JP2019061167A - 内視鏡用対物光学系および内視鏡 - Google Patents

内視鏡用対物光学系および内視鏡 Download PDF

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Abstract

【課題】広角で、最も物体側のレンズ面における有効光束径が小さく、良好な光学性能を有する内視鏡用対物光学系、およびこの内視鏡用対物光学系を備えた内視鏡を提供する。【解決手段】物体面と共役な位置に中間像を形成し、中間像を結像面Simに再結像させ、結像面における最大有効像高をHI、全系の焦点距離をf、最も物体側のレンズ面における有効光束径をFD、全系のFナンバーをFNo、中間像に対する結像面Simの近軸におけるリレー倍率をβRとした場合、条件式(1)〜(3)を満足するように構成する。0.7<HI/|f| …(1)FD×FNo/|f|<6 …(2)−2<βR<−0.8 …(3)【選択図】図1

Description

本発明は、内視鏡用対物光学系およびこの内視鏡用対物光学系を備えた内視鏡に関するものである。
従来、医療分野において先端部分に撮像装置が内蔵された長尺の挿入部を被検者の口や鼻等から挿入して体腔内を撮像する挿入型の内視鏡が普及している。このような内視鏡に使用可能な対物光学系としては例えば下記特許文献1、2に記載のものが知られている。
特開2016−151629号公報 特許第5185578号公報
上記のような内視鏡は、高画素化および広角化されていく傾向があり、また近接撮影での画像を取り込み、詳細な解析や観察が行われるようになってきたため、さらなる画質の向上が望まれている。また、感染症予防のための滅菌処理への対応や、修理対応の簡素化のため、対物光学系の最も物体側にカバーガラスを配置する場合も増えてきている。
高画素化および広角化に対応した対物光学系としては、特許文献1に記載のものが知られている。この対物光学系は、絞りより物体側に3枚のレンズ、絞りより像側に3枚のレンズが配され、広角域の光線高が高くなる位置で広角域の収差補正を行い、高画素化に対応しているが、最も物体側のレンズ面における有効光束径が大きくなり、物体側のレンズ径が大型化してしまうという問題がある。
物体側のレンズが大型化してしまうと、対物光学系近傍に配置される照明配光用光学系の配置に制約が生まれ、対物光学系と照明配光用光学系とを近接配置することができなくなってしまう。その結果、特に近接域の照明配光が分布を持ってしまい、詳細な解析や観察に影響がでてしまう。また、対物光学系の最も物体側にカバーガラスを配置する場合、非常に径が大きなカバーガラスとなってしまい、内視鏡に対する小型化の要求に反してしまう。
細径化に対応した対物光学系としては、特許文献2に記載のものが知られている。この対物光学系は、光学系内で中間像を形成することで細径な光学系としているが、画角が狭く、内視鏡対物光学系としては使用できない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、広角で、最も物体側のレンズ面における有効光束径が小さく、良好な光学性能を有する内視鏡用対物光学系、およびこの内視鏡用対物光学系を備えた内視鏡を提供することを目的とするものである。
本発明の内視鏡用対物光学系は、物体面と共役な位置に中間像を形成し、中間像を結像面に再結像させる内視鏡用対物光学系であって、結像面における最大有効像高をHI、全系の焦点距離をf、最も物体側のレンズ面における有効光束径をFD、全系のFナンバーをFNo、中間像に対する結像面の近軸におけるリレー倍率をβRとした場合、条件式(1)〜(3)を満足する。
0.7<HI/|f| …(1)
FD×FNo/|f|<6 …(2)
−2<βR<−0.8 …(3)
なお、リレー倍率βRは、図16に示すように、中間像の像高をHM、結像面における像高をHIとした場合、下記式で表される。
βR=HI/HM
また、条件式(1−1)、(2−1)、(3−1)の少なくとも1つをさらに満足することが好ましい。
0.75<HI/|f|<10 …(1−1)
0.9<FD×FNo/|f|<4.5 …(2−1)
−1.5<βR<−0.9 …(3−1)
本発明の内視鏡用対物光学系においては、全系の各レンズ面における有効光束径の中で最大有効光束径をBD、結像面における最大有効像高をHIとした場合、条件式(4)を満足することが好ましく、条件式(4−1)を満足することがより好ましい。
BD/(2×HI)<1.2 …(4)
0.5<BD/(2×HI)<1.1 …(4−1)
