JP5759652B1 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、本発明は、ユーザの意図しない画像選択がなされることを防止し、適切な画像選択に係る処理を実行することを目的とする。
従って、画像の切り替え後に画像の選択操作が行われたときに、該選択操作が切替前画像と切替後画像の何れを対象としたものであるか判定される。
これにより、ユーザに多大な負担を掛けずに、選択操作に対する処理結果がユーザの意思を反映したものとなる。
これにより、ユーザの負担を増加させずにユーザの選択操作の対象とされた画像が推し量られる。
これにより、ユーザの意図しない画像が選択されることによる意図しない画面遷移が発生し、時間を浪費してしまうことが抑制される。
これにより、購買意欲のない商品の広告ページに画面遷移してしまい、時間を浪費することが防止され、また、意図しない商品が閲覧履歴に残ってしまうことが防止される。
この情報処理方法により、適切な画像選択に係る処理が実行される。
本発明に係る記憶媒体は、上記プログラムを記憶した記憶媒体である。これらのプログラムや記憶媒体により上記の情報処理装置を実現する。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<2.ハードウェア構成>
<3.処理の流れ>
<4.選択判定処理>
[4−1.第1の処理例]
[4−2.第2の処理例]
<5.その他の変形例>
<6.まとめ>
<7.プログラム及び記憶媒体>
尚、以下の説明においては、切替前画像、及び、切替後画像として、広告画像が適用された例を示す。従って、以下の例においては、「切替前画像」の一例として「切替前広告」と記載し、「切替後画像」の一例として「切替後広告」と記載する。
本実施の形態の広告配信システム1を含むネットワークシステム全体の構成を図1及び図2を用いて説明する。
図1に示すように、ユーザに広告情報を提供する広告配信システム1は、通信ネットワーク2を介して、ウェブサーバ3、ユーザ端末4、4、・・・と相互に通信可能な状態に接続されている。
広告配信システム1は、ユーザ端末4の要求に応じた広告を配信する機能や、広告の配信に係るログを記憶/管理する機能や、広告情報を管理する機能などを備えた情報処理装置を備えている。
広告の配信に係るログを記憶/管理する機能としては、具体的には、バナー広告の広告ID(Identification)と配信日時と配信先などを紐付けて記憶する処理や、適切な広告ページを配信するためにログを確認する処理(詳しくは後述する)を行う機能などである。
広告を管理する機能としては、広告主が広告配信システム1に登録した広告情報として、バナー広告の画像データや広告ページのURL(Uniform Resource Locator)情報やhtml(HyperText Markup Language)データなどを記憶する機能である。
また通信ネットワーク2の全部又は一部を構成する伝送媒体についても多様な例が想定される。例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、電話線などの有線でも、IrDA(Infrared Data Association)のような赤外線、ブルートゥース(登録商標)、802.11無線、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網などの無線でも利用可能である。
ユーザ端末4は、上記のウェブページなどを閲覧するウェブブラウザなどが動作する情報処理装置であり、例えば、通信機能を備えたPC(Personal Computer)やフィーチャーフォンやPDA(Personal Digital Assistants)、或いは、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスなどである。ユーザ端末4では、ウェブサーバ3で作成された上記のウェブページを閲覧する際に、広告配信システム1にバナー広告の簡易画像を要求する処理が実行される。
広告DB(Database)5は、広告配信システム1が管理する広告の各種データが記憶されるDBであり、広告配信システム1からのデータの記憶や取り出しが可能に接続されている。
ログDB6は、広告配信システム1に対するユーザ端末4の各種要求のログなどが記憶されるDBであり、広告配信システム1からのログの記憶や取り出しが可能に接続されている。
