JP2019056383A - テンショナアーム - Google Patents

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Abstract

【課題】揺動振幅が抑えられ、プーリが周囲の機器に干渉することが防止されるテンショナアームを提供する。【解決手段】円筒状部材22は、捻りコイルバネによって、捻りコイルバネの軸心周りである揺動方向に付勢される。肉厚部30は円筒状部材22から径方向外方に膨出する。アーム部23は、肉厚部30と一体的に形成されて径方向外方に延び、揺動端にプーリが枢着される。肉厚部30が膨出する方向は、円筒状部材22の軸心とプーリの軸心とを結ぶ直線に対して交差する方向である。【選択図】図5

Description

本発明は、例えば自動車用補機駆動システムにおいて、無端状ベルトの張力を調整するテンショナの部品であるテンショナアームに関する。
従来、自動車用補機駆動システムにおいて、エンジンと補機の間において駆動力を伝達する無端状ベルトの張力を適切な大きさに維持するために、例えば特許文献1に開示されているようなテンショナが設けられる。テンショナは、テンショナアームに設けられたプーリがベルトの背面に係合し、テンショナカップに設けられた捻りコイルバネによってベルトを押圧するように構成される。
特開2015−224613号公報
テンショナアームはベルトの張力変動に伴って揺動するので、テンショナは、プーリがテンショナの周囲に設けられた機器に干渉しないように設けることが必要である。特に、自動車用エンジンがスタータ・ジェネレータを備える場合、エンジンの始動時と定常運転時においてテンショナアームの揺動方向が逆になり、その揺動角度は通常のテンショナよりも大きいので、プーリが周囲の機器に干渉する可能性が高くなるという問題がある。
本発明は、テンショナアームの揺動振幅を抑えて、プーリが周囲の機器に干渉しないようにすることを目的としている。
本発明に係るテンショナアームは、捻りコイルバネと同軸的に設けられ、捻りコイルバネによって、捻りコイルバネの軸心周りである揺動方向に付勢される円筒状部材と、円筒状部材から径方向外方に膨出する肉厚部と、肉厚部と一体的に形成されて径方向外方に延び、揺動端にプーリが枢着されるアーム部とを備え、肉厚部が、円筒状部材の軸心とプーリの軸心とを結ぶ直線に対して交差する方向に膨出することを特徴としている。
肉厚部の軸方向長さが円筒状部材の軸方向長さよりも長く、肉厚部の外周面において、円筒状部材から軸方向に突出した端部にアーム部が設けられてもよい。好ましくは、肉厚部がプーリに対向する第1の外面と円筒状部材の外周面と同軸的な円筒状曲面である第2の外面とを有し、アーム部は第1および第2の外面に対して垂直方向に延びる。また肉厚部の周方向長さは、円筒状部材の直径に略等しく、かつ直径よりも短く成形されてもよい。
本発明のテンショナアームによれば、揺動振幅が抑えられ、プーリが周囲の機器に干渉することが防止される。
本発明の一実施形態であるテンショナアームを備えたインテグレーテッド・スタータ・ジェネレータ(ISG)用のテンショナを示す正面図である。 テンショナアームにプーリと捻りコイルバネが取付けられた組立体を示す正面図である。 図2に示す組立体の側面図である。 図2に示す組立体の背面図である。 テンショナアームの斜視図である。
以下、図示された実施形態を参照して本発明を説明する。
図1は本発明の一実施形態であるテンショナアーム10を備えたテンショナ11を示している。このテンショナ11は、インテグレーテッド・スタータ・ジェネレータ(ISG)のプーリに掛け回される無端状ベルト12の張力を調整するために設けられる。テンショナ11はベース13によってエンジン本体に固定され、ベース13には板状の揺動部材14が取付けられる。揺動部材14はベース13に対して、ISGの駆動軸(図示せず)の軸心Cの周りに揺動自在である。また揺動部材14は第1および第2のセンターアーム15、16を有し、第1のセンターアーム15には第1のプーリ17が回転自在に設けられ、第2のセンターアーム16にはサイドアーム(テンショナアーム)10が揺動自在に取付けられる。テンショナアーム10の揺動端(先端)には第2のプーリ18が回転自在に設けられる。
ISGの駆動軸は図1において時計方向に回転し、ベルト12は矢印A方向に回動する。揺動部材14は捻りバネ(図示せず)によって、図1において時計方向に付勢される。テンショナアーム10は、第2のセンターアーム16のピボット軸20に設けられた捻りコイルバネ21(図2、3参照)によって、図1において反時計方向に付勢される。エンジンの始動時、ISGはスタータすなわち駆動源として作用するので、ベルト12は、テンショナ11よりも上流側(図1において左側)が張り側になり、テンショナ11よりも下流側(図1において右側)が緩み側になる。これに対してエンジンの定常運転時、ISGはジェネレータすなわち被駆動部として作用するので、ベルト12は、テンショナ11よりも上流側が緩み側になり、テンショナ11よりも下流側が張り側になる。
