JP2019051497A - 水処理制御装置及び水処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】下水(被処理水)の流入流量が急激に増加するような場合であっても、生物処理量を最大限確保しつつ、放流汚濁負荷を低減し得る水処理制御装置及び水処理システムを提供する。【解決手段】水処理制御装置3は、下水に含まれる固形分を沈降分離するする最初沈殿池4、最初沈殿池4より流出する流出水102の一部若しくは全てを活性汚泥により処理する反応槽5、及び反応槽5より流出する流出水を活性汚泥と処理水とに沈降分離する最終沈殿池6を有する水処理装置2を制御する水処理制御装置であって、降雨情報を取得する降雨情報取得部14、降雨情報に基づき下水の流入量を予測する流入下水量予測部15、及び流入下水量予測部15の予測値に基づき最初沈殿池4からの汚泥引抜量及び/又は最終沈殿池6からの汚泥引抜量を制御する汚泥引抜量制御部17を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、活性汚泥(activated sludge)を用いた水処理装置を制御する水処理制御装置及び水処理システムに関する。
下水処理場では、一般的に以下の手順で下水を処理している。まず、沈砂池・最初沈殿池にて固形分が除去される。最初沈殿池で分離した固形分は最初沈殿池汚泥として汚泥処理へと移送される。最初沈殿池からの流出水は、生物反応槽にて微生物(活性汚泥)の働きにより、有機物や窒素、リンを除去する。その後、最終沈殿池にて活性汚泥を重力沈降により沈降分離させ、その上澄み水を放流水として公共用水域へ放流する。最終沈殿池にて沈降分離した活性汚泥は生物反応槽へと返送され、再び下水処理に利用される。
下水と雨水を同一の管で下水処理場へと集約する合流式下水道では、一般的に最大計画汚水量を超える流入下水は、簡易処理として最初沈殿池における固形分の除去、そしてその後の消毒処理を経て、公共用水域へと放流される。簡易処理では、従来の生物処理がなされず、放流先への環境負荷の低減が課題となっている。
そこで、生物処理量を増やし、簡易処理放流量を減少させる方法として、例えば、非特許文献1が提案されており、良好な処理水水質を維持しつつ、放流汚濁負荷を低減できることが確認されている。
また、既存のシステムを利用し、直接放流等してよいか否かを正しく判断でき、且つ直接放流等の操作も自動的に行う下水処理システムを提案するものとして、例えば、特許文献1に記載される技術が提案されている。特許文献1では、ポンプ全揚水量と降雨量を入力し流入量の増加状況を、ファジー推論を実行して流入水の希釈状況演算部に出力する流入量増加状況演算部と、この流入量増加状況演算部の出力と溶存酸素濃度値及び反応槽送風量とを入力して流入水の希釈状況を、ファジー推論を実行する希釈状況演算部と、この推論された希釈状況に応じて、例えば河川放流ポンプの起動/停止等の指令を出力する判定/操作指令部より構成される流入水処理演算部を有するが水処理システムが開示されている。
特開2002−136987号公報
山本高弘ほか、大阪市における既存施設を利用した合流式下水道の改善、環境システム計測制御学会誌、第10巻第2号(2006年)
しかしながら、非特許文献1に記載される水処理システム及び特許文献1に記載される下水処理システムでは、生物反応槽への受入可能量は最初沈殿池や最終沈殿池における固液分離能力に制限される。そのため、例えば降雨開始時において下水管内に蓄積した汚濁物質が一気に流入するファーストフラッシュや、下水濃度のピーク時といった流入負荷が高い場合に、沈殿池の汚泥堆積状況によっては生物反応槽への流入量を制限しなければならない可能性がある。
そこで、本発明は、下水(被処理水)の流入流量が急激に増加するような場合であっても、生物処理量を最大限確保しつつ、放流汚濁負荷を低減し得る水処理制御装置及び水処理システムを提供する。
上記課題を解決するため、本発明に係る水処理制御装置は、少なくとも、被処理水である下水に含まれる固形分を沈降分離するする最初沈殿池と、前記最初沈殿池より流出する流出水の一部若しくは全てを活性汚泥により処理する反応槽と、前記反応槽より流出する流出水を活性汚泥と処理水とに沈降分離する最終沈殿池と、を有する水処理装置を制御する水処理制御装置であって、降雨情報を取得する降雨情報取得部と、前記降雨情報に基づき前記下水の流入量を予測する流入下水量予測部と、前記流入下水量予測部の予測値に基づき、前記最初沈殿池からの汚泥引抜量及び/又は前記最終沈殿池からの汚泥引抜量を制御する汚泥引抜量制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る水処理システムは、(1)少なくとも、被処理水である下水に含まれる固形分を沈降分離するする最初沈殿池と、前記最初沈殿池より流出する流出水の一部若しくは全てを活性汚泥により処理する反応槽と、前記反応槽より流出する流出水を活性汚泥と処理水とに沈降分離する最終沈殿池を有する水処理装置と、(2)降雨情報を取得する降雨情報取得部と、前記降雨情報に基づき前記下水の流入量を予測する流入下水量予測部と、前記流入下水量予測部の予測値に基づき前記最初沈殿池からの汚泥引抜量及び/又は前記最終沈殿池からの汚泥引抜量を制御する汚泥引抜量制御部を有する水処理制御装置と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、下水(被処理水)の流入流量が急激に増加するような場合であっても、生物処理量を最大限確保しつつ、放流汚濁負荷を低減し得る水処理制御装置及び水処理システムを提供することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例に係る実施例1の水処理システムの概略全体構成図である。 図1に示す水処理制御装置の機能ブロック図である。 図2に示す水処理制御装置による最初沈殿池汚泥の流量制御フロー図である。 図1に示す水処理システムの変形例の概略全体構成図である。 図4に示す水処理制御装置の機能ブロック図である。 図5に示す水処理制御装置による返送汚泥の制御フロー図である。 本発明の他の実施例に係る実施例2の水処理システムの概略全体構成図である。 図7に示す水処理制御装置の機能ブロック図である。 図8に示す水処理制御装置による余剰汚泥の流量制御フロー図である。
