JP2019057835A - 弾性波装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セザワ波によるスプリアスの抑圧と、周波数温度係数TCFの絶対値を小さくすることとを両立し得る弾性波装置を提供する。【解決手段】ニオブ酸リチウムからなる圧電基板2上にIDT電極3が設けられており、IDT電極3を覆うように圧電基板2上に酸化ケイ素を主体とする誘電体膜が設けられており、IDT電極が少なくとも2層の主電極層3a,3bを有し、レイリー波を利用しており、弾性定数C11及び弾性定数C12に関し、酸化ケイ素のC112/C12よりもC112/C12が大きい金属からなる少なくとも1種の主電極層が、IDT電極3の全体の厚みを100%としたときに、52%以上を占めている、弾性波装置。【選択図】図2

Description

本発明は、LiNbOを伝搬するレイリー波を利用した弾性波装置に関する。
従来、LiNbO基板を伝搬するレイリー波を利用した弾性波装置が種々提案されている。下記の特許文献1では、LiNbO基板上に、IDT電極が設けられている。IDT電極は、複数の金属層を積層してなる積層金属膜からなる。そして、IDT電極を覆うように、酸化ケイ素膜が設けられている。
特開2012−175315号公報
従来、周波数温度特性を改善するために、酸化ケイ素膜がLiNbO等のニオブ酸リチウムを主体とする圧電基板上に積層されている構造が多用されている。しかしながら、酸化ケイ素膜の厚みが厚くなりすぎると、セザワ波によるスプリアスが大きくなるという問題があった。また、酸化ケイ素膜の厚みが薄くなると、周波数温度特性が劣化する。従って、セザワ波によるスプリアスの抑制と、TCFの絶対値を小さくすることとを両立することが困難であった。
本発明の目的は、セザワ波によるスプリアスの抑制と、周波数温度係数TCFの絶対値を小さくすることの両立を図り得る、弾性波装置を提供することにある。
本発明に係る弾性波装置は、ニオブ酸リチウムを主体とする圧電基板と、前記圧電基板上に設けられたIDT電極と、前記IDT電極を覆うように前記圧電基板上に設けられた、酸化ケイ素を主体とする誘電体膜と、を備え、レイリー波を利用しており、前記IDT電極が少なくとも2層の主電極層を有し、前記少なくとも2層の主電極層のうち少なくとも1層の主電極層が、弾性定数C11、及び弾性定数C12に関し、酸化ケイ素のC11/C12よりもC11/C12が大きい金属からなり、前記金属からなる前記少なくとも1層の主電極層が、前記IDT電極の全体の厚みを100%としたとき、52%以上を占めている。
本発明に係る弾性波装置では、好ましくは、前記少なくとも2層の主電極層において、前記52%以上を占める主電極層を除いた残りの電極層の内、少なくとも1層の主電極層を構成している金属のC11/C12が、酸化ケイ素のC11/C12よりも大きい。この場合には、セザワ波によるスプリアスをより一層効果的に抑制することができる。
本発明に係る弾性波装置の他の特定の局面では、前記52%以上を占める主電極層が、前記誘電体膜の厚み方向において、前記圧電基板側から前記誘電体膜の厚みの42%以内の位置に配置されている。この場合には、セザワ波のスプリアスをより一層効果的に抑圧することができる。
本発明に係る弾性波装置では、好ましくは、前記52%以上を占める主電極層を構成している金属が、Mo、W、Cu、Fe、Pt、Taからなる群から選択された1種の金属である。この場合には、セザワ波によるスプリアスをより効果的に抑制することができる。
本発明に係る弾性波装置の別の特定の局面では、前記52%以上を占める主電極層を構成している金属が、Moである。この場合には、セザワ波によるスプリアスをより効果的に抑圧することができる。より好ましくは、前記Moからなる主電極層の膜厚の割合が55%以上である。その場合には、セザワ波によるスプリアスをさらに一層効果的に抑圧することができる。
