JP2019051619A - 空気入りタイヤの製造方法、及び、ポストキュアインフレーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】タイヤのビード部におけるコードの浮き出しを防止できる空気入りタイヤの製造方法、及び、ポストキュアインフレーション装置を提供する。【解決手段】加硫後のタイヤ1をリム21に組み付ける第1の工程と、リム21に組み付けたタイヤ1に内圧を負荷し、タイヤ形状を保持しながら冷却処理を施す第2の工程とを備える。リム21は、タイヤ1のビード部13のタイヤ幅方向外側面に当接するフランジ部21fと、そのフランジ部21fを通り且つ冷却流体の流路となる導管部21pとを有する。前記第1の工程では、導管部21pに冷却流体を流すことにより、リム21に組み付けたタイヤ1のビード部13をフランジ部21fで冷却する。【選択図】図1
Description
本発明は、空気入りタイヤの製造方法と、それに用いるポストキュアインフレーション装置に関する。
空気入りタイヤの製造では、加硫モールドから取り出したタイヤをそのまま自然冷却すると、タイヤに埋設されている有機繊維コードが熱収縮を起こし、不適切なタイヤ形状に変形することがある。そこで、そのような不具合を回避するべく、加硫後の高温のタイヤにポストキュアインフレーション(PCI)を施すことが知られている。例えば、特許文献1〜5を参照。
一般的なポストキュアインフレーションでは、加硫後のタイヤをリムに組み付けた後、そのリムに組み付けたタイヤに内圧を負荷し、タイヤ形状を保持しながら種々の方法により冷却処理を施す。しかし、タイヤに内圧を負荷する際、加硫直後で変形しやすい状態にあるタイヤのビード部がリムに強く押し当てられるため、ビード部に埋設されているチェーファーなどのコードがビード部の表面に浮き出ることがあり、それによってタイヤの外観品質が損なわれる恐れがあった。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、タイヤのビード部におけるコードの浮き出しを防止できる空気入りタイヤの製造方法、及び、ポストキュアインフレーション装置を提供することにある。
本発明に係る空気入りタイヤの製造方法は、加硫後のタイヤをリムに組み付ける第1の工程と、前記リムに組み付けた前記タイヤに内圧を負荷し、タイヤ形状を保持しながら冷却処理を施す第2の工程と、を備えた空気入りタイヤの製造方法において、前記リムが、前記タイヤのビード部のタイヤ幅方向外側面に当接するフランジ部と、前記フランジ部を通り且つ冷却流体の流路となる導管部とを有しており、前記第1の工程では、前記導管部に冷却流体を流すことにより、前記リムに組み付けた前記タイヤの前記ビード部を前記フランジ部で冷却するものである。
この方法によれば、上記のようにリムに組み付けたタイヤのビード部をフランジ部で冷却するので、第1の工程においてビード部の形状が安定する。そのため、第2の工程においてビード部がリムに強く押し当てられたとしても、それによってチェーファーなどのコードが浮き出ることがなく、タイヤの外観品質が損なわれない。
前記導管部が、前記フランジ部から前記リムの本体部に亘って設けられており、前記第1の工程では、前記フランジ部に設けられた前記導管部の流入口から前記冷却流体を供給することが好ましい。これにより、リムを全体的に冷却してフランジ部の温度上昇が軽減されるとともに、低温の冷却流体が優先的にフランジ部に供給されるため、ビード部の冷却効率を高めることができる。
前記第1の工程で前記ビード部のタイヤ幅方向外側面に前記フランジ部を当接させてから所定時間が経過した後で前記第2の工程に移行することが好ましい。これにより、第1の工程においてビード部の形状を安定させる時間が確保され、コードの浮き出しをより確実に防止できる。
前記第1の工程において、前記第2の工程よりも低い内圧を前記タイヤに負荷し、それによって前記フランジ部に対する前記ビード部の当接を補助してもよい。これにより、ビード部のタイヤ幅方向外側面にフランジ部を適切に当接させて、ビード部の冷却効率を高めることができる。
