JP5987012B2 - 情報提供装置、端末装置、情報提供方法、情報提供プログラムおよび情報取得プログラム - Google Patents

情報提供装置、端末装置、情報提供方法、情報提供プログラムおよび情報取得プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報提供装置、端末装置、情報提供方法、情報提供プログラムおよび情報取得プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。例えば、端末装置は、ウェブページ内に広告の表示領域である広告枠が配置されている場合は、広告枠ごとにリクエストを生成し、生成した順でリクエストを広告配信サーバに送信する。一方、広告配信サーバは、リクエストを受信した場合は、各広告枠に表示される広告を選択し、選択した広告を端末装置へ配信する。その後、端末装置は、広告配信サーバから受信した広告を各広告枠に表示する。
特表2010−508607号公報
しかしながら、上述した従来技術では、評価値が高い広告等、優先度が高い広告を、広告効果が高い広告枠に表示できるとは限らないという問題がある。
例えば、広告配信サーバは、同一のウェブページ内に複数の広告枠が配置されている際に、同一の広告が複数の広告枠に表示されないように広告を選択するデデュープを行なう場合がある。かかる広告配信サーバは、あるウェブページに配置された広告枠に係るリクエストを受信すると、広告の中から優先度が最も高い広告を選択して配信する。続いて、広告配信サーバは、同一のウェブページに配置された別の広告枠に係るリクエストを受信すると、配信していない広告の中から優先度が最も高い広告を選択して配信する。この結果、広告配信サーバは、同一のウェブページ内に配置された複数の広告枠に対し、リクエストを受信した順に優先度が高い広告を配信する。
ここで、各広告枠の広告効果は、各広告枠が配置された位置により異なるので、端末装置は、優先度が高い広告ほど広告効果が高い位置の広告枠に表示するのが望ましい。しかしながら、広告配信サーバは、広告効果が低い位置の広告枠のリクエストを、広告効果が高い位置の広告枠のリクエストよりも先に受信した場合は、広告効果が低い位置の広告枠に対して優先度が高い広告を配信し、広告効果が高い位置の広告枠に対して優先度が低い広告を配信する。この結果、上記の従来技術では、広告効果が低い位置の広告枠に優先度が高い広告が表示されてしまう。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、優先度が高い広告を、広告効果が高い広告枠に表示できる情報提供装置、端末装置、情報提供方法、情報提供プログラムおよび情報取得プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報提供装置は、制御情報とともに複数の表示領域を含む第1コンテンツを端末装置に配信する配信部を備える。ここで、制御情報は、表示領域に表示される第2コンテンツの配信を要求する配信要求を、第2コンテンツを配信する配信装置へ、各表示領域が配置された位置に基づく順序で送信する送信手順を端末装置に実行させることを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、優先度が高い広告を広告効果が高い広告枠に表示させることができる。
図1は、実施形態に係る広告システムの一例を示す図である。 図2は、実施形態に係るコンテンツサーバの機能構成の一例を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る広告配信サーバの機能構成の一例を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る広告データベースに格納される情報の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るデデュープテーブルに格納された情報の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る端末装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図7は、実施形態に係る端末装置が実行する表示制御処理の流れを説明するフローチャートである。 図8は、実施形態に係る端末装置が実行する処理のバリエーションを説明する第1の図である。 図9は、実施形態に係る端末装置が実行する処理のバリエーションを説明する第2の図である。 図10は、実施形態に係る端末装置が実行する処理のバリエーションを説明する第3の図である。 図11は、実施形態に係る端末装置が実行する処理のバリエーションを説明する第4の図である。 図12は、情報提供プログラムもしくは情報取得プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る情報提供装置、端末装置、情報提供方法、情報提供プログラムおよび情報取得プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報提供装置、端末装置、情報提供方法、情報提供プログラムおよび情報取得プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
[1.広告システム1]
まず、図1を用いて、実施形態に係る情報提供装置の一例であるコンテンツサーバ10を有する広告システム1について示す。図1は、実施形態に係る広告システムの一例を示す図である。図1に示す例では、広告システム1は、コンテンツサーバ10、広告配信サーバ20、端末装置30を有する。
コンテンツサーバ10は、端末装置30に対し、ウェブページ等のコンテンツを配信する。例えば、コンテンツサーバ10は、ウェブページのデータを記憶する。そして、コンテンツサーバ10は、端末装置30からURL(Uniform Resource Locator)等により指定されるウェブページの取得要求を受信した場合は、受信したウェブページのデータを端末装置30に配信する。
ここで、コンテンツサーバ10が配信するウェブページについて説明する。コンテンツサーバ10は、広告を表示するための広告枠が複数配置されたウェブページを記憶する。また、コンテンツサーバ10は、広告枠に表示される広告の配信を要求するリクエストを広告枠ごとに広告配信サーバ20へ送信し、広告配信サーバ20から受信した広告を対応する広告枠に表示するよう端末装置30に指示する制御情報を記憶する。そして、コンテンツサーバ10は、ウェブページの配信要求を端末装置30から受信した場合は、制御情報とウェブページとを端末装置30に配信する。
ここで、コンテンツサーバ10よって配信されるウェブページは、例えば、HTML(Hyper Text Markup Language)により記述されたHTMLファイルや、XML(Extensible Markup Language)により記述されたXMLファイル等により形成される。また、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)やCSS(Cascading Style Sheets)等のスクリプト言語により、ウェブページを形成するHTMLファイル内に格納されてもよい。
広告配信サーバ20は、ウェブページ内に配置された広告枠に表示される広告を記憶する。そして、広告配信サーバ20は、端末装置30からリクエストを受信すると、表示される広告を選択し、選択した広告を端末装置30に送信するサーバ装置である。
例えば、広告配信サーバ20は、広告に関連するキーワード、広告の種別、広告主が広告を掲載するために入札した料金を示すビット情報、CTR(Click Through Late)、eCPM(effective Cost Per Mille)等を広告と対応付けて記憶する。ここで、CTRとは、広告コンテンツがクリックされた回数を広告コンテンツの表示回数によって除算した値である。また、eCPMとは、1000表示当たりの収益であり、例えば、表示される広告枠の属性、過去の広告のクリック頻度や表示頻度などから予測される値である。
また、広告配信サーバ20は、端末装置30からリクエストを受信すると、端末装置30が表示するウェブページの内容や広告のビット情報、CTR、eCPM等に基づいて、端末装置30に表示される広告を選択する。そして、広告配信サーバ20は、選択した広告を端末装置30に送信する。
