JP2019060949A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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佳郎 小西
Yoshiro Konishi
佳郎 小西
佐藤 秀樹
Hideki Sato
秀樹 佐藤
淳 澤村
Atsushi Sawamura
淳 澤村
裕弘 加藤
Yasuhiro Kato
裕弘 加藤
貴之 鵜川
Takayuki Ugawa
貴之 鵜川
将拓 赤塚
Masahiro Akatsuka
将拓 赤塚
勇介 櫻井
Yusuke Sakurai
勇介 櫻井
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Abstract

【課題】定着部材が交換された後に通常の画像形成を行う場合に比べて、UFPの発生量の最大値を抑制できる定着装置を提供する。【解決手段】媒体の表面の現像剤を予め設定された定着温度で加熱して定着する定着部材Fh,Fpと、定着部材Fh,Fpの周囲の空気が排気される排気部と、定着部材Fh,Fpの交換を判別する判別手段C6と、定着部材Fh,Fpの交換が判別された場合に、定着部材Fh,Fpを媒体が通過しない状態で、定着温度よりも高温の温度で定着部材Fh,Fpを回転させる高温回転動作を行う制御手段C8と、を備えたことを特徴とする定着装置F。【選択図】図4

Description

本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
従来の画像形成装置の定着装置において、媒体に転写された画像を定着する定着領域の定着温度を制御する技術に関して、下記の特許文献1〜3に記載の技術が知られている。
特許文献1としての特開2007−86359号公報には、温度センサ(68)の検知結果に基づいて、ハロゲンヒータ(67)のオン、オフを制御する際に、紙が巻付いて温度が上昇しにくくなった場合でも、過剰に昇温されないように、50℃から100℃になるまでの連続通電時間や、100℃から120℃になるまでの連続通電時間を計測して、基準時間との関係で、異常を判別する技術が記載されている。
特許文献2としての特許第5630040号公報には、定着装置において、定着ベルトの内周面に近接されたパイプ状金属体と定着ベルトとの間にグリスをなじませるグリス馴らしのための加熱回転動作を実行する技術が記載されている。特許文献2に記載の技術では、加熱回転動作では、定着温度を画像形成時の定着温度よりも低くして、定着部材を加熱しながら回転させる技術が記載されている。
特許文献3としての特開2015−219344号公報には、画像形成装置(500)の初期出荷時や定着装置(100)の新品交換時、定着ベルト(105)の新品交換時に、定着ベルト(105)に、表面に研磨層を備えた粗しローラ(400)を接触させることで、定着ベルト(105)の表層をRz0.5〜1.0程度にする技術が記載されている。
特開2007−86359号公報(「0008」〜「0015」) 特許第5630040号公報(「0020」〜「0024」、図5〜図8) 特開2015−219344号公報(「0042」〜「0051」、「0055」〜「0061」、図1、図7)
定着部材を交換後に定着動作を実行すると、トナーからのUFPに、定着装置の各部材から発生する直径0.1μm以下の超微粒子(UFP:Ultrafine Particle)が加わって、発生量が多くなる問題がある。
本発明は、定着部材が交換された後に通常の画像形成を行う場合に比べて、UFPの発生量の最大値を抑制することを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明の定着装置は、
媒体の表面の現像剤を予め設定された定着温度で加熱して定着する定着部材と、
前記定着部材の周囲の空気が排気される排気部と、
前記定着部材の交換を判定する判定手段と、
前記定着部材の交換が判定された場合に、媒体上に画像形成動作を実行せずに定着温度よりも高温の温度で前記定着部材を回転させる期間を有する高温回転動作を行う制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の定着装置において、
前記媒体の種類に応じて設定された複数の前記定着温度に対して、最も高い定着温度よりも高温の温度で前記高温回転動作を行う
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の定着装置において、
前記定着部材からの空気が通過する通過部と、
前記通過部の下流端に配置された前記排気部と、
前記通過部の空気を排気部に向けて移送する移送部材と、
前記通過部に配置されて空気中の超微粒子を捕集する捕集部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の定着装置において、
前記高温回転動作中に、前記移送部材を駆動する
ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の定着装置において、
前記高温回転動作時において、予め設定された高温加熱期間の終了後、予め設定された期間前記移送部材を駆動する
ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置において、
前記高温回転動作時において、予め設定された高温加熱期間が経過後に、温度を段階的に低下させる
ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の定着装置において、
前記温度を段階的に低下させている期間中、前記定着部材の回転を継続させる
ことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の定着装置において、
一対の前記定着部材を離間させた状態で前記高温回転動作を実行する
ことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の定着装置において、
一対の前記定着部材を接触させた状態で前記高温回転動作を実行する
ことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし9のいずれかに記載の定着装置において、
前記高温回転動作時には、前記媒体の表面の画像を加熱して定着する回転速度よりも遅い回転速度で定着部材を回転させる
ことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の定着装置において、
前記媒体の幅方向における前記定着部材の加熱領域が異なる複数の加熱手段、
を備え、
前記高温回転動作を行うときは前記複数の加熱手段により前記定着部材を加熱する
ことを特徴とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項12に記載の発明の画像形成装置は、
