JP2019052584A - 内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ - Google Patents

内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ Download PDF

Info

Publication number
JP2019052584A
JP2019052584A JP2017176957A JP2017176957A JP2019052584A JP 2019052584 A JP2019052584 A JP 2019052584A JP 2017176957 A JP2017176957 A JP 2017176957A JP 2017176957 A JP2017176957 A JP 2017176957A JP 2019052584 A JP2019052584 A JP 2019052584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
combustion engine
internal combustion
housing
compression ratio
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017176957A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6764841B2 (ja
Inventor
佳裕 須田
Yoshihiro Suda
佳裕 須田
希志郎 永井
Kishiro Nagai
希志郎 永井
健 ブライアン 池口
Ken Ikeguchi Bryan
健 ブライアン 池口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Automotive Systems Ltd filed Critical Hitachi Automotive Systems Ltd
Priority to JP2017176957A priority Critical patent/JP6764841B2/ja
Priority to US16/642,788 priority patent/US20210071570A1/en
Priority to CN201880048959.9A priority patent/CN110945223B/zh
Priority to PCT/JP2018/032799 priority patent/WO2019054241A1/ja
Publication of JP2019052584A publication Critical patent/JP2019052584A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6764841B2 publication Critical patent/JP6764841B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/04Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads
    • F02B75/048Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads by means of a variable crank stroke length
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/04Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads
    • F02B75/045Engines with variable distances between pistons at top dead-centre positions and cylinder heads by means of a variable connecting rod length
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01BMACHINES OR ENGINES, IN GENERAL OR OF POSITIVE-DISPLACEMENT TYPE, e.g. STEAM ENGINES
    • F01B31/00Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01B31/14Changing of compression ratio
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B75/00Other engines
    • F02B75/32Engines characterised by connections between pistons and main shafts and not specific to preceding main groups
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D15/00Varying compression ratio
    • F02D15/02Varying compression ratio by alteration or displacement of piston stroke
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

【課題】 製造性を向上できる内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータを提供する。【解決手段】 アクチュエータ14のハウジング17は、アームリンク収容室27aを有する第1ハウジング27と、第2制御軸11aの第1ジャーナル部11aを支持する第1軸受部28bを有する第2ハウジング28とを有する。アームリンク収容室27aは、第1ハウジング27のX軸正方向側に形成された第1開口部27cにより開口し、第1開口部27cは第2ハウジング28により塞がれている。【選択図】 図5

