JP2019049787A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】情報を読み出すための時間を短縮して装置全体としてのパフォーマンスを向上させる。【解決手段】第1制御部は、第1記憶部に情報を記憶させるときに、第2記憶部に同一の情報を記憶させることによりミラーリングを行う書き込み処理を実行し、第1制御部による情報を読み出すタスクと第2制御部による情報を読み出すタスクのいずれか一方のタスクが発生したとき、他方のタスクが発生していない場合は、第1制御部及び第2制御部は第1記憶部から情報を読み出し、第1制御部による情報を読み出すタスクと第2制御部による情報を読み出すタスクのいずれか一方のタスクの実行中に他方のタスクが発生した場合は、第1制御部及び第2制御部のいずれか一方は第1記憶部から情報を読み出し、他方は第2記憶部から情報を読み出す。【選択図】図6

Description

本発明は、ミラーリングの技術を採用する情報処理装置に関する。
従来から、データを格納する記憶装置として、例えばハードディスクなどの磁気ディスクを備える情報処理装置には、記憶装置の障害の対策として、ミラーリングの技術を採用するものがある。ミラーリングとは、複数の記憶装置に同一のデータを格納することである。
引用文献1では、ミラード構成のディスク装置を備え、2つ以上の読み込み要求が連続し、かつ2台のディスクが正常である場合には、各ディスクのヘッド位置を考慮してヘッドの位置が近いどちらか一方のディスク装置に対して読み込み要求を発行する装置が開示されている。
引用文献2では、ミラーリングシステムを構成する一の記憶装置に設けられた第1記憶領域及び他の記憶装置に設けられた第2記憶領域のアクセススピードを取得し、アクセススピードが高い記憶装置を選択してデータを読み出すMFP(Multi Function Printer:複合機)コントローラが開示されている。
特開平5−165579号公報 特開2010−26961号公報
ここで、ミラーリングの技術を採用し、且つ、記憶装置に格納された情報を読み出し可能な複数のハードウェアを備える情報処理装置では、情報を読み出すための時間を短縮して装置全体としてのパフォーマンスを向上させることが望まれている。
しかしながら、特許文献1や特許文献2に開示された技術では、複数のハードウェアで、記憶装置に格納された情報を読み出すタスクが同時に発生する場合、複数のハードウェアが同時に同一の記憶装置にアクセスする可能性がある。この場合、各ハードウェアと記憶装置とを接続するバスでのアクセスの衝突が発生する。また、いずれかのハードウェアが情報を読み出した後で、他のハードウェアが情報を読み出したり、両ハードウェアによる情報の読み出しを並列的に行ったりする制御が必要となる。このため、情報を読み出すための時間を短縮して装置全体としてのパフォーマンスを向上させることが困難であった。
本発明は、上記の状況に鑑みてなされたものであり、情報を読み出すための時間を短縮して装置全体としてのパフォーマンスを向上させることを目的とする。
上記課題を解決し、本発明の目的を達成するため、本発明の情報処理装置は、情報を記憶する第1記憶部と、情報を記憶する第2記憶部と、第1記憶部及び第2記憶部に記憶された情報を読み出し可能な第1制御部と、第1記憶部及び第2記憶部に記憶された情報を読み出し可能な第2制御部と、を備える。第1制御部は、第1記憶部に情報を記憶させるときに、第2記憶部に同一の情報を記憶させることによりミラーリングを行う書き込み処理を実行し、第1制御部による情報を読み出すタスクと第2制御部による情報を読み出すタスクのいずれか一方のタスクが発生したとき、他方のタスクが発生していない場合は、第1制御部又は第2制御部は第1記憶部から情報を読み出し、第1制御部による情報を読み出すタスクと第2制御部による情報を読み出すタスクのいずれか一方のタスクの実行中に他方のタスクが発生した場合は、タスクを実行中の第1制御部及び第2制御部のいずれか一方は第1記憶部から情報を読み出し、他方は第2記憶部から情報を読み出す。
