JP2019061074A - 画像形成装置用摺動部材、定着装置、及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
この定着装置としては、例えば、加熱ロールと加熱ロールに接触して配置された加圧ベルトとを備えた構成、又は、加熱ベルトと加熱ベルトに接触して配置された加圧ロールとを備えた構成のベルトニップ方式と呼ばれる定着装置が知られている。
摺動方向の動的粘弾性測定でのtanδが0.05以上0.20以下であり、摺動面のうねり粗さWaが2以上15以下である画像形成装置用摺動部材。
請求項2に係る発明は、
前記tanδが0.08以上0.15以下である請求項1に記載の画像形成装置用摺動部材。
請求項3に係る発明は、
前記うねり粗さWaが4以上11以下である請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置用摺動部材。
請求項4に係る発明は、
前記画像形成装置用摺動部材が、織物基材と、前記織物基材の少なくとも一方の面に被覆層と、を有する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置用摺動部材。
請求項5に係る発明は、
前記織物基材がガラス繊維織物である請求項4に記載の画像形成装置用摺動部材。
請求項6に係る発明は、
前記被覆層が、フッ素樹脂を含む請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置用摺動部材。
請求項7に係る発明は、
前記フッ素樹脂がポリテトラフルオロエチレンを含む請求項6に記載の画像形成装置用摺動部材。
第1回転体と、
前記第1回転体の外周面に接して配置される第2回転体と、
前記第2回転体の内部に配置され、前記第2回転体の内周面から前記第2回転体を前記第1回転体へ押圧する押圧部材と、
前記第2回転体の内周面と前記押圧部材との間に介在し、前記摺動面が前記第2回転体の内周面と接する請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置用摺動部材と、
前記第1回転体及び前記第2回転体の少なくとも一方を加熱する加熱源と、
を備える定着装置。
請求項9に係る発明は、
前記第2回転体の内周面が、耐熱性樹脂で形成されている請求項8に記載の定着装置。
請求項10に係る発明は、
前記耐熱性樹脂が、ポリイミドおよびポリアミドイミドのいずれか一方である請求項9に記載の定着装置。
請求項11に係る発明は、
像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電させる帯電装置と、
帯電された前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成装置と、
前記潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像装置と、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写装置と、
前記トナー像を記録媒体に定着する請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載の定着装置と、
を備える画像形成装置。
請求項4、5、6、7に係る発明によれば、摺動方向の動的粘弾性測定でのtanδが0.05未満もしくは0.20を超える場合、又は、摺動面のうねり粗さWaが2未満もしくは15を超える場合に比べ、異音の発生を抑えるとともに、画像ムラの発生を抑制し、前記摺動部材が、織物基材と、前記織物基材の少なくとも一方の面に被覆層とを有する画像形成装置用摺動部材が提供される。
本実施形態に係る画像形成装置用摺動部材(以下、単に「摺動部材」と称する場合がある。)は、摺動方向の動的粘弾性測定でのtanδ(以下、単に「摺動方向のtanδ」と称する場合がある。)が0.05以上0.20以下であり、摺動面のうねり粗さWaが2以上15以下である。
一方で、異音の発生を抑制するために、摺動部材の衝撃吸収特性を高めようとすると、摺動特性が低下してしまい、紙しわに起因する画像ムラが発生してしまう。