以下、図面を用いて本発明の実施例について説明する。
図1に、本発明の一実施例に係る実施例1の水処理システムの概略全体構成図を示す。図1において、実線は配管を示し、点線は信号線を示している。本実施例に係る水処理システム1は、生活廃水又は工業用排水等の下水(被処理水)を、標準活性汚泥法において、活性汚泥を用いて有機物等を除去する水処理装置2及び、水処理制御装置3を備える。
(水処理装置2の構成)
図1に示すように、水処理装置2は、被処理水である下水の流入側より順に、最初沈殿池4、好気槽(反応槽)5及び最終沈殿池6を備える。好気槽(反応槽)5は、図1に示すように4段又は4槽直列に設けられている。なお、以下では、好気槽(反応槽)5が4槽直列に設けられる場合を一例として示すが、槽数はこれに限られるものではなく適宜設定されるものである。
最初沈殿池4には、例えば、図示しない沈砂池より被処理水である下水100が流入し、最初沈殿池4内で下水(被処理水)100に含まれる固形分が最初沈殿池汚泥101として重力沈降により沈降分離される。最初沈殿池汚泥101は、最初沈殿池汚泥ポンプ7を通じて、図示しない汚泥処理へと移送される。最初沈殿池汚泥101の流路に設置された最初沈殿池汚泥流量計16は、最初沈殿池汚泥ポンプ7により最初沈殿池4から引き抜かれる最初沈殿池汚泥101の流量を計測する。計測された最初沈殿池汚泥101の流量は、信号線を介して後述する水処理制御装置3へ出力される。また、最初沈殿池4の上流側に設置される流量計12は、最初沈殿池4へ流入する下水(被処理水)100の流量を計測する。計測された下水100の流量は、信号線を介して後述する水処理制御装置3へ出力される。
また、最上流側(初段)の好気槽(反応槽)5には、最初沈殿池4から流出する最初沈殿池流出水102と、返送汚泥103とが流入し、活性汚泥中の好気性従属栄養細菌による有機物酸化等が行われる。また、好気槽(反応槽)5には散気部8が設置されている。散気部8には、ブロワ9が接続され、空気が供給される。
最終沈殿池6は、上澄み液と活性汚泥とを重力沈降により沈降分離する施設である。沈降分離後の上澄み液は、処理水104として系外に放流される。また、沈降分離した活性汚泥106の一部は返送汚泥103として、返送ポンプ10により好気槽(反応槽)5へと返送され、再度一連の生物処理に供される。沈降分離した活性汚泥106の他の一部は余剰汚泥105として余剰汚泥ポンプ11により図示しない汚泥処理へと移送される。
(水処理制御装置3の構成)
図2は、図1に水処理制御装置3の機能ブロック図である。図2に示すように、水処理制御装置3は、降雨情報取得部14、流入下水量予測部15、汚泥引抜量制御部17、通信I/F23、計測値取得部24、下水流量時間変化データベース25、降雨量−流入水量相関データベース26、入力I/F27、及び出力I/F28を備え、これらは相互に内部バス31を介して接続されている。また、入力I/F27は入力部29に接続され、入力部29を介して入力される下水100の流量基準値等を取り込む。出力I/F28は表示部30に接続され、表示部30は画面上に例えば、各種設定値或いは処理区域内の降雨情報等必要に応じて所望の情報を画面上に表示する。なお、水処理制御装置3は、図示しないが、好気槽(反応槽)5へ散気部8を介して供給される曝気風量を制御するため、ブロワ9を制制御する機能も有している。
下水流量時間変化データベース25は、過去の実績データを格納するものであり、例えば、1日単位では時間帯応じた下水流量、また、例えば1年単位では、季節ごとの下水流量の時間変化をそれぞれ対応付けて格納している。
また、降雨量−流入水量相関データベース26は、過去に雨量計13により計測された処理区域内の降雨量等の降雨情報と下水の流入水量とを対応付けて格納している。なお、雨量計13に代えて雨量レーダを用いても良い。
計測値取得部24は、最初沈殿池4の上流側に設置された流量計12により計測される下水100の流量計測値を、通信I/F23及び内部バス31を介して取得する。また、計測値取得部24は、最初沈殿池汚泥101の流路に設置された最初沈殿池汚泥流量計16により計測される最初沈殿池4から引き抜かれた最初沈殿池汚泥101の流量計測値を、通信I/F23及び内部バス31を介して取得する。計測値取得部24は、取得された下水100の流量計測値に対し、例えば、ノイズ除去等の処理を施し内部バス31を介して流入下水量予測部15へ転送する。また、計測値取得部24は、取得された最初沈殿池汚泥101の流量計測値に対し、例えば、ノイズ除去等の処理を施し内部バス31を介して汚泥引抜量制御部17へ転送する。
降雨情報取得部14は、雨量計13により計測された処理区域内の降雨量等の降雨情報を、通信I/F23及び内部バス31を介して取得する。そして、降雨情報取得部14は、取得した処理区域内の降雨量等の降雨情報を、流入下水量予測部15へ内部バス31を介して転送する。
流入下水量予測部15は、計測値取得部24から転送された下水100の流量計測値(計測された下水100の流量)、及び降雨情報取得部14から転送された処理区域内の降雨量等の降雨情報に基づき、未来の下水100の流量を予測する。流入下水量予測部15は、予測した未来の下水100の流量を汚泥引抜量制御部17へ内部バス31を介して転送する。
ここで、流入下水量予測部15における下水100の流量の予測方法について概説する。まず、流入下水量予測部15は、計測値取得部24から転送された下水100の流量計測値(計測された下水100の流量)、及び下水流量時間変化データベース25に格納される過去の実績データとしての下水100の流量の時間変化に基づき、未来の下水100の流量を予測する。あわせて、流入下水量予測部15は、降雨情報取得部14から転送された処理区域内の降雨量等の降雨情報、及び降雨量−流入水量相関データベース26に格納される過去に雨量計13により計測された処理区域内の降雨量等の降雨情報と下水の流入水量との関係に基づき、未来の雨水の流入量を予測する。そして、流入下水量予測部15は、予測した未来の下水100流量及び未来の雨水の流入量を合算し、下水100の流量を予測する。
