JP2019051789A - 車載センサ洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載センサによるセンシングへの影響を抑える車載センサ洗浄装置を提供する。【解決手段】車載センサ洗浄装置20は、光学面11を備える車載センサ10のセンシング範囲外に配置された状態で、光学面11に対して流体を噴射する噴射口31bを備えるノズル31と、車載センサ10のセンシング範囲外において光学面11に沿ってノズル31を移動させる移動機構32と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、車載センサ洗浄装置に関する。
従来、車載光学センサの光学面(センシング面)前面に液体を噴射し、光学面に付着した異物を除去する車載センサ洗浄装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
このような車載センサ洗浄装置では、光学面と対向配置されるノズルが光学面に沿って移動しながら前記光学面に液体を噴射することで良好な洗浄性能が得られるようになっている。
欧州特許出願公開第3141441号明細書
ところで、上記のような車載センサ洗浄装置では、センシング面である光学面とノズルが対向する状態でノズルが光学面に沿って移動されることとなるため、車載光学センサによるセンシングを阻害する虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、車載センサによるセンシングへの影響を抑える車載センサ洗浄装置を提供することにある。
上記課題を解決する車載センサ洗浄装置は、センシング面を備える車載センサのセンシング範囲外に配置された状態で、前記センシング面に対して流体を噴射する噴射口を備えるノズルと、前記車載センサのセンシング範囲外において前記センシング面に沿って前記ノズルを移動させる移動機構と、を備える。
この構成によれば、移動機構によって、車載センサのセンシング範囲外において前記センシング面に沿って前記ノズルが移動されるため、ノズル自体がセンシング範囲に入ることがない。そのため、センシングへの影響を抑えることができる。また、ノズルが移動機構によってセンシング面に沿って移動されることでセンシング面の広い範囲に流体を噴射することができる。
上記車載センサ洗浄装置において、前記移動機構は、前記ノズルを前記センシング面に沿って移動可能に案内するガイド部を備えることが好ましい。
この構成によれば、センシング面に沿ってノズルを案内するガイド部を備えることで、ノズルを確実にセンシング面に沿って移動させることができる。
上記車載センサ洗浄装置において、ノズルの移動並びに前記噴射口を阻害しない位置に、前記ノズルを覆うカバーが設けられていることが好ましい。
この構成によれば、カバーによってノズルを隠しつつ、ノズルからの流体の噴射を阻害することが抑えられる。カバーでノズルを覆うことで異物がノズルの直接当たることが抑えられる。
上記車載センサ洗浄装置において、前記ノズルは、単一の前記噴射口を備えることが好ましい。
この構成によれば、単一の噴射口を備えることでノズルの構造が複雑化することを抑えることができる。また、噴射口から高圧または大流量の流体を噴射することができる。
上記車載センサ洗浄装置において、前記移動機構は、駆動源と、前記ノズルに接続されて前記駆動源の駆動力を前記ノズルに伝達する伝達部材と、前記駆動源により回動させられるとともに前記伝達部材に前記駆動源の駆動力を伝達する回動部材とを備えることが好ましい。
この構成によれば、駆動源からの駆動力を回動部材並びに伝達部材を介してノズルに伝達することができ、ノズルをセンシング面に沿って移動させることができる。
上記車載センサ洗浄装置において、前記伝達部材は、可撓性を有するワイヤ又はベルト部材であり、前記回動部材は、プーリ又は歯車部材であることが好ましい。
この構成によれば、伝達部材をワイヤ又はベルト部材とし、回動部材をプーリ又は歯車部材とすることでノズルを滑らかに動かすことが可能となる。
上記車載センサ洗浄装置において、前記伝達部材は、前記回動部材の一方向回転を前記ガイド部に沿った揺動運動に変換するように構成されることが好ましい。
この構成によれば、伝達部材は、回動部材の一方向回転をガイド部に沿った揺動運動に変換するように構成されることで、回動部材を一方向に回転させることでノズルをセンシング面に沿って揺動させることができる。これにより、例えば駆動源としてモータを用いる場合にモータの正逆回転制御(反転制御)を行う必要がないため、煩雑な制御となることが抑えられる。
上記車載センサ洗浄装置において、前記移動機構を収容する筐体を備え、前記筐体は、前記移動機構と前記ノズルに対して流体を供給する供給路とを隔てる隔壁が設けられることが好ましい。