また、本発明に係るポストキュアインフレーション装置は、加硫後のタイヤが組み付けられるリムと、前記リムに組み付けた前記タイヤに内圧を負荷するための内圧負荷手段と、を備えたポストキュアインフレーション装置において、前記リムが、前記タイヤのビード部のタイヤ幅方向外側面に当接するフランジ部と、前記フランジ部を通り且つ冷却流体の流路となる導管部とを有しており、前記リムに組み付けられた前記タイヤの前記ビード部を前記フランジ部で冷却できるように構成されたものである。
この装置によれば、リムに組み付けられたタイヤのビード部がフランジ部で冷却されるので、加硫後のタイヤをリムに組み付ける工程(第1の工程)においてビード部の形状が安定する。そのため、タイヤに内圧を負荷してタイヤ形状を保持する工程(第2の工程)においてビード部がリムに強く押し当てられたとしても、それによってチェーファーなどのコードが浮き出ることがなく、タイヤの外観品質が損なわれない。
前記導管部が、前記フランジ部から前記リムの本体部に亘って設けられており、前記導管部の流入口が前記フランジ部に設けられているものが好ましい。かかる構成によれば、リムを全体的に冷却してフランジ部の温度上昇が軽減されるとともに、低温の冷却流体が優先的にフランジ部に供給されるため、ビード部の冷却効率を高めることができる。
前記導管部がタイヤ周方向に沿って延在しているものが好ましい。かかる構成によれば、タイヤ周方向に沿って均一にビード部を冷却し、第1の工程においてビード部の形状を適切に安定させることができる。
本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、空気入りタイヤ1を取り付けたポストキュアインフレーション装置2(以下、「PCI装置2」と呼ぶ場合がある)を示す断面図である。図2は、そのタイヤ1のビード部13の周辺を示す拡大図である。
空気入りタイヤ1は、トレッド部11と、その両端から半径方向内側に延びる左右一対のサイドウォール部12と、サイドウォール部12の半径方向内側に設けられた左右一対のビード部13とを有する。一対のビード部13には、それぞれ環状のビードコア14が埋設されている。ビードコア14は、鋼線などの収束体をゴム被覆して形成されている。ビードコア14の半径方向外側には、硬質ゴム製のビードフィラー15が設けられている。一対のビードコア14の間には、トロイダル状に延在するカーカスプライ16が設けられている。カーカスプライ16の端部は、ビードコア14の周りで折り返されている。
タイヤ1の内表面は、インナーライナー17により形成されている。インナーライナー17は、空気が充填されるタイヤ1の内部空間に面しており、空気圧を保持するために空気透過性の低いゴムで形成されている。サイドウォール部12において、インナーライナー17はカーカスプライ16に直接的に貼り付けられており、それらの間に他の部材は介在していない。但し、これに限られるものではなく、カーカスプライ16とインナーライナー17との間にシート状またはテープ状のゴム部材が介在していても構わない。
ビード部13には、タイヤ幅方向の内側から外側に亘ってカーカスプライ16を挟み込むようにしてチェーファー18(図1では不図示)が設けられている。これにより、カーカスプライ16の端部に生じる歪みの増大が抑えられ、耐久性が向上する。チェーファー18は、複数のコードが所定方向に配列されたコード配列体により構成される。互いに逆向きに傾斜するコードがメッシュ状に配列される場合もある。コードには、ナイロンやレーヨン、ポリエステル、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アラミドなどの有機系繊維が好ましく用いられる。
空気入りタイヤ1は、加硫モールドを用いた加硫成形工程を経て得られた加硫済みタイヤである。加硫成形工程については、従来公知の工程と同様にして行うことができるため、詳しい説明は省略する。加硫モールドから取り出した加硫後のタイヤ1をそのまま自然冷却すると、不適切なタイヤ形状に変形することがあるため、かかる不具合を回避するべく、PCI装置2を用いて、加硫後のタイヤ1にポストキュアインフレーションを施す。