像保持体と、
前記像保持体に形成された画像を媒体に転写する転写装置と、
前記媒体に転写された画像を定着する請求項1ないし11のいずれかに記載の定着装置と、
を備えたことを特徴とする。
請求項1,12に記載の発明によれば、定着部材が交換された後に通常の画像形成を行う場合に比べて、UFPの発生量の最大値を抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、最も高い定着温度で定着を行う場合に放出されるUFPを抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、捕集部材を有しない場合に比べて、外部に放出されるUFPを減らすことができる。
請求項4に記載の発明によれば、移動部材を駆動しない場合に比べて、高温回転動作時に放出されるUFPを捕集部材で効率的に除去できる。
請求項5に記載の発明によれば、高温加熱期間の終了後に移動部材を駆動しない場合に比べて、冷却過程で固化するUFPをさらに回収しやすくすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、高温を維持し続ける場合に比べて、部材の熱変形を抑えることができる。
請求項7に記載の発明によれば、温度を低下させている期間に回転を継続しない場合に比べて、定着部材を慣らすことができる。
請求項8に記載の発明によれば、定着部材を接触させた状態で高温回転動作を実行する場合に比べて、高温回転動作の期間を短縮できる。
請求項9に記載の発明によれば、定着部材を離間させた状態で高温回転動作を実行する場合に比べて、高温回転動作中にUFPを多く発生させることができ、画像形成を行う場合に発生するUFPを抑制できる。
請求項10に記載の発明によれば、高温回転動作時に画像形成動作時の回転速度と同速度または高速で定着部材を回転させる場合に比べて、定着部材の損耗を低減できる。
請求項11に記載の発明によれば、高温回転動作を行う場合に単一の加熱手段で加熱する場合に比べて、高温回転動作でUFPを多く発生させることができ、画像形成を行う場合に発生するUFPを抑制できる。
図1は実施例1の画像形成装置の説明図である。 図2は実施例1の画像形成装置の要部説明図である。 図3は実施例1の定着装置の説明図であり、図3Aは全体説明図、図3Bは加熱ロールの要部説明図である。 図4は実施例1の画像形成装置の制御部が備えている各機能をブロック図で示した図である。 図5は実施例1の定着装置のタイムチャートの一例である。 図6は実施例1の定着装置の制御処理のフローチャートの説明図である。 図7は実施例1の高温回転動作のフローチャートの説明図である。 図8はUFPの量の説明図であり、図8Aは従来構成のUFPの量の説明図、図8Bは実施例1のUFPの量の説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例である実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は実施例1の画像形成装置の説明図である。
図2は実施例1の画像形成装置の要部説明図である。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例としての複写機Uは、装置の本体の一例であって、画像記録装置の一例としてのプリンタ部U1を有する。プリンタ部U1の上部には、読取部の一例であって、画像読取装置の一例としてのスキャナ部U2が支持されている。スキャナ部U2の上部には、原稿の搬送装置の一例としてのオートフィーダU3が支持されている。実施例1のスキャナ部U2には、入力部の一例としての操作部UIが支持されている。前記操作部UIは、操作者が入力をして、複写機Uの操作が可能である。
オートフィーダU3の上部には、媒体の収容容器の一例としての原稿トレイTG1が配置されている。原稿トレイTG1には、複写しようとする複数の原稿Giが重ねて収容可能である。原稿トレイTG1の下方には、原稿の排出部の一例としての原稿の排紙トレイTG2が形成されている。原稿トレイTG1と原稿の排紙トレイTG2との間には、原稿の搬送路U3aに沿って、原稿の搬送ロールU3bが配置されている。
スキャナ部U2の上面には、透明な原稿台の一例としてのプラテンガラスPGが配置されている。実施例1のスキャナ部U2には、プラテンガラスPGの下方に、読取り用の光学系Aが配置されている。実施例1の読取り用の光学系Aは、プラテンガラスPGの下面に沿って、左右方向に移動可能に支持されている。なお、読取り用の光学系Aは、通常時は、図1に示す初期位置に停止している。
読取り用の光学系Aの左方には、撮像部材の一例としての撮像素子CCDが配置されている。撮像素子CCDには、画像処理部IPSが電気的に接続されている。
画像処理部IPSは、プリンタ部U1の書込回路DLに電気的に接続されている。書込回路DLは、潜像の形成装置の一例としてのLEDヘッドLHy,LHm,LHc,LHkに電気的に接続されている。
各LEDヘッドLHy〜LHkの上方には、像保持体の一例としての感光体ドラムPRy,PRm,PRc,PRkが配置されている。
各感光体ドラムPRy〜PRkには、帯電器の一例としての帯電ロールCRy,CRm,CRc,CRkが対向して配置されている。前記帯電ロールCRy〜CRkには、電源回路Eから帯電電圧が印加される。なお、電源回路Eは、制御部の一例としてのコントローラCにより制御される。前記コントローラCは、画像処理部IPSや書込回路DL等との間でも信号の送受信を行って、各種制御を行う。
感光体ドラムPRy〜PRkの回転方向に対して、帯電ロールCRy〜CRkの下流側に設定された書込領域Q1y,Q1m,Q1c,Q1kにおいて、感光体ドラムPRy〜PRkの表面に対して、LEDヘッドLHy〜LHkから書込光が照射される。
感光体ドラムPRy〜PRkの回転方向に対して、書込領域Q1y〜Q1kの下流側に設定された現像領域Q2y,Q2m,Q2c,Q2kには、現像装置Gy,Gm,Gc,Gkが感光体ドラムPRy〜PRkの表面に対向して配置されている。
感光体ドラムPRy〜PRkの回転方向に対して、現像領域Q2y〜Q2kの下流側には、1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kが設定されている。感光体ドラムPRy〜PRkは、1次転写領域Q3y〜Q3kでは、中間転写体の一例としての中間転写ベルトBに接触している。また、1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて、中間転写ベルトBを挟んで感光体ドラムPRy〜PRkの反対側には、1次転写器の一例としての1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kが配置されている。