なお、広告配信サーバ20は、広告を選択する際、同一ウェブページ内に同じ広告が表示されないよう制御するデデュープを行う。例えば、広告配信サーバ20は、端末装置30へ送信した広告を記憶する。そして、広告配信サーバ20は、端末装置30から、新たなリクエストを受信した場合は、端末装置30へ送信していない広告の中から送信する広告を選択し、選択した広告を送信する。具体的には後述する。
また、広告配信サーバ20が配信する広告とは、静止画、動画等のコンテンツである。また、広告配信サーバ20が配信する広告は、広告主が販売する商品の紹介を行なうものに限られず、公共に対する各種情報の提供を行なうものが含まれる。また、広告配信サーバ20が配信する広告は、利用者がタップもしくはクリックした際に広告主によって提供される広告ページへ移動する等のリンクが含まれる。
端末装置30は、各種サービスを利用する利用者が使用する端末装置であり、例えば、タブレット端末、PC、PDA、スマートフォン等の情報処理装置が適用される。また、端末装置30は、3G(Generation)、4G、LTE(Long Term Evolution)、GSM(登録商標)(Global System for Mobile Communications)等の無線通信網や、bluetooth(登録商標)、無線LANなどの近距離無線通信を介してネットワークNに接続し、コンテンツサーバ10および広告配信サーバ20と通信することができる。
端末装置30は、各広告枠に表示される広告の配信を要求するリクエストを、広告枠ごとに広告配信サーバ20に送信する。そして、端末装置30は、広告配信サーバ20から、リクエストの応答として広告を受信すると、受信した広告をリクエストに対応する広告枠に表示する。例えば、端末装置30は、図1に示す広告枠51に表示される広告のリクエストを送信し、かかるリクエストに対応する応答として広告を受信すると、受信した広告を広告枠51に表示する。
ここで、広告配信サーバ20は、ビット情報が他の広告よりも高い広告やCTR、eCPMの値が他の広告よりも高い広告が表示されるよう、ビット情報、CTR、eCPMの値が他の広告よりも高い広告、すなわち優先度が高い広告を優先的に選択し、端末装置30に配信する。また、広告配信サーバ20は、同一のウェブページに配置された各広告枠に対して、それぞれ異なる広告を配信する。
この結果、広告配信サーバ20は、リクエストを受信した順に優先度が高い広告を各広告枠に配信する。かかる場合、端末装置30は、広告効果が低い広告枠のリクエストを広告効果が高い広告枠のリクエストよりも先に送信した場合は、広告効果が低い広告枠に対して優先度が高い広告が配信されてしまう結果、優先度が高い広告を広告効果が低い広告枠に表示してしまう。
例えば、端末装置30は、図1に示す広告枠51〜54が配置されたウェブページを表示する。ここで、広告枠51および広告枠52は、端末装置30が最初に表示する初期表示領域55に含まれており、広告枠53および広告枠54については、初期表示領域55には含まれていない。このため、一般には広告枠51および広告枠52の優先順序は、広告枠53および広告枠54の優先順序よりも高くなる。また、各広告枠51〜54のうち、最も上に配置された広告枠51については、一般に、最も利用者に視認されやすい広告枠であるため、広告効果が最も高い広告枠である。また、広告枠51の下に配置された広告枠52については、広告枠51の次に視認されやすい広告であるため、広告効果が2番目に高い広告枠である。
また、広告枠53、54については、初期表示領域に含まれていないため、一般には広告枠51、52と比較して優先度が低く、また広告枠54については、広告枠53よりも右側に配置されているので、利用者がウェブページを左から右へと読み進める場合、広告効果が広告枠53よりも低くなる。この結果、広告枠53の広告効果が3番目に高くなり、広告枠54の広告効果が最も低くなる。
このため、端末装置30は、広告枠51、広告枠52、広告枠53、広告枠54の順に優先度が高い広告を表示するのが望ましい。しかしながら、従来の端末装置は、ウェブページの左上に存在する基準点50から縦方向に順次描画する。このため、従来の端末装置は、広告枠53、広告枠54、広告枠51、広告枠52の順にリクエストを送信する。かかる場合、広告配信サーバ20は、広告枠53、広告枠54、広告枠51、広告枠52の順に優先度が高い広告を配信してしまう。
このように、各広告枠51〜54の広告効果と、各広告枠51〜54に表示される広告の優先度とが一致しない場合には、広告主に適正な競争原理が働かない恐れがある。例えば、広告配信サーバ20は、CTRや入札額の値から算出される広告評価値が高い広告、すなわち、優先度が高い広告を優先的に送信する。このため、広告主は、広告評価値を上げるため、例えば、入札額を高くするといった行動を行う結果、競争が生ずることとなる。しかしながら、従来の端末装置は、優先度が最も高い広告、すなわち、入札額が最も高い広告を3番目に広告効果が高い広告枠53に表示してしまい、3番目に優先度が高い広告を最も広告効果が高い広告枠51に表示する。かかる場合、広告主は、入札額を増額して広告の優先度を高めようとせず、あえて入札額を減額等して広告の優先度を下げ、3番目に優先度が高い広告にしようとする。この結果、各広告に対する入札額が下落する恐れがある。
そこで、コンテンツサーバ10は、端末装置30に以下の表示制御処理を実行させる制御情報を送信する。具体的には、制御情報を受信した端末装置30は、ウェブページのヘッダやCSS等の記述に基づいて、各広告枠51〜54が表示される位置を特定する。次に、端末装置30は、表示するウェブページから基準点50を設定する。
例えば、ウェブページ内の文字が左から右に向かって配置されている場合、ウェブページの左上の点は、ウェブページを表示する際の基準となり、ウェブページの初期表示が行なわれる際に必ず表示される座標となる。また、ウェブページを表示する際の基準となる点に近い位置に配置された広告枠は、基準となる点から遠い位置に配置された広告枠よりも広告効果が高いと考えられる。
このため、端末装置30は、ウェブページの左上の点を基準点50とし、基準点50と各広告枠51〜54との間の距離を算出する。そして、端末装置30は、基準点50との間の距離が近い順に、広告枠51〜広告枠54に表示される広告のリクエストを広告配信サーバ20に送信する。つまり、端末装置30は、広告効果が高い広告枠のリクエストを他の広告枠のリクエストよりも先に送信する。この結果、端末装置30は、広告効果が高い広告枠に優先度が高い広告を表示することができる。なお、端末装置30は、ウェブページ上に配置された広告枠のうち同一の広告が表示されない広告枠、すなわち、デデュープが行われる広告枠についてのみ、リクエストの送信順序を制御する。また、端末装置30は、デデュープが行われる範囲の広告枠に表示される広告をすべて受信するまで広告を表示することなく記憶し、デデュープが行われる範囲の広告枠に表示される広告をすべて受信してから表示してもよい。
[2.端末装置30が実行する処理の一例]
次に、図1を用いて、端末装置30が実行する表示制御処理の流れの一例を説明する。なお、図1に示す例では、広告配信サーバ20は、優先順序が「1」である「広告A」、優先順序が「2」である「広告B」、優先順序が「3」である「広告C」、優先順序が「4」である「広告D」を記憶しているものとする。
まず、端末装置30は、コンテンツの取得要求をコンテンツサーバ10に送信する(ステップS1)。かかる場合、コンテンツサーバ10は、制御情報を含むウェブページを端末装置30に送信する(ステップS2)。また、端末装置30は、制御情報を受信すると、以下の処理を実行する。まず、端末装置30は、基準点50から、各広告枠51〜54までの最短距離をそれぞれ算出する(ステップS3)。この結果、図1に示す例では、端末装置30は、基準点50から広告枠51までの距離「340ピクセル」、基準点50から広告枠52までの距離「350ピクセル」を算出する。また、端末装置30は、基準点50から広告枠53までの距離「380ピクセル」、基準点50から広告枠54までの距離「400ピクセル」を算出する。