本発明に係る弾性波装置の別の特定の局面では、前記IDT電極の前記少なくとも2層の主電極層が、Mo、W、Pt、Cu及びTaからなる群から選択された1種の金属からなる第1の主電極層と、前記第1の主電極層を構成している金属とは異なる金属からなり、Cu、Mo及びWからなる群から選択された1種の金属からなる第2の主電極層とを有する。この場合には、セザワ波によるスプリアスをより一層効果的に抑制することができる。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、前記52%以上を占める主電極層を構成している金属が、Moであり、前記52%以上を占める主電極層を除いた残りの電極層のうち、少なくとも1層の主電極層を構成している金属が、Agである。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、前記少なくとも2層の主電極層が、Mo、W、Pt及びCuからなる群から選択された1種の金属により構成されている第1の主電極層と、前記第1の主電極層を構成している金属とは異なる金属からなり、Cu、Mo及びWからなる群から選択された少なくとも1種の金属からなる第2の主電極層と、前記第2の主電極層の前記第1の主電極層とは反対側に積層されており、前記第1の主電極層と同じ金属からなる第3の主電極層とを有する。この場合には、セザワ波によるスプリアスをより一層効果的に抑制することができる。
本発明に係る弾性波装置のさらに他の特定の局面では、前記少なくとも2層の主電極層のうち、前記厚みの52%以上を占める主電極層を除いた少なくとも1層の主電極層が、Ag、Al及びAuからなる群から選択された1種の金属からなる。この場合には、抵抗損失を小さくすることができる。
本発明に係る弾性波装置によれば、セザワ波によるスプリアスを抑圧し、周波数温度係数TCFの絶対値を小さくすることが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置の平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る弾性波装置の要部の積層構造を示す略図的部分正面断面図である。 SiO膜厚(%)と、セザワ波の音速との関係を示す図である。 様々な膜厚のMoからなるIDT電極を用いた場合のSiO膜厚と、セザワ波の音速との関係を示す図である。 様々な膜厚のWからなるIDT電極を用いた場合のSiO膜厚と、セザワ波の音速との関係を示す図である。 様々な膜厚のCuからなるIDT電極を用いた場合のSiO膜厚と、セザワ波の音速との関係を示す図である。 様々な膜厚のFeからなるIDT電極を用いた場合のSiO膜厚と、セザワ波の音速との関係を示す図である。 様々な膜厚のPtからなるIDT電極を用いた場合のSiO膜厚と、セザワ波の音速との関係を示す図である。 様々な膜厚のTaからなるIDT電極を用いた場合のSiO膜厚と、セザワ波の音速との関係を示す図である。 様々な膜厚のAlからなるIDT電極を用いた場合のSiO膜厚と、セザワ波の音速との関係を示す図である。 様々な膜厚のAgからなるIDT電極を用いた場合のSiO膜厚と、セザワ波の音速との関係を示す図である。 様々な膜厚のAuからなるIDT電極を用いた場合のSiO膜厚と、セザワ波の音速との関係を示す図である。 様々な金属からなるIDT電極を用いた場合の電極膜厚(%)と、SiO膜厚T(%)との関係を示す図である。 セザワ波によるIDT電極の変位状態を説明するための模式的正面断面図である。 C11/C12と、図13に示した直線の傾きとの関係を示す図である。 IDT電極がMo層とAg層との積層金属膜からなる場合のMoの割合と、SiO膜の膜厚T(%)との関係を示す図である。 IDT電極がAg層上にMo層が積層されている積層金属膜からなる場合のMoの割合と、SiO膜の膜厚T(%)との関係を示す図である。 