JP2019058846A - 異物排出機能付きストレーナ - Google Patents

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和俊 酒井
Kazutoshi Sakai
和俊 酒井
畑中 秀之
Hideyuki Hatanaka
秀之 畑中
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Abstract

【課題】スクリーンに付着した異物をより効果的に吸引し外部に排出することができる新規な異物排出機能付きストレーナを提供する。【解決手段】回転軸31の回転により回転するホッパー33は、固定管部33aとボックス部33bとを備え、該ボックス部33b内には、スクリーン15の内周面に摺接する一方及び他方の摺接板38,39を配置し、該一方及び他方の摺接板38,39の間の上下には上部仕切り部材41と下部仕切り部材42とを設け、該一方及び他方の摺接板38,39間を第1の液体吸引空間としてなるとともに、ボックス部33bと一方の摺接板38との間、又は上部仕切り部材41又は下部仕切り部材43とボックス部33b等に第2の液体吸引空間を形成した。【選択図】 図3

Description

本発明は、管体内を流れる液体の流路の途中に配置され、該液体に混入したスラッジやゴミ等の異物を除去するために使用されるとともに、上記異物を捕捉するスクリーンに付着した異物を排出する機能を備えた異物排出機能付きストレーナに関するものである。
これまで多くの化学プラントや工業設備或いは構造物においては、液体の流路としての管体(パイプライン)が配置されているとともに、こうした管体の途中には、上流側から流れてきた液体に含まれた上記スラッジ等の異物を除去するストレーナが配置されている。こうしたストレーナには、上記液体に含まれた異物を捕捉し該液体を濾過するスクリーンが構成要素とされ、該ストレーナの多くの構造は、上流側の管路に接続される部位と、下流側の管路に接続される部位とを備え、内部には上記スクリーンが配置されている。
ところで、上記ストレーナが長時間使用されると、上記スクリーンの内側面には、該スクリーンによって捕捉された多量の異物が付着することになり、こうした多量の異物の付着により、管体内を流れる単位時間あたりの液体の流量又は流速が減少することとなることから、定期的又は必要に応じて、上記スクリーンの内周面に付着した異物を除去する必要性が生ずる。こうした観点から、従来では、特開2004−283804号(特許文献1)に開示された技術が「流体管の夾雑物除去装置」として開示されている。この装置は、フィルタ(スクリーン)の内周面に付着した異物を液体とともに吸引口を有する吸引管内に流入させ、これを外部に排出するものであり、上記吸引管の外周にブラシ等の掻き落とし部材が配置されたものも開示されている。
特開2004−283804号公報
しかしながら、上記特許文献に開示された装置では、上記吸引管に形成された吸引口は、上記特許文献1の図2、図3又は図4に図示されているように、フィルタ(スクリーン)の内周面とはやや離間した位置に形成されていることから、吸引管内を大気と連通させ管体の内圧との差圧により該吸引管内に液体が吸引される際、上記異物を効果的に吸引することができない。また、上記吸引管にブラシを配置したものであっても、このブラシにより掻き取られた異物を効率良く吸引管内に吸引することができない。換言すれば、回転操作により回転させられる吸引管の回転速度が遅い場合であっても早い場合であっても、該吸引管に形成された吸引口の周囲は閉塞された状態で位置しているものではなく、上記フィルタ(スクリーン)内において開放されているに過ぎないことから、掻き取られた異物が効率良く吸引管内に吸引されない。したがって、上記異物が効果的に排出されなければ、該異物は比較的短時間内に再びフィルタ(スクリーン)の内周面に付着することとなり、管路内を流通する液体の流量(又は流速)を所定の流量(又は流速)となるように維持するためには、上記吸引管を何度も回転操作しなければならない。
そこで、本発明は、上述した従来の装置が有する課題を解決するために提案されたものであって、スクリーンに付着した異物をより効果的に吸引し外部に排出することができる新規な異物排出機能付きストレーナを提供することを目的とするものである。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、上流側から下流側に液体が流通する管路の中途部に配置され該液体内に混入した異物を内周面にて捕捉する円筒状のスクリーンと、上記スクリーンの中央に配置され該スクリーンの長さ方向に長さを有するとともに回転自在とされた回転軸と、上記回転軸の下端に基端が固定され内部には上記スクリーン内の液体が流入するホッパーと、上記ホッパーに連通し該ホッパー内に流入した液体を外部に排水する排水管と、上記排水管の先端又は中途部に配置されたバルブと、を備えてなり、上記ホッパーは、上記回転軸に固定され上記排水管に連通してなる固定管部と、上記回転軸と平行とされ上記スクリーン側に開口が形成されてなるとともに、該スクリーン側の端部は該スクリーンの内周面とは所定間隔隔ててなるボックス部と、上記ボックス部内に配置され、それぞれ先端は上記回転軸の回転により上記スクリーンの内周面に摺接する一方及び他方の摺接板と、上記一方の摺接板と他方の摺接板との上端側及び下端側にそれぞれ挟まれた状態で固定され、間には上記スクリーン内の液体が流入するとともに上記固定管部に連通してなる第1の液体吸引空間を形成する上部仕切り部材及び下部仕切り部材と、を有してなるとともに、上記一方又は他方の仕切り部材と上記ボックス部との間、又は上記上部仕切り部材と上記ボックス部との間、若しくは上記下部仕切り部材と上記ボックス部との間の何れか、又は上記ボックス部若しくは固定管部の何れかには、上記スクリーン内の液体が流入するとともに上記固定管部に連通してなる第2の液体吸引空間が形成されてなることを特徴とするものである。
この第1の発明に係る異物排出機能付きストレーナでは、上記回転軸の回転によりホッパーが回転すると、上記スクリーンの内周面に付着した異物は、上記一方及び他方の摺接板の先端により掻き取られる。この際、上記一方の摺接板と他方の摺接板の内で、ホッパーの回転方向に位置する一方の摺接板(又は他方の摺接板)の先端とスクリーンの内周面との摺接により上記異物は掻き取られ、その後ホッパーの回転方向とは反対方向に位置する他方の摺接板(又は一方の摺接板)の先端により再度掻き取られる。また、こうした一方及び他方の摺接板の先端がスクリーンに摺接されている状態において、上記排水管の先端又は中途部に配置されたバルブの操作又は動作により該排水管内が大気に開放されると、液体が流通する上記管路内の内圧と大気圧との差圧により、上記スクリーン内の液体、特に本発明を構成する上記一方の摺接板と他方の摺接板との間に存在しこれらにより掻き取られた異物を含む液体が、上記第1の液体吸引空間内に吸引され、上記排水管を通過して外部に排出される。そして、上記第1の液体吸引空間は、それぞれ先端がスクリーンの内周面に摺接している上記一方及び他方の摺接板と上記上部仕切り部材と下部仕切り部材との4つの部材により閉塞された空間であることから、該第1の液体吸引空間は、先に説明した特許文献1に開示された装置のように何ら閉塞されていない吸引口からの吸引力に比べ、大きな吸引力を発揮し、スクリーンの外周側から内周側に液体を逆流させることができ、この結果極めて効果的に異物をスクリーンから除去し吸引して外部に排出することができる。