また、結像面における最大有効像高をHI、最も物体側のレンズ面における有効光束径をFDとした場合、条件式(5)を満足することが好ましく、条件式(5−1)を満足することがより好ましい。
3<2×HI/FD …(5)
3.5<2×HI/FD<30 …(5−1)
また、結像面における最大有効像高をHI、全系の半画角をω、全系の焦点距離をfとした場合、条件式(6)を満足することが好ましく、条件式(6−1)を満足することがより好ましい。
HI/(tan(ω)×|f|)<0.75 …(6)
0.01<HI/(tan(ω)×|f|)<0.65 …(6−1)
また、最も物体側のレンズ面よりも物体側に平行平面板を有することが好ましい。
本発明の内視鏡は、上記記載の本発明の内視鏡用対物光学系を備えたものである。
本発明の内視鏡用対物光学系は、物体面と共役な位置に中間像を形成し、中間像を結像面に再結像させる内視鏡用対物光学系であって、結像面における最大有効像高をHI、全系の焦点距離をf、最も物体側のレンズ面における有効光束径をFD、全系のFナンバーをFNo、中間像に対する結像面の近軸におけるリレー倍率をβRとした場合、条件式(1)〜(3)を満足するようにしたので、広角で、最も物体側のレンズ面における有効光束径が小さく、良好な光学性能を有する内視鏡用対物光学系、およびこの内視鏡用対物光学系を備えた内視鏡を提供することができる。
0.7<HI/|f| …(1)
FD×FNo/|f|<6 …(2)
−2<βR<−0.8 …(3)
本発明の一実施形態にかかる内視鏡用対物光学系(実施例1と共通)の構成を示す断面図 本発明の実施例2の内視鏡用対物光学系の構成を示す断面図 本発明の実施例3の内視鏡用対物光学系の構成を示す断面図 本発明の実施例4の内視鏡用対物光学系の構成を示す断面図 本発明の実施例5の内視鏡用対物光学系の構成を示す断面図 本発明の実施例6の内視鏡用対物光学系の構成を示す断面図 本発明の実施例7の内視鏡用対物光学系の構成を示す断面図 本発明の実施例1の内視鏡用対物光学系の各収差図 本発明の実施例2の内視鏡用対物光学系の各収差図 本発明の実施例3の内視鏡用対物光学系の各収差図 本発明の実施例4の内視鏡用対物光学系の各収差図 本発明の実施例5の内視鏡用対物光学系の各収差図 本発明の実施例6の内視鏡用対物光学系の各収差図 本発明の実施例7の内視鏡用対物光学系の各収差図 本発明の一実施形態にかかる内視鏡の概略構成図 リレー倍率についての説明図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる内視鏡用対物光学系の構成を示す断面図である。図1に示す構成例は、後述の実施例1の内視鏡用対物光学系の構成と共通である。図1においては、左側が物体側、右側が像側であり、図示されている開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。また、図1には、軸上光束aおよび最大画角の光束bの他、各条件式の記号を併せて記入している。
なお、図1では内視鏡用対物光学系と結像面Simとの間に入射面と出射面が平行の光学部材PPを配置した例を示している。光学部材PPは、光路を折り曲げるための光路変換プリズム、フィルタ、および/またはカバーガラス等を想定したものであり、本発明においては光学部材PPを省略した構成も可能である。なお、光路変換プリズムを用いた場合は屈曲光路となるが、理解を容易にするために図1では光路を展開した図を示している。
本実施形態の内視鏡用対物光学系は、物体面と共役な位置に中間像を形成し、中間像を結像面Simに再結像させる内視鏡用対物光学系であって、結像面Simにおける最大有効像高をHI、全系の焦点距離をf、最も物体側のレンズ面における有効光束径をFD、全系のFナンバーをFNo、中間像に対する結像面Simの近軸におけるリレー倍率をβRとした場合、条件式(1)〜(3)を満足するように構成されている。
0.7<HI/|f| …(1)
FD×FNo/|f|<6 …(2)
−2<βR<−0.8 …(3)
内視鏡用対物光学系内に中間像を形成する構成とすることによって、広角化での収差補正を行いつつ、レンズ径を小さくできる。
条件式(1)の下限以下とならないようにすることによって、画角が狭くなり過ぎるのを防ぐことができるため、内視鏡用途として十分な画角を確保できる。なお、条件式(1−1)を満足するものとすれば、より良好な特性とすることができる。条件式(1−1)の上限以上とならないようにすることによって、画角が広くなり過ぎるのを防ぐことができるため、観察物体に対する照明光量が不足するのを防ぐことができる。
0.75<HI/|f|<10 …(1−1)