IDT電極がMo層及びAg層を有し、Mo層の膜厚がIDT電極全体の75%である場合のSiO膜の膜厚(%)と、セザワ波の音速との関係を示す図である。 IDT電極がPt層上にCu層を積層した構造を有する場合のPtの割合(%)と、SiO膜の膜厚T(%)との関係を示す図である。 IDT電極がCu層上にPt層を積層した構造を有する場合のPtの割合(%)と、SiO膜の膜厚T(%)との関係を示す図である。 IDT電極がPt層及びCu層を有し、Pt層の膜厚がIDT電極全体の75%である場合のSiO膜の膜厚(%)と、セザワ波の音速との関係を示す図である。 SiO膜の膜厚を100%とした場合の、SiO層の厚み方向の各位置におけるセザワ波による変位の大きさの変動(最大値−最小値)を示す模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
なお、本明細書に記載の各実施形態は、例示的なものであり、異なる実施形態間において、構成の部分的な置換または組み合わせが可能であることを指摘しておく。
図1は、本発明の第1の実施形態の弾性波装置の平面図であり、図2はその要部の積層構造を示す略図的部分正面断面図である。
弾性波装置1は、圧電基板2を有する。圧電基板2は、回転YカットX伝搬のLiNbOからなる。圧電基板2上に、IDT電極3が設けられている。IDT電極3の両側に反射器5,6が設けられている。IDT電極3及び反射器5,6を覆うように、酸化ケイ素を主体とする誘電体膜としてのSiO膜4が圧電基板2上に設けられている。IDT電極3は、少なくとも2層の主電極層を有する。本実施形態では、Moからなる第1の主電極層3a上に、Agからなる第2の主電極層3bが積層されている。弾性波装置1は、LiNbOからなる圧電基板2を伝搬するレイリー波を利用している。主電極層とは、レイリー波の励振に支配的な電極層をいうものとする。従って、主電極層以外に、IDT電極3は、密着層や拡散防止層を有していてもよい。密着層とは、圧電基板2に対してIDT電極3の密着性を高めるための電極層であり、例えばNiCrやTiなどから形成することができる。拡散防止層とは、主電極層間における原子の拡散を防止するための電極層であり、例えばTiなどから形成することができる。
なお、圧電基板2は、LiNbOに限定されず、ニオブ酸リチウムを主体とする圧電基板である。ニオブ酸リチウムを主体とする圧電基板とは、ニオブ酸リチウムを50%以上含む圧電基板である。
なお、誘電体膜は、SiO膜に限定されず、酸化ケイ素を主体とする膜である。酸化ケイ素を主体とする膜とは、酸化ケイ素を50%以上含む膜である。
弾性波装置1では、レイリー波を利用しており、IDT電極3を覆うように圧電基板2上に設けられたSiO膜4を備え、IDT電極3が第1の主電極層3aと第2の主電極層3bを有し、弾性定数C11及び弾性定数C12に関し、酸化ケイ素のC11/C12よりもC11/C12が大きい第1の主電極層3aが、IDT電極3の全体の厚みを100%としたときに、52%以上を占めていることが特徴である。それによって、セザワ波によるスプリアスの抑圧と、周波数温度係数TCFの絶対値を小さくすることとを図ることが可能となる。これを、以下においてより詳細に説明する。
SiO膜4の膜厚によって、セザワ波の音速は変化する。SiO膜4の膜厚が薄いと、セザワ波の音速が速くなる。SiO膜4の膜厚が大きいと、セザワ波の音速は遅くなる。図3は、SiO膜4の膜厚(%)とセザワ波の音速との関係を示す図である。
SiO膜4の膜厚(%)は、IDT電極3の電極指ピッチで定まる波長に対する割合(%)、すなわち波長規格化膜厚(%)である。
なお、図3中の実線Aは、LiNbOからなる圧電基板2を伝搬するバルク波、すなわち速い横波の音速VBを示す。なお、VB=4647m/秒である。また、図3における■はセザワ波であることを示し、◇のプロットはバルク波であることを示す。4647m/秒以上の音速では、セザワ波はバルク波にカットされ、セザワ波ではなくなるため、◇の記号でプロットしている。
