JP2019055561A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2019055561A
JP2019055561A JP2017182305A JP2017182305A JP2019055561A JP 2019055561 A JP2019055561 A JP 2019055561A JP 2017182305 A JP2017182305 A JP 2017182305A JP 2017182305 A JP2017182305 A JP 2017182305A JP 2019055561 A JP2019055561 A JP 2019055561A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
image forming
pin
forming apparatus
rotational force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017182305A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6958167B2 (ja
Inventor
和也 神川
Kazuya Kamikawa
和也 神川
祥一郎 西村
Shoichiro Nishimura
祥一郎 西村
光 吉住
Hikari Yoshizumi
光 吉住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2017182305A priority Critical patent/JP6958167B2/ja
Publication of JP2019055561A publication Critical patent/JP2019055561A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6958167B2 publication Critical patent/JP6958167B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Abstract

【課題】装置本体から再搬送ユニットへの駆動力伝達経路を良好に維持できる、画像形成装置を提供する。【解決手段】装置本体11では、駆動力が駆動歯車124から被動歯車125に伝達される。被動歯車125は、第1ピン保持部133を有している。第1ピン保持部133は、回転力伝達ピン127の被保持部144を保持する。また、被動歯車125は、駆動位置と駆動位置よりも左側の非駆動位置との間でスライド可能に設けられている。一方、装置本体11に着脱可能に設けられる再搬送ユニット51には、第2ピン保持部112を有する入力歯車111が備えられている。第2ピン保持部112は、左側に開放されており、被動歯車125が駆動位置に位置するときには、回転力伝達ピン127の他端部を収容する。被動歯車125が非駆動位置に位置するときには、第2ピン保持部112から回転力伝達ピン127の被保持部145を離脱させることができる。【選択図】図8

Description

本発明は、シートの両面に画像を形成可能な画像形成装置に関する。
従来、プリント用紙などのシートの両面に画像を形成可能な画像形成装置が知られている。
この種の画像形成装置において、再搬送ユニットを画像形成部が収容される装置本体に対して着脱可能に設けた構成のものがある。再搬送ユニットには、駆動ローラと、駆動ローラに従動して回転するピンチローラとが設けられている。駆動ローラの軸の端部には、ギヤが相対回転不能に支持されている。再搬送ユニットが装置本体に装着された状態では、装置本体に設けられるギヤが再搬送ユニットのギヤと噛合し、装置本体のギヤから再搬送ユニットのギヤに駆動力が伝達される。
シートの両面に画像が形成されるときには、画像形成部でシートの一方面に画像が形成された後、そのシートが再搬送ユニットに導入される。また、装置本体のギヤから再搬送ユニットのギヤに駆動力が伝達されて、その駆動力により駆動ローラが回転し、駆動ローラに従動してピンチローラが回転する。再搬送ユニットに導入されたシートは、駆動ローラとピンチローラとに挟まれて駆動ローラおよびピンチローラから搬送力を受け、再搬送ユニット内を搬送される。シートは、再搬送ユニットを搬送された後、一方面への画像の形成時と表裏が反転された状態で画像形成部に送り込まれる。そして、画像形成部により、シートの他方面に画像が形成される。
特開2012−208320号公報
特許文献1に開示されている構成では、再搬送ユニットのギヤは、軸の端部に支持されている。そのギヤを支持する軸は、ギヤ側と反対側の端部が再搬送ユニットに支持されることにより、ギヤ側の端部を遊端とする片持ち状態に設けられている。そのため、想定外に大きな駆動力が再搬送ユニットのギヤに加わると、そのギヤの位置が回転軸線と交差する方向にずれて、装置本体のギヤと再搬送ユニットのギヤとの噛合が外れ、装置本体から再搬送ユニットへの駆動力伝達経路が遮断される可能性がある。
本発明の目的は、装置本体から再搬送ユニットへの駆動力伝達経路を良好に維持できる、画像形成装置を提供することである。
前記の目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、装置本体と、前記装置本体に着脱可能に設けられる再搬送ユニットとを含み、前記装置本体は、シートに画像を形成する画像形成部と、所定方向に延びる回転軸線まわりに回転可能に設けられ、駆動源からの駆動力が伝達される第1歯車と、前記第1歯車と噛合する歯が外周に形成された第1歯部、および前記所定方向の一方側に延出する中空状の第1ピン保持部を有し、駆動位置と前記駆動位置よりも前記所定方向の他方側の非駆動位置との間でスライド可能に設けられる第2歯車と、前記第1ピン保持部よりも前記所定方向の前記他方側において前記第2歯車を回転可能に支持する第1支持部と、前記第1支持部よりも前記所定方向の前記一方側において前記第2歯車を回転可能に支持する第2支持部と、一端部が前記第1ピン保持部内に配置されて前記第1ピン保持部に保持され、前記第1ピン保持部から前記所定方向の前記一方側に突出する回転力伝達ピンと、前記第2歯車の前記駆動位置から前記所定方向の前記他方側への移動を規制する規制部材とを備え、前記再搬送ユニットは、前記画像形成部によって一方の面に画像が形成されたシートを前記画像形成部に再搬送する構成のユニットであって、歯が外周に形成された第2歯部、前記所定方向の前記他方側に延出する中空状の第2ピン保持部を有する第3歯車を備え、前記回転力伝達ピンには、前記一端部に前記回転力伝達ピンの回転径方向に突出する第1突起部が形成され、前記他端部に前記回転径方向に突出する第2突起部が形成され、前記第1ピン保持部の内面には、前記所定方向に延びる突条をなし、前記第1突起部と前記回転力伝達ピンの回転方向に当接する第1突条部が形成され、前記第2ピン保持部の内面には、前記所定方向に延びる突条をなし、前記第2突起部と前記回転方向に当接する第2突条部が形成されており、前記第2ピン保持部は、前記所定方向の前記他方側に開放されて、前記第2歯車が前記駆動位置に位置するときに前記回転力伝達ピンの他端部を収容し、少なくとも前記第2歯車が前記非駆動位置に位置するときに前記回転力伝達ピンの前記他端部が離脱可能な構成である。
この構成によれば、装置本体では、第1歯車と第2歯車の第1歯部とが噛合することにより、駆動力が第1歯車から第2歯車に伝達される。第2歯車は、所定方向の一方側に延出する第1ピン保持部とを有している。第1ピン保持部は、回転力伝達ピンの一端部を保持する。また、第2歯車は、駆動位置と駆動位置よりも所定方向の他方側の非駆動位置との間でスライド可能に設けられている。