Description

本発明は、内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータに関する。
特許文献1には、ハウジングの内部に制御軸およびアームリンクの一部を収容する収容部を有する内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータが開示されている。
特開2015-145647号公報
しかしながら、上記従来のアクチュエータにあっては、収容部がハウジングの制御軸の軸方向に対して径方向の一側面から内部横方向に沿って形成されているため、収容部の形状が複雑であり、製造性が悪くなるおそれがあった。
本発明の目的の一つは、製造性を向上できる内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータを提供することにある。
本発明の一実施形態における内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータは、ハウジングを制御軸の軸方向に少なくとも二分割し、ハウジングの軸方向を開放した。
よって、本発明の好ましい態様によれば、製造性を向上できる。
実施形態1の内燃機関の可変圧縮比装置を備えた内燃機関の概略図である。 実施形態1のアクチュエータ14の斜視図である。 実施形態1のアクチュエータ14の平面図である。 実施形態1のアクチュエータ14の左側面図である。 図3のS1-S1矢視断面図である。 図5のS2-S2矢視断面図である。 実施形態1のハウジング17をX軸負方向側から見た斜視図である。 実施形態1の第1ハウジング27をX軸正方向側から見た背面図である。 実施形態1の第2ハウジング28をX軸負方向側から見た斜視図である。 実施形態1の第3ハウジング29をX軸正方向側から見た斜視図である。 実施形態2の第1ハウジング36をX軸負方向側から見た斜視図である。 実施形態2の第1ハウジング36をX軸正方向側から見た斜視図である。
〔実施形態1〕
図1は、実施形態1の可変圧縮比機構を備えた内燃機関の概略図である。基本的な構成は、特開2011-169251号公報の図1に記載されたものと同じであるため、簡単に説明する。
ピストン1は、内燃機関(ガソリンエンジン)におけるシリンダブロックのシリンダ内を往復運動する。ピストン1には、ピストンピン2を介してアッパリンク3の上端が回転可能に連結する。アッパリンク3の下端には、連結ピン6を介してロアリンク5が回転可能に連結する。ロアリンク5には、クランクピン4aを介してクランクシャフト4が回転可能に連結する。ロアリンク5には、連結ピン8を介して第1制御リンク7の上端部が回転可能に連結する。第1制御リンク7の下端部は、複数のリンクを有する連結機構9と連結する。連結機構9は、第1制御軸10、第2制御軸(制御軸)11、第2制御リンク(アクチュエータリンク)12およびアームリンク部13を有する。
第1制御軸10は、内燃機関内部の気筒列方向に沿って配置されたクランクシャフト4と平行に配置されている。第1制御軸10は、第1ジャーナル部10a、制御偏心軸部10b、偏心軸部10c、第1アーム部10dおよび第2アーム部10eを有する。第1ジャーナル部10aは、内燃機関本体に回転可能に支持されている。制御偏心軸部10bは、第1制御リンク7の下端部と回転可能に連結する。偏心軸部10cは、第2制御リンク12の一端部12aと回転可能に連結する。一端部12aには、偏心軸部10cが回転可能に挿通された連通孔12cが形成されている(図6参照)。第1アーム部10dの一端は、第1ジャーナル部10aと連結する。第1アーム部10dの他端は、制御偏心軸部10bと連結する。制御偏心軸部10bは、第1ジャーナル部10aに対して所定量偏心した位置にある。第2アーム部10eの一端は、第1ジャーナル部10aと連結する。第2アーム部10eの他端は、偏心軸部10cと連結する。偏心軸部10cは、第1ジャーナル部10aに対して所定量偏心した位置にある。第2制御リンク12の他端部12bは、アームリンク部13の一端が回転可能に連結する。アームリンク部13の他端は、第2制御軸11と連結する。アームリンク部13と第2制御軸11は相対移動しない。
第2制御軸11は、図2〜図6に示すようなアクチュエータ14から伝達されたトルクにより回転位置が変更される。第2制御軸11の回転位置が変更されると、第2制御リンク12を介して第1制御軸10が回転し、第1制御リンク7の下端部の位置を変更する。これにより、ロアリンク5の姿勢が変化し、ピストン1のシリンダ内におけるストローク位置やストローク量を変化させ、これに伴って機関圧縮比を変更する。
次に、アクチュエータ14の構成を説明する。
図2は実施形態1のアクチュエータ14の斜視図、図3は実施形態1のアクチュエータ14の平面図、図4は実施形態1のアクチュエータ14の左側面図、図5は図3のS1-S1矢視断面図、図6は図5のS2-S2矢視断面図である。内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータは、図2〜図6に示すように、電動モータ16、第2制御軸11、波動歯車減速機15およびハウジング17を有する。図5において、第2制御軸11の回転軸線Oが延びる方向(軸方向)にX軸を設定し、第2制御軸11から電動モータ16へ向かう方向をX軸正方向と規定する。また、回転軸線Oの放射方向を径方向、回転軸線O周りの方向を周方向とする。波動歯車減速機15は、電動モータ16のモータ出力軸16aに取り付けられている。ハウジング17は、内部に波動歯車減速機15を収容する。第2制御軸11は、ハウジング17に回転可能に支持されている。
電動モータ16は、波動歯車減速機15のX軸正方向側に配置されている。電動モータ16は、ブラシレスモータであり、モータ出力軸16a、モータケーシング16b、コイル16c、ロータ16dおよびレゾルバ16eを有する。モータ出力軸16aの回転軸線は第2制御軸11の回転軸線Oと一致する。モータ出力軸16aのX軸正方向端は、モータケーシング16bの底部に配置されたボールベアリング18aに支持されている。モータケーシング16bは、有底円筒状に形成され、図外のスクリュによりカバー19と締結されている。コイル16cは、筒状に形成され、モータケーシング16bの内周面に固定されている。ロータ16dは、コイル16cの内側に回転可能に設けられている。レゾルバ16eは、モータ出力軸16aの回転角度を検出する。レゾルバ16eは、カバー19に収容されている。レゾルバ16eは、モータケーシング16bに収容されたコントロールユニット(不図示)に検出信号を出力する。
カバー19は、X軸方向においてハウジング17およびモータケーシング16b間に配置されている。カバー19は、アルミニウム合金材料を用い、金型鋳造(アルミダイキャスト)により成形されている。カバー19は、ハウジング17およびモータケーシング16bとそれぞれ図外のスクリュにより締結されている。カバー19は、モータ出力軸16aが貫通する貫通孔19aを有する。貫通孔19aには、モータ出力軸16aを支持するボールベアリング18bが配置されている。
