにより、モータの最大出力を小さくすることができるので、モータを小さくすることができる。その結果、関節が大きくなるのを抑制することができるので、治療が行われる患者が載置されるテーブルを移動させるロボットアームの関節のトルクを確保しつつ、ロボットアームの小型化を図ることができる。また、故障によりモータが異常回転した場合でも患者が載置されたテーブルが急上昇したり急下降したりすることを抑制できる。その結果、従来よりも安全性能の向上したロボット治療台を提供することができる。
上記第2の局面によるロボット治療台において、好ましくは、6以上の自由度によりテーブルを移動させるように構成されている。
上記第2の局面によるロボット治療台において、好ましくは、放射線治療システムまたは粒子線治療システムにおける患者位置決め用の治療台である。
本発明によれば、従来よりも安全性能の向上したロボット治療台を提供することができる。
第1実施形態によるロボット手術台の概略を示した斜視図である。 第1実施形態によるロボット手術台の多関節ロボットアームを示した斜視図である。 第1実施形態によるロボット手術台の垂直多関節アセンブリを示した斜視図である。 第1実施形態によるロボット手術台の垂直関節の概略を示した図である。 第1実施形態によるロボット手術台の減速機の概略を示した図である。 第1実施形態によるロボット手術台の直線移動アセンブリを示した上面斜視図である。 第1実施形態によるロボット手術台の直線移動アセンブリを示した下面斜視図である。 第2実施形態によるロボット手術台の概略を示した斜視図である。 第2実施形態によるロボット手術台の多関節ロボットアームを示した斜視図である。 第2実施形態によるロボット手術台の関節の概略を示した図である。 第2実施形態の変形例によるロボット手術台の水平関節の概略を示した図である。 第3実施形態によるロボット治療台を示した概略図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(ロボット手術台の構成)
図1〜図7を参照して、第1実施形態によるロボット手術台100の概要について説明する。
図1に示すように、ロボット手術台100は、患者載置用のテーブル1と、多関節ロボットアーム2と、制御部3(図2参照)とを備えている。図2に示すように、多関節ロボットアーム2は、ベース21と、垂直多関節アセンブリ22と、直線移動アセンブリ23とを備えている。垂直多関節アセンブリ22は、垂直関節221と、ロール回転関節222と、垂直関節223と、ヨー回転関節224とを含んでいる。直線移動アセンブリ23は、ガイド部材231と、スライド部材232と、基板部材233とを含んでいる。なお、垂直関節221、ロール回転関節222、垂直関節223およびヨー回転関節224は、特許請求の範囲の「関節」の一例である。
ロボット手術台100は、たとえば、外科、内科などで行われる手術台として用いられる。ロボット手術台100は、テーブル1に患者10を載置する載置位置に移動するとともに、テーブル1に患者10を載置した状態で、手術位置、検査位置、処置位置、X線撮像位置などに患者10を移動させることが可能である。また、ロボット手術台100は、テーブル1に患者10を載置した状態で、患者10を傾けることが可能である。
テーブル1は、略矩形形状の平板状に形成されている。また、テーブル1の上面は、略平坦に形成されている。テーブル1は、多関節ロボットアーム2により、移動されるように構成されている。具体的には、テーブル1は、水平方向の第1方向(X方向)、第1方向と直交する水平方向の第2方向(Y方向)、および、第1方向および第2方向に直交し、上下方向である第3方向(Z方向)に移動可能に構成されている。また、テーブル1は、X方向の軸線回りに回動(ロール)可能に構成されている。また、テーブル1は、Y方向の軸線回りに回動(ピッチ)可能に構成されている。また、テーブル1は、Z方向の軸線回りに回転(ヨー)可能に構成されている。
多関節ロボットアーム2は、テーブル1を移動させるように構成されている。多関節ロボットアーム2は、一方端が床に固定されたベース21に支持され、他方端がテーブル1を移動可能に支持している。多関節ロボットアーム2は、ベース21に、鉛直方向(Z方向)の軸線回りに回転可能に支持され、6つの自由度によりテーブル1を移動させるように構成されている。具体的には、多関節ロボットアーム2は、垂直多関節アセンブリ22により、回動軸線A1回りの回動、回動軸線A2回りの回動、回動軸線A3回りの回動および回動軸線A4回りの回転の4つの自由度を有する。また、多関節ロボットアーム2は、直線移動アセンブリ23により、B1方向およびB2方向の直線移動、回動軸線B3回りの回転の2つの自由度を有する。
多関節ロボットアーム2は、ベース21にZ方向の回転軸線回りに回転するように支持されている。つまり、基板部材233は、ベース21に対して、鉛直方向(Z方向)の回転軸線B3回りに回転するように構成されている。ガイド部材231は、基板部材233に対してB2方向に直線移動するように構成されている。スライド部材232は、ガイド部材231に対してB1方向に直線移動するように構成されている。
垂直多関節アセンブリ22は、ガイド部材231に接続されている。垂直多関節アセンブリ22の垂直関節221は、ガイド部材231の移動方向(B1方向)に対して略直交する方向の回動軸線A1回りに回動するように構成されている。ロール回転関節222は、垂直関節221の回動軸線と略直交する方向の回動軸線A2回りに回動するように構成されている。垂直関節223は、ロール回転関節222の回動軸線と略直交する方向の回動軸線A3回りに回動するように構成されている。ヨー回転関節224は、垂直関節223の回動軸線と略直交する方向の回動軸線A4回りに回転するように構成されている。つまり、垂直多関節アセンブリ22は、2つの垂直関節221および223を有し、テーブル1を複数の回転自由度によって移動させるように構成されている。