汚泥引抜量制御部17は、内部バス31を介して転送される流入下水量予測部15により予測した未来の下水100の流量に基づき、最初沈殿池汚泥101の流量を設定する。そして、汚泥引抜量制御部17は、最初沈殿池汚泥流量計16による計測値が設定値と等しくなるように、最初沈殿池汚泥ポンプ7の回転数を決定し、最初沈殿池汚泥ポンプ7の回転数指令を、内部バス31及び出力I/F28を介して最初沈殿池汚泥ポンプ7へ出力することで、最初沈殿池汚泥101の流量を制御する。すなわち、最初沈殿池4からの汚泥引抜量を制御する。
上述の、降雨情報取得部14、流入下水量予測部15、汚泥引抜量制御部17、及び計測値取得部24は、例えば、図示しないCPU等のプロセッサ、各種プログラムを格納するROM、演算過程のデータを一時的に格納するRAM、外部記憶装置等の記憶装置にて実現されると共に、CPU等のプロセッサがROMに格納された各種プログラムを読み出し実行し、実行結果である演算結果をRAM又は外部記憶装置に格納する。
(水処理制御装置3の動作)
次に水処理制御装置3の動作、すなわち、最初沈殿池汚泥101の流量制御方法について説明する。
図3は、図2に示す水処理制御装置3による最初沈殿池汚泥の流量制御フロー図である。図3に示すようにステップS101では、計画水量等を参考に下水100の流量基準値(Qin_up)を、入力部29を介して設定する。
次に、ステップS102では、流入下水量予測部15は、流量計12による下水100の流量計測値(Qin(t))を、内部バス31を介して計測値取得部24から取得すると共に、処理区域内の降雨量などの降雨情報を、内部バス31を介して降雨情報取得部14から取得する。
ステップS103では、流入下水量予測部15は、下水100の流量計測値(Qin(t))を、上述のステップS101にて設定された下水100の流量基準値(Qin_up)と比較する。比較の結果、下水100の流量計測値(Qin(t))が下水100の流量基準値(Qin_up)以上の場合にはステップS104へ進み、所定の雨天時処理(簡易処理放流)を実施した後ステップS102へ戻る。一方、比較の結果、下水100の流量計測値(Qin(t))が下水100の流量基準値(Qin_up)未満の場合にはステップS105へ進む。
ステップS105では、流入下水量予測部15は、内部バス31を介して計測値取得部24から転送された下水100の流量計測値(Qin(t))、及び内部バス31を介して降雨情報取得部14から転送された処理区域内の降雨量等の降雨情報に基づき、未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))を予測する。ここで、予測された未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))は、上述のように、計測値取得部24から転送された下水100の流量計測値(Qin(t))及び下水流量時間変化データベース25に格納される過去の実績データとしての下水100の流量の時間変化に基づき求められる未来の下水100の流量と、降雨情報取得部14から転送された処理区域内の降雨量等の降雨情報及び降雨量−流入水量相関データベース26に格納される過去に雨量計13により計測された処理区域内の降雨量等の降雨情報と下水の流入水量との関係に基づき求められる未来の雨水の流入量と、を合算した値である。なお、ここで未来とは、現時刻での降雨による影響を受けた下水100が下水処理場に到達する時刻のことを意味する。
次にステップS106では、汚泥引抜量制御部17は、内部バス31を介して流入下水量予測部15から転送される予測された未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))を下水100の流量基準値(Qin_up)と比較する。比較の結果、予測された未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))が下水100の流量基準値(Qin_up)以下の場合にはステップS107へ進み、通常の処理を実施した後ステップS102へ戻る。一方、比較の結果、予測された未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))が下水100の流量基準値(Qin_up)を超過する場合にはステップS108へ進む。
ステップS108では、汚泥引抜量制御部17は、以下の式(1)を用いて、未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))に比例して最初沈殿池汚泥101の流量(Q(t+Δt))を設定する。
Figure 2019051497
次に、ステップS109では、汚泥引抜量制御部17は、最初沈殿池汚泥流量計16による計測値が設定値(Q(t+Δt))と等しくなるように、最初沈殿池汚泥ポンプ7の回転数を決定し、最初沈殿池汚泥ポンプ7の回転数指令を、内部バス31及び出力I/F28を介して最初沈殿池汚泥ポンプ7へ出力し、ステップS102へ戻る。
一般的に最初沈殿池汚泥101の流量は一定値運転か、下水100の流量計測値に比例する。これに対し、本実施例では、現在の値よりも大きい未来の下水100の流量に応じて、最初沈殿池汚泥101の流量を制御する。そのため、通常の運転に比べてより多くの最初沈殿池汚泥101を最初沈殿池4から引き抜くことができる。これにより、最初沈殿池4における最初沈殿池汚泥101の存在量を低減して固液分離性能を確保し、簡易処理放流時の懸濁物質の放流負荷の低減、及び消毒効果の確保を図ることができる。
なお、本実施例では、標準活性汚泥法を導入している水処理装置2を想定したが、例えば嫌気好気活性汚泥法や循環式硝化脱窒法など、最初沈殿池及び最終沈殿池を備え、活性汚泥を用いた処理方式であれば、同様に適用可能である。
また、本実施例では、流量計12を最初沈殿池4の上流側に設置する構成としたがこれに限られるものではない。例えば、最初沈殿池4から好気槽(反応槽)5までの間に流量計12を設置する構成としても良い。
本実施例では、汚泥引抜量制御部17は最初沈殿池汚泥101の流量を制御したが、返送汚泥103の流量や余剰汚泥105の流量を制御しても良い。その際は、返送ポンプ10や余剰汚泥ポンプ11の回転数を制御する。また、汚泥引抜量制御部17が、最初沈殿池汚泥101の流量を制御すると共に、返送汚泥103の流量や余剰汚泥105の流量を制御する構成としても良い。