感光体ドラムPRy〜PRkの回転方向に対して、1次転写領域Q3y〜Q3kの下流側には、像保持体の清掃器の一例としてのドラムクリーナCLy,CLm,CLc,CLkが配置されている。
なお、実施例1では、感光体ドラムPRy〜PRkとドラムクリーナCLy〜CLkは、各色ごとに、像保持体ユニットの一例としての感光体ユニットとして、プリンタ部U1に対して一体的に着脱可能に構成されている。また、現像装置Gy〜Gkも現像ユニットとして、プリンタ部U1に対して着脱可能に構成されている。
前記感光体ドラムPRy〜PRkの上方には、中間転写装置の一例としてのベルトモジュールBMが配置されている。前記ベルトモジュールBMは、前記中間転写ベルトBを有する。中間転写ベルトBは、駆動部材の一例としての駆動ロールRdと、張架部材の一例としてのテンションロールRtと、蛇行補正部材の一例としてのウォーキングロールRw、従動部材の一例としてのアイドラロールRf、2次転写領域の対向部材の一例としてのバックアップロールT2aと、1次転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kと、により回転可能に支持されている。
中間転写ベルトBを挟んでバックアップロールT2aの反対側には、2次転写部材の一例としての2次転写ロールT2bが配置されている。前記バックアップロールT2aと2次転写ロールT2bにより2次転写器T2が構成されている。また、2次転写ロールT2bと中間転写ベルトBとが対向する領域により2次転写領域Q4が形成される。
前記1次転写ロールT1y〜T1k、中間転写ベルトBおよび2次転写器T2等により、感光体ドラムPRy〜PRkに形成された画像を媒体に転写する実施例1の転写装置T1+T2+Bが構成されている。
中間転写ベルトBの回転方向に対して、2次転写領域Q4の下流側には、中間転写体の清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbが配置されている。
前記ベルトモジュールBMの上方には、現像剤の収容容器の一例としてのカートリッジKy,Km,Kc,Kkが配置されている。各カートリッジKy〜Kkには、現像装置Gy〜Gkに補給される現像剤が収容されている。前記カートリッジKy〜Kkと現像装置Gy〜Gkとの間は、図示しない現像剤の補給装置により接続されている。
プリンタ部U1の下部には、媒体の収容容器の一例としての給紙トレイTR1〜TR3が配置されている。給紙トレイTR1〜TR3は、案内部材の一例としてのガイドレールGRにより前後方向に着脱可能に支持されている。給紙トレイTR1〜TR3には、媒体の一例としての記録紙Sが収容されている。
給紙トレイTR1〜TR3の右上方には、媒体の取出部材の一例としてのピックアップロールRpが配置されている。ピックアップロールRpの右方には、捌き部材の一例としての捌きロールRsが配置されている。
各給紙トレイTR1〜TR3の右方には、上方に延びる媒体の搬送路SH1が形成されている。搬送路SH1には、媒体の搬送部材の一例としての搬送ロールRaが複数配置されている。搬送路SH1には、記録紙Sの搬送方向の下流部であり且つ2次転写領域Q4の上流側に、送出部材の一例としてのレジロールRrが配置されている。
2次転写領域Q4の上方には、定着装置Fが配置されている。定着装置Fは、第1の定着部材の一例であって、加熱部材の一例としての加熱ロールFhと、第2の定着部材の一例としての加圧部材Fpとを有する。加熱ロールFhと加圧部材Fpとの接触領域により、定着領域Q5が構成されている。加熱ロールFhには、加熱手段の一例としてのヒータh1,h2(図3)が内蔵されている。定着装置Fの斜め上方には、媒体の搬送部材の一例としての排出ローラRhが配置されている。排出ローラRhの左方には、媒体の排出部の一例としての排出トレイTRhが形成されている。
(画像形成動作の説明)
前記原稿トレイTG1に収容された複数の原稿Giは、プラテンガラスPG上の原稿の読み取り位置を順次通過して、原稿の排紙トレイTG2に排出される。
前記オートフィーダU3を使用して自動的に原稿を搬送して複写を行う場合は、読取り用の光学系Aは初期位置に停止した状態で、プラテンガラスPG上の読み取り位置を順次通過する各原稿Giを露光する。
原稿Giを作業者が手でプラテンガラスPG上に置いて複写を行う場合、読取り用の光学系Aが左右方向に移動して、プラテンガラスPG上の原稿が、露光されながら走査される。
原稿Giからの反射光は、読取り用の光学系Aを通って、撮像素子CCDに集光される。前記撮像素子CCDは、撮像面上に集光された原稿の反射光が赤:R、緑:G、青:Bの電気信号に変換される。
画像処理部IPSは、撮像素子CCDから入力されるRGBの電気信号を黒:K、イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:Cの画像情報に変換して一時的に記憶する。画像処理部IPSは、一時的に記憶した画像情報を予め設定された時期に、潜像形成用の画像情報として書込回路DLに出力する。
なお、原稿画像が単色画像、いわゆる、モノクロの場合は、黒:Kのみの画像情報が書込回路DLに入力される。
前記書込回路DLは、図示しない各色Y,M,C,Kの各駆動回路を有し、入力された画像情報に応じた信号を予め設定された時期に、各色毎に配置されたLEDヘッドLHy〜LHkに出力する。
各感光体ドラムPRy〜PRkの表面は、帯電ロールCRy〜CRkによりに帯電される。LEDヘッドLHy〜LHkは、書込領域Q1y〜Q1kにおいて、感光体ドラムPRy〜PRkの表面に静電潜像を形成する。現像装置Gy〜Gkは、現像領域Q2y〜Q2kにおいて、感光体ドラムPRy〜PRkの表面の静電潜像を、可視像の一例としてのトナー像に現像する。現像装置Gy〜Gkで現像剤が消費されると、消費量に応じて、各カートリッジKy〜Kkから各現像装置Gy〜Gkに現像剤が補給される。
各感光体ドラムPRy〜PRkの表面のトナー像は、1次転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kに搬送される。各1次転写ロールT1y〜T1kには、電源回路Eから予め設定された時期にトナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。したがって、1次転写領域Q3y〜Q3kにおいて、1次転写電圧により、感光体ドラムPRy〜PRkのトナー像は、中間転写ベルトBに順次重ねて転写される。なお、K色の単色の画像の場合は、K色のトナー像のみが、Kの感光体ドラムPRkから中間転写ベルトBに転写される。
1次転写後の感光体ドラムPRy〜PRk表面の残留物、付着物は、ドラムクリーナCLy〜CLkで清掃される。清掃された感光体ドラムPRy〜PRkの表面は、帯電ロールCRy〜CRkで再帯電される。