そして、端末装置30は、算出した距離が短い広告枠を上位として、基準点50と各広告枠51〜54との間の距離の順序を特定する(ステップS4)。また、端末装置30は、特定した順序に従って、各広告枠51〜54のリクエストを広告配信サーバ20に送信する(ステップS5)。例えば、図1に示す例では、端末装置30は、広告枠51の順序を「1」、広告枠52の順序を「2」、広告枠53の順序を「3」、広告枠54の順序を「4」とする。そして、端末装置30は、広告枠51、広告枠52、広告枠53、広告枠54の順に、リクエストを広告配信サーバ20に送信する。
一方、広告配信サーバ20は、リクエストを受信すると、優先度が高い広告から順に端末装置30へ送信する(ステップS6)。詳細な例を説明すると、広告配信サーバ20は、最初に受信した広告枠51のリクエストに対し、優先順序が「1」である「広告A」を送信する(ステップS7)。また、広告配信サーバ20は、2番目に受信した広告枠52のリクエストを受信すると、「広告A」がすでに配信済みであるので、配信されていない「広告B」〜「広告D」のうち、優先順序が最も高い広告、すなわち、優先順序が「2」である「広告B」を送信する(ステップS8)。また、広告配信サーバ20は、3番目に受信した広告枠53のリクエストを受信すると、「広告A」、「広告B」がすでに配信済みであるので、配信されていない「広告C」、「広告D」のうち、優先順序が最も高い広告、すなわち、優先順序が「3」である「広告C」を送信する(ステップS9)。また、広告配信サーバ20は、4番目に受信した広告枠54のリクエストを受信すると、「広告A」〜「広告C」が配信済みであるため、優先順序が「4」である「広告D」を送信する(ステップS10)。
この結果、端末装置30は、広告枠51に「広告A」、広告枠52に「広告B」、広告枠53に「広告C」、広告枠54に「広告D」を表示する。この結果、端末装置30は、広告効果が高い広告枠に、優先度が高い広告を表示することができる。
[3.コンテンツサーバの構成]
次に、図2を用いて、実施形態に係るコンテンツサーバ10の機能構成について説明する。図2は、実施形態に係るコンテンツサーバの機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示す例では、コンテンツサーバ10は、通信部11、制御部12、記憶部13を有する。
まず、記憶部13について説明する。記憶部13は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部13は、コンテンツデータベース14を記憶する。コンテンツデータベース14は、ウェブページのデータが格納されたデータベースである。例えば、コンテンツデータベース14には、URLで指定されるウェブページのHTMLファイル等が格納されている。以下、ウェブページのHTMLファイル等、端末装置30に配信される各種データをウェブページと表記する。
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。また、通信部11は、ネットワークNを介した有線または無線通信により、コンテンツサーバ10と端末装置30との間の通信を制御する。例えば、通信部11は、ネットワークNを介して、端末装置30からURLを含むコンテンツのリクエストを受信すると、受信したリクエストを受信部15に出力する。また、通信部11は、コンテンツ配信部16からウェブページを受信すると、ネットワークNを介して、受信したウェブページを端末装置30に送信する。
制御部12は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、コンテンツサーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部12は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図2に示すように、制御部12は、受信部15、コンテンツ配信部16を有する。なお、制御部12の内部構成は、図2に示した構成に限られず、以下に説明する処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。例えば、受信部15は、通信部11からリクエストを受信すると、受信したリクエストからURLを抽出する。そして、受信部15は、抽出したURLと、リクエストの送信元となる端末装置30とをコンテンツ配信部16に通知する。
コンテンツ配信部16は、制御情報とウェブページとを端末装置30に配信する。例えば、コンテンツ配信部16は、受信部15からURLと端末装置30との通知を受信すると、通知されたURLが示すウェブページをコンテンツデータベース14から読み出す。また、コンテンツ配信部16は、上述した要求処理を端末装置30に実行させる制御情報を生成し、コンテンツデータベース14から読み出したウェブページに制御情報を格納する。そして、コンテンツ配信部16は、制御情報を格納したウェブページを通信部11に出力し、端末装置30へと送信させる。
[4.広告配信サーバの構成]
次に、図3を用いて、実施形態に係る広告配信サーバ20の機能構成について説明する。図3は、実施形態に係る広告配信サーバの機能構成の一例を示すブロック図である。図3に示す例では、広告配信サーバ20は、通信部21、制御部22、記憶部23を有する。
まず、記憶部23について説明する。記憶部23は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部23は、広告データベース24およびデデュープテーブル25を記憶する。
広告データベース24は、端末装置30に配信される広告が格納されたデータベースである。例えば、図4は、実施形態に係る広告データベースに格納される情報の一例を示す図である。図4に示す例では、広告データベース24は、広告主を識別する広告主ID(Identify)、広告を識別する広告ID、CTR、ビット情報、eCPMといった項目を有する。
例えば、広告データベース24は、広告主ID「B10」が示す広告主が広告ID「広告A」、「広告B」が示す広告を入稿した旨を記憶する。また、広告データベース24は、広告ID「広告A」が示す広告のCTRが「0.3」であり、ビット情報が「130」であり、eCPMが「C11」である旨を示す。なお、図4では「広告主ID」及び「eCPM」に「B10」や「C11」といった概念的な情報が格納される例を示したが、実際には、広告主の氏名や広告主を識別するための番号が広告主IDとして格納され、CTRとビット情報とに基づいて算出されるeCPMの期待値等が「eCPM」として格納される。
図3に戻り、説明を続ける。デデュープテーブル25は、端末装置30に配信した広告を記憶するテーブルである。例えば、図5は、実施形態に係るデデュープテーブルに格納された情報の一例を示す図である。図5に示す例では、デデュープテーブル25には、特定情報と、端末装置に送信した広告を示す広告IDとが対応付けて格納される。
ここで、特定情報について説明する。特定情報とは、広告の送信先となる端末装置によるページビューを特定するための情報であり、例えば、端末装置から受信したリクエストに含まれるクッキー(Cookie)や、端末装置の利用者を示すID等の情報である。すなわち、特定情報は、同一の広告が表示されない範囲、すなわちデデュープがかかる範囲において同一の値を取る情報である。例えば、図5に示す例では、デデュープテーブル25には、特定情報「クッキーα」と広告ID「広告A、広告C…」とが対応付けて格納され、特定情報「クッキーβ」と広告ID「広告B、広告D…」とが対応付けて格納されている。すなわち、デデュープテーブル25は、特定情報「クッキーα」によって特定される端末装置に対し、広告ID「広告A」および「広告C」が示す広告が配信された旨を示す。また、デデュープテーブル25は、特定情報「クッキーβ」によって特定される端末装置に対し、広告ID「広告B」および「広告D」が示す広告が配信された旨を示す。
図3に戻り、説明を続ける。通信部21は、例えば、NIC等によって実現され、ネットワークNを介した有線または無線通信により、広告配信サーバ20と端末装置30との間の通信を制御する。例えば、通信部21は、ネットワークNを介して、端末装置30から、広告のリクエストを受信すると、受信したリクエストを広告配信部26に出力する。ここで、広告のリクエストには、端末装置と、端末装置が表示するウェブページとを示すクッキー、および、リクエストに係る広告を表示する広告枠を示す広告枠IDとが格納されているものとする。また、通信部21は、配信対象となる広告のデータを含む配信情報を受信すると、ネットワークNを介して、受信した配信情報を端末装置30に送信する。