PCI装置2は、加硫後のタイヤ1が組み付けられるリム21と、リム21に組み付けたタイヤ1に内圧を負荷するための内圧負荷手段22とを備える。リム21は、一対のビード部13に対応して一対で設けられ、それぞれが支軸23によって支持されている。リム21は、ビード部13のタイヤ幅方向外側面に当接するフランジ部21fと、そのフランジ部21fを通り且つ冷却流体の流路となる導管部21pとを有する。フランジ部21fは、円板状をなす本体部21bの半径方向外側に設けられている。本体部21bは、ビード部13の半径方向内側に配置されている。
内圧負荷手段22は、図示しない気体供給部から供給される気体(例えば、空気)を、給排管部22pを介してタイヤ1の内部空間に送り込んで、タイヤ1に内圧を負荷する。所定の内圧が負荷されたタイヤ1はインフレートし、それによりタイヤ形状が保持される。給排管部22pは、支軸23を通るように設けられているが、これに限られず、例えばリム21を貫通するように設けられていてもよい。また、ブラダーと呼ばれるゴムバッグをタイヤ1の内部に配置し、そのブラダーに気体を供給することでタイヤ1に内圧を負荷してもよい。
PCI装置2は、更に、導管部21pに冷却流体(例えば、チラー水)を流すためのリム冷却手段24を備える。リム冷却手段24は、図示しない冷却流体供給部から供給される冷却流体を、導管部21pの流入口に接続された供給管24iを介して導管部21pに流す。本実施形態では、導管部21pの流入口がフランジ部21fに設けられている。導管部21pを流れる冷却流体は、リム21の冷却に供された後、導管部21pの流出口に接続された排出管24eを介して排出される。排出された冷却流体は、冷却流体供給部に戻されてリム21の冷却に再使用される。
ポストキュアインフレーションは、加硫モールドから取り出した高温のタイヤを、内圧を負荷した状態で冷却処理する工程である。本実施形態では、加硫後のタイヤ1をリム21に組み付ける第1の工程と、そのリム21に組み付けたタイヤ1に内圧を負荷し、タイヤ形状を保持しながら冷却処理を施す第2の工程とを備え、その第1の工程では、導管部21pに冷却流体を流すことにより、リム21に組み付けたタイヤ1のビード部13をフランジ部21fで冷却する。
このようにリム21に組み付けたタイヤ1のビード部13をフランジ部21fで冷却することにより、第1の工程においてビード部13の形状が安定する。つまり、第2の工程の前(タイヤ1に内圧を負荷してタイヤ形状を保持する前)に、ビード部13の形状、特にフランジ部21fに接するビード部13のタイヤ幅方向外側面の形状が安定する。このため、第2の工程において内圧を負荷してタイヤ形状を保持する際、ビード部13がリム21に強く押し当てられたとしても、それによってチェーファー18などのコードが浮き出ることがなく、タイヤ1の外観品質が損なわれない。
リム21は、タイヤ1を組み付ける前に予め冷却流体によって十分に冷却されていることが好ましい。タイヤ1を組み付ける前のフランジ部21fの温度は、特に限定されるものではないが、ビード部13を効率的に冷却する観点から35℃以下が好ましく、30℃以下がより好ましい。また、このフランジ部21fの温度は、フランジ部21fを結露させないうえで20℃以上が好ましく、25℃以上がより好ましい。
ビード部13の形状を安定させる時間を確保するために、第1の工程でビード部13のタイヤ幅方向外側面にフランジ部21fを当接させてから、所定時間が経過した後で第2の工程に移行することが好ましい。これにより、ビード部13をフランジ部21fで冷却し始めてから所定時間が経過するまで、タイヤ形状を保持するための内圧の負荷が行われない。この所定時間は、タイヤサイズやビード部13の厚みなどに応じて変わりうるが、例えば30秒以上に設定される。また、この所定時間は、加硫サイクルを阻害しないように、加硫時間(加硫モールドの型閉めから脱型までの時間)よりも短い時間に設定され、例えば60秒以下に設定される。
第1の工程では、タイヤ形状の保持を目的とした内圧の負荷が行われないため、第2の工程に移行する前にタイヤ形状が少し変形すると、上方のフランジ部21fに対してビード部13が適切に当接しない恐れがある。その一方で、タイヤ断面高さが比較的小さい場合などには、内圧を負荷しなくてもタイヤ形状がある程度は保持されるので、必要であればリム幅を小さく設定するだけで、リム21にタイヤ1を組み付けた際に、フランジ部21fに対してビード部13を適切に当接することができる。