この構成によれば、流体の供給路と移動機構とを隔てる隔壁が設けられることで供給路が移動機構に巻き込まれることが抑えられる。
上記車載センサ洗浄装置において、前記ノズルは、前記センシング面と直交する方向から見て噴射軸線方向と前記センシング面の短手方向とが重なるように構成されることが好ましい。
この構成によれば、ノズルは、センシング面と直交する方向から見て噴射軸線とセンシング面の短手方向に沿った仮想線とが重なるように構成することで、ノズル(噴射口)から噴射される流体をセンシング面の短手方向に沿って供給することができるため、効率よく洗浄することが可能となる。
本発明の車載センサ洗浄装置によれば、車載センサによるセンシングへの影響が抑えられる。
一実施形態におけるセンサシステムに備えられる車載センサ洗浄装置の斜視図。 同実施形態における車載センサ洗浄装置を備えるセンサシステムの正面図。 同実施形態における車載センサ洗浄装置の上面図。 変形例におけるノズルの移動機構の斜視図。 変形例における車載センサ洗浄装置の斜視図。 同変形例におけるコネクタの断面図。 変形例における車載センサ洗浄装置の斜視図。
以下、車載センサ洗浄装置の一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のセンサシステムは、車載センサとしての車載光学センサ10と、車載光学センサ10に積層配置されて車載光学センサ10の光学面11を洗浄する車載センサ洗浄装置20とを有する。
車載光学センサ10は、例えば赤外線レーザを出射(発光)し、物体から反射された散乱光を受光することで物体との距離を計測するもの(例えばLidar)であり、レーザを透過可能なセンシング面としての光学面11を有する。以下の説明においては光学面11が面する側を前方とし、その逆側を後方として説明する。また、特に断わりのない場合、車載光学センサ10に対する車載センサ洗浄装置20の積層方向を上下方向又は鉛直方向とし、上下方向並びに前後方向に直交する方向を左右方向として説明する。
図2及び図3に示すように、光学面11は、左右方向中央側が左右方向両側に対して前方に凸状をなして上下方向から見て湾曲形状をなすような面である。また、本例の光学面11は、図2に示すように正面から見た場合に左右方向両側に長い矩形状をなしている。すなわち、光学面11の短手方向は鉛直方向(積層方向)となっている。
図1及び図2に示すように、車載センサ洗浄装置20は、車載光学センサ10の上方(鉛直方向上側)に積層配置されるノズルユニット21と、ノズルユニット21に対して流体を供給するポンプ22とを有する。
ノズルユニット21は、ノズル31と、ノズル31を移動可能な移動機構32とを有する。
ノズル31は、その全体が車載光学センサ10(光学面11)よりも上方(鉛直方向上側)に位置してノズル31が光学面11と対向することが抑えられている。
ノズル31は、その後部にポンプ22と接続可能な接続部31aを有し、接続部31aに接続ホースHを介してポンプ22が接続されている。また、ノズル31は、内部に流路が形成され、ポンプ22から供給される流体(空気)が流路を通って噴射口31b(図3参照)から噴射されるようになっている。噴射口31bは、その中央部である噴射軸線SLが光学面11と略一致するようになっている。また、噴射口31bの噴射軸線SLは、鉛直方向と平行となっている。このため、光学面11と直交する方向(前方)から見て噴射軸線SLと光学面11の短手方向に沿った仮想線VLとが重なることとなる。これによって、ノズル31(噴射口31b)から噴射される流体を光学面11の短手方向に沿って供給することができるため、効率よく洗浄することが可能となる。なお、噴射軸線SLを光学面11と直交する方向(略前後方向)に傾倒させて光学面11に対して流体が斜めに噴射される構成に変更してもよい。この場合であっても前述したように噴射軸線SLと光学面11の短手方向に沿った仮想線VLとが重なることとなる。
移動機構32は、ノズル31を左右方向に光学面11に沿って揺動(円弧運動)させるものである。移動機構32は、筐体33に支持される2つのガイドレール34a,34bと、複数のプーリ35a〜35eと、各プーリ35a〜35eに架設されるワイヤ36と、プーリ35a〜35eを回転駆動させてワイヤ36を移動させる駆動部37とを有する。本例では、筐体33内に前記プーリ35a〜35eと、駆動部37とが収容されている。また、筐体33は、移動機構32を構成するプーリ35a〜35e及び駆動部37と、供給路としての接続ホースHとを隔てる隔壁としての上壁33aを有し、接続ホースHがプーリ35a〜35eや駆動部37に巻き込まれることが抑えられている。
ガイド部としての各ガイドレール34a,34bは、車載光学センサ10の光学面11に沿って配置される。各ガイドレール34a,34bは、上下方向に離間した状態で並設されており、その左右方向両端部が筐体33によって支持されている。各ガイドレール34a,34bは、円柱又は円筒形状をなすように構成される。