本発明によれば、情報を読み出すための時間を短縮して装置全体としてのパフォーマンスを向上させることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施形態に係るミラーリング構成の記憶装置を備えた画像形成装置の概要を示す図である。 図1の画像形成装置の構成例を示すブロック図である。 図1の画像形成装置の要部を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るデータ管理テーブルを示す図である。 本発明の実施形態に係るタスク開始コマンド受信時処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るタスク開始処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、実施形態)を詳細に説明する。
[画像形成装置の概要]
まず、本発明を採用した情報処理装置としての画像形成装置の概要を図1乃至図3を用いて説明する。
図1は、ミラーリング構成の記憶装置を備えた画像形成装置1の概要を示す図である。図2は、画像形成装置1の構成例を示すブロック図である。また、図3は、画像形成装置1の要部を説明するための図である。
画像形成装置1は、図1に示すように第1画像読取部19と、画像形成部18を備える。第1画像読取部19は、ユーザーにより原稿台にセットされた原稿の画像を読み取る。
画像形成部18は、第1画像読取部19が原稿を読み取って生成したスキャン画像データや、図示しないユーザー端末等のネットワーク上の外部装置から受信した原稿のデータに基づいて、トナー等の色材を用いて用紙上に画像を形成する。
また、画像形成装置1は、画像形成部18より下流の用紙の搬送経路上に、画像が形成された用紙の用紙面を読み取る第2画像読取部22を備えている。画像形成装置1は、第2画像読取部22が用紙面を読み取ることで生成したスキャン画像データに基づいて、色ずれ等の異常を検出する検査を実施する。
画像形成装置1は、図2に示すように、第1制御部11、第1記憶部12、第2記憶部13、操作部14、表示部15、通信部16、画像処理部17、画像形成部18、第1画像読取部19、画像検査部20、第2制御部21及び第2画像読取部22を備えて構成されている。これらは、互いに内部バスで接続されている。
第1制御部11は、第1記憶部12に記憶されているプログラムを読み出し、当該プログラムを実行することにより画像形成装置1の各部を制御する。第1制御部11は、図3に示すように、CPU(Central Processing Unit)30、RAM(Random Access Memory)31、サウスブリッジ部33、DMA(Direct Memory Access)コントローラ(図示省略)等により構成されている。また、CPU30は、コア部32を備える。コア部32は、例えば画像処理部17と接続されている。
サウスブリッジ部33は、CPU30と各種周辺装置とを接続するためのチップセットである。サウスブリッジ部33には、例えば画像検査部20、第2制御部21、第1記憶部12や第2記憶部13が接続されている。
RAM31には、第1記憶部アクセスフラグ格納領域が設けられている。第1記憶部アクセスフラグは、第2制御部21が第1記憶部12にアクセスするタスクを実行しているか否かを示すフラグである。第1記憶部アクセスフラグ格納領域に「1」が格納されている場合は、第2制御部21が第1記憶部12にアクセスするタスクを実行していることを示し、「0」が格納されている場合は、第2制御部21が第1記憶部12にアクセスするタスクを実行していないことを示す。
第1制御部11は、第1画像読取部19が読み取って生成したスキャン画像データを、RAM31、第1記憶部12及び第2記憶部13に記憶させる。また、第1制御部11は、スキャン画像データを画像処理部17により画像処理させて、画像処理後の画像データに基づいて、画像形成部18により用紙上に画像を形成させる。
第1記憶部12は、書き換え可能なハードディスクなどの磁気ディスクからなる大容量メモリーにより構成されている。第1記憶部12は、第1制御部11により読み取り可能なプログラム、プログラムの実行時に用いられるデータ等を記憶している。