そこで、上記のようにフランジ部21fにビード部13が適切に当接しない場合があることを考慮し、第1の工程において、第2の工程よりも低い内圧をタイヤ1に負荷し、それによってビード部13に対するフランジ部21fの当接を補助しても構わない。この内圧の負荷には、内圧負荷手段22を用いることができる。この第1の工程で負荷する内圧は、ビード部13がリム21に強く押し当てられない程度に設定され、例えば1kPa以下、好ましくは0.5kPa以下に設定される。これに対し、第2の工程で負荷する内圧は、例えば2〜4kPaに設定される。
ビード部13を効率的に冷却するうえで、フランジ部21fは、図2に示すように、ビードコア14よりも半径方向外側の領域に当接することが好ましい。更に、フランジ部21fは、ビードコア14の半径方向外側面から半径方向外側に3mm以上離れた領域に当接することが好ましく、したがって、フランジ部21fとビード部13との接触領域の半径方向外側端からビードコア14の半径方向外側面までの半径方向距離Dは、3mm以上であることが好ましい。フランジ部21f(及びそれを含むリム21)は、アルミニウム合金や銅合金などの熱伝導率が比較的高い材質で形成されていることが好ましい。
導管部21pは、ビード部13のタイヤ幅方向外側を通るようにして設けられている。ビード部13を効率的に冷却するうえで、導管部21pは、図2に示すように、ビードコア14よりも半径方向外側の領域を通ることが好ましく、本実施形態ではリムライン(不図示)の近傍位置を通っている。リムラインは、車両装着時にタイヤをリムに組み付けたときに、そのタイヤとリムとが同心円状になっていることを確認するためのラインである。
導管部21pは、リム21の内部に設置された銅管などのパイプ部材で構成することができるが、これに限られない。例えば、図3のようにリム21を分割構造とし、その分割片21Aの分割面に形成した溝21gに、分割片21Bの分割面に形成した溝21gを合わせることによって、導管部21pを形成することも可能である。
本実施形態では、導管部21pが、フランジ部21fからリム21の本体部21bに亘って設けられているので、リム21を全体的に冷却してフランジ部21fの温度上昇を軽減できる。また、導管部21pの流入口はフランジ部21fに設けられており、導管部21pの流出口は本体部21bに設けられている。第1の工程では、その導管部21pの流入口から導管部21pに冷却流体が供給される。このため、第1の工程では、低温の冷却流体が優先的にフランジ部21fに供給され、そのフランジ部21fから本体部21bに向かって冷却流体が流れる。かかる構成により、ビード部13の冷却効率が高められる。
第1の工程でビード部13を均一に冷却し、ビード部13の形状を適切に安定させる観点から、導管部21pはタイヤ周方向に沿って延在していることが好ましい。本実施形態では、図4に示すように、導管部21pが、タイヤ周方向に沿って渦巻状に延在している。但し、フランジ部21fから本体部21bに亘って設けられた導管部21pの経路は、これに限定されるものではなく、例えば、半径方向に延びる部分を含んでいても構わない。
第2の工程では、リム21に組み付けたタイヤ1に内圧を負荷してインフレートさせ、タイヤ形状を保持しながら冷却処理を施す。この冷却処理は、タイヤ1を全体的に冷却するものであり、従来公知の種々の方法が採用されうる。例えば、室温で放置することにより冷却してもよく、また、冷却効率を高める観点から、冷却した空気をタイヤ1の内部で循環させたり、タイヤ1に水を噴き付けたりして冷却してもよい。かかる冷却処理によりタイヤ1を硬化させることで、保持されたタイヤ形状でタイヤ1が安定する。
図5に示したPCI装置2の変形例では、支軸23に導管部23pが設けられている。第2の工程では、この導管部23pに冷却流体(例えば、チラー水)を流すことにより、タイヤ1の内部空間に充填された気体を冷やして冷却効率を高めることができる。導管部23pは、一対のリム21の間でコイル状に延びており、タイヤ1の内部空間に充填された気体を効率的に冷却できるように構成されている。また、この変形例においては、導管部23pを流れる冷却流体を利用して、給排管部22pを流れる気体を冷却することが可能である。例えば、支軸23の内部または外部において、導管部23pと給排管部22pとを二重配管にすることが考えられる。
