JP2019057105A - コンテンツ配信管理装置、コンテンツ配信管理方法およびコンテンツ配信管理プログラム - Google Patents

コンテンツ配信管理装置、コンテンツ配信管理方法およびコンテンツ配信管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】効率的かつ安全にコンテンツによる収益の向上を図ることができるコンテンツ配信管理装置、コンテンツ配信管理方法およびコンテンツ配信管理プログラムを提供する。【解決手段】本願に係る広告配信管理装置は、配信部と、算出部と、設定部とを備える。配信部は、主たるコンテンツであるメインコンテンツ、および、検証用のコンテンツである複数のテストコンテンツを所定の比率で配信する。算出部は、配信部によって配信されたテストコンテンツに対するユーザの行動に関する情報に基づき、テストコンテンツについての検証値を算出する。設定部は、算出部によって算出された前記検証値に基づいてテストコンテンツのうちのいずれか一つを新たなメインコンテンツとして設定する。【選択図】図3

Description

本発明は、コンテンツ配信管理装置、コンテンツ配信管理方法およびコンテンツ配信管理プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、かかるインターネットを介した広告配信が盛んに行われている。かかる広告配信には、例えば、ウェブページなどの広告媒体に設定された広告枠に企業や商品等の広告コンテンツを表示し、かかる広告コンテンツがユーザによりクリックされた場合に、ブラウザの表示を広告主のウェブページへ遷移させるものなどがある。
ところで、広告媒体を管理および運用する媒体社は、広告枠に対する広告コンテンツの配信順序やデザインなどに種々の設定を行うことで広告枠による収益の最大化を図っている。媒体社では、複数の広告枠に対し、例えば業務用ツールを用いた人手の操作により種々の設定を施して検証し、その検証結果に基づいて適用すべき設定を決定する場合も多い。なお、検証過程における各設定での広告効果の測定には、例えばA/Bテストなどが用いられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−021710号公報
しかしながら、上記の従来技術は、広告枠が広範囲かつ多数になると、各広告枠への設定およびその検証に時間がかかってしまい、多数の広告枠で同時に収益の向上を図りにくいという問題があった。また、上記の従来技術は、人手によるミスが混入するリスクを常に抱えていた。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、効率的かつ安全にコンテンツによる収益の向上を図ることができるコンテンツ配信管理装置、コンテンツ配信管理方法およびコンテンツ配信管理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係るコンテンツ配信管理装置は、配信部と、算出部と、設定部とを備える。前記配信部は、主たるコンテンツであるメインコンテンツ、および、検証用のコンテンツである複数のテストコンテンツを所定の比率で配信する。前記算出部は、前記配信部によって配信された前記テストコンテンツに対するユーザの行動に関する情報に基づき、前記テストコンテンツについての検証値を算出する。前記設定部は、前記算出部によって算出された前記検証値に基づいて前記テストコンテンツのうちのいずれか一つを新たな前記メインコンテンツとして設定する。
実施形態の一態様によれば、効率的かつ安全にコンテンツ配信による収益の向上を図ることができるコンテンツ配信管理装置、コンテンツ配信管理方法およびコンテンツ配信管理プログラムを提供することができる。
図1Aは、実施形態に係る広告配信管理処理の一例を示す図である。 図1Bは、「メイン用」および「検証用」の広告コンテンツの説明図である。 図1Cは、一括設定の一例を示す図である。 図1Dは、「先行適用」および「本番適用」の説明図である。 図2は、実施形態に係る広告配信管理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る広告配信管理装置の構成例を示すブロック図である。 図4Aは、配信設定情報テーブルの一例を示す図である。 図4Bは、設定処理の一例を示す図(その1)である。 図4Cは、設定処理の一例を示す図(その2)である。 図4Dは、配信要求先が異なる場合の設定の一例を示す図である。 図4Eは、メイン用が検証用を兼ねる場合の設定の一例を示す図である。 図4Fは、グループ情報テーブルの一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る広告配信管理装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図6は、広告配信管理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係るコンテンツ配信管理装置、コンテンツ配信管理方法およびコンテンツ配信管理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係るコンテンツ配信管理装置、コンテンツ配信管理方法およびコンテンツ配信管理プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.広告配信管理処理の一例〕
まず、図1Aを用いて、実施形態に係る広告配信管理処理の一例について説明する。図1Aは、実施形態に係る広告配信管理処理の一例を示す図である。図1Aでは、実施形態に係る広告配信管理装置100(「コンテンツ配信管理装置」の一例に相当)が、主たる広告コンテンツであるメイン用の広告コンテンツおよびかかるメイン用に対する複数の検証用の広告コンテンツを所定の比率で配信し、配信された検証用に対するユーザUの行動に関する情報に基づいて検証用についての検証値を算出し、算出された検証値に基づいて検証用のうちのいずれか一つを新たなメイン用として設定する処理を実行する例を示す。
なお、以下においては、広告媒体の一例としてウェブページを説明するが、広告媒体は、ウェブページ以外の広告媒体であってもよい。例えば広告媒体は、ゲームアプリケーション、書籍閲覧アプリケーション、音楽配信アプリケーション、動画配信アプリケーションによって表示される媒体などであってもよい。
