JP6452196B2 - イチゴのヘタ除去具 - Google Patents

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Description

本発明は、イチゴからヘタを分離してイチゴ本体とするイチゴのヘタ除去具に関する。
従来、イチゴはヘタが付いた状態で納品され、食べる直前でヘタを除去するのが一般的である。また、ヘタの除去は、イチゴを食べる本人が行う場合もあれば、本人以外の者が予め除去して提供する場合もあり、いずれもヘタの除去が必須となる。
しかしながら、ヘタの除去を人手で行うとヘタ近傍のイチゴ上部を傷めたり、硬いヘタの芯部を除去しきれなかったり等、外観や食感の面で必ずしも満足のいく状態にすることは困難であった。
このような問題を解決する技術として、例えば、特許文献1のような器具が開示されている。本器具によれば、ヘタを中心として器具に形成された刃を回転させることでヘタを含めたイチゴの上部を所定領域切り出すことができ、統一感のある芯部の無いイチゴ本体とすることができる。
特開2003−174972号公報
確かに、特許文献1に開示された技術によれば、ヘタの芯部を確実に除去することができ、ヘタを除去した切削面も均一な外観に仕上げることができるため、外観や食感の面では一定の効果があった。
しかし、刃がヘタの外縁端よりも外側から入らなければ刃がヘタを巻き込んでしまいヘタが切断され、切断されたヘタがイチゴの表面に付着するため、付着したヘタの除去が煩わしく、また、除去時にイチゴを傷める場合もある。
そのため、刃をできるだけヘタの中心から離れた位置に配設してイチゴの上部を切り出さなければならず、ヘタ近傍の最も甘味を有する部位の大部分を失うことになる。
更に、刃の回転が正確でなければ、切り出したはずのヘタ付きのイチゴの上部はイチゴ本体と接続されたままとなるため、ヘタの除去時に煩わしさが生じる。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、最小限の切削で外観と食感を満たし、しかも分離したヘタを容易に除去することができるイチゴのヘタ除去具を提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明は以下のようなものを提供する。
請求項1に係る発明では、イチゴからヘタを分離してイチゴ本体とする押圧片とベース片と連結部とを備えたイチゴのヘタ除去具であって、前記押圧片は、前記押圧片に沿ってスライド自在かつヘタをイチゴ本体側に押圧自在に構成した押圧部を有し、前記ベース片は、前記イチゴの上部に挿入可能な挿入部を有し、前記挿入部は、前記ベース片の端部に少なくとも2本以上の先端先鋭の爪を櫛歯状に形成すると共に、最外の前記爪は、外端縁にイチゴを切削可能な刃を形成し、前記連結部は、前記押圧部と前記挿入部とが近接・離反自在となるように前記押圧片と前記ベース片とを連結したことを特徴とするイチゴのヘタ除去具を提供せんとする。
請求項2に係る発明では、前記押圧部は、前記挿入部との近接時に対峙し前記挿入部との間で前記ヘタを挟持可能とする実行位置と、前記挿入部との近接時に前記挿入部と対峙せず前記ベース片から離隔した退避位置と、の間をスライド自在に構成したことを特徴とする請求項1に記載のイチゴのヘタ除去具を提供せんとする。
請求項3に係る発明では、前記押圧部は、前記押圧片の上面に突設したスライド操作片と前記押圧片の下面に突設した押圧面とが連結片を介して連設し、前記押圧片には前記連結片を挿貫して前記実行位置と前記退避位置との間で前記押圧部をスライド自在とする挿貫長孔を穿設したことを特徴とする請求項2に記載のイチゴのヘタ除去具を提供せんとする。
請求項に係る発明では、前記押圧部と前記挿入部との間には、前記押圧部と前記挿入部とが近接した際に前記押圧部と前記挿入部とを離反する方向に付勢する付勢部を備えたこと特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のイチゴのヘタ除去具を提供せんとする。