なお、本実施例では、汚泥引抜量制御部17は、未来の下水100の流量に比例するように最初沈殿池汚泥101の流量を制御したが、未来の下水100の流量増加が予測される際に、通常の運転よりも最初沈殿池汚泥101の流量が大きくなるような関数であれば良い。また、後段の図示しない汚泥処理への影響を考慮し、最初沈殿池汚泥101の流量上限値を設定しても良い。
次に、図1に示した水処理システム1の変形例について説明する。図4は、図1に示す水処理システム1の変形例の概略全体構成図である。上述の実施例1では、未来の下水100の流量予測値が流量基準値を超過した際に、最初沈殿池汚泥101の流量を通常よりも大きくなるように最初沈殿池汚泥ポンプ7の回転数を制御した。一方で、最初沈殿池汚泥101を含め、返送汚泥103や余剰汚泥105の非定常な運転は、生物処理や汚泥処理にも影響を及ぼすため、必要最低限にとどめた方が望ましい。そこで、図4に示すように実施例1の変形例である水処理システム1aでは、下水100の有機物濃度を計測するUV計18を流入水質推定部として設置し、例えば、ファーストフラッシュなど特に負荷が高い下水の流入が見込まれる場合にのみ、最初沈殿池4または最終沈殿池6からの汚泥引抜量を増加させるように制御する。
図4では、上述の実施例1と同様の構成要素に同一の符号を付し、以下では実施例1と重複する説明を省略する。図4に示すように、UV計18は、最初沈殿池4の上流側に設置され、下水100の水質を計測する。計測された下水100の水質は信号線を介して水処理制御装置3aへ出力される。流量計12は、最初沈殿池4へ流入する下水(被処理水)100の流量を計測する。計測された下水100の流量は、信号線を介して後述する水処理制御装置3aへ出力される。返送汚泥流量計19は、返送汚泥103の流路に設置され、返送汚泥103の流量を計測する。計測された返送汚泥103の流量は信号線を介して水処理制御装置3aへ出力される。
(水処理制御装置3aの構成)
図5は、図4に示す水処理制御装置3aの機能ブロック図である。図5に示すように、水処理制御装置3aは、降雨情報取得部14、流入下水量予測部15、汚泥引抜量制御部17a、通信I/F23、計測値取得部24、下水流量時間変化データベース25、降雨量−流入水量相関データベース26、入力I/F27、及び出力I/F28を備え、これらは相互に内部バス31を介して接続されている。また、入力I/F27は入力部29に接続され、入力部29を介して入力される下水100の負荷基準値等を取り込む。出力I/F28は表示部30に接続され、表示部30は画面上に例えば、各種設定値或いは処理区域内の降雨情報等必要に応じて所望の情報を画面上に表示する。なお、水処理制御装置3aは、図示しないが、好気槽(反応槽)5へ散気部8を介して供給される曝気風量を制御するため、ブロワ9を制制御する機能も有している。
下水流量時間変化データベース25は、過去の実績データを格納するものであり、例えば、1日単位では時間帯応じた下水流量、また、例えば1年単位では、季節ごとの下水流量の時間変化をそれぞれ対応付けて格納している。
また、降雨量−流入水量相関データベース26は、過去に雨量計13により計測された処理区域内の降雨量等の降雨情報と下水の流入水量とを対応付けて格納している。なお、雨量計13に代えて雨量レーダを用いても良い。
計測値取得部24は、最初沈殿池4の上流側に設置された流量計12及びUV計18により計測される下水100の流量計測値及び水質である汚濁物質の濃度の計測値を、通信I/F23及び内部バス31を介して取得する。また、計測値取得部24は返送汚泥103の流路に設置された返送汚泥流量計19により計測される返送汚泥103の流量計測値を、通信I/F23及び内部バス31を介して取得する。計測値取得部24は、取得された下水100の流量計測値に対し、例えば、ノイズ除去等の処理を施し内部バス31を介して流入下水量予測部15へ転送する。また、計測値取得部24は、取得された下水100の水質である汚濁物質の濃度の計測値に対し、例えば、ノイズ除去等の処理を施し内部バス31を介して流入下水量予測部15へ転送する。更に、計測値取得部24は、取得された返送汚泥103の流量計測値に対し、例えば、ノイズ除去等の処理を施し内部バス31を介して汚泥引抜量制御部17aへ転送する。
降雨情報取得部14は、雨量計13により計測された処理区域内の降雨量等の降雨情報を、通信I/F23及び内部バス31を介して取得する。そして、降雨情報取得部14は、取得した処理区域内の降雨量等の降雨情報を、流入下水量予測部15へ内部バス31を介して転送する。
流入下水量予測部15は、計測値取得部24から転送された下水100の流量計測値(計測された下水100の流量)、及び降雨情報取得部14から転送された処理区域内の降雨量等の降雨情報に基づき、未来の下水100の流量を予測する。流入下水量予測部15は、予測した未来の下水100の流量を汚泥引抜量制御部17aへ内部バス31を介して転送する。また、負荷、流量、及び水質は、負荷=流量×水質の関係にある。流入下水量予測部15は、計測値取得部24から転送された下水100の流量計測値(計測された下水100の流量)に、水質である汚濁物質の濃度の計測値を乗ずることで、下水100の汚濁物質の流入負荷を算出すると共に、未来の下水100の汚濁物質の濃度を予測する。更には、流入下水量予測部15は、未来の下水100の汚濁物質の流入負荷を予測する。流入下水量予測部15により予測された未来の下水100の汚濁物質の流入負荷は、内部バス31を介して汚泥引抜量制御部17aへ転送される。
汚泥引抜量制御部17aは、内部バス31を介して転送される流入下水量予測部15により予測した未来の下水100の流量及び未来の下水100の汚濁物質の流入負荷に基づき、返送汚泥103の流量を設定する。そして、汚泥引抜量制御部17aは、返送汚泥流量計19による計測値が設定値と等しくなるように、返送ポンプ10の回転数を決定し、返送ポンプ10の回転数指令を、内部バス31及び出力I/F28を介して返送ポンプ10へ出力することで、返送汚泥103の流量を制御する。
(水処理制御装置3aの動作)
次に、水処理制御装置3aの動作、すなわち返送汚泥103の流量制御方法について説明する。