またさらに、この第1の発明では、上記第1の液体吸引空間に加えて、上記第2の液体吸引空間が形成されており、この第2の液体吸引空間は、上記一方又は他方の仕切り部材と上記ボックス部との間、又は上記上部仕切り部材と上記ボックス部との間、若しくは上記下部仕切り部材と上記ボックス部との間の何れか、又は上記ボックス部若しくは上記固定管部の何れかに形成されていることから、該一方又は他方の摺接板の先端とは、左右方向又は上下方向にやや離れた位置、或いはスクリーンから離間した場所において浮遊する異物をも吸引することができる。したがって、この第1の発明によれば、スクリーンに付着した異物をより効果的に吸引し外部に排出することができ、管路内を流通する液体の単位時間当たりの流量又は流速が減少することを有効に防止することができる。
なお、上記第1の発明を構成する回転軸は、手動で回転されるものばかりではなく、モータ等の駆動手段により回転するものであっても良い。また、上記排水管の先端又は中途部に配置されたバルブは、作業者により開閉操作される手動バルブばかりではなく、モータバルブや電磁バルブ(電磁弁)であっても良い。また、上記ボックス部又は上記一方又は他方の摺接板の長さは、スクリーン全体の長さに近い長さとすることが好ましいが、本発明では、該ボックス部又は上記一方又は他方の摺接板の長さが、スクリーン全体の長さよりも短いものであっても良い。そしてさらに、上記モータにより回転軸が回転する構成を採用するとともに上記バルブをモータバルブ又は電磁バルブとした場合において、管路内(特に、下流側の管路内)を流れる液体の流量又は流速を検出する検出部を配置し、この検出部、上記モータ及び上記モータバルブ又は電磁バルブにそれぞれ接続された制御装置を構成要素とし、上記検出部により管路内を流れる液体の流量又は流速が所定の流量又は速度(閾値)を下回ったと判別された場合には、自動的に上記モータを回転駆動させるとともに上記モータバルブ又は電磁バルブを開放することにより、上記スクリーンの内周面に付着した異物を上記ホッパー及び排水管を介して外部に排出できるようにされたものであっても良い(請求項7記載の発明参照)。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記ホッパーを構成するボックス部は、天板部、左側板部、右側板部及び底板部を有し、前記第2の液体吸引空間は、前記一方又は他方の仕切り部材の内で前記ホッパーの回転方向に位置する一方又は他方の摺接板と上記左側板部又は右側板部との間に形成されてなるとともに、該第2の液体吸引空間の開口の長さは、上記一方又は他方の摺接板の長さと略同じ長さとされてなることを特徴とするものである。
この第2の発明に係る異物排出機能付きストレーナでは、前記一方又は他方の仕切り部材の内で前記ホッパーの回転方向に位置する一方又は他方の摺接板と上記左側板部又は右側板部との間に形成されてなるとともに、該第2の液体吸引空間の開口の長さは、上記一方又は他方の摺接板の長さと略同じ長さとされていることから、より一層効果的にスクリーン内の異物を排出することが可能となる。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、前記第1の発明において、前記ホッパーを構成するボックス部は、天板部、左側板部、右側板部及び底板部を有し、前記第2の液体吸引空間は、前記上部仕切り部材と上記天板部との間又は前記下部仕切り部材と上記底板部との間の何れか一方又は両方に形成されてなることを特徴とするものである。
この第3の発明に係る発明は、前記第2の液体吸引空間は、前記上部仕切り部材と上記天板部との間に形成されたものと、前記下部仕切り部材と上記底板部との間に形成されたものと、上記二か所にそれぞれ形成されたものとを含むものである。そして、このような位置に上記第2の液体吸引空間が形成された異物排出機能付きストレーナによれば、上記一方又は他方の摺接板の先端が上記スクリーンの内周面に摺接することにより剥ぎ取られた異物が、該一方の摺接板と他方の摺接板との間に形成された第1の液体吸引空間内に吸引されることなく、上記回転軸の回転速度や管路内を流れる複雑な液体の流れ等により、該一方の摺接板又は他方の摺接板の先端から上端側又は下端側(又はこれら両側)に異物が逃げた場合であっても、この逃げた異物を上記第2の液体吸引空間内に吸引し、外部に排出することができる。換言すれば、より一層内周面に付着した異物を外部に排出するためには、上記一方及び他方の摺接板の全長は、スクリーンの全長と可能な限り同一のものとすることが好ましいが、スクリーンの形状や該スクリーンの上端や下端を固定する部材との関係、或いは回転軸や固定管部を回転自在に支持する軸受等との関係から、上記一方及び他方の摺接板とスクリーンの長さとを互いに一致させることは設計上極めて困難であり、この結果、これら一方及び他方の摺接板の全長は、スクリーンの全長よりもやや短いものとならざるを得ない。この第3の発明に係る異物排出機能付きストレーナによれば、このようにスクリーンと長さとの比較において短くされた一方及び他方の摺接板の上方又は下方から異物が吸引されずにスクリーン内に残置されてしまうことを防止することができる。
また、第4の発明(請求項4記載の発明)は、上記第1の発明において、前記ホッパーを構成するボックス部は、天板部、左側板部、右側板部及び底板部を有し、前記第2の液体吸引空間は、上記該天板部、左側板部、左側板部又は右側板部の少なくとも何れか、又は該ホッパーを構成する固定管部の側面に形成された開口であることを特徴とするものである。
この第4の発明に係る発明では、第2の液体吸引空間は、上記該天板部、左側板部、左側板部又は右側板部の少なくとも何れか、又はホッパーを構成する固定管部の側面に形成された開口であり、この開口である第2の液体吸引空間から、スクリーン内に浮遊する異物は液体とともに該ボックス部内又は固定管部内に吸引される。換言すれば、上記第2、第3の発明に係る異物排出機能付きストレーナでは、上記第1の液体吸引空間と第2の液体吸引空間とはそれぞれスクリーンの内周に接近した位置に形成されているところ、この第4の発明に係る異物排出機能付きストレーナでは、ホッパーを構成するボックス部又は固定管部の側面の何れかに形成された開口であることから、上記一方又は他方の摺接板によりスクリーンから掻き落とされた異物が、該スクリーンの内周から離れた位置(例えば、スクリーンの中央近辺や中央から上方又は下方)で浮遊している場合には、ボックス部内に吸引して外部に排出することが困難であるところ、この第4の発明に係る異物排出機能付きストレーナによれば、このようにスクリーンの内周から離れた位置で浮遊している異物であっても有効に排出することが可能となる。