駆動部37は、モータ38と、減速機構39とを有する。減速機構39は、モータ38の出力軸38aに設けられるウォーム40と、該ウォーム40と噛合するウォームホイール41aを有する第1ギア41とを有する。第1ギア41は、ウォームホイール41aと同軸上で一体回転する小径ギア41bを有する。小径ギア41bは、ドラムプーリ35aと同軸上で一体回転するギア(図示略)と噛合するようになっている。これにより、モータ38の出力軸38aが回転駆動されることでその回転駆動力がドラムプーリ35aに伝達されてドラムプーリ35aが回動されることとなる。
回動部材を構成する複数のプーリ35a〜35eは、前記ドラムプーリ35aと、ガイドプーリ35b,35cと、2つのテンションプーリ35d,35eとを有する。ドラムプーリ35aは、ドラムプーリ35aが回動することによってワイヤ36の巻き取り並びにワイヤ36の送り出しが可能となっている。ガイドプーリ35b,35cはドラムプーリ35aを挟むようにして左右方向両側に1つずつ設けられる。各テンションプーリ35d,35eは、ドラムプーリ35aと、ガイドプーリ35b,35cとの間に設けられ、ワイヤ36が弛まないようにワイヤ36に対して好適なテンションが付与されるようになっている。
伝達部材としてのワイヤ36は、ノズル31と接続されるようになっている。このため、例えばドラムプーリ35aが回動することで、ワイヤ36が左右方向の一方からドラムプーリ35aに巻き取られるとともに、ワイヤ36が左右方向の他方に送り出されることでワイヤ36が左右方向に移動されてノズル31がガイドレール34a,34bに沿ってスライド移動することとなる。また、ワイヤ36は、鉛直方向においてガイドレール34a,34bとの間に設けられる。これによって、ワイヤ36を移動させてガイドレール34a,34bに沿ってノズル31を安定して移動させることができる。
図1に示すように、ノズル31の前方にはノズル31を覆って外部への露出を抑えるノズルカバー42が設けられる。ノズルカバー42は、ノズル31の移動範囲において干渉しないようになっている。また、ノズルカバー42は、鉛直方向下側が開口されており、ノズル31の噴射口31bを阻害しない(覆わない)ようになっている。このように、ノズルカバー42を設けることで、ノズル31の移動範囲(揺動範囲)において飛来物等の異物が直接当たることが抑えられている。
次に、車載センサ洗浄装置20の作用を説明する。
本実施形態の車載センサ洗浄装置20のノズルユニット21は、車載光学センサ10の鉛直方向上側に設けられている。そして、ポンプ22が駆動されることでポンプ22から供給される空気が接続ホースH並びにノズル31内部を通って噴射口31bから噴射されるようになっている。
また、本実施形態の車載センサ洗浄装置20は、モータ38を回転駆動させることでその回転駆動力が減速機構39を介してドラムプーリ35aに伝達されてドラムプーリ35aが回動される。これにより、ワイヤ36が巻き取り並びに送り出されてワイヤ36が左右方向に移動され、ノズル31が左右方向に延びるガイドレール34a,34bに沿って移動される。なお、ノズル31は、光学面11に沿って往復揺動するようにモータ38が正逆回転動作(反転動作)実施されるようになっている。モータ38の正逆回転動作においては、ノズル31をガイドレール34a,34bの左右方向両端部で移動方向が逆方向となるように制御する必要がある。この際の位置検出の対象としては、モータ38(ロータ)、ドラムプーリ35aやノズル31などが考えられ、いずれを対象としてもよい。また、位置検出方法としては既知の接触式又は非接触式のセンサを用いることができる。
上述したように、ノズル31を移動機構32のガイドレール34a,34bに沿ってスライド移動させつつ、ポンプ22を駆動させてノズル31の噴射口31bから流体(空気)を噴射させる。これにより、光学面11の広い範囲に流体を噴射させることができる。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)移動機構32によって、車載光学センサ10のセンシング範囲外において光学面11に沿ってノズル31が移動されるため、ノズル31自体がセンシング範囲に入ることがない。そのため、センシングへの影響を抑えることができる。また、ノズル31が移動機構32によって光学面11に沿って移動されることで光学面11の広い範囲に流体(空気)を噴射することができる。
(2)光学面11に沿ってノズル31を案内するガイドレール34a,34bを備えることで、ノズル31を確実に光学面11に沿って移動させることができる。
