JP2019054756A - ダニ捕りシート - Google Patents

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Abstract

【課題】ダニが忌避することがなくダニ誘引効果が高いダニ捕りシートを提供する。
【解決手段】ダニ捕りシートは、外側シート2にて形成された包袋内が中シート3で2つの空間に画成され、一方の空間にはダニを誘引する誘引剤層4が設けられ、他方の空間にはダニを捕獲する粘着層5が設けられ、外側シート2及び中シート3の素材としては綿布などの天然生地を用いる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ダニを効率的に誘引し捕獲することができるダニ捕りシートに関する。
家ダニやペットのダニ等、住環境内に発生するダニは健康を害する要因となるため除去する必要がある。このようなダニの捕獲・除去を目的としたダニ捕りシートとしていくつかのものが既に実用化されていて、ダニ誘引剤として植物や動物由来の香料あるいは酵母粉末が使用されている。
たとえば特許文献1の防ダニシートでは、粘着性を有するダニ誘引剤を備えた防ダニシートを開示している。この防ダニシートでは、二酸化けい素を壁材とした徐放性のマイクロカプセルに食品添加物のフルーツエキスを充填して酵母で発酵させたものをダニ誘引剤として使用することでダニ誘引効果を持続させている。
この防ダニシートにあっては、誘引剤はマイクロカプセルに内包されているため徐放性で長持ちはするものの拡散性に乏しく、広範囲に点在するダニの誘引効果に欠けるということがあり、さらに、粘着剤はダニ忌避性があるため、誘引剤と混合すると誘引剤のダニ誘引機能が低下するという問題がある。
特許文献1に開示された防ダニシートを改善した防ダニ捕獲シートを本発明者は特許文献2として提案している。
この防ダニ捕獲シートは、外側シートの内側にポリウレタン層を介してダニ捕獲用の粘着層を形成し、この粘着層上の一部にダニは通過できないが香りは通過できる粗さのプロテクトシートにて誘引剤を覆う構造である。
特許文献3に開示される防ダニシートは、2枚のシート部材の周囲を熱溶着することで内部を中空部とし、この中空部に粘着剤層及びダニ誘引シートを収納する構造になっている。特に前記シート部材は外側層と内側層にて形成され、外側層には綿繊維を含む不織布を用い、内側層は熱融着するためにポリプロピレンを用いている。
特開2002‐253103号公報 特許第5121228号公報 特開2015‐202062号公報
特許文献1に開示される防ダニシートの課題を解消した特許文献2にあっては、外側シートとして綿等の天然繊維からなる織布を用い、この外側シートの内側に通気性を有するポリウレタンシートを貼り付けている。また、特許文献3ではシート部材の内側層として熱溶着するためのポリプロピレン層を設けているため、ダニ忌避性が発揮されダニの捕獲効果が弱まってしまう。更に特許文献3にあっては、誘引シートを挟むように外側に粘着剤層が設けられているため、誘因効果が低下してしまう問題がある。
最近の研究で、ダニはポリプロピレンやポリウレタンなどの合成樹脂を忌避する性質があることが判明した。したがって、特許文献2及び3のように、誘引剤にポリプロピレンやポリウレタンなどの合成樹脂を重ねた場合、誘引剤の効果が削減されてしまう。
また、従来のダニ捕りシートにあっては、ダニの捕獲は専ら粘着剤で行い、外側シートや誘引剤層にはダニの捕獲効果はないと考えられていたが、粘着剤でなくとも綿等の天然繊維や誘引剤の層にも多くのダニが留まっていることが判明した。
上記の課題を解決するため本発明に係るダニ捕りシートは、外側シートによって形成される空間内に中シートを介して、ダニを誘引する誘引剤層とダニを捕獲する粘着剤層を分離収納したダニ捕りシートであって、前記外側シート及び中シートとして100%天然生地のみを用い、更に外側シートと中シートを重ね合わせた状態で周囲をミシンで縫い合わせた構造とした。
ダニ捕りシートの構造としては、中シートを1枚とし、中シートと一方の外側シートとの間に誘引剤層を設け、中シートと他方の外側シートとの間に粘着層を設けたタイプ、或いは、中シートを2枚とし、2枚の中シートの間に粘着層(または誘引剤層)を設け、中シートと各外側シートとの間に誘引剤層(または粘着層)を設けたタイプ等が考えられる。
本発明のダニ捕りシートは、天然素材には寄りつき、化学繊維を忌避するというダニの習性を利用しているため、捕獲効果が従来に比較し大幅に向上する。