図1Aに示す実施形態に係る広告配信管理システム1に含まれる広告配信管理装置100は、ユーザUからの広告コンテンツの配信要求である広告リクエストを受け付けた場合に、かかる広告リクエストに対する広告コンテンツの配信要求を「配信要求先」である広告配信装置30−1,30−2,30−3へ送信するサーバ装置である。
また、このとき、広告配信管理装置100は、メイン用の広告コンテンツに対して検証用の複数の広告コンテンツが所定の比率で配信されるように配信要求先を選択し、配信要求を送信する。
ここで、「メイン用」は、ユーザUが端末装置10を利用してウェブサーバ20から閲覧しようとするウェブページに設定されたある特定の広告枠に対し、高い比率で表示される主たる広告コンテンツである。これに対し、「検証用」は、「メイン用」と例えば同じ広告枠に対して所定の比率で表示される広告コンテンツの候補群である。「検証用」のそれぞれは、互いに、また例えば「メイン用」と、コンテンツの内容や広告枠のデザインが異なっており、収益の向上の観点から現状の「メイン用」に替わって新たな「メイン用」となりうるかの検証対象となる。
具体的に、図1Bを用いて説明する。図1Bは、「メイン用」および「検証用」の広告コンテンツの説明図である。図1Bに示すように、一例として、特定の広告枠41に対し、「メイン用」の広告コンテンツA01は、高い比率(ここでは90%)で配信され、表示される。
これに対し、「検証用」の広告コンテンツA02,A03は、同じ広告枠41に対する配信の比率残り10%(=100%−90%)のうち、5%ずつの比率で配信され、表示されるように設定される。そして、「検証用」の広告コンテンツA02,A03は、偶々かかる広告コンテンツA02,A03を閲覧することとなったユーザUの行動に関する情報に基づいてそれぞれ広告効果が検証される。
すなわち、広告配信管理装置100は、広告枠41につき、広告コンテンツA01を「メイン用」として表示させつつ、ほぼ並行して「検証用」の広告コンテンツA02,A03を用いたA/Bテストを実行している。そして、最終的に「メイン用」を含め、例えば最も高い広告効果が得られると判定される広告コンテンツを、新たに「メイン用」とする。なお、図1Bでは「検証用」の数を2つとしているが、3つ以上であってもよい。この場合、言わばA/B/nテストが実行されることとなる。
図1Aの説明に戻り、より具体的に、広告配信管理装置100を含む広告配信管理システム1によって実行される広告配信管理処理の一例を流れに沿って説明する。
図1Aに示すように、まずウェブサーバ20が、ユーザUの利用する端末装置10から送信されたページ要求(ステップS1)を受け付けると、ページ要求に応じたウェブページ40を端末装置10へ送信する(ステップS2)。
端末装置10は、ウェブサーバ20から広告枠41を含むウェブページ40を受信した場合、広告リクエストを広告配信管理装置100へ送信する(ステップS3)。広告リクエストは、例えば、ウェブページ40に設定された広告枠41に表示する広告コンテンツの配信要求である。
広告配信管理装置100は、端末装置10から広告リクエストを受け付けた場合に、メイン用とともに、検証用の複数の広告コンテンツが所定の比率で配信されるように配信要求先を選択する(ステップS4)。配信要求先は、図1Aの例において、広告配信装置30−1,30−2,30−3の組み合わせまたはいずれか1つから選択可能である。また、配信要求先ほか、配信要求の各種設定は後に示す配信設定情報121(例えば図3参照)に基づく。この点の具体的な内容については、図3以降を用いた説明で後述する。
そして、広告配信管理装置100は、配信要求先へ配信要求を送信する(ステップS5)。配信要求先、すなわち広告枠41へ配信する広告コンテンツの抽出元となる広告配信装置30−1,30−2,30−3は、かかる配信要求に応じた広告コンテンツを広告配信管理装置100へ送信する(ステップS6)。
そして、広告配信管理装置100は、広告配信装置30−1,30−2,30−3から受け付けた広告コンテンツを端末装置10へ送信する(ステップS7)。その後、端末装置10は、所定の比率で、広告配信管理装置100から送信された、例えばメイン用の広告コンテンツA01を広告枠41に表示する(ステップS8)。または、例えば、端末装置10は、所定の比率で、検証用の広告コンテンツA02,A03を広告枠41に表示する。なお、広告配信装置30−1,30−2,30−3は、広告配信管理装置100を経由せずに、端末装置10へ直接広告コンテンツを送信するようにしてもよい。また、ステップS5の配信要求を広告配信管理装置100が行わずに、広告配信管理装置100から端末装置10へ一旦広告配信タグを返却して、かかる広告配信タグに基づき、端末装置10からステップS5に相当する配信要求を直接配信要求先へ送信するようにしてもよい。
そして、広告配信管理装置100は、端末装置10から、メイン用の広告コンテンツA01、あるいは、検証用の広告コンテンツA02,A03に対するユーザUの行動に関する行動情報を取得する(ステップS9)。行動情報は、例えばユーザUの行動履歴を含む。
そして、広告配信管理装置100は、かかる行動情報に基づいて検証用の広告コンテンツA02,A03それぞれについての広告効果に関する検証値を算出する(ステップS10)。例えば、広告配信管理装置100は、ユーザUによる検証用の広告コンテンツA02,A03でのCTR(Click Through Rate)や、コンバージョン率、CPA(Cost Per Action)、直帰率または離脱率に基づいて検証値を算出する。
そして、広告配信管理装置100は、算出された検証値に基づいて検証用のいずれかを新たなメイン用に設定する(ステップS11)。例えば、広告配信管理装置100は、検証用の広告コンテンツA02の検証値が、広告コンテンツA03よりも広告効果が高いことを示すならば、広告コンテンツA02を広告枠41のメイン用として設定する。
また、例えば、広告配信管理装置100は、検証用の広告コンテンツA03の検証値が、広告コンテンツA02よりも広告効果が高いことを示すならば、広告コンテンツA03を広告枠41のメイン用として設定する。すなわち、広告効果が最良となる検証値に対応する検証用の広告コンテンツを広告枠41のメイン用として設定する。