条件式(2)の上限以上とならないようにすることによって、前玉径が大きくなり過ぎるのを防ぐことができるため、照明光学系の配置スペースの確保および/またはカバーガラスのような平行平面板の配置に有利となる。または撮影に十分な光量を取り込むことができるため、観察に有利となる。なお、条件式(2−1)を満足するものとすれば、より良好な特性とすることができる。条件式(2−1)の下限以下とならないようにすることによって、物体とレンズの距離が近くなり過ぎるのを防ぐことができるため、内視鏡観察が容易となる。
0.9<FD×FNo/|f|<4.5 …(2−1)
条件式(3)の下限以下とならないようにすることによって、中間像よりも物体側のレンズで発生した収差が、結像面Simで大きくなり過ぎるのを防ぐことができるため、収差補正に有利となる。条件式(3)の上限以上とならないようにすることによって、中間像付近のレンズ径が大型化するのを防ぐことができる。なお、条件式(3−1)を満足するものとすれば、より良好な特性とすることができる。
−1.5<βR<−0.9 …(3−1)
本実施形態の内視鏡用対物光学系においては、全系の各レンズ面における有効光束径の中で最大有効光束径をBD、結像面Simにおける最大有効像高をHIとした場合、条件式(4)を満足することが好ましい。条件式(4)の上限以上とならないようにすることによって、レンズ径が大きくなり過ぎるのを防ぐことができるため、内視鏡挿入部の小型化に有利となる。なお、条件式(4−1)を満足するものとすれば、より良好な特性とすることができる。条件式(4−1)の下限以下とならないようにすることによって、非点収差および歪曲収差の補正に有利となる。
BD/(2×HI)<1.2 …(4)
0.5<BD/(2×HI)<1.1 …(4−1)
また、結像面Simにおける最大有効像高をHI、最も物体側のレンズ面における有効光束径をFDとした場合、条件式(5)を満足することが好ましい。条件式(5)の下限以下とならないようにすることによって、前玉径が大きくなり過ぎるのを防ぐことができるため、照明光学系の配置スペースの確保および/またはカバーガラスのような平行平面板の配置に有利となる。なお、条件式(5−1)を満足するものとすれば、より良好な特性とすることができる。条件式(5−1)の上限以上とならないようにすることによって、撮影に十分な光量を取り込むことができるため、観察に有利となる。
3<2×HI/FD …(5)
3.5<2×HI/FD<30 …(5−1)
また、結像面Simにおける最大有効像高をHI、全系の半画角をω、全系の焦点距離をfとした場合、条件式(6)を満足することが好ましい。条件式(6)の上限以上とならないようにすることによって、詳細に観察する光軸付近の像が小さくなり過ぎるのを防ぐことができ、また周辺部の光量を確保することができる。なお、条件式(6−1)を満足するものとすれば、より良好な特性とすることができる。条件式(6−1)の下限以下とならないようにすることによって、画角が広くなり過ぎるのを防ぐことができるため、観察物体に対する照明光量が不足するのを防ぐことができる。
HI/(tan(ω)×|f|)<0.75 …(6)
0.01<HI/(tan(ω)×|f|)<0.65 …(6−1)
また、最も物体側のレンズ面よりも物体側にカバーガラスのような平行平面板を有することが好ましい。このような平行平面板を設けることによって、感染症予防のための滅菌処理への対応や、修理対応の簡素化を図ることができる。
次に、本発明の内視鏡用対物光学系の数値実施例について説明する。まず、実施例1の内視鏡用対物光学系について説明する。実施例1の内視鏡用対物光学系の構成を示す断面図を図1に示す。図1および後述の実施例2〜7に対応した図2〜7においては、左側が物体側、右側が像側であり、図示されている開口絞りStは必ずしも大きさや形状を表すものではなく、光軸Z上の位置を示すものである。また、図1〜7には、軸上光束aおよび最大画角の光束bを併せて記入している。
実施例1の内視鏡用対物光学系は、物体側から順に、レンズL1〜レンズL13の13枚のレンズを有し、開口絞りStが最も物体側に配された構成となっている。
実施例1の内視鏡用対物光学系のレンズデータを表1に示す。なお、レンズデータにおける数値は、焦点距離fを1に規格化したものである。以下では、表中の記号の意味について、実施例1のものを例にとり説明するが、実施例2〜7についても基本的に同様である。