ここで、第1実施形態では、垂直関節221(223)は、水平方向の回動軸線A1(A3)回りに回動可能に構成されている。また、図3および図4に示すように、垂直関節221(223)は、サーボモータである第1モータ4aと、第1モータ4aの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第1減速機6aと、第1減速機6aにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第2減速機6bおよび6cと、を有している。また、垂直関節221(223)は、図4に示すように、第2電磁ブレーキ5と、ギア部7と、接続部8とを有している。
また、第1実施形態では、図4に示すように、第1モータ4aは、エンコーダ41と、内蔵の第1電磁ブレーキ42とを有している。また、第1モータ4aの出力回転軸には、第2電磁ブレーキ5が取り付けられている。第1電磁ブレーキ42および第2電磁ブレーキ5は、垂直関節221(223)を制動させるように構成されている。エンコーダ41は、第1モータ4aの駆動量を検知して、検知結果を制御部3に送信するように構成されている。
第1減速機6aは、波動歯車減速機により構成されている。また、第2減速機6bおよび6cは、波動歯車減速機により構成されている。また、第1減速機6aと、第2減速機6bおよび6cとは、直列に接続されている。つまり、第1減速機6aと、第2減速機6bおよび6cとにより2段階に減速される。また、第2減速機6bと6cとは、並列に接続されている。つまり、第2減速機6bと6cとにより、垂直関節221(223)を介して受ける負荷が分散されて支持される。
波動歯車減速機は、図5に示すように、環状の剛性内歯歯車63と、剛性内歯歯車63の内側に配置された環状の可撓性外歯歯車62と、可撓性外歯歯車62を撓ませて剛性内歯歯車63に対して2箇所で部分的に噛み合わせるとともに、剛性内歯歯車63と可撓性外歯歯車62との噛み合い位置を周方向に移動させる波動発生器61と、を含んでいる。剛性内歯歯車63は、固定配置されている。波動発生器61は、波動歯車減速機の入力回転軸C1に同軸状態で取り付けられている。可撓性外歯歯車62は、波動歯車減速機の出力回転軸C2に連結固定されている。つまり、波動歯車減速機では、波動発生器61に回転が入力されて、減速された回転が、可撓性外歯歯車62から出力される。
第1減速機6aでは、第1モータ4aの回転が入力回転軸64を介して波動発生器61に入力される。そして、可撓性外歯歯車62から軸を介して減速された回転がギア部7に出力される。
第2減速機6bおよび6cは、入力回転軸64同士が同一軸上に互いに連結されて並列に複数設けられている。具体的には、第2減速機6bおよび6cは、波動発生器61同士が内側に対向するように配置される。そして、共通の入力回転軸64が各々の波動発生器61に接続されて回転が伝達される。そして、外側の各々の可撓性外歯歯車62から減速された回転が出力される。出力された回転は、接続部8を介して負荷側に伝達される。これにより、垂直関節221(223)が駆動される。
第2減速機6bおよび6cは、略同じ減速比を有するとともに、出力回転軸を、垂直関節221および223の水平方向の回動軸線上に配置されている。2つの第2減速機6bおよび6cは、均等に荷重が加えられるように位相が同期されて取り付けられている。具体的には、2つの第2減速機6bおよび6cは、各々の波動発生器61、可撓性外歯歯車62および剛性内歯歯車63の噛み合わせ位相が同期されている。これにより、2つの第2減速機6bおよび6cのトルク/ねじれ角の関係が同等となる。これにより、2つの第2減速機6bおよび6cから出力される回転が同期されて接続部8により力を分散して伝達することが可能となる。
第1減速機6a、第2減速機6bおよび6cによるトータルの減速比は、1000以上20000以下となることが好ましい。なお、減速比は、Nの場合、入力した回転数を1/Nの回転数にして出力する。たとえば、減速比が1000の場合、入力された回転数が1/1000の回転数に減速されて出力される。さらに好ましくは、第1減速機6a、第2減速機6bおよび6cによるトータルの減速比は、3000以上10000以下である。
ロール回転関節222は、図3に示すように、サーボモータである第2モータ4bと、第2モータ4bの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第3減速機6dと、第3減速機6dにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第4減速機6eおよび6fと、第3減速機6dにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機6gと、減速機6gにより減速された回転が伝達される第2電磁ブレーキ5と、を有している。また、第2モータ4bは、エンコーダ41と、内蔵の第1電磁ブレーキ42とを有している。
第3減速機6dは、波動歯車減速機により構成されている。また、第4減速機6eおよび6fは、波動歯車減速機により構成されている。また、減速機6gは、波動歯車減速機により構成されている。また、第3減速機6dと、第4減速機6eおよび6fとは、直列に接続されている。つまり、第3減速機6dと、第4減速機6eおよび6fとにより2段階に減速される。また、第4減速機6eと6fとは、並列に接続されている。つまり、第4減速機6eと6fとにより、ロール回転関節222を介して受ける負荷が分散されて支持される。
ヨー回転関節224は、図3に示すように、サーボモータであるモータ4cと、モータ4cの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機6hと、減速機6hにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機6iと、減速機6hにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機6jと、減速機6jにより減速された回転が伝達される第2電磁ブレーキ5と、を有している。また、モータ4cは、エンコーダ41と、内蔵の第1電磁ブレーキ42とを有している。
