JP2019060530A - 燃焼装置 - Google Patents

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孝平 藤井
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Abstract

【課題】イグナイタの動作によるノイズの影響を受けにくく、音声等による報知が適正に行われやすい燃焼装置を提供する。【解決手段】ガスコンロ1は、ガスバーナと、ガスバーナに点火するためのイグナイタ15と、音声、ビープ音等の音を発生させる音声合成LSI20と、音声合成LSI20と同期通信を行い、音声合成LSI20に、発生させる音に係る指示を行う制御部14と、を備える。制御部14は、イグナイタ15が動作しているときには、音声合成LSI20と同期通信を行わない。【選択図】図2

Description

本発明は、ガスコンロ、ガス給湯器など、イグナイタにより点火が行われる燃焼装置に関する。
近年、火力を自動で調節することにより自動調理が行えるガスコンロが商品化されている。また、自動調理の機能が備えられたこともあり、近年、ガスコンロでは、音声合成LSI等の音声発生回路が搭載され、自動調理の終了などが音声発生回路からの音声、ビープ音などの音により報知されるようになってきている。
音声発生回路から所望の音声を発生させるため、ガスコンロに搭載されたマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」と略する)と音声発生回路との間では、マイコンから出力されたクロック信号に同期させてデータ信号を送受信する同期通信が行われ得る。特許文献1には、同期通信が行われる通信装置について、開示がなされている。
特許第4750297号公報
ガスコンロでは、ガスバーナを点火するためにイグナイタ(点火装置)が用いられる。イグナイタが動作して点火プラグに放電が発生すると、ガスコンロ内には、大きなノイズが発生しやすい。
マイコンと音声発生回路との間で同期通信が行われている最中にも、イグナイタが動作し得る。たとえば、一つのガスバーナでの自動調理が終了し、終了の報知がなされようとしたタイミングで、他のガスバーナで調理を行おうとして点火が行われるような場合である。このような場合、データ信号にノイズが乗りやすくなるので、誤ったデータ信号の送受信が行われやすくなり、音声発生回路から音声等が適正に出力されなくなりやすい。
なお、ガス給湯器など、イグナイタで点火が行われるガスコンロ以外の燃焼装置においても、近年、音声発生回路が搭載され、種々の場面において音声等による報知がなされるようになってきており、上記と同様の課題が生じ得る。
かかる課題に鑑み、本発明は、イグナイタの動作によるノイズの影響を受けにくく、音声等による報知が適正に行われやすい燃焼装置を提供することを目的とする。
本発明の主たる態様に係る燃焼装置は、バーナと、前記バーナに点火するためのイグナイタと、音声、ビープ音等の音を発生させる音発生回路と、前記音発生回路と同期通信を行い、前記音発生回路に、発生させる音に係る指示を行う制御部と、を備える。ここで、前記制御部は、前記イグナイタが動作しているときには、前記音発生回路と前記同期通信を行わない。
上記の構成によれば、イグナイタの動作に起因して燃焼装置内に大きなノイズが発生しても、音発生回路が、そのノイズの影響を受けにくい。よって、音発生回路により適正に音声等を発生させることができる。
本態様に係る燃焼装置において、前記制御部は、前記音発生回路から音を発生させるタイミングが到来したとき、前記イグナイタが動作していれば前記同期通信を開始せず、前記イグナイタの動作停止に基づいて前記同期通信を開始するような構成とされ得る。
上記の構成によれば、音発生回路は、同期通信が開始されるタイミングにおいて、イグナイタの動作に起因するノイズの影響を受けにくくなる。
本態様に係る燃焼装置において、前記制御部は、前記音発生回路と前記同期通信を行っている間、前記イグナイタの動作開始に基づいて前記同期通信を中断し、前記イグナイタの動作停止に基づいて前記同期通信を再開するような構成とされ得る。