図3に示すように、SiO膜の膜厚(%)が増加するにつれて、セザワ波の音速が遅くなっている。セザワ波の音速をVSとする。VS>VBのときに、セザワ波は、バルク波にカットオフされ、励振されなくなる。VS=VBである場合のSiO膜の膜厚を膜厚Tとする。SiO膜4の膜厚が膜厚Tより薄い場合に、セザワ波は励振されなくなる。図3においては、膜厚T=36%である。
このように、膜厚TよりもSiO膜4の膜厚が薄い場合には、セザワ波によるスプリアスを著しく小さくすることができる。
ところで、セザワ波の音速VSを高めることができれば、膜厚Tをより厚くすることができる。従って、より厚みの厚いSiO膜4を用いた場合でも、セザワ波によるスプリアスを小さくすることができる。他方、SiO膜4の厚みを厚くすると、弾性波装置1のTCFの絶対値を小さくすることができる。そのため、セザワ波のスプリアスの抑圧と、良好な周波数温度特性、すなわちTCFの絶対値を小さくすることとを両立し得ると考えられる。
本願発明者らは、セザワ波の音速について種々検討した結果、電極材料によっては、膜厚を増加させたときにセザワ波の音速を高め得る金属と、セザワ波の音速を低下させてしまう金属とが存在することを見出し、この知見に基づき、本発明をなすに至った。
図4〜図12は、IDT電極を構成している金属が、Mo、W、Cu、Fe、Pt、Ta、Al、AgまたはAuである場合のSiO膜の膜厚(%)と、セザワ波の音速との関係を示す図である。図4〜図12においては、IDT電極を構成している金属の膜厚(%)を変化させた場合の各セザワ波の音速のSiO膜厚依存性が示されている。
なお、金属の膜厚(%)は、IDT電極3の電極指ピッチで定まる波長に対する割合(%)、すなわち波長規格化膜厚(%)である。
また、図4〜図12においても、前述したバルク波の音速VBを実線Aで示す。
例えば図4に示すように、IDT電極がMoからなる場合、Mo膜の膜厚が1%から8%と厚くなるにつれて、セザワ波の音速がバルク波の音速よりも低くなるSiO膜厚が厚くなっていることがわかる。従って、前述したVS=VBである場合のSiO膜の膜厚Tは、Moの膜厚が厚いほど厚くなる。よって、Moからなる主電極層を用いた場合、Moの膜厚を厚くして、セザワ波のスプリアスの抑圧を図るとともに、周波数温度係数TCFの絶対値を小さくし得ることがわかる。
図5に示すWの場合、図6に示すCuの場合、図7に示すFeの場合も、これらの金属の厚みを厚くした場合、Moの場合と同様に、膜厚Tが厚くなる。他方、図8及び図9に示すように、PtやTaの場合には、膜厚を増加させた場合、膜厚Tは若干厚くなる。
また、図10に示すように、Alの場合は、膜厚を増加させた場合、逆に、膜厚Tが薄くなっている。図11に示すように、Agの場合も、膜厚が厚くなると、膜厚Tは薄くなっている。図12に示すAuの場合も同様に、膜厚が厚くなると、膜厚Tは薄くなっている。
図4〜図9から明らかなように、Mo、W、Cu、Fe、PtまたはTaを用いた場合には、その膜厚を増加させて、膜厚Tを厚くすることができる。よって、セザワ波によるスプリアスの抑圧と、周波数温度係数TCFの絶対値を小さくすることの両立を容易に図ることができる。
なお、図10に示すように、Alを用いた場合には、膜厚を増加させると、膜厚Tが薄くなる。従って、セザワ波のスプリアスを抑圧することと、周波数温度特性の向上とを、Alのみを用いて両立することは比較的難しい。もっとも、Al膜の膜厚を選べば、セザワ波のスプリアスを抑圧しつつ、周波数温度特性を改善することはできる。例えば、Alの膜厚を、5%や2%程度と薄くした場合には、膜厚T=約31(%)程度となる。従って、セザワ波によるスプリアスを抑圧しつつ、周波数温度係数TCFの絶対値を小さくすることはできる。もっとも、Al膜の膜厚が薄くなるため、抵抗損が増大したり、耐電力性が低下するおそれがある。