制御部22は、例えば、CPUやMPU等によって、広告配信サーバ20内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部22は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部22は、広告配信部26を有する。広告配信部26は、デデュープを考慮しつつ、端末装置30に対して、優先度が高い広告から順に広告を配信する。例えば、広告配信部26は、通信部21からリクエストを受信すると、受信したリクエストからクッキーと広告枠IDとを抽出する。そして、広告配信部26は、抽出したクッキーと一致するクッキーをデデュープテーブル25から検索する。
また、広告配信部26は、抽出したクッキーと一致するクッキーがデデュープテーブル25に登録されている場合は、係るクッキーと対応付けられた広告IDをデデュープテーブル25から読み出す。そして、広告配信部26は、読み出した広告ID以外の広告IDが示す広告から、配信対象とする広告を選択する。つまり、広告配信部26は、端末装置30が表示するウェブページに配置された広告枠に配信済みの広告以外の広告を選択する。そして、広告配信部26は、選択した広告のデータと、受信したリクエストから抽出した広告枠IDとを含む配信情報を生成し、生成した配信情報を通信部21に出力する。また、広告配信部26は、選択した広告を示す広告IDを、抽出したクッキーと一致するクッキーに対応付けてデデュープテーブル25に登録する。
一方、広告配信部26は、抽出したクッキーと一致するクッキーがデデュープテーブル25に登録されていない場合は、広告データベース24に登録された全ての広告から広告を選択する。そして、広告配信部26は、選択した広告のデータと、受信したリクエストから抽出した広告枠IDとを含む配信情報を生成し、生成した配信情報を通信部21に出力する。また、広告配信部26は、選択した広告を示す広告IDと、リクエストから抽出したクッキーとを対応付けてデデュープテーブル25に登録する。
ここで、広告配信部26は、広告を選択する場合は、広告IDと対応付けられたCTR、ビット情報、eCPMの値に基づいて、優先度がより高い広告を選択する。例えば、広告配信部26は、eCPMの値がより高い広告を優先的に選択する。
例えば、広告配信部26は、リクエストから抽出したクッキーが「クッキーα」である場合、「クッキーα」と対応付けられた広告ID「広告A」、「広告C」をデデュープテーブル25から読み出す。そして、広告配信部26は、デデュープテーブル25から読み出した広告ID「広告A」、「広告C」以外の広告IDと対応付けられたeCPMを広告データベース24から特定する。また、広告配信部26は、特定したeCPMをそれぞれ比較し、最も値が大きいeCPMと対応付けられた広告ID、例えば、「広告E」を選択する。そして、広告配信部26は、広告ID「広告E」が示す広告のデータと広告枠IDとを含む配信情報を生成して通信部21に出力する。また、広告配信部26は、デデュープテーブル25に登録された広告IDのうち、クッキー「クッキーα」と対応付けられた広告IDのエントリに、広告ID「広告E」を追加する。
なお、広告配信部26は、従来と同様に、端末装置30を利用する利用者と広告とのマッチングを考慮して、配信する広告を選択してもよい。また、広告配信部26は、デデュープテーブル25に格納した情報に寿命を設定してもよい。例えば、広告配信部26は、デデュープテーブル25に新たなクッキーを登録してから所定の時間(例えば、3秒)が経過した場合は、かかるクッキーを含むエントリの内容をデデュープテーブル25から削除する。
[5.端末装置の構成]
次に、図6を用いて、実施形態に係る端末装置30の機能構成について説明する。図6は、実施形態に係る端末装置の機能構成の一例を示すブロック図である。図6に示す例では、端末装置30は、通信部31、制御部32、入力部33、出力部34を有する。なお、入力部33は、タッチパネルやテンキー等の各種入力装置により実現される。また、出力部34は、例えば、液晶パネル等、任意の情報を表示することができる各種表示装置により実現される。
通信部31は、例えば、NIC等によって実現され、ネットワークNを介した有線または無線通信により、端末装置30と、コンテンツサーバ10もしくは広告配信サーバ20との間の通信を制御する。例えば、通信部31は、コンテンツのリクエストを要求部35から受信すると、受信したリクエストをコンテンツサーバ10に送信する。また、通信部31は、表示制御部37から広告のリクエストを受信すると、受信したリクエストを広告配信サーバ20に送信する。また、通信部31は、コンテンツサーバ10からウェブページを受信すると、受信したウェブページを表示制御部37に出力する。また、通信部31は、広告配信サーバ20から配信情報を受信すると、受信した配信情報を表示制御部37に出力する。
制御部32は、例えば、CPUやMPU等によって、端末装置30内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部32は、例えば、ASICやFPGA等の集積回路により実現される。図6に示すように、制御部32は、要求部35、操作制御部36、表示制御部37を有する。
要求部35は、コンテンツサーバ10に対して、ウェブページのリクエストを送信する。例えば、要求部35は、操作制御部36から表示対象となるウェブページのURLを受信すると、受信したURLを含むウェブページのリクエストを生成し、生成したリクエストを通信部31に出力する。
操作制御部36は、利用者の操作に応じて各種制御を行なう。例えば、操作制御部36は、入力部33を介して、利用者が表示対象となるウェブページのURLを入力した場合は、入力されたURLを要求部35に出力する。また、操作制御部36は、利用者の各種入力に応じて、ウェブページのスクロール等を表示制御部37に指示する。
表示制御部37は、出力部34にウェブページを表示させる。例えば、表示制御部37は、通信部31から受信したウェブページを出力部34に表示させるとともに、操作制御部36からの指示に従って、表示させるウェブページのスクロールを行なう。また、表示制御部37は、通信部31から受信したウェブページにJavaScript(登録商標)等による制御情報が含まれる場合、かかる制御情報を実行することで、生成部38、決定部39、送信部40、表示部41として動作する。
生成部38は、表示対象となるウェブページ内に配置された広告枠ごとに、広告枠に表示される広告のリクエストを生成する。例えば、生成部38は、表示対象となるウェブページ内に広告枠51〜54が含まれる場合は、各広告枠51〜54の広告枠IDと、端末装置30および表示されるウェブページを示すクッキーとを含む広告のリクエストを生成する。そして、生成部38は、生成したリクエストを送信部40に出力する。ここで、生成部38は、端末装置30の利用者の情報や、ウェブページの内容等に応じて、広告配信サーバ20が広告のマッチングを行なう場合には、かかる利用者の情報やウェブページの内容を示す情報を含むリクエストを生成してもよい。
決定部39は、各広告枠51〜54が配置された位置に基づいて、生成部38が生成したリクエストの送信順序を決定する。例えば、決定部39は、ウェブページのヘッダやCSS等の記述に基づいて、各広告枠51〜54が配置された位置を特定する。また、決定部39は、ウェブページの初期表示を行なう際に基準とされる位置を、ウェブページの基準点とする。例えば、決定部39は、ウェブページに含まれる文字が横書きであり、かつ、ウェブページ内の文字列が左から記述される言語である場合は、ウェブページの左上を基準点50とする。
次に、決定部39は、特定した基準点50から各広告枠51〜54までの最短距離をそれぞれ算出する。例えば、決定部39は、基準点50と各広告枠51〜54の左上の角との間の距離をそれぞれ算出する。そして、決定部39は、算出した距離が短い順に、各広告枠51〜54を示す送信順序情報を生成し、生成した送信順序情報を送信部40に出力する。