前記各給紙トレイTR1〜TR3の記録紙Sは、予め設定された給紙時期にピックアップロールRpにより取り出される。ピックアップロールRpで取り出された記録紙Sは、複数枚の記録紙Sが重なった状態で取り出された場合には、捌きロールRsで1枚づつ分離される。捌きロールRsを通過した記録紙Sは、複数の搬送ロールRaにより、レジロールRrに搬送される。
前記レジロールRrは、中間転写ベルトBの表面のトナー像が2次転写領域Q4に移動する時期に合わせて、記録紙Sを送り出す。
レジロールRrから送り出された記録紙Sには、2次転写領域Q4を通過する際に、2次転写ロールT2bに印加された2次転写電圧により、中間転写ベルトBの表面のトナー像が転写される。
2次転写領域Q4を通過後の中間転写ベルトBの表面は、ベルトクリーナCLbにより残留トナーが除去されて清掃される。
2次転写領域Q4を通過した記録紙Sは、定着領域Q5を通過する際に、定着装置Fによりトナー像が加熱および加圧されて定着される。
トナー像が定着された記録紙Sは、排出ローラRhで排出トレイTRhに排出される。
(実施例1の定着装置Fの説明)
図3は実施例1の定着装置の説明図であり、図3Aは全体説明図、図3Bは加熱ロールの要部説明図である。
図3A、図3Bにおいて、実施例1の加熱ロールFhでは、内蔵されているヒータh1,h2は、記録紙Sの幅方向に沿って延びている。そして、第1のヒータh1は、予め設定されたサイズ(一例として、「A4」以下)の記録紙Sの幅に対応する第1の加熱領域L1を加熱可能に構成されている。また、第2のヒータh2は、予め設定された最大サイズ(一例として「A3」)の記録紙Sの幅に対応する第2の加熱領域L2を加熱可能に構成されている。
図3Aにおいて、定着装置Fの加圧部材Fpは、前後方向に延びる支持部材の一例としてのベース部材1を有する。ベース部材1は、右下部の上流案内部2と、左上部の下流案内部3とを有する。上流案内部2は、記録紙Sの搬送方向の上流側である左下方に向けて突出している。また、下流案内部3は、左上端部が記録紙Sを円滑に案内できるように凸曲面形状、いわゆるR形状に形成されている。上流案内部2と下流案内部3との間は、接続部4で接続されている。上流案内部2と下流案内部3と接続部4とで囲まれた部分には、押し当て部材の収容部の一例としてのばね収容部5が形成されている。
なお、実施例1のベース部材1は、上流案内部2、下流案内部3および接続部4が、樹脂により一体形成されている。
図3において、ベース部材1の上部には、枠体の一例としての第1のプレート11および第2のプレート12が、それぞれ、下流案内部3と接続部4に支持されている。第1のプレート11は、定着領域Q5の下流側で、局所的にベース部材1にかかる力が大きくなる位置に合わせて、補強のために配置されている。なお、ベース部材1にかかる力が局所的に大きくなる位置は、実験やシミュレーション等で予め測定、設定されている。
また、第1のプレート11の外面には、潤滑剤の供給部材の一例としてのオイル含浸フェルト13が支持されている。オイル含浸フェルト13は、帯状部材の一例としての加圧ベルトFp1の内面に接触した状態で支持される。オイル含浸フェルト13は、潤滑剤の一例としてのシリコンオイルが含浸されている。シリコンオイルは、オイル含浸フェルト13から加圧ベルトFp1の内面に塗布されることで供給可能に構成されている。
第2のプレート12は、定着領域Q5の上流側で、局所的にベース部材1にかかる力が大きくなる位置に合わせて配置されている。
なお、第1のプレート11および第2のプレート12は、前後方向に延びる板状に形成されており、前後両端は、定着装置Fの図示しないフレームプレートで支持されている。
図3において、ばね収容部5には、押し当て部材の一例としての板バネ21が支持されている。実施例1の板バネ21は、幅方向の前後両端部でベース部材1に固定される。なお、板バネ21は、電気的に接地されている。板バネ21は、記録紙Sの搬送方向に沿って上流案内部2側から下流案内部3側に向けて延びる基端部22を有する。
基端部22の下流案内部3側の端には、基端部22から連続し且つ定着領域Q5側に略U字状に折り返された折り返し部23が形成されている。折り返し部23の定着領域Q5側の端には、折り返し部23から連続し且つ上流案内部2に向けて延びる押し当て部24が形成されている。
押し当て部24の定着領域Q5側の面には、接触部材の一例としてのフェルト31が支持されている。なお、フェルト31を設けない場合、板バネ21の自由端部28が加熱ロールFhに局所的に接触する恐れがある。実施例1では、押し当て部24にフェルト31が設けられており、フェルト31を有しない場合に比べて、広い面積で面圧を確保することが可能である。
したがって、実施例1の加圧ベルトFp1は、主として、上流案内部2の左下端や右下部と、板バネ21と、下流案内部3の左上部と、オイル含浸フェルト13の位置で張架された状態で支持される。
定着装置Fの枠体の一例としてのハウジング41には、開口42が形成されている。開口42には、通過部の一例としての排気ダクト43が接続されている。排気ダクト43の下流端は、複写機Uの側面に向けて延びている。排気ダクト43の下流端には、排気部の一例としての排気口44が形成されている。排気ダクト43には、移送部材の一例としてのファン46が配置されている。ファン46は、排気ダクト43内の空気を排気口44に向かって移送する。
排気ダクト43には、ファン46の上流側に、捕集部材の一例としてのフィルタ47が配置されている。実施例1のフィルタ47は、直径0.1μm以下の超微粒子(UFP:Ultrafine Particle)を捕集可能なフィルタを使用している。なお、UFPは、ヨーロッパ(ドイツ)の環境基準(ブルーエンジェル)で規制される対象であり、加熱時に、現像剤やゴム、樹脂で構成された各部材から放出されることが知られている。
(実施例1の制御部の説明)
図4は実施例1の画像形成装置の制御部が備えている各機能をブロック図で示した図である。
図4において、制御部Cは、外部との信号の入出力等を行う入出力インターフェースI/Oを有する。また、制御部Cは、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶されたROM:リードオンリーメモリを有する。また、制御部Cは、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM:ランダムアクセスメモリを有する。また、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU:中央演算処理装置を有する。したがって、実施例1の制御部Cは、小型の情報処理装置、いわゆるマイクロコンピュータにより構成されている。よって、制御部Cは、ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(制御部Cに接続された信号出力要素)
制御部Cは、操作部UIや図示しないセンサ等の信号出力要素からの出力信号が入力されている。