主制御部1aは、通信制御部1eから受信した各種要求や受信データを処理し、各部に対する各種処理を行う。各種処理とは、例えば、広告情報管理部1bに対してユーザごとの適切な広告情報を取得するように要求する処理や、ログ管理部1cに対してユーザ情報とユーザの操作と時間情報を紐付けてログを記憶するように要求する処理や、同じくログ管理部1cに対してユーザによるバナー広告の選択操作(例えば、バナー広告をクリックする操作など)の操作タイミングをログから確認するように要求する処理などである。
ログ管理部1cは、主制御部1aからの要求に従って、ログDB6に対するログの記憶処理や取得処理を実行する。
また、ログ管理部1cは、主制御部1aからの先の操作タイミングの確認要求に応じ、ユーザがユーザ端末4上のバナー広告を選択することによってユーザ端末4から送信される選択広告情報要求に関するログと、当該ユーザ端末4で直前に行われたバナー広告切り替え処理に基づくバナー広告情報要求に関するログとの差分時間を確認する処理を行う。
選択広告情報要求に関するログとは、例えば、遷移先のウェブページのURL情報などの取得要求に関するログであり、以降の説明では、「選択広告情報要求ログ」と記載する。また、バナー広告情報要求に関するログは、以降の説明において、「バナー広告情報要求ログ」と記載する。
尚、主制御部1aは、ログ管理部1cから当該確認結果としての差分時間情報を受け取り、この差分時間情報に基づき、選択判定部1dに対して、判定を要求する処理を実行する。判定を要求する処理とは、ユーザ端末4上で行われたバナー広告の選択操作が、バナー広告切り替え処理の前に表示されていたバナー広告(切替前広告)に対するものであるか、或いは、バナー広告切り替え処理の後に表示されていたバナー広告(切替後広告)に対するものであるかの判定を要求する処理を実行する。差分時間を確認する処理と判定を要求する処理に関しては、詳しく後述する。
ログ種別は、「バナー要求」と「広告要求」の2種類が設けられる。「バナー要求」は先のバナー広告情報要求ログに対して設定され、「広告要求」は先の選択広告情報要求ログに対して設定される。
ユーザ端末情報は、ユーザ端末4を特定するための情報であり、例えばIP(Internet Protocol)アドレスやMAC(Media Access Control)アドレスなどである。
広告IDは、広告DB5に記憶されている各種の広告から、一つの広告を一意に特定するための情報である。
時刻情報は、ログを記録する対象となる操作や処理が行われた時刻を推定できるものであり、ログ種別が「バナー要求」であるログの時刻情報としては、例えば、広告配信システム1がバナー広告情報要求を受信した日時である。また、ログ種別が「広告要求」であるログの時刻情報としては、例えば、広告配信システム1が選択広告情報要求を受信した日時である。
通信制御部1eは、通信ネットワーク2を介して受信した情報を主制御部1aに送信する処理や、主制御部1aから渡された各種広告情報などをユーザ端末4に送信する処理などを実行する。
図4は、図1及び図2に示した広告配信システム1、ウェブサーバ3、ユーザ端末4のハードウエアを例示する図である。それぞれのサーバや端末におけるコンピュータ装置のCPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または記憶部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104には、入出力インターフェース105も接続されている。
入出力インターフェース105には、キーボード、マウス、タッチパネルなどよりなる入力装置106、LCD(Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)、有機EL(Electroluminescence)パネルなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力装置107、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ装置などより構成される記憶部108、通信ネットワーク2を介しての通信処理や機器間通信を行う通信部109が接続されている。
入出力インターフェース105にはまた、必要に応じてメディアドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、リムーバブルメディア111に対する情報の書込や読出が行われる。
CPU101が各種のプログラムに基づいて処理動作を行うことで、広告配信システム1などの各種の情報処理装置、ウェブサーバ3、ユーザ端末4のそれぞれにおいて後述する情報処理や通信が実行される。