上記の構成によれば、音発生回路は、同期通信中において、イグナイタの動作に起因するノイズの影響を受けにくくなる。
本態様に係る燃焼装置において、前記イグナイタの動作を検出するための動作検出部をさらに備え、前記制御部は、前記動作検出部の検出結果に基づいて、前記イグナイタの動作および動作の停止を判定するような構成が採られ得る。
上記の構成によれば、制御部がイグナイタを制御しない構成であっても、制御部がイグナイタの動作および動作の停止を判定できる。
以上のとおり、本発明によれば、イグナイタの動作によるノイズの影響を受けにくく、音声等による報知が適正に行われやすい燃焼装置を提供することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施の形態に係る、ガスコンロの構成を示す斜視図である。 図2は、実施の形態に係る、ガスコンロの構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態に係る、音声報知のための制御動作を示すフローチャートである。 図4(a)は、実施の形態に係る、音声の報知タイミングにおいてイグナイタが動作しておらず、同期通信中もイグナイタが動作しなかった場合のクロック信号とデータ信号を示す図であり、図4(b)は、実施の形態に係る、音声の報知タイミングにおいてイグナイタが動作中であった場合のクロック信号とデータ信号を示す図であり、図4(c)は、実施の形態に係る、同期通信中にイグナイタが動作した場合のクロック信号とデータ信号を示す図である。 図5は、変更例1に係る、ガスコンロの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の燃焼装置の一実施形態であるガスコンロ1について図面を参照して説明する。
本実施の形態において、ガスバーナ4a、4b、4cが、特許請求の範囲に記載の「バーナ」に対応する。また、音声合成LSI20が、特許請求の範囲に記載の「音発生回路」に対応する。
ただし、上記記載は、あくまで、特許請求の範囲の構成と実施形態の構成とを対応付けることを目的とするものであって、上記対応付けによって特許請求の範囲に記載の発明が実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
図1は、本実施の形態に係る、ガスコンロ1の構成を示す斜視図である。
ガスコンロ1は、コンロ本体2の上方に天板3を備える。天板3には、3つのガスバーナ4a、4b、4cが配置される。ガスバーナ4a、4b、4cは、ガスを燃料として燃焼する。また、天板3の後部には、左右に並ぶように2つの排気口5が設けられる。
コンロ本体2の内部には、中央部にグリル部6が設けられる。グリル部6には、上下にグリルバーナ(図示せず)が設けられ、グリルバーナの燃焼によりグリル調理が行われる。グリル部6からは排気口5を通じて排気が行われる。
コンロ本体2の正面には、中央部にグリル扉7が設けられる。グリル扉7の裏側にグリル皿(図示せず)が一体的に設けられ、グリル扉7を前方に移動させることで、グリル皿をグリル部6から外部へ引き出すことができる。また、コンロ本体2の正面には、グリル扉7の右側および左側に、それぞれ、ガスバーナ用の操作部8と、グリル用の操作部9とが設けられる。
操作部8は、3つのガスバーナ4a、4b、4cに対応する3つの点火ボタン10a、10b、10cと、カンガルーポケット型の操作パネル11と、を含む。点火ボタン10a、10b、10cは、それぞれに対応するガスバーナ4a、4b、4cに点火するとき、点火しているガスバーナ4a、4b、4cを消火するときに操作される。操作パネル11には、ガスバーナ4a、4b、4cを用いた複数の自動調理コースやその他の情報が表示される表示部、所望の自動調理コースを選択するための選択キー、ガスバーナ4a、4b、4cの火力の手動調節に用いられる調節キーなどが設けられる。
操作部9は、点火ボタン12と、カンガルーポケット型の操作パネル13と、を含む。点火ボタン12は、グリル部6のグリルバーナに点火するとき、点火しているグリルバーナを消火するときに操作される。操作パネル13には、グリル部6を用いた複数の自動調理コースやその他の情報が表示される表示部、所望の自動調理コースを選択するための選択キー、グリルバーナの火力の手動調節に用いられる調節キーなどが設けられる。