なお、上記開口は、上述したように、上記該天板部、左側板部、左側板部又は右側板部の少なくとも何れか又は固定管部の側面に形成されていれば良く、その開口の形状、或いは該開口の数に関しても限定されるものではないが、該開口の開口面積(複数の開口が形成された場合には、その開口全体の面積)は、上記第1の液体吸引空間からの吸引力の低下を防止する観点からは、該第1の液体吸引空間を構成するスクリーン側の開口面積よりも比較的狭い面積とされていることが望ましい。
また、第5の発明(請求項5記載の発明)は、上記第1、第2、第3又は第4の発明の何れかにおいて、前記一方及び他方の摺接板は、前記ホッパーを構成するボックス部内において前記スクリーン方向及びその逆方向に移動可能に配置されてなるとともに、弾性部材を介して常時スクリーン方向に付勢されてなることを特徴とするものである。
この第5の発明に係る異物排出機能付きストレーナでは、上記弾性部材を介して、上記一方及び他方の摺接板の先端が常時スクリーン方向に付勢されている。したがって、これら一方及び他方の摺接板は、スクリーンに凹凸が形成されている場合であっても、その凹凸は上記弾性部材により吸収され、極めてスムーズに該スクリーンの内周面に摺接しながら回転される。すなわち、この第5の発明に係る異物排出機能付きストレーナによれば、スクリーンの内周形状が変形して凹凸が形成されたり、スクリーンに異物が強固に固定されたりして、回転する一方及び他方の摺接板の先端が上記凹凸又は異物に衝突することにより、それ以後回転不能となり異物を掻き取り外部に排出できなくなる等のことになる等の悪影響を有効に防止することができ長期間に亘って使用することができる。
また、第6の発明(請求項6記載の発明)は、上記第1、第2、第3、第4又は第5の発明の何れかにおいて、前記上部仕切り部材と下部仕切り部材に形成されたスクリーン側の面は、それぞれ該スクリーン側から前記ボックス部の内部方向に向かって徐々にスクリーンの中心方向に接近するように傾斜してなる傾斜面が形成されてなることを特徴とするものである。
この第6の発明に係る発明では、前記上部仕切り部材と下部仕切り部材に形成されたスクリーン側の面がそれぞれ傾斜面とされてなるものであり、この傾斜面は、それぞれスクリーン側からボックス部の内部方向に向かって徐々にスクリーンの中心方向に接近するように傾斜してなるものである。したがって、この第6の発明に係る異物排出機能付きストレーナによれば、異物を含んだ液体は上記それぞれの傾斜面にガイドされながら、上記第1の液体吸引空間内に吸引されることから、より一層効果的にスクリーンから掻き取られた異物を外部に排出することができる。
また、第7の発明(請求項7記載の発明)は、上記第1、第2、第3、第4、第5又は第6の発明の何れかにおいて、前記スクリーンを挟んだ上流側の管路と下流側の管路との両方又はその何れか一方には、該管路を流れる液体の流量又は流速の何れかを検出する検出部が配置され、前記回転軸は駆動モータの駆動軸に接続され、前記バルブは開閉駆動部に接続されてなるとともに、上記検出部、上記駆動モータ及び上記開閉駆動部は、それぞれ制御部と、上記液体の流量又は流速の基準値が記憶されてなる記憶部と、入力部とを少なくとも備えた制御装置に接続され、上記検出部により上記管路を流れる液体の流量又は流速が上記記憶部に記憶された所定の基準値よりも低下したことを上記制御部が判別した場合には、該制御部により上記駆動モータの駆動が開始されるとともに、上記開閉駆動部が駆動されて前記排水管の内部が大気に開放されることを特徴とするものである。
上記第7の発明に係る発明では、上記検出部により管路を流れる液体の流量又は流速が上記記憶部に記憶された所定の基準値よりも低下したことを上記制御部が判別した場合には、該制御部により上記駆動モータの駆動が開始されるとともに、上記開閉駆動部が駆動されて前記排水管の内部が大気に開放されるものである。すなわち、この異物排出機能付きストレーナでは、スクリーンの内周に異物が付着して、管路を流れる単位時間当たりの流量が所定の流量又は流速を下回った場合には、自動的に回転軸が回転して一方及び他方の摺接板が回転するとともに、自動的に開閉駆動部の駆動し、異物は液体とともに外部に排出される。説明するまでもなく、上記検出部により上記管路を流れる液体の流量又は流速が上記記憶部に記憶された所定の基準値を上回ったことを上記制御部が判別した場合には、該制御部によりそれまで駆動していた上記駆動モータは停止されるとともに、上記開閉駆動部が駆動されて前記排水管の内部はバルブにより閉塞される。なお、上記バルブを駆動する開閉駆動部(又はバルブの種類)は、モータ(モータバルブ)であってもソレノイド部(電磁バルブ)であっても良い。また、上記検出部は、上記管路内の液体の流量又は流速を検出することができるものであれば良く、該液体の流量を検出する流量センサや流速を検出する流速センサであっても良いし、或いは、上記スクリーンの上流側に配置され該上流側の液体の圧力を検出する上流側圧力センサと、スクリーンの下流側に配置され該下流側の液体の圧力を検出する下流側圧力センサとによりそれぞれ検出した圧力差を比較し、上記上流側圧力センサにより検出された上流側の圧力よりも下流側圧力センサにより検出された下流側の圧力が下回った場合にオンされる差圧スイッチであっても良い。こうした差圧スイッチを検出部とした場合においては、さらに該差圧スイッチがオンされた場合には、所定時間に亘ってモータが回転駆動し、該所定時間が経過した場合には、上記モータが停止する構成を採用しても良い。
したがって、上記第7の発明に係る異物排出機能付きストレーナによれば、自動的にスクリーンに付着した異物を除去し外部に排出することができることから、管路内を流通する液体の単位時間当たりの流量又は流速を常に安定的に保持することができる。
上記第1の発明(請求項1記載の発明)に係る異物排出機能付きストレーナによれば、一方及び他方の摺接板と上記上部仕切り部材と下部仕切り部材との4方向において閉塞された第1の液体吸引空間から大きな吸引力により、該一方及び他方の摺接板により掻き取られた異物を吸引し外部に排出することができるばかりではなく、該一方又は他方の仕切り部材と上記ボックス部との間、又は上記上部仕切り部材と上記ボックス部との間、若しくは上記下部仕切り部材と上記ボックス部との間の何れか、又は上記ボックス部若しくは上記固定管部の何れかに形成されている第2の液体吸引空間からも浮遊する異物を吸引することができる。したがって、この第1の発明によれば、スクリーンに付着した異物をより効果的に吸引し外部に排出することができ、管路内を流通する液体の流量又は流速が低下することを有効に防止することができる。
また、第2の発明(請求項2記載の発明)に係る異物排出機能付きストレーナでは、前記一方又は他方の仕切り部材の内で前記ホッパーの回転方向に位置する一方又は他方の摺接板と上記左側板部又は右側板部との間に形成されてなるとともに、該第2の液体吸引空間の開口の長さは、上記一方又は他方の摺接板の長さと略同じ長さとされていることから、より一層効果的にスクリーン内の異物を排出することが可能となる。