送信部40は、広告配信サーバ20に対し、各広告枠51〜54に表示される広告の配信を要求するリクエストを、各広告枠51〜54が配置された位置に基づく順序で送信する。例えば、送信部40は、生成部38が広告枠ごとに生成したリクエストを取得する。また、送信部40は、決定部39から送信順序情報を受信する。そして、送信部40は、受信した送信順序情報が示す順序で、各広告枠51〜54のリクエストを通信部31に出力する。
例えば、送信部40は、送信順序情報が、広告枠51、広告枠52、広告枠53、広告枠54の順に各広告枠51〜54を示す場合は、最初に、広告枠51の広告枠IDを含むリクエストを通信部31に出力する。次に、送信部40は、広告枠52の広告枠IDを含むリクエストを通信部31に出力し、続いて、広告枠53の広告枠IDを示すリクエストを通信部31に出力する。そして、送信部40は、最後に、広告枠54の広告枠IDを含むリクエストを通信部31に出力する。
表示部41は、広告配信サーバ20から配信された広告を各広告枠51〜54内に配置したウェブページを出力部34に表示させる。例えば、表示部41は、通信部31から配信情報を受信すると、配信情報から広告のデータと広告枠IDとを抽出する。そして、表示部41は、抽出した広告のデータを用いて、表示対象となるウェブページに配置された広告枠51〜54のうち、抽出した広告枠IDが示す広告枠内に広告を表示する。
[6.端末装置の処理フロー]
次に、図7を用いて、端末装置30が実行する表示制御処理の流れについて説明する。図7は、実施形態に係る端末装置が実行する表示制御処理の流れを説明するフローチャートである。
例えば、端末装置30は、コンテンツサーバ10から、制御情報を含むウェブページを受信する(ステップS101)。かかる場合、端末装置30は、制御情報を実行することで、ステップS102〜S106を実行する。具体的には、端末装置30は、ウェブページ内に配置された広告枠51〜54の位置を特定する(ステップS102)。次に、端末装置30は、基準点50から各広告枠51〜54までの距離を算出する(ステップS103)。
そして、端末装置30は、算出した距離に基づいて、リクエストの送信順序を決定する(ステップS104)。例えば、端末装置30は、算出した距離が短い順に、リクエストを送信する旨を示す送信順序を決定する。そして、端末装置30は、決定した送信順序で、各広告枠に表示される広告のリクエストを広告配信サーバ20に送信する(ステップS105)。その後、端末装置30は、受信した広告を対応する広告枠に表示し(ステップS106)、処理を終了する。
[7.変形例]
上述した実施形態に係る広告システム1は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、広告システム1の他の実施形態について説明する。なお、以下に説明する端末装置30は、ウェブページに含まれる制御情報に従って、広告コンテンツの表示処理を行う。例えば、以下に説明する各種処理は、図6に記載した決定部39により実現される。
[7−1.基準点と広告枠との間の距離について]
上述した端末装置30は、基準点50と各広告枠51〜54との間の最短距離を算出した。例えば、図1に示す例では、端末装置30は、コンテンツの左上に設定された基準点50と、各広告枠51〜54の左上の角との間の距離を算出した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。
図8は、実施形態に係る端末装置が実行する処理のバリエーションを説明する第1の図である。なお、図8に示す例では、各広告枠51〜54が初期表示領域55内に含まれる例について記載した。図8に示すように、端末装置30は、各広告枠51〜54の中心点と基準点50との距離をそれぞれ算出してもよい。例えば、図8に示す例では、端末装置30は、各広告枠51〜54の中心点と基準点50との距離をそれぞれ算出する。ここで、各広告枠51〜54の中心点とは、例えば、各広告枠51〜54の対角線が交わる点、すなわち重心である。
この結果、図8に示す例では、端末装置30は、基準点50と広告枠51との間の距離「350ピクセル」を算出し、基準点50と広告枠52との間の距離「380ピクセル」を算出する。また、端末装置30は、基準点50と広告枠53との間の距離「400ピクセル」を算出し、基準点50と広告枠54との間の距離「450ピクセル」を算出する。この結果、端末装置30は、広告配信サーバ20に対し、広告枠51に表示される広告のリクエストを最初に送信し、次に、広告枠52に表示される広告のリクエストを送信する。続いて、端末装置30は、広告配信サーバ20に対し、広告枠53に表示される広告のリクエストを送信し、最後に、広告枠54に表示される広告のリクエストを送信する。
このように、端末装置30は、基準点50と各広告枠51〜54の中心点との距離をそれぞれ算出するので、各広告枠51〜54の広告効果を適切に判別できる結果、優先度が高い広告を広告効果が高い広告枠に表示させることができる。
また、端末装置30は、コンテンツの左上に設定された基準点50と、各広告枠51〜54の右下の角との距離をそれぞれ算出し、算出した距離が短い順に、リクエストを送信することとしてもよい。すなわち、端末装置30は、コンテンツを表示する際の基準となる点と、各広告枠51〜54との最長距離をそれぞれ算出してもよい。このような処理を行った場合にも、端末装置30は、各広告枠51〜54の広告効果を適切に判別できる結果、優先度が高い広告を広告効果が高い広告枠に表示させることができる。
[7−2.端末装置30が表示可能な領域を考慮した処理]
上述した端末装置30は、基準点50と広告枠51〜54との間の距離に応じた順序で、各広告枠51〜54に表示される広告のリクエストを広告配信サーバ20へ送信した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置30は、コンテンツに配置された広告枠のうち、初期表示領域に含まれる広告枠のリクエストを、初期表示領域に含まれない広告枠のリクエストよりも先に送信してもよい。
図9は、実施形態に係る端末装置が実行する処理のバリエーションを説明する第2の図である。例えば、図9に示す例では、端末装置30は、図示を省略した基準点50と各広告枠51〜54との距離を測定し、リクエストを送信する順序を算出する。例えば、図9に示す例では、端末装置30は、基準点50と広告枠51の距離「340」、基準点50と広告枠52との距離「420」、基準点50と広告枠53との距離「380」、基準点50と広告枠54との距離「600」を算出する。このため、端末装置30は、広告枠51、広告枠53、広告枠52、広告枠54の順にリクエストを送信しようとする。
しかしながら、図9に示す例では、広告枠53は初期表示領域55に含まれておらず、広告枠52の一部が初期表示領域55に含まれているので、広告枠53よりも広告枠52のほうが広告効果が高いと考えられる。このため、端末装置30は、基準点50と広告枠53との間の距離が基準点50と広告枠52との間の距離よりも短いとしても、広告枠53のリクエストよりも広告枠52のリクエストを先に送信すべきである。そこで、端末装置30は、以下の処理を実行する。まず、端末装置30は、端末装置30が最初に表示する初期表示領域55に含まれる広告枠51および広告枠52を特定する。
そして、端末装置30は、コンテンツに配置された広告枠51〜54のうち、初期表示領域55に含まれる広告枠51および広告枠52のリクエストを、初期表示領域55に含まれない広告枠53および広告枠54のリクエストよりも優先して送信する。詳細には、端末装置30は、初期表示領域55に含まれる広告枠51と広告枠52との広告効果の順序に従い、広告枠51のリクエストを最初に送信し、次に、広告枠52のリクエストを送信する。また、端末装置30は、初期表示領域55に含まれていない広告枠53と広告枠54との広告効果の順序に従い、広告枠53のリクエストを3番目に送信し、最後に、広告枠54のリクエストを送信する。
このように、端末装置30は、初期表示領域55を特定し、コンテンツに配置された広告枠51〜54のうち、初期表示領域55に含まれる広告枠に表示される広告のリクエストを、初期表示領域55に含まれない広告枠のリクエストよりも先に送信する。このため、端末装置30は、初期表示領域55に一部の広告枠のみが表示される場合にも、広告効果が高い広告枠のリクエストを優先して送信できる。