図2は、本実施の形態に係る、ガスコンロ1の構成を示すブロック図である。
ガスコンロ1は、上述した構成の他、マイクロコンピュータ等を含む制御部14を備える。操作部8、9からの操作信号が制御部14へ入力される。
また、ガスコンロ1は、3つのガスバーナ4a、4b、4cおよびグリル部6のグリルバーナに点火するためのイグナイタ15を備える。イグナイタ15は、スイッチング素子18を介して電源部19に接続される。スイッチング素子18は、制御部14によりオンオフ制御される。
さらに、ガスコンロ1は、ガスバーナ4a、4b、4cに関わる構成として、3つの安全弁16a、16b、16cと、3つの火炎検出部17a、17b、17cとを備える。3つの安全弁16a、16b、16cは、それぞれに対応するガスバーナ4a、4b、4cへのガス供給路に設けられ、制御部14により開閉制御される。3つの火炎検出部17a、17b、17cは、熱電対あるいはフレームロッドにより構成され、それぞれに対応するガスバーナ4a、4b、4cが点火したことを検出し、火炎検出信号を制御部14に出力する。
操作部8の何れかの点火ボタン10a、10b、10cが操作され、その操作が制御部14により受け付けられると、制御部14によりスイッチング素子18がオンされる。これにより、電源部19からイグナイタ15へ駆動電圧が供給されて、イグナイタ15が作動する。また、制御部14により、点火されるガスバーナ4a、4b、4cに対応する安全弁16a、16b、16cが開放され、そのガスバーナ4a、4b、4cにガスが供給される。イグナイタ15が動作すると、各ガスバーナ4a、4b、4cに配置された点火プラグに放電が発生し、3つのガスバーナ4a、4b、4cのうち、ガスが供給されたガスバーナ4a、4b、4cが点火する。なお、イグナイタ15が動作したとき、グリル部6のグリルバーナに設けられた点火プラグからも放電が発生する。点火したガスバーナ4a、4b、4cに対応する火炎検出部17a、17b、17cにより点火が検出されると、制御部14によりスイッチング素子18がオフされイグナイタ15が停止し、各点火プラグの放電が停止する。
ガスバーナ4a、4b、4cが燃焼している状態で、そのガスバーナ4a、4b、4cに対応する点火ボタン10a、10b、10cが操作されると、制御部14により、そのガスバーナ4a、4b、4cに対応する安全弁16a、16b、16cが閉鎖され、そのガスバーナ4a、4b、4cが消火する。
さらに、ガスコンロ1は、自動調理が開始されること、自動調理が終了したことなど、ガスコンロ1に係る種々の情報を音声(ビープ音を含む)により使用者に伝達する音声報知機能を有する。このため、ガスコンロ1は、音声合成LSI20を備える。
音声合成LSI20は、DAコンバータ21およびアンプ22を介してスピーカ23に接続される。制御部14と音声合成LSI20との間では、制御部14から出力されたクロック信号に同期させて音声発生用のデータ信号を送受信する同期通信が行われる。制御部14と音声合成LSI20とは、クロック信号が流れる信号線とデータ信号が流れる信号線とで接続される。
音声合成LSI20は、複数種類の音声データを保有している。音声データには、たとえば、自動調理に関連する“調理を開始します”、“まもなく調理が終了します”、“調理が終了しました”などの人の声の音声データが含まれる。また、“ピッ”、“ピッピッピッ”などのビープ音の音声データが含まれる。
音声発生用のデータ信号には、制御部14から音声合成LSI20へ送信されるコマンド信号、音声合成LSI20から制御部14へ送信されるアクノリッジ信号などが含まれる。コマンド信号には、発生させる音声データの保存先のアドレスを示すアドレス信号、再生音量を示す音量信号、再生速度を示す速度信号などが含まれる。
音声合成LSI20は、保有する音声データのうち、コマンド信号により特定された音声データを、デジタルの音声信号として出力する。デジタルの音声信号は、DAコンバータ21でアナログの音声信号に変換され、アナログの音声信号がアンプ22で増幅されてスピーカ23に入力される。スピーカ23からは、入力された音声信号に基づく音声、たとえば、“調理が終了しました”などの音声が出力される。