減速機6h、6iおよび6jは、波動歯車減速機により構成されている。また、減速機6hと、減速機6iとは、直列に接続されている。つまり、減速機6hと、減速機6iとにより2段階に減速される。
直線移動アセンブリ23は、図6に示すように、ガイド部材231に対してスライド部材232を直線移動させるために、サーボモータであるモータ4と、第2電磁ブレーキ5と、モータ4の回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機6と、減速機6により減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して直線運動として出力するボールネジ軸9とを有している。スライド部材232は、ボールネジ軸9に螺合されており、ボールネジ軸9の回転により、ガイド部材231に沿って移動されるように構成されている。また、モータ4は、エンコーダと、内蔵の第1電磁ブレーキとを有している。
また、直線移動アセンブリ23は、図7に示すように、ベース21に対してガイド部材231を直線移動させるために、サーボモータであるモータ4と、第2電磁ブレーキ5と、モータ4の回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機6と、減速機6により減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して直線運動として出力するボールネジ軸9とを有している。ベース21は、ボールネジ軸9に螺合されており、ボールネジ軸9の回転により、ガイド部材231がベース21に対して直線移動されるように構成されている。また、モータ4は、エンコーダと、内蔵の第1電磁ブレーキとを有している。
また、多関節ロボットアーム2は、テーブル1が手術位置に位置している場合に、テーブル1の下の空間である収容空間内に収容された収容姿勢をとるように構成されている。つまり、多関節ロボットアーム2は、テーブル1に載置された患者10に対して手術や処置を行う位置にテーブル1を移動させた場合に、折り畳まれて、平面視において(Z方向に見て)、テーブル1の下方に完全に隠れるように構成されている。なお、手術位置は、特許請求の範囲の「所定の位置」の一例である。
具体的には、図1に示すように、多関節ロボットアーム2は、収容姿勢の状態において、第1方向(X方向)においてテーブル1の長さL1以下の長さL3を有するとともに、第1方向と直交する第2方向(Y方向)においてテーブル1の長さL2以下の長さL4を有するように構成されている。
制御部3は、ベース21内に設置され、多関節ロボットアーム2によるテーブル1の移動を制御するように構成されている。具体的には、制御部3は、医療従事者(操作者)による操作に基づいて、多関節ロボットアーム2の駆動を制御して、テーブル1を移動させるように構成されている。制御部3は、CPU(Central Processing Unit)などからなる1または複数のプロセッサと、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)および記憶装置などを含んだ記憶部とを備える。記憶装置は、たとえば、ハードディスクドライブや半導体記憶装置などである。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、垂直関節221および223に、第1モータ4aの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第1減速機6aと、第1減速機6aにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第2減速機6bおよび6cとを設ける。これにより、第1減速機6a、第2減速機6bおよび6cにより2段階で減速を行うことができるので、垂直関節221および223の駆動を低速にすることができる。その結果、患者10が載置されたテーブル1の移動を低速にすることができる。また、電磁ブレーキが故障した状態で多関節ロボットアーム2への電力の供給が停止された場合でも、第1減速機6a、第2減速機6bおよび6cにより2段階で減速が行われるので、患者10が載置されたテーブル1が急に下降するのを抑制することができる。これらにより、患者10を低速で移動させるとともに、電力停止時に電磁ブレーキが故障した場合であってもテーブル1が急に下降するのを抑制することができる。また、第1減速機6a、第2減速機6bおよび6cにより2段階で減速が行われるため大きな出力トルクを得ることができ、これにより、第1モータ4aの最大出力を小さくすることができるので、第1モータ4aを小さくすることができる。その結果、垂直関節221および223が大きくなるのを抑制することができるので、手術が行われる患者10が載置されるテーブル1を移動させる多関節ロボットアーム2の垂直関節221および223のトルクを確保しつつ、多関節ロボットアーム2の小型化を図ることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1モータ4aは、第1電磁ブレーキ42を内蔵しており、第1モータ4aの出力回転軸には第2電磁ブレーキ5が取り付けられている。これにより、2段階の減速に加えて、第1電磁ブレーキ42および第2電磁ブレーキ5の2段階のブレーキにより垂直関節221および223を制動することができるので、電力停止時にいずれか一方の電磁ブレーキが故障した場合であってもテーブル1が急に下降するのをより確実に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、多関節ロボットアーム2を、ベース21に、鉛直方向(Z方向)の軸線回りに回転可能に支持し、6以上の自由度によりテーブル1を移動させるように構成する。