操作部UIは、入力部材の一例として、矢印等の入力を行う入力ボタンUIaを有する。また、操作部UIは、告知部材の一例としての表示部UIb等を備えている。
(制御部Cに接続された被制御要素)
制御部Cは、主駆動源の駆動回路D1や電源回路E、その他の図示しない制御要素に接続されている。制御部Cは、各回路D1〜D4,E等へ、それらの制御信号を出力している。
D1:主駆動源の駆動回路
主駆動源の駆動回路D1は、主駆動源の一例としてのメインモータM1を介して、感光体ドラムPRy〜PRkや中間転写ベルトB等を回転駆動する。
E:電源回路
前記電源回路Eは、現像用の電源回路Ea、帯電用の電源回路Eb、転写用の電源回路Ec、定着用の電源回路Ed等を有している。
Ea:現像用の電源回路
現像用の電源回路Eaは、現像装置Gy〜Gkの現像ロールに現像電圧を印加する。
Eb:帯電用の電源回路
帯電用の電源回路Ebは、帯電ロールCRy〜CRkそれぞれに感光体ドラムPRy〜PRk表面を帯電させるための帯電電圧を印加する。
Ec:転写用の電源回路
転写用の電源回路Ecは、1次転写ロールT1y〜T1kやバックアップロールT2aに転写電圧を印加する。
Ed:定着用の電源回路
定着用の電源回路Edは、定着装置Fの加熱ロールFhのヒータh1,h2に電力を供給する。
D2:接触・離間モータの駆動回路
接触・離間モータの駆動回路D2は、接触・離間モータM2を介して、加熱ロールFhと加圧部材Fpとを接触、または、離間させる。
D3:定着モータの駆動回路
定着モータの駆動回路D3は、定着装置の駆動源の一例としての定着モータM3を介して、定着装置Fの加熱ロールFhを回転させる。
D4:ファン駆動回路
移送部材の駆動回路の一例としてのファン駆動回路D4は、ファン46を回転させて、定着装置F近傍の空気を排気する。
(制御部Cの機能)
制御部Cは、前記信号出力要素からの入力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能を有している。すなわち、制御部Cは次の機能を有している。
C1:画像形成の制御手段
画像形成の制御手段C1は、スキャナ部U2で読み取った画像情報や外部のパーソナルコンピュータ等から入力された画像情報に応じて、複写機Uの各部材の駆動や各電圧の印加時期等を制御して、画像形成動作であるジョブを実行する。
C2:駆動源の制御手段
駆動源の制御手段C2は、主駆動源の駆動回路D1を介して、メインモータM1の駆動を制御し、感光体ドラムPRy〜PRk等の駆動を制御する。
C3:電源回路の制御手段
電源回路の制御手段C3は、各電源回路Ea〜Edを制御して、各部材へ印加される電圧や、各部材へ供給される電力を制御する。
C4:紙種の判別手段
紙種の判別手段C4は、印刷に使用される媒体の種類を判別する。実施例1では、各給紙トレイTR1〜TR3に収容されている紙種の情報が予め登録されており、給紙が行われる給紙トレイTR1〜TR3に登録されている紙種の情報を取得して、紙種の判別を行う。なお、紙種は、一例として、薄紙や普通紙、厚紙、OHPや、記録紙Sの大きさ(A4,B5等)が登録され、判別可能となっている。
C5:定着装置の情報取得手段
定着装置の情報取得手段C5は、定着装置Fが新品であるか否かを特定する情報を取得する。実施例1の定着装置の情報取得手段C5は、定着装置Fに設けられた図示しない記憶媒体に、新品であるか否かを特定する情報が記憶されており、その情報を読み取ることで新品であるかを特定する情報を取得する。なお、新品であるという情報は、読み取り後、新品ではないという情報に更新されることで、次回以降は新品と判定されないようにすることが可能である。
C6:交換判定手段
交換判定手段C6は、定着装置の情報取得手段C5が取得した情報に基づいて、定着装置Fが新品に交換されたか否かを判定する。なお、新品であるか否かの情報の取得、判定については、例示した方法に限定されない。例えば、定着装置Fの累積の回転数を記憶する記憶媒体を設けて置いて、累積の回転数から新品(累積回転数がゼロまたは所定値以下)か否かを取得することも可能である。また、定着装置Fを交換したり、新品の複写機Uを設置する作業者が、交換等されたことを操作部UIから入力することで、定着装置Fが新品であると判定することも可能である。
更に、定着装置Fの交換作業前又は交換完了後に、複写機U内の情報であって交換前の定着装置Fの使用履歴を示す情報を作業者が初期化し、その初期化された情報を複写機Uが読み込むことで定着装置Fが新品であると判定することも可能である。その他にも、定着装置Fに予め新品判定用のヒューズを設けておき、複写機Uの電源を入れたときにヒューズが溶断していなければ新品と判定するとともにヒューズに電流を流して溶断するような制御も可能である。
なお、本願明細書および特許請求の範囲において、「定着部材の交換」とは、定着装置F内に装着されている定着部材Fh,Fpを取り外し、別の定着部材Fh,Fpを装着することを意味するほか、組み立て時(定着装置Fの製造時)において定着装置Fに初めて定着部材を装着することも含む意味で使用している。なお、ここでは「新品」とは、主に定着装置Fが未使用のものを表すが、これに限られない。例えば、交換前の定着装置Fとは異なる定着装置Fが複写機に装着される場合も、その異なる定着装置Fを新品と判定する場合も含まれる。
C7:画像形成時の定着装置の制御手段
画像形成時の定着装置の制御手段C7は、定着温度の制御手段C7Aと、回転速度の制御手段C7Bとを有する。画像形成時の定着装置の制御手段C7は、画像形成時の定着装置Fの制御を行う。実施例1では、画像形成時は、定着装置Fは、接触・離間モータM2が制御されて加熱ロールFhと加圧部材Fpとが、予め設定された圧力で接触した状態で回転する。また、ファン46がオンになって、排気が行われる。
C7A:定着温度の制御手段
定着温度の制御手段C7Aは、紙種の判別手段C4が判別した紙種に応じて、予め設定された定着温度になるように、ヒータh1,h2が制御される。したがって、紙種が厚紙の場合は、普通紙の定着温度(一例として160℃)に比べて、高温の定着温度(170℃)に設定されるとともに、紙種が薄紙の場合は、普通紙の定着温度(160℃)に比べて低温の定着温度(150℃)に設定される。また、記録紙Sのサイズが、予め設定された大きさ(一例として「A4サイズ」)以下の場合は、第1のヒータh1の点灯、消灯で定着温度が紙種に応じた定着温度となるように制御され、予め設定された大きさよりも大きい場合は、第2のヒータh2の点灯、消灯で定着温度が制御される。
C7B:回転速度の制御手段
回転速度の制御手段C7Bは、紙種の判別手段C4が判別した紙種に応じて、予め設定された用紙搬送速度となるように、定着モータM3の回転数が制御される。実施例1では、厚紙の場合は、普通紙や薄紙の場合に比べて、低速の搬送速度で定着モータM3が駆動される。
図5は実施例1の定着装置のタイムチャートの一例である。
C8:高温回転動作の制御手段