第2記憶部13は、第1記憶部12と同様に、書き換え可能なハードディスクなどの磁気ディスクからなる大容量メモリーで構成されている。
操作部14及び表示部15は、図1に示すように画像形成装置1の上部にユーザーインターフェイスとして設けられている。
操作部14は、ユーザーの操作に応じた操作信号を生成し、第1制御部11に出力する。操作部14としては、例えばキー、表示部15と一体に構成されたタッチパネル等が挙げられる。
表示部15は、第1制御部11の指示にしたがって操作画面等を表示する。表示部15としては、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro Luminescence Display)等を用いることができる。
通信部16は、ユーザー端末、サーバー、他の画像形成装置等のネットワーク上の外部装置と通信する。例えば、通信部16は、ユーザー端末からネットワークを介してページ記述言語(PDL:Page Description Language)で記述された原稿のデータを受信する。
画像処理部17は、ASIC(application specific integrated circuit)などの集積回路によって構成されている。画像処理部17は、ページ記述言語で記述された原稿のデータに基づいて、画素ごとに階調値を有するビットマップ形式の画像データを、C(シアン)、M(マジェンタ)、Y(イエロー)及びK(黒)の色ごとに生成する。また、画像処理部17は、第1画像読取部19が読み取った原稿のスキャン画像データに基づいて、C(シアン)、M(マジェンタ)、Y(イエロー)及びK(黒)の色ごとのビットマップ形式の画像データを生成する。階調値は、画像の濃淡を表すデータ値であり、例えば8bitのデータ値は0〜255階調の濃淡を表す。
また、画像処理部17は、生成した画像データに必要な画像処理、例えば階調処理、中間調処理を施す。
階調処理は、各画素の階調値を、用紙上に形成された画像の濃度特性が目標の濃度特性と一致するように補正された階調値に変換する処理である。また、中間調処理は、例えば誤差拡散処理、組織的ディザ法を用いたスクリーン処理等である。
画像形成部18は、画像処理部17により生成された画像データの各画素の階調値に応じて、複数の色からなる画像を用紙上に形成する。
画像形成部18は、図1に示すように、4つの書込みユニット181、中間転写ベルト182、2次転写ローラー183、定着装置184、給紙トレイ185及び反転機構186を備えている。各書込みユニット181は、中間転写ベルト182のベルト面に沿って直列に配置されている。中間転写ベルト182は、複数のローラーにより巻き回されて回転する。複数のローラーの1つは2次転写ローラー183を構成している。2次転写ローラー183及び定着装置184は、給紙トレイ185から搬送される用紙の搬送経路上に配置されている。給紙トレイ185は、用紙を収容している。
4つの書込みユニット181は、それぞれC、M、Y及びKの色の画像を形成する。各書込みユニット181の構成は同じであり、露光部18a、感光体18b、現像部18c、帯電部18d及びクリーニング部18eを備えている。
各書込みユニット181は、帯電部18dにより感光体18bに電圧を印加して帯電させた後、各色C、M、Y及びKに対応する画像データの各画素の階調値に応じて露光部18aによりレーザービームを照射し、感光体18bを露光する。各書込みユニット181が現像部18cによりトナー等の色材を供給して、感光体18b上に形成された静電潜像を現像すると、各書込みユニット181の感光体18b上に各色の画像が形成される。
各感光体18b上の画像は中間転写ベルト182上に順次重ねて転写され、中間転写ベルト182上には複数の色からなる画像が形成される。画像の転写後、各書込みユニット181は、転写後に感光体18b上に残留する色材をクリーニング部18eにより除去する。
給紙トレイ185により用紙を給紙し、2次転写ローラー183によって中間転写ベルト182上の複数の色からなる画像を用紙上に転写すると、定着装置184により当該用紙を加熱及び加圧して、画像を用紙に定着させる。用紙の両面に画像を形成する場合は、反転機構186により用紙面を反転させて再度2次転写ローラー183へ用紙を搬送する。