第2制御軸11は、鉄系金属材料により軸状に形成されている。第2制御軸11は、アームリンク部13と一体に形成されている。第2制御軸11は、第1ジャーナル部11aおよび第2ジャーナル部11bを有する。第1ジャーナル部11aは、アームリンク部13よりもX軸正方向側に位置し、第2ジャーナル部11bは、アームリンク部13よりもX軸負方向側に位置する。第2制御軸11のX軸負方向端には、角度センサ20のロータ20aが固定されている。第2制御軸11のX軸正方向端には、スプライン軸部11cが形成されている。
アームリンク部13は、径方向外側へ向けて突出した二股状の突起部13a,13aを有する。各突起部13aには、連結用孔(ピン孔)13bが形成されている。各突起部13a間には、第2制御リンク12の他端部12bが挿通されている。他端部12bには、連通孔12dが形成されている。各連結用孔13bおよび連通孔12dには、連結ピン21が回転可能に挿通されている。
ハウジング17のX軸負方向側には、角度センサ20のセンサホルダ22が図外のスクリュにより締結されている。センサホルダ22は貫通孔22aを有する。貫通孔22aの内周面はロータ20aの外周面と径方向に対向する。貫通孔22aの内周面には検知コイルが配置されている。角度センサ20は、貫通孔22aの内周およびロータ20a間に設定された距離がロータ20aの回転により変化したことを検知コイルのインダクタンス変化により検出する。これにより、第2制御軸11の回転角度を検出する。角度センサ32は、コントロールユニットに検出信号を出力する。センサホルダ22およびハウジング17間には、シールリング23aが設置されている。センサホルダ22は、貫通孔22aを閉塞するセンサカバー22bを有する。センサカバー22bおよびセンサホルダ22間には、シールリング23bが設置されている。
波動歯車減速機15は、ハウジング17に収容されている。波動歯車減速機15は、剛性内歯車24、可撓性外歯車25および波動発生器26を有する。
剛性内歯車24は、内周に複数の内歯24aを有する剛体円環状部材である。剛性内歯車24は、ハウジング17に固定されている。
可撓性外歯車25は、剛性内歯車24の径方向内側に配置されている。可撓性外歯車25は、金属材料によって形成され、円筒部25bおよび内フランジ部25cを有する。円筒部25bは撓み変形可能な薄肉の円筒状に形成され、外周面の軸方向一端側に外歯25aが形成されている。外歯25aは剛性内歯車24の内歯24aと噛み合う。外歯25aの歯数は内歯24aの歯数よりも2歯少ない。内フランジ部25cは、円筒部25bの軸方向他端側から径方向内側へ延びる。内フランジ部25cの内周には、小径の円筒部25dが形成されている。円筒部25dは、スプライン穴25eを有する。スプライン穴25eは、第2制御軸11のスプライン軸部11cとスプライン結合する。可撓性外歯車25は、第2制御軸11と一体に回転する。
波動発生器26は、外周面が可撓性外歯車25の内周面に沿って摺動する。波動発生器26は、波動生成プラグ26aおよびボールベアリング26bを有する。波動生成プラグ26aは、その回転軸線と直交する方向の断面が楕円状であって、回転軸線Oを中心として最も半径の大きい長軸部分および最も半径の小さい短軸部分を有する楕円状外形を有する。波動生成プラグ26aの径方向中心には貫通穴26cが形成されている。貫通穴26cにはモータ出力軸16aが圧入されている。波動発生器26は、モータ出力軸16aと一体に回転する。ボールベアリング26bは、波動生成プラグ26aの外周および可撓性外歯車25の内周間の相対回転を許容する。
ハウジング17は、第1ハウジング27、第2ハウジング28および第3ハウジング29を有する。各ハウジング27〜29は、X軸の負方向側から正方向側へ向かって、第3ハウジング29、第1ハウジング27、第2ハウジング28の順に並び、互いにボルト締結されている。各ハウジング27〜29は、いずれもアルミニウム合金材料を用い、金型鋳造(アルミダイキャスト)により成形されている。
図7は実施形態1のハウジング17をX軸負方向側から見た斜視図、図8は実施形態1の第1ハウジング27をX軸正方向側から見た図、図9は実施形態1の第2ハウジング28をX軸負方向側から見た斜視図、図10は実施形態1の第3ハウジング29をX軸正方向側から見た斜視図である。
第1ハウジング27は、アームリンク収容室(収容室)27a、径方向開口部27b、第1開口部27cおよび第2開口部27dを有する。
アームリンク収容室27aは、第1ハウジング27の内部に形成され、アームリンク部13を収容する。
径方向開口部27bは、第1ハウジング27の左側面27eの中央位置に形成され、アームリンク収容室27aと外部とを接続する。左側面27eは、平面状に形成されている。左側面27eにおいて径方向開口部27bの縁部は、アクチュエータ14を内燃機関に取り付ける際、内燃機関と接触して径方向開口部27bを閉塞するシール面として機能する。
第1開口部27cは、第1ハウジング27の背面27fの中央位置に形成され、アームリンク収容室27aと外部とを接続する。背面27fは、平面状に形成されている。第1開口部27cの縁部の一部であって、上下方向に延びる第1梁部27gは、径方向開口部27bの縁部の一部を構成する。第1開口部27cの縁部には、図示しない環状シールが配置されている。
第2開口部27dは、第1ハウジング27の正面27lの中央位置に形成され、アームリンク収容室27aと外部とを接続する。正面27lは、平面状に形成されている。第2開口部27dの縁部の一部であって、上下方向に延びる第2梁部27hは、径方向開口部27bの縁部の一部を構成する。第2開口部27dの縁部には、図示しない環状シールが配置されている。
図8に示すように、第1開口部27cの縁部は、径方向内側へ延びる2つの凸部30a,30bを有する。各凸部30a,30bには、第2ハウジング28との締結用のボルト穴31a,31bが形成されている。同様に、第2開口部27dの縁部は、径方向内側へ延びる2つの凸部32a,32bを有する。各凸部32a,32bには、第3ハウジング29との締結用のボルト穴33a,33bが形成されている。第1開口部27cは、アームリンク部13が挿通可能な大きさを有する。
第1ハウジング27は、内燃機関側(例えば、オイルパン)との締結用のボルト穴27i,27j,27kを有する。
第2ハウジング28は、減速機収容室28a、第1軸受部28bおよび第1延出部28cを有する。
減速機収容室28aは、第2ハウジング28の背面28dの中央位置に形成された凹部であり、波動歯車減速機15を収容する。減速機収容室28aは、カバー19により閉塞されている。
第1軸受部28bは、第2制御軸11の第1ジャーナル部11aを回転可能に支持する。第1軸受部28bおよび第1ジャーナル部11a間には、第2ハウジング28の内部に形成された潤滑油供給油路34を介して、図外のオイルポンプから圧送された潤滑油が導入される。第1軸受部28bは、減速機収容室28aからX軸負方向側へ延び、第2ハウジング28の正面28eに開口する。正面28eは、第1ハウジング27の背面27fと当接する。