また、第3の発明(請求項3記載の発明)に係る異物排出機能付きストレーナによれば、上記一方又は他方の摺接板の先端が上記スクリーンの内周面に摺接することにより、剥ぎ取られた異物が、該一方の摺接板と他方の摺接板との間に形成された第1の液体吸引空間内に吸引されることなく、上記回転軸の回転速度や管路内を流れる複雑な液体の流れ等により、該一方の摺接板や他方の摺接板の先端から上端側又は下端側に異物が逃げた場合であっても、この逃げた異物を上記第2の液体吸引空間内に吸引し、外部に排出することができる。
また、第4の発明(請求項4記載の発明)に係る異物排出機能付きストレーナによれば、スクリーンの内周から離れた位置で浮遊している異物であっても有効に排出することが可能となる。
また、第5の発明(請求項5記載の発明)に係る異物排出機能付きストレーナによれば、スクリーンの内周形状が変形して凹凸が形成されたり、スクリーンに異物が強固に固定されたりして、回転する一方及び他方の摺接板の先端が上記凹凸又は異物に衝突することにより、それ以後回転不能となり異物を掻き取り外部に排出できなくなる等のことになる等の悪影響を有効に防止することができ長期間に亘って使用することができる。
また、第6の発明(請求項6記載の発明)に係る異物排出機能付きストレーナによれば、異物を含んだ液体は上記それぞれの傾斜面にガイドされながら、上記第1の液体吸引空間内に吸引されることから、より一層効果的にスクリーンから掻き取られた異物を外部に排出することができる。
また、第7の発明(請求項7記載の発明)に係る異物排出機能付きストレーナによれば、自動的にスクリーンに付着した異物を除去し外部に排出することができることから、管路内を流通する液体の単位時間当たりの流量又は流速を常に安定的に保持することができる。
第1の実施の形態に係る異物排出機能付きストレーナを示す断面図である。 回転軸に固定されたホッパーを示す側断面図である。 図2に示すホッパーを示す正面図である。 図2に示すホッパーの平断面図である。 図2に示す中間仕切り部材近傍の構成を拡大して示す断面図である。 図1に示す異物排出機能付きストレーナの制御構成(制御システム)を示す説明図である。 第2の実施の形態に係るストレーナの要部を示す側断面図である。 第2の実施の形態に係るストレーナの要部を示す正面図である。 第3の実施の形態に係るストレーナの要部を示す側断面図である。 第3の実施の形態に係るストレーナの要部を示す正面図である。 図1に示す異物排出機能付きストレーナの制御構成(制御システム)を他の例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態に係る異物排出機能付きストレーナ(以下、ストレーナと言う。)について、図面を参照しながら詳細に説明する。先ず、第1の実施の形態に係るストレーナについて説明する。
この第1の実施の形態に係るストレーナ1は、図1に示すように、上下方向に長さを有する主管部2と、この主管部2の上端側中途部に基端が形成され、先端には一方のフランジ部3aが形成されてなるととも該主管部2の長さとは直交する方向に長さを有するとともに、該一方のフランジ部3aを介して図示しない上流側の管路に接続される流入側管部3と、上記主管部2の下端側中途部に基端が形成され、先端には他方のフランジ部4aが形成されてなるととも該主管部2の長さとは直交する方向に長さを有するとともに、該他方のフランジ部4aを介して図示しない下流側の管路に接続される流出側管部4と、を備えている。そして、上記主管部2の上端には上部フランジ部2aが形成されており、この上部フランジ部2aの上面には、中央に円形状の開口(符号は省略する。)が形成された円盤部材5が固定され、この円盤部材5の上部には筒状カバー6が固定され、さらにこの筒状カバー6の上部にはホッパー駆動モータ7が固定されている。
なお、上記筒状カバー6には、中央に挿通穴(符号は省略する。)が形成された天板部6aが設けられ、該天板部6a上に減速機8を間に介して上記ホッパー駆動モータ7が固定されている。また、上記ホッパー駆動モータ7は、モータ本体(符号は省略する。)と図示しない駆動軸とを備え、この駆動軸の下端は上記減速機8に設けられた駆動軸8aに連結されている。また、上記駆動軸8aの下端側であって上記筒状カバー6の内側に位置する部位は、複数の上部軸受9,10により回転自在に支持され、該駆動軸8aのさらに下端側は、上記円盤部材5に形成された開口内に挿通され上記主管部2内に臨んでいる。
また、上記主管部2の内周面であって、上記流入管部3が形成された高さよりもやや下方には、上部内フランジ部2bが形成され、上記流出管部4が形成された高さよりも下方には、下部内フランジ部2cが形成されている。そして、上記上部内フランジ部2bと下部内フランジ部2cとの間には、上部スクリーン支持部材13と下部スクリーン支持部材14とにより挟まれた状態で配置されたスクリーン15が配置されている。上記上部スクリーン支持部材13は、上記上部内フランジ部2bの上面に載置・固定された円環状フランジ部13aと、上記スクリーン15を下端側で支持する上部筒状部材13bを備えてなるものであり、また、上記下部スクリーン支持部材14には、下端が上記下部内フランジ部2cの上面に載置・固定された下部筒状部材14aと、この下部筒状部材14aの内側に形成され後述する固定管部が内部に回転自在に挿通されている内側筒状部材14bとを備えている。なお、上記上部内フランジ部2bと円環状フランジ部13aとの間や上記下部内フランジ部2cと下部筒状部材14aとの間には、それぞれシール部材(符号は省略する。)が配置されている。また、上記スクリーン15は、図示しない液体を濾過する多数の小孔が形成された円筒体である。
そして、上記内側筒状部材14bの下端側内周には、上記スクリーン15内の液体を下方に排出する直線状の中継排水管16の上端が、後述する固定管部の内部と連通した状態で固定されている。また、上記主管部2の下端には、排水管支持ブロック17が溶接されている。この排水管支持ブロック17は、外周が上記主管部2の下端側中途部の内周に溶接され該主管部2を閉塞するとともに中央には開口(符号は省略する。)が形成されてなる第1の円盤部17aと、上端側がこの第1の円盤部17aに形成された開口内に挿入・固定されてなる管部17bと、上記第1の円盤部17aの下面に溶接され中央には上記管部17bの外周が溶接されている第2の円盤部17cと、上記第2の円盤部17cの下面に溶接され中央には上記管部17bの外周が溶接されてなる第3の円盤部17dとから構成されている。なお、上記管部17bの下端は、上記第3の円盤部17dの下面よりもやや下方に位置している。