これにより、6以上の自由度を有する多関節ロボットアーム2によりテーブル1を所望の位置に容易に移動させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、多関節ロボットアーム2に、2以上の垂直関節221および223を有し、テーブル1を複数の回転自由度によって移動させる垂直多関節アセンブリ22を設ける。これにより、低速で駆動可能な垂直関節221および223を複数設けることができるので、上下方向において、テーブル1を所望の位置に容易に移動させることができるとともに、電力停止時に電磁ブレーキが故障した場合であってもテーブル1が急に下降するのを効果的に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、垂直多関節アセンブリ22に、ロール回転関節222を設け、ロール回転関節222に、第2モータ4bと、第2モータ4bの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第3減速機6dと、第3減速機6dにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第4減速機6eおよび6fと、を設ける。これにより、テーブル1のロール回転方向において、患者10をより低速で移動させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、多関節ロボットアーム2に、テーブル1を水平な線形の自由度によって移動させる直線移動アセンブリ23を設ける。これにより、直線移動アセンブリ23によりテーブル1を水平方向の所望の位置に容易に移動させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、多関節ロボットアーム2を、テーブル1が手術位置に位置している場合に、テーブル1の下の空間である収容空間内に収容された収容姿勢をとるように構成する。これにより、手術をする際に、多関節ロボットアーム2が医療従事者に干渉するのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、多関節ロボットアーム2を、収容姿勢の状態において、第1方向(X方向)においてテーブル1の長さ以下の長さを有するとともに、第1方向と直交する第2方向(Y方向)においてテーブル1の長さ以下の長さを有するように構成する。これにより、手術などの医療行為を行う際に、多関節ロボットアーム2がテーブル1からはみ出すことがないので、多関節ロボットアーム2が執刀医、助手、看護師および医療技師などの医療従事者に干渉するのを効果的に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1減速機6a、第2減速機6bおよび6cを、波動歯車減速機により構成する。これにより、波動歯車減速機を用いて、第1減速機6a、第2減速機6bおよび6cの小型化を図りながら、効果的に減速を行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、波動歯車減速機は、環状の剛性内歯歯車63と、剛性内歯歯車63の内側に配置された環状の可撓性外歯歯車62と、可撓性外歯歯車62を撓ませて剛性内歯歯車63に対して2箇所で部分的に噛み合わせるとともに、剛性内歯歯車63と可撓性外歯歯車62との噛み合い位置を周方向に移動させる波動発生器61と、を含み、剛性内歯歯車63は、固定配置されており、波動発生器61は、波動歯車減速機の入力回転軸に同軸状態で取り付けられており、可撓性外歯歯車62は、波動歯車減速機の出力回転軸に連結固定されている。これにより、剛性内歯歯車63と、可撓性外歯歯車62と、波動発生器61とを含む波動歯車減速機により、容易に安定して減速を行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、垂直関節221および223の第2減速機6bおよび6cを、入力回転軸同士が同一軸上に互いに連結されて並列に複数設け、複数の第2減速機6bおよび6cを、略同じ減速比を有するとともに、出力回転軸を、垂直関節221および223の水平方向の回動軸線上に配置する。これにより、並列に設けられた複数の第2減速機6bおよび6cにより負荷を分散して支持することができるので、垂直関節221および223の負荷に対する耐性を容易に大きくすることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1減速機6a、第2減速機6bおよび6cによるトータルの減速比を、1000以上20000以下に構成する。これにより、1000未満の減速比に比べて、患者10を低速で移動させるとともに、電力停止時に電磁ブレーキが故障した場合であってもテーブル1が急に下降するのを抑制することができる。また、20000より大きな減速比に比べて、垂直関節221および223の駆動速度が過度に低速になるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、第1減速機6a、第2減速機6bおよび6cによるトータルの減速比を、3000以上10000以下に構成する。これにより、患者10を確実に低速で移動させることができるとともに、電力停止時に電磁ブレーキが故障した場合であってもテーブル1が急に下降するのを効果的に抑制することができる。また、垂直関節221および223の駆動速度が過度に低速になるのを効果的に抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、図8〜図10を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、多関節ロボットアームが直線移動アセンブリを含む上記第1実施形態とは異なり、多関節ロボットアームが水平多関節アセンブリを含む構成の例について説明する。なお、第1実施形態と同様の箇所には同様の符号を付している。