第1延出部28cは、正面28eからX軸負方向側へ延出する凸部である。第1延出部28cは、第1ハウジング27の背面27fよりもX軸負方向側へ延出する。第1延出部28cの先端面28fは、平面状に形成され、各凸部30a,30bよりもX軸負方向側に位置する。先端面28fは、連結ピン21とX軸方向に所定のクリアランスを持って対向する。第1延出部28cは、X軸方向から見たとき、少なくとも一部がアームリンク部13と重なる(オーバーラップする)形状を有する。また、第1延出部28cは、X軸方向から見たとき、第2制御軸11の回転角度に応じて連結ピン21が取り得る全ての位置において、少なくとも一部が連結ピン21と重なる形状を有する。なお、第1延出部28cは、X軸方向から見たとき、各凸部30a,30bと重ならない。つまり、第1延出部28cの径方向断面形状は、各凸部30a,30bと干渉しないように、各凸部30a,30bの形状に沿う凹部を有する。
第2ハウジング28は、内燃機関側(例えば、オイルパン)との締結用のボルト穴28g,28hを有する。
第3ハウジング29は、第2軸受部29aおよび第2延出部29bを有する。
第2軸受部29aは、第2制御軸11の第2ジャーナル部11bを回転可能に支持する。第2軸受部29aは、第3ハウジング29をX軸方向に貫通し、第3ハウジング29の背面29cに開口する。第2軸受部29aおよび第2ジャーナル部11b間には、第3ハウジング29の内部に形成された潤滑油供給油路35を介して、図外のオイルポンプから圧送された潤滑油が導入される。背面20cは、第1ハウジング27の正面27lと当接する。
第2延出部29bは、背面29cからX軸正方向側へ延出する凸部である。第2延出部29bは、第1ハウジング27の正面27lよりもX軸正方向側へ延出する。第2延出部29bの先端面29dは、平面状に形成され、各凸部32a,32bよりもX軸正方向側に位置する。先端面29dは、連結ピン21とX軸方向に所定のクリアランスを持って対向する。第2延出部29bは、X軸方向から見たとき、少なくとも一部がアームリンク部13と重なる(オーバーラップする)形状を有する。また、第2延出部29bは、X軸方向から見たとき、第2制御軸11の回転角度に応じて連結ピン21が取り得る全ての位置において、少なくとも一部が連結ピン21と重なる形状を有する。なお、第2延出部29bは、X軸方向から見たとき、各凸部32a,32bと重ならない。つまり、第2延出部29bの径方向断面形状は、各凸部32a,32bと干渉しないように、各凸部32a,32bの形状に沿う凹部を有する。
第3ハウジング29は、内燃機関側(例えば、オイルパン)との締結用のボルト穴29eを有する。
次に、実施形態1の作用効果を説明する。
実施形態1のアクチュエータ14において、ハウジング17は、アームリンク収容室27aを有する第1ハウジング27と、第2制御軸11aの第1ジャーナル部11aを支持する第1軸受部28bを有する第2ハウジング28とを有する。アームリンク収容室27aは、第1ハウジング27のX軸正方向側に形成された第1開口部27cにより開口し、第1開口部27cは第2ハウジング28により塞がれている。内部にアームリンク収容室27aを有する第1ハウジング27のX軸方向が開口しているため、一体のハウジングと比べて、金型鋳造における金型の単純化および加工の容易化を図れるため、製造性を向上できる。また、アームリンク収容室27aおよび第1軸受部28bが分割されていないため、アームリンク収容室および第1軸受部が軸方向または径方向に分割されている場合と比べて、アームリンク収容室27aおよび第1軸受部28bのシール性を向上できると共に、第1軸受部28bの耐久性を向上できる。左側面27eにおける径方向開口部27bの縁部は、アクチュエータ14を内燃機関に取り付ける際、内燃機関と接触して径方向開口部27bを閉塞するシール面として機能するため、その部分には分割面を設けないことで内燃機関に取り付ける際のシール性の低下を抑制できる。換言すれば、内燃機関とのシール面として環状に連続した径方向開口部27bを残しつつ、ハウジング17を第1ハウジング27と第2ハウジング28に分割したことでシール性の低下を抑制し、かつ、製造性の向上が可能になる。このとき、第2ハウジング28は第1軸受部28bも一体に形成されていることから、第1開口部27cを塞ぐだけでなく、第2制御軸11aを軸支する効果も併せて有する。
第1ハウジング27は、径方向開口部27bおよび第1開口部27cの縁部の一部となる第1梁部27gを有する。第1ハウジング27の左側面27eのうち、径方向開口部27bの縁部は、内燃機関に取り付けられる際のシール面となる。このため、仮に第1梁部27gが分割されている場合、シール面が分割されることでリークのおそれがある。よって、第1梁部27gが第1ハウジング27側にあることにより、シール性の低下を抑制できる。
第2ハウジング28は、第1開口部27cの径方向内側に延出した第1延出部28cを有し、第1延出部28cは、X軸方向から見たとき、第2制御軸11の回転角度に応じて連結ピン21が取り得る全ての位置で、アームリンク部13と第2制御リンク12とを相対回転可能に連結する連結ピン21と重なる形状を有する。これにより、連結ピン21がX軸方向に移動可能であるのに対し、第1延出部28cの先端面28fが連結ピン21のスラスト受けとして機能し、連結ピン21の脱落を防止できる。ここで、第2制御軸11は所定の角度範囲内(例えば150°程度)で回転するため、連結ピン21が各連結用孔13bまたは連通孔12dに圧入されている場合、連結ピン21が偏摩耗する。第1延出部28cが連結ピン21のスラスト受けとして機能することにより、連結ピン21の圧入が不要となるため、連結ピン21の偏摩耗を抑制できる。また、連結ピン21の圧入作業が不要となるため、組み立て作業性を向上できる。加えて、第1延出部28cは第2ハウジング28の正面28eよりも外側に突出しているため、一体のハウジングの内部に連結ピンのスラスト受けを形成する場合と比べて、加工が容易である。
第1ハウジング27は、第1開口部27cの縁部から径方向内側へ延びる凸部30a,30bを有し、凸部30a,30bは、第2ハウジング28との締結用のボルト穴31a,31bを有する。第1開口部27cの縁部よりも径方向内側を締結箇所とすることにより、縁部よりも径方向外側に凸部を形成して締結箇所とする場合と比べて、ハウジング17の小型化および軽量化を図れる。また、第1開口部27cの縁部に締結箇所が無いため、第1開口部27cの縁部に環状シールを配置する際、締結箇所を避けるためにシール形状が複雑化するのを回避できる。
第1延出部28cは、径方向断面が凸部30a,30bに沿った形状を有する。これにより、第1ハウジング27および第2ハウジング28を組み付ける際、第1延出部28cと凸部30a,30bとの干渉を回避できる。