ところで、広告枠は、広範囲かつ多数にわたることが多々ある。そこで、広告配信管理装置100は、ステップS11に関し、同様の設定を適用してもよい広告枠を予めグループ化しておき、かかるグループの広告枠を一括に設定することができる。
具体的に、図1Cを用いて説明する。図1Cは、一括設定の一例を示す図である。例えば、広告配信管理装置100は、図1Cに示すように、同様の設定を適用してもよい広告枠41−a,41−b,41−cを予めグループ化している(ステップS11−1)。同様の設定を適用してもよいとは、例えば図1Cに示すように、ウェブページ40−a,40−b,40−cにおいてそれぞれ同様の位置に設定された広告枠41−a,41−b,41−c等である。このような場合、例えば広告枠41−aに関し、メイン用とされた広告コンテンツは、広告枠41−aに類似する広告枠41−b,41−cにおいても高い広告効果を上げられると予測されるので、広告配信管理装置100は、これら広告枠41−a,41−b,41−cにつき、同様の設定で一括設定する(ステップS11−2)。例えば、メイン用を同じ広告コンテンツとする。これにより、効率的かつ安全に収益の向上を図ることができる。
ところで、「安全に」という面では、仮に広告枠に対する新しい配信設定を行った場合に、実際のプロダクション環境にいきなり適用したのでは、広告効果の検証以前にそもそも設定内容通りに広告コンテンツが配信されないおそれがある。
そこで、実施形態に係る広告配信管理システム1では、ステージング環境において配信設定の先行適用を行った後に、プロダクション環境での本番適用を行う。具体的に図1Dを用いて説明する。図1Dは、「先行適用」および「本番適用」の説明図である。
図1Dに示すように、広告配信管理システム1は、確認用の「ステージング環境」と、本番用の「プロダクション環境」を備えている。ステージング環境は、例えば端末装置10’と、ウェブサーバ20’と、広告配信装置30−1’と、広告配信管理装置100’とを備える。プロダクション環境は、例えば端末装置10と、ウェブサーバ20と、広告配信装置30−1と、広告配信管理装置100とを備える。
広告配信管理システム1では、各広告枠に対する新しい配信設定は、まずステージング環境に先行適用される(ステップS12)。そして、設定内容通りの配信状況確認がなされたならば(ステップS13)、広告配信管理システム1は、新しい配信設定をプロダクション環境へ本番適用する(ステップS14)。これにより、配信設定の内容の誤り、例えば人手による初期設定において仮にミスが混入してしまっても、かかるミスをカバーすることが可能となる。すなわち、安全にコンテンツによる収益の向上を図るのに資することができる。
上述してきたように、実施形態に係る広告配信管理装置100は、主たる広告コンテンツであるメイン用の広告コンテンツ、および、かかるメイン用に対する検証用の広告コンテンツである複数の広告コンテンツを所定の比率で配信する。そして、広告配信管理装置100は、配信された検証用に対するユーザUの行動に関する情報に基づき、検証用それぞれについての検証値を算出する。そして、広告配信管理装置100は、算出された検証値に基づいて検証用のうちのいずれか一つをメイン用として設定する。これにより、効率的かつ安全にコンテンツによる収益の向上を図ることができる。
以下、このような処理を行う広告配信管理装置100および広告配信管理装置100を含む広告配信管理システム1の構成等について、詳細に説明する。
〔2.広告配信管理システム1の構成〕
次に、図2を用いて、実施形態に係る広告配信管理装置100が含まれる広告配信管理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る広告配信管理システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る広告配信管理システム1には、端末装置10と、ウェブサーバ20と、複数の広告配信装置30−1,30−2,30−3と、広告配信管理装置100とが含まれる。
これらの各種装置は、図2に示すように、通信ネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、広告配信管理システム1には、複数の端末装置10、複数の広告配信管理装置100、また、例えば4つ以上の広告配信装置30−1,30−2,30−3,…が含まれてもよい。
図2に示すように、ウェブサーバ20、広告配信管理装置100および広告配信装置30−1は、例えば媒体社Aにより管理および運用される。また、広告配信装置30−2は、例えば広告配信業者Bにより管理および運用される。また、広告配信装置30−3は、例えば広告配信業者Cにより管理および運用される。
端末装置10は、ユーザUによって利用される情報処理装置である。端末装置10は、例えば、ブラウザがインストールされている。図2においては、端末装置10がノート型PCである場合を例示している。なお、端末装置10は、例えば、タブレット型端末や、デスクトップ型PC(Personal Computer)、ノート型PC、スマートフォン、スマートフォン以外の携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)などであってもよい。
ウェブサーバ20は、広告枠が設定された各種ウェブページを記憶している。ウェブサーバ20は、端末装置10のブラウザからのアクセスがあると、端末装置10によって指定されたURL(Uniform Resource Locator)に対応する各種ウェブページ、例えば、ポータルサイト、ニュースサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関する各種ウェブページを提供する。
端末装置10のブラウザは、ウェブサーバ20からウェブページを受信すると、ウェブページに設定された広告枠に対応する広告リクエスト(以下、単に「リクエスト」と記載する場合がある)を広告配信管理装置100へ送信する。リクエストは、広告枠に表示する広告コンテンツの配信要求であり、例えば、端末装置10のユーザUの識別情報(以下、「ユーザID」と記載する)や広告枠の識別情報(以下、「広告枠ID」と記載する)を含む。ユーザIDは、例えば、HTTPクッキー(HyperText Transfer Protocol Cookie:以下、「クッキー」と記載する)である。かかるクッキーには、ユーザUの年齢、性別などのユーザ情報は含まれないため、各サーバ側が保持するユーザ情報と端末装置10側からのクッキーのIDが対応付けられ、ターゲティングなどに利用される。