図6は、図5に示す水処理制御装置3aによる返送汚泥の制御フロー図である。図6に示すように、ステップS201では、計画水量等を参考に下水100の負荷基準値(Lin_up)を、入力部29を介して設定する。
次に、ステップS202では、流入下水量予測部15は、流量計12による下水100の流量計測値(Qin(t))及びUV計18による下水100の汚濁物質の濃度の計測値(Cin(t))を、内部バス31を介して計測値取得部24から取得すると共に、処理区域内の降雨量などの降雨情報を、内部バス31を介して降雨情報取得部14から取得する。
ステップS203では、流入下水量予測部15は、取得した下水100の流量計測値(Qin(t))に、UV計18の汚濁物質の濃度の計測値である水質(Cin(t))を乗ずることで、下水100の汚濁物質の流入負荷(Lin(t))を算出する。
ステップS204では、流入下水量予測部15は、下水100の流入負荷(Lin(t))を、上述のステップS201にて設定された下水100の負荷基準値(Lin_up)と比較する。比較の結果、下水100の流入負荷(Lin(t))が下水100の負荷基準値(Lin_up)以上の場合にはステップS205へ進み、所定の雨天時処理(簡易処理放流)を実施した後ステップS202へ戻る。一方、比較の結果、下水100の流入負荷(Lin(t))が下水100の負荷基準値(Lin_up)未満の場合にはステップS206へ進む。
ステップS206では、流入下水量予測部15は、内部バス31を介して計測値取得部24から転送された下水100の流量計測値(Qin(t))、及び内部バス31を介して降雨情報取得部14から転送された処理区域内の降雨量等の降雨情報に基づき、未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))及び汚濁物質の濃度である水質(Cin(t+n・Δt))を予測する。
ステップS207では、流入下水量予測部15は、未来の下水100の汚濁物質の流入負荷(Lin(t+n・Δt))を予測する。具体的には、ステップS206で得られた未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))に、未来の下水100の汚濁物質の濃度である水質(Cin(t+n・Δt))を乗ずることで、未来の下水100の汚濁物質の流入負荷(Lin(t+n・Δt))を算出する。そして、得られた未来の下水100の汚濁物質の流入負荷(Lin(t+n・Δt))は、内部バス31を介して汚泥引抜量制御部17aへ転送される。
次にステップS208では、汚泥引抜量制御部17aは、内部バス31を介して流入下水量予測部15から転送される予測された未来の下水100の汚濁物質の流入負荷(Lin(t+n・Δt))を下水100の負荷基準値(Lin_up)と比較する。比較の結果、未来の下水100の汚濁物質の流入負荷(Lin(t+n・Δt))が下水100の負荷基準値(Lin_up)以下の場合にはステップS209へ進み、通常の処理を実施した後ステップS202へ戻る。一方、比較の結果、未来の下水100の汚濁物質の流入負荷(Lin(t+n・Δt))が下水100の負荷基準値(Lin_up)を超過する場合にはステップS210へ進む。
ステップS210では、汚泥引抜量制御部17aは、以下の式(2)を用いて、未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))に比例して返送汚泥103の流量(Q(t+Δt))を設定する。
Figure 2019051497
次に、ステップS211では、汚泥引抜量制御部17aは、返送汚泥流量計19による計測値が設定値(Q(t+Δt))と等しくなるように、返送ポンプ10の回転数を決定し、返送ポンプ10の回転数指令を、内部バス31及び出力I/F28を介して返送ポンプ10へ出力し、ステップS202へ戻る。
一般的に返送汚泥103の流量は一定値運転か、下水100の流量計測値に比例する。これに対し、実施例1の変形例に係る水処理制御装置3aでは、現在の流量より多い未来の下水100の流量に応じて、返送汚泥103の流量を制御する。そのため、通常の運転に比べてより多くの返送汚泥103を最終沈殿池6から好気槽(反応槽)5に移送することができる。これにより、一時的ではあるが、最終沈殿池6における活性汚泥の存在量を低減すると共に、好気槽(反応槽)5、特に上流側の好気槽(反応槽)5での活性汚泥濃度を高めることができる。これにより、処理水104への活性汚泥の流出リスクを低減すると共に、生物処理能力を高めることができる。
また、特に負荷の高い下水の流入が見込まれる場合にのみ、最初沈殿池4及び/又は最終沈殿池6からの汚泥引抜量を増加するように制御でき、生物処理や汚泥処理への影響を最低限にとどめることができる。
なお、実施例1の変形例では、流入水質推定部としてUV計18を用いたが、例えばCOD計など有機物濃度を推定・計測できるものであれば良い。また、晴天時や雨天時の下水100の水質変動を格納したデータベースを活用しても良い。また、実施例1の変形例では、汚濁物質として有機物としたが、窒素やリンなどでも翼、例えば流入水質推定部としてアンモニア計を用いても良い。
なお、実施例1の変形例に係る水処理制御装置3aでは、汚泥引抜量制御部17aは、未来の下水100の流量に比例するように返送汚泥103の流量を制御したが、未来の下水100の流量増加が予測される際に、通常の運転よりも返送汚泥103の流量が大きくなるような関数であれば良い。また、実施例1の変形例に係る水処理制御装置3aでは、式(2)に基づき返送汚泥103の流量を制御したが、好気槽(反応槽)5の活性汚泥濃度の適正範囲を設定し、最初沈殿池流出水102と返送汚泥103との混合後の活性汚泥濃度が設定した適正範囲内となるように、最初沈殿池流出水102の流量と、返送汚泥103の活性汚泥濃度とから返送汚泥103の流量の上下限を設定しても良い。
以上のとおり本実施例によれば、下水(被処理水)の流入流量が急激に増加するような場合であっても、生物処理量を最大限確保しつつ、放流汚濁負荷を低減し得る水処理制御装置及び水処理システムを提供することが可能となる。
また、本実施例よれば、降雨情報などを用いて下水(被処理水)の流入量の増加を予測し、先行して沈殿池からの汚泥引抜量を制御することで、通常の運転に比べてより多くの最初沈殿池汚泥を最初沈殿池から引き抜くことができる。これにより、最初沈殿池における最初沈殿池汚泥の存在量を低減して固液分離性能を確保し、簡易処理放流時の懸濁物質の放流負荷の低減、及び消毒効果の確保を図ることができる。