(3)ノズルカバー42によってノズル31を隠しつつ、ノズル31からの流体の噴射を阻害することが抑えられる。ノズルカバー42でノズル31の前面側を覆うことで異物がノズル31の直接当たることが抑えられる。
(4)ノズル31に単一の噴射口31bを備えることでノズル31の構造が複雑化することを抑えることができる。また、噴射口31bから高圧または大流量の流体を噴射することができる。
(5)駆動源を構成するモータ38からの駆動力をプーリ35a〜35e並びにワイヤ36を介してノズル31に伝達することができ、ノズル31を光学面11に沿って移動させることができる。
(6)伝達部材をワイヤ36とし、回動部材をプーリ35a〜35eとすることでノズル31を滑らかに動かすことが可能となる。
(7)流体の供給路と移動機構とを隔てる隔壁が設けられることで供給路が移動機構に巻き込まれることが抑えられる。
(8)ノズル31は、光学面11と直交する方向から見て噴射軸線SLと光学面11の短手方向に沿った仮想線VLとが重なるように構成することで、ノズル31(噴射口31b)から噴射される流体を光学面11の短手方向に沿って供給することができるため、効率よく洗浄することが可能となる。
(9)ワイヤ36は、2つのガイドレール34a,34bの間に設定されるため、ワイヤ36によってノズル31を移動させる際に安定してノズル31を移動させることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、伝達部材としてワイヤ36を用いる構成としたが、これに限らない。例えば、ベルト部材(帯状部材)を用いる構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、ガイド部としてのガイドレール34a,34bを2つ設ける構成としたが、その数は適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、ガイドレール34a,34bを円柱又は円筒形状をなすように構成したが、多角柱又は多角筒状をなすように構成してもよい。
・上記実施形態では、移動可能なノズル31を1つ設ける構成としたが、これに限らず、移動可能なノズルを複数設ける構成を採用してもよい。また、移動可能なノズル31に加えて移動不能である固定式のノズルを備える構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、ノズル31から噴射させる流体、即ちポンプ22から供給される流体を空気としたが、これに限らず、例えば液体であってもよい。液体の一例としては、例えば車両のフロントガラス等を洗浄するためのウォッシャ液が挙げられる。
・上記実施形態では、隔壁として筐体33の上壁33aを採用したが、これに限らない。移動機構32と供給路としての接続ホースH1の配置関係によって適宜変更されるものである。また、隔壁を省略した構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、ノズル31に単一の噴射口31bを設ける構成としたが、これに限らず、複数の噴射口を設ける構成を採用してもよい。このような構成の一例を図7を用いて説明する。
図7に示すように、ノズル81は、2つのホースHをそれぞれ個別に接続可能な2つの接続部81a,81bと、各接続部81a,81bに対応する2つの噴射口81c,81dとを有する。ノズル81の接続部81aにはホースHを介して第1ポンプ82が接続される。また、ノズル81の接続部81bにはホースHを介して第2ポンプ83が接続される。換言すると、本例では各噴射口81c,81dに対応して複数のポンプ82,83が設けられる。各ポンプ82,83から供給される流体は、各ポンプ82,83のいずれも気体(空気)であってもよいし、各ポンプ82,83のいずれも液体であってもよいし、各ポンプ82,83の一方が気体で各ポンプ82,83の他方が液体であってもよい。また、例えばポンプ82,83の駆動タイミングを調整するなどして、噴射口81c,81dのみから流体を噴射したり、噴射口81c,81dの両方から流体を噴射させる構成を採用することができる。
なお、1つのノズルに対して複数の噴射口を設ける場合には、前後方向に並設したり左右方向に並設することが考えられる。
・上記実施形態では、センシング面としての光学面11の短手方向を鉛直方向としたが、例えば水平方向(左右方向)などの鉛直方向以外の方向が光学面11(センシング面)の短手方向となるような構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、光学面11と噴射口31bの中央部である噴射軸線SLが略一致するような構成としたが、これに限らない。
例えば噴射口31b略全体が光学面11よりも前方に位置するような構成としてもよい。このような構成の一例としては、噴射口31bの後端部が光学面11と略一致させる構成が挙げられる。