高温回転動作の制御手段C8は、動作温度の制御手段C8Aと、接触・離間の制御手段C8Bと、回転速度の制御手段C8Cと、ファン制御手段C8Dとを有する。高温回転動作の制御手段C8は、交換判定手段C6で定着装置Fの交換が判定された場合に、記録紙Sに画像形成を実行せずに、画像形成時の定着温度よりも高温の温度で定着部材Fh,Fpを回転させる高温回転動作を行う。
C8A:動作温度の制御手段
動作温度の制御手段C8Aは、ヒータh1,h2を制御して、高温回転動作時の温度を制御する。実施例1の動作温度の制御手段C8Aは、記録紙Sの種類に応じて設定された複数の定着温度T1(150℃、160℃、170℃)に対して、最も高い定着温度(170℃)よりも高温の温度Ta(一例として200℃)で高温回転動作を行うように制御する。また、実施例1の動作温度の制御手段C8Aは、高温回転動作時において、予め設定された高温加熱期間t1が経過後に、温度を段階的に低下させる。なお、実施例1では、高温回転動作時の温度Ta(200℃)から、待機状態の温度Tbの一例としての100℃に向けて段階的に低下される。
なお、実施例1では、高温回転動作では、2つのヒータh1,h2の両方が使用されて定着部材Fh,Fpが加熱される。なお、高温を実現しやすい両方のヒータh1,h2を使用することが望ましいが、加熱領域が長い第2のヒータh2のみを使用する構成とすることも可能であるし、第1のヒータh1のみを使用する構成とすることも不可能ではない。
C8B:接触・離間の制御手段
接触・離間の制御手段C8Bは、接触・離間モータM2を制御して、高温回転動作時の加熱ロールFhと加圧部材Fpとの接触、離間を制御する。実施例1の接触・離間の制御手段C8Bは、高温回転動作時には、加熱ロールFhと加圧部材Fpとを離間した状態、いわゆる、ニップ解除状態で保持する。なお、加熱ロールFhと加圧部材Fpとを接触させた状態、いわゆるニップ状態で高温回転動作を実行する構成とすることも可能である。
C8C:回転速度の制御手段
回転速度の制御手段C8Cは、定着モータM3を制御して、高温回転動作時の定着部材Fh,Fpの回転速度を制御する。実施例1の回転速度の制御手段C8Cは、高温回転動作時は、定着部材Fh,Fpを画像形成動作時の回転速度よりも低速の回転速度で回転させる。なお、実施例1では、高温回転動作時は、画像形成動作時の回転速度で最も低速の回転速度(厚紙時)よりもさらに低速の回転速度で定着部材Fh,Fpが回転される。
また、実施例1の回転速度の制御手段C8Cは、温度が段階的に低下される期間t2は、定着部材Fh,Fpの回転が継続される。
C8D:ファン制御手段
ファン制御手段C8Dは、高温回転動作時にファン46を制御して、定着装置Fの近傍の空気の排気を行う。実施例1では、高温回転動作時の期間(t1+t2)は、ファン46が作動される。したがって、高温加熱期間t1の終了後、温度が段階的に低下される温度降下期間t2にもファン46が駆動される。なお、温度降下期間t2の全体でファン46を駆動する構成を例示したが、これに限定されず、温度降下期間t2の一部の期間のみファン46を駆動する構成とすることも可能である。また、温度降下期間t2の間にファン46を駆動することが望ましいが、高温加熱期間t1のみファン46を駆動させることも可能である。
(実施例1の流れ図の説明)
次に、実施例1の複写機Uにおける制御の流れを流れ図、いわゆるフローチャートを使用して説明する。
(定着装置の制御処理のフローチャートの説明)
図6は実施例1の定着装置の制御処理のフローチャートの説明図である。
図6のフローチャートの各ステップSTの処理は、複写機Uの制御部Cに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は複写機Uの他の各種処理と並行して実行される。
図6に示すフローチャートは複写機Uの電源投入により開始される。
図6のST1において、複写機Uの電源が投入された直後か否かを判別する。イエス(Y)の場合はST2に進み、ノー(N)の場合はST5に進む。
ST2において、定着装置Fの情報を取得する。そして、ST3に進む。
ST3において、定着装置Fは新品であるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST4に進み、ノー(N)の場合はST5に進む。
ST4において、図7で後述する高温回転動作を実行し、ST5に進む。
ST5において、画像形成動作であるジョブが開始されたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST6に進み、ノー(N)の場合はST5を繰り返す。
ST6において、紙種に応じた定着温度T1および用紙搬送速度を設定する。そして、ST7に進む。
ST7において、設定された定着温度T1、用紙搬送速度で定着装置Fを制御する。そして、ST8に進む。
ST8において、ジョブが終了したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST8を繰り返し、イエス(Y)の場合はST1に戻る。
(高温回転動作のフローチャートの説明)
図7は実施例1の高温回転動作のフローチャートの説明図である。
図7のST21において、定着装置Fのニップを解除する。すなわち、接触・離間モータM2を制御して、加熱ロールFhと加圧部材Fpとを離間させる。そして、ST22に進む。
ST22において、次の処理(1)〜(4)を実行して、ST23に進む。
(1)加熱ロールFhの低速回転を開始する。
(2)ファン46を作動させる。
(3)ヒータh1,h2で高温Taの定着温度に昇温させる。
(4)高温加熱時間t1の計測を開始する。
ST23において、高温加熱時間t1が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST24に進み、ノー(N)の場合はST23を繰り返す。
ST24において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST25に進む。
(1)定着温度を段階的に待機温度Tbになるようにヒータh1,h2を制御する。
(2)温度降下時間t2の計測を開始する。
ST25において、温度降下時間t2が経過したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST26に進み、ノー(N)の場合はST25を繰り返す。
ST26において、次の処理(1)、(2)を実行して、高温回転動作を終了し、図6のST4に戻る。
(1)加熱ロールFhを停止させる。
(2)ファン46を停止させる。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の前記複写機Uでは、画像形成動作、いわゆる、ジョブを開始した場合、感光体ドラムPRy〜PRk表面の静電潜像が現像され、ベルトモジュールBM等を介して、2次転写領域Q4を通過する記録紙Sに画像が転写される。そして、定着装置Fによって記録紙S表面の未定着画像が加熱され且つ加圧されて定着される。