(ロボット手術台の構成)
図8に示すように、ロボット手術台200は、患者載置用のテーブル1と、多関節ロボットアーム201と、制御部3(図9参照)とを備えている。図9に示すように、多関節ロボットアーム201は、ベース21と、垂直多関節アセンブリ202と、水平多関節アセンブリ203とを備えている。垂直多関節アセンブリ202は、垂直関節202aおよび202bと、ロール回転関節202cと、ヨー回転関節202dとを含んでいる。水平多関節アセンブリ203は、水平関節203a、203bおよび203cとを含んでいる。なお、垂直関節202a、202b、ロール回転関節202c、ヨー回転関節202d、水平関節203a、203bおよび203cは、特許請求の範囲の「関節」の一例である。
多関節ロボットアーム201は、テーブル1を移動させるように構成されている。多関節ロボットアーム201は、一方端が床に固定されたベース21に支持され、他方端がテーブル1を移動可能に支持している。多関節ロボットアーム201は、7つの自由度によりテーブル1を移動させるように構成されている。具体的には、多関節ロボットアーム201は、垂直多関節アセンブリ202により、回動軸線D1回りの回動、回動軸線D2回りの回動、回動軸線D3回りの回動および回動軸線D4回りの回転の4つの自由度を有する。また、多関節ロボットアーム201は、水平多関節アセンブリ203により、回動軸線E1回りの回転、回動軸線E2回りの回転および回動軸線E3回りの回転の3つの自由度を有する。
ここで、第2実施形態では、垂直関節202a(202b)は、水平方向の回動軸線D1(D3)回りに回動可能に構成されている。また、図10に示すように、垂直関節202a(202b)は、第1モータ204aと、第1モータ204aの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第1減速機206aと、第1減速機206aにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第2減速機206bと、を有している。また、垂直関節202a(202b)は、第2電磁ブレーキ205と、ギア部207とを有している。
また、水平関節203a、203b、203c、および、ヨー回転関節202dも、垂直関節202a(202b)と同様に、第1モータ204aと、第2電磁ブレーキ205と、第1減速機206aと、第2減速機206bと、ギア部207とを有している。また、ロール回転関節202cは、第2モータ204bと、第2電磁ブレーキ205と、第3減速機206cと、第4減速機206dと、ギア部207とを有している。
また、第2実施形態では、図10に示すように、第1モータ204a(第2モータ204b)は、エンコーダ41と、内蔵の第1電磁ブレーキ42とを有している。また、第1モータ204a(第2モータ204b)の出力回転軸には、第2電磁ブレーキ205が取り付けられている。第1電磁ブレーキ42および第2電磁ブレーキ205は、各関節(垂直関節202a、202b、ロール回転関節202c、ヨー回転関節202d、水平関節203a、203bおよび203c)を制動させるように構成されている。エンコーダ41は、第1モータ204aの駆動量を検知して、検知結果を制御部3に送信するように構成されている。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
上記のように、第2実施形態では、第1実施形態と同様に、垂直関節202aおよび202bに、第1モータ204aの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第1減速機206aと、第1減速機206aにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第2減速機206bとを設ける。これにより、患者10を低速で移動させるとともに、電力停止時にテーブル1が急に下降するのを抑制することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、多関節ロボットアーム201を、7以上の自由度によりテーブル1を移動させるように構成する。これにより、7以上の自由度を有する多関節ロボットアーム201によりテーブル1を所望の位置により容易に移動させることができる。
また、第2実施形態では、上記のように、多関節ロボットアーム201に、テーブル1を複数の回転自由度によって移動させる水平多関節アセンブリ203を設ける。これにより、水平多関節アセンブリ203によりテーブル1を水平方向の所望の位置に容易に移動させることができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第2実施形態の変形例]
なお、第2実施形態における多関節ロボットアーム201の水平多関節アセンブリ203の各関節には、1つの減速機206eが設けられていてもよい。つまり、水平多関節アセンブリ203の各関節は、1つの減速機206eにより減速を行い、垂直多関節アセンブリ202の各関節は、第1減速機206a(第3減速機206c)および第2減速機206b(第4減速機206d)の2つの減速機により減速を行ってもよい。具体的には、水平関節203a、203bおよび203cは、図11に示すように、1つの減速機206eが設けられていている。また、垂直関節202a、202bおよびヨー回転関節202dは、図10に示すように、第1減速機206aおよび第2減速機206bが設けられている。また、ロール回転関節202cは、図10に示すように、第3減速機206cおよび第4減速機206dが設けられている。
[第3実施形態]