請求項1記載の発明によれば、ヘタの上面側に押圧部、下面側に挿入部を位置させてヘタを挟持し、イチゴもしくはヘタ除去具又は両方をヘタの芯部を中心に回動させるだけでヘタを分離することができ、更に、挿入部を先端先鋭の爪により櫛歯状に形成しているので、イチゴの上部に挿入部を挿入する際、ヘタの芯部を切断することなく爪の間に挿入することができ、ヘタの分離時に芯部をイチゴ本体側に残留し難くすることができ、しかも、最外の爪の外端縁にイチゴを切削可能な刃を形成しているので、押圧部と挿入部とで挟持されたヘタ付きのイチゴの上部は、イチゴもしくはヘタ除去具又は両方をヘタの芯部を中心に回動させるだけで、イチゴ本体に綺麗な切削面を形成して切り出すことができる。
また、挿入部はヘタの基部が位置するイチゴの上部に挿入可能なため、挿入部をヘタの下全面に渡って略支えることができ、押圧部と挿入部とによりヘタの挟持を確実に行うことができる。
また、押圧部と挿入部は連結部により近接・離反自在に構成しているので、これらの間に容易にヘタを位置させることができる。
更に、押圧部は押圧片に沿ってスライド自在に構成しているので、押圧部と挿入部とで挟持されイチゴから分離されたヘタを、押圧部のスライド操作によって任意の位置に容易に移動させて除去することができる。
請求項2記載の発明によれば、押圧部と挿入部との挟持によってヘタを分離する実行位置と、分離したヘタを除去する退避位置とを分けることができ、作業性を向上させることができる。
請求項3記載の発明によれば、スライド操作片に親指を載置し、親指によって押圧面を操作自在に構成しているので、実行位置で分離したヘタを退避位置に容易に移動させヘタを押圧面から除去することができる。
請求項記載の発明によれば、付勢部を備えることで、押圧部と挿入部とを近接させなければ、押圧部が邪魔にならず挿入部をイチゴの上部に容易に挿入することができると共に、付勢部の付勢力に抗して押圧部と挿入部とを近接させてヘタを挟持することもでき、更に、ヘタを除去した後は付勢力に従うことで再び押圧部と挿入部とを容易に離反させることができるので作業性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係るイチゴのヘタ除去具の上方斜視図である。 ヘタ除去具とイチゴとの位置関係を示す側面図である。 ヘタ除去具の平面図である。 ヘタ除去具の側面図である。 ヘタ除去具の底面図である。 (a)はヘタ除去具の挿入部を示す部分拡大斜視図で、(b)は部分拡大平面図である。 (a)はヘタ除去具の他の挿入部を示す部分拡大斜視図で、(b)は部分拡大平面図である。 ヘタ除去具の他の連結部を示す側面図である。 ヘタ除去具の他の付勢部と連結部を示す側面図である。 ヘタ除去具の他の付勢部と連結部を示す側面図である。 ヘタ除去具の他の付勢部と連結部を示す側面図である。 ヘタ除去具の他の付勢部と連結部を示す側面図である。 (a)はイチゴに挿入部を挿入した状態を示す押圧片を省略した平面図で、(b)はヘタ除去具を回動してヘタを分離する方法を示す説明図である。 (a)は大きいイチゴに挿入部を挿入した状態を示す押圧片を省略した平面図で、(b)はヘタ除去具を回動してヘタを分離する方法を示す説明図である。 イチゴに挿入部を挿入した状態を示す側面図である。 押圧片とベース片でヘタを挟持した状態を示す側面図である。 (a)はイチゴからヘタを分離した状態を示す側面図で、(b)はヘタ除去具からヘタを除去する状態を示す側面図である。
本発明のイチゴのヘタ除去具は、イチゴからヘタを分離してイチゴ本体とする押圧片とベース片と連結部とを備えたイチゴのヘタ除去具であって、押圧片は、押圧片に沿ってスライド自在かつヘタをイチゴ本体側に押圧自在に構成した押圧部を有し、ベース片は、イチゴの上部に挿入可能な挿入部を有し、連結部は、押圧部と挿入部とが近接・離反自在となるように押圧片とベース片とを連結したことを特徴とする。すなわち、最小限の切削で外観と食感を満たし、しかも分離したヘタを容易に除去することができるイチゴのヘタ除去具の提供を図ろうとするものである。
以下、本発明に係るイチゴのヘタ除去具の一実施形態について図面を参照しながら説明する。また、本説明中において左右同一又は左右対称の構造や部品については、原則として同一の符号を付し、左右何れか一方のみを説明して、他方については説明を適宜省略する。
[実施形態]