近年、環境基準が厳しくなる傾向にあり、画像形成装置においても使用時に発生する直径0.1μm以下の超微粒子:UFPを減らすことが求められている。画像形成装置では、画像形成時に、現像剤の定着時に一定の温度を超えると、揮発してUFPが発生することが知られている。現像剤の構成材料にもよるが、160℃〜170℃になると急激にUFPが多くなることが本発明者の実験の結果確認されている。現像剤以外でも、新品の定着装置Fにおいて、定着装置Fが昇温して、ゴムやプラスチック、オイル等の有機材料の温度が高くなるとUFPが放出されやすい。なお、定着装置FからのUFPは、新品の時に最も多く発生し、経時的に少なくなる。また、耐熱温度が高い材料ほどUFPが放出されにくいことも知られている。さらに、表面積が広い材料ほどUFPが放出されやすく、表面が平滑な部材よりも、発泡材料のように表面に微小な凹凸が形成されている部材の方が、UFPが放出されやすい。
UFPの発生量が多くなると、環境基準を超える恐れがある。使用可能な記録紙Sの大きさが大きい機種では、記録紙Sが大きいと、一度に使用される現像剤も多くなり、UFPも多くなる。したがって、使用可能な記録紙Sの最大の大きさが大きい機種では、フィルタ47が設けられることが多い。UFPはフィルタ47で捕集され、外部に漏れ出ないように構成されているが、UFPの発生量が多くなると、フィルタ47では捕集しきれず、外部にUFPが漏れ出す恐れがある。
図8はUFPの量の説明図であり、図8Aは従来構成のUFPの量の説明図、図8Bは実施例1のUFPの量の説明図である。
図8Aにおいて、従来のように、高温回転動作が行われない構成では、定着装置Fの交換後のジョブ時に、現像剤から発生するUFPと、定着装置Fから発生するUFPが重なり、UFPの量が一時的に多くなる。したがって、フィルタ47なしの機種では、外部に放出されるUFPの量が環境基準を超える恐れがあり、フィルタ47ありの機種でもフィルタ47でUFPを捕集しきれず、複写機Uの外部にUFPが放出される恐れがある。
特許文献2のように、ジョブ時よりも低温でグリス馴らしの動作を行う構成では、グリス馴らし時は、低温であるためにUFPが発生しにくく、グリス馴らし後のジョブ時に大量のUFPが発生する恐れがある。また、特許文献3のように、粗しローラで研磨する構成では、研磨時に発生したUFPも重なるとフィルタでの捕集がさらに厳しくなる問題もある。
これらに対して、実施例1では、定着装置Fの交換時に、高温回転動作が実行されて、UFPが放出される。したがって、図8Bに示すように、直後のジョブ時には、定着装置FからのUFPが少なくなる。よって、高温回転動作を実行しない場合に比べて、UFPの発生量の最大値を抑制することが可能である。したがって、UFPをフィルタ47で捕集しきれない状況が低減され、外部に漏れだすUFPの量を少なくすることが可能である。
また、実施例1では、高温回転動作時に、記録紙Sの通紙が行われず、現像剤が定着領域Q5に送られない。したがって、定着装置Fでは、高温回転動作時に、現像剤に起因するUFPが発生せず、高温回転動作時に画像形成を伴う処理を行う場合に比べて、発生するUFPの総量を抑制可能である。
さらに、実施例1では、高温回転動作時では、最も高いジョブ時の定着温度(170℃)よりも高温の温度(200℃)で高温回転動作を実行している。前述のように、UFPは、温度が高くなるほど放出されやすい。ここで、高温回転動作をジョブ時の温度(160℃)で実行した場合、高温(170℃)のジョブが実行される際に、定着装置FからUFPが放出されやすく、UFPの総量が多くなる恐れがある。これに対して、実施例1では、ジョブ時よりも高温(200℃)で高温回転動作を実行しており、ジョブ時(170℃)よりもUFPが放出されやすい高温(200℃)でUFPが一度放出されることとなる。したがって、高温回転動作時よりも低温のジョブ時(170℃)には、UFPが放出されにくく、ジョブ時に発生するUFPの総量が抑制される。
また、実施例1では、高温回転動作時に、ファン46が作動しており、ファン46が作動しない場合に比べて、発生したUFPがフィルタ47で効率的に捕集される。
さらに、実施例1では、温度降下時間t2の間もファン46が作動している。UFPは、温度が低下すると固化され、フィルタ47で回収されやすくなる。したがって、温度降下時間t2にファン46を作動させない場合に比べて、UFPをフィルタ47で効率的に捕集可能である。
また、実施例1の高温回転動作時では、高温加熱時間t1の経過後に温度を段階的に低下させている。高温を維持し続けると、定着装置Fを構成する各部材が、熱変形、いわゆるクリープが発生する恐れがある。したがって、温度を段階的に低下させる実施例1では、定着装置Fの熱変形が抑制される。
さらに、温度降下時間t2に加熱ロールFhが駆動されており、加熱ロールFhが停止される場合に比べて、新品の定着装置Fが慣らされる。
また、実施例1の高温回転動作時は、定着部材Fh,Fpどうしが離間された状態で実行される。したがって、定着部材Fh,Fpどうしが接触している状態では、ヒータh1,h2で加熱される部材が多くなり、昇温までに時間がかかるが、実施例1では、加圧部材Fpが離間しており、昇温までの時間が短縮され、高温回転動作の全体の時間も短縮される。また、加圧部材Fpが接触していると、定着モータM3で回転させる際の負荷、トルクが高くなるが、実施例1の高温回転動作時は、定着モータM3の負荷、トルクが抑制される。
なお、UFPは、表面にゴム等が使用される加熱ロールFhの方が、加圧部材Fpよりも多く発生しやすい。よって、加圧部材Fpが加熱ロールFhから離間して、加圧部材Fpが接触している場合よりも加熱されなくても、問題は少ない。
裏を返せば、高温回転動作時の時間を十分に確保可能であり、負荷トルクが問題にならなければ、加圧部材Fpを加熱ロールFhに接触させて回転させることも可能である。この場合、加圧部材Fp側からも、高温回転動作時にUFPを放出させることが可能である。また、高温回転動作時に、加圧部材Fpが回転されることとなり、加圧部材Fpも慣らされる。なお、高温回転動作の開始時には、加圧部材Fpを接触させておいて途中で離間させたり、開始時には離間させておいて途中で接触させたりするように変更することも可能である。
また、実施例1の高温回転動作では、定着モータM3が低速で回転させる。新品の定着装置Fでは、グリース等の潤滑剤や、オイル含浸フェルト13からのオイルが十分に馴染んでいない場合もあり、この状況で高速回転を行うと、部材が損耗する場合がある。したがって、高温回転動作時に低速回転させる実施例1では、定着装置Fの各部材の損耗が抑制される。
さらに、実施例1の高温回転動作では、2つのヒータh1,h2が使用されて加熱される。したがって、複数のヒータh1,h2で長手方向の広い領域が加熱されることとなる。よって、単一のヒータで長手方向の限られた領域を加熱する場合に比べて、UFPが多く発生しやすくなる。よって、高温回転動作でより多くのUFPを捕集、除去可能であり、ジョブ時に発生するUFPの総量が抑制可能である。