第2画像読取部22は、図1に示すように用紙の搬送経路上に配置されるラインセンサー、エリアセンサー等である。第2画像読取部22は、画像形成部18により画像が形成された用紙面を読み取って、ビットマップ形式のスキャン画像データを生成する。
画像検査部20は、ASICなどの集積回路によって構成されている。画像検査部20は、第2画像読取部22により生成されたスキャン画像データに各種画像処理を施す。なお、第1制御部11は、画像検査部20によって各種画像処理が施されたスキャン画像データを、第1記憶部12及び第2記憶部13に記憶させる。
第2制御部21は、図3に示すように、GPU(Graphic Processing Unit)40と、DMAコントローラ41を有する。DMAコントローラ41は、あらかじめ決められた動作を行うモジュールで第1記憶部12及び第2記憶部13からデータを読み出す。
第2制御部21のGPU40は、第1記憶部12及び第2記憶部13に第2画像読取部22が生成したスキャン画像データ(以下の説明において、「出力スキャン画像データ」と称する場合がある)が記憶されると、画像検査処理を実行する。画像検査処理において、GPU40は、第1記憶部12又は第2記憶部13から出力スキャン画像データを読み出す。また、GPU40は、読み出した出力スキャン画像データに対応する第1画像読取部19が生成したスキャン画像データ(以下の説明において、「原稿スキャン画像データ」と称する場合がある)を、第1記憶部12又は第2記憶部13から読み出す。そして、GPU40は、読み出した出力スキャン画像データと原稿スキャン画像データとを比較することにより、出力スキャン画像データ中の異常を検出する。画像検査処理により検出できる異常の種類には、画像の欠陥、色ずれ及び位置ずれがあり、画像検査処理では、これらの種類のうちの少なくとも1種類の異常を検出する。
欠陥の検出時、第2制御部21のGPU40は、スキャン画像中のスジ、しわ、汚れ、画像の誤り、消失等の欠陥を検出する。例えば、GPU40は、出力スキャン画像データと原稿スキャン画像データの特徴点を決定し、当該特徴点の特徴量を算出して判別分析法により類似するか否かを判別し、類似しないと判別された特徴点を欠陥が生じた画像領域として検出する。
色ずれの検出時、第2制御部21のGPU40は、階調値が異なる画像領域を色ずれが生じた画像領域として検出する。GPU40は、原稿スキャン画像データの階調値を基準値として、出力スキャン画像データの階調値と基準値との差を色ずれ量として算出する
位置ずれの検出時、第2制御部21のGPU40は、位置が異なる画像領域を位置ずれが生じた画像領域として検出する。GPU40は、出力スキャン画像データと原稿スキャン画像データの位置ずれ検出用の画像の位置、例えば用紙の端部から所定の画像までの距離等を比較し、位置が異なる画像領域を位置ずれが生じた画像領域として検出する。
[ミラーリング構成]
次に、画像形成装置1におけるミラーリング構成について説明する。上述のとおり、第1制御部11は、データ、例えば第1画像読取部19が生成した原稿スキャン画像データ、及び、第2画像読取部22が生成した出力スキャン画像データ、を第1記憶部12及び第2記憶部13に記憶させる。具体的には、第1制御部11は、第1記憶部12にデータを記憶させる際に、同一のデータを、同時(リアルタイム)に、第2記憶部13にも記憶させることによりミラーリングを行う書き込み処理を実行する。すなわち、画像形成装置1は、ミラーリング(RAID1:Redundant Arrays of Inexpensive Disks 1)の技術を採用している。これによって、画像形成装置1は、第1記憶部12をマスター領域とし、第2記憶部13をミラーリング領域とするミラーリング構成を備えている。
なお、本実施形態では、第2記憶部13を第1記憶部12のバックアップとして機能させるため、原則的には、第1記憶部12にデータを記憶させる際には、同一のデータが、同時に、第2記憶部13にも記憶される。しかしこれに代えて、第1記憶部12に所定のデータを記憶させる際にのみ、同一のデータを、同時に、第2記憶部13にも記憶させるようにしてもよい。
図4は、本実施形態に係るデータ管理テーブルT1を示す図である。