本発明に係るイチゴのヘタ除去具1は、図1〜図5に示すように、イチゴAからヘタHを分離してイチゴ本体Bとする押圧片2とベース片3と連結部4とを備えたイチゴのヘタ除去具1であって、押圧片2は、押圧片2に沿ってスライド自在かつヘタHをイチゴ本体B側に押圧自在に構成した押圧部5を有し、ベース片3は、イチゴAの上部に挿入可能な挿入部6を有し、連結部4は、押圧部5と挿入部6とが近接・離反自在となるように押圧片2とベース片3とを連結している。
また、押圧部5は、挿入部6との近接時に対峙し挿入部6との間でヘタHを挟持可能とする実行位置Jと、挿入部6との近接時でも挿入部6と対峙せずベース片3から離隔した退避位置Tと、の間をスライド自在に構成している。
具体的には、押圧片2は矩形板状の長方形状に形成し、長手方向の一方の端部側にかけて押圧部5を配設し、他方の端部は連結部4によりベース片3と連結している。押圧片2は後述する付勢部12や連結片9の構造により、若干のバネ性を備えた一般的な合成樹脂材料で形成しているが、金属材料で形成してもよい。なお、押圧片2の先端側上面には、イチゴAのヘタHの芯部S方向にヘタ除去具1の向きを合わせやすくするために、先端側に頂点を有する正三角形状のマーカー26を形成している。
また、押圧部5は、押圧片2の上面に突設したスライド操作片7と押圧片2の下面に突設した押圧面8とが連結片9を介して連設している。スライド操作片7は円盤状に形成し、ヘタ除去具1の使用者の親指Yが載置可能な大きさに形成している。なお、スライド操作片7の上面には、指の滑りを防止する複数の突起を形成してもよく、更に、表面を湾曲凹状に形成してしてもよい。
押圧面8はスライド操作片7と略同径の円盤状に形成し、上方からイチゴAのヘタHと当接してヘタHを押圧可能とする。なお、押圧面8の表面には、ヘタを確実に押さえるために複数の突起を形成してもよい。更に、押圧面8は表面を湾曲凹状に形成して湾曲したイチゴAの上部と略篏合するように形成してもよい。また、スライド操作片7と押圧面8とは連結片9を介して上下に同心となるように形成している。
また、押圧片2には連結片9を挿貫して実行位置Jと退避位置Tとの間で押圧部5をスライド自在とする挿貫長孔10を穿設している。具体的には、押圧部5を形成する押圧片2の一方の端部、すなわち、押圧片2の長手方向の略中央部から一方の端部側にかけて押圧片2の短手方向の中央部に所定長さの挿貫長孔10を穿設している。また、挿貫長孔10が形成される押圧片2の厚みは連結片9の高さよりも若干だけ低く形成すると共に、挿貫長孔10の幅員を連結片9の幅員よりも若干だけ広く形成することで挿貫長孔10に対して押圧部5を遊嵌している。
従って、挿貫長孔10に押圧部5の連結片9を上下、及び前後(押圧片2の長手方向)に摺動自在に挿貫することで、押圧部5を実行位置Jと退避位置Tとの間でスライド自在とするばかりでなく、押圧部5を上下に摺動自在とすることができる。
また、押圧部5を構成する連結片9は、挿貫長孔10に摺動自在に挿貫可能であればよい。本実施形態に係る連結片9は、挿貫長孔10の短手方向の幅員よりも長い幅員で形成した長辺を有する矩形板状に形成し、長辺を挿貫長孔10の長手方向に沿わして挿貫することで、押圧片2に対してスライド操作片7や押圧面8が回動しないように構成している。
また、連結片9は、スライド操作片7と押圧面8の同心の軸線に長辺の重心が位置するように配設している。このように構成することで、スライド操作片7の押圧操作の際にスライド操作片7の回動が防止され、しかも、押圧面8に作用させる押圧力の分散によるロスを抑制することができる。
なお、連結片9は、スライド操作片7と押圧面8と同心で同軸の円柱状に形成してもよい。このように形成することで部材形状の単純化が図られ製造コストを抑えることができる。
以上のように構成された押圧片2は、押圧片2に傾斜を与えるだけで押圧部5を下方へ自重でスライドさせることができる。すなわち、図2のように連結部4側の端部を下方とするように押圧片2が傾斜していれば押圧部5は挿貫長孔10の下方側へスライドすることになる。
また、挿貫長孔10の下方側へスライドした押圧部5の位置は、押圧面8とベース片3との間でヘタHを挟持する際の実行位置Jに相当し、逆に、押圧部5が挿貫長孔10の上方側に位置する場合は該位置は退避位置Tに相当する。