第1延出部28cは、X軸方向において凸部30a,30bよりもX軸負方向側へ延出している。これにより、凸部30a,30bとの干渉を避けつつ、連結ピン21のスラスト受けとして連結ピン21の脱落を防止できる。
第1延出部28cは、X軸方向から見たとき、アームリンク部13と重なる形状を有する。これにより、第1延出部28cの先端面28fがアームリンク部13のスラスト受けとして機能し、アームリンク部13に作用するスラスト力を第2ハウジング28で受けられる。よって、アームリンク部13の耐久性を向上できる。ここで、仮に第1ハウジングと第2ハウジングとの分割面が第1ハウジングの径方向開口部にかかる場合、径方向開口部が内燃機関に取り付けられる際のシール面(径方向開口部の縁部)が分割されるため、シール性を確保できない。したがって、第2ハウジング28が第1開口部27cの内周側へ延出した第1延出部28cを有することにより、内燃機関とのシール面を確保しつつ、アームリンク部13のスラスト受けを実現できる。
第1開口部27cは、アームリンク部13が挿通可能な大きさを有する。これにより、アームリンク部13と一体の第2制御軸11を第1開口部27cからアームリンク収容室27aの内部に組み付けられるため、組み立て作業性を向上できる。なお、アームリンク部13が第2制御軸11と別体の場合であっても、アームリンク部13に第2制御軸11を圧入した後、一体のアームリンク部13および第2制御軸11をアームリンク収容室27aの内部に組み付けられる。つまり、アームリンク収容室27aの内部で第2制御軸11をアームリンク部13に圧入する必要がないため、組み立て作業性を向上できる。
第2制御軸11およびアームリンク部13は一体に形成されている。よって、アームリンク部13への第2制御軸11の圧入作業が不要となるため、組立作業性を向上できる。
実施形態1のアクチュエータ14において、ハウジング17は、アームリンク収容室27aを有する第1ハウジング27と、第2制御軸11aの第2ジャーナル部11bを支持する第2軸受部29aを有する第3ハウジング29とを有する。アームリンク収容室27aは、第1ハウジング27のX軸負方向側に形成された第2開口部27dにより開口し、第2開口部27dは第3ハウジング29により塞がれている。内部にアームリンク収容室27aを有する第1ハウジング27のX軸方向が開口しているため、一体のハウジングと比べて、金型鋳造における金型の単純化および加工の容易化を図れるため、製造性を向上できる。また、アームリンク収容室27aおよび第2軸受部29aが分割されていないため、分割されている場合と比べて、アームリンク収容室27aおよび第2軸受部29aのシール性を向上できると共に、第2軸受部29aの耐久性を向上できる。
第1ハウジング27は、径方向開口部27bおよび第2開口部27dの縁部の一部となる第2梁部27hを有する。仮に第2梁部27hが分割されている場合、シール面が分割されることでリークのおそれがある。よって、第2梁部27hが第1ハウジング27側にあることにより、シール性の低下を抑制できる。
第3ハウジング29は、第2開口部27dの径方向内側に延出した第2延出部29bを有し、第2延出部29bは、X軸方向から見たとき、第2制御軸11の回転角度に応じて連結ピン21が取り得る全ての位置で連結ピン21と重なる形状を有する。これにより、第2延出部29bの先端面29dが連結ピン21のスラスト受けとして機能し、連結ピン21の脱落を防止できる。また、第2延出部29bが連結ピン21のスラスト受けとして機能することにより、連結ピン21の圧入が不要となるため、連結ピン21の偏摩耗を抑制できる。また、連結ピン21の圧入作業を省けるため、組み立て作業性を向上できる。加えて、第2延出部29bは第3ハウジング29の背面29cよりも外側に突出しているため、一体のハウジングの内部に連結ピンのスラスト受けを形成する場合と比べて、加工が容易である。
第2延出部29bは、X軸方向から見たとき、アームリンク部13と重なる形状を有する。これにより、第2延出部29bの先端面29dがアームリンク部13のスラスト受けとして機能し、アームリンク部13に作用するスラスト力を第3ハウジング29で受けられる。よって、アームリンク部13の耐久性を向上できる。ここで、仮に第1ハウジングと第3ハウジングとの分割面が第1ハウジングの径方向開口部にかかる場合、径方向開口部が内燃機関に取り付けられる際のシール面(径方向開口部の縁部)が分割されるため、シール性を確保できない。したがって、第3ハウジング29が第2開口部27dの内周側へ延出した第2延出部29bを有することにより、内燃機関とのシール面を確保しつつ、アームリンク部13のスラスト受けを実現できる。
〔実施形態2〕
図11は実施形態2の第1ハウジング36をX軸負方向側から見た斜視図、図12は実施形態2の第1ハウジング36をX軸正方向側から見た斜視図である。
第1ハウジング36は、実施形態1の第1ハウジング27と第3ハウジング29とが金型鋳造により一体に成形されたものである。なお、第2ハウジング28は実施形態1と同じであるため、図示は省略する。
実施形態2では、第1ハウジング36は、第2制御軸11の第2ジャーナル部11bを軸支する第2軸受部29aを有する。ハウジング17の分割面が実施形態1よりも少ないため、シール性を向上できる。また、部品点数を減らせるため、部品管理を容易化できる。
第1ハウジング36は、連結ピン21とX軸方向に接触可能な先端面(摺動面)29dを有する。これにより、先端面29dが連結ピン21のスラスト受けとして機能し、連結ピン21の脱落を防止できる。また、先端面29dが連結ピン21のスラスト受けとして機能することにより、連結ピン21の圧入が不要となるため、連結ピン21の偏摩耗を抑制できる。また、連結ピン21の圧入作業を省けるため、組み立て作業性を向上できる。
第1ハウジング36は、アームリンク部13とX軸方向に接触可能な先端面(摺動面)29dを有する。これにより、先端面29dがアームリンク部13のスラスト受けとして機能し、アームリンク部13に作用するスラスト力を第1ハウジング36で受けられる。よって、アームリンク部13の耐久性を向上できる。
〔他の実施形態〕
以上、本発明を実施するための実施形態を説明したが、本発明の具体的な構成は実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、実施形態1の第1ハウジング27と第2ハウジング28とを一体、第3ハウジング29のみを別体としてもよい。この場合、第3ハウジング29の第2開口部27dは、アームリンク部13が挿通可能な大きさとする。
第2制御軸11およびアームリンク部13を別体としてもよい。
以上説明した実施形態から把握し得る技術的思想について、以下に記載する。