以上から、摺動方向の動的粘弾性測定でのtanδ、及び、摺動面のうねり粗さWaの範囲を上記範囲とすることで、異音の発生が抑えられるとともに、画像ムラの発生が抑制されると推測される。
まず、測定対象となる摺動部材から、摺動方向に延びる短冊状の測定用試料を切り出す。次に、準備した測定用試料に正弦波振動を与え、引張モードで、(測定周波数10Hz、3℃/minの昇温速度で30℃から200℃まで昇温)、応答する荷重と位相角を計測から、貯蔵弾性率G’と損失弾性率G’’を求め、tanδ(tanδ=損失弾性率/貯蔵弾性率)を温度に対してプロットすることにより得られるtanδ曲線を求め、tanδが極大となる値を、摺動方向の動的粘弾性測定でのtanδとする。なお、測定装置は、オリエンテック社製、RHEOVIBRON DDV−01FPを用いて測定する。
まず、測定対象となる摺動部材を準備する。次に、摺動部材の摺動面となる面の摺動方向を、JIS B 0601(2001)に準じて測定する。具体的には、表面粗さ計(サーフコム575A、東京精密社製)を用い(測定種別:粗さ測定、測定長さ:4.0mm、カットオフ波長:0.8mm、測定レンジ:±32.0μm、測定速度:0.5mm/s、カットオフ種別:2RC(位相非補償)、傾斜補正:最小二乗直線補正)、条件にて測定される。
被覆層(第1の被覆層および第2の被覆層)は、例えば、フッ素樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂などの樹脂を含むことがよく、これらの中でも、フッ素樹脂を含むことが好ましい。
フッ素樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシアルカン(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、またはこれらの変性体等が挙げられる。被覆層の表面は、摺動面となるが、摺動特性の点で、摺動面における摩擦係数を低く抑える観点から、これらフッ素樹脂の中でも、PTFE、又はPTFEの変性体を用いることが好ましい。
基材は、樹脂基材でも、織物基材でもよいが、摺動方向のtanδ及びうねり粗さWaを上記範囲に調整する点で、織物基材がよく、織物基材がガラス繊維織物で形成されていることがよい。
ガラス繊維の単繊維の繊維径(繊維幅)としては、3μm以上10μm以下(好ましくは、4μm以上8μm以下)であることがよい。
また、ガラス繊維は、ガラス繊維の単繊維を150本以上500本以下(好ましくは200本以上400本以下)を一束に集束させたガラス繊維を用いることがよい。
本実施形態に係る摺動部材を製造する方法は、摺動方向のtanδ及びうねり粗さWaを上記範囲を満足するのであれば、特に限定されるものではない。摺動部材の製造方法としては、例えば、以下の方法が挙げられる。
まず、基材を準備する。基材が、摺動方向のtanδ及びうねり粗さWaを上記範囲となるように、例えば、ガラス繊維織物(例えば、短繊維の繊維径(繊維幅)が3μm以上8μm以下のガラス繊維を150本以上500本以下に集束し、集束したガラス繊維間の間隔が0.2mm以上1.0mm以下となるガラス繊維織物)を準備する。
次に、摺動方向のtanδ及びうねり粗さWaを上記範囲となるように、例えば、被覆層となる材料と基材とを貼り合わせて圧着させる。例えば、ガラス繊維織物の基材の両面に、フッ素樹脂を含む被覆層を形成する場合、ガラス繊維織物を2枚のフッ素樹脂フィルムに挟み込んで、摺動方向のtanδ及びうねり粗さWaを上記範囲となるように圧着する。
本実施形態に係る定着装置は、第1回転体と、第1回転体の外周面に接して配置される第2回転体と、第2回転体の内部に配置され、第2回転体の内周面から第2回転体を第1回転体へ押圧する押圧部材と、第2回転体の内周面と押圧部材との間に介在し、摺動面が第2回転体の内周面と接する本実施形態に係る画像形成装置用摺動部材と、第1回転体及び第2回転体の少なくとも一方を加熱する加熱源と、を備える。
なお、第2回転体の内周面は、例えば、耐熱性樹脂で形成されていてもよい。耐熱性樹脂は、例えば、ポリイミドおよびポリアミドイミドのいずれか一方の樹脂が挙げられる。
第1実施形態として、加熱源を有する加熱ロールと、押圧パッドが押圧された加圧ベルトと、を備えた定着装置を説明する。
第2実施形態として、加熱源を有し押圧パッドが押圧された加熱ベルトと、加圧ロールと、を備えた定着装置を説明する。