データ管理テーブルT1は、第1記憶部12に記憶されている。第1制御部11は、第1記憶部12にデータを記憶させる際に、データ管理テーブルT1に記憶させるデータについての情報を追加する。
データ管理テーブルT1は、ID、ファイル名、ミラーリングフラグ、第1記憶部アドレス、第2記憶部アドレスの各フィールドを有している。IDフィールドには、データ生成時にデータに付される固有のID(例えば「1」、「2」)が格納される。ファイル名フィールドには、データ生成時にデータに付される名称が格納される。
ミラーリングフラグは、第1制御部11が、第1記憶部12に記憶させるデータと、同一のデータを、第2記憶部13に記憶させる場合には「1」が格納され、記憶させない場合には「0」が格納される。すなわち、ミラーリングフラグが「1」のデータは、第1記憶部12及び第2記憶部13の両方に記憶されていることになる。
第1記憶部アドレスは、第1記憶部12において当該データが記憶されている領域の場所を示すアドレスが格納される。第2記憶部アドレスは、第2記憶部13において当該データが記憶されている領域の場所を示すアドレスが格納される。これらアドレスは、第1制御部11及び第2制御部21が、第1記憶部12及び第2記憶部13からデータを読み出す際に用いられる。なお、第1制御部11及び第2制御部21が、データを読み出す態様については、後述する。
[データの読み出しに係る処理]
次に、図5及び図6を参照して、記憶されているデータの読み出しに係る処理について、説明する。
図5は、タスク開始コマンド受信時処理の一例を示すフローチャートである。図6は、タスク開始処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態においては、画像処理部17が上述の各種画像処理を行う際に、第1制御部11のCPU30が、第1記憶部12又は第2記憶部13から原稿スキャン画像データを読み出す。また、第2制御部21のGPU40が、上述の画像検査処理を行う際に、第1記憶部12又は第2記憶部13から原稿スキャン画像データ及び出力スキャン画像データを読み出す。すなわち、これらの処理には、記憶されているデータを読み出すタスクが含まれる。
[タスク開始コマンド受信時処理]
第2制御部21のGPU40は、記憶されているデータを読み出すタスクを開始する際、第1制御部11にタスク開始コマンドを送信する。タスク開始コマンドには、読み出すデータのID又はデータのファイル名が含まれている。
第1制御部11のCPU30は、第2制御部21からタスク開始コマンドを受信すると、図5に示すタスク開始コマンド受信時処理を行う。
タスク開始コマンド受信時処理において、第1制御部11のCPU30は、まず自身が第1記憶部12にアクセスするタスクを実行しているか否かを判定する(S1)。第1記憶部12にアクセスするタスクを実行している場合(ステップS1がYES判定の場合)、第1制御部11のCPU30は、第2制御部21が読み出すデータが第2記憶部13に記憶されているか否かを判定する(S2)。具体的には、第1制御部11のCPU30は、データ管理テーブルT1(図4参照)を参照し、受信したタスク開始コマンドに含まれているデータのID又はデータのファイル名に対応するミラーリングフラグの状態に応じて、読み出すデータが第2記憶部13に記憶されているか否かを判定する。
第2制御部21が読み出すデータが第2記憶部13に記憶されていない場合(S2がNO判定の場合)、第1制御部11のCPU30は、処理をステップS5に移行させる。一方、第2制御部21が読み出すデータが第2記憶部13に記憶されている場合(S2がYES判定の場合)、第1制御部11のCPU30は、データ管理テーブルT1を参照し、読み出すデータの第2記憶部アドレスを第2制御部21へ通知する(S3)。具体的には、第1制御部11のCPU30は、第2記憶部アドレスを含むコマンドを第2制御部21へ送信する。ステップS3を実行後、第1制御部11のCPU30は、タスク開始コマンド受信時処理を終了する。