また、噴射口31b略全体が光学面11よりも後方に位置するような構成としてもよい。このような構成の一例としては、噴射口31bの前端部が光学面11と略一致させる構成が挙げられる。
・上記実施形態では、車載センサ洗浄装置20を構成するノズルユニット21(ノズル31)を車載光学センサ10の鉛直方向上側に設ける構成としたが、ノズルユニット21(ノズル31)を車載光学センサ10の鉛直方向下側に設ける構成や、車載光学センサ10と水平方向(左右方向)において隣接する構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、光学面11と直交する方向から見て噴射軸線SLと光学面11の短手方向に沿った仮想線VLとが重なるように構成したが、これに限らず、噴射軸線SLと仮想線VLとが重ならなくてもよい。
・上記実施形態では、ノズル31を覆うノズルカバー42を設ける構成としたが、カバー42を省略した構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、光学面11を湾曲形状(湾曲面)としたが、これに限らず、例えば光学面11を平面形状としてもよい。
・上記実施形態では、駆動部37を1つのモータ38と減速機構39とで構成したが、これに限らない。例えば減速機構39を省略する構成を採用してもよい。また、減速機構39の構成、すなわちギア数や減速比は適宜変更可能である。
・上記実施形態では、移動機構32として、複数のプーリ35a〜35eと、各プーリ35a〜35eに架設されるワイヤ36とを有する構成としたが、これに限らない。
図4に示す移動機構50は、スライダクランクを用いる構成となっている。移動機構50は、筐体51に設けられる2つのガイドレール52a,52bと、スライダクランク53と、スライダクランク53を駆動させる駆動部54とを有する。
ガイドレール52a,52bは、光学面11に沿って並設されており、光学面11の曲率と略同等をなすような湾曲形状をなしている。各ガイドレール52a,52bにはノズル55が摺動可能に設けられる。
駆動部54は、モータ56と、減速機構57とを有する。減速機構57は、モータ56の出力軸56aに設けられるウォーム58と、該ウォーム58と噛合するウォームホイール59とを有する。
スライダクランク53は、ウォームホイール59の回転中心から径方向外側にずれた位置で連結されるリンク60と、リンク60と連結されるスライダ61とを備える。リンク60は、その基端部がウォームホイール59と連結され、先端部がスライダ61の基端部に連結される。スライダ61は、基端部が前記リンク60と連結され、先端部がノズル55に設けられる長孔部55aと摺動可能に連結されている。
また、スライダ61は、各端部間に設定された支持軸61aによって回動(揺動)可能に支持されている。このため、例えばモータ56が回転駆動されると、その回転駆動力が伝達されてスライダ61が支持軸61aを中心として回動されることとなる。ここで、スライダ61の揺動中心(回転中心)である支持軸61aと、ガイドレール52a,52bの曲率中心はずれている。このため、通常であれば、スライダ61を揺動させてもガイドレール52a,52bに沿ってノズル55を揺動させることは難しい。そこで、本例では、ノズル55に長孔部55aを設けることで長孔部55aの長手方向においてスライダ61の先端部の移動が許容され、ノズル55をガイドレール52a,52bに沿って揺動させることが可能となっている。
上述した移動機構50においてスライダクランク53を用いることでモータ56並びに回動部材としての減速機構57との一方向回転をガイドレール52a,52bに沿った揺動運動に変換することができる。これにより、モータ56を正逆回転(反転制御)させずとも、ノズル55を光学面11に沿って揺動させることが可能となっている。
・図5及び図6に示すように、ノズル31に接続される接続ホースH1の逆側の端部が接続されるジョイント71をノズル31の揺動移動に伴って揺動可能な構成としてもよい。
図6に示すよう、筐体33の上壁33aには軸受保持部33bが設けられる。軸受保持部33bには、軸受33cが設けられ、軸受33cによって前記ジョイント71が回転可能に支持されている。ジョイント71は、軸受33cに支持される軸受挿通部72と、軸受挿通部72と直交する方向に延びるジョイント本体部73とを有する。
ジョイント本体部73は、一方向に長い円筒状をなして内部に貫通孔73aが設けられる。貫通孔73aは例えばストレート形状をなしている。ジョイント本体部73の貫通方向(長手方向)の一方側のホース接続部73bには、ジョイント71とノズル31とを接続する接続ホースH1が接続される。ジョイント本体部73の貫通方向(長手方向)の他方側のホース接続部73cには、ジョイント71とポンプ22とを接続する接続ホースH2が接続される。