なお、端末装置30は、初期表示領域55に含まれる広告枠51、52のリクエストを、広告枠53、54よりも先に送信した。かかる場合、端末装置30は、より優先度が高い広告枠51のリクエストを広告枠52のリクエストよりも先に送信した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。すなわち、初期表示領域55に含まれる広告枠同士では、優先度にあまり違いがない場合もある。このため、端末装置30は、初期表示領域55に含まれる広告枠のリクエストを、初期表示領域55に含まれない広告枠のリクエストよりも先に送信するのであれば、初期表示領域55に含まれる広告枠のリクエストを送信する順序を制御しなくともよい。例えば、端末装置30は、初期表示領域55に含まれる広告枠51、52のリクエストを、広告枠53、54よりも先に送信するのであれば、広告枠52のリクエストを広告枠51のリクエストよりも先に送信してもよい。かかる処理を行った場合にも、端末装置30は、優先度が高い広告を広告効果が高い広告枠に表示させることができる。
[7−3.端末装置30が表示可能な領域と各広告枠との距離を考慮した処理]
上述した端末装置30は、初期表示領域55を特定し、コンテンツに配置された広告枠51〜54のうち、初期表示領域55に含まれる広告枠に表示される広告のリクエストを、基準点50との距離が短い順に送信した。その後、端末装置30は、初期表示領域55に含まれない広告枠のリクエストを基準点50との距離が短い順に送信した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置30は、初期表示領域55に含まれない広告枠については、初期表示領域55との間の距離を算出し、算出した距離が短い順に、リクエストを送信してもよい。
図10は、実施形態に係る端末装置が実行する処理のバリエーションを説明する第3の図である。例えば、図10中(A)に示す例では、広告枠51と広告枠52とが初期表示領域55に含まれており、広告枠53と広告枠54とが初期表示領域55に含まれていない。かかる場合、端末装置30は、基準点50と各広告枠51、52との間の距離を算出し、算出した距離が短い順に、各広告枠51、52に表示される広告のリクエストを送信する。
続いて、端末装置30は、初期表示領域55と各広告枠53、54との間の距離を算出する。例えば、端末装置30は、広告枠53と初期表示領域55との間の最短距離60、および、広告枠54と初期表示領域55との間の最短距離61を算出する。そして、端末装置30は、最短距離が短い順に、各広告枠53、54に表示される広告のリクエストを送信する。
例えば、図10に示す例では、広告枠54と初期表示領域55との間の最短距離61よりも、広告枠53と初期表示領域55との間の最短距離60の方が短い。このため、端末装置30は、各広告枠51、52に表示される広告のリクエストを送信した後に、広告枠53に表示される広告のリクエストを送信し、最後に、広告枠54に表示される広告のリクエストを送信する。この結果、端末装置30は、広告効果が高い広告枠に優先度が高い広告を表示させることができる。
[7−4.広告枠の中心を考慮した処理]
上述した端末装置30は、初期表示領域55に広告枠の一部が含まれている場合には、初期表示領域55に表示されていない広告枠よりも先にリクエストを送信した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置30は、各広告枠51〜54の中心点を特定し、特定した中心点が初期表示領域55に含まれるか否かを判定する。そして、端末装置30は、中心点が初期表示領域55に含まれる広告枠については、基準点50との間の距離が短い順に、リクエストを送信する。一方、端末装置30は、中心点が初期表示領域55に含まれない広告枠については、中心点と初期表示領域55との間の距離が短い順に、リクエストを送信してもよい。
例えば、図10中(B)に示す例では、端末装置30は、初期表示領域55に各広告枠51〜54の中心点が含まれているか否かを判定した結果、広告枠51の中心点62が初期表示領域55に含まれていると判定する。このため、端末装置30は、広告枠51に表示される広告のリクエストを最初に送信する。続いて端末装置30は、広告枠52の中心点と初期表示領域55との間の最短距離63、広告枠54の中心点と初期表示領域55との間の最短距離64、広告枠53と初期表示領域55との間の最短距離65をそれぞれ算出する。ここで、図10中(B)に示す例では、最短距離63、最短距離65、最短距離64の順に、距離が長くなるので、端末装置30は、広告枠52、広告枠53、広告枠54の順に、表示される広告のリクエストを送信する。
[7−5.基準点のバリエーション]
上述した端末装置30は、文字が横書きであり、かつ、ウェブページ内の文字列が左から記述される言語である場合は、ウェブページの左上を基準点50とした。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置30は、文字が縦書きである場合、もしくは、ウェブページ内の文字列が右から記述される言語である場合は、ウェブページの右上の点が初期表示領域55に必ず含まれる点となる。このため、端末装置30は、ウェブページの右上を基準点50としてもよい。
図11は、実施形態に係る端末装置が実行する処理のバリエーションを説明する第4の図である。図11には、縦書きの文字が含まれるウェブページを表示する際に、端末装置30が算出する基準点と広告枠との間の距離について記載した。例えば、端末装置30は、ウェブページ内に含まれる文字が縦書きである場合、もしくは、ウェブページ内に含まれる文字列が右から記載する言語である場合には、ウェブページ内の右上の点を基準点50とする。そして、端末装置30は、基準点50と各広告枠51〜54との間の距離を算出する。なお、図11に示す例では、基準点50と各広告枠51〜54の中心点との間の距離をそれぞれ算出する例について記載したが、実施形態は、これに限定されるものではなく、例えば、端末装置30は、各広告枠51〜54の右上の点と基準点50との間の距離を算出してもよい。
また、端末装置30は、ウェブページの右上もしくは左上を基準点50としたが、実施形態は、これに限定されるものではなく、例えば、ウェブページの上辺の中心を基準点50としてもよい。また、端末装置30は、初期表示領域55の中心点や各辺上の点を基準点50としてもよい。
[7−6.順序の算出方法]
上述した例では、端末装置30は、各広告枠51〜54と基準点もしくは初期表示領域55との間の距離に基づいて、リクエストを送信する順序を算出した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、端末装置30は、各広告枠51〜54のうち、最も上に配置された広告枠から順にリクエストを送信する、もしくは、最も右に配置された広告枠から順にリクエストを送信する等、各広告枠51〜55の位置関係に応じて、リクエストを送信する順序を算出してもよい。また、端末装置30は、各広告枠51〜54が配置される位置が固定である場合は、各広告枠51〜54の位置関係に応じて予め利用者が設定した順序でリクエストを送信してもよい。
すなわち、各広告枠51〜54の広告効果は、各広告枠51〜54が配置された位置に応じて変化する。このため、端末装置30は、各広告枠51〜54が配置された位置に応じて、各広告枠51〜54の広告効果が高い順序を算出し、算出順序で書く広告枠51〜54のリクエストを送信すればよい。かかる処理を行った場合は、端末装置30は、広告効果が高い広告枠に表示させる広告のリクエストを先に送信するので、優先度が高い広告を広告効果が高い広告枠に表示させることができる。
[7−7.広告の選択方法]
上述した広告配信サーバ20は、eCPMの値が高い広告から順に広告を配信した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、広告配信サーバ20は、広告が表示される広告枠が指定されている場合は、かかる指定を考慮して広告の配信を行なってもよい。また、広告配信サーバ20は、広告とウェブページとのマッチング、広告と端末装置30の利用者とのマッピング、その他任意の手法を用いて、受信したリクエストに対応する広告枠に表示させる広告の選択処理を最適化してもよい。また、広告配信サーバ20は、広告データベース24に登録された広告以外にも、例えば、図示を省略した他のサーバが配信する広告を配信対象として選択し、広告を端末装置30へ配信するようかかるサーバに指示してもよい。