一方、装置本体に着脱可能に設けられる再搬送ユニットには、第2ピン保持部を有する第3歯車が備えられている。第2ピン保持部は、所定方向の他方側に開放されており、第2歯車が駆動位置に位置するときには、回転力伝達ピンの他端部を収容する。少なくとも第2歯車が非駆動位置に位置するときには、第2ピン保持部から回転力伝達ピンの他端部を離脱させることができる。回転力伝達ピンの他端部を第2ピン保持部から離脱させることにより、再搬送ユニットを装置本体から取り外すことができる。よって、簡易な構成で再搬送ユニットを新品と交換することができる。
回転力伝達ピンの一端部および他端部には、それぞれ第1突起部および第2突起部が形成されている。これに対応して、第1ピン保持部には、第1突起部と回転力伝達ピンの回転方向に接触する第1突条部が形成され、第2ピン保持部には、第2突起部と回転力伝達ピンの回転方向に接触する第2突条部が形成されている。そのため、第2歯車が駆動位置で規制部材によりその移動が規制され、回転力伝達ピンの一端部および他端部がそれぞれ第1ピン保持部および第2ピン保持部に収容される状態で、第2歯車が回転すると、第1ピン保持部の第1突条部から回転力伝達ピンの第1突起部に回転力が入力されて、回転力伝達ピンが回転し、回転力伝達ピンの第2突起部から第2突条部に回転力が伝達されて、第3歯車が回転する。その結果、装置本体から再搬送ユニットへの回転力である駆動力の伝達が達成される。
第2歯車は、所定方向の他方側が第1支持部に支持され、一方側が第2支持部に支持されることにより、第2歯車に大きな駆動力が入力されても、第2歯車の位置が第2歯車の回転軸線と交差する方向にずれることを抑制でき、回転力伝達ピンの他端部が第2ピン保持部から抜けることを抑制できる。その結果、装置本体から再搬送ユニットへの駆動力伝達経路を良好に維持することができる。
また、第2歯車と第3歯車とが回転力伝達ピンにより連結されるので、第2歯車の中心と第3歯車の中心とが一直線上に整列していなくても、その不整列を許容して、第2歯車の回転力を回転力伝達ピンを介して第3歯車に伝達することができる。
本発明によれば、装置本体から再搬送ユニットへの駆動力伝達経路を良好に維持することができる。
本発明の一実施形態に係るカラーレーザプリンタの断面図である。 カラーレーザプリンタの底面図であり、蓋が装置本体に取り付けられた状態を示す。 カラーレーザプリンタの底面図であり、図2に示される一部を拡大して示す。 再搬送ユニットの平面図である。 再搬送ユニットの左側面図である。 再搬送ユニットの下ガイドの斜視図である。 駆動接続部の構成を示す断面図であり、被動ギヤが非駆動位置に位置する状態を示す。 駆動接続部の構成を示す断面図であり、被動ギヤが駆動位置に位置する状態を示す。 駆動接続部の構成を示す断面図であり、被動ギヤが駆動位置と非駆動位置との間に位置する状態を示す。 駆動接続部に備えられる軸受部材の斜視図である。 駆動接続部に備えられる回転力伝達ピンの斜視図である。 蓋の斜視図である。
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
<全体構成>
画像形成装置の一例として、図1には、カラーレーザプリンタ1が示されている。ただし、画像形成装置は、モノクロレーザプリンタであってもよいし、インクジェット方式でプリント用紙などのシートSに画像を形成するインクジェットプリンタであってもよい。
カラーレーザプリンタ1は、装置本体11を備えている。
装置本体11の底部には、給紙トレイ12が装着されている。給紙トレイ12は、装置本体11の底部から一方側に引き出し可能に設けられている。給紙トレイ12は、複数枚のプリント用紙などのシートSを積み重なった状態で収容可能に構成されている。
なお、以下の説明で使用するため、装置本体11からの給紙トレイ12の引出側(図1における左側)を「前側」とし、その反対側を「後側」と規定する。そして、カラーレーザプリンタ1を「前側」から見た状態を基準に左右を規定する。
装置本体11の上面には、後側ほど下方に沈む底面を有する凹部が排紙トレイ13として形成されている。排紙トレイ13は、複数枚のシートSを積み重なった状態で支持することができる。
装置本体11内には、シートSに画像を形成する画像形成部14が設けられている。画像形成部14は、4組のプロセス部21と、露光器22と、定着器23とを備えている。
4組のプロセス部21は、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)の各色用として設けられ、給紙トレイ12の上側の位置において、前側からブラック、イエロー、マゼンタおよびシアンの順に、前後方向に等間隔で並列に配置されている。各プロセス部21は、感光体ドラム24、帯電器25、現像器26および転写ローラ27を含む。感光体ドラム24は、左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に設けられている。帯電器25、現像器26および転写ローラ27は、感光体ドラム24の周囲に、感光体ドラム24の回転方向にその順に並べて配置されている。
露光器22は、4組のプロセス部21の上方に配置されている。露光器22は、レーザおよびポリゴンミラーなどの光学系を備え、画像データに基づくレーザビームを各感光体ドラム24の周面に向けて出射する。
定着器23は、最後方の感光体ドラム24のさらに後方に配置されている。定着器23は、熱ローラ28および圧ローラ29を備えている。熱ローラ28は、左右方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられている。圧ローラ29は、左右方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられ、その周面が熱ローラ28の周面に後下側から接触している。
また、装置本体11内には、給紙トレイ12の前端部上から画像形成部14を経由して排紙トレイ13の後端に至る左側面視略S字状の搬送経路31が形成されている。
シートSを搬送経路31に沿って搬送するため、装置本体11内には、給紙ローラ32、分離ローラ33、分離パッド34、搬送ベルト35、第1搬送ローラ36、第2搬送ローラ37および排紙ローラ38などが設けられている。
給紙ローラ32は、給紙トレイ12の前端部の上方に配置されて、左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に設けられている。給紙ローラ32の周面には、給紙トレイ12に支持される最上位のシートSが下側から接触する。
分離ローラ33および分離パッド34は、給紙ローラ32の前上方の位置に配置されている。分離ローラ33は、左右方向に延びる回転軸線を中心に回転可能に設けられている。分離パッド34は、分離ローラ33の周面に前下側から当接している。なお、分離パッド34に代えて、分離ローラ33と同方向に分離ローラ33よりも低速で回転、停止または分離ローラ33と逆方向に回転するリタードローラが採用されてもよい。
搬送ベルト35は、4個の感光体ドラム24の下側に配置されている。搬送ベルト35は、2つのローラ41,42に巻回された無端状のベルトである。2つのローラ41,42は、上下方向において同じ位置に配置され、前後方向に間隔を空けて配置されている。これにより、搬送ベルト35は、2つのローラ41,42間において、前後方向および左右方向に延びる平面状部分を上下に有している。上側の平面状部分は、4個の感光体ドラム24と4個の転写ローラ27との間を延び、各感光体ドラム24および各転写ローラ27の周面と接触している。