また、本例では、ジョイント71の回転中心軸線CLがガイドレール34a,34bの曲率中心と一致している。換言するとジョイント71の回転中心軸線CLとノズル31の揺動中心とが一致している。このため、ジョイント71とノズル31との距離がノズル31の揺動範囲(移動範囲)内で一定である。これによって接続ホースH1の状態が極端に撓んだりすることが抑えられるため、他の部材と接続ホースH1とが接触することが抑えられる。
なお、図5及び図6に示す構成では、ジョイント71が回転中心軸線CLを中心として回転する場合に、ホース接続部73bに加えてホース接続部73cも回転中心軸線CLを中心として動くこととなるが、これに限らない。例えば、ホース接続部73cは、不動(固定)状態としてホース接続部73bのみが回転中心軸線CL周りで動作するような構成としてもよい。これにより、接続ホースH2が撓んだりすることが抑えられるため、接続ホースH2が他の部材に巻き込まれることが抑えられる。
・上記実施形態では、車載センサとして光学センサである車載光学センサ10(例えばLIDARやカメラ)を採用したが、これに限らない。車載光学センサ10以外の他の車載センサ(電波を用いるレーダー(例えばミリ波レーダー)やコーナーセンサとして用いられる超音波センサ)を採用してもよい。
・上記実施形態並びに上記各変形例は適宜組み合わせてもよい。
10…車載光学センサ(車載センサ)、20…車載センサ洗浄装置、31…ノズル、31b…噴射口、32…移動機構、33…筐体、34a,34b…ガイドレール(ガイド部)、35a〜35e…プーリ、36…ワイヤ、42…ノズルカバー(カバー)、50…移動機構、51…筐体、52a,52b…ガイドレール(ガイド部)、55…ノズル、81…ノズル、81c,81d…噴射口、H…接続ホース(供給路)、SL…噴射軸線、VL…仮想線。

Claims (9)

  1. センシング面を備える車載センサのセンシング範囲外に配置された状態で、前記センシング面に対して流体を噴射する噴射口を備えるノズルと、
    前記車載センサのセンシング範囲外において前記センシング面に沿って前記ノズルを移動させる移動機構と、
    を備えることを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の車載センサ洗浄装置において、
    前記移動機構は、前記ノズルを前記センシング面に沿って移動可能に案内するガイド部を備えることを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車載センサ洗浄装置において、
    前記ノズルの移動並びに前記噴射口を阻害しない位置に、前記ノズルを覆うカバーが設けられていることを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車載センサ洗浄装置において、
    前記ノズルは、単一の前記噴射口を備えることを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車載センサ洗浄装置において、
    前記移動機構は、駆動源と、前記ノズルに接続されて前記駆動源の駆動力を前記ノズルに伝達する伝達部材と、前記駆動源により回動させられるとともに前記伝達部材に前記駆動源の駆動力を伝達する回動部材とを備えることを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  6. 請求項5に記載の車載センサ洗浄装置において、
    前記伝達部材は、可撓性を有するワイヤ又はベルト部材であり、
    前記回動部材は、プーリ又は歯車部材であることを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  7. 請求項2を引用する請求項5に記載の車載センサ洗浄装置において、
    前記伝達部材は、前記回動部材の一方向回転を前記ガイド部に沿った揺動運動に変換するように構成されることを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の車載センサ洗浄装置において、
    前記移動機構を収容する筐体を備え、
    前記筐体は、前記移動機構と前記ノズルに対して流体を供給する供給路とを隔てる隔壁が設けられることを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の車載センサ洗浄装置において、
    前記ノズルは、前記センシング面と直交する方向から見て噴射軸線と前記センシング面の短手方向に沿った仮想線とが重なるように構成されることを特徴とする車載センサ洗浄装置。
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