図11に示すAgを用いた場合にも、Ag膜の膜厚が1%や2%であれば、膜厚T=31%程度であるため、セザワ波のスプリアスの抑圧と、周波数温度係数TCFの絶対値を小さくすることはあり得るが、やはり厚みが薄くなるため、抵抗損が増大する。また、Agの場合、膜厚が5%を超えると、SiO膜厚が25%以上の範囲では、膜厚Tが存在しなくなる。従って、周波数温度係数TCFの絶対値を小さくすることが難しい。
図12に示すように、Auの場合にも、Au膜の膜厚が薄い場合には、例えば1.5%以下程度であれば、膜厚T=約31〜32%程度となる。しかしながら、膜厚が4%程度と厚くなると、膜厚T=27%と低下する。
図13に、電極を構成している金属が、Mo、W、Cu、Fe、Pt、Ta、Al、AgまたはAuである場合の電極膜厚(%)と、膜厚Tとの関係を示す。
図13は、前述した図4〜図12の結果をプロットしたものに相当する。各金属についてプロットした結果を近似し、直線を得た。すなわち、膜厚T(%)をyとし、電極膜厚(%)をxとし、近似により得られた直線の傾きを求めた。図13から、Mo、W、Cu、Fe及びPtでは、直線の傾きが正であり、Al、Ag及びAuでは、直線の傾きが負であることがわかる。
図13より、好ましくは、主電極層として、Mo、W、Cu、Fe、Pt及びTaの1種を用いることが好ましく、より好ましくはMo、W、Cu及びFeを用いることが望ましいことがわかる。
好ましくは、セザワ波を高める上で好ましい主電極層の組み合わせとして、以下の組み合わせが挙げられる。2層構造の場合、Cuからなる層と、Moからなる層との組み合わせ、Taからなる層と、Cuからなる層との組み合わせ、Cuからなる層と、Wからなる層との組み合わせ、Ptからなる層と、Cuからなる層との組み合わせ、Ptからなる層と、Moからなる層の組み合わせが好適に用いられる。3層構造の場合には、Moからなる層/Cuからなる層/Moからなる層、Wからなる層/Cuからなる層/Wからなる層、Ptからなる層/Cuからなる層/Ptからなる層、Ptからなる層/Moからなる層/Ptからなる層、Cuからなる層/Wからなる層/Cuからなる層、Cuからなる層/Moからなる層/Cuからなる層が好適に用いられる。もっとも、少なくとも2層の主電極層において、好ましい金属からなる主電極層の組み合わせは上記に限定されるものではない。
なお、Al、Ag及びAuの場合、膜厚を増加させると膜厚Tが小さくなる。従って、これらの金属材料を用いる場合、MoやWなどの好ましい金属材料からなる主電極層と併用すればよい。それによって、セザワ波によるスプリアスを抑圧しつつ、周波数温度係数TCFの絶対値を小さくすることができる。
従って、セザワ波の音速を高め得る有利な金属からなる主電極層以外に、Al、AgまたはAuからなる主電極層が少なくとも1層積層されていてもよい。
上記のように、金属の膜厚を増加させた場合にセザワ波の音速が速くなる金属と、遅くなる金属とがあるのは、セザワ波による弾性波装置内の電極の変位によると考えられる。図14は、弾性波装置1におけるIDT電極の電極指近傍の変位状態を説明するための模式的正面断面図である。
圧電基板2上に、IDT電極3の電極指が図示のように位置している。IDT電極3を覆うように、SiO膜4が設けられている。図14における実線が駆動前の状態であり、破線が駆動状態におけるセザワ波による変位状態を示す。図14の左側の変位状態と右側の変位状態とが繰り返される。左側の変位状態では、IDT電極3の電極指の幅方向中央部分が矢印B1で示すように縮み、幅方向寸法が矢印B2,B3で示すように広がる。図14の右側の変位状態では、幅方向寸法が小さくなり、矢印B4で示すように、厚み方向が増加する。図14のXは弾性波伝搬方向であり、Zは伝搬方向に垂直な方向であり、かつ圧電基板2の上面に対して垂直な方向である。
図14の矢印B2及びB3で示す方向の変位は、伝搬方向Xと同じ方向の変位であるため、変位量は弾性定数C11に依存する。他方、矢印B1,B4で示す変位は、伝搬方向Xと垂直な方向Z方向に変位する。従って変位量は、弾性定数C12に依存する。