特に外側シート及び中シートとして天然生地を用いただけでなく、これらシートを合成樹脂を用いて熱融着することなく、ミシンで縫い合わせ化学繊維を用いていないのでダニ忌避効果を抑制でき、且つ天然生地の縫い目などにもダニが集まるため捕獲効果が高まる。天然生地としては綿布が最も好ましい。
特に、ミシンでシートを縫い合わせた場合、縫い合わせ箇所の繊維密度が高くなる。最近の研究では、ダニは天然素材の高密度の部分を好むことも判明しており、ミシンでシートを縫い合わせることで、おびき寄せられたダニが高密度のところにとどまるため、更に捕獲効果が高まる。
本発明に係るダニ捕りシートの全体斜視図 同ダニ捕りシートの断面図 図2の要部拡大図 別実施例を示す図2と同様の図
以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明する。ダニ捕りシート1は、図1乃至図3に示すように、外側シート2にて形成された包袋内が中シート3で2つの空間に画成され、一方の空間にはダニを誘引する誘引剤層4が設けられ、他方の空間にはダニを捕獲する粘着層5が設けられている。
前記外側シート2及び中シート3の素材としては天然生地を用いる。天然生地の中でも、綿布が最も効果が高かった。綿布以外に絹、麻、和紙などを用いるかこれらを綿布に混ぜてもよい。また、外側シート2の目の粗さは誘引剤の香りが外部に拡散しやすい粗さとする。
また、外側シート2及び中シート3は誘引剤層4及び粘着層5を充填した状態で周囲をミシンを用いて縫合されている。ミシン糸6についても綿糸などの天然の糸が望ましい。
縫合箇所は厚みが薄くなり、その分繊維密度が高くなる。ダニは繊維密度が高い場所を好むことが発見されており、本発明者もミシンの縫目部分ダニが集まる傾向があることを検証した。
誘引剤層4としては、食品添加物である植物抽出香料(プロピオン酸ゲラニル)を、粉末状炭酸カルシウムに含浸させ、この粉末状炭酸カルシウムを粉末状の乾燥酵母(ビール酵母)と混合する。この誘引剤は、万一子供が食べてしまった場合でも危険性がない。
粘着層5は、誘引されたダニを捕獲するためのものであり、例えば両面粘着シートを使用することができ、上記通気性の良い外側シート2によって形成された包袋内の空気の流れを遮断することを避けるために網目状のもの、あるいは、断片状の複数個の粘着シートを使用してもよい。
また、図4に示す実施例にあっては、中シート3を2枚とし、これら中シート3、3間に粘着層5を設け、この粘着層5の外側の中シート3と外側シート2との間に誘引剤層4を設けた3層構造としている。
前記粘着層自体はノリ状(ペースト状)であるため、製作時には中シート3の表面に塗工するか、予め基材両面に粘着層が形成されたものを用いる。この基材としてポリプロピレンなどの合成樹脂が用いられていたとしても、両面が粘着層で覆われているため、忌避効果は抑制される。
このように誘引剤層4を両面に設けることで、ダニの捕獲効果は更に高まる。この場合も、シートの外周は融着せずにミシンで縫合しているため、ダニは好んでシート内に入り込む。
図4に示した実施例では、2枚の中シート3間に粘着層5を設け、両外側に誘引剤層4を配置したが、2枚の中シート3間に誘引剤層4を設け、両外側に粘着層5を配置してもよい。
以上述べたように、本発明のダニ捕りシートは外側シートに化学繊維を全く使用していないためダニが忌避することがなく、ダニ誘引・捕獲効果も高く、安全性も高いため、家庭内の居室、オフィス、ペット・スペース、絨毯の下や畳の下等、ダニを除去したい場所へ配置し、捕獲されたダニを簡単に排除することができる。
1…ダニ捕りシート、2…外側シート、3…中シート、4…誘引剤層、5…粘着層、6…ミシン糸。

Claims (3)

  1. 外側シートによって形成される空間内に中シートを介して、ダニを誘引する誘引剤層とダニを捕獲する粘着層を分離収納したダニ捕りシートであって、前記外側シート及び中シートとして綿布などの天然生地を用い、更に周囲は外側シートと中シートを重ね合わせた状態でミシンで縫い合わせたことを特徴とするダニ捕りシート。
  2. 請求項1に記載のダニ捕りシートにおいて、前記中シートは2枚とし、これら中シート間に粘着層または誘引剤層の何れか一方を設け、両外側に誘引剤層または粘着層の何れか他方を配置したことを特徴とするダニ捕りシート。
  3. 請求項1に記載のダニ捕りシートにおいて、前記誘引剤層は食品添加物である植物抽出香料を粉末状炭酸カルシウムに含浸させ、この粉末状炭酸カルシウムを粉末状の乾燥酵母と混合したことを特徴とするダニ捕りシート。

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