そして、上記管部17b内には、上記スクリーン15内の液体(後述する異物を含んだ液体)を外部に排出する排水管21の上端側が挿入・固定されている。この排水管21は、中途部が円弧状に折曲されてなるものであり、先端にはモータバルブ22が配置されている。このモータバルブ22は、駆動部としてのバルブ駆動モータ22aと、このバルブ駆動モータ22aの駆動により回転され上記排水管21内を開閉するバルブ本体22bとから構成されている。したがって、後述するように、上記モータバルブ22が駆動して上記排水管21内が大気に開放されると、上記スクリーン15内の液体は、該排水管21内を通って外部に排出される。なお、このストレーナ1では、基端がそれぞれ上記主管部2の外周面に固定された脚部23を備え、また、上記排水管21の中途部は、基端が上記主管部2の外周面に溶接された支持杆24の下端に溶接されて支持されている。また、このストレーナ1では、上記主管部2の下端側には、上記流出側管部4に平行となされた排水管部26が形成され、該排水管部26の先端には手動バルブ27が配置されている。
そして、上記ホッパー駆動モータ7を構成する駆動軸8aの下端には、回転軸31の上端が軸連結部材32を介して固定され、中途部は上記上部スクリーン支持部材13を構成する上部筒状部材13bの中央で回転自在に支持されており、該回転軸31の下端は上記スクリーン15の下端側中途部に位置している。そして、この回転軸31には、図2に示すように、ホッパー33が固定されている。このホッパー33は、上記回転軸31の下端に固定され上記排水管21に連通してなる中継排水管16に連通した固定管部33aと、上記回転軸31と平行とされ上記スクリーン15側に開口(符号は省略する。)が形成されてなるとともに、該スクリーン15側の端部は該スクリーン15の内周面とは所定間隔隔ててなるボックス部33bとを備えている。上記固定管部33aは、図2、図3又は図4に示すように、天板部33cと、底板部33dと、背面板部33eと、左側板部33fと、右側板部33gと、垂下管部33hとを備え、該天板部33c、底板部33d、背面板部33e、左側板部33f及び右側板部33g(それぞれ図3参照)は、それぞれ方形状に成形されたものである。そして、上記天板部33cの上面には、円筒状に成形された軸固定部材34の下端が溶接され、上記回転軸31の下端は、この軸固定部材34内に挿入された状態で固定されている。また、上記垂下管部33hは、円筒状に成形されてなるものであり、先に説明した内側筒状部材14b内に回転自在に挿入されている。
また、上記ボックス部33bは、外形形状が上下方向に長さを有する直方体状に成形されてなるものであって、上記回転軸31と平行とされた背面板部33jと、天板部33kと、この天板部33kと平行とされてなるとともに上記固定管部33aを構成する底板部33dからスクリーン15方向に延出された底板部33lと、互いに平行となされた左側板部33m及び右側板部33n(それぞれ図3参照)とから構成され、上記スクリーン15側は開放されている。なお、このボックス部33bを構成する背面板部33jと上記回転軸31とは連結アーム35によっても連結されている。また、上記背面板部33jの中央には、後述する2つの調整ボルト48,49を構成する軸部が挿通されるボルト挿通穴(符号は省略する。)が、それぞれ上下に並んで形成されている。そして、上記ボックス部33b内には、図3に示すように、一方の摺接板38と、他方の摺接板39とが配置され、これら一方の摺接板38と他方の摺接板39との間には、上部仕切り部材41と、中間仕切り部材42と、下部仕切り部材43とがそれぞれ互いに所定間隔隔てた状態で該一方又は他方の摺接板38,39に固定されている。上記一方及び他方の摺接板38,39は、それぞれ先端が上記スクリーン15の内周面に摺接し、該スクリーン15の内周面に付着した図示しない異物を掻き取るものであり、上記上部仕切り部材41、中間仕切り部材42及び下部仕切り部材43と一体化されてなるとともに、上記ボックス部33b内において、上記スクリーン15方向及びその逆方向(回転軸31方向)に移動可能とされている。なお、上記一方及び他方の摺接板38,39と、上記上部仕切り部材41と下部仕切り部材43とにより囲まれた空間は、後述する異物を含んだスクリーン15内の液体を吸引する第1の異物吸引空間である。
また、上記ボックス部33bを構成する左側板部33m、右側板部33n及び上記中間仕切り部材42には、それぞれボルト挿通用長穴33p,33q(図4参照),42a(図2参照)が形成され、上記一方の摺接板38及び他方の摺接板39には、それぞれ円形状のボルト挿通用穴(符号は省略する。)が形成され、これらボルト挿通用長穴33p,33q,42a及び図示しないボルト挿通穴には、図3又は図4に示すボルト45の軸部45aが挿通され該軸部45aにはナット46が螺着されている。したがって、上記一方及び他方の摺接板38,39は、上記ボルト45によりボックス部33b内において、上記ボルト挿通用長穴33p,33q,42aの長さ方向(スクリーン15方向及びその逆方向)に亘ってスライド可能とされている。また、上記一方及び他方の摺接板38,39により挟まれた状態で固定された上記上部仕切り部材41と下部仕切り部材43との先端面(スクリーン15側に形成された面)は、図2に示すように、それぞれ該スクリーン15側から前記ボックス部33bの内部方向に向かって徐々にスクリーン15の中心方向に接近する傾斜面41a,43aとされている。また、上記中間仕切り部材42の背面には、図5に示すように、上下に二つの凹部42b,42cが形成され、これら上下の凹部42b,42c内には、本発明を構成する弾性部材としてのコイルスプリング49,50が収納されている。一方、上記背面板部33jの中央には、先に説明した2つのボルト挿通穴(符号は省略する。)にそれぞれ調整ボルト48,49を構成する軸部48a,49aが挿通され、該調整ボルト48,4の頭部(符号は省略する。)の裏面は上記背面板部33jに溶接されている。これらの調整ボルト48,49の軸部48a,49aの基端側には、それぞれ上記凹部42b,42cの内径よりも小径に成形され内周面には該軸部48a,49aが挿通されてなる円筒状のカラー51,52が外嵌挿されている。なお、これらのカラー51,52の全長の長さは、上記調整ボルト48,49の軸部48a,49aの全長よりも短いものとされている。したがって、上記中間仕切り部材42に固定された上記一方及び他方の摺接板38,39は、それぞれ上記それぞれのコイルスプリング49,50の弾性力により常にスクリーン15方向に付勢され、該一方又は他方の摺接板38,39がスクリーン15の形状等により回転軸31方向に押圧された場合には、該一方及び他方の摺接板38,39は上記コイルスプリング49,50の弾性力に抗して回転軸31方向に移動する。なお、上記一方及び他方の摺接板38,39の後端と、上記ボックス部33bを構成する背面板部33jとの間は、図2又は図4に示すようにやや離間している。
そして、この第1の実施の形態においては、図3に示すように、上記一方の摺接板38とボックス部33bを構成する上記左側板部33mとの間は離間されており、この間の空間は、本発明を構成する第2の異物吸引空間である。すなわち、この第2の異物吸引空間は、上記ボックス部33bを構成する天板部33k及び底板部33lと、上記一方の摺接板38と、該ボックス部33bを構成する左側板部33mとにより囲まれた空間である。なお、上記左側板部33mの内側面(上記一方の摺接板38に対向する面)には、該一方の摺接板38(及び他方の摺接板39や上部仕切り部材41、中間仕切り部材42及び下部仕切り部材43を含んだ全体)が左側板33mに接近するよう移動することを規制する二つの移動規制部材53,54が所定間隔離間した状態で固定されている。
なお、この実施の形態に係るストレーナ1では、上記ボックス部33bが形成された位置とは反対側に、上記スクリーン15の内周に付着した異物を掻き取るブラシ61が配置されている。このブラシ61の長さは、上記ボックス部33bの長さとほぼ同じ長さに成形されたものであり、図4に示すように、基端側において一方及び他方のブラシ挟持部材62,63により挟持されているものであり、該一方及び他方のブラシ挟持部材62,63は、上下においてボルト64とナット65により締め付けられている。また、上記一方のブラシ挟持部材62の上端側は、図2に示すように、基端が上記回転軸31の中途部に溶接された上側アーム66の先端側に支持され、該一方のブラシ挟持部材62の下端側は、上記ホッパー33を構成する固定管部33aの背面板部33eに基端が固定された下側アーム67の先端側に支持されている。そして、上記上側アーム66には、上記ボルト64の軸部64aが挿通された長穴66aが形成され、また、上記下側アーム67には、下側の図示しないボルトの軸部64aが挿通された長穴67aが形成されている。したがって、上記ブラシ61と上記一方及び他方のブラシ挟持部材62,63は、これらの長穴66a,67aの長さに亘って移動可能とされている。
なお、この実施の形態に係るストレーナ1を構成する上記流出管部4には、図1に示すように、該流出管部4内を通過して下流に流れる液体の流量を検出する流量セン69が配置され、この流量センサ69は、図6に示すように、制御装置70を構成する制御部71に接続されている。また、この制御部71には、上記ホッパー駆動モータ7及び上記モータバルブ22を構成するバルブ駆動モータ22aにも接続されている。また、上記制御装置70には、記憶部72と入力部73がそれぞれ接続されている。上記記憶部72には図示しないROM及びRAMからなるものであり、該ROMにはこのストレーナ1を制御するOS(オペレーションシステム)に関するプログラムが記憶され、上記RAMには上記流出管部4内を通過して下流に流れる液体の流量の基準値(閾値)が記憶されている。また、上記入力部73は、上記基準値(閾値)を入力するものである。
そこで以下、上述した構成に係るストレーナ1の動作について説明しながら、併せて作用効果を説明する。
先ず、上記図1に示す斜線付の矢印で示すように、図示しない上流側の管路から液体が上記流入側管部3内から主管路2内に流入すると、この液体は上記スクリーン15の上端側から内部に流入し、該スクリーン15に形成された多数の小孔を通過して、上記流出側管部4内に流入し、その後図示しない下流側の管路内に流入する。上記液体内に異物が含まれている場合には、該異物は上記スクリーン15の内周面に付着される(捕捉される)。このように、継続して上流側から下流側への液体の流通が継続される中で、上記流出側管部4内における液体の流量は上記流量センサ69により継続的に検出され、この検出された流量は常時上記基準値と比較される。そして、上記スクリーン15の内周面に一定の異物が付着し、この結果、該流量センサ69により検出された液体の流量が、上記記憶部72(のRAM)に記憶された基準値(閾値)に係る流量に満たないと上記制御部71が判別した場合には、該制御部71は、上記記憶部72のROMに記憶されたプログラムにしたがって、上記ホッパー駆動モータ7の駆動を開始するとともに、上記バルブ駆動モータ22aの駆動を開始してバルブ本体22bを開放する。
上記ホッパー駆動モータ7の駆動の開始により、上記回転軸31の回転駆動が開始され、この結果、上記ブラシ61及び上記ホッパー33が、それぞれ上記スクリーン15内において(例えば)図4に示す矢印の方向(図4中、時計回り方向)に回転する。そして、上記ブラシ61の先端及び上記ホッパー33に配置された一方及び他方の摺接板38,39のそれぞれ先端により、上記異物は該スクリーン15の内周面から掻き落とされる。また、上記バルブ本体22bが開放されることにより、上記排水管21内は大気に解放され主管部2内の圧力と大気との圧力差により、上記スクリーン15の内周近傍の液体ばかりではなく、該スクリーン15の外周近傍の液体は、それぞれ上記第1の液体吸引空間を介して、また上記第2の液体吸引空間を介して、それぞれホッパー33内に吸引される。換言すれば、上記バルブ本体22bの開放に伴う上記圧力差により、スクリーン15の外周面の近傍に存在する液体は、それ以前の液体の流通方向とは反対方向に逆流して、この結果、上記異物はスクリーン15の内周面から上記第1の液体吸引空間内に吸引され、上記ホッパー33内から上記固定管部33a、垂下管部33h、中継排水管16のそれぞれ内部を通過し、上記排水管21内を通過してこのストレーナ1の外部に排出される。特に、この第1の実施の形態に係るストレーナ1では、上記第1の液体吸引空間は、回転軸31の回転方向に位置し最初にスクリーン15の内周面に先端が摺接する上記一方の摺接板38と、この一方の摺接板38の次にスクリーン15の内周面に先端が摺接する他方の摺接板39と、上記上部仕切り部材41及び下部仕切り部材43とにより閉塞された空間であることから、該一方の摺接板38の先端により掻き落とされた異物を含む液体(であってスクリーン15の外周面側から内周面側に逆流する液体)は、相当程度高い吸引力により吸引される。
またさらに、この第1の実施の形態に係るストレーナ1では、上記最初に異物をスクリーン15から掻き落とす一方の摺接板38と上記ホッパー33を構成する左側板部33mとの間に、本発明を構成する上記第2の液体吸引空間が形成されていることから、該一方の摺接板38の先端によりスクリーン15から掻き落とされ、該一方の摺接板38の先端から回転方向に位置する面(図4中、左側面)に移動した異物は、該回転する一方の摺接板38の左側面にガイドされながら、図4中矢印で示すように第2の液体吸引区間内に吸引されることから、より一層異物を外部に排出することが可能となる。すなわち、この第1の実施の形態に係るストレーナ1によれば、上記回転軸31の回転により回転しスクリーン15の内周面に付着した異物を、最初に掻き落とす一方の摺接板38の先端から後ろ側に移動した異物は、上記第1の液体吸引空間から吸引される一方、前側に移動した異物は、上記第2の液体吸引空間から吸引される。また、上記第2の液体吸引空間からは、上記ブラシ61の先端によりスクリーン15の内周面から掻き落とされた異物も液体とともに吸引される。