従って、セザワ波の音速を高めるには、伝搬方向Xに力が加わった際に、変形しにくく、厚み方向であるZ方向には変形しやすい材料が好ましいと考えられる。力が加わった向きに対する変形のしにくさは、弾性定数C11(GPa)に依存する。力が加わった向きと垂直方向への変形のしにくさは、弾性定数C12(GPa)に依存する。そこで、本願発明者は、C11/C12が大きい金属を用いれば、セザワ波のスプリアスを抑圧し、しかも前述したSiO膜の膜厚Tを厚くし得ることを見出した。
図13で求めた直線の傾きと、前述したC11/C12との関係を求めた。図15は、C11/C12と、図13に示した各直線の傾きとの関係を示す図である。なお、図15中の破線Cは、SiOのC11/C12=383を示す。図15から、383よりもC11/C12が大きい金属では、上記直線の傾きが正であり、小さい金属では上記直線の傾きが負になることがわかる。従って、C11/C12がSiOのC11/C12の値よりも大きい金属を用いた場合には、膜厚を厚くすることにより、セザワ波の音速を効果的に高め得る。よって、主電極層として、このような金属を用いることにより、セザワ波の音速を高めることができる。そのため、SiO膜の膜厚を厚くした場合でも、セザワ波によるスプリアスを抑圧し、かつSiO膜の膜厚の増大によりTCFの絶対値を小さくし得ることがわかる。
ところで、弾性波装置1では、IDT電極3は、複数の主電極層として、第1の主電極層3aと、第2の主電極層3bとを有する。この場合、第1の主電極層3aはMoからなり、第2の主電極層3bはAgからなる。図16は、IDT電極3におけるMoの割合と、膜厚Tとの関係を示す図である。ここで、Moの割合(%)とは、IDT電極全体の厚み100%に対するMoからなる第1の主電極層3aの厚みの割合(%)である。なお、IDT電極3の全体の厚みは波長規格化膜厚で5%とした。
図16から明らかなように、第1の主電極層3aを構成しているMoの膜厚が0の場合からMoの割合が増加するにつれ、膜厚Tが厚くなっていくことがわかる。そして、Moの割合が52%未満では、Moの割合が少なくなるにつれて、膜厚Tが急激に薄くなっている。従って、Moの割合は52%以上であることが望ましく、より好ましくは55%以上である。それによって、膜厚Tを十分に厚くすることができ、セザワ波によるスプリアスの抑圧と、TCFの絶対値の低減とを両立し得ることがわかる。
なお、図16では、第1の主電極層3aがMo、第2の主電極層3bがAgからなる場合を示したが、逆に、下方の第1の主電極層3aがAgからなり、上方の第2の主電極層3bがMoからなる場合の結果を図17に示す。
図17から明らかなように、第2の主電極層3bがMoからなる場合においても、Moの割合が52%以下の場合には、Moの割合が少なくなるにつれて、膜厚Tが急激に薄くなる。従って、逆の場合にも、Moの割合が52%以上、より好ましくは55%以上であることが望ましい。
図18は、Moの膜厚がIDT電極全体の75%である場合の、SiO膜厚(%)と、セザワ波の音速との関係を示す図である。図18においても、バルク波の音速を実線Aで示す。なお、図18では、下記の第1〜第8の積層構造のIDT電極を用いた結果がプロットされている。これらの積層構造のいずれを用いた場合であっても、SiO膜の膜厚とセザワ波の音速との関係は、図18に示すようにほぼ同等であった。従って、図18に示すように、本来ならば第1〜第8の積層構造のそれぞれについての関係を示す曲線が図示されるはずであるが、多くが重なり合っている。
なお、下記の第1〜第8の積層構造は、IDT電極の上層側からLiNbO側への順で各金属層が積層されていることを示す。また括弧書きの%で示す単位は、波長規格化膜厚であり、IDT電極3の全体の波長規格化膜厚は5%とした。
第1の積層構造:Ag(1%)/Mo(3.75%)/Ag(0.25%)