内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータは、その一つの態様において、電動モータと、前記電動モータからの回転力が伝達し、第1ジャーナル部および第2ジャーナル部を有する軸状の制御軸と、アームリンク部であって、前記制御軸の回転軸線に沿う方向を軸方向、前記回転軸線の放射方向を径方向としたとき、前記軸方向において前記第1ジャーナル部および前記第2ジャーナル部間に設けられ、前記制御軸から前記径方向に延び、前記内燃機関の可変圧縮比機構に連係される、前記アームリンク部と、第1ハウジングであって、前記アームリンク部を収容する収容室と、前記収容室から前記径方向に開口する径方向開口部と、前記収容室から前記軸方向のうち前記第1ジャーナル部側に開口する第1開口部と、を有する、前記第1ハウジングと、前記第1開口部を塞ぎ、前記第1ジャーナル部を軸支する第1軸受部を有する第2ハウジングと、を備える。
より好ましい態様では、上記態様において、前記第1ハウジングは、前記径方向開口部および前記第1開口部の縁部の一部となる第1梁部を有する。
別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記可変圧縮比機構に連係されるアクチュエータリンクを有し、前記アームリンク部は、前記径方向の外側端にピン孔を有し、前記ピン孔に挿通されるピンによって前記アクチュエータリンクに対し相対回転可能に配置され、前記第2ハウジングは、前記第1開口部の前記径方向の内側に延出した第1延出部を有し、前記第1延出部は、前記軸方向から見たとき前記ピンと重なる。
さらに別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記第1延出部は、前記軸方向から見たとき前記制御軸の回転可能範囲の全ての位置で前記ピンと重なる。
さらに別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記第1ハウジングは、前記第1開口部の縁部から前記径方向の内側へ延びる凸部を有し、前記凸部は、前記第2ハウジングとの締結用のボルト穴を有する。
さらに別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記第1延出部は、前記径方向の断面が前記凸部に沿った形状を有する。
さらに別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記第1延出部は、前記軸方向において前記凸部よりも前記アームリンク部側へ延出している。
さらに別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記第2ハウジングは、前記第1開口部の前記径方向の内側に延出した第1延出部を有し、前記第1延出部は、前記軸方向から見たとき前記アームリンク部と重なる。
さらに別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記第1開口部は、前記アームリンク部が挿通可能な大きさを有する。
さらに別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記制御軸および前記アームリンク部は一体に形成されている。
さらに別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記第1ハウジングは、前記収容室から前記軸方向のうち前記第2ジャーナル部側に開口する第2開口部を有し、前記第2開口部を塞ぎ、前記第2ジャーナル部を軸支する第2軸受部を有する第3ハウジングを有する。
さらに別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記第1ハウジングは、前記径方向開口部および前記第2開口部の縁部の一部となる第2梁部を有する。
さらに別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記可変圧縮比機構に連係されるアクチュエータリンクを有し、前記アームリンク部は、前記径方向の外側端にピン孔を有し、前記ピン孔に挿通されるピンによって前記アクチュエータリンクに対し相対回転可能に配置され、前記第3ハウジングは、前記第2開口部の前記径方向の内側に延出した第2延出部を有し、前記第2延出部は、前記軸方向から見たとき前記ピンと重なる。
さらに別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記第2延出部は、前記軸方向から見たとき前記制御軸の回転可能範囲の全ての位置で前記ピンと重なる。
さらに別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記第3ハウジングは、前記第2開口部の前記径方向の内側に延出した第2延出部を有し、前記第2延出部は、前記軸方向から見たとき前記アームリンク部と重なる。
さらに別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記第1ハウジングは、前記第2ジャーナル部を軸支する第2軸受部を有する。
さらに別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記可変圧縮比機構に連係されるアクチュエータリンクを有し、前記アームリンク部は、前記径方向の外側端にピン孔を有し、前記ピン孔に挿通されるピンによって前記アクチュエータリンクに対し相対回転可能に配置され、前記第1ハウジングは、前記ピンと前記軸方向に接触可能な摺動面を有する。
さらに別の好ましい態様では、上記態様のいずれかにおいて、前記第1ハウジングは、前記アームリンク部と前記軸方向に接触可能な摺動面を有する。
また、他の観点から、内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータは、ある態様において、前記内燃機関の可変圧縮比機構に連係され、前記内燃機関の可変圧縮比機構の姿勢を変化させるアクチュエータリンクと、制御軸であって、軸状に形成され、前記制御軸の回転軸線に沿う方向を軸方向、前記回転軸線の放射方向を径方向としたとき、前記径方向の外側へ突出し前記アクチュエータリンクと相対回転可能に連結したアームリンク部を有する、前記制御軸と、第1ハウジングであって、前記アームリンク部を収容する収容部と、前記収容部から前記径方向に開口する径方向開口部と、前記内燃機関への取り付けのときに前記内燃機関に接触してシール面となる前記径方向開口部の縁部と、前記収容部から前記軸方向に開口し、前記アームリング部が挿通可能な第1開口部と、を有する、前記第1ハウジングと、前記第1開口部を塞ぎ、前記制御軸を軸支する第2ハウジングと、を備える。
11 第2制御軸(制御軸)
11a 第1ジャーナル部
11b 第2ジャーナル部
12 第2制御リンク(アクチュエータリンク)
13 アームリンク部
13b 連結用孔(ピン孔)
14 アクチュエータ
16 電動モータ
21 連結ピン(ピン)
27 第1ハウジング
27a アームリンク収容室(収容室)
27b 径方向開口部
27c 第1開口部
27d 第2開口部
27g 第1梁部
27h 第2梁部
28 第2ハウジング
28b 第1軸受部
28c 第1延出部
29 第3ハウジング
29a 第2軸受部
29b 第2延出部
29d 先端面(摺動面)
30a,30b 凸部
31a,31b ボルト穴
O 回転軸線