尚、広告配信システム1などの各種の情報処理装置、ウェブサーバ3、ユーザ端末4を構成するそれぞれの情報処理装置は、図4のようなコンピュータ装置が単一で構成されることに限らず、複数のコンピュータ装置がシステム化されて構成されてもよい。複数のコンピュータ装置は、LANなどによりシステム化されていてもよいし、インターネットなどを利用したVPN(Virtual Private Network)などにより遠隔地に配置されたものでもよい。
次に、広告配信システム1、ウェブサーバ3、及び、ユーザ端末4で行われる各処理の流れについて、図5を参照しながら説明する。
以下では、ユーザがユーザ端末4を用いて、バナー広告が一定時間で切り替わる広告枠を備えたウェブページを閲覧し、そのバナー広告をクリックするなどして選択した際に、広告配信システム1、ウェブサーバ3、及び、ユーザ端末4で実行される各処理の流れを説明する。尚、本実施の形態では、ウェブページ上に一つの広告枠が設けられ、該広告枠に表示されるバナー広告が一定時間で切り替わる例を説明する。
この処理に伴い、広告配信システム1の主制御部1aは、ステップS301で、バナー広告情報要求受信処理を実行する。バナー広告情報要求受付処理では、主制御部1aが広告情報管理部1bに対して適切なバナー広告を選定する処理を実行させる指示を出すと共に、ログ管理部1cに対してバナー広告情報要求受信に係るバナー広告情報要求ログを記憶させる指示を出す。バナー広告情報要求ログの時刻情報としては、例えば、バナー広告情報要求を受信した時刻を記憶する。
ステップS302で広告枠に表示するバナー広告が決定されると、広告配信システム1の主制御部1aはステップS303で、広告情報管理部1bによって決定されたバナー広告に係る情報を送信するバナー広告情報送信処理を実行する。バナー広告情報送信処理では、例えば、広告枠に表示させる簡易画像データやバナー広告がクリックされたときの遷移先ウェブページ情報(URLなど)が送信される。
バナー広告情報送信処理に応じて、ユーザ端末4はステップS104で、バナー広告情報受信処理を実行し、バナー広告の簡易画像をウェブブラウザ上の広告枠に表示させる。
ユーザ端末4は、ステップS105で画像選択操作が行われていないと判定した場合、続くステップS106で時間経過確認処理を実行する。時間経過確認処理は、一つのバナー広告が表示される最大の時間長を表示時間長としたときに、現在表示されているバナー広告が表示されてから経過した時間長が表示時間長に達したか否かを判定する処理となる。
ステップS106の時間経過確認処理において、先の経過した時間長が表示時間長に達していないと判定した場合、ユーザ端末4はステップS105を再び実行する。また、先の経過した時間長が表示時間長に達したと判定した場合、広告枠に異なるバナー広告を表示させるために、ユーザ端末4はステップS103のバナー広告情報要求処理を実行する。
ステップS304の選択広告情報要求受信処理では、主制御部1aがログ管理部1cに対して選択広告情報要求受信に係る選択広告情報要求ログを記憶させる指示を出す。選択広告情報要求ログの時刻情報としては、例えば、選択広告情報要求を受信した時刻を記憶する。
続くステップS305の選択判定処理では、ログ管理部1cが必要なログ情報を取得し、選択判定部1dが選択判定処理を実行する。選択判定処理は、ユーザのバナー広告に対する選択操作が何れのバナー広告を対象としたものかを判定する処理であり、具体的には、バナー広告画像の切り替え直後にユーザの選択操作が行われたときに、ユーザの選択操作が切り替え前のバナー広告を対象としたものであるか、切り替え後のバナー広告を対象としたものであるかを判定する処理である。即ち、先の選択広告情報として何れかのバナー広告を設定する処理となる。詳しくは、いくつかのパターンを挙げて後述する。
次に、広告配信システム1の主制御部1aは、ステップS306で選択対応処理を実行する。選択対応処理は、ステップS305においてユーザ端末4へ送信する広告情報(選択広告情報)として設定された何れかのバナー広告に紐付いたウェブページデータを送信する処理となる。具体的には、主制御部1aが広告情報管理部1bに対して、選択広告情報の取得を指示する。広告情報管理部1bによって取得された、バナー広告に紐付いたウェブページデータは、ユーザ端末4へ送信される。
[4−1.第1の処理例]
選択判定処理の第1の処理例を図6を用いて説明する。