これらの定着装置における摺動部材として、本実施形態に係る摺動部材が適用される。
図2は、第1実施形態に係る定着装置60の構成を示す概略図である。
加熱ロール61の外周面には、感温素子69が接触して配置されている。感温素子69による温度計測値に基づいて、ハロゲンランプ66の点灯が制御され、加熱ロール61の表面温度が設定した温度(例えば150℃)に維持される。
加熱ロール61は、例えば金属製のコア(円筒状芯金)611の周囲に耐熱性弾性体層612及び離型層613をこの順に積層して構成される。
加圧ベルト62は、その内部に配置された押圧パッド64とベルト走行ガイド63とによって回転自在に支持されている。
押圧パッド64は、挟込領域Nの入口側に前挟込部材64aを備え、挟込領域Nの出口側に剥離挟込部材64bを備える。
前挟込部材64aは、加熱ロール61の外周形状に沿う凹形状に構成されて、挟込領域Nの長さ(摺動方向の距離)を確保する。
剥離挟込部材64bは、加熱ロール61の外周面に対し突出する形状に構成されて、挟込領域Nの出口領域において加熱ロール61に局所的な歪みを生じさせ、定着後の記録媒体の加熱ロール61からの剥離を容易にする。
摺動部材101は、加圧ベルト62の内周面と押圧パッド64との摺動抵抗を小さくするために、前挟込部材64a及び剥離挟込部材64bを覆うように配置される。
支持部材65には、ベルト走行ガイド63が取り付けられている。ベルト走行ガイド63に沿って加圧ベルト62が回転する。
ベルト走行ガイド63には、加圧ベルト62の内周面に潤滑剤(オイル)を供給する手段である潤滑剤供給装置67が取り付けられていてもよい。
図3は、第2実施形態に係る定着装置80の構成を示す概略図である。
加圧ロール88は、例えば、基材層88A、弾性層88B、及び離型層88Cを有する。
例えば押圧パッド87の上流には、加熱ベルト84の内周面に潤滑剤(オイル)を供給する手段である潤滑剤供給装置(不図示)が取り付けられていてもよい。
電磁誘導装置90は、電磁誘導コイル(励磁コイル)91を内蔵する。電磁誘導装置90は、電磁誘導コイル91に交流電流を印加し磁場を発生させ、この磁場を励磁回路で変化させ、加熱ベルト84の発熱層に渦電流を発生させる。この渦電流が発熱層の電気抵抗によって熱(ジュール熱)に変換され、加熱ベルト84の表面が発熱する。
本実施形態に係る画像形成装置は、像保持体と、前記像保持体の表面を帯電させる帯電装置と、帯電された前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成装置と、前記潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像装置と、前記トナー像を記録媒体に転写する転写装置と、前記トナー像を記録媒体に定着する本実施形態に係る定着装置と、を備える。
画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kはそれぞれ、感光体11(像保持体の一例)を備える。感光体11は、矢印Aの方向に回転する。
レーザー露光器13は、露光ビームBmを発して、感光体11上に静電潜像を形成する。
現像器14は、各色のトナーを収容しており、感光体11上の静電潜像をトナーにより可視像化する。
一次転写ロール16は、感光体11上に形成されたトナー像を、一次転写部10において、中間転写ベルト15に転写する。
感光体クリーナ17は、感光体11上の残留トナーを除去する。
駆動ロール31は、定速性に優れたモータ(不図示)により駆動されて中間転写ベルト15を回転させる。
支持ロール32は、4個の感光体11の配列方向に沿って略直線状に延びる中間転写ベルト15を、駆動ロール31と共に支持する。
張力付与ロール33は、中間転写ベルト15に一定の張力を与えると共に、中間転写ベルト15の蛇行を抑制する補正ロールとして機能する。
背面ロール25は、二次転写部20に設けられ、クリーニング背面ロール34は、中間転写ベルト15上の残留トナーを掻き取るクリーニング部に設けられる。
一次転写ロール16には、トナーの帯電極性(マイナス極性とする。以下同じ。)と逆極性の電圧(一次転写バイアス)が印加される。これにより、各感光体11上のトナー像が中間転写ベルト15に順次、静電吸引され、中間転写ベルト15上に重畳されたトナー像が形成される。