表1のレンズデータにおいて、面番号の欄には最も物体側の構成要素の面を1番目として像面側に向かうに従い順次増加する面番号を示し、曲率半径の欄には各面の曲率半径を示し、面間隔の欄には各面とその次の面との光軸Z上の間隔を示す。また、nの欄には各光学要素のd線(波長587.6nm(ナノメートル))における屈折率を示し、νの欄には各光学要素のd線(波長587.6nm(ナノメートル))におけるアッベ数を示し、有効光束径の欄には最も物体側のレンズ面における有効光束径と最大有効光束径となるレンズ面における有効光束径を示す。また、レンズデータには、結像面Simにおける最大有効像高HIの値を併せて示す。
なお、曲率半径の符号は、面形状が物体側に凸の場合を正、像面側に凸の場合を負としている。レンズデータには、物体面、開口絞りSt、光学部材PP、結像面Simも含めて示しており、平行平面板CPを含む実施例の場合には平行平面板CPも含めて示している。開口絞りStに相当する面の面番号の欄には面番号とともに(St)という語句を記載している。
実施例1の内視鏡用対物光学系の各収差図を図8に示す。なお、図8中の左側から順に球面収差、非点収差、歪曲収差、および倍率色収差を示す。球面収差、非点収差、および歪曲収差を表す各収差図には、d線(波長587.6nm(ナノメートル))を基準波長とした収差を示す。球面収差図にはd線(波長587.6nm(ナノメートル))、F線(波長486.1nm(ナノメートル))、およびC線(波長656.3nm(ナノメートル))についての収差をそれぞれ実線、点線、および二点鎖線で示す。非点収差図にはサジタル方向およびタンジェンシャル方向の収差をそれぞれ実線および点線で示す。倍率色収差図にはF線(波長486.1nm(ナノメートル))およびC線(波長656.3nm(ナノメートル))についての収差をそれぞれ点線および二点鎖線で示す。なお、球面収差図のFNoはFナンバー、その他の収差図のωは半画角を意味する。
次に、実施例2の内視鏡用対物光学系について説明する。実施例2の内視鏡用対物光学系の構成を示す断面図を図2に示す。実施例2の内視鏡用対物光学系は、物体側から順に、レンズL1〜レンズL13の13枚のレンズを有し、開口絞りStが内視鏡用対物光学系内に配された構成となっている。また、実施例2の内視鏡用対物光学系のレンズデータを表2に、各収差図を図9に示す。
次に、実施例3の内視鏡用対物光学系について説明する。実施例3の内視鏡用対物光学系の構成を示す断面図を図3に示す。実施例3の内視鏡用対物光学系は、物体側から順に、平行平面板CPと、レンズL1〜レンズL13の13枚のレンズとを有し、開口絞りStが最も物体側に配された構成となっている。また、実施例3の内視鏡用対物光学系のレンズデータを表3に、各収差図を図10に示す。
次に、実施例4の内視鏡用対物光学系について説明する。実施例4の内視鏡用対物光学系の構成を示す断面図を図4に示す。実施例4の内視鏡用対物光学系は、物体側から順に、レンズL1〜レンズL13の13枚のレンズを有し、開口絞りStが最も物体側に配された構成となっている。また、実施例4の内視鏡用対物光学系のレンズデータを表4に、各収差図を図11に示す。
次に、実施例5の内視鏡用対物光学系について説明する。実施例5の内視鏡用対物光学系の構成を示す断面図を図5に示す。実施例5の内視鏡用対物光学系は、物体側から順に、平行平面板CPと、レンズL1〜レンズL13の13枚のレンズとを有し、開口絞りStが内視鏡用対物光学系内に配された構成となっている。また、実施例5の内視鏡用対物光学系のレンズデータを表5に、各収差図を図12に示す。
次に、実施例6の内視鏡用対物光学系について説明する。実施例6の内視鏡用対物光学系の構成を示す断面図を図6に示す。実施例6の内視鏡用対物光学系は、物体側から順に、レンズL1〜レンズL10の10枚のレンズを有し、開口絞りStが最も物体側に配された構成となっている。また、実施例6の内視鏡用対物光学系のレンズデータを表6に、各収差図を図13に示す。
次に、実施例7の内視鏡用対物光学系について説明する。実施例7の内視鏡用対物光学系の構成を示す断面図を図7に示す。実施例7の内視鏡用対物光学系は、物体側から順に、レンズL1〜レンズL10の10枚のレンズを有し、開口絞りStが内視鏡用対物光学系内に配された構成となっている。また、実施例7の内視鏡用対物光学系のレンズデータを表7に、各収差図を図14に示す。
実施例1〜7の内視鏡用対物光学系の条件式(1)〜(6)に対応する値を表8に示す。なお、全実施例ともd線を基準波長としており、下記の表8に示す値はこの基準波長におけるものである。
以上のデータから、実施例1〜7の内視鏡用対物光学系は全て、条件式(1)〜(6)を満足しており、全画角が90°以上と広角で、最も物体側のレンズ面における有効光束径が小さく、良好な光学性能を有する内視鏡用対物光学系であることが分かる。