選択判定処理は、前述の通り、バナー広告に対するユーザの選択操作(ここでは、当該選択操作とする)に応じて実行される処理であり、第1の処理例では、バナー広告の切り替え直後にバナー広告がクリックされた場合、即ち、切替後広告のクリックタイミングがユーザ端末4におけるバナー広告切替直後であった場合、切替前広告がクリックされたと判定する処理となる。
先ず、ステップS401において、広告配信システム1の主制御部1aから指示を受けたログ管理部1cは、時刻情報取得処理を実行する。時刻情報取得処理では、ユーザの当該選択操作に基づく選択広告情報要求ログ(ログ種別:「広告要求」)のユーザ端末情報と時刻情報t1を取得する。更に、同一のユーザ端末情報を有し、かつ、ログ種別が「バナー要求」とされ、時刻情報がt1以前となる最も直近のログの時刻情報t2(<t1)をログDB6から取得する。取得したバナー広告情報要求ログの時刻情報t2と選択広告情報要求ログの時刻情報t1は、主制御部1aに送信される。尚、該当するログが存在した場合でも、バナー広告情報要求ログが二つ以上存在しない場合、時刻情報取得できなかったとしてその旨を主制御部1aに通知する。バナー広告情報要求ログが一つだけである場合は、切替前広告が存在しないため、ユーザの選択操作の対象とされるバナー広告が切替後広告に一意に決定可能なためである。具体的には、バナー広告(広告A)のバナー広告情報要求ログが記録され、続いて、バナー広告(広告B)のバナー広告情報要求ログが記録され、直後に選択広告情報要求ログが記録された場合は、広告A/Bのいずれを対象とした選択操作であるのか疑義が生じる可能性がある。しかし、バナー広告(広告A)のバナー広告情報要求ログが記録され、続いて、選択広告情報要求ログが記録された場合は、選択対象となるバナー広告が広告Aしか存在しえないからである。
時刻情報が取得できたと判定した場合、主制御部1aの指示により、選択判定部1dはステップS403において、ユーザの当該選択操作が切替前広告に対する操作であるか、切替後広告に対する操作であるかを判定する処理を実行する。即ち、時刻情報t1と時刻情報t2の差分が所定値T0以下であるか否かを判定する処理であり、具体的には、(t1−t2)<T0を満たすか否かを判定する処理となる。
ステップS403において(t1−t2)<T0を満たさないと判定した場合、広告配信システム1の主制御部1aは、ステップS405において、ユーザ端末4へ送信する広告情報(選択広告情報)として切替後広告情報を設定し、選択判定処理を終了する。
この結果、ステップS306で説明した選択対応処理において、選択判定処理で設定された選択広告情報に基づき、適切なウェブページデータがユーザ端末4へ送信される。
選択判定処理の第2の処理例を図7を用いて説明する。
第2の処理例では、バナー広告の切り替え直後にバナー広告がクリックされた場合、何れのバナー広告を選択したかをユーザに確認する処理を実行する。
尚、ステップS501及びステップS502の各処理は、先のステップS401及びステップS402の各処理と同じであるため、説明を省略する。
尚、「選択画面提示処理」は、本発明の請求項における「確認処理」に相当する。
ステップS505の選択結果が切替後広告である場合には、主制御部1aはステップS507において、選択広告情報として切替後広告情報を設定し、選択判定処理を終了する。
また、ステップS503において、(t1−t2)<T0を満たさないと判定した場合、即ち、バナー広告の切り替えから十分に時間が経過後、バナー広告に対する選択操作が行われたと判定した場合、主制御部1aは、続いてステップS507において、選択広告情報として切替後広告情報を設定し、選択判定処理を終了する。
この結果、ステップS306で説明した選択対応処理において、選択判定処理で設定された選択広告情報に基づき、適切なウェブページデータがユーザ端末4へ送信される。
上述した実施の形態では、広告配信システム1がステップS305の選択判定処理やステップS306の選択対応処理などを実行したが、広告配信システム1は要求された広告情報(バナー広告用の画像や広告ページのウェブページデータなど)を返す処理を行うのみとされてもよい。この場合には、ウェブサーバ3が各種の判定処理などを行い、必要に応じて適切な広告を広告配信システム1から取得する処理を実行する。
また、広告配信システム1が要求された広告情報を返す処理を行うのみとされた場合には、ユーザ端末4からの各種要求をウェブサーバ3が受信することにより、ウェブサーバ3は各ログに係る時刻情報を取得することができる。