なお、図2では、グリルバーナのためのイグナイタや安全弁など、グリル部6に関わる構成の図示が省略されている。
さて、ガスコンロ1において、制御部14と音声合成LSI20との間で同期通信が行われている最中にも、イグナイタ15が動作し得る。たとえば、一つのガスバーナ4aでの自動調理が終了し、終了の報知がなされようとしたタイミングで、他のガスバーナ4b、4cやグリル部6で調理を行おうとして点火が行われるような場合である。このような場合、データ信号にノイズが乗りやすくなるので、誤ったデータ信号の送受信が行われやすくなり、音声合成LSI20から音声等が適正に出力されなくなりやすい。
そこで、本実施の形態のガスコンロ1では、イグナイタ15の動作によるノイズの影響を受けにくく、音声等による報知が適正に行われやすくなるような音声報知のための制御が実行される。この音声報知のための制御動作について、以下、詳細に説明する。
図3は、本実施の形態に係る、音声報知のための制御動作を示すフローチャートである。
図3を参照して、制御部14は、音声の報知タイミングが到来したか否かを監視する(S101)。たとえば、ガスバーナ4a、4b、4cによる自動調理の終了したとき、音声の報知タイミングが到来する。報知タイミングが到来すると(S101:YES)、制御部14は、現在、イグナイタ15が動作中であるか否かを判定する(S102)。
イグナイタ15が動作していなければ(S102:NO)、制御部14は、音声合成LSI20との同期通信を開始する(S103)。即ち、制御部14は、音声合成LSI20へのクロック信号の送信、および音声合成LSI20とのデータ信号の送受信を開始する。一方、イグナイタ15が動作中であるとき(S102:YES)、制御部14は、音声合成LSI20との同期通信を開始せず、イグナイタ15が停止するのを待つ。そして、イグナイタ15が停止すると(S102:NO)、制御部14は、同期通信を開始する(S103)。
制御部14は、今回の音声報知に係る同期通信が行われている間(S104:NO)、イグナイタ15の動作が開始されるか否かを監視する(S105)。制御部14は、イグナイタ15を動作させるために、自身がスイッチング素子18をオンするとき、イグナイタ15の動作が開始されると判定する(S105:YES)。この場合、制御部14は、音声合成LSI20との同期通信を中断する(S106)。即ち、制御部14は、音声合成LSI20へのクロック信号の送信、および音声合成LSI20とのデータ信号の送受信を停止する。
その後、制御部14は、イグナイタ15の動作が停止したか否かを監視する(S107)。制御部14は、イグナイタ15の動作を停止させるために、自身がスイッチング素子18をオフしたとき、イグナイタ15の動作が停止した判定する(S107:YES)。この場合、制御部14は、音声合成LSI20との同期通信を再開する(S108)。即ち、制御部14は、音声合成LSI20へのクロック信号の送信、および音声合成LSI20とのデータ信号の送受信を再開する。このとき、データ送信は、最初からやり直されるのではなく、中断前に送られたデータに続くテータからの送信再開となる。
制御部14は、今回の音声報知に係る同期通信が完了すると(S104:YES)、S101の処理に戻って、新たな報知タイミングの到来を待つ。
図4(a)は、本実施の形態に係る、音声の報知タイミングにおいてイグナイタ15が動作しておらず、同期通信中もイグナイタ15が動作しなかった場合のクロック信号とデータ信号を示す図であり、図4(b)は、本実施の形態に係る、音声の報知タイミングにおいてイグナイタ15が動作中であった場合のクロック信号とデータ信号を示す図であり、図4(c)は、本実施の形態に係る、同期通信中にイグナイタ15が動作した場合のクロック信号とデータ信号を示す図である。
音声の報知タイミングにおいてイグナイタ15が動作しておらず、同期通信中もイグナイタ15が動作しなかった場合、図4(a)のように、報知タイミングの到来後直ちに、クロック信号の送信およびデータ信号の送受信が開始され、その後、中断されることなくクロック信号の送信およびデータ信号の送受信が終了する。