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H08)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置の一例としての複写機Uを例示したが、これに限定されず、複写機、FAX、あるいはこれら複数の機能を備えた複合機等に適用可能である。また、多色、いわゆる、カラーの画像形成装置に限定されず、単色、いわゆる、モノクロの画像形成装置により構成することも可能である。
(H02)前記実施例において、加熱ロールFhと加圧部材Fpとを有する定着装置Fを例示したが、これに限定されない。例えば、両方の定着部材をロール形状としたり、両方の定着部材をベルト形状とすることも可能である。また、加熱ベルトと加圧ロールの組み合わせとすることも可能である。
(H03)前記実施例において、高温回転動作後に、加熱ロールFhと加圧部材Fpが接触する構成を例示したが、これに限定されない。例えば、高温回転動作後のように、ジョブが実行されていない期間はニップを解除し、ジョブ中のみ加熱ロールFhと加圧部材Fpをニップさせる構成とすることも可能である。
(H04)前記実施例において、例示した具体的な数値は設計や仕様等に応じて、適宜変更可能である。
(H05)前記実施例において、高温回転動作時の回転速度は、ジョブ時よりも低速にすることが望ましいが、ジョブ時と同速度または高速にすることも可能である。
(H06)前記実施例において、高温回転動作時にファン46を作動させることが望ましいが、停止させておくことも可能である。また、高温回転動作の一部期間だけファン46を作動させることも可能である。
(H07)前記実施例において、高温加熱時間t1の経過後に、温度を徐々に低下させる構成とすることが望ましいが、高温を維持したり、一度に待機温度Tbまで降下させる構成とすることも可能である。また、段階的に降下させる場合に限定されず、連続的に降下させる構成とすることも可能である。
(H08)前記実施例において、高温回転動作時に定着部材Fh,Fpを回転させることが望ましいが、停止させた状態で実行する構成とすることも可能である。また、高温加熱時間t1は定着部材Fh,Fpを回転させ、温度降下時間t2は定着部材Fh,Fpの回転を停止させる構成とすることも可能である。すなわち、高温回転動作の期間(t1+t2)の全期間に渡って、定着部材Fh,Fpの回転を回転させる場合に限定されず、一部の期間のみ定着部材Fh,Fpの回転を回転させる構成とすることも可能である。
43…通過部、
44…排気部、
46…移送部材、
47…捕集部材、
C6…判別手段、
C8…制御手段、
F…定着装置、
Fh,Fp…定着部材、
h1,h2…加熱手段、
PRy,PRm,PRc,PRk…像保持体、
S…媒体、
t1…高温加熱期間、
t2…温度を段階的に低下させている期間、
T1…定着温度、
Ta…高温の温度
T1+T2+B…転写装置、
U…画像形成装置。

Claims (12)

  1. 媒体の表面の現像剤を予め設定された定着温度で加熱して定着する定着部材と、
    前記定着部材の周囲の空気が排気される排気部と、
    前記定着部材の交換を判定する判定手段と、
    前記定着部材の交換が判定された場合に、媒体上に画像形成動作を実行せずに定着温度よりも高温の温度で前記定着部材を回転させる期間を有する高温回転動作を行う制御手段と、
    を備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 前記媒体の種類に応じて設定された複数の前記定着温度に対して、最も高い定着温度よりも高温の温度で前記高温回転動作を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記定着部材からの空気が通過する通過部と、
    前記通過部の下流端に配置された前記排気部と、
    前記通過部の空気を排気部に向けて移送する移送部材と、
    前記通過部に配置されて空気中の超微粒子を捕集する捕集部材と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の定着装置。
  4. 前記高温回転動作を実行中に、前記移送部材を駆動する
    ことを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記高温回転動作時において、予め設定された高温加熱期間の終了後、予め設定された期間前記移送部材を駆動する
    ことを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記高温回転動作時において、予め設定された高温加熱期間が経過後に、温度を段階的に低下させる
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 前記温度を段階的に低下させている期間中、前記定着部材の回転を継続させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の定着装置。
  8. 一対の前記定着部材を離間させた状態で前記高温回転動作を実行する
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の定着装置。
  9. 一対の前記定着部材を接触させた状態で前記高温回転動作を実行する
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の定着装置。
  10. 前記高温回転動作時には、前記媒体の表面の画像を加熱して定着する回転速度よりも遅い回転速度で定着部材を回転させる
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の定着装置。
  11. 前記媒体の幅方向における前記定着部材の加熱領域が異なる複数の加熱手段、
    を備え、
    前記高温回転動作を行うときは前記複数の加熱手段により前記定着部材を加熱する
    ことを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の定着装置。
  12. 像保持体と、
    前記像保持体に形成された画像を媒体に転写する転写装置と、
    前記媒体に転写された画像を定着する請求項1ないし11のいずれかに記載の定着装置と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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Citations (7)

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