第2の工程が完了したら、PCI装置2からタイヤ1を取り外すことで、ポストキュアインフレーションを経た空気入りタイヤが得られる。
本実施形態で説明したタイヤ構造は単なる一例に過ぎず、本発明に係る空気入りタイヤの製造方法及びPCI装置で対象とされるタイヤは、上述した実施形態に何ら限定されるものではない。したがって、例えば、チェーファーがカーカスプライのタイヤ幅方向外側にのみ配置された構造でも構わない。また、チェーファーがゴムのみからなるラバーチェーファーである構造、あるいはビード部にチェーファーが埋設されていない構造でもよく、かかる場合であっても、ビード部におけるコード(例えば、カーカスプライを構成するコード)の浮き出しを防止することができる。
本発明は上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能である。
1 空気入りタイヤ
2 ポストキュアインフレーション装置(PCI装置)
11 トレッド部
12 サイドウォール部
13 ビード部
18 チェーファー
21 リム
21b 本体部
21f フランジ部
21p 導管部
22 内圧負荷手段
23 支軸
24 リム冷却手段
2 ポストキュアインフレーション装置(PCI装置)
11 トレッド部
12 サイドウォール部
13 ビード部
18 チェーファー
21 リム
21b 本体部
21f フランジ部
21p 導管部
22 内圧負荷手段
23 支軸
24 リム冷却手段
Claims (7)
- 加硫後のタイヤをリムに組み付ける第1の工程と、前記リムに組み付けた前記タイヤに内圧を負荷し、タイヤ形状を保持しながら冷却処理を施す第2の工程と、を備えた空気入りタイヤの製造方法において、
前記リムが、前記タイヤのビード部のタイヤ幅方向外側面に当接するフランジ部と、前記フランジ部を通り且つ冷却流体の流路となる導管部とを有しており、
前記第1の工程では、前記導管部に冷却流体を流すことにより、前記リムに組み付けた前記タイヤの前記ビード部を前記フランジ部で冷却することを特徴とする空気入りタイヤの製造方法。 - 前記導管部が、前記フランジ部から前記リムの本体部に亘って設けられており、
前記第1の工程では、前記フランジ部に設けられた前記導管部の流入口から前記冷却流体を供給する請求項1に記載の空気入りタイヤの製造方法。 - 前記第1の工程で前記ビード部のタイヤ幅方向外側面に前記フランジ部を当接させてから所定時間が経過した後で前記第2の工程に移行する請求項1または2に記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 前記第1の工程において、前記第2の工程よりも低い内圧を前記タイヤに負荷し、それによって前記フランジ部に対する前記ビード部の当接を補助する請求項1〜3いずれか1項に記載の空気入りタイヤの製造方法。
- 加硫後のタイヤが組み付けられるリムと、前記リムに組み付けた前記タイヤに内圧を負荷するための内圧負荷手段と、を備えたポストキュアインフレーション装置において、
前記リムが、前記タイヤのビード部のタイヤ幅方向外側面に当接するフランジ部と、前記フランジ部を通り且つ冷却流体の流路となる導管部とを有しており、
前記リムに組み付けられた前記タイヤの前記ビード部を前記フランジ部で冷却できるように構成されたことを特徴とするポストキュアインフレーション装置。 - 前記導管部が、前記フランジ部から前記リムの本体部に亘って設けられており、前記導管部の流入口が前記フランジ部に設けられている請求項5に記載のポストキュアインフレーション装置。
- 前記導管部がタイヤ周方向に沿って延在している請求項5または6に記載のポストキュアインフレーション装置。
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JP2017175845A JP2019051619A (ja) | 2017-09-13 | 2017-09-13 | 空気入りタイヤの製造方法、及び、ポストキュアインフレーション装置 |
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