また、本実施例によれば、降雨情報などを用いて下水(被処理水)の流入量の増加を予測し、先行して返送汚泥の流量を制御することで、通常の運転に比べてより多くの返送汚泥を最終沈殿池から好気槽(反応槽)に移送することができる。これにより、一時的ではあるが、最終沈殿池における活性汚泥の存在量を低減すると共に、好気槽(反応槽)、特に上流側の好気槽(反応槽)での活性汚泥濃度を高めることができる。これにより、処理水への活性汚泥の流出リスクを低減すると共に、生物処理能力を高めることができる。
図7は、本発明の他の実施例に係る実施例2の水処理システムの概略全体構成図であり、図8は、図7に示す水処理制御装置の機能ブロック図である。上述の実施例1では、水処理制御装置3が、降雨情報に基づき、未来の下水100の流量を予測し、最初沈殿池汚泥101、及び/又は返送汚泥103、余剰汚泥105の流量を制御する構成とした。これに対し本実施例では、実施例1の構成に加え、好気槽(反応槽)5内及び返送汚泥103(余剰汚泥105)の活性汚泥濃度の計測値に基づき最終沈殿池6からの汚泥引抜流量を制御し、雨天時による流入量増加に先行して最終沈殿池6における活性汚泥の存在量を確実に低減させる構成とした点が実施例1と異なる。実施例1と同様の構成要素に同一符号を付し、以下では一部実施例1と重複する説明を省略する。
図7に示すように、本実施例に係る水処理制御装置3bは、余剰汚泥ポンプ11の回転数を制御することにより、余剰汚泥105の流量を制御する。
MLSS計20は、MLSS計測部として好気槽(反応槽)5内の下流側、換言すれば、最終段の好気槽(反応槽)5内に設置され、好気槽(反応槽)5内の活性汚泥濃度を計測する。計測された好気槽(反応槽)5内の活性汚泥濃度は、信号線を介して後述する水処理制御装置3bへ出力される。返送汚泥濃度計21は、引抜汚泥濃度推定部として最終沈殿池6から好気槽(反応槽)5までの流路に設置され、返送汚泥103の活性汚泥濃度を計測する。計測された返送汚泥103の活性汚泥濃度は、信号線を介して水処理制御装置3bへ出力される。なお、余剰汚泥105の活性汚泥濃度は、返送汚泥103の活性汚泥濃度と同等とする。すなわち、返送汚泥103と余剰汚泥105とでは、活性汚泥濃度は等しく流量のみが異なる。
余剰汚泥流量計22は、余剰汚泥105の流路に設置され、余剰汚泥105の流量を計測する。計測された余剰汚泥105の流量は、信号線を介して水処理制御装置3bへ出力される。
(水処理制御装置3bの構成)
図8に示すように、水処理制御装置3bは、降雨情報取得部14、流入下水量予測部15、汚泥引抜量制御部17a、通信I/F23、計測値取得部24、下水流量時間変化データベース25、降雨量−流入水量相関データベース26、入力I/F27、及び出力I/F28を備え、これらは相互に内部バス31を介して接続されている。また、入力I/F27は入力部29に接続され、入力部29を介して入力される下水100の流量基準値等を取り込む。出力I/F28は表示部30に接続され、表示部30は画面上に例えば、各種設定値或いは処理区域内の降雨情報等必要に応じて所望の情報を画面上に表示する。なお、水処理制御装置3bは、図示しないが、好気槽(反応槽)5へ散気部8を介して供給される曝気風量を制御するため、ブロワ9を制制御する機能も有している。
下水流量時間変化データベース25は、過去の実績データを格納するものであり、例えば、1日単位では時間帯応じた下水流量、また、例えば1年単位では、季節ごとの下水流量の時間変化をそれぞれ対応付けて格納している。
また、降雨量−流入水量相関データベース26は、過去に雨量計13により計測された処理区域内の降雨量等の降雨情報と下水の流入水量とを対応付けて格納している。なお、雨量計13に代えて雨量レーダを用いても良い。
計測値取得部24は、最初沈殿池4の上流側に設置された流量計12により計測される下水100の流量計測値を、通信I/F23及び内部バス31を介して取得する。また、計測値取得部24は、最終段の好気槽(反応槽)5内に設置されたMLSS計20により計測される好気槽(反応槽)5内の活性汚泥濃度を、通信I/F23及び内部バス31を介して取得する。更に、計測値取得部24は、返送汚泥103の流路に設置された返送汚泥流量計19及び返送汚泥濃度計21により計測される返送汚泥103の流量計測値及び活性汚泥濃度を、通信I/F23及び内部バス31を介して取得する。また、計測値取得部24は、余剰汚泥105の流路に設置された余剰汚泥流量計22により計測される余剰汚泥105の流量計測値を、通信I/F23及び内部バス31を介して取得する。
計測値取得部24は、取得された下水100の流量計測値、に対し、例えば、ノイズ除去等の処理を施し内部バス31を介して流入下水量予測部15へ転送する。また、計測値取得部24は、取得された好気槽(反応槽)5内の活性汚泥濃度、返送汚泥103の流量計測値、返送汚泥103の活性汚泥濃度、及び余剰汚泥105の流量計測値に対し、例えば、ノイズ除去等の処理を施し内部バス31を介して汚泥引抜量制御部17bへ転送する。
降雨情報取得部14は、雨量計13により計測された処理区域内の降雨量等の降雨情報を、通信I/F23及び内部バス31を介して取得する。そして、降雨情報取得部14は、取得した処理区域内の降雨量等の降雨情報を、流入下水量予測部15へ内部バス31を介して転送する。
流入下水量予測部15は、計測値取得部24から転送された下水100の流量計測値(計測された下水100の流量)、及び降雨情報取得部14から転送された処理区域内の降雨量等の降雨情報に基づき、未来の下水100の流量を予測する。流入下水量予測部15は、予測した未来の下水100の流量を汚泥引抜量制御部17aへ内部バス31を介して転送する。
汚泥引抜量制御部17bは、計測値取得部24から転送された好気槽(反応槽)5内の活性汚泥濃度及び返送汚泥103の活性汚泥濃度と、内部バス31を介して転送される流入下水量予測部15により予測した未来の下水100の流量とに基づき、余剰汚泥105の流量を設定する。そして、汚泥引抜量制御部17bは、余剰汚泥流量計22による計測値が設定値と等しくなるように、余剰汚泥ポンプ11の回転数を決定し、余剰汚泥ポンプ11の回転数指令を、内部バス31及び出力I/F28を介して余剰汚泥ポンプ11へ出力することで、余剰汚泥105の流量を制御する。