広告配信装置30−1,30−2,30−3は、広告コンテンツの「抽出元」であり、例えば所定のアドネットワークである。広告配信装置30−1,30−2,30−3は、広告配信管理装置100から広告コンテンツの配信要求があった場合に、かかる広告配信装置30−1,30−2に在庫する広告コンテンツ群から、広告コンテンツを配信要求の内容に沿って配信する。
広告配信管理装置100は、既に述べたが、主たる広告コンテンツであるメイン用の広告コンテンツおよびかかるメイン用に対する複数の検証用の広告コンテンツを所定の比率で配信し、配信された検証用に対するユーザUの行動に関する情報に基づいて検証用それぞれについての検証値を算出し、算出された検証値に基づいて検証用のうちのいずれか一つをメイン用として設定するサーバ装置である。
なお、広告配信管理装置100は、ウェブサーバ20の記憶する各種ウェブページに設定された各広告枠の配信設定に関する情報である配信設定情報121(図3参照)を記憶している。配信設定情報121は、広告枠それぞれに配信される広告コンテンツの識別情報(以下、「コンテンツID」と記載する)や、広告コンテンツが「メイン用」か「検証用」かの識別情報等が設定された情報である。配信設定情報121は、例えば、収益の向上の施策などに応じて、該当の広告枠に対する広告リクエストがあった場合に選択されるべき広告コンテンツID、配信の比率、配信要求先などが設定される。配信設定情報121のさらなる具体例については、図4A等を用いた説明で後述する。
〔3.広告配信管理装置100〕
次に、図3を用いて、広告配信管理装置100の構成について説明する。図3は、実施形態に係る広告配信管理装置100の構成例を示すブロック図である。なお、図3では、広告配信管理装置100の説明に必要となる構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
図3に示すように、広告配信管理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。また、広告配信管理装置100は、広告配信管理装置100を利用するオペレータ等から各種操作を受け付ける入力部101を有する。入力部101は、例えば、キーボードやマウス等である。なお、広告配信管理装置100は、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部110について)
通信部110は、例えばNIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部110は、通信ネットワークNと有線または無線で接続され、通信ネットワークNを介して、端末装置10や、広告配信装置30−1,30−2,30−3との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現され、図3に示すように、記憶部120は、配信設定情報121と、広告コンテンツ122とを記憶する。
(配信設定情報121について)
配信設定情報121は、既に述べたが、広告枠それぞれに配信される広告コンテンツのコンテンツIDや、広告コンテンツが「メイン用」か「検証用」かの識別情報等が設定された情報である。ここで、図4Aに配信設定情報121に含まれる配信設定情報テーブルの一例を示す。図4Aは、配信設定情報テーブルの一例を示す図である。
図4Aに示した例では、配信設定情報テーブルは、「広告枠ID」、「グループID」、「広告コンテンツID」、「メイン用」、「検証用」、「比率」、「配信要求先」といった項目を有する。
「広告枠ID」は、広告枠それぞれの識別情報を示す。「グループID」は、該当の広告枠が属するグループの識別情報を示す。「広告コンテンツID」は、該当の広告枠に配信される広告コンテンツの識別情報を示す。「メイン用」は、該当する広告コンテンツがメイン用であるか否かを示す。「検証用」は、該当する広告コンテンツが検証用であるか否かを示す。「比率」は、該当の広告コンテンツが該当の広告枠に配信される比率を示す。「配信要求先」は、該当の広告コンテンツの抽出元となる広告コンテンツ群を示す。なお、図4Aに示した例では、「配信要求先」には、広告コンテンツ群を管理する事業者を設定している。
図4Aに示したデータの一例は、広告枠ID「F01」は、グループID「G01」のグループに属し、広告コンテンツID「CA001」,「CA002」,「CA003」の広告コンテンツが配信されることを示している。そして、広告コンテンツID「CA001」の広告コンテンツがメイン用として「設定中」であり、比率「90%」で配信されることを示している。
また、広告コンテンツID「CA002」,「CA003」の広告コンテンツが検証用として「設定中」であり、ともに比率「5%」で配信されることを示している。また、広告コンテンツID「CA001」,「CA002」,「CA003」の広告コンテンツのいずれも、配信要求先が「媒体社A」の管理する広告コンテンツ群が抽出元であることを示している。
このような配信設定情報テーブルの初期設定は、例えば入力部101を介したオペレータ等の入力操作に基づいてなされる。なお、図4Aには図示していないが、配信設定情報テーブルは、広告枠に広告コンテンツを表示させる時間である配信時間や、各広告コンテンツの配信順序など、言わば配信の態様に関する情報を含む。
(広告コンテンツ122について)
図3の説明に戻る。広告コンテンツ122は、広告配信管理装置100が送信する配信要求に対する配信要求先からの応答として受信される広告コンテンツを記憶する。
(制御部130について)