一方、音声の報知タイミングにおいてイグナイタ15が動作中であった場合は、図4(b)のように、イグナイタ15の停止後直ちに、クロック信号の送信およびデータ信号の送受信が開始され、その後、中断されることなくクロック信号の送信およびデータ信号の送受信が終了する。また、同期通信中にイグナイタ15が動作した場合、図4(c)のように、イグナイタ15が動作している期間、クロック信号の送信およびデータ信号の送受信が中断される。
なお、図4(b)、(c)のように、イグナイタ15の動作により同期通信の開始遅れや中断が生じ、これによって音声報知に遅れが生じても、イグナイタ15の動作期間はせいぜい数秒程度であり、音声報知も遅延もせいぜい数秒程度となるため、実質的な問題は生じない。
<実施の形態の効果>
本実施形態によれば、以下の効果が奏され得る。
イグナイタ15が動作しているときには、制御部14と音声合成LSI20との間で同期通信が行われない。このため、イグナイタ15の動作に起因してガスコンロ1内に大きなノイズが発生しても、音声合成LSI20は、そのノイズの影響を受けにくく、適正に音声信号を出力でき、スピーカ23から音声を適正に発生させることができる。
また、音声の発生タイミングが到来したとき、イグナイタ15が動作していれば同期通信が開始されず、イグナイタ15の動作が停止した後に同期通信が開始される。このため、音声合成LSI20は、同期通信が開始されるタイミングにおいて、イグナイタ15の動作に起因するノイズの影響を受けにくくなる。
さらに、同期通信が行われている間にイグナイタ15が動作するとき、同期通信が中断され、イグナイタ15の動作が停止した後に同期通信が再開される。このため、音声合成LSI20は、同期通信中において、イグナイタ15の動作に起因するノイズの影響を受けにくくなる。また、イグナイタ15の停止後のデータ送信は、最初のデータからの送信のやり直しではなく、中断前のデータに続くデータからの送信の再開となるため、音声報知の遅延時間が長くならない。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態によって何ら制限されるものではなく、また、本発明の実施の形態も、上記以外に種々の変更が可能である。
<変更例1>
図5は、変更例1に係る、ガスコンロ1の構成を示すブロック図である。
上記実施の形態では、操作部8の点火ボタン10a、10b、10cの操作に基づいて制御部14がスイッチング素子18をオンすることにより、イグナイタ15が動作した。これに対し、本変更例では、ガスコンロ1が、3つのガスバーナ4a、4b、4cに対応する3つの押込み式の点火ボタン24a、24b、24cと、各点火ボタン24a、24b、24cにより開閉される機械的な接点スイッチ25a、25b、25cと、を備え、イグナイタ15が、並列接続された3つの接点スイッチ25a、25b、25cを介して電源部19に接続される。点火ボタン24a、24b、24cは、操作部8の点火ボタン10a、10b、10cに替えて、コンロ本体2の正面に設けられる。
接点スイッチ25a、25b、25cとイグナイタ15とを結ぶ信号線の途中に電圧検出回路26が接続される。電圧検出回路26は、特許請求の範囲に記載の「動作検出部」に対応する。
点火ボタン24a、24b、24cにより接点スイッチ25a、25b、25cが押されている間、接点スイッチ25a、25b、25cが閉鎖されて、電源部19からイグナイタ15へ駆動電圧が印加され、イグナイタ15が動作する。電源部19からの駆動電圧が電圧検出回路26により検出されて、電圧検出信号が制御部14に入力される。
本変更例においても、図3により説明した音声報知の制御動作が実行される。この場合に、制御部14は、S102において、電圧検出回路26によって駆動電圧が検出されていれば、イグナイタ15が動作中であると判定する。また、制御部14は、S105において、電圧検出回路26によって駆動電圧が検出されたとき、イグナイタ15の動作が開始されると判定する。さらに、制御部14は、S107において、電圧検出回路26によって駆動電圧の検出がされなくなったとき、イグナイタ15の動作が停止したと判定する。