第2の積層構造:Ag(0.63%)/Mo(3.75%)/Ag(0.63%)
第3の積層構造:Ag(0.25%)/Mo(3.75%)/Ag(1%)
第4の積層構造:Mo(3.25%)/Ag(1.25%)/Mo(0.5%)
第5の積層構造:Mo(1.88%)/Ag(1.25%)/Mo(1.88%)
第6の積層構造:Mo(0.5%)/Ag(1.25%)/Mo(3.25%)
第7の積層構造:Mo(3.75%)/Ag(1.25%)
第8の積層構造:Ag(1.25%)/Mo(3.75%)
図19は、IDT電極の第1の主電極層3aがPtからなり、第2の主電極層3bがCuからなる場合のPtの割合と膜厚Tとの関係を示す図である。この場合にも、IDT電極3全体の厚みは、波長規格化膜厚で5%とした。図19の横軸は、IDT電極3全体に占めるPtの割合を示す。
図19から明らかなように、Ptの膜厚を厚くすることにより、膜厚Tを厚くし得ることがわかる。
他方、図20は、逆に、第1の主電極層3aがCu、第2の主電極層3bがPtの場合のPtの割合と、膜厚Tとの関係を示す図である。
CuとPtとの組み合わせの場合、図20に示すように、LiNbOからなる圧電基板2側にCuからなる第1の主電極層3aが設けられている場合には、Ptの厚みを増加させた場合、膜厚Tが若干薄くなる。従って、CuとPtとの組み合わせの場合、図19に示すように、圧電基板2側にPtからなる第1の主電極層3aを配置することが望ましい。
図21は、下記の第9〜第16の積層構造のIDT電極を用いた場合のSiO膜厚(%)とセザワ波の音速との関係を示す図である。ここでは、IDT電極3は、以下のように2層構造または3層構造とし、主電極層はCu及びPtとした。また、IDT電極全体の厚みは波長規格化膜厚で5%とした。
以下の各積層構造は、IDT電極3の上方から順に各金属層を積層したことを示す。また、各金属のあとの括弧書きは、波長規格化膜厚の値である。
第9の積層構造:Cu(2.5%)/Pt(2.5%)
第10の積層構造:Pt(2.5%)/Cu(2.5%)
第11の積層構造:Pt(1.5%)/Cu(2.5%)/Pt(1%)
第12の積層構造:Pt(1.25%)/Cu(2.5%)/Pt(1.25%)
第13の積層構造:Pt(1%)/Cu(2.5%)/Pt(1%)
第14の積層構造:Cu(1.5%)/Pt(2.5%)/Cu(1%)
第15の積層構造:Cu(1.25%)/Pt(2.5%)/Cu(1.25%)
第16の積層構造:Cu(1%)/Pt(2.5%)/Cu(1.5%)
図21においても、バルク波の音速を実線Aで示す。
図21においても、上記第9〜第16の積層構造についての結果がほぼ重なり合っていた。従って、Cu及びPtを用いた場合、2層構造あるいは3層構造のいずれの積層構造とした場合であっても、膜厚Tは約33(%)と十分に厚いことがわかる。
図22は、SiO膜4の厚み方向位置と変位の大きさとの関係を示す図である。圧電基板2としては、オイラー角(0°,37.5°,0°)のLiNbOを用いた。なお、図22における変位の大きさは、IDT電極の伝搬方向1波長分の長さにおける変位の大きさとして求めた。具体的には、この変位の大きさを求め、最大量−最小量を変位の大きさとした。また、図22においては、縦軸が、厚み方向の位置であり、この厚み方向の位置は規格化した値である。すなわち、図22においては、SiO膜の厚みが1200nmである場合を△で示し、1320nmである場合を□で示し、1440nmである場合を○で示した。そして、厚み方向の位置については、上記3種類の膜厚水準を規格化して表した。なお、図22の厚み方向の位置=0は、圧電基板2とSiO膜4との界面の位置を示す。
図22より、上記厚み方向の位置が0.42以下、すなわちSiO膜の厚みの42%以下の場合に、波の伝搬方向に振動する波、すなわち縦波として変動していることがわかる。また、これよりも上方の領域では、波を弾性波装置1の厚さ方向、すなわちSiO膜の厚さ方向の振動となっていることがわかった。従って、IDT電極3を、SiO膜4の厚み方向において、圧電基板2側からSiO膜4の厚みの42%以内の位置に設けることが望ましいことがわかる。