なお、押圧片2の上面とスライド操作片7の下面との間に連結片9を囲繞するように上下に付勢する圧縮コイルバネ(図示せず)を配設してもよい。これによりスライド操作片7を押圧しない限り押圧面8を押圧片2の下面側に付勢させることができるので、後述するベース片3の挿入部6をイチゴAの上部に挿入する際でも押圧面8が邪魔になることなく挿入を容易に行うことができる。
また、押圧片2は押圧部5を含めた全体を透過性を有する合成樹脂材料で形成することで、下方に位置するベース片3やイチゴAのヘタH部分が視認しやすくなりヘタHの除去作業性を向上させることができる。
ベース片3は、図1〜図5に示すように、矩形板状の長方形状に形成した挿入基部11と、挿入基部11の長手方向の一方の端部にイチゴAの上部に挿入可能に形成した挿入部6と、挿入基部11の上面に形成した付勢部12と、で構成している。また、挿入基部11の他方の端部は連結部4により押圧片2と連結している。
また、本実施形態に係るヘタ除去具1では、連結部4側の挿入基部11の端部に、挿入基部11よりも幅狭の矩形板状で長方形状の把持部20を連接し、把持部20の開放端部側には収納時等に利用可能なフック孔21を穿設している。このように把持部20を形成することでヘタ除去具1の操作性を向上させることができる。なお、把持部20の有無や形状については本実施形態に限定されるものではない。
また、挿入基部11は合成樹脂材料で形成し、挿入部6と把持部20も同様の材料で一体に形成しているが、強度や耐久性の面で金属材料を用いたり、各部を別個に形成して一体に連結してもよい。
挿入部6は、図6(a)、(b)、図7(a)、(b)に示すように、ベース片3の端部に少なくとも2本以上の先端先鋭の爪13を櫛歯状に突出形成すると共に、最外の爪13aには、その外端縁にイチゴAを切削可能な刃14を形成している。また、最外の爪13aの外側先端角部15を湾曲形状に形成している。
従って、挿入部6を形成する複数の爪13は、最外の爪13aの外周縁に形成した刃14によってイチゴAに切削挿入可能となる。
なお、隣接する爪13,13の間隔は、一般的なヘタHの芯部Sの外径よりも若干だけ広く形成すると共に、爪13は許容強度の範囲内でできるだけ薄く形成することが望ましい。
また、図7(a)、(b)に示すように爪13を3本以上形成する場合は、最外の爪13a以外の爪13には刃14を形成しなくてもよい。
付勢部12は、図1、図4に示すように、押圧部5と挿入部6との間において、押圧部5と挿入部6とが近接した際に押圧部5と挿入部6とを離反する方向に付勢するようにベース片3の上面に形成している。具体的には、矩形板状のバネ材を押圧片2側に凸状に湾曲させ、挿入部6側を自由端16とした湾曲部17と、連結部4側の端部を断面視L字状に形成した固定端18とで構成し、固定端18を挿入基部11に形成した略同形状のL字状の溝19に挿入固定することで付勢部12をベース片3の上面に固定している。なお、付勢部12の幅員は、図1に示すように挿入基部11の短手方向の全幅員であっても、図13A(a)に示すように全幅員の両端側を除く中途部に位置する幅員であってもよい。
また、付勢部12は図9に示すように、押圧片2側に凸状に形成した外観視半球状または断面視半球状(蒲鉾状)のゴム材や発泡材等の弾性部材で形成してもよい。また、図10〜図12に示すように後述する連結部4と一体の付勢部12であってもよい。
押圧片2とベース片3との連結を行う連結部4は、図4に示すように、これら2つの片2,3の端部を起点に近接・離反自在であればよく、本実施形態に係る連結部4では、可撓性を有するシート状の合成樹脂フィルムにより押圧片2とベース片3とを連結している。
なお、連結部4は、例えば、図8、図9に示すようにベース片3に対して押圧片2を傾斜させた状態で押圧片2の端部がベース片3の上面に沿うように斜めに切削すると共に、該端部がベース片3または把持部20と枢支軸22を介して枢支連結可能なように上枢支孔23と下枢支孔24を夫々に穿設して押圧片2とベース片3等と連結することもできる。この場合、連結部4を構成する押圧片2とベース片3等とは枢支軸22に対して上下に自由な可動範囲が得られるように間隙を形成することが望ましい。