制御部130は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、広告配信管理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(広告配信管理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部130は、例えば、コントローラであり、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部130は、設定部131と、受付部132と、選択部133と、抽出部134と、配信部135と、取得部136と、算出部137とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行うことができる構成であれば他の構成であってもよい。また、制御部130が有する各処理部の接続関係は、図3に示した接続関係に限られず、他の接続関係であってもよい。
(設定部131について)
設定部131は、例えば入力部101を介した入力を受け付け、配信設定情報121の初期設定を行う。また、設定部131は、後述の算出部137によって算出される検証用の広告コンテンツそれぞれについての検証値に基づいて検証用の広告コンテンツのうちのいずれか一つをメイン用のコンテンツとして設定する。
また、設定部131は、検証用の広告コンテンツのうちのいずれか一つを新たなメイン用の広告コンテンツとして設定する場合に、前回のメイン用の広告コンテンツの抽出元となるコンテンツ群を管理する事業者とは異なる事業者が管理するコンテンツ群を、新たなメイン用の広告コンテンツの抽出元となるコンテンツ群として選択部133に選択させる。
また、設定部131は、検証用の広告コンテンツのうちのいずれか一つをメイン用の広告コンテンツとして設定する場合に、新たなメイン用の広告コンテンツと前回のメイン用の広告コンテンツとではデザインが異なるように新たなメイン用の広告コンテンツを設定する。
また、設定部131は、メイン用の広告コンテンツを検証用の広告コンテンツのうちのいずれか一つとして設定することができる。
(受付部132について)
受付部132は、通信部110および通信ネットワークNを介し、ユーザUからの広告コンテンツの配信要求である広告リクエストを受け付ける。例えば、受付部132は、端末装置10から広告枠41に表示される広告コンテンツの配信要求である広告リクエストを受け付ける。かかる広告リクエストには、既に述べたように端末装置10を利用するユーザUのユーザIDや広告枠IDが含まれる。また、受付部132は、受け付けた広告リクエストを選択部133へ渡す。
(選択部133について)
選択部133は、受付部132が受け付けた広告リクエストに含まれる広告枠IDを前述の配信設定情報121に含まれる配信設定情報テーブルに照らして、合致するレコードに基づいて配信要求先を選択する。具体的には、選択部133は、該当の広告枠につき、メイン用の広告コンテンツおよび検証用の複数の広告コンテンツそれぞれが当該レコードに設定中の比率で配信されるように、当該レコードに設定中の配信要求先を選択する。また、選択部133は、選択結果を抽出部134へ渡す。
(抽出部134について)
抽出部134は、選択部133の選択結果を受け取り、かかる選択結果に応じた配信要求を生成して、通信部110および通信ネットワークNを介し、配信要求先へ配信要求を送信する。
また、抽出部134は、通信部110および通信ネットワークNを介し、配信要求先からの応答である広告コンテンツを受信し、広告コンテンツ122へ格納する。
(配信部135について)
配信部135は、配信設定情報121および広告コンテンツ122に基づき、端末装置10へメイン用の広告コンテンツおよび検証用の複数の広告コンテンツを、各広告コンテンツが所定の比率でかつ所定の態様で表示されるように送信する。
(取得部136について)
取得部136は、配信部135によって配信された検証用の広告コンテンツに対するユーザUの行動情報を、通信部110および通信ネットワークNを介して取得し、算出部137へ渡す。
(算出部137について)
算出部137は、取得部136が取得したユーザUの行動情報に基づき、検証用の広告コンテンツそれぞれについての検証値を算出する。例えば、算出部137は、ユーザUによる検証用の広告コンテンツでのCTR(Click Through Rate)や、コンバージョン率、CPA(Cost Per Action)、直帰率または離脱率に基づいて検証値を算出する。そして、前述の設定部131は、かかる算出部137によって算出された検出値に基づき、例えば広告効果が最良となる検証値に対応する検証用の広告コンテンツを新たなメイン用の広告コンテンツとして設定することとなる。
(設定処理の具体例について)
ここで、設定部131が算出部137の算出結果に基づいて検証用の広告コンテンツをメイン用として設定する場合の設定処理の一例について、図4Bおよび図4Cを用いて説明する。図4Bおよび図4Cは、設定処理の一例を示す図(その1)および(その2)である。なお、図4Cは、図4Aに対応しており、図4Aは設定が変更される前の状態を、図4Cは設定が変更された後の状態を、それぞれ示すものとする。
図4Bに示すように、算出部137によって広告枠ID「F01」についての検証値、ここでは例えばコンバージョン率(以下、「CV率」と記載する)が算出され、メイン用の広告コンテンツID「CA001」の広告コンテンツのCV率は「2.4%」であり、検証用の広告コンテンツID「CA002」の広告コンテンツのCV率は「3.5%」であり、もう1つの検証用の広告コンテンツID「CA003」の広告コンテンツのCV率は「1.8%」であったものとする。
この場合に、CV率が最良となる広告コンテンツは、検証用の広告コンテンツID「CA002」であるので、設定部131は、かかるコンテンツID「CA002」の広告コンテンツを新たなメイン用として設定する。
具体的には、図4Cに示すように、設定部131は、該当する広告コンテンツID「CA002」に該当するレコードの「メイン用」項目を「設定中」とする(図中のM1部参照)。また、設定部131は、それまでメイン用だった広告コンテンツID「CA001」に該当するレコードの「検証用」項目を「設定中」とする(図中のM2部参照)。
また、設定部131は、これにあわせて、広告コンテンツID「CA001」の広告コンテンツの比率を「5%」とする(図中のM3部参照)。一方、設定部131は、広告コンテンツID「CA002」の広告コンテンツの比率を「90%」の値とする(図中のM4部参照)。これにより、次回にユーザUからの広告枠ID「F01」に対する広告リクエストを受付部132が受け付けた場合には、選択部133は図4Cの配信設定情報テーブルに基づいて条件を選択し、抽出部134はその選択結果に基づいて配信要求を生成し、配信要求先へ向けて送信することとなる。