同様に、同じウェブページAを閲覧した場合であっても、閲覧するごとに異なるユーザ端末情報として記録されてもよい。具体的には、ユーザ端末4を用いてウェブページAを閲覧し、続いて、ウェブページAを表示し直す更新操作を行った場合、最初のウェブページAの閲覧時に表示されている広告Aに対する各種ログと、更新後のウェブページAの閲覧時に表示されている広告A’に対する各種ログとにおいて、異なるユーザ端末情報が記憶される。
上述した広告配信システム1は、ユーザ端末4上に表示されるウェブページ上の一部の同一の領域に表示されそれぞれがユーザの選択操作の対象となる複数の画像の切り替えが行われた場合に、切替前画像に係る情報を切り替え後も保持する情報管理部としての広告情報管理部1bと、切り替えのタイミングと、領域に対するユーザの選択操作タイミングとを取得する時間情報取得部としてのログ管理部1cと、切り替えが行われた時点から所定時間以下に選択操作タイミングをログ管理部1cが取得した際に、選択操作が切替前画像と切替後画像の何れを対象としたものであるかを判定する選択判定部1dと、判定に基づいて切替前画像または切替後画像に係る情報をユーザ端末4に送信する選択対応処理を実行する選択対応処理部としての主制御部1aとを備えたものである。
従って、画像の切り替え後に画像の選択操作が行われた場合に、該選択操作が切替前画像と切替後画像の何れを対象としたものであるか判定される。
これにより、ユーザの意図しない画像選択がなされることを防止する。また、ユーザに不本意な画面遷移が起こってしまうことを防止することができる。
更に、例えば、ウェブページの表示ごとに異なる広告が表示されるように広告配信システム1が構成されている場合、ユーザが広告ページに遷移する前のページを再度閲覧したとしても、ユーザが選択しようとした広告が再度表示されるとは限らず、ユーザが目的の広告を探すことが困難となってしまう。また、広告主にとっても、商品の販売機会を失うことになりかねない。上記した広告配信システム1においては、このような問題点も解決することが可能である。
これにより、ユーザに多大な負担を掛けずに、選択操作に対する処理結果がユーザの意思を反映したものとなる。
これにより、ユーザの負担を増加させずにユーザの選択操作の対象とされた画像が推し量られる。これにより、ユーザにストレスを感じさせてしまう状況を回避することが可能となる。
これにより、ユーザの意図しない画像が選択されることによる意図しない画面遷移が発生し、時間を浪費してしまうことが抑制される。
これにより、購買意欲のない商品の広告ページに画面遷移してしまい、時間を浪費することが防止され、また、意図しない商品が閲覧履歴に残ってしまうことが防止される。従って、例えば、ユーザの閲覧履歴などに基づいて、ユーザの嗜好に合致した広告をユーザごとに変えて提供するシステムを組み合わせて運用する場合などに、不適切な広告をユーザに提示してしまうことを防止することができる。
以上、本発明の広告配信システム1を説明してきたが、実施の形態のプログラムは、広告配信システム1における処理を演算処理装置(CPUなど)に実行させるプログラムである。
また、前記切り替えのタイミングと、前記領域に対するユーザの選択操作タイミングとを取得する手順を演算処理装置に実行させる。
更に、前記切り替えが行われた時点から所定時間以下に前記選択操作タイミングを取得した際に、当該選択操作が前記切替前画像と切替後画像の何れを対象としたものであるかを判定する手順を演算処理装置に実行させる。
更にまた、前記判定に基づいて前記切替前画像または前記切替後画像に係る情報を前記端末に送信する選択対応処理を実行する手順を演算処理装置に実行させる。
即ちこのプログラムは、演算処理装置に対して図5で説明したステップS304乃至ステップS306で示した各処理と、図6で説明したステップS401乃至ステップS405で示した各処理と、図7で説明したステップS501乃至ステップS507で示した各処理を実行させるプログラムである。
尚、このプログラムは、ユーザ端末4を用いて実現することも可能である。そのためには、図5で説明したステップS304乃至ステップS306で示した各処理と、図6で説明したステップS401乃至ステップS405で示した各処理と、図7で説明したステップS501乃至ステップS507で示した各処理がユーザ端末4上で実行されるように、ウェブサーバ3から送信されるウェブページデータに当該プログラムが含まれていればよい。