[7−8.各広告枠に表示される広告について]
上述した実施形態では、ウェブページに同一の大きさの広告枠51〜54が配置される例について記載した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではなく、ウェブページ上には、大きさが異なる広告枠が配置されていてもよい。例えば、コンテンツサーバ10は、各広告枠51〜54の2倍のサイズの広告枠が配置されたウェブページを配信し、係る広告枠については、2つの広告の配信を要求するためのリクエスト、もしくは2つのリクエストを送信させる制御情報を送信してもよい。また、かかる場合、コンテンツサーバ10は、同一の広告枠に表示される2つの広告について、先に送信したリクエストに対する広告を、より基準点に近い位置に配置してもよい。
[7−9.その他]
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。また、例えば、各図に示したアプリケーションのUI(User Interface)は、これに限定されるものではない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、上述した生成部38、決定部39、送信部40、表示部41が実行する処理は、送信部40が実行することとしてもよい。
[8.効果]
上述したように、コンテンツサーバ10は、複数の広告枠51〜54を含むウェブページと制御情報とを端末装置30に配信する。一方、制御情報は、端末装置30に、各広告枠51〜54に表示される広告のリクエストを、広告配信サーバ20へ、各広告枠51〜54が配置された位置に基づく順序で送信させる。このため、コンテンツサーバ10は、優先度が高い広告を広告効果が高い広告枠に表示させることができる。
また、制御情報は、端末装置30に、所定の基準点50と広告枠51〜54との間の距離に基づいて、リクエストを送信する順序を決定させる。このため、コンテンツサーバ10は、例えば、ウェブページ内の言語や文字の配置等に応じて、各広告枠51〜54の広告効果が変化する場合にも、優先度が高い広告を広告効果が高い広告枠に表示させることができる。
また、制御情報は、端末装置30に、ウェブページの初期表示を行なう際に基準とされる位置を基準点50とさせる。例えば、制御情報は、端末装置30に、コンテンツの左上の角を所定の基準点50とさせる。このため、コンテンツサーバ10は、各広告枠51〜54の広告効果を適切に識別するので、優先度が高い広告を適切に広告効果が高い広告枠に表示させることができる。
また、制御情報は、端末装置30に、基準点50との距離が短い順に、広告枠51〜54に表示する広告のリクエストを送信させる。このため、コンテンツサーバ10は、各広告枠51〜54の広告効果を適切に識別し、優先度が高い広告を広告効果が高い広告枠に表示させることができる。
また、制御情報は、端末装置30に、広告枠51〜54のうち、初期表示領域55に含まれる広告枠を特定させ、特定した広告枠に表示される広告のリクエストを、他の広告枠に表示される広告のリクエストよりも先に送信させる。例えば、制御情報は、端末装置30に、各広告枠51〜54のうち、初期表示領域55に重心が含まれる広告枠を特定し、特定した広告枠のリクエストを先に送信させる。このため、コンテンツサーバ10は、初期表示領域55の範囲に応じて、各広告枠51〜54の広告効果を適切に識別できるので、優先度が高い広告を広告効果が高い広告枠に表示させることができる。
また、制御情報は、端末装置30に、初期表示領域55に含まれない広告枠と、初期表示領域55との間の距離を測定し、測定した距離が短い広告枠から順に、表示される広告のリクエストを送信する。このため、コンテンツサーバ10は、初期表示領域55の範囲に応じて、各広告枠51〜54の広告効果を適切に識別し、優先度が高い広告を広告効果が高い広告枠に表示させることができる。
また、端末装置30は、制御情報とウェブページとを受け付ける。そして、端末装置30は、制御情報を実行し、各広告枠51〜54に表示される広告のリクエストを、各広告枠51〜54が配置された位置に基づく順序で、広告配信サーバ20に送信する。このため、端末装置30は、優先度が高い広告を広告効果が高い広告枠に表示させることができる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、特許請求の範囲に記載した「手段」は、「部(section、module、unit)」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、収集手段は、収集部や収集回路に読み替えることができる。
[9.プログラム]
なお、上述した実施形態におけるコンテンツサーバ10、端末装置30は、例えば図12に示すような構成のコンピュータ70が情報提供プログラムもしくは情報取得プログラムを実行することによって実現される。図12は、情報提供プログラムもしくは情報取得プログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ70は、CPU(Central Processing Unit)71、RAM(Random Access Memory)72、ROM(Read Only Memory)73、HDD(Hard Disk Drive)74、通信インターフェイス(I/F)75、入出力インターフェイス(I/F)76、およびメディアインターフェイス(I/F)77を備える。
CPU71は、ROM73またはHDD74に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM73は、コンピュータ70の起動時にCPU71によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ70のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD74は、CPU71によって実行される情報提供プログラムまたは情報取得プログラムよって使用されるデータ等を格納する。例えば、HDD74は、図2に記載したコンテンツデータベース14と同様のデータを記憶する。通信インターフェイス75は、ネットワーク2を介して他の機器からデータを受信してCPU71へ送り、CPU71が生成したデータを、ネットワーク2を介して他の機器へ送信する。
CPU71は、入出力インターフェイス76を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU71は、入出力インターフェイス76を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU71は、生成したデータを、入出力インターフェイス76を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス77は、記録媒体78に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM72を介してCPU71に提供する。CPU71は、当該プログラムを、メディアインターフェイス77を介して記録媒体78からRAM72上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体78は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ70が上述した実施形態に係るコンテンツサーバ10として機能する場合、コンピュータ70のCPU71は、RAM72上にロードされたプログラムを実行することにより、受信部15およびコンテンツ配信部16の各機能を実現する。また、コンピュータ70が上述した実施形態に係る端末装置30として機能する場合、コンピュータ70のCPU71は、RAM72上にロードされたプログラムを実行することにより、要求部35、操作制御部36、生成部38、決定部39、送信部40、表示部41の各機能を実現する。