なお、図4Aおよび図4Cには、「配信要求先」がいずれも「媒体社A」と、同じ事業者である場合を例示しているが、「配信要求先」は、異なる事業者であってもよい。図4Dにその一例を示す。図4Dは、配信要求先が異なる場合の設定の一例を示す図である。
図4Dに示した例では、メイン用および検証用のいずれの広告コンテンツも、配信要求先が異なる事業者であることが分かる(図中のM5部参照)。かかる場合、選択部133は、検証用の広告コンテンツがメイン用として設定された場合に、かかる設定前とは異なる事業者によって管理される広告コンテンツ群を、新たなメイン用の抽出元となる広告コンテンツ群として選択することとなる。
例えば、図4Dに示した例では、仮に広告コンテンツID「CB011」の検証用の広告コンテンツが新たにメイン用として設定された場合に、選択部133は、かかる設定前のメイン用だった広告コンテンツID「CA001」の配信要求先「媒体社A」とは異なる事業者「広告配信業者B」の広告コンテンツ群を、新たなメイン用の広告コンテンツ群として選択する。
このように、メイン用の広告コンテンツが切り替わるとともに、メイン用の広告コンテンツの抽出元となるコンテンツ群が、異なる事業者によって管理されるものへ切り替わることによって、例えば、広告コンテンツ群を管理する事業者が異なる場合の広告効果の検証に有用となる。
また、メイン用の広告コンテンツが、検証用の広告コンテンツを兼ねるようにすることもできる。図4Eは、メイン用が検証用を兼ねる場合の設定の一例を示す図である。図4Eに示した例では、広告コンテンツID「CA001」の広告コンテンツが、メイン用であり、検証用でもあることが分かる(図中のM6部〜M8部参照)。
すなわち、かかる場合は、現状のメイン用である広告コンテンツID「CA001」の広告コンテンツと、検証用の広告コンテンツID「CB011」との間でA/Bテストを行いたい場合に有用である。例えば、仮に広告コンテンツID「CA001」の広告コンテンツが非常に優れた検証値を維持し続けている場合に、これに匹敵する新たな配信設定を考案し、検証したい場合などである。
ところで、図1Cを用いて説明した一括設定に関し、配信設定情報121は、これを可能にするグループ情報テーブルを有する。ここで、図4Fに配信設定情報121に含まれるグループ情報テーブルの一例を示す。図4Fは、グループ情報テーブルの一例を示す図である。
図4Fに示す例では、グループ情報テーブルは、「グループID」、「広告枠ID」の項目を有する。「グループID」は、広告枠のグループそれぞれの識別情報を示す。「広告枠ID」は、該当のグループに属する広告枠それぞれの識別情報を示す。「グループID」は、図4A等に示した配信設定情報テーブルの「グループID」に紐付いている。
したがって、設定部131は、配信設定情報テーブルで検証用の広告コンテンツがメイン用として設定される場合を含む、配信設定情報テーブルのレコードの登録、更新、削除等が行われた場合には、該当レコードが属するグループをこのグループ情報テーブルに照らし、そのグループに属する広告枠IDの広告枠に対して一括設定を行う。図4Fに示した例では、例えば広告枠ID「F01」の広告コンテンツの配信設定に更新がかかれば、その更新は同じグループID「G01」に属する広告枠ID「F11」,「F21」の広告コンテンツの配信設定に一斉に適用されることとなる。これにより、効率的かつ安全にコンテンツによる収益の向上を図ることができる。
〔4.広告配信管理装置100の処理手順〕
次に、実施形態に係る広告配信管理装置100が実行する処理手順について説明する。図5は、実施形態に係る広告配信管理装置100が実行する処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、まず設定部131が、初期設定として、オペレータ等の入力操作等に基づき、メイン用と検証用とを含む配信設定情報121を設定する(ステップS101)。
そして、受付部132は、ユーザUからの広告リクエストを随時受け付ける。ここで、受付部132が広告リクエストを受け付けた場合(ステップS102,Yes)、選択部133が、配信設定情報121に基づき、検証用の複数の広告コンテンツが所定の比率で配信されるように配信要求先を選択する(ステップS103)。受付部132が広告リクエストを受け付けない場合(ステップS102,No)、ステップS102を繰り返す。
そして、抽出部134が、選択部133の選択した配信要求先から広告コンテンツを抽出し(ステップS104)、つづいて配信部135が、抽出部134によって抽出された広告コンテンツを端末装置10へ配信する(ステップS105)。
取得部136は、配信部135によって配信された検証用の広告コンテンツに対するユーザUの行動情報を取得する(ステップS106)。そして、算出部137は、取得部136が取得したユーザUの行動情報に基づき、検証用の広告コンテンツそれぞれについての検証値を算出する(ステップS107)。
そして、設定部131は、算出部137によって算出された検証値が最良となる検証用の広告コンテンツをメイン用の広告コンテンツとして設定する(ステップS108)。そして、処理終了イベントがあれば(ステップS109,Yes)、広告配信管理装置100は処理を終了する。処理終了イベントは、例えば電源OFF等のイベントである。処理終了イベントがなければ(ステップS109,No)、広告配信管理装置100は、ステップS102からの処理を繰り返し実行することとなる。
〔5.ハードウェア構成〕
上述してきた実施形態に係る広告配信管理装置100や端末装置10、ウェブサーバ20、広告配信装置30−1,30−2,30−3は、例えば図6に示すような構成のコンピュータ60によって実現される。以下、広告配信管理装置100を例に挙げて説明する。図6は、広告配信管理装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ60は、CPU(Central Processing Unit)61、RAM(Random Access Memory)62、ROM(Read Only Memory)63、HDD(Hard Disk Drive)64、通信インターフェイス(I/F)65、入出力インターフェイス(I/F)66、およびメディアインターフェイス(I/F)67を備える。