第1搬送ローラ36、第2搬送ローラ37および排紙ローラ38はいずれも、左右方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられる駆動ローラと、周面が駆動ローラの周面に当接して駆動ローラとニップを形成し、駆動ローラの回転に伴って回転する従動ローラとの対からなる。
第1搬送ローラ36は、搬送ベルト35に対して搬送経路31におけるシートSの搬送方向(以下、単に「搬送方向」という。)の上流側に配置されている。
第2搬送ローラ37は、定着器23に対して搬送方向の下流側に配置されている。
排紙ローラ38は、第2搬送ローラ37に対して搬送方向の下流側であって、排紙トレイ13の後方の位置に配置されている。
シートSに画像が形成(印刷)される際には、給紙トレイ12から1枚のシートSが給送され、そのシートSが搬送経路31を搬送される。シートSが搬送経路31を搬送される途中で画像形成部14を通過し、シートSが画像形成部14を通過する間に、シートSに画像が形成される。画像形成済みのシートSは、画像形成部14を通過した後、排紙トレイ13上に排出される。
具体的には、給紙トレイ12からシートSを送り出すため、給紙ローラ32が回転される。給紙ローラ32の回転により、給紙ローラ32の周面と接触しているシートSが装着側に送り出される。給紙トレイ12から送り出されたシートSは、分離ローラ33と分離パッド34との間を通過することにより1枚ずつに分離される。
分離ローラ33と分離パッド34との間を通過したシートSは、第1搬送ローラ36により、搬送経路31を画像形成部14に向けて搬送され、搬送ベルト35上に送り込まれる。搬送ベルト35上に送り込まれたシートSは、搬送ベルト35の上側の平面状部分と一体的に移動し、各感光体ドラム24と搬送ベルト35との間を順に通過する。
感光体ドラム24は、右側から見て反時計回りに回転される。感光体ドラム24の回転に伴って、感光体ドラム24の表面は、帯電器25からの放電により一様に帯電された後、露光器22からのレーザビームにより選択的に露光される。この露光によって、感光体ドラム24の表面から電荷が選択的に除去され、感光体ドラム24の表面に静電潜像が形成される。静電潜像が現像器26に対向すると、現像器26から静電潜像にトナーが供給される。これによって、感光体ドラム24の表面の静電潜像がトナー像に現像される。
転写ローラ27には、転写バイアスが供給されている。シートSにモノクロ画像が形成されるときには、ブラックの感光体ドラム24の表面にトナー像が形成される。そして、そのブラックのトナー像は、転写バイアスの作用により、感光体ドラム24と搬送ベルト35との間を通過するシートSに転写される。また、シートSにカラー画像が形成されるときには、2つ以上の感光体ドラム24の表面にトナー像が形成される。そして、それらのトナー像は、転写バイアスの作用により、感光体ドラム24と搬送ベルト35との間を通過するシートSに互いに重ね合わせて転写される。
こうしてトナー像が転写されたシートSは、定着器23に搬送される。定着器23では、シートSが熱ローラ28と圧ローラ29との間を通過する。その際、加熱および加圧により、トナー像がシートSに定着される。これにより、シートSの一方面に画像が形成される。
カラーレーザプリンタ1では、シートSの一方面のみに画像を形成する片面印刷と、シートSの一方面および他方面の両面に画像を形成する両面印刷とを行うことができる。
片面印刷時には、一方面に画像が形成されたシートSは、第2搬送ローラ37により、搬送経路31を排紙ローラ38に向けて搬送され、排紙ローラ38により、排紙トレイ13上に排出される。
両面印刷のために、カラーレーザプリンタ1には、再搬送ユニット51が装置本体11に対して着脱可能に設けられている。そして、再搬送ユニット51が装置本体11に装着された状態では、再搬送ユニット51を経由する再搬送経路52が形成される。
再搬送経路52は、定着器23と第2搬送ローラ37との間で搬送経路31から分離して、装置本体11内の後端部を下方に延び、給紙トレイ12の下側に配置されている再搬送ユニット51の後側の位置で前側に湾曲して、再搬送ユニット51内を前側に延び、再搬送ユニット51の前側の位置で上側に湾曲して、分離ローラ33と第1搬送ローラ36との間で搬送経路31に接続されている。再搬送ユニット51には、第1再搬送ローラ53および第2再搬送ローラ54が設けられている。第1再搬送ローラ53および第2再搬送ローラ54はいずれも、左右方向に延びる軸線を中心に回転可能に設けられる駆動ローラと、周面が駆動ローラの周面に当接して駆動ローラとニップを形成し、駆動ローラの回転に伴って回転する従動ローラとの対からなる。
両面印刷時には、一方面に画像が形成されたシートSの後端部が排紙ローラ38に挟持される状態まで搬送されると、排紙ローラ38および第2搬送ローラ37の逆回転により、シートSの搬送方向がスイッチバック(反転)されて、シートSが再搬送経路52に送り込まれる。再搬送経路52に送り込まれたシートSは、第1再搬送ローラ53および第2再搬送ローラ54により、再搬送経路52を前方に向かって搬送され、再搬送経路52から搬送経路31に送り込まれる。シートSは、再搬送経路52を搬送されたことによって、その表裏が反転され、画像が形成されていない他方面を感光体ドラム24側に向けて搬送経路31を搬送される。そして、シートSの他方面に画像が形成されることにより、シートSの両面への画像の形成が達成される。両面に画像が形成されたシートSは、第2搬送ローラ37により、搬送経路31を排紙ローラ38に向けて搬送され、排紙ローラ38により、排紙トレイ13上に排出される。
<再搬送ユニット>
装置本体11の左端部には、図2および図3に示されるように、前後方向および上下方向に延びる左フレーム61が設けられている。再搬送ユニット51は、装置本体11の底部において、左フレーム61の下端部の右側に着脱可能に装着される。
再搬送ユニット51は、図4および図5に示されるように、樹脂製の上ガイド62および下ガイド63を備えている。上ガイド62および下ガイド63は、いずれも前後方向および左右方向に延びる略矩形板状をなしている。上ガイド62および下ガイド63は、上下に重ね合わされて、図4に示されるように、複数のボルト64で互いに固定されている。上ガイド62と下ガイド63との間には、図5に示されるように、隙間が設けられており、その隙間が再搬送経路52の一部を構成する。
<上ガイド>
上ガイド62には、第1再搬送ローラ53の2個の従動ローラ71および第2再搬送ローラ54の従動ローラ72が回転可能に保持されている。
第1再搬送ローラ53の各従動ローラ71は、軸に外嵌または軸と一体に形成されている。2個の従動ローラ71は、上ガイド62の前端部に、左右方向に互いに間隔を空けて、左右方向に延びる共通の回転軸線上に配置されている。
第2再搬送ローラ54の従動ローラ72は、軸に外嵌または軸と一体に形成されている。従動ローラ72は、上ガイド62の左後端部に配置されている。従動ローラ72は、回転軸線が右側ほど前側に位置するように傾斜して設けられている。そのため、従動ローラ72は、左前方に向かう搬送力をシートSに付与する。したがって、従動ローラ72を含む第2再搬送ローラ54は、シートSを左側に寄せつつ搬送する斜送ローラの機能を有する。
また、上ガイド62の前端部の上面には、補強部材73がボルト74で取り付けられている。補強部材73は、板金からなり、左右方向に上ガイド62とほぼ同じ幅を有する板状をなしている。補強部材73には、2個の従動ローラ71に対応して、2個の矩形状の開口75が厚さ方向に貫通して形成されている。各従動ローラ72の周面は、開口75から露出している。