一次転写ロール16は、シャフト(例えば鉄、SUS等の金属の円柱棒)と、シャフトの周囲に固着した弾性層(例えば、カーボンブラック等の導電剤を配合したブレンドゴムのスポンジ層)とで構成された円筒ロールである。一次転写ロール16は、体積抵抗率が例えば107.5Ωcm以上108.5Ωcm以下である。
二次転写ロール22は、背面ロール25との間に二次転写バイアスを形成し、二次転写部20に搬送される用紙K(記録媒体)上にトナー像を二次転写する。
二次転写ロール22は、シャフト(例えば鉄、SUS等の金属の円柱棒)と、シャフトの周囲に固着した弾性層(例えば、カーボンブラック等の導電剤を配合したブレンドゴムのスポンジ層)とで構成された円筒ロールである。二次転写ロール22は、体積抵抗率が例えば107.5Ωcm以上108.5Ωcm以下である。
背面ロール25は、例えば、ゴム基材をカーボンを分散したブレンドゴムのチューブで被覆して構成される。背面ロール25は、表面抵抗率が例えば107Ω/□以上1010Ω/□以下であり、硬度が例えば70°(アスカーC:高分子計器社製、以下同じ。)である。
背面ロール25には、金属製の給電ロール26が接触配置されている。給電ロール26は、トナーの帯電極性(マイナス極性)と同極性の電圧(二次転写バイアス)を印加し、二次転写ロール22と背面ロール25との間に転写電界を形成させる。
画像形成ユニット1Kの下流側には、画質調整を行うための画像濃度センサ43が配設されている。
用紙収容部50は、画像形成前の用紙Kを収容する。
給紙ロール51は、用紙収容部50に収容されていた用紙Kを取り出す。
搬送ロール52は、給紙ロール51により取り出された用紙Kを搬送する。
搬送ガイド53は、搬送ロール52により搬送された用紙Kを二次転写部20へ送り込む。
搬送ベルト55は、二次転写部20で画像が転写された用紙Kを定着装置60へ搬送する。
定着入口ガイド56は、用紙Kを定着装置60に導く。
画像形成装置100では、画像読取装置(不図示)やコンピュータ(不図示)等から出力された画像データが画像処理装置(不図示)により画像処理され、画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kによって作像作業が実行される。
画像形成ユニット1Y、1M、1C、1Kの各感光体11は、帯電器12によって表面が帯電された後、レーザー露光器13によって表面が走査露光され、静電潜像が形成される。各感光体11上に形成された静電潜像は、各画像形成ユニットによって各色のトナー像として現像される。
トナー像が二次転写部20に到達するタイミングに合わせ、用紙収容部50に収容されていた用紙Kが、給紙ロール51、搬送ロール52及び搬送ガイド53によって搬送され、二次転写部20に供給され、中間転写ベルト15と二次転写ロール22との間に挟み込まれる。
そして、転写電界が形成されている二次転写部20において、中間転写ベルト15上のトナー像が、用紙K上に静電転写(二次転写)される。
定着装置60に搬送された用紙Kは、定着装置60によって加熱・加圧され、未定着トナー像が定着する。
以上の工程を経て、画像形成装置100によって記録媒体としての用紙K上に紙シワの発生が抑制されて画像が形成される。
(摺動シートの作製)
ガラス繊維織物の基材を準備する。基材は、短繊維の繊維径(繊維幅)が4μm以上6μm以下のガラス繊維を、200本以上400本以下に集束し、集束したガラス繊維間の間隔が0.3mm以上0.8mm以下となるように、厚み120μmの平織の織組織であるガラス繊維織物(有沢製作所製)を準備した。具体的には、表1に示すガラス繊維織物を準備した。
次に、準備したガラス繊維織物の両面に、表1に示す変性ポリテトラフルオロエチレン(変性PTFE)のフッ素樹脂フィルム(ダイキン社製、ポリフロンPTFE、実施例は厚み25μm)を重ねて挟み込み、表1に示す摺動方向のtanδ及びうねり粗さWaとなるように圧着して、実施例および比較例の各例の摺動シートを得た。摺動方向のtanδ及びうねり粗さWaの測定は、既述の方法にしたがって測定した。
−異音の評価−