第2のプーリ18が係合するベルト12の部分の張力変動の抑制動作を説明する。エンジンの始動時、ベルト12の張力が相対的に大きくなるので、揺動部材14すなわち第2のセンターアーム16が時計回りに回動してピボット軸20が図1の上方に変位し、この状態で第2のプーリ18がベルト12を押圧する。つまり第2のプーリ18は図1において、相対的に上方に位置した状態でベルト12に係合する。一方エンジンの定常運転時、ベルト12の張力が相対的に小さくなるので、揺動部材14すなわち第2のセンターアーム16が反時計回りに回動してピボット軸20が図1の下方に変位し、この状態で第2のプーリ18がベルト12を押圧する。つまり第2のプーリ18は図1において、相対的に下方に位置した状態でベルト12に係合する。
第2のプーリ18はベルト12の張力の変動に応じて揺動するが、エンジンの始動時と定常運転時において、揺動する範囲は異なる。すなわち第2のプーリ18の可動範囲はISGを備えないエンジンと比べて広く、周囲に設けられた各種機器と干渉しやすい。本実施形態では、次に述べるように、ピボット軸20と第2のプーリ18の軸間距離を小さくして、第2のプーリ18の可動範囲が極力狭くなるよう、テンショナアーム10が構成されている。
図2〜5を参照してテンショナアーム10の構成を説明する。図2〜4は、テンショナアーム10をテンショナ11から取外した状態を示している。図2はテンショナアーム10と第2のプーリ18と捻りコイルバネ21の組立体を図1と同じ方向から見た図、図3はその組立体を側方から見た図、図4はその組立体を図1とは反対方向から見た図である。図5はテンショナアーム10だけを示す斜視図である。
テンショナアーム10は、第2のセンターアーム16(図1)にピボット軸20を介して接続される円筒状部材22を有する。円筒状部材22の中心部にはピボット軸20が挿通される支持穴40が形成される。ピボット軸20の端部は支持穴40から突出し、ピボット軸20の端部に形成されたフランジ部(図示せず)と支持穴40を囲繞する環状面41との間には、環状のブッシング(図示せず)が設けられる。円筒状部材22において、環状面41の裏側(図5において下側)には、捻りコイルバネ21がピボット軸20を中心として配置される。すなわち円筒状部材22はピボット軸20と捻りコイルバネ21に対して同軸的である。捻りコイルバネ21の一端が第2のセンターアーム16に係止する一方、他端が円筒状部材22に係止し、したがってテンショナアーム10が第2のセンターアーム16に取付けられた状態において、円筒状部材22は捻りコイルバネ21によって、捻りコイルバネ21の軸心周りである揺動方向に付勢される。
円筒状部材22には、径方向外方に膨出する肉厚部30が形成される。肉厚部30が膨出する方向は、円筒状部材22の軸心と第2のプーリ18の軸心とを結ぶ直線に対して交差する方向である。肉厚部30の軸方向長さは円筒状部材22の軸方向長さよりも長く、円筒状部材22から軸方向に突出した肉厚部30の端部には、板状のアーム部23が設けられる。アーム部23は円筒状部材22の径方向外方に延び、円筒状部材22とは反対側である揺動端には、円板状のプーリ支持部24が設けられる。プーリ支持部24の中心部にはピン25を介して第2のプーリ18が回転自在に取付けられる。なお第2のプーリ18はプーリ支持部24よりも若干大径であり、第2のプーリ18の外周面はプーリ支持部24の外周縁から外方にはみ出ている。
肉厚部30の周方向長さは円筒状部材22の直径に略等しいが若干短く、肉厚部30の一側面である第1の外面31は、第2のプーリ18に近接し、対向している。第1の外面31は、プーリ18の外周面に沿う円筒状の凹状曲面である。また肉厚部30は、円筒状部材22の円筒状外周面26と同軸的な円筒状曲面である第2の外面32を有する。第1の外面31と第2の外面32は、図4に示されるように略直交する。
アーム部23は第1の外面31と第2の外面32に対して垂直方向に延び、肉厚部30の外周面に一体的に形成される。肉厚部30の軸方向長さは、図3に示されるように、アーム部23の厚さと第2のプーリ18の軸方向長さとの和よりも若干大きく、第2のプーリ18は、円筒状部材22の捻りコイルバネ21とは反対側の端面27よりも、僅かに凹陥している。
円筒状部材22と肉厚部30とアーム部23とプーリ支持部24から構成されるテンショナアーム10は例えばアルミ合金を切削加工することによって一体的に成形される。アーム部23は、一端が円筒状部材22に連結され、他端に第2のプーリ18が設けられる板状の片持ち梁であるが、アーム部23と円筒状部材22の間に形成される肉厚部30は、アーム部23に作用する力に対して十分な強度を備えるように成形されている。すなわち肉厚部30の厚さ(円筒状部材22の径方向の寸法)は、その周辺に設けられる機器に干渉しない程度に大きく定められ、第1の外面31はプーリ18に干渉しないように円筒状凹面に成形されている。
このようにピボット軸20と第2のプーリ18の軸間距離が従来装置よりも縮小され、第2のプーリ18の揺動振幅が小さくなるので、第2のプーリ18が周辺に設けられる機器に干渉することがない。したがって、本実施形態を適用したテンショナが設けられる自動車用エンジンを小型化することができる。
18 プーリ
21 捻りコイルバネ
22 円筒状部材
23 アーム部
30 肉厚部
31 第1の外面

