JP3062499U - オ―トテンショナ - Google Patents

オ―トテンショナ

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JP3062499U
JP3062499U JP1999001871U JP187199U JP3062499U JP 3062499 U JP3062499 U JP 3062499U JP 1999001871 U JP1999001871 U JP 1999001871U JP 187199 U JP187199 U JP 187199U JP 3062499 U JP3062499 U JP 3062499U
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JP
Japan
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bearing
cup
arm
washer
projection
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JP1999001871U
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Inventor
一正 鮎川
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ユニッタ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートテンショナの取付けの自由度を向上さ
せる。 【解決手段】 カップ12の軸受部14にボルト20を
貫通させて、カップ12をエンジンブロック16に固定
する。アーム30の筒部32内にブッシング34、36
を介して軸受部14を挿入する。アーム30の上面30
aから突出する軸受部14の先端部15にワッシャ24
をカシメて一体的に固定する。これにより、アーム30
の軸受部14に対する軸方向への相対移動を規制し、か
つアーム30を軸受部に対して回転自在に固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、例えば車輌用エンジンの補機駆動を行うためのベルトに適切な張力 を付与するとともに、ベルトの振動を減衰させるオートテンショナに関する。
【0002】
【従来の技術】
オートテンショナは、例えば単一のベルトによって自動車用エンジンの駆動力 をオルタネータ等の複数の補機に伝達する駆動伝達装置に用いられる。このよう なオートテンショナは、例えばエンジンブロック等に固定されるカップと、この カップの開口部に回転自在に取付けられるアームと、アームの先端に取付けられ ベルトに当接するプーリとを備える。
【0003】 アームはカップ内に収容されたねじりコイルスプリングによって所定の回転方 向に付勢され、これによりベルトに適切な張力が付与される。また、アーム回転 時には、アームとカップとの間に設けられたダンピング部材によってダンピング 力が発生し、これによりアームの回転が制動されて、エンジン回転数や負荷の変 動により発生するベルトの振動が減衰させられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
カップには外周面から突出する取付部が設けられ、この取付部に形成されたボ ルト穴にボルトが挿入されてエンジンブロックに取付けられる。しかし、取付部 が突出しているため、取付け位置が限られてしまうことが問題であった。
【0005】 本考案は、この様な点に鑑みてなされたものであり、オートテンショナの取付 け位置の自由度を向上させることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案によるオートテンショナは、ボルトにより所定の位置に固定され、この ボルトの軸受部が底面部から開口部に向かって延びるカップと、カップの開口部 に設けられ、カップの底面部に向かって延び軸受部が貫通する筒部を有するアー ムと、アームのカップに対向する面とは反対側の面から突出する軸受部の先端部 に一体的に固定され、アームのカップに対するボルトの軸心方向に沿う相対移動 を規制するワッシャとを備えている。このようなオートテンショナにおいて、軸 受部の先端部が、周方向に等間隔に配され軸心方向に沿って突出した複数の突起 を有し、ワッシャが突起にそれぞれ係合する複数の凹部を有することが特徴とさ れる。
【0007】 オートテンショナにおいて、好ましくは突起の軸心方向長さがワッシャの板厚 よりも大きく設けられ、突起と凹部との係合時に突起の端部が押圧されて塑性変 形し、凹部の縁部の径方向外側が突起の塑性変形した外縁部によって覆われる。 また好ましくは、軸受部と筒部との間にブッシングが設けられ、軸受ブッシング に形成されたフランジ部がアームとワッシャとの間に介在してもよい。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案によるオートテンショナの実施形態について添付図面を参照して 説明する。
【0009】 図1には実施形態であるオートテンショナの平面図が示される。オートテンシ ョナ10は、図示しないカップを所定位置に固定するボルト20と、このボルト 20の軸心周りに回転自在なアーム30を備える。アーム30は図示しないねじ りコイルスプリングによって矢印A方向に回転付勢される。
【0010】 アーム30の先端にはプーリ40が取付けられる。プーリ40はボルト20に 平行なプーリ軸42周りに回転し、プーリ軸42はアーム30に伴ってボルト2 0周りに所定の角度範囲内で揺動する。プーリ40の外周面44にはベルト50 が当接している。アーム30とともにプーリ40がボルト20に関して図の反時 計周りに付勢されることにより、ベルト50が緊張させられる。
【0011】 図2はオートテンショナ10の断面図である。カップ12には底面部12aの 中央から開口部12bに向かって立ち上がる軸受部14が一体的に形成され、軸 受部14にはボルト20が貫通している。カップ底面部12aから突出したボル ト20の先端部20aがエンジンブロック16に螺合することにより、カップ1 2はエンジンブロック16に固定される。
【0012】 エンジンブロック16には回り止めピン18が設けられ、回り止めピン18は カップ底面部12aに形成されたピン穴22に係合する。これにより、ボルト2 0を中心とするカップ12の回転が阻止される。