このように、本変更例によれば、制御部14がイグナイタ15を制御しない構成であっても、制御部14がイグナイタ15の動作および動作の停止を判定できる。
<その他の変更例>
上記実施の形態では、制御部14は、自身がスイッチング素子18をオフしたときにイグナイタ15の動作が停止したと判定した。しかしながら、制御部14は、火炎検出部17a、17b、17cによりガスバーナ4a、4b、4cの点火が検出されたときに、イグナイタ15の動作が停止したと判定してもよい。
また、上記実施の形態では、制御部14は、イグナイタ15の動作が開始すると判定したときに音声合成LSI20との同期通信を中断した。しかしながら、制御部14は、イグナイタ15の動作が開始したと判定したときに音声合成LSI20との同期通信を中断してもよい。ただし、制御部14がイグナイタ15の動作が開始すると判定したときに音声合成LSI20との同期通信を中断する場合、イグナイタ15の動作の開始前あるいは開始と同時に同期通信の中断が可能となるため、より望ましい。また、上記実施の形態では、制御部14は、イグナイタ15の動作が停止したと判定したときに音声合成LSI20との同期通信を再開した。しかしながら、制御部14は、イグナイタ15の動作が停止する判定したときに音声合成LSI20との同期通信を再開してもよい。ただし、制御部14がイグナイタ15の動作が停止した判定したときに音声合成LSI20との同期通信を再開する場合、イグナイタ15が確実に停止した後に同期通信が再開されることになるので、より望ましい。
さらに、上記実施の形態では、ガスコンロ1に3つのガスバーナ4a、4b、4cが備えられたが、ガスコンロ1に備えられるガスバーナの個数はいくつであってもよい。
さらに、上記実施の形態では、本発明の燃焼装置の一例であるガスコンロ1について説明がなされた。しかしながら、本発明は、ガスコンロ1以外の、イグナイタにより点火される燃焼装置、たとえば、ガス給湯器、ガスファンヒータ、石油ファンヒータにも適用することができる。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に記載の範囲で適宜変更可能である。
1 ガスコンロ(燃焼装置)
4a ガスバーナ(バーナ)
4b ガスバーナ(バーナ)
4c ガスバーナ(バーナ)
14 制御部
15 イグナイタ
20 音声合成LSI(音発生回路)
26 電圧検出回路(動作検出部)

Claims (4)

  1. バーナと、
    前記バーナに点火するためのイグナイタと、
    音声、ビープ音等の音を発生させる音発生回路と、
    前記音発生回路と同期通信を行い、前記音発生回路に、発生させる音に係る指示を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記イグナイタが動作しているときには、前記音発生回路と前記同期通信を行わない、
    ことを特徴とする燃焼装置。
  2. 請求項1に記載の燃焼装置において、
    前記制御部は、前記音発生回路から音を発生させるタイミングが到来したとき、前記イグナイタが動作していれば前記同期通信を開始せず、前記イグナイタの動作停止に基づいて前記同期通信を開始する、
    ことを特徴とする燃焼装置。
  3. 請求項1または2に記載の燃焼装置において、
    前記制御部は、前記音発生回路と前記同期通信を行っている間、前記イグナイタの動作開始に基づいて前記同期通信を中断し、前記イグナイタの動作停止に基づいて前記同期通信を再開する、
    ことを特徴とする燃焼装置。
  4. 請求項2または3に記載の燃焼装置において、
    前記イグナイタの動作を検出するための動作検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記動作検出部の検出結果に基づいて、前記イグナイタの動作および動作の停止を判定する、
    ことを特徴とする燃焼装置。
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