(水処理制御装置3bの動作)
次に、水処理制御装置3bの動作、すなわち余剰汚泥105の流量制御方法について説明する。
図9は、図8に示す水処理制御装置3bによる余剰汚泥の流量制御フロー図である。図9に示すようにステップS301では、計画水量等を参考に下水100の流量基準値(Qin_up)を、入力部29を介して設定する。
次に、ステップS302では、流入下水量予測部15は、流量計12による下水100の流量計測値(Qin(t))及びMLSS計20による好気槽(反応槽)5内の活性汚泥濃度(X(t))並びに返送汚泥濃度計21による返送汚泥103(余剰汚泥105)の活性汚泥濃度(Xr(t))を、内部バス31を介して計測値取得部24から取得すると共に、処理区域内の降雨量などの降雨情報を、内部バス31を介して降雨情報取得部14から取得する。
ステップS303では、流入下水量予測部15は、下水100の流量計測値(Qin(t))を、上述のステップS301にて設定された下水100の流量基準値(Qin_up)と比較する。比較の結果、下水100の流量計測値(Qin(t))が下水100の流量基準値(Qin_up)以上の場合にはステップS304へ進み、所定の雨天時処理(簡易処理放流)を実施した後ステップS302へ戻る。一方、比較の結果、下水100の流量計測値(Qin(t))が下水100の流量基準値(Qin_up)未満の場合にはステップS305へ進む。
ステップS305では、流入下水量予測部15は、内部バス31を介して計測値取得部24から転送された下水100の流量計測値(Qin(t))、及び内部バス31を介して降雨情報取得部14から転送された処理区域内の降雨量等の降雨情報に基づき、未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))を予測する。
次にステップS306では、汚泥引抜量制御部17bは、内部バス31を介して流入下水量予測部15から転送される予測された未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))を下水100の流量基準値(Qin_up)と比較する。比較の結果、予測された未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))が下水100の流量基準値(Qin_up)以下の場合にはステップS307へ進み、通常の処理を実施した後ステップS302へ戻る。一方、比較の結果、予測された未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))が下水100の流量基準値(Qin_up)を超過する場合にはステップS308へ進む。
ステップS308では、汚泥引抜量制御部17bは、未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))、及びMLSS計20による好気槽(反応槽)5内の活性汚泥濃度(X(t))並びに返送汚泥濃度計21による返送汚泥103(余剰汚泥105)の活性汚泥濃度(Xr(t))に基づき、余剰汚泥105の流量(Qe(t+Δt))を設定する。例えば、未来の最終沈殿池6への活性汚泥流入量は、未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))とMLSS計20による好気槽(反応槽)5内の活性汚泥濃度(X(t))との積で表される。この未来の最終沈殿池6への活性汚泥流入量と、最終沈殿池6からの汚泥引抜量とが等しくなるとした場合、以下の式(3)の関係が成り立つ。
Figure 2019051497
式(3)から余剰汚泥105の流量(Qe(t+Δt))を導出すると式(4)の関係が成り立つ。
Figure 2019051497
また、返送汚泥103の流量予測値(Qr(t+n・Δt))は、未来の下水100の流量(Qin(t+n・Δt))に比例することから以下の式(5)が成り立つ。
Figure 2019051497
よって、汚泥引抜量制御部17bは、式(4)及び式(5)を用いて、未来の最終沈殿池6への活性汚泥流入量と、最終沈殿池6からの汚泥引抜量とが等しくなるよう余剰汚泥105の流量(Qe(t+Δt))を算出する。
次に、ステップS309では、汚泥引抜量制御部17bは、余剰汚泥流量計22による計測値が設定値(Qe(t+Δt))と等しくなるように、余剰汚泥ポンプ11の回転数を決定し、余剰汚泥ポンプ11の回転数指令を、内部バス31及び出力I/F28を介して余剰汚泥ポンプ11へ出力し、ステップS302へ戻る。
一般的に余剰汚泥105は一定間隔で、一定量引き抜かれることが多い。これに対し、本実施例では、MLSS計20及び返送汚泥濃度計21の設置により、雨天時の下水100の流量増加時における最終沈殿池6への活性汚泥の流入量よりも多くの活性汚泥を最終沈殿池6から引き抜くことができる。これにより、処理水104への活性汚泥の流出リスクを確実に低減できる。
なお、本実施例では、返送汚泥濃度計21を設置したが、例えば、好気槽(反応槽)5への流入下水量と、返送汚泥103の流量と、好気槽(反応槽)5の活性汚泥濃度とから返送汚泥103の活性汚泥濃度を推定する構成としても良い。
なお、本実施例では、式(4)に基づき余剰汚泥105の流量を制御したが、必要以上の余剰汚泥105の引き抜は、水処理装置2bにおける活性汚泥の存在量の低減、生物処理能力の著しい低下につながる恐れがある。そこで、余剰汚泥105の引抜量の上限を設定し、その設定値に基づき余剰汚泥105の流量を制御する構成としても良い。
以上の通り本実施例によれば、実施例1の効果に加え、雨天時の下水の流量増加時における最終沈殿池への活性汚泥の流入量よりも多くの活性汚泥を最終沈殿池から引き抜くことがで、処理水への活性汚泥の流出リスクを確実に低減することが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。
1,1a,1b…水処理システム
2,2a,2b…水処理装置
3,3a,3b…水処理制御装置
4…最初沈殿池
5…好気槽(反応槽)
6…最終沈殿池
7…最初沈殿池汚泥ポンプ