CPU61は、ROM63またはHDD64に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM63は、コンピュータ60の起動時にCPU61によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ60のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD64は、CPU61によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス65は、通信部110に対応し、通信ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU61へ送り、CPU61が生成したデータを、通信ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU61は、入出力インターフェイス66を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU61は、入出力インターフェイス66を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU61は、生成したデータを、入出力インターフェイス66を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス67は、記録媒体68に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM62を介してCPU61に提供する。CPU61は、当該プログラムを、メディアインターフェイス67を介して記録媒体68からRAM62上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体68は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ60が実施形態に係る広告配信管理装置100として機能する場合、コンピュータ60のCPU61は、RAM62上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、HDD64には、記憶部120内のデータが記憶される。
コンピュータ60のCPU61は、これらのプログラムを、記録媒体68から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信ネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔6.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、図3に示した受付部132と、取得部136とは統合されてもよい。また、例えば、記憶部120に記憶される情報は、通信ネットワークNを介して、外部に備えられた所定の記憶装置に記憶されてもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、広告配信管理装置100が記憶部120に広告コンテンツ122を一旦保持する場合を例に挙げたが、これを保持せずに端末装置10へ直接送信することとしてもよい。
また、上述した実施形態では、コンテンツが主に広告コンテンツである場合を例に挙げたが、コンテンツを限定するものではなく、例えばコンテンツがウェブページのデザイン等であってもよい。この場合、例えば広告配信管理装置100はウェブサーバ20と統合され、端末装置10からのページ要求を受け付けた場合に、メイン用のウェブページおよび検証用の複数のウェブページを所定の比率で配信する。そして、配信された検証用のウェブページに対するユーザUの行動に関する情報に基づいて検証用のウェブページそれぞれについての検証値を算出し、算出された検証値が最良となる検証用のウェブページをメイン用のウェブページとして設定することとなる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔7.効果〕
実施形態に係る広告配信管理システム1(「コンテンツ配信管理システム」の一例に相当)の広告配信管理装置100(「コンテンツ配信管理装置」の一例に相当)は、配信部135と、算出部137と、設定部131とを備える。配信部135は、主たるコンテンツであるメイン用の広告コンテンツ(「メインコンテンツ」の一例に相当)、および、かかるメイン用に対する検証用のコンテンツである複数の検証用の広告コンテンツ(「テストコンテンツ」の一例に相当)を所定の比率で配信する。算出部137は、配信部135によって配信された検証用の広告コンテンツに対するユーザUの行動に関する情報に基づき、検証用の広告コンテンツについての検証値を算出する。設定部131は、算出部137によって算出された検証値に基づいて検証用の広告コンテンツのうちのいずれか一つを新たなメイン用の広告コンテンツとして設定する。これにより、効率的かつ安全にコンテンツによる収益の向上を図ることができる。
また、配信部135は、メイン用の広告コンテンツおよび検証用の広告コンテンツを確認用のステージング環境へ配信し、かかるステージング環境でのメイン用の広告コンテンツおよび検証用の広告コンテンツの配信状況が正常である場合に、メイン用の広告コンテンツおよび検証用の広告コンテンツを本番用のプロダクション環境へ配信する。これにより、配信設定の内容の誤り、例えば人手による初期設定において仮にミスが混入してしまっても、かかるミスをカバーすることが可能となる。すなわち、安全にコンテンツによる収益の向上を図るのに資することができる。
また、広告配信管理装置100は、選択部133をさらに備える。選択部133は、ユーザUからのメイン用のコンテンツまたは検証用の広告コンテンツの配信要求が受け付けられた場合に、かかる配信要求に対するメイン用の広告コンテンツまたは検証用の広告の抽出元となるコンテンツ群を選択する。設定部131は、検証用の広告コンテンツのうちのいずれか一つを新たなメイン用の広告コンテンツとして設定する場合に、前回のメイン用の広告コンテンツの抽出元となるコンテンツ群を管理する事業者とは異なる事業者が管理するコンテンツ群を、新たなメイン用の広告コンテンツの抽出元となるコンテンツ群として選択させる。このように、メイン用の広告コンテンツが切り替わるとともに、メイン用の広告コンテンツの抽出元となるコンテンツ群が、異なる事業者によって管理されるものへ切り替わることによって、例えば、広告コンテンツ群を管理する事業者が異なる場合の広告効果の検証に有用となる。