Claims (19)

  1. 内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    電動モータと、
    前記電動モータからの回転力が伝達し、第1ジャーナル部および第2ジャーナル部を有する軸状の制御軸と、
    アームリンク部であって、前記制御軸の回転軸線に沿う方向を軸方向、前記回転軸線の放射方向を径方向としたとき、前記軸方向において前記第1ジャーナル部および前記第2ジャーナル部間に設けられ、前記制御軸から前記径方向に延び、前記内燃機関の可変圧縮比機構に連係される、前記アームリンク部と、
    第1ハウジングであって、前記アームリンク部を収容する収容室と、前記収容室から前記径方向に開口する径方向開口部と、前記収容室から前記軸方向のうち前記第1ジャーナル部側に開口する第1開口部と、を有する、前記第1ハウジングと、
    前記第1開口部を塞ぎ、前記第1ジャーナル部を軸支する第1軸受部を有する第2ハウジングと、
    を備える内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  2. 請求項1に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記第1ハウジングは、前記径方向開口部および前記第1開口部の縁部の一部となる第1梁部を有する内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  3. 請求項1に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記可変圧縮比機構に連係されるアクチュエータリンクを有し、
    前記アームリンク部は、前記径方向の外側端にピン孔を有し、前記ピン孔に挿通されるピンによって前記アクチュエータリンクに対し相対回転可能に配置され、
    前記第2ハウジングは、前記第1開口部の前記径方向の内側に延出した第1延出部を有し、
    前記第1延出部は、前記軸方向から見たとき前記ピンと重なる内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  4. 請求項3に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記第1延出部は、前記軸方向から見たとき前記制御軸の回転可能範囲の全ての位置で前記ピンと重なる内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  5. 請求項3に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記第1ハウジングは、前記第1開口部の縁部から前記径方向の内側へ延びる凸部を有し、
    前記凸部は、前記第2ハウジングとの締結用のボルト穴を有する内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  6. 請求項5に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記第1延出部は、前記径方向の断面が前記凸部に沿った形状を有する内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  7. 請求項6に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記第1延出部は、前記軸方向において前記凸部よりも前記アームリンク部側へ延出している内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  8. 請求項2に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記第2ハウジングは、前記第1開口部の前記径方向の内側に延出した第1延出部を有し、
    前記第1延出部は、前記軸方向から見たとき前記アームリンク部と重なる内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  9. 請求項2に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記第1開口部は、前記アームリンク部が挿通可能な大きさを有する内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  10. 請求項9に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記制御軸および前記アームリンク部は一体に形成されている内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  11. 請求項2に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記第1ハウジングは、前記収容室から前記軸方向のうち前記第2ジャーナル部側に開口する第2開口部を有し、
    前記第2開口部を塞ぎ、前記第2ジャーナル部を軸支する第2軸受部を有する第3ハウジングを有する内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  12. 請求項11に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記第1ハウジングは、前記径方向開口部および前記第2開口部の縁部の一部となる第2梁部を有する内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  13. 請求項12に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記可変圧縮比機構に連係されるアクチュエータリンクを有し、
    前記アームリンク部は、前記径方向の外側端にピン孔を有し、前記ピン孔に挿通されるピンによって前記アクチュエータリンクに対し相対回転可能に配置され、
    前記第3ハウジングは、前記第2開口部の前記径方向の内側に延出した第2延出部を有し、
    前記第2延出部は、前記軸方向から見たとき前記ピンと重なる内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  14. 請求項13に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記第2延出部は、前記軸方向から見たとき前記制御軸の回転可能範囲の全ての位置で前記ピンと重なる内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  15. 請求項12に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記第3ハウジングは、前記第2開口部の前記径方向の内側に延出した第2延出部を有し、
    前記第2延出部は、前記軸方向から見たとき前記アームリンク部と重なる内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  16. 請求項2に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記第1ハウジングは、前記第2ジャーナル部を軸支する第2軸受部を有する内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  17. 請求項16に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記可変圧縮比機構に連係されるアクチュエータリンクを有し、
    前記アームリンク部は、前記径方向の外側端にピン孔を有し、前記ピン孔に挿通されるピンによって前記アクチュエータリンクに対し相対回転可能に配置され、
    前記第1ハウジングは、前記ピンと前記軸方向に接触可能な摺動面を有する内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  18. 請求項16に記載の内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記第1ハウジングは、前記アームリンク部と前記軸方向に接触可能な摺動面を有する内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
  19. 内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータであって、
    前記内燃機関の可変圧縮比機構に連係され、前記内燃機関の可変圧縮比機構の姿勢を変化させるアクチュエータリンクと、
    制御軸であって、軸状に形成され、前記制御軸の回転軸線に沿う方向を軸方向、前記回転軸線の放射方向を径方向としたとき、前記径方向の外側へ突出し前記アクチュエータリンクと相対回転可能に連結したアームリンク部を有する、前記制御軸と、
    第1ハウジングであって、前記アームリンク部を収容する収容部と、前記収容部から前記径方向に開口する径方向開口部と、前記内燃機関への取り付けのときに前記内燃機関に接触してシール面となる前記径方向開口部の縁部と、前記収容部から前記軸方向に開口し、前記アームリング部が挿通可能な第1開口部と、を有する、前記第1ハウジングと、
    前記第1開口部を塞ぎ、前記制御軸を軸支する第2ハウジングと、
    を備える内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ。
JP2017176957A 2017-09-14 2017-09-14 内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ Expired - Fee Related JP6764841B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017176957A JP6764841B2 (ja) 2017-09-14 2017-09-14 内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ
US16/642,788 US20210071570A1 (en) 2017-09-14 2018-09-05 Actuator for variable compression ratio mechanism of internal combustion engine
CN201880048959.9A CN110945223B (zh) 2017-09-14 2018-09-05 内燃机的可变压缩比机构的促动器
PCT/JP2018/032799 WO2019054241A1 (ja) 2017-09-14 2018-09-05 内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017176957A JP6764841B2 (ja) 2017-09-14 2017-09-14 内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019052584A true JP2019052584A (ja) 2019-04-04
JP6764841B2 JP6764841B2 (ja) 2020-10-07