なお、このようにスクリーン15内の内周面に付着した異物が、上記ブラシ61や一方及び他方の摺接板38,39により掻き落とされ、且つ上記第1及び第2の液体吸引空間から吸引され外部に排出され、この結果、上記流量センサ69により検出された液体の流量が、上記記憶部72のRAMに記憶された基準値(閾値)に係る流量に達したと上記制御部71が判別した場合には、該制御部71は、上記記憶部72のROMに記憶されたプログラムにしたがって、それまで駆動していた上記ホッパー駆動モータ7の駆動を自動的に停止するとともに、上記バルブ駆動モータ22aの駆動を自動的に停止し、バルブ本体22bを閉塞動作させる。こうしたホッパー駆動モータ7とバルブ駆動モータ22aの駆動の自動的停止により、先に説明したように、上流側の管路から液体は、上記流入側管部3内から主管路2内に流入するとともに上記スクリーン15を通過して、上記流出側管部4内に流入し、その後図示しない下流側の管路内に流入する。
なお、上述した第1の実施の形態に係るストレーナ1は、第2の液体吸引空間が、上記一方の摺接板38と上記ホッパー33を構成する左側板部33mとの間に形成されたものであるが、本発明を構成する第2の液体吸引空間は、図7又は図8に示すように、上記上部仕切り部材41の上方と、上記下部仕切り部材43の下方との二か所にそれぞれに形成されたものであっても良い。図7及び図8は、それぞれ本発明の第2の実施の形態に係るストレーナ(符号は省略する。)の要部を示すものである。この第2の実施の形態に係るストレーナでは、図8に示すように、上記一方の摺接板38と上記ボックス部33bを構成する左側板部33mとの間と、上記他方の摺接板39と該ボックス部33bを構成する右側板部33nとの間には、それぞれ該一方及び他方の摺接板38,39が移動できる隙間を有している一方、上記上部仕切り部材41と上記天板部33kとの間と、上記下部仕切り部材43と底板部33lとの間には、異物を含んだ液体が流入する空間がそれぞれ第2の液体吸引空間として形成されている。
そして、この第2の実施の形態に係るストレーナによれば、上記回転軸31の回転によって、先ず上記一方の摺接板38の先端が上記スクリーン15の内周面に摺接した際、該一方の摺接板38の上下両端側から逃げた異物を上記二つの液体吸引空間から吸引することができる。換言すれば、この第2の実施の形態に係るストレーナによれば、剥ぎ取られた異物が、上記一方の摺接板38と他方の摺接板39との間に形成された第1の液体吸引空間内に吸引されることなく、上記回転軸31の回転速度や主管路2内を流れる複雑な液体の流れ等により、該一方の摺接板38や他方の摺接板39の先端から上端側又は下端側に異物が逃げた場合であっても、この逃げた異物を上記それぞれの第2の液体吸引空間内に吸引し、外部に排出することができる。特に、上記回転軸31の回転速度が早ければ早い程、異物を含んだスクリーン15内の液体は、上記回転方向に位置する一方の摺接板38の上下両端側に逃げる危険性が高いところ、この第2の実施の形態に係るストレーナによれば、このように逃げた液体に含まれた異物を効果的に吸引し外部に排出することができる。
またさらに、この発明では、上記第2の液体吸引空間は、上記ホッパー33を構成するボックス部33b又は固定管部33aの側面に形成されたものであっても良い。すなわち、本発明を構成する第2の液体吸引空間は、上記ボックス部を構成する天板部33k、左側板部33m、右側板部33n又は底板部33lの何れか、又は上記固定管部33aの側面に形成された開口であっても良い。図9及び図10は、上記開口が固定管部33aの側面に形成されたストレーナ(符号は省略する。)の要部を示すものである。この第3の実施の形態に係るストレーナは、上記固定管部33fに第2の液体吸引空間として、円形状の開口33sが形成されてなるものである。この開口33sの面積は、上記第1の液体吸引空間の入り口である開口の面積よりも狭い面積とされてなるものであり、スクリーン15内において浮遊する異物は、この開口33sから吸引され、先に説明したように、垂下管部33h、中継排水管16のそれぞれ内部を通過し、上記排水管21内を通過してこのストレーナ1の外部に排出される。
そして、この第3の実施の形態に係るストレーナによれば、上記回転軸31の回転によって、上記一方又は他方の摺接板38,39、或いは上記ブラシ61の先端により、スクリーン15の内周面から掻き落とされ上記第1の液体吸引空間から吸引されずに該スクリーン15内で浮遊する異物は、上記開口33sから吸引され外部に排出される。特に、この第3の実施の形態に係るストレーナでは、上記開口33sは、ホッパー33が回転する側である左側板部33fに形成されていることから、該ホッパー33が回転する側とは反対側に形成された右側板部33gに形成されていたり、上記ボックス部33bを構成する右側板部33nやその天板部33k又は底板部33l等の他の個所に形成されていたりする場合に比べてより一層効果的に異物を含む液体を吸引することが可能となる。
なお、上記各実施の形態に係るストレーナでは、本発明を構成する回転軸31がモータ7の駆動によりホッパー33が回転する構成を図示しながら説明したが、本発明を構成する回転軸は、手動で回転するものであっても良いし、また上記実施の形態に係るストレーナでは、図6に示す流量センサ69や制御部71等の構成により、自動的にモータ7の駆動の開始に伴って上記回転軸31が回転する構成を採用したが、上記回転軸31を駆動するホッパー駆動モータ7は、図示しないスイッチのオン・オフ操作により回転駆動を開始し又は停止する構成を採用したものであっても良い。また、上記実施の形態に係るストレーナでは、モータバルブ22を採用することにより上記排水管21の流量を調整できるように構成したが、本発明を構成するバルブは、上記モータバルブ22に代えて電磁バルブを用いたものであっても良いし、手動バルブであっても良い。
また、上記実施の形態に係るストレーナでは、上記流出管部4に流量セン69を配置し、該流量センサ69により検出された液体の流量が上記基準値(閾値)に満たない場合には、上記ホッパー駆動モータ7の駆動やバルブ駆動モータ22aの駆動が開始され、また、上記バルブ本体22bを開放する構成を採用したが、この発明では、上記流量センサ69に代えて、流出側管部4を流れる液体の流速を検出する図示しない流速センサを配置し、この流速センサにより検出された液体の流速が上記基準値(閾値)に満たない場合には、上記ホッパー駆動モータ7の駆動やバルブ駆動モータ22aの駆動が開始され、また、上記バルブ本体22bを開放する構成を採用しても良い。
またさらに、上記構成は、先に説明したように、上記流出側管部4を流れる液体の流量を検出する場合であっても、上記流量センサ69に代えて、図11に示す構成を採用しても良い。この構成は、上流側圧力センサ76と、下流側圧力センサ77と、これら上流側圧力センサ76及び下流側圧力センサ77に制御部71を介して接続された圧力スイッチ78と、上記制御部71に接続されたタイマ79とを備えたものである。上記上流側圧力センサ76は、上記スクリーン15の上流側に配置された流入側管部3に配置され、該流入側管部3内における液体の圧力を検出するものであり、上記下流側圧力センサ77は、上記スクリーン15の下流側に配置された流出側管部4に配置され、該流出側管部4内における液体の圧力を検出するものである。また、上記圧力スイッチ78は、上流側圧力センサ76と下流側圧力センサ77とによりそれぞれ検出された圧力を上記制御部71が比較し、上記流入側管部3内の液体の圧力よりも上記流出側管部4内の液体の圧力が低いと該制御部71により判別された場合において、オン動作するものである。また、上記タイマ79は、上記圧力スイッチ78がオン動作してから所定時間を計測するものである。なお、上記タイマ79により所定時間が経過したと上記制御部71が判別した場合には、それまでオン動作していた上記差圧スイッチ78はオフ動作する。