8…散気部
9…ブロワ
10…返送ポンプ
11…余剰汚泥ポンプ
12…流量計
13…雨量計
14…降雨情報取得部
15…流入下水量予測部
16…最初沈殿池汚泥流量計
17,17a,17b…汚泥引抜量制御部
18…UV計
19…返送汚泥流量計
20…MLSS計
21…返送汚泥濃度計
22…余剰汚泥流量計
23…通信I/F
24…計測値取得部
25…下水流量時間変化データベース
26…降雨量−流入水量相関データベース
27…入力I/F
28…出力I/F
29…入力部
30…表示部
31…内部バス
100…下水
101…最初沈殿池汚泥
102…最初沈殿池流出水
103…返送汚泥
104…処理水
105…余剰汚泥
106…沈降分離した活性汚泥

Claims (11)

  1. 少なくとも、被処理水である下水に含まれる固形分を沈降分離するする最初沈殿池と、前記最初沈殿池より流出する流出水の一部若しくは全てを活性汚泥により処理する反応槽と、前記反応槽より流出する流出水を活性汚泥と処理水とに沈降分離する最終沈殿池と、を有する水処理装置を制御する水処理制御装置であって、
    降雨情報を取得する降雨情報取得部と、
    前記降雨情報に基づき前記下水の流入量を予測する流入下水量予測部と、
    前記流入下水量予測部の予測値に基づき、前記最初沈殿池からの汚泥引抜量及び/又は前記最終沈殿池からの汚泥引抜量を制御する汚泥引抜量制御部と、を備えることを特徴とする水処理制御装置。
  2. 請求項1に記載の水処理制御装置において、
    前記最終沈殿池からの引抜汚泥は、余剰汚泥及び/又は前記最終沈殿池から前記反応槽へ返送される返送汚泥であることを特徴とする水処理制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の水処理制御装置において、
    前記流入下水量予測部は、前記降雨情報に基づき予測された下水の流入量に、流入する下水の水質を推定する流入水質推定部による水質の推定値を乗じて、下水に含まれる固形分の流入負荷を算出し、
    前記汚泥引抜量制御部は、前記流入下水量予測部により算出された流入負荷が所定の基準値を超過する場合、前記予測された下水の流入量に基づき前記最終沈殿池からの汚泥引抜量を制御することを特徴とする水処理制御装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の水処理制御装置において、
    前記汚泥引抜量制御部は、前記反応槽に設置されるMLSS計測部により計測される活性汚泥濃度及び前記降雨情報に基づき予測された下水の流入量に基づき、前記最終沈殿池からの汚泥引抜量を制御することを特徴とする水処理制御装置。
  5. 請求項4に記載の水処理制御装置において、
    前記汚泥引抜量制御部は、
    前記MLSS計測部により計測される活性汚泥濃度及び前記降雨情報に基づき予測された下水の流入量に基づき、前記最終沈殿池への活性汚泥の流入量の予測値を求め、
    汚泥濃度計により計測される前記最終沈殿池からの引抜汚泥における活性汚泥濃度及び前記最終沈殿池への活性汚泥の流入量の予測値に基づき、前記最終沈殿池からの引抜汚泥量を制御することを特徴とする水処理制御装置。
  6. 請求項1又は請求項2に記載の水処理制御装置において、
    前記汚泥引抜量制御部は、前記流入下水量予測部により予測された下水の流入量が所定の基準値を超過する場合、前記予測された下水の流入量に基づき前記最初沈殿池からの汚泥引抜量及び/又は前記最終沈殿池からの汚泥引抜量を制御することを特徴とする水処理制御装置。
  7. 少なくとも、被処理水である下水に含まれる固形分を沈降分離するする最初沈殿池と、前記最初沈殿池より流出する流出水の一部若しくは全てを活性汚泥により処理する反応槽と、前記反応槽より流出する流出水を活性汚泥と処理水とに沈降分離する最終沈殿池を有する水処理装置と、
    降雨情報を取得する降雨情報取得部と、前記降雨情報に基づき前記下水の流入量を予測する流入下水量予測部と、前記流入下水量予測部の予測値に基づき前記最初沈殿池からの汚泥引抜量及び/又は前記最終沈殿池からの汚泥引抜量を制御する汚泥引抜量制御部を有する水処理制御装置と、を備えることを特徴とする水処理システム。
  8. 請求項7に記載の水処理システムにおいて、
    前記水処理装置は、流入する下水の水質を推定する流入水質推定部を備え、
    前記流入下水量予測部は、前記降雨情報に基づき予測された下水の流入量に前記流入水質推定部による水質の推定値を乗じて、下水に含まれる固形分の流入負荷を算出し、
    前記汚泥引抜量制御部は、前記流入下水量予測部により算出された流入負荷が所定の基準値を超過する場合、前記予測された下水の流入量に基づき前記最終沈殿池からの汚泥引抜量を制御することを特徴とする水処理システム。
  9. 請求項7に記載の水処理システムにおいて、
    前記水処理装置は、前記反応槽に設置されるMLSS計測部を備え、
    前記汚泥引抜量制御部は、前記MLSS計測部により計測される活性汚泥濃度及び前記降雨情報に基づき予測された下水の流入量に基づき、前記最終沈殿池からの汚泥引抜量を制御することを特徴とする水処理システム。
  10. 請求項9に記載の水処理システムにおいて、
    前記水処理装置は、前記最終沈殿池からの引抜汚泥における活性汚泥濃度を計測する汚泥濃度計を備え、
    前記汚泥引抜量制御部は、
    前記MLSS計測部により計測される活性汚泥濃度及び前記降雨情報に基づき予測された下水の流入量に基づき、前記最終沈殿池への活性汚泥の流入量の予測値を求め、
    前記汚泥濃度計により計測された活性汚泥濃度及び前記最終沈殿池への活性汚泥の流入量の予測値に基づき、前記最終沈殿池からの引抜汚泥量を制御することを特徴とする水処理システム。
  11. 請求項7に記載の水処理システムにおいて、
    前記汚泥引抜量制御部は、前記流入下水量予測部により予測された下水の流入量が所定の基準値を超過する場合、前記予測された下水の流入量に基づき前記最初沈殿池からの汚泥引抜量及び/又は前記最終沈殿池からの汚泥引抜量を制御することを特徴とする水処理システム。
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