また、設定部131は、検証用の広告コンテンツのうちのいずれか一つを新たなメイン用の広告コンテンツとして設定する場合に、新たなメイン用の広告コンテンツと前回のメイン用の広告コンテンツとではデザインが異なるように新たなメイン用の広告コンテンツを設定する。これにより、収益の向上により好ましいデザインの広告コンテンツをユーザUに対して提示し続けることができる。
また、設定部131は、メイン用の広告コンテンツを検証用の広告コンテンツのうちのいずれか一つとして設定する。これにより、現状のメイン用の広告コンテンツと検証用の広告コンテンツとの間でA/Bテストを行いたい場合、例えば広告効果を誇っているメイン用の広告コンテンツに対し、これに匹敵する新たな配信設定を考案し、検証したい場合などに有用となる。
また、検証値は、広告効果に関し、算出部137は、ユーザUによる検証用の広告コンテンツでの広告の選択率、コンバージョン率、ユーザUの獲得単価、ユーザUの直帰率または離脱率に基づいて検証値を算出する。これにより、広告コンテンツによる広告効果についての検証を精度よく行うことができる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 広告配信管理システム
10 端末装置
20 ウェブサーバ
30−1,30−2,30−3 広告配信装置
100 広告配信管理装置
110 通信部
120 記憶部
121 配信設定情報
122 広告コンテンツ
130 制御部
131 設定部
132 受付部
133 選択部
134 抽出部
135 配信部
136 取得部
137 算出部

Claims (8)

  1. 主たるコンテンツであるメインコンテンツ、および、検証用のコンテンツである複数のテストコンテンツを所定の比率で配信する配信部と、
    前記配信部によって配信された前記テストコンテンツに対するユーザの行動に関する情報に基づき、前記テストコンテンツについての検証値を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された前記検証値に基づいて前記テストコンテンツのうちのいずれか一つを新たな前記メインコンテンツとして設定する設定部と
    を備えることを特徴とするコンテンツ配信管理装置。
  2. 前記配信部は、
    前記メインコンテンツおよび前記テストコンテンツを確認用の環境へ配信し、該確認用の環境での前記メインコンテンツおよび前記テストコンテンツの配信状況が正常である場合に、前記メインコンテンツおよび前記テストコンテンツを本番用の環境へ配信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ配信管理装置。
  3. 前記ユーザからの前記メインコンテンツまたは前記テストコンテンツの配信要求が受け付けられた場合に、該配信要求に対する前記メインコンテンツまたは前記テストコンテンツの抽出元となるコンテンツ群を選択する選択部
    をさらに備え、
    前記設定部は、
    前記テストコンテンツのうちのいずれか一つを新たな前記メインコンテンツとして設定する場合に、前回の前記メインコンテンツの抽出元となる前記コンテンツ群を管理する事業者とは異なる事業者が管理する前記コンテンツ群を、新たな前記メインコンテンツの抽出元となる前記コンテンツ群として前記選択部に選択させる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンテンツ配信管理装置。
  4. 前記設定部は、
    前記テストコンテンツのうちのいずれか一つを新たな前記メインコンテンツとして設定する場合に、新たな前記メインコンテンツと前回の前記メインコンテンツとではデザインが異なるように新たな前記メインコンテンツを設定する
    ことを特徴とする請求項1、2または3に記載のコンテンツ配信管理装置。
  5. 前記設定部は、
    前記メインコンテンツを前記テストコンテンツのうちのいずれか一つとして設定する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のコンテンツ配信管理装置。
  6. 前記検証値は、広告効果に関し、
    前記算出部は、
    前記ユーザによる前記テストコンテンツでの広告の選択率、コンバージョン率、前記ユーザの獲得単価、前記ユーザの直帰率または離脱率に基づいて前記検証値を算出する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のコンテンツ配信管理装置。
  7. 主たるコンテンツであるメインコンテンツ、および、検証用のコンテンツである複数のテストコンテンツを所定の比率で配信する配信工程と、
    前記配信工程によって配信された前記テストコンテンツに対するユーザの行動に関する情報に基づき、前記テストコンテンツについての検証値を算出する算出工程と、
    前記算出工程によって算出された前記検証値に基づいて前記テストコンテンツのうちのいずれか一つを新たな前記メインコンテンツとして設定する設定工程と
    を含むことを特徴とするコンテンツ配信管理方法。
  8. 主たるコンテンツであるメインコンテンツ、および、検証用のコンテンツである複数のテストコンテンツを所定の比率で配信する配信手順と、
    前記配信手順によって配信された前記テストコンテンツに対するユーザの行動に関する情報に基づき、前記テストコンテンツについての検証値を算出する算出手順と、
    前記算出手順によって算出された前記検証値に基づいて前記テストコンテンツのうちのいずれか一つを新たな前記メインコンテンツとして設定する設定手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするコンテンツ配信管理プログラム。
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