コンピュータ70のCPU71は、情報提供プログラムもしくは情報取得プログラムを、記録媒体78から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、ネットワーク2を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
なお、情報提供プログラムは、ブラウザの可視領域から外れている広告枠Aと可視領域に入っている広告枠Bがあって、基準点50からの距離が広告枠Aと広告枠Bとでは、広告枠Aの方が近い場合、端末装置30は、可視領域に入っている広告枠Bのリクエストを送信する順序を上げる等、各広告枠が初期表示領域55等の可視領域に含まれているか否かに応じて、リクエストを送信する順序を決定してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者には明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 広告システム
10 コンテンツサーバ
11、21、31 通信部
12、22、32 制御部
13、23 記憶部
14 コンテンツデータベース
15 受信部
16 コンテンツ配信部
20 広告配信サーバ
24 広告データベース
25 デデュープテーブル
26 広告配信部
30 端末装置
33 入力部
34 出力部
35 要求部
36 操作制御部
37 表示制御部
38 生成部
39 決定部
40 送信部
41 表示部

Claims (14)

  1. 制御情報とともに複数の表示領域を含む第1コンテンツを端末装置に配信する配信部を備え、
    前記制御情報は、
    前記第1コンテンツを画面上に表示する際において各表示領域が配置される画面上の位置を特定する特定手順と、
    前記特定手順により特定された位置に基づく優先度が高い順に、前記表示領域に表示される第2コンテンツの配信を要求する配信要求を、前記第2コンテンツを配信する配信装置に対して、前記表示領域ごとに送信する送信手順
    を前記端末装置に実行させることを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記送信手順は、所定の基準点と各表示領域との間の距離に基づく優先度が高い順に、前記配信要求を送信することを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記送信手順は、前記第1コンテンツの初期表示を行なう際に基準とされる位置を、所定の基準点とし、当該基準点と各表示領域との間の距離に基づく優先度が高い順に、前記配信要求を送信することを特徴とする請求項1または2に記載の情報提供装置。
  4. 前記送信手順は、前記第1コンテンツの左上の角を、所定の基準点とし、当該基準点と各表示領域との間の距離に基づく優先度が高い順に、前記配信要求を送信することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の情報提供装置。
  5. 前記送信手順は、所定の基準点と各表示領域との間の距離が短い表示領域から順に前記配信要求を送信することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の情報提供装置。
  6. 前記特定手順は、前記表示領域のうち、前記第1コンテンツの初期表示の際に表示される領域に含まれる表示領域を特定し、
    前記送信手順は、前記特定手順により特定された表示領域に表示させる第2コンテンツの取得要求を、他の表示領域に表示される広告の取得要求よりも先に送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の情報提供装置。
  7. 前記特定手順は、前記表示領域のうち、前記第1コンテンツの初期表示の際に表示される領域に重心が含まれる表示領域を特定し、
    前記送信手順は、前記特定手順により特定された表示領域に表示させる第2コンテンツの取得要求を、他の表示領域に表示させる第2コンテンツの取得要求よりも先に送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の情報提供装置。
  8. 前記特定手順は、前記第1コンテンツの初期表示の際に表示される領域と、各表示領域との間の距離を測定し、
    前記送信手順は、前記特定手順により測定された距離が短い表示領域から順に前記配信要求を送信することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の情報提供装置。
  9. 端末装置であって、
    制御情報とともに複数の表示領域を含む第1コンテンツを受け付ける受付部を備え、
    前記制御情報は、
    前記第1コンテンツを画面上に表示する際において各表示領域が配置される画面上の位置を特定する特定手順と、
    前記特定手順により特定された位置に基づく優先度が高い順に、前記表示領域に表示される第2コンテンツの配信を要求する配信要求を、前記第2コンテンツを配信する配信装置に対して、前記表示領域ごとに送信する送信手順
    を前記端末装置に実行させることを特徴とする端末装置。
  10. コンピュータが実行する情報提供方法であって、
    制御情報とともに複数の表示領域を含む第1コンテンツを端末装置に配信する配信工程を含み、
    前記制御情報は、
    前記第1コンテンツを画面上に表示する際において各表示領域が配置される画面上の位置を特定する特定手順と、
    前記特定手順により特定された位置に基づく優先度が高い順に、前記表示領域に表示される第2コンテンツの配信を要求する配信要求を、前記第2コンテンツを配信する配信装置に対して、前記表示領域ごとに送信する送信手順
    を前記端末装置に実行させることを特徴とする情報提供方法。
  11. コンピュータに、
    制御情報とともに複数の表示領域を含む第1コンテンツを端末装置に配信する配信手順を実行させ、
    前記制御情報は、
    前記第1コンテンツを画面上に表示する際において各表示領域が配置される画面上の位置を特定する特定手順と、
    前記特定手順により特定された位置に基づく優先度が高い順に、前記表示領域に表示される第2コンテンツの配信を要求する配信要求を、前記第2コンテンツを配信する配信装置に対して、前記表示領域ごとに送信する送信手順
    を前記端末装置に実行させることを特徴とする情報提供プログラム。
  12. コンピュータに、
    制御情報とともに複数の表示領域を含む第1コンテンツを受け付ける受付手順を実行させ、
    前記制御情報は、
    前記第1コンテンツを画面上に表示する際において各表示領域が配置される画面上の位置を特定する特定手順と、
    前記特定手順により特定された位置に基づく優先度が高い順に、前記表示領域に表示される第2コンテンツの配信を要求する配信要求を、前記第2コンテンツを配信する配信装置に対して、前記表示領域ごとに送信する送信手順
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする情報取得プログラム。
  13. 制御情報とともに複数の表示領域を含む第1コンテンツを端末装置に配信する配信部を備え、
    前記制御情報は、
    前記第1コンテンツを画面上に表示する際において各表示領域が配置される画面上の位置を特定する特定手順と、
    前記特定手順により特定された位置に基づく優先度が高い順に、前記表示領域に表示される第2コンテンツの配信を要求する配信要求を、前記第2コンテンツを配信する配信装置に対して、前記表示領域ごとに送信する送信手順
    を前記端末装置に実行させることを特徴とする情報提供装置。
  14. 複数の表示領域を含む第1コンテンツを表示するコンピュータに、
    前記第1コンテンツを画面上に表示する際において各表示領域が配置される画面上の位置を特定する特定手順と、
    前記特定手順により特定された位置に基づく優先度が高い順に、前記表示領域に表示される第2コンテンツの配信を要求する配信要求を、前記第2コンテンツを配信する配信装置に対して、前記表示領域ごとに送信する送信手順
    を実行させることを特徴とする情報取得プログラム。
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