また、連結部4は、例えば、図10に示すようにベース片3に対して押圧片2が傾斜するような断面視略三角形状で枢支孔を穿設した付勢部12を押圧片2の端部側に配設し、該端部側がベース片3または把持部20と枢支軸22を介して枢支連結可能なように上枢支孔23と下枢支孔24を夫々に穿設して押圧片2とベース片3等とを付勢部12と共に連結することもできる。
また、図10に示す連結部4や付勢部12は、図11に示すように断面視略三角形状の付勢部12をベース片3と押圧片2に接着剤等により接合して形成することもできる。
また、図12に示すように押圧片2の端部側を徐々に薄板状に形成して把持部20の上面と接続すると共に、押圧片2がベース片3と離反して付勢するように形成してもよく、この場合はベース片3の上面に付勢部12を形成する必要がない。なお、付勢部12や連結部4の構造は本実施形態に限定されず、発明の要旨の範囲内において種々の変形や変更が可能である。
[使用例]
次に、本実施形態に係るヘタ除去具1の使用形態を説明しながら各部の構造を説明する。
まず、図2に示すようにヘタHを有するイチゴAを用意し、ヘタHが上方に位置するようにしてイチゴAを把持する。次に、押圧片2を省略した図13A(a)に示すように、ベース片3を略水平にしてヘタHの下部近傍のイチゴAの上部に挿入部6を切削挿入する。挿入に際しては、ヘタHの芯部Sに爪13の間隙が位置するように、すなわち、爪13に形成した刃14で芯部Sを切断しないようにして挿入する。
また、爪13の挿入に際しては、爪13の先端部がイチゴAを貫通して視認できるようにすることが望ましい。なお、大きいイチゴA´であっても図13B(a)に示すように少しでも爪13の先端が視認できる程度にイチゴA´を貫通させておくことが望ましい。
ここで、図2に示すように、押圧部5は付勢部12の付勢力による押圧片2の上方への傾斜と押圧部5の自重により自動的に挿貫長孔10の下側に位置する。すなわち、押圧部5はヘタHの真上に押圧面8が、ヘタHの真下にイチゴAを介して挿入部6が位置する実行位置Jとなる。
次に、図14に示すように、親指Yの指腹面をスライド操作片7の上面に載置すると共に、他の指Wをベース片3及び把持部20を下方から包むようにして把持する。その際に他の指Wが押圧片2を強く把持しないことが望ましい。
次に、図15に示すように、スライド操作片7に載置した親指Yを付勢部12の付勢力に抗してヘタHに向けて押圧すると共に、押圧面8と挿入部6とでヘタHをしっかりと挟持する。この場合、親指Y以外の他の指Wで付勢力に抗する押圧片2を支えるように把持してもよい。
次に、そのままの状態で図13A(b)に示すように、ヘタHの芯部Sを中心としてヘタ除去具1を水平回動する。この場合、イチゴA側を水平回動してもよく、また、イチゴAとヘタ除去具1を互いに逆側に水平回動してもよい。
いずれの場合も挿入部6の挿入の際に爪13に形成された刃14でイチゴAが切削されていない一部も含めてイチゴAの上部を下部から分離することができる。また、ヘタHの芯部Sを傷つけることがないので、芯部SがイチゴA本体側に残留し難い。
なお、図13B(b)に示すように大きいイチゴA´に対しても同様であるが、この場合、ヘタ除去具1等の水平回動により刃14がイチゴA´の外周を切削することになる。
このような操作により図16(a)に示すように、イチゴAはヘタHとイチゴ本体Bとに分離される。
ヘタHの分離操作により押圧片2とベース片3との間で挟持されたヘタHは、図16(b)に示すように親指Yを退避位置Tにスライド操作させるだけでヘタ除去具1から所定の場所へと容易に除去することができる。そして、付勢力に抗して押圧していた親指Yの力を抜き押圧片2に対する押圧力を解除することで図2に示すようにヘタHの除去作業の初期状態にヘタ除去具1を戻すことができる。
[効果]
以上説明したように本実施形態に係るヘタ除去具1は構成しており、ヘタHの上面側に押圧部5、下面側に挿入部6を位置させてヘタHを挟持し、イチゴAもしくはヘタ除去具1又は両方をヘタHの芯部Sを中心に回動させるだけでヘタHを容易に除去することができる。