そしてこのようなプログラムはコンピュータ装置などの機器に内蔵されている記憶媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROMなどに予め記憶しておくことができる。或いはまた、半導体メモリ、メモリカード、光ディスク、光磁気ディスク、磁気ディスクなどのリムーバブル記憶媒体に、一時的或いは永続的に格納(記憶)しておくことができる。またこのようなリムーバブル記憶媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記憶媒体からパーソナルコンピュータなどにインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
Claims (8)
- 端末上に表示されるウェブページ上の一部の同一の領域に表示されそれぞれがユーザの選択操作の対象となる複数の画像の切り替えが行われた場合に、切替前画像に係る情報を前記切り替え後も保持する情報管理部と、
前記切り替えのタイミングと、前記領域に対するユーザの選択操作タイミングとを取得する時間情報取得部と、
前記切り替えが行われた時点から所定時間以下に前記選択操作タイミングを前記時間情報取得部が取得した際に、当該選択操作が前記切替前画像と切替後画像の何れを対象としたものであるかを判定する選択判定部と、
前記判定に基づいて前記切替前画像または前記切替後画像に係る情報を前記端末に送信する選択対応処理を実行する選択対応処理部と、を備えた
情報処理装置。 - 前記切り替えのタイミングと前記選択操作タイミングとの差分が所定時間以下である場合に、
前記選択判定部は、ユーザの前記選択操作が何れの画像を対象としたものかを確認する確認画面をユーザに提示する確認画面提示処理を実行し、
前記選択判定部は、前記確認画面に対するユーザの応答に基づいて前記判定を実行する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記切り替えのタイミングと前記選択操作タイミングとの差分が所定時間以下である場合に、前記選択判定部は、前記判定の対象とされたユーザ操作が前記切替前画像を対象としたものであると判定する
請求項1に記載の情報処理装置。 - 画像選択に係る情報は、画像選択時に遷移する遷移先ウェブページのアドレスとされ、
前記選択対応処理は、前記遷移先ウェブページを表示させる処理とされた
請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記切替前画像及び前記切替後画像は広告画像とされた
請求項1に記載の情報処理装置。 - 情報処理装置に実行させる情報処理方法であって、
端末上に表示されるウェブページ上の一部の同一の領域に表示されそれぞれがユーザの選択操作の対象となる複数の画像の切り替えが行われた場合に、切替前画像に係る情報を前記切り替え後も保持し、
前記切り替えのタイミングと、前記領域に対するユーザの選択操作タイミングとを取得し、
前記切り替えが行われた時点から所定時間以下に前記選択操作タイミングを取得した際に、当該選択操作が前記切替前画像と切替後画像の何れを対象としたものであるかを判定し、
前記判定に基づいて前記切替前画像または前記切替後画像に係る情報を前記端末に送信する選択対応処理を実行する
情報処理方法。 - 端末上に表示されるウェブページ上の一部の同一の領域に表示されそれぞれがユーザの選択操作の対象となる複数の画像の切り替えが行われた場合に、切替前画像に係る情報を前記切り替え後も保持する手順と、
前記切り替えのタイミングと、前記領域に対するユーザの選択操作タイミングとを取得する手順と、
前記切り替えが行われた時点から所定時間以下に前記選択操作タイミングを取得した際に、当該選択操作が前記切替前画像と切替後画像の何れを対象としたものであるかを判定する手順と、
前記判定に基づいて前記切替前画像または前記切替後画像に係る情報を前記端末に送信する選択対応処理を実行する手順とを
演算処理装置に実行させるプログラム。 - 端末上に表示されるウェブページ上の一部の同一の領域に表示されそれぞれがユーザの選択操作の対象となる複数の画像の切り替えが行われた場合に、切替前画像に係る情報を前記切り替え後も保持する手順と、
前記切り替えのタイミングと、前記領域に対するユーザの選択操作タイミングとを取得する手順と、
前記切り替えが行われた時点から所定時間以下に前記選択操作タイミングを取得した際に、当該選択操作が前記切替前画像と切替後画像の何れを対象としたものであるかを判定する手順と、
前記判定に基づいて前記切替前画像または前記切替後画像に係る情報を前記端末に送信する選択対応処理を実行する手順とを
演算処理装置に実行させるプログラムを記憶した記憶媒体。
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