したがって、こうした構成を備えたストレーナによれば、上述したように、上記流入側管部3内の液体の圧力よりも上記流出側管部4内の液体の圧力が低いと該制御部71により判別された場合には、上記差圧スイッチ78のオン動作を介して、上記ホッパー駆動モータ7の駆動やバルブ駆動モータ22aの駆動が開始され、また、上記バルブ本体22bを開放される。したがって、上記所定時間内において、スクリーン15の内周に付着した異物は、上記ブラシ61や、上記一方及び他方の摺接板38,39により掻き取られ、そして、この掻き取られた異物は先に説明した第1及び第2の液体吸引空間から吸引され上述した経過を経て外部に排出される。そして、上記タイマ79により所定時間が経過したと制御部71が判別した場合には、それまで駆動していた上記ホッパー駆動モータ7やバルブ駆動モータ22aの駆動が停止されるとともに、上記バルブ本体22bが閉塞される。なお、こうした図11に示す制御構成において、上記入力部73は、上記タイマ79の計測時間を入力し、またこの入力された計測時間を変更する際に使用され、上記記憶部72を構成するRAMには、上記入力された計測時間が記憶される。
1 ストレーナ
2 主管部
7 ホッパー駆動モータ
15 スクリーン
21 排水管
22 モータバルブ
22a バルブ駆動モータ
22b バルブ本体
31 回転軸
33 ホッパー
33a 固定管部
33b ボックス部
33f 固定管部を構成する左側板部
33j 背面板部
33k 天板部
33l 底板部
33m 左側板部
33n 右側板部
33s 開口
38 一方の摺接板
39 他方の摺接板
41 上部仕切り部材
41a 傾斜面
43 下部仕切り部材
43a 傾斜面
49,50 コイルスプリング
69 流量センサ
71 制御部
72 記憶部
73 入力部
76 上流側圧力センサ
77 下流側圧力センサ
78 差圧スイッチ
79 タイマ

Claims (7)

  1. 上流側から下流側に液体が流通する管路の中途部に配置され該液体内に混入した異物を内周面にて捕捉する円筒状のスクリーンと、
    上記スクリーンの中央に配置され該スクリーンの長さ方向に長さを有するとともに回転自在とされた回転軸と、
    上記回転軸の下端に基端が固定され内部には上記スクリーン内の液体が流入するホッパーと、
    上記ホッパーに連通し該ホッパー内に流入した液体を外部に排水する排水管と、
    上記排水管の先端又は中途部に配置されたバルブと、
    を備えてなり、
    上記ホッパーは、
    上記回転軸に固定され上記排水管に連通してなる固定管部と、
    上記回転軸と平行とされ上記スクリーン側に開口が形成されてなるとともに、該スクリーン側の端部は該スクリーンの内周面とは所定間隔隔ててなるボックス部と、
    上記ボックス部内に配置され、それぞれ先端は上記回転軸の回転により上記スクリーンの内周面に摺接する一方及び他方の摺接板と、
    上記一方の摺接板と他方の摺接板との上端側及び下端側にそれぞれ挟まれた状態で固定され、間には上記スクリーン内の液体が流入するとともに上記固定管部に連通してなる第1の液体吸引空間を形成する上部仕切り部材及び下部仕切り部材と、
    を有してなるとともに、
    上記一方又は他方の仕切り部材と上記ボックス部との間、又は上記上部仕切り部材と上記ボックス部との間、若しくは上記下部仕切り部材と上記ボックス部との間の何れか、又は上記ボックス部若しくは固定管部の何れかには、上記スクリーン内の液体が流入するとともに上記固定管部に連通してなる第2の液体吸引空間が形成されてなることを特徴とする異物排出機能付きストレーナ。
  2. 前記ホッパーを構成するボックス部は、天板部、左側板部、右側板部及び底板部を有し、前記第2の液体吸引空間は、前記一方又は他方の仕切り部材の内で前記ホッパーの回転方向に位置する一方又は他方の摺接板と上記左側板部又は右側板部との間に形成されてなるとともに、
    該第2の液体吸引空間の開口の長さは、上記一方又は他方の摺接板の長さと略同じ長さとされてなることを特徴とする請求項1記載の異物排出機能付きストレーナ。
  3. 前記ホッパーを構成するボックス部は、天板部、左側板部、右側板部及び底板部を有し、前記第2の液体吸引空間は、前記上部仕切り部材と上記天板部との間又は前記下部仕切り部材と上記底板部との間の何れか一方又は両方に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の異物排出機能付きストレーナ。
  4. 前記ホッパーを構成するボックス部は、天板部、左側板部、右側板部及び底板部を有し、前記第2の液体吸引空間は、上記該天板部、左側板部、左側板部又は右側板部の少なくとも何れか、又は該ホッパーを構成する固定管部の側面に形成された開口であることを特徴とする請求項1記載の異物排出機能付きストレーナ。
  5. 前記一方及び他方の摺接板は、前記ホッパーを構成するボックス部内において前記スクリーン方向及びその逆方向に移動可能に配置されてなるとともに、弾性部材を介して常時スクリーン方向に付勢されてなることを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の何れかの異物排出機能付きストレーナ。
  6. 前記上部仕切り部材と下部仕切り部材に形成されたスクリーン側の面は、それぞれ該スクリーン側から前記ボックス部の内部方向に向かって徐々にスクリーンの中心方向に接近するように傾斜してなる傾斜面が形成されてなることを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の何れかの異物排出機能付きストレーナ。
  7. 前記スクリーンを挟んだ上流側の管路と下流側の管路との両方又はその何れか一方には、該管路を流れる液体の流量又は流速の何れかを検出する検出部が配置され、前記回転軸は駆動モータの駆動軸に接続され、前記バルブは開閉駆動部に接続されてなるとともに、
    上記検出部、上記駆動モータ及び上記開閉駆動部は、それぞれ制御部と、上記液体の流量又は流速の基準値が記憶されてなる記憶部と、入力部とを少なくとも備えた制御装置に接続され、
    上記検出部により上記管路を流れる液体の流量又は流速が上記記憶部に記憶された所定の基準値よりも低下したことを上記制御部が判別した場合には、該制御部により上記駆動モータの駆動が開始されるとともに、上記開閉駆動部が駆動されて前記排水管の内部が大気に開放されることを特徴とする請求項1,2,3,4,5又は6記載の異物排出機能付きストレーナ。

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