【0013】 アーム30はカップ開口部12bに回転自在に取付けられる。アーム30はカ ップ底面部12aに向かって延びる筒部32を備え、筒部32の内側には2つの ブッシング34、36が圧入される。軸受部14は2つのブッシング34、36 の内側に挿入され、その先端部15はアーム30の上面30aから突出している 。先端部15にはワッシャ24が設けられ、ワッシャ24は先端部15をカシメ ることにより固定される。これによりアーム30のカップ12に対する軸方向の 移動が規制される。アーム30は軸受部14に対して回転自在であり、アーム3 0が回転すると2つのブッシング34、36が軸受部14に対して摩擦摺動する 。
【0014】 カップ12内には軸受部14の周囲に螺旋状に巻回されたねじりコイルスプリ ング26が配設される。ねじりコイルスプリング26の一端部26aはカップ底 面部12aに係合し、他端部26bはアーム30に係合する。ねじりコイルスプ リング26は圧縮された状態で介装されており、アーム30を一定の回転方向( 図1の矢印A方向)に付勢する。
【0015】 アーム30はカップ12側に突出するピン38を備え、ピン38に略環状のダ ンピングバンド60が取付けられる。ダンピングバンド60は、カップ開口部1 2b周縁の略全体に渡って内側から摺接し、軸心方向に2つ重ねられたリングス プリング62によって内側からカップ12側に付勢される。ダンピングバンド6 0はアーム30の回転時にカップ12と摩擦摺動し、この時生じる摩擦力によっ てアーム30に回転抵抗が付与される。従ってベルト50 (図1) の振動に伴う アーム30の過度の揺動が防止され、ベルト50の振動が減衰させられる。
【0016】 図3は軸受部14およびワッシャ24を分解して示す斜視図であり、図4およ び図5は軸受部14にワッシャ24をカシメた状態を示す図である。図4はアー ム30側から見た平面図であり、図5は一部破断して示す斜視図である。
【0017】 軸受部14のアーム30側端部には、3つの突起である先端部15が形成され る。3つの先端部15は周方向に等間隔に配置され、それぞれ軸心Lに沿ってア ーム30側(図3の上方側)に延びている。
【0018】 ワッシャ24は軸受部14の内周面17の直径と略同じ直径を有する内周面2 5を有する。この内周面25から径方向の外側に凹んだ凹部26が、3つ周方向 に等間隔に設けられる。凹部26の断面形状は先端部15の断面形状と略一致し 、扇形を呈する。
【0019】 3つの先端部15と3つの凹部26とがそれぞれ係合することにより、ワッシ ャ24は軸受部14に装着され、周方向への回転が規制される。先端部15の軸 方向長さは、ワッシャ24の板厚より大きく、装着時には先端部15はワッシャ 24から突出している。
【0020】 装着後、先端部15のワッシャ24から突出する部分はアーム30側から押圧 されて塑性変形し、図4および図5に示すように凹部26の縁部より外縁部15 aが径方向の外側に位置し、凹部26の縁部近傍は外縁部15aによって覆われ る。従ってワッシャ24は先端部15によって軸方向に挟持され、軸受部14に 対する軸方向への相対移動が規制される。このようにしてワッシャ24がカシメ られ、軸受部14に一体的に固定される。
【0021】 図2に示すように、ワッシャ24とアーム30との間にはブッシング34のフ ランジ34aが介在している。アーム30およびブッシング34が一体的に回転 すると、フランジ34aはワッシャ24に対して摩擦摺動する。先端部15およ び凹部26との係合によりワッシャ24は回転が規制されているので、フランジ 34aの回転に伴って回転することはない。
【0022】 このように、カップ12の中心を通るボルト20によってオートテンショナ1 0を固定するので、カップ12の外縁に取付部を設ける必要が無く、オートテン ショナ10の取付け位置の自由度を向上させることができる。
【0023】
【考案の効果】
本考案によると、オートテンショナの取付け位置の自由度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるオートテンショナの実施形態を示
す平面図である。
【図2】図1に示すオートテンショナの断面図である。
【図3】軸受部の先端部およびワッシャを示す斜視図で
ある。
【図4】ワッシャを軸受部にカシメた状態をアーム側か
ら見た平面図である。
【図5】ワッシャを軸受部にカシメた状態を一部破断し
て示す斜視図である。
【符号の説明】
10 オートテンショナ 12 カップ 12a 底面部 12b 開口部 14 軸受部 15 先端部 20 ボルト 24 ワッシャ 26 凹部 30 アーム 32 筒部 34、36 ブッシング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面部から開口部に向かって延びる軸受
    部を有するカップと、 前記軸受部に挿入されて前記底面部から突出し、前記カ
    ップを所定の位置に固定するボルトと、 ベルトに当接するプーリを支持し、前記カップの開口部
    から底面部に向かって延びる筒部に前記軸受部が貫通す
    ることにより、前記軸受部周りに回転自在に支持される
    アームと、 前記軸受部の先端部に一体的に固定され、前記アームの
    前記カップに対する前記ボルトの軸心方向に沿う相対移
    動を規制するワッシャとを備え、 前記軸受部の先端部が、周方向に等間隔に配され前記軸
    心方向に沿って突出した複数の突起を有し、 前記ワッシャが前記突起にそれぞれ係合する複数の凹部
    を有することを特徴とするオートテンショナ。
  2. 【請求項2】 前記突起の軸心方向長さが前記ワッシャ
    の板厚よりも大きく設けられ、前記突起と前記凹部との
    係合時に前記突起の端部が押圧されて塑性変形し、前記
    凹部の縁部の径方向外側が前記突起の塑性変形した外縁
    部によって覆われることを特徴とする請求項1に記載の
    オートテンショナ。
  3. 【請求項3】 前記軸受部と前記筒部との間にブッシン
    グが設けられ、前記軸受ブッシングに形成されたフラン
    ジ部が前記アームと前記ワッシャとの間に介在すること
    を特徴とする請求項1に記載のオートテンショナ。
JP1999001871U 1999-03-26 1999-03-26 オ―トテンショナ Expired - Fee Related JP3062499U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10063638B4 (de) * 2000-07-19 2017-03-23 Unitta Co. Automatische Selbstspannvorrichtung

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