次に、本発明の内視鏡用対物光学系が適用される内視鏡の実施形態について図15を参照しながら説明する。図15にその内視鏡の概略的な全体構成図を示す。図15に示す内視鏡100は、主として、操作部102と、挿入部104と、コネクタ部(不図示)と接続されるユニバーサルコード106とを備える。挿入部104の大半は挿入経路に沿って任意の方向に曲がる軟性部107であり、この軟性部107の先端には湾曲部108が連結され、この湾曲部108の先端には先端部110が連結されている。湾曲部108は、先端部110を所望の方向に向けるために設けられるものであり、操作部102に設けられた湾曲操作ノブ109を回動させることにより湾曲操作が可能となっている。先端部110の内部先端に本発明の実施形態に係る内視鏡用対物光学系1が配設される。図15では内視鏡用対物光学系1を概略的に図示している。本実施形態の内視鏡は内視鏡用対物光学系1を備えているため、先端部110の小型化を図ることが可能であり、広角で、良好な画像を取得することができる。
以上、実施形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施形態および実施例に限定されず、種々の変形が可能である。例えば、各レンズの曲率半径、面間隔、屈折率、アッベ数は、上記実施例で示した値に限定されず、他の値をとり得るものである。
また、内視鏡用対物光学系は、球面レンズの他、非球面レンズ、GRINレンズ、および/または回折光学素子等を含んでいてもよい。
1 内視鏡用対物光学系
100 内視鏡
102 操作部
104 挿入部
106 ユニバーサルコード
107 軟性部
108 湾曲部
109 湾曲操作ノブ
110 先端部
CP 平行平面板
L1〜L13 レンズ
PP 光学部材
Sim 結像面
St 開口絞り
a 軸上光束
b 最大画角の光束
Z 光軸

Claims (12)

  1. 物体面と共役な位置に中間像を形成し、該中間像を結像面に再結像させる内視鏡用対物光学系であって、
    前記結像面における最大有効像高をHI、
    全系の焦点距離をf、
    最も物体側のレンズ面における有効光束径をFD、
    全系のFナンバーをFNo、
    前記中間像に対する前記結像面の近軸におけるリレー倍率をβRとした場合、
    0.7<HI/|f| …(1)
    FD×FNo/|f|<6 …(2)
    −2<βR<−0.8 …(3)
    で表される条件式(1)〜(3)を満足する内視鏡用対物光学系。
  2. 全系の各レンズ面における有効光束径の中で最大有効光束径をBDとした場合、
    BD/(2×HI)<1.2 …(4)
    で表される条件式(4)を満足する
    請求項1記載の内視鏡用対物光学系。
  3. 3<2×HI/FD …(5)
    で表される条件式(5)を満足する
    請求項1または2記載の内視鏡用対物光学系。
  4. 全系の半画角をωとした場合、
    HI/(tan(ω)×|f|)<0.75 …(6)
    で表される条件式(6)を満足する
    請求項1から3のいずれか1項記載の内視鏡用対物光学系。
  5. 最も物体側のレンズ面よりも物体側に平行平面板を有する
    請求項1から4のいずれか1項記載の内視鏡用対物光学系。
  6. 0.75<HI/|f|<10 …(1−1)
    で表される条件式(1−1)を満足する
    請求項1記載の内視鏡用対物光学系。
  7. 0.9<FD×FNo/|f|<4.5 …(2−1)
    で表される条件式(2−1)を満足する
    請求項1記載の内視鏡用対物光学系。
  8. −1.5<βR<−0.9 …(3−1)
    で表される条件式(3−1)を満足する
    請求項1記載の内視鏡用対物光学系。
  9. 0.5<BD/(2×HI)<1.1 …(4−1)
    で表される条件式(4−1)を満足する
    請求項2記載の内視鏡用対物光学系。
  10. 3.5<2×HI/FD<30 …(5−1)
    で表される条件式(5−1)を満足する
    請求項3記載の内視鏡用対物光学系。
  11. 0.01<HI/(tan(ω)×|f|)<0.65 …(6−1)
    で表される条件式(6−1)を満足する
    請求項4記載の内視鏡用対物光学系。
  12. 請求項1から11のいずれか1項記載の内視鏡用対物光学系を備えた内視鏡。
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