1…弾性波装置
2…圧電基板
3…IDT電極
3a,3b…第1,第2の主電極層
4…SiO
5,6…反射器

Claims (10)

  1. ニオブ酸リチウムを主体とする圧電基板と、
    前記圧電基板上に設けられたIDT電極と、
    前記IDT電極を覆うように前記圧電基板上に設けられた、酸化ケイ素を主体とする誘電体膜と、
    を備え、
    レイリー波を利用しており、
    前記IDT電極が少なくとも2層の主電極層を有し、
    前記少なくとも2層の主電極層のうち少なくとも1層の主電極層が、弾性定数C11、及び弾性定数C12に関し、酸化ケイ素のC11/C12よりもC11/C12が大きい金属からなり、
    前記金属からなる前記少なくとも1層の主電極層が、前記IDT電極の全体の厚みを100%としたとき、52%以上を占めている、弾性波装置。
  2. 前記少なくとも2層の主電極層において、前記52%以上を占める主電極層を除いた残りの電極層の内、少なくとも1層の主電極層を構成している金属のC11/C12が、酸化ケイ素のC11/C12よりも大きい、請求項1に記載の弾性波装置。
  3. 前記52%以上を占める主電極層が、前記誘電体膜の厚み方向において、前記圧電基板側から前記誘電体膜の厚みの42%以内の位置に配置されている、請求項1または2に記載の弾性波装置。
  4. 前記52%以上を占める主電極層を構成している金属が、Mo、W、Cu、Fe、Pt、Taからなる群から選択された1種の金属である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  5. 前記52%以上を占める主電極層を構成している金属が、Moである、請求項4に記載の弾性波装置。
  6. 前記Moからなる主電極層の膜厚の割合が55%以上である、請求項5に記載の弾性波装置。
  7. 前記IDT電極の前記少なくとも2層の主電極層が、Mo、W、Pt、Cu及びTaからなる群から選択された1種の金属からなる第1の主電極層と、前記第1の主電極層を構成している金属とは異なる金属からなり、Cu、Mo及びWからなる群から選択された1種の金属からなる第2の主電極層とを有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  8. 前記52%以上を占める主電極層を構成している金属が、Moであり、
    前記52%以上を占める主電極層を除いた残りの電極層のうち、少なくとも1層の主電極層を構成している金属が、Agである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  9. 前記少なくとも2層の主電極層が、Mo、W、Pt及びCuからなる群から選択された1種の金属により構成されている第1の主電極層と、前記第1の主電極層を構成している金属とは異なる金属からなり、Cu、Mo及びWからなる群から選択された少なくとも1種の金属からなる第2の主電極層と、前記第2の主電極層の前記第1の主電極層とは反対側に積層されており、前記第1の主電極層と同じ金属からなる第3の主電極層とを有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の弾性波装置。
  10. 前記少なくとも2層の主電極層のうち、前記厚みの52%以上を占める主電極層を除いた少なくとも1層の主電極層が、Ag、Al及びAuからなる群から選択された1種の金属からなる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の弾性波装置。
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