Claims (4)

  1. 捻りコイルバネと同軸的に設けられ、前記捻りコイルバネによって、前記捻りコイルバネの軸心周りである揺動方向に付勢される円筒状部材と、
    前記円筒状部材から径方向外方に膨出する肉厚部と、
    前記肉厚部と一体的に形成されて径方向外方に延び、揺動端にプーリが枢着されるアーム部とを備え、
    前記肉厚部が、前記円筒状部材の軸心と前記プーリの軸心とを結ぶ直線に対して交差する方向に膨出することを特徴とするテンショナアーム。
  2. 前記肉厚部の軸方向長さが前記円筒状部材の軸方向長さよりも長く、前記肉厚部の外周面において、前記円筒状部材から軸方向に突出した端部に前記アーム部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のテンショナアーム。
  3. 前記肉厚部が、前記プーリに対向する第1の外面と、前記円筒状部材の外周面と同軸的な円筒状曲面である第2の外面とを有し、
    前記アーム部が、前記第1および第2の外面に対して垂直方向に延びることを特徴とする請求項1に記載のテンショナアーム。
  4. 前記肉厚部の周方向長さが前記円筒状部材の直径に略等しく、かつ前記直径よりも短いことを特徴とする請求項1に記載のテンショナアーム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011202778A (ja) * 2010-03-26 2011-10-13 Bando Chemical Industries Ltd オートテンショナ、その可動部材の製造方法

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