また、上ガイド62の前端部には、2個の従動ローラ71の間に、切欠部76を有している。切欠部76は、上ガイド62を前端縁から2個の従動ローラ71の共通の回転軸線を後側に越える位置まで切り欠いている。補強部材73の前端縁も、切欠部76に沿うように切り欠かれている。
下ガイド63の左右方向の寸法は、上ガイド62の左右方向の寸法と同じである。下ガイド63の前後方向の寸法は、上ガイド62の前後方向の寸法よりも大きく、下ガイド63の前端縁は、上ガイド62よりも前端縁よりも前側に位置している。これにより、下ガイド63の前端部は、上ガイド62の前側で上方に露出している。
<下ガイド>
下ガイド63には、図6に示されるように、前ローラ配置部81、後ローラ配置部82および駆動軸収容部83が下側に凹んだ凹部として形成されている。
前ローラ配置部81は、下ガイド63の前端部であって上ガイド62の切欠部76から一部が露出する位置に設けられ、下ガイド63の左右方向のほぼ全幅にわたって延びている。前ローラ配置部81には、第1再搬送ローラ53の2個の駆動ローラ84および軸85が収容されている。2個の駆動ローラ84は、円筒状をなし、軸85に外嵌され、軸85の軸線方向に間隔を空けて配置されている。
前ローラ配置部81の左端部には、上側に開いた略U字状の軸受部86が形成されている。前ローラ配置部81の右端部には、左右方向に貫通する貫通孔を有する軸挿通部87が形成されている。第1再搬送ローラ53の軸85は、その右端部が軸挿通部87に左側から挿入され、左端部が軸受部86に上側から受け入れられることにより、下ガイド63に回転可能に支持されている。
軸受部86の左側には、左側に窄まる外周面に歯を有する傘歯車88が設けられている。傘歯車88には、第1再搬送ローラ53の軸85の左端が接続されている。
後ローラ配置部82は、下ガイド63の左後端部において、上ガイド62における第2再搬送ローラ54の従動ローラ72の保持位置と上下に重なる位置に設けられ、左右方向に延びている。後ローラ配置部82には、第2再搬送ローラ54の駆動ローラ91および軸92が収容されている。駆動ローラ91は、円筒状をなし、軸92に外嵌されている。
後ローラ配置部82の左端部および右端部には、それぞれ上側に開いた略U字状の軸受部93,94が形成されている。第2再搬送ローラ54の軸92は、その左端部および右端部がそれぞれ軸受部93,94に上側から受け入れられることにより、下ガイド63に回転可能に支持されている。
軸受部93の左側には、左側に窄まる外周面に歯を有する傘歯車95が設けられている。傘歯車95には、第2再搬送ローラ54の軸92の左端が接続されている。
駆動軸収容部83は、下ガイド63の左端部に設けられ、下ガイド63の前後方向のほぼ全幅にわたって延びている。駆動軸収容部83は、前ローラ配置部81および後ローラ配置部82と連通している。駆動軸収容部83には、駆動伝達軸96が収容されている。
駆動軸収容部83の前端部には、前後方向に貫通する貫通孔を有する軸挿通部97が形成されている。駆動軸収容部83の後端部には、上側に開いた略U字状の軸受部98が形成されている。駆動伝達軸96は、その前端部が軸挿通部97に後側から挿入され、後端部が軸受部98に上側から受け入れられることにより、下ガイド63に回転可能に支持されている。
軸挿通部97の後側には、後側に窄まる外周面に歯を有する傘歯車からなる前歯車101が設けられている。前歯車101には、駆動伝達軸96の前端部が挿通されている。前歯車101の歯は、第1再搬送ローラ53の軸85が接続された傘歯車88の歯と噛合している。これにより、駆動伝達軸96の回転は、前歯車101から傘歯車88に伝達されて、第1再搬送ローラ53を軸85と一体に回転させる。
軸受部98の後側には、後側に窄まる外周面に歯を有する傘歯車からなる後歯車102が設けられている。後歯車102には、駆動伝達軸96の後端が接続されている。後歯車102の歯は、第2再搬送ローラ54の軸92が接続された傘歯車95の歯と噛合している。これにより、駆動伝達軸96の回転は、後歯車102から傘歯車95に伝達されて、第2再搬送ローラ54を軸92と一体に回転させる。
また、駆動軸収容部83の前後方向の中央部には、上側に開いた略U字状の歯車受部103が形成されている。歯車受部103には、中間歯車104(第4歯車の一例)が回転可能に支持されている。中間歯車104は、歯車受部103に受けられる円筒部105と、歯車受部103の前側に配置されて前側に窄まる外周面に歯を有する傘歯部106とを一体に有する傘歯車からなる。中間歯車104には、駆動伝達軸96の中間部が挿通されて固定されており、中間歯車104は、駆動伝達軸96と一体に回転する。
下ガイド63の左端に形成されている左側壁107には、歯車受部103の前側の位置に、左右方向に貫通する円筒状の歯車保持部108が設けられている。歯車保持部108には、入力歯車111(第3歯車の一例)が回転可能に保持されている。入力歯車111は、歯車保持部108に挿通される第2ピン保持部112と、歯車保持部108の右側に配置されて右側に窄まる外周面に歯を有する傘歯部113(第2歯部の一例)とを一体に有する傘歯車からなる。第2ピン保持部112は、図5に示されるように、左側に開放された中空円柱状をなし、円筒状の内面114を有している。内面114には、内面114から中心方向へ向かって突出し、かつ左右方向に延びる4個の第2突条部115a,115b,115c,115dが周方向に沿って90°間隔で形成されている。各第2突条部115a,115b,115c,115dの左端部は、図7、図8および図9に示されるように、左側に先細りとなる三角形板状をなし、左右方向と直交する平面に対して傾斜する傾斜面116を有している。傘歯部113は、中間歯車104の傘歯部106と噛合している。
<駆動接続部>
装置本体11の左フレーム61には、図2に示されるように、前後方向の中央部に、蓋121がボルト122で取り付けられている。蓋121は、装置本体の底面において外観の一部を形成している。蓋121により覆われる部分には、図3に示されるように、駆動接続部123が設けられている。つまり、装置本体の外観の一部を形成する蓋121を取り外すことによって、駆動接続部123が露出するようになっている。再搬送ユニット51が装置本体11に装着された状態では、装置本体11に備えられたモータの駆動力が駆動接続部123を介して再搬送ユニット51に伝達されて、その駆動力により、再搬送ユニット51の第1再搬送ローラ53および第2再搬送ローラ54が回転駆動される。
駆動接続部123には、図7、図8および図9に示されるように、駆動歯車124(第1歯車の一例)、被動歯車125(第2歯車の一例)、軸受部材126および回転力伝達ピン127が備えられている。
駆動歯車124は、平歯車であり、左フレーム61に回転可能に支持されている。
被動歯車125は、平歯部131(第1歯部の一例)、軸部132および第1ピン保持部133を一体に有している。平歯部131は、円筒状の外周面に平歯を有しており、駆動歯車124と噛合している。軸部132は、平歯部131の中心軸線上を平歯部131から左側に延びる略円柱状をなしている。左フレーム61には、左右に貫通する孔が軸支持部134として形成されており、軸部132は、その軸支持部134(第1支持部の一例)に回転可能かつ左右方向に移動可能に支持されている。第1ピン保持部133は、平歯部131から右側に延びており、右側に開放された中空円柱状をなし、円筒状の内面135を有している。第1ピン保持部133の外径は、平歯部131の外径よりも小さい。内面135には、内面135から中心方向へ向かって突出し、かつ左右方向に延びる第1突条部136が周方向に沿って90°間隔で形成されている。
なお、図7、図8および図9では、2個の第1突条部136が示されているが、第1突条部136は、第1ピン保持部133の内面135の周方向に沿って90°間隔で4個設けられている。
軸受部材126は、図10に示されるように、左右方向に貫通する円筒状の歯車支持部137(第2支持部の一例)と、歯車支持部137の右側に設けられ、左右方向に延びる中心線を有して上側に開放される略半円筒状の中間支持部138と、歯車支持部137と中間支持部138との間から後側に延びる板状の取付部139とを一体に有している。左フレーム61には、図7、図8および図9に示されるように、軸支持部134に右側から間隔を空けて対向する位置に、左右方向に貫通する保持孔141が形成されている。歯車支持部137が保持孔141に右側から挿通されて、図3に示されるように、取付部139が左フレーム61に形成されたスリット142に上側から差し込まれることにより、軸受部材126が左フレーム61に取り付けられる。取付部139には、図10に示されるように、その上端縁から上側に突出する把持部143が形成されており、作業者の手指で把持部143を把持して、取付部139をスリット142に出し入れすることができる。
軸受部材126の歯車支持部137は、被動歯車125の第1ピン保持部133を左側から受け入れて回転可能かつ左右方向に移動可能に支持する。これにより、被動歯車125は、第1ピン保持部133が歯車支持部137の再奥に入り込む駆動位置(図8参照)と第1ピン保持部133の右端が歯車支持部137の左端部に留まる非駆動位置(図7参照)との間でスライド可能である。そして、被動歯車125が駆動位置および非駆動位置のいずれの位置においても、軸部132が左フレーム61の軸支持部134に支持され、第1ピン保持部133が軸受部材126の歯車支持部137に支持される。また、被動歯車125が駆動位置および非駆動位置のいずれの位置においても、平歯部131が駆動歯車124と噛合する。つまり、被駆動歯車125の平歯部131は、駆動歯車124と噛合しながら駆動位置及び被駆動位置にスライドする。そのため、モータの駆動力による駆動歯車124の回転時には、その回転力が駆動歯車124から平歯部131に伝達されて、被動歯車125が回転する。さらに、被動歯車125が駆動位置および非駆動位置のいずれの位置においても、平歯部131と歯車支持部137との間に隙間が生じるように設計されている。詳しく述べると、図8の駆動位置においても、平歯部131の右端部と歯車支持部137の左端部との間に隙間がある。
回転力伝達ピン127は、図11に示されるように、左右方向に延び、その両端に略半球状の被保持部144,145が形成されている。また、回転力伝達ピン127の長手方向の中央には、回転力伝達ピン127の中心線に直交する方向、つまり回転力伝達ピン127の回転径方向に張り出して略円柱状をなす張出部146が被保持部144,145と間隔を空けて形成されている。張出部146の外径は、被保持部144,145の先端間の距離よりも小さい。
左側の被保持部144には、2個の円柱状の第1突起部147が回転力伝達ピン127の回転径方向の両側に突出して形成されている。一方の第1突起部147の回転径方向の先端と他方の第1突起部147の回転径方向の先端との間の距離は、張出部146の外径よりも大きい。被保持部144は、被動歯車125の第1ピン保持部133内に収容される。そして、各第1突起部147が第1ピン保持部133の内面の互いに隣り合う2個の第1突条部136間に配置されて、各第1突起部147が第1ピン保持部133の内面と接触する。これにより、被保持部144が第1ピン保持部133に支持される。また、被動歯車125が回転すると、第1突条部136が第1突起部147を回転方向に押圧し、回転力伝達ピン127が被動歯車125と同方向に回転する。
左側の被保持部144が第1ピン保持部133に支持された状態で、回転力伝達ピン127は、第1ピン保持部133から右側に延出し、右側の被保持部145は、第1ピン保持部133の外部に位置する。右側の被保持部145には、2個の円柱状の第2突起部148が第1突起部147と同じ方向に突出して形成されている。一方の第2突起部148の回転径方向の先端と他方の第2突起部148の回転径方向の先端との間の距離は、張出部146の外径よりも大きく、この実施形態では、一方の第1突起部147の回転径方向の先端と他方の第1突起部147の回転径方向の先端との間の距離と等しい。
被動歯車125が非駆動位置に位置し、左側の被保持部144が第1ピン保持部133内の左端部に位置するとき、図7に示されるように、右側の被保持部145の第2突起部148が軸受部材126の中間支持部138と接触することにより、被保持部145が中間支持部138に支持される。
再搬送ユニット51が装置本体11に装着された状態では、軸受部材126と再搬送ユニット51の入力歯車111とが間隔を空けて対向する。被動歯車125が駆動位置に位置するとき、図8に示されるように、右側の被保持部145が再搬送ユニット51の入力歯車111の第2ピン保持部112内に収容される。そして、各第2突起部148が第2ピン保持部112の内面の周方向に互いに隣り合う2個の第2突条部115間(例えば、第2突条部115aと115bとの間)に配置されて、各第2突起部148が第2ピン保持部112の内面と接触することにより、被保持部145が第2ピン保持部112に支持される。このとき、張出部146は、軸受部材126の中間支持部138に対して間隔を空けて浮き上がる。
被動歯車125が非駆動位置に位置したまま、左側の被保持部144が第1ピン保持部133内の左端部に位置する状態から右側に移動すると、図9に示されるように、右側の被保持部145の第2突起部148が軸受部材126の中間支持部138を右側に越える。このとき、張出部146の右端部が中間支持部138に上側から対向する。そのため、被保持部145が支持されずに、回転力伝達ピン127が右下がりに傾くと、張出部146が中間支持部138に接触して支持される。
再搬送ユニット51が装置本体11に装着されて、被動歯車125が駆動位置に位置するときには、右側の被保持部145の各第2突起部148が再搬送ユニット51の入力歯車111の第2ピン保持部112内の第2突条部115間に配置されるので、被動歯車125が回転すると、第2突起部148が第2突条部115を回転方向に押圧し、入力歯車111が回転力伝達ピン127と同方向に回転する。
そして、図6を参照して理解されるように、入力歯車111の回転に伴い、入力歯車111の傘歯部113と噛合する中間歯車104が回転し、駆動伝達軸96が中間歯車104と一体に回転する。さらに、前歯車101および後歯車102が駆動伝達軸96と一体に回転し、前歯車101と噛合する傘歯車88および傘歯車88に接続された第1再搬送ローラ53の軸85が回転し、また、後歯車102と噛合する傘歯車95および傘歯車95に接続された第2再搬送ローラ54の軸92が回転する。こうして、第1再搬送ローラ53および第2再搬送ローラ54が回転駆動され、第1再搬送ローラ53および第2再搬送ローラ54によってシートSが搬送される。
蓋121の内面には、蓋121が左フレーム61に取り付けられたときに、被動歯車125が駆動位置から非駆動位置に向けて左側に移動することを規制する規制部材151が設けられている。規制部材151は、蓋121と一体に形成され、前後方向に延びる板状をなしている。蓋121が左フレーム61に取り付けられたときに、規制部材151は、被動歯車125の平歯部131に左側から対向する。規制部材151の下端部には、被動歯車125の軸部132との接触を避けるために、軸部132の外径よりも大きな直径を有する略半円形状の切欠152が形成されている。
<作用効果>
以上のように、装置本体11では、駆動歯車124と被動歯車125の平歯部131とが噛合することにより、駆動力が駆動歯車124から被動歯車125に伝達される。被動歯車125は、右側に延出する第1ピン保持部133を有している。第1ピン保持部133は、回転力伝達ピン127の被保持部144を保持する。また、被動歯車125は、駆動位置と駆動位置よりも左側の非駆動位置との間でスライド可能に設けられている。
一方、装置本体11に着脱可能に設けられる再搬送ユニット51には、第2ピン保持部112を有する入力歯車111が備えられている。第2ピン保持部112は、左側に開放されており、被動歯車125が駆動位置に位置するときには、回転力伝達ピン127の他端部を収容する。少なくとも被動歯車125が非駆動位置に位置するときには、第2ピン保持部112から回転力伝達ピン127の被保持部145を離脱させることができる。回転力伝達ピン127の被保持部145を第2ピン保持部112から離脱させることにより、再搬送ユニット51を装置本体11から取り外すことができる。よって、簡易な構成で再搬送ユニット51を新品と交換することができる。
回転力伝達ピン127の被保持部144には第1突起部147が形成されており,被保持部145には第2突起部148が形成されている。これに対応して、第1ピン保持部133には、第1突起部147と回転力伝達ピン127の回転方向に接触する第1突条部136が形成されている。また、第2ピン保持部112には、第2突起部148と回転力伝達ピン127の回転方向に接触する第2突条部115が形成されている。そのため、回転力伝達ピン127の被保持部144が第1ピン保持部133に収容され、被保持部145が第2ピン保持部112に収容された状態で、被動歯車125が回転すると、第1ピン保持部133の第1突条部136から回転力伝達ピン127の第1突起部147に回転力が入力されて、回転力伝達ピン127が回転し、回転力伝達ピン127の第2突起部148から第2突条部115に回転力が伝達されて、入力歯車111が回転する。その結果、装置本体11から再搬送ユニット51への回転力である駆動力の伝達が達成される。
被動歯車125は、左側が左フレーム61の軸支持部134に支持され、右側が軸受部材126の歯車支持部137に支持されることにより、被動歯車125に大きな駆動力が入力されても、被動歯車125の位置が被動歯車125の回転軸線と交差する方向にずれることを抑制でき、回転力伝達ピン127の被保持部145が第2ピン保持部112から抜けることを抑制できる。その結果、装置本体11から再搬送ユニット51への駆動力伝達経路を良好に維持することができる。
また、被動歯車125と入力歯車111とが回転力伝達ピン127により連結されるので、被動歯車125の中心と入力歯車111の中心とが一直線上に整列していなくても、その不整列を許容して、被動歯車125の回転力を回転力伝達ピン127を介して入力歯車111に伝達することができる。
入力歯車111に形成された第2突条部115は、左側の端部に、左右方向と直交する平面に対して傾斜する傾斜面116を有している。そのため、被動歯車125が非駆動位置から駆動位置にスライドさせて、回転力伝達ピン127の被保持部145が第2ピン保持部112に挿入されるときに、第2突起部148が傾斜面116に接触して案内される。よって、第2突起部148を互いに隣り合う2個の第2突条部115間に容易に配置することができる。
被動歯車125は、駆動歯車124と平歯部131との噛合を維持したまま、駆動位置と非駆動位置との間でスライド可能である。そのため、駆動歯車124と平歯部131との噛合およびその解除が繰り返されない。その結果、被動歯車125が非駆動位置から駆動位置に変位されるときに駆動歯車124と平歯部131とが噛み合わないといったことがなく、装置本体11から再搬送ユニット51に駆動力が伝達される状態と伝達されない状態とをスムーズに切り替えることができる。
第1ピン保持部133に対する右側には、中間支持部138が設けられている。回転力伝達ピン127には、両端の被保持部144,145の中間の位置に、張出部146が全周にわたって形成されている。再搬送ユニット51が装置本体11に装着された状態かつ被動歯車125が非駆動位置に配置された状態では、第1突起部147が第1ピン保持部133に接触して支持され、第2突起部148が第2ピン保持部112に接触して支持されるか、または、張出部146が中間支持部138に接触して支持される。そのため、回転力伝達ピン127が入力歯車111の回転軸線に対して傾き過ぎることを抑制できる。その結果、回転力伝達ピン127の被保持部145を入力歯車111の第2ピン保持部112に一層スムーズに挿入することができる。
中間支持部138と張出部146とは、被動歯車125が駆動位置に位置し、回転力伝達ピン127の被保持部145が入力歯車111の第2ピン保持部112に収容されるときに、互いの間に隙間が生じるように形成されている。これにより、回転力伝達ピン127の回転時に、中間支持部138と張出部146とが摺動することを抑制でき、その摺動による騒音の発生や摩耗を抑制できる。
また、中間支持部138が上側に開放されているので、少なくとも中間支持部138上において、回転力伝達ピン127が露出する。そのため、再搬送ユニット51を装置本体11に取り付ける作業者が回転力伝達ピン127の位置を視認することができる。
軸受部材126の歯車支持部137は、被動歯車125が駆動位置に位置するときに、被動歯車125の平歯部131に対して左右方向に隙間を空けて対向するように形成されている。これにより、被動歯車125の回転時に、被動歯車125と歯車支持部137とが摺動することを抑制でき、その摺動による騒音の発生や摩耗を抑制できる。
第1ピン保持部133が右側に開放されているので、回転力伝達ピン127を動かしやすく、また、再搬送ユニット51が装置本体11から離脱された状態で回転力伝達ピン127の被保持部144を第1ピン保持部133から離脱させることができる。
入力歯車111は、傘歯が外周に形成された傘歯部113を有し、再搬送ユニット51は、入力歯車111の傘歯に噛合する傘歯車からなる中間歯車104を備えている。中間歯車104の傘歯と入力歯車111の傘歯とが噛合する構成では、中間歯車104および入力歯車111の相対位置に高精度が要求される。回転力伝達ピン127が入力歯車111に対して移動する構成であるから、入力歯車111を移動させずに、装置本体11から再搬送ユニット51に駆動力が伝達される状態と伝達されない状態とを切り替えることができる。
また、蓋121が装置本体11に取り付けられた状態では、被動歯車125および回転力伝達ピン127が蓋121で覆い隠され、蓋121が装置本体11から取り外されると、被動歯車125および回転力伝達ピン127が露出する。これにより、作業者が手指で被動歯車125および回転力伝達ピン127を動かして、装置本体11から再搬送ユニット51に駆動力が伝達される状態と伝達されない状態とを切り替えることができる。よって、再搬送ユニット51を容易に交換することができる。
また、蓋121が装置本体11に取り付けられた状態では、蓋121と一体に形成された規制部材151が第1ピン保持部133に左側から対向することにより、被動歯車125が駆動位置から非駆動位置に向けて左側に移動することが規制される。これにより、装置本体11から再搬送ユニット51に駆動力が伝達される状態において、被動歯車125を駆動位置に保持することができる。そして、規制部材151が蓋121と別体に形成される構成とは異なり、規制部材151を紛失するおそれがない。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態で実施することもできる。
たとえば、前述の実施形態では、回転力伝達ピン127の左側の被保持部144が第1ピン保持部133内から離脱可能に構成されているが、たとえば、第1ピン保持部133の右端部に第1ピン保持部133内からの被保持部144の離脱を阻止する壁部が形成されるなど、被保持部144が第1ピン保持部133内から離脱しない構成が採用されてもよい。
また、左側の被保持部144に2個の第1突起部147が形成され、右側の被保持部145に2個の第2突起部148が形成された構成を取り上げたが、第1突起部147および第2突起部148の個数は、それぞれ1個であってもよい。
さらには、第2ピン保持部112の内面114に4個の第2突条部115a,115b,115c,115dが形成されているとしたが、内面114に2個の第2突条部115a,115cまたは2個の第2突条部115b,115dが形成された構成であってもよい。同様に、第1ピン保持部133の内面135に4個の第1突条部136が形成されているとしたが、内面135には、2個の第1突条部136が内面135の周方向に沿って180°間隔で形成されていてもよい。
本発明は、シートSに画像を形成する画像形成機能のみを有するプリンタに限らず、画像形成機能に加えて、原稿の画像を読み取る画像読取機能などの機能を併せて有する複合機に適用されてもよい。
その他、前述の構成には、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1:カラーレーザプリンタ
11:装置本体
14:画像形成部
51:再搬送ユニット
104:中間歯車
111:入力歯車
112:第2ピン保持部
133:第1ピン保持部
113:傘歯部
115a,115b,115c,115d:第2突条部
136:第1突条部
116:傾斜面
121:蓋
124:駆動歯車
125:被動歯車
127:回転力伝達ピン
131:平歯部
137:歯車支持部
138:中間支持部
147:第1突起部
148:第2突起部
151:規制部材
S:シート

Claims (11)

  1. 装置本体と、
    前記装置本体に着脱可能に設けられる再搬送ユニットとを含み、
    前記装置本体は、
    シートに画像を形成する画像形成部と、
    所定方向に延びる回転軸線まわりに回転可能に設けられ、駆動源からの駆動力が伝達される第1歯車と、
    前記第1歯車と噛合する歯が外周に形成された第1歯部、および前記所定方向の一方側に延出する中空状の第1ピン保持部を有し、駆動位置と前記駆動位置よりも前記所定方向の他方側の非駆動位置との間でスライド可能に設けられる第2歯車と、
    前記第1ピン保持部よりも前記所定方向の前記他方側において前記第2歯車を回転可能に支持する第1支持部と、
    前記第1支持部よりも前記所定方向の前記一方側において前記第2歯車を回転可能に支持する第2支持部と、
    一端部が前記第1ピン保持部内に配置されて前記第1ピン保持部に保持され、前記第1ピン保持部から前記所定方向の前記一方側に突出する回転力伝達ピンと、
    前記第2歯車の前記駆動位置から前記所定方向の前記他方側への移動を規制する規制部材とを備え、
    前記再搬送ユニットは、
    前記画像形成部によって一方の面に画像が形成されたシートを前記画像形成部に再搬送する構成のユニットであって、
    歯が外周に形成された第2歯部、前記所定方向の前記他方側に延出する中空状の第2ピン保持部を有する第3歯車を備え、
    前記回転力伝達ピンには、前記一端部に前記回転力伝達ピンの回転径方向に突出する第1突起部が形成され、前記一端部と反対側の他端部に前記回転径方向に突出する第2突起部が形成され、
    前記第1ピン保持部の内面には、前記所定方向に延びる突条をなし、前記第1突起部と前記回転力伝達ピンの回転方向に当接する第1突条部が形成され、
    前記第2ピン保持部の内面には、前記所定方向に延びる突条をなし、前記第2突起部と前記回転方向に当接する第2突条部が形成されており、
    前記第2ピン保持部は、前記所定方向の前記他方側に開放されて、前記第2歯車が前記駆動位置に位置するときに前記回転力伝達ピンの前記他端部を収容し、少なくとも前記第2歯車が前記非駆動位置に位置するときに前記回転力伝達ピンの前記他端部が離脱可能な構成である、画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    前記第2突条部は、前記所定方向の前記他方側の端部に、前記所定方向と直交する面に対して傾斜した傾斜面を有している、画像形成装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像形成装置であって、
    前記第2歯車は、前記第1歯車と前記第1歯部との噛合を維持したまま、前記駆動位置と前記非駆動位置との間でスライド可能な構成である、画像形成装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記第1ピン保持部に対する前記所定方向の前記一方側には、中間支持部が設けられており、
    前記回転力伝達ピンには、前記一端部と前記他端部との間であって、前記中間支持部と前記回転径方向に対向する位置に、前記第1突起部および前記第2突起部と前記所定方向に間隔を空けて、前記回転径方向に張り出す張出部が全周にわたって形成されており、
    前記再搬送ユニットが前記装置本体に装着された状態かつ前記第2歯車が前記非駆動位置に配置された状態において、前記回転力伝達ピンの位置にかかわらず、前記第1突起部が前記第1ピン保持部に接触して支持され、前記第2突起部が前記第2ピン保持部に接触して支持されるか、または、前記張出部が前記中間支持部に接触して支持される、画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記中間支持部および前記張出部は、前記第2歯車が前記駆動位置に位置し、前記回転力伝達ピンの前記他端部が前記第2ピン保持部に収容されるときに、互いの間に隙間が生じるように形成されている、画像形成装置。
  6. 請求項4または5に記載の画像形成装置であって、
    前記中間支持部は、上側に開放されている、画像形成装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記第2支持部は、前記第2歯車が前記駆動位置に位置するときに、前記第2歯車の前記第1歯部に対して前記所定方向に隙間を空けて対向するように形成されている、画像形成装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記第1ピン保持部は、前記所定方向の前記一方側に開放されて、前記再搬送ユニットが前記装置本体から離脱された状態で前記回転力伝達ピンの前記一端部が離脱可能な構成である、画像形成装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記第3歯車は、前記歯としての傘歯が外周に形成されており、
    前記再搬送ユニットは、前記第3歯車の傘歯に噛合する傘歯車からなる第4歯車をさらに備える、画像形成装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像形成装置であって、
    前記装置本体は、前記装置本体に取り付けられたときに前記第2歯車および前記回転力伝達ピンを覆い隠し、前記装置本体から取り外されたときに前記第2歯車および前記回転力伝達ピンを露出させる蓋をさらに備える、画像形成装置。
  11. 請求項10に記載の画像形成装置であって、
    前記規制部材は、前記蓋と一体に設けられている、画像形成装置。
JP2017182305A 2017-09-22 2017-09-22 画像形成装置 Active JP6958167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017182305A JP6958167B2 (ja) 2017-09-22 2017-09-22 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017182305A JP6958167B2 (ja) 2017-09-22 2017-09-22 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019055561A true JP2019055561A (ja) 2019-04-11
JP6958167B2 JP6958167B2 (ja) 2021-11-02

Family

ID=66106236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017182305A Active JP6958167B2 (ja) 2017-09-22 2017-09-22 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6958167B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63135269A (ja) * 1986-11-28 1988-06-07 Tokyo Electric Co Ltd 紙送り装置
JPH07168407A (ja) * 1993-12-14 1995-07-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2010143740A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2012208320A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2013076805A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2013195961A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Fuji Xerox Co Ltd 被回転体の駆動構造及び画像形成装置
JP2016137954A (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2016193495A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63135269A (ja) * 1986-11-28 1988-06-07 Tokyo Electric Co Ltd 紙送り装置
JPH07168407A (ja) * 1993-12-14 1995-07-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2010143740A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2012208320A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2013076805A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Brother Ind Ltd 画像形成装置
JP2013195961A (ja) * 2012-03-22 2013-09-30 Fuji Xerox Co Ltd 被回転体の駆動構造及び画像形成装置
JP2016137954A (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP2016193495A (ja) * 2015-03-31 2016-11-17 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6958167B2 (ja) 2021-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4692626B2 (ja) 画像形成装置および現像カートリッジ
EP2031455B1 (en) Image forming apparatus and process cartridge
US20080138110A1 (en) Process cartridge and electrophotographic image forming apparatus
JP2007256351A (ja) 画像形成装置および現像カートリッジ
JP2008222441A (ja) 画像形成装置およびガイドユニット
JP4475181B2 (ja) シート供給装置及び画像形成装置
JP2008292517A (ja) 画像形成装置
US10183822B2 (en) Sheet feeding unit, sheet feeding apparatus including sheet feeding unit, and image forming apparatus including sheet feeding apparatus
EP2369415B1 (en) Image forming apparatus
JP2010128338A (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP2013076805A (ja) 画像形成装置
JP5564849B2 (ja) 画像形成装置
JP2017121988A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP5775954B2 (ja) 搬送装置及び搬送装置が組み込まれた画像形成装置
JP6160410B2 (ja) 画像形成装置
JP6958167B2 (ja) 画像形成装置
JP4956280B2 (ja) 給紙カセット及び画像形成装置
JP6347245B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP4007487B2 (ja) 画像形成装置
JP2006153973A (ja) 画像形成装置
JP4713394B2 (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP6624857B2 (ja) シート給送装置およびこれを備える画像形成装置
JP6451834B2 (ja) 画像形成装置
JP2022089037A (ja) 画像形成装置
JP2009051647A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210615

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210810

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6958167

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150