次に、図12を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、テーブルと多関節ロボットアームとを備えるロボット治療台の構成の例について説明する。なお、第1実施形態と同様の箇所には同様の符号を付している。
(ロボット治療台の構成)
図12に示すように、ロボット治療台300は、患者載置用のテーブル1と、多関節ロボットアーム301と、制御部3とを備えている。多関節ロボットアーム301は、スライド関節302と、垂直多関節アセンブリ303と、水平多関節アセンブリ304とを備えている。スライド関節302は、モータ305と、電磁ブレーキ306と、減速機307と、ボールネジ機構308とを含んでいる。垂直多関節アセンブリ303は、垂直関節303a、303bと、ヨー回転関節303cとを含んでいる。水平多関節アセンブリ304は、水平関節304aおよび304bを含んでいる。なお、垂直関節303a、303b、ヨー回転関節303c、水平関節304aおよび304bは、特許請求の範囲の「関節」の一例である。
多関節ロボットアーム301は、テーブル1を移動させるように構成されている。多関節ロボットアーム301は、一方端が床に固定されたベース21に支持され、他方端がテーブル1を移動可能に支持している。多関節ロボットアーム301は、6つの自由度によりテーブル1を移動させるように構成されている。具体的には、多関節ロボットアーム301は、スライド関節302により、垂直な線形の自由度を有する。また、多関節ロボットアーム301は、垂直多関節アセンブリ303により、回動軸線F1回りの回動、回動軸線F2回りの回動および回動軸線F3回りの回転の3つの自由度を有する。また、多関節ロボットアーム301は、水平多関節アセンブリ304により、回動軸線G1回りの回転および回動軸線G2回りの回転の2つの自由度を有する。
ここで、第3実施形態では、垂直関節303a(303b)は、水平方向の回動軸線F1(F2)回りに回動可能に構成されている。また、図10に示すように、垂直関節303a(303b)は、第1モータ204aと、第1モータ204aの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第1減速機206aと、第1減速機206aにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第2減速機206bと、を有している。また、垂直関節303a(303b)は、第2電磁ブレーキ205と、ギア部207とを有している。
また、水平関節304a、304bおよびヨー回転関節303cも、図10に示すように、垂直関節303a(303b)と同様に、第1モータ204aと、第2電磁ブレーキ205と、第1減速機206aと、第2減速機206bと、ギア部207とを有している。
また、第3実施形態では、図10に示すように、第1モータ204aは、エンコーダ41と、内蔵の第1電磁ブレーキ42とを有している。また、第1モータ204aの出力回転軸には、第2電磁ブレーキ205が取り付けられている。第1電磁ブレーキ42および第2電磁ブレーキ205は、各関節(垂直関節303a、303b、ヨー回転関節303c、水平関節304aおよび304b)を制動させるように構成されている。エンコーダ41は、第1モータ204aの駆動量を検知して、検知結果を制御部3に送信するように構成されている。
第1減速機206aは、遊星歯車減速機により構成されている。また、第2減速機206bは、偏心揺動型遊星歯車減速機(RV減速機)により構成されている。また、第1減速機206aと、第2減速機206bとは、直列に接続されている。つまり、第1減速機206aと、第2減速機206bとにより2段階に減速される。
偏心揺動型遊星歯車減速機は、第1段減速部と、第2段減速部と、を含む。第1段減速部は、入力ギアと、入力ギアよりも多い歯数を有するスパーギアと、を有する。第2段減速部は、偏心部を有しスパーギアに連結された回転軸と、内歯歯車と、偏心部に係合して偏心回転し、内歯歯車に内接して噛み合い位置を移動させながら自転する外歯遊星歯車と、を有する。
多関節ロボットアーム301は、スライド関節302により、垂直な線形の自由度によって移動可能である。具体的には、多関節ロボットアーム301は、スライド関節302を介してベース21に支持されている。スライド関節302は、図12に示すように、サーボモータであるモータ305と、電磁ブレーキ306と、モータ305の回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する減速機307と、減速機307により減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して直線運動として出力するボールネジ軸308aとを有している。スライド部材308bは、ボールネジ軸308aに螺合されており、ボールネジ軸308aの回転により、ガイド部材に沿って移動されるように構成されている。スライド部材308bの移動に伴い、スライド部材308bに接続されている多関節ロボットアーム301が上下方向に沿って移動する。また、モータ305は、エンコーダと、内蔵の第1電磁ブレーキとを有している。
また、スライド関節302は、床面よりも下方に配置されている。つまり、ベース21は、床面よりも下方において固定されている。
ロボット治療台300は、放射線治療システムにおける患者位置決め用の治療台である。放射線は、X線、ガンマ線、電子線、粒子線を含む。粒子線は、加速された原子核を含む。粒子線の原子核は、水素原子核(陽子)、ヘリウム原子核、炭素原子核(炭素イオン)、ネオン原子核、ケイ素原子核、アルゴン原子核を含む。粒子線を用いた治療システムの場合、ロボット治療台300は、粒子線治療システムにおける患者位置決め用の治療台である。