Family

ID=65723626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017176957A Expired - Fee Related JP6764841B2 (ja) 2017-09-14 2017-09-14 内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20210071570A1 (ja)
JP (1) JP6764841B2 (ja)
CN (1) CN110945223B (ja)
WO (1) WO2019054241A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021088973A (ja) * 2019-12-05 2021-06-10 日立Astemo株式会社 可変圧縮比機構のアクチュエータ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000038957A (ja) * 1998-07-22 2000-02-08 Honda Motor Co Ltd 四サイクルエンジン
JP2005113700A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Hitachi Unisia Automotive Ltd 内燃機関の可変動弁装置
JP2011169152A (ja) * 2010-02-16 2011-09-01 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の可変圧縮比装置
WO2013080673A1 (ja) * 2011-11-29 2013-06-06 日産自動車株式会社 可変圧縮比内燃機関の潤滑構造
JP2015145647A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 日立オートモティブシステムズ株式会社 可変圧縮比機構のアクチュエータとリンク機構のアクチュエータ
WO2016031392A1 (ja) * 2014-08-26 2016-03-03 日立オートモティブシステムズ株式会社 内燃機関用リンク機構のアクチュエータと該アクチュエータの組立方法
WO2016194510A1 (ja) * 2015-06-02 2016-12-08 日産自動車株式会社 内燃機関の可変圧縮比機構

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103946515B (zh) * 2011-11-29 2016-10-05 日产自动车株式会社 可变压缩比内燃机

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000038957A (ja) * 1998-07-22 2000-02-08 Honda Motor Co Ltd 四サイクルエンジン
JP2005113700A (ja) * 2003-10-03 2005-04-28 Hitachi Unisia Automotive Ltd 内燃機関の可変動弁装置
JP2011169152A (ja) * 2010-02-16 2011-09-01 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の可変圧縮比装置
WO2013080673A1 (ja) * 2011-11-29 2013-06-06 日産自動車株式会社 可変圧縮比内燃機関の潤滑構造
JP2015145647A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 日立オートモティブシステムズ株式会社 可変圧縮比機構のアクチュエータとリンク機構のアクチュエータ
WO2016031392A1 (ja) * 2014-08-26 2016-03-03 日立オートモティブシステムズ株式会社 内燃機関用リンク機構のアクチュエータと該アクチュエータの組立方法
WO2016194510A1 (ja) * 2015-06-02 2016-12-08 日産自動車株式会社 内燃機関の可変圧縮比機構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021088973A (ja) * 2019-12-05 2021-06-10 日立Astemo株式会社 可変圧縮比機構のアクチュエータ
WO2021112118A1 (ja) * 2019-12-05 2021-06-10 日立Astemo株式会社 可変圧縮比機構のアクチュエータ

Also Published As

Publication number Publication date
CN110945223A (zh) 2020-03-31
JP6764841B2 (ja) 2020-10-07
CN110945223B (zh) 2021-07-09
US20210071570A1 (en) 2021-03-11
WO2019054241A1 (ja) 2019-03-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6208589B2 (ja) 可変圧縮比機構のアクチュエータとリンク機構のアクチュエータ
JP6208035B2 (ja) 内燃機関用リンク機構のアクチュエータと可変圧縮比機構のアクチュエータ
CN107923316B (zh) 内燃机用连杆机构的促动器
US10156186B2 (en) Actuator for link mechanism for internal combustion engine, and method for assembling said actuator
JP6004013B2 (ja) 可変圧縮比内燃機関
WO2017141673A1 (ja) 内燃機関用リンク機構のアクチュエータ
JP2018021479A (ja) 内燃機関用リンク機構のアクチュエータ
JP6764841B2 (ja) 内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ
JP6748594B2 (ja) 内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータおよび内燃機関の可変圧縮比装置
WO2020075665A1 (ja) 内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ
JP2016138568A (ja) 内燃機関用リンク機構のアクチュエータ
JP2017218978A (ja) 内燃機関用リンク機構のアクチュエータ
JP2020101113A (ja) 内燃機関用可変圧縮比機構のアクチュエータ
KR102564819B1 (ko) 기어 장치 및 출력 기어판
WO2021112118A1 (ja) 可変圧縮比機構のアクチュエータ
WO2018056087A1 (ja) 内燃機関用リンク機構のアクチュエータ
JP2018131904A (ja) 内燃機関の潤滑構造
JP2019163698A (ja) 内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータおよび波動歯車減速機
JP2019056441A (ja) 波動歯車減速機および内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ
JP2019132164A (ja) ウォーターポンプの固定構造
JP7202882B2 (ja) 内燃機関用可変圧縮比機構のアクチュエータ
JP7093231B2 (ja) 内燃機関の可変圧縮比機構のアクチュエータ
JP2022014480A (ja) 可変圧縮比機構のアクチュエータ
WO2021117587A1 (ja) 内燃機関用可変圧縮比機構のアクチュエータ
JP2012132405A (ja) ピストンピンの潤滑構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200818

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200914

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6764841

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees