JP2019055118A - 剥離紙切断具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 基材から剥離紙の一部を剥離して被貼着面に貼着する作業を容易且つ確実に行うことができる剥離紙切断具を提供する。
【解決手段】 基材に粘着層を介して粘着された剥離紙のみを切断して、剥離紙の一部を基材から剥離可能にする剥離紙切断具1であって、基材と剥離紙との間に挿入可能な受部10と、受部10の上方に支持された刃部20と、受部10に支持部30を介して設けられた把持部40とを備え、支持部30は、刃部20により切断された剥離紙の被切断部を通過可能となるように配置され、刃部20に向けて先細に形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 基材に粘着層を介して粘着された剥離紙のみを切断して、剥離紙の一部を基材から剥離可能にする剥離紙切断具1であって、基材と剥離紙との間に挿入可能な受部10と、受部10の上方に支持された刃部20と、受部10に支持部30を介して設けられた把持部40とを備え、支持部30は、刃部20により切断された剥離紙の被切断部を通過可能となるように配置され、刃部20に向けて先細に形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、剥離紙切断具に関し、より詳しくは、壁紙等の基材に粘着層を介して粘着された剥離紙のみを切断して、剥離紙の一部を基材から剥離可能にする剥離紙切断具に関する。
壁紙等の基材を壁等の被貼着面に貼着する際には、まず、基材をハサミ等で適当な長さに切断した後、基材に貼り合わされた剥離紙を剥離して、基材の粘着層を被貼着面に貼り付けることが、一般に行われている。切断した基材が大型の場合には、剥離紙を全て剥離すると、粘着層が意図しない箇所に貼り付いて基材の貼着作業が困難になり易いことから、剥離紙の中央部等を部分的に剥離して被貼着面に貼り付けた後、残部の剥離紙を剥離して被貼着面に貼り付けることが従来から行われている。このような剥離紙の部分的な剥離を容易にするものとして、特許文献1に開示された剥離紙切断用工具が知られている。
この剥離紙切断用工具は、柄に固定されたカッターの下方に、支持板を介してガイドプレートが設けられており、基材と剥離紙との間にガイドプレートを差し込んで手前に引くことにより、カッターが剥離紙のみを切断するように構成されている。
ところが、上記従来の剥離紙切断用工具は、カッターが切断した剥離紙の被切断部を支持板が通過することによって、被切断部の両側において、剥離紙の縁部が起立した状態になる。このため、基材から剥離紙の一部を剥離して被貼着面に貼着する際に、基材に残留する剥離紙の起立した縁部が被貼着面に当接して、スムーズな貼着作業の妨げになるおそれがあった。
そこで、本発明は、基材から剥離紙の一部を剥離して被貼着面に貼着する作業を容易且つ確実に行うことができる剥離紙切断具の提供を目的とする。
本発明の前記目的は、基材に粘着層を介して粘着された剥離紙のみを切断して、前記剥離紙の一部を前記基材から剥離可能にする剥離紙切断具であって、前記基材と前記剥離紙との間に挿入可能な受部と、前記受部の上方に支持された刃部と、前記受部に支持部を介して設けられた把持部とを備え、前記支持部は、前記刃部により切断された前記剥離紙の被切断部を通過可能となるように配置され、前記刃部に向けて先細に形成されている剥離紙切断具により達成される。
この剥離紙切断具において、前記支持部は、両側面の一方側が切断方向に平行なガイド面を有し、両側面の他方側が切断方向に対して傾斜する傾斜面を有することが好ましい。
前記支持部の先端部および前記刃部は、切断方向に対して互いにオフセットするように配置されていることが好ましい。
前記把持部は、平板状のスキージからなることが好ましく、前記刃部は、前記把持部に沿って設けられていることが好ましい。
本発明の剥離紙切断具によれば、基材から剥離紙の一部を剥離して被貼着面に貼着する作業を容易且つ確実に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。図1および図2は、本発明の一実施形態に係る剥離紙切断具の正面図であり、図1は、カバーを開いた状態を示し、図2は、カバーを閉じた状態を示している。図1および図2に示すように、剥離紙切断具1は、受部10、刃部20、支持部30および把持部40を備えており、壁紙等の基材に粘着層を介して粘着された剥離紙のみを切断して基材を被貼着面に貼着する作業において、好適に使用することができる。受部10、支持部30および把持部40は、例えば合成樹脂等により一体成形することができる。
受部10は、矩形板状に形成されており、先端に向けて厚みが徐々に小さくなる挿入部12を先端側に備えている。受部10は、基端側の上面から起立する支持部30を介して把持部40の基部側の下端部に連結されている。受部10と把持部40との間には、剥離紙が挿入される隙間が形成されている。
把持部40は、矩形平板状に形成されたスキージからなり、把持部40の上縁部が、被貼着面に基材を貼着する際に使用する押圧部41とされている。把持部40の下部には、刃部20が着脱可能に係合する複数の係合部48を有する取付部42が設けられている。
刃部20は、矩形状に形成された薄いカミソリ状の刃からなり、下縁に形成された刃先22が挿入部12から支持部30に向けて斜め下方に傾斜し、受部10の上面に当接するように支持されている。取付部42の基部側には、回動部46を介してカバー44が回動可能に連設されており、カバー44を閉じることにより、取付部42に複数設けられた突片42aが、カバー44に複数形成された挿入孔44aにそれぞれ挿入される。取付部42の先端側下部には、回動部42cおいて回動可能に支持されたロック片42bが設けられており、カバー44を閉じた状態でロック片42bを押し上げることにより、カバー44の切欠部44bに形成された係合片44cがロック片42bに係合してカバー44が固定され、取付部42とカバー44との間に刃部20が挟持される。本実施形態の刃部20は、把持部40に支持される構成としているが、受部10の上面に取り付けることも可能である。
図3は、図2のA−A断面図である。図3に示すように、支持部材30は、刃部20に向けて先細になるように、平面視において略三角形状に形成されている。支持部材30の両側面の一方側は、刃部20の切断方向(矢示A方向)に平行なガイド面32を備えており、支持部材30の両側面の他方側は、刃部20の切断方向に対して傾斜する傾斜面34を備えている。
刃部20の先鋭に形成された先端部36は、刃部20の延長線上には存在せず、刃部20の厚み方向に若干のずれが生じている。すなわち、先端部36および刃部20は、切断方向(矢示A方向)に対して互いにオフセットするように配置されている。先端部36および刃部20のオフセット量は、例えば、刃部20の厚みと同程度の0.1〜0.2mm程度である。
上記の構成を備える剥離紙切断具1は、図4に示すように、基材51に粘着層52を介して貼り合わされた剥離紙53のみを切断して、剥離紙53に被切断部54を形成することができる。すなわち、受部10の挿入部12を基材51と剥離紙53との間に縁部から挿入した後、受部10を図3の矢示A方向に移動させることにより、剥離紙53が刃部20を通過して徐々に切断され、被切断部54が形成される。剥離紙53の被切断部54の両側は、支持部30を通過する際に、一方側がガイド面32に沿って摺動することにより粘着層52に貼り合わされた状態が維持される一方、他方側が傾斜面54によって持ち上げられることにより、図4に示すように剥離紙53の縁部に起立部55が形成される。
こうして、剥離紙53の被切断部54の一方側のみに起立部55が形成されることにより、被貼着面に対する基材51の貼着作業においては、起立部55を摘まんで剥離紙53の一部を基材51から容易に剥離して、露出した粘着層52を被貼着面に貼着することができる。このとき、粘着層52を覆う残部の剥離紙53には従来のように起立部が形成されないため、露出した粘着層52の全体を被貼着面に確実に貼着することができる。したがって、その後に残部の剥離紙53を剥離して、基材51の全体を被貼着面に貼着する作業を容易に行うことができる。
このように、本実施形態の剥離紙切断具1は、支持部30が刃部20に向けて先細に形成されることにより、剥離紙53の被切断部54の一方側のみに起立部55を形成することができるので、基材51が大型であっても、剥離紙53を部分的に剥離しながら基材51の貼着作業を容易に行うことができる。例えば、剥離紙53の中央部を最初に剥離する場合には、中央部の両側2か所を剥離紙切断具1により互いに逆方向に切断することにより、切断された剥離紙53の中央部のみに起立部55を形成することができる。被切断部54の起立部55が形成される側を作業者が事前に把握し易いように、把持部40の一方側にマークや色付け等を行ってもよい。
また、支持部30の両側面の一方側が切断方向に平行なガイド面32を有し、他方側が切断方向に対して傾斜する傾斜面34を有することにより、被切断部54の一方側のみの起立部55の形成を、より容易に行うことができる。図3に示すように、支持部30のガイド面32に対する傾斜面34の傾斜角度θは、小さすぎると支持部30の十分な強度を確保し難い一方、大きすぎると、剥離紙53の被切断部54を支持部30がスムーズに通過し難くなることから、例えば、20〜30°であることが好ましい。
支持部30の先端部36は、刃部20の延長線上に配置されていてもよいが、本実施形態のように、先端部36および刃部20を切断方向に対して互いに若干オフセットさせることにより、支持部30が剥離紙53の被切断部54を通過する際に、先端部36が剥離紙53に当接して持ち上げるため、被切断部54の一方側のみに起立部55を確実に形成することができる。
把持部40は、本実施形態のように平板状のスキージであることが好ましく、把持部40に沿って刃部20を設けることにより、平板状の向きに沿って剥離紙53を容易に切断することができると共に、基材51を被貼着面に貼着するまでの一連の作業を迅速に行うことができる。但し、把持部40は、作業者が把持し易い任意の形状とすることが可能であり、例えば、支持部30に連続する棒状の部材であってもよい。
1 剥離紙切断具
10 受部
20 刃部
30 支持部
32 ガイド面
34 傾斜面
36 先端部
40 把持部
51 基材
52 粘着層
53 剥離紙
54 被切断部
10 受部
20 刃部
30 支持部
32 ガイド面
34 傾斜面
36 先端部
40 把持部
51 基材
52 粘着層
53 剥離紙
54 被切断部
Claims (4)
- 基材に粘着層を介して粘着された剥離紙のみを切断して、前記剥離紙の一部を前記基材から剥離可能にする剥離紙切断具であって、
前記基材と前記剥離紙との間に挿入可能な受部と、
前記受部の上方に支持された刃部と、
前記受部に支持部を介して設けられた把持部とを備え、
前記支持部は、前記刃部により切断された前記剥離紙の被切断部を通過可能となるように配置され、前記刃部に向けて先細に形成されている剥離紙切断具。 - 前記支持部は、両側面の一方側が切断方向に平行なガイド面を有し、両側面の他方側が切断方向に対して傾斜する傾斜面を有する請求項1に記載の剥離紙切断具。
- 前記支持部の先端部および前記刃部は、切断方向に対して互いにオフセットするように配置されている請求項1または2に記載の剥離紙切断具。
- 前記把持部は、平板状のスキージからなり、
前記刃部は、前記把持部に沿って設けられている請求項1から3のいずれかに記載の剥離紙切断具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017182440A JP2019055118A (ja) | 2017-09-22 | 2017-09-22 | 剥離紙切断具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017182440A JP2019055118A (ja) | 2017-09-22 | 2017-09-22 | 剥離紙切断具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019055118A true JP2019055118A (ja) | 2019-04-11 |
Family
ID=66106463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017182440A Pending JP2019055118A (ja) | 2017-09-22 | 2017-09-22 | 剥離紙切断具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019055118A (ja) |
-
2017
- 2017-09-22 JP JP2017182440A patent/JP2019055118A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171017 |