得られた各例の摺動シートを、内周面がポリイミドで形成された無端ベルトを有する定着装置が備えられた富士ゼロックス社製、DocuCentre IV C5570改造機の無端ベルト内周面に接するように搭載し、J紙(富士ゼロックス社製、カラーコピー用紙)A4に、画像濃度1%の画像を5万枚形成し、通紙している間の異音について評価を行った。
異音の測定は、集音マイク(バッファロー製、マイクロホンスタンドタイプ)を用い、FFT周波数解析を実施した。
騒音測定器で測定の結果、Δ10dB(バックグラウンドに対する周波数500−800Hz範囲のピーク)を超えるものは、異音が発生していると判断した。
異音の評価で、通紙終了後の紙について、紙しわに起因する画像ムラの発生について評価を行った。
表1中、画像ムラの発生が無いものは、「未発生」、軽微の紙しわの発生に伴う画像濃度ムラが発生したものは、「画像ムラ」、紙しわの程度大きいものは、「紙しわ」と表記している。
11 感光体(像保持体の一例)
12 帯電器(帯電装置の一例)
13 レーザー露光器(潜像形成装置の一例)
14 現像器(現像装置の一例)
15 中間転写ベルト(転写手段の一部)
22 二次転写ロール(転写手段の一部)
25 背面ロール(転写手段の一部)
60 定着装置
61 加熱ロール(第1回転体の一例)
62 加圧ベルト(被摺動部材(第2回転体)の一例)
64 押圧パッド(押圧部材の一例)
65 支持部材
66 ハロゲンランプ(加熱源の一例)
67 潤滑剤供給装置
80 定着装置
84 加熱ベルト(被摺動部材(第2回転体)の一例)
86 支持部材
87 押圧パッド(押圧部材の一例)
88 加圧ロール(第1回転体の一例)
90 電磁誘導装置(加熱源の一例)
100 画像形成装置
101 画像形成装置用摺動部材(摺動シートの一例)
110A 被覆層
110B 被覆層
112A 摺動面
112B 摺動面
120 基材
K 用紙(記録媒体)
Claims (11)
- 摺動方向の動的粘弾性測定でのtanδが0.05以上0.20以下であり、摺動面のうねり粗さWaが2以上15以下である画像形成装置用摺動部材。
- 前記tanδが0.08以上0.15以下である請求項1に記載の画像形成装置用摺動部材。
- 前記うねり粗さWaが4以上11以下である請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置用摺動部材。
- 前記画像形成装置用摺動部材が、織物基材と、前記織物基材の少なくとも一方の面に被覆層と、を有する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置用摺動部材。
- 前記織物基材がガラス繊維織物である請求項4に記載の画像形成装置用摺動部材。
- 前記被覆層が、フッ素樹脂を含む請求項4又は請求項5に記載の画像形成装置用摺動部材。
- 前記フッ素樹脂がポリテトラフルオロエチレンを含む請求項6に記載の画像形成装置用摺動部材。
- 第1回転体と、
前記第1回転体の外周面に接して配置される第2回転体と、
前記第2回転体の内部に配置され、前記第2回転体の内周面から前記第2回転体を前記第1回転体へ押圧する押圧部材と、
前記第2回転体の内周面と前記押圧部材との間に介在し、前記摺動面が前記第2回転体の内周面と接する請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の画像形成装置用摺動部材と、
前記第1回転体及び前記第2回転体の少なくとも一方を加熱する加熱源と、
を備える定着装置。 - 前記第2回転体の内周面が、耐熱性樹脂で形成されている請求項8に記載の定着装置。
- 前記耐熱性樹脂が、ポリイミドおよびポリアミドイミドのいずれか一方である請求項9に記載の定着装置。
- 像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電させる帯電装置と、
帯電された前記像保持体の表面に潜像を形成する潜像形成装置と、
前記潜像をトナーにより現像してトナー像を形成する現像装置と、
前記トナー像を記録媒体に転写する転写装置と、
前記トナー像を記録媒体に定着する請求項8〜請求項10のいずれか1項に記載の定着装置と、
を備える画像形成装置。
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