また、挿入部6はヘタHの基部が位置するイチゴAの上部に挿入可能なため、挿入部6をヘタHの下全面に渡って略支えることができ、押圧部5と挿入部6とによりヘタHの挟持を確実に行うことができる。
また、押圧部5と挿入部6は連結部4により近接・離反自在に構成しているので、これらの間に容易にヘタHを位置させることができる。
更に、押圧部5は押圧片2に沿ってスライド自在に構成しているので、押圧部5と挿入部6とで挟持されイチゴAから分離されたヘタHを、押圧部5のスライド操作によって任意の位置に容易に移動させて除去することができる。
また、押圧部5と挿入部6との挟持によってヘタHを分離する実行位置Jと、分離したヘタHを除去する退避位置Tとを分けることができ、作業性を向上させることができる。
また、スライド操作片7に親指Yを載置し、親指Yによって押圧面8を操作自在に構成しているので、実行位置Jで分離したヘタHを退避位置Tに容易に移動させヘタHを押圧面8から除去することができる。
また、挿入部6を先端先鋭の爪13により櫛歯状に形成しているので、イチゴAの上部に挿入部6を挿入する際、ヘタHの芯部Sを切断することなく爪13の間に挿入することができ、ヘタHの分離時に芯部Sをイチゴ本体B側に残留し難くすることができる。
また、最外の爪13aの外端縁にイチゴAを切削可能な刃14を形成しているので、押圧部5と挿入部6とで挟持されたヘタH付きのイチゴAの上部は、イチゴAもしくはヘタ除去具1又は両方をヘタHの芯部Sを中心に回動させるだけで、イチゴ本体Bに綺麗な切削面を形成して切り出すことができる。
更に、付勢部12を備えることで、押圧部5と挿入部6とを近接させなければ、押圧部5が邪魔にならず挿入部6をイチゴAの上部に容易に挿入することができると共に、付勢部12の付勢力に抗して押圧部5と挿入部6とを近接させてヘタHを挟持することもでき、更に、ヘタHを除去した後は付勢力に従うことで再び押圧部5と挿入部6とを容易に離反させることができるので作業性を向上させることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
A イチゴ
A´ 大きいイチゴ
B イチゴ本体
H ヘタ
J 実行位置
T 退避位置
1 イチゴのヘタ除去具
2 押圧片
3 ベース片
4 連結部
5 押圧部
6 挿入部
7 スライド操作片
8 押圧面
9 連結片
10 挿嵌長孔
12 付勢部
13 爪
13a 最外の爪
14 刃

Claims (4)

  1. イチゴからヘタを分離してイチゴ本体とする押圧片とベース片と連結部とを備えたイチゴのヘタ除去具であって、
    前記押圧片は、前記押圧片に沿ってスライド自在かつヘタをイチゴ本体側に押圧自在に構成した押圧部を有し、
    前記ベース片は、前記イチゴの上部に挿入可能な挿入部を有し、
    前記挿入部は、前記ベース片の端部に少なくとも2本以上の先端先鋭の爪を櫛歯状に形成すると共に、最外の前記爪は、外端縁にイチゴを切削可能な刃を形成し、
    前記連結部は、前記押圧部と前記挿入部とが近接・離反自在となるように前記押圧片と前記ベース片とを連結したことを特徴とするイチゴのヘタ除去具。
  2. 前記押圧部は、前記挿入部との近接時に対峙し前記挿入部との間で前記ヘタを挟持可能とする実行位置と、前記挿入部との近接時に前記挿入部と対峙せず前記ベース片から離隔した退避位置と、の間をスライド自在に構成したことを特徴とする請求項1に記載のイチゴのヘタ除去具。
  3. 前記押圧部は、前記押圧片の上面に突設したスライド操作片と前記押圧片の下面に突設した押圧面とが連結片を介して連設し、前記押圧片には前記連結片を挿貫して前記実行位置と前記退避位置との間で前記押圧部をスライド自在とする挿貫長孔を穿設したことを特徴とする請求項2に記載のイチゴのヘタ除去具。
  4. 前記押圧部と前記挿入部との間には、前記押圧部と前記挿入部とが近接した際に前記押圧部と前記挿入部とを離反する方向に付勢する付勢部を備えたこと特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のイチゴのヘタ除去具。
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