ロボット治療台300は、粒子線照射装置400から照射される粒子線(放射線)の患者10への照射位置を調整するために用いられる。患者10の治療部位に精度よく粒子線を照射するためには、患者10の位置を精度よく位置決めする必要がある。ロボット治療台300は、多関節ロボットアーム301を駆動することにより、テーブル1(患者10)の位置を3次元的に精度よく位置決めするために用いられる。粒子線照射装置400は、入射部401と、加速部402と、輸送部403と、照射部404とを備えている。
入射部401は、粒子線を生成して加速部402に入射させるように構成されている。具体的には、入射部401は、イオン源によりイオンを生成し、発生したイオンを直線加速器により加速させて、加速部402に送り出す。加速部402は、磁場を発生させて、入射した粒子線を加速するように構成されている。加速部402は、環状に形成されており、粒子線を周回させながら加速するように構成されている。
輸送部403は、加速された粒子線を、輸送するように構成されている。照射部404は、患者10の治療部位に、粒子線を走査して照射するように構成されている。なお、照射部404は、粒子線を散乱させることにより、粒子線の形状を整形して、患者10に照射する構成でもよい。
なお、第3実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態の効果)
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
上記のように、第3実施形態では、垂直関節303aおよび303bに、第1モータ204aの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第1減速機206aと、第1減速機206aにより減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第2減速機206bとを設ける。これにより、患者10を低速で移動させるとともに、電力停止時にテーブル1が急に下降するのを抑制することができるので、従来よりも安全性能の向上したロボット治療台300を提供することができる。
また、第3実施形態では、上記のように、ロボット治療台300は、粒子線治療システムにおける患者位置決め用の治療台である。これにより、粒子線治療において、患者10の位置をロボット治療台300により精度よく位置決めすることができるので、粒子線を患者10の患部に精度よく照射することができる。
また、第3実施形態では、上記のように、スライド関節302に、モータ305と、減速機307と、ボールネジ機構308とを設ける。これにより、減速機307およびボールネジ機構308により2段階で減速を行うことができるので、電力停止時に電磁ブレーキが故障した場合でもテーブル1が急に下降するのを効果的に抑制することができる。
(変形例)
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、第1減速機および第2減速機を波動歯車減速機により構成する例を示し、第3実施形態では、第1減速機を遊星歯車減速機により構成し、第2減速機を偏心揺動型遊星歯車減速機により構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、たとえば、第1減速機および第2減速機の減速機の種類を波動歯車減速機、遊星歯車減速機および偏心揺動型遊星歯車減速機のうち任意の種類の減速機により組み合わせてもよい。また、第1減速機、第2減速機を、波動歯車減速機、遊星歯車減速機および偏心揺動型遊星歯車減速機以外の減速機により構成してもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、第1減速機および第2減速機の両方を、波動歯車減速機により構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第1減速機および第2減速機の少なくとも一方を、波動歯車減速機、遊星歯車減速機または偏心揺動型遊星歯車減速機により構成してもよい。
また、上記第1および第3実施形態では、多関節ロボットアームが6つの自由度を有する構成の例を示し、上記第2実施形態では、多関節ロボットアームが7つの自由度を有する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ロボットアームが5つ以下の自由度を有していてもよいし、8つ以上の自由度を有していてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、多関節ロボットアームが2つの垂直関節を有する構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、多関節ロボットアームが3つ以上の垂直関節を有していてもよいし、1つの垂直関節を有していてもよい。
また、上記第1実施形態では、1つの関節について第2減速機が2つ並列に設けられている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、1つの関節について第2減速機が1つ設けられていてもよいし、3つ以上が並列に設けられていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、ベースが床の上に固定されている構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ベースが床に埋設されて固定されていてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、モータの回転軸と関節の回動軸とが略平行な構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、モータの回転軸と関節の回動軸とが平行でなくてもよい。たとえば、関節の回動軸をギアによりモータの回転軸と交差する方向に軸方向を変換してもよい。この場合、軸方向を変換するギアは、減速機と一体的に設けられていてもよい。
また、上記第3実施形態では、スライド関節がボールネジ機構を含む構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、スライド関節がラックアンドピニオン機構を含む構成であってもよい。
また、上記第3実施形態では、ロボット治療台を粒子線を用いる治療システムである粒子線治療システムに用いる構成の例を示したが、本発明はこれに限られない。ロボット治療台を粒子線以外の放射線を用いる治療システムである放射線治療システムに用いてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、制御部3がベース内に配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、ロボット用制御部をケーシング内に入れられた制御ボックスとし、たとえば、制御ボックスを手術室内や治療室内の任意の位置に配置するようにしてもよく、また、制御ボックスを手術室や治療室とは別の部屋に配置するようにしてもよい。
1:テーブル、2、201、301:多関節ロボットアーム、4a、204a:第1モータ(モータ)、4b、204b:第2モータ、5、205:第2電磁ブレーキ(電磁ブレーキ)、6a、206a:第1減速機、6b、6c、206b:第2減速機、6d、206c:第3減速機、6e、6f、206d:第4減速機、21:ベース、22、202、303:垂直多関節アセンブリ、23:直線移動アセンブリ、42:第1電磁ブレーキ(電磁ブレーキ)、100、200:ロボット手術台、202a、202b、221、223、303a、303b:垂直関節(関節)、202c、222:ロール回転関節(関節)、202d、224、303c:ヨー回転関節(関節)、203、304:水平多関節アセンブリ、203a、203b、203c、304a、304b:水平関節(関節)、300:ロボット治療台、302:スライド関節、305:モータ、307:減速機、308:ボールネジ機構

Claims (12)

  1. 患者載置用のテーブルと、
    一方端が床面よりも下方において固定されたベースに支持され、他方端が前記テーブルを移動可能に支持する多関節ロボットアームと、を備え、
    前記多関節ロボットアームは、所定の軸回りに回転可能な回転関節と、垂直な線形の自由度によって移動可能なスライド関節と、を有し、前記スライド関節を介して前記ベースに支持されており、
    前記回転関節は、第1モータと、電磁ブレーキと、前記第1モータの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第1減速機と、前記第1減速機により減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第2減速機と、を有しており、
    前記スライド関節は、第2モータと、第3減速機と、ボールネジ機構またはラックアンドピニオン機構と、を有している、ロボット治療台。
  2. 前記電磁ブレーキは、前記第1モータの出力回転軸に取り付けられているか、前記第1モータに内蔵されている、請求項1に記載のロボット治療台。
  3. 前記多関節ロボットアームは、6以上の自由度により前記テーブルを移動させるように構成されている、請求項1または2に記載のロボット治療台。
  4. 前記回転関節は、鉛直方向の軸線回りに回転可能な水平関節を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のロボット治療台。
  5. 前記多関節ロボットアームは、複数の前記水平関節を含む、請求項4に記載のロボット治療台。
  6. 前記回転関節は、ロール軸回りに回転可能なロール回転関節、ピッチ軸回りに回転可能なピッチ回転関節またはヨー軸回りに回転可能なヨー回転関節を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載のロボット治療台。
  7. 前記多関節ロボットアームは、複数の前記回転関節を含み、前記複数の回転関節は、ロール軸回りに回転可能なロール回転関節、ピッチ軸回りに回転可能なピッチ回転関節およびヨー軸回りに回転可能なヨー回転関節を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のロボット治療台。
  8. 前記第1減速機は遊星歯車減速機で、前記第2減速機は波偏心揺動型遊星歯車減速機である、請求項1〜7のいずれか1項に記載のロボット治療台。
  9. 放射線治療システムまたは粒子線治療システムにおける患者位置決め用の治療台である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のロボット治療台。
  10. 患者載置用のテーブルと、
    一方端が床面よりも下方において固定されたベースに支持され、他方端が前記テーブルを移動可能に支持する多関節ロボットアームと、を備え、
    前記多関節ロボットアームは、所定の軸回りに回転可能な回転関節と、垂直な線形の自由度によって移動可能なスライド関節と、を有し、前記スライド関節を介して前記ベースに支持されており、
    前記回転関節は、モータと、電磁ブレーキと、前記モータの回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第1減速機と、前記第1減速機により減速された回転が伝達され、伝達された回転を減速して出力する第2減速機と、を有しており、
    前記第1減速機の入力軸線と、前記第2減速機の出力軸線とは、互いに異なる軸線上に配置されている、ロボット治療台。
  11. 前記多関節ロボットアームは、6以上の自由度により前記テーブルを移動させるように構成されている、請求項10に記載のロボット治療台。
  12. 放射線治療システムまたは粒子線治療システムにおける患者位置決め用の治療台である、請求項10または11に記載のロボット治療台。
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