説明をステップS1に戻し、ステップS1の処理で、第1記憶部12にアクセスするタスクを実行していないと判定する場合(ステップS1がNO判定の場合)、第1制御部11のCPU30は、RAM31に設けられている第1記憶部アクセスフラグ(第2制御部21が第1記憶部12にアクセスするタスクを実行していることを示すフラグ)をONに設定する(S4)。すなわち、第1制御部11のCPU30は、RAM31の第1記憶部アクセスフラグ格納領域に「1」を格納する。その後、処理をステップS5に移行させる。
ステップS2で、第2制御部21が読み出すデータが第2記憶部13に記憶されていないと判定する場合(S2がNO判定の場合)、又は、ステップS4の後、第1制御部11のCPU30は、データ管理テーブルT1を参照し、読み出すデータの第1記憶部アドレスを第2制御部21へ通知する(S5)。具体的には、第1制御部11のCPU30は、第1記憶部アドレスを含むコマンドを第2制御部21へ送信する。そして、第1制御部11のCPU30は、タスク開始コマンド受信時処理を終了する。
第2制御部21のGPU40は、第1制御部11から第2記憶部アドレスを含むコマンドを受信すると、DMAコントローラ41に、第2記憶部13からのデータの読み出しを指示する。また、GPU40は、第1制御部11から第1記憶部アドレスを含むコマンドを受信すると、DMAコントローラ41に、第1記憶部12からのデータの読み出しを指示する。なお、ステップS2及びステップS5の処理を経て第1制御部11から第1記憶部アドレスを含むコマンドが送信された場合は、第1制御部11が第1記憶部12からデータを読み出すタスクを終了した後で、第2制御部21のGPU40が、第1記憶部12からの情報の読み出しを行うことになる。
なお、第2制御部21のGPU40は、記憶されているデータを読み出すタスクを終了する際に、その旨を示すタスク終了コマンドを、第1制御部11に送信する。第1制御部11のCPU30は、タスク終了コマンドを受信すると、第1記憶部アクセスフラグをOFFに設定する。具体的には、第1制御部11のCPU30は、RAM31の第1記憶部アクセスフラグ格納領域に「0」を格納する。
[タスク開始処理]
第1制御部11のCPU30は自身が記憶されているデータを読み出すタスクを開始する際に、図6に示すタスク開始処理を行う。
タスク開始処理において、第1制御部11のCPU30は、第1記憶部12にアクセスする他のタスクが発生しているか否かを判定する(S11)。具体的には、RAM31の第1記憶部アクセスフラグ格納領域に「1」が格納されているか否かを確認する。
第1記憶部12にアクセスする他のタスクが発生していない場合(ステップS11がNO判定の場合)、第1制御部11のCPU30は、第1記憶部12にアクセスする(S12)。具体的には、第1制御部11のCPU30は、データ管理テーブルT1(図4参照)を参照し、読み出すデータの第1記憶部アドレスが示す領域にアクセスし、データを読み出す。そして、第1制御部11のCPU30は、タスク開始処理を終了する。
一方、第1記憶部12にアクセスする他のタスクが発生している場合(ステップS11がYES判定の場合)、第1制御部11のCPU30は、読み出すデータが第2記憶部13に記憶されているか否かを判定する(S13)。具体的には、第1制御部11のCPU30は、データ管理テーブルT1(図4参照)を参照し、読み出すデータのID又はデータのファイル名に対応するミラーリングフラグの状態に基づいて、読み出すデータが第2記憶部13に記憶されているか否かを判定する。読み出すデータが第2記憶部13に記憶されている場合(S13がYES判定の場合)、第1制御部11のCPU30は、データ管理テーブルT1を参照し、第2記憶部13の第2記憶部アドレスが示す領域にアクセスし、データを読み出す(S14)。そして、第1制御部11のCPU30は、タスク開始処理を終了する。
一方、ステップS13で、読み出すデータが第2記憶部13に記憶されていないと判定する場合(S13がNO判定の場合)、第2制御部21が他のタスクを終了した後、すなわち、他のタスクに係るタスク終了コマンドを受信した後、第1制御部11のCPU30は、第1記憶部12の第1記憶部アドレスが示す領域にアクセスし、データを読み出す(S15)。そして、第1制御部11のCPU30は、タスク開始処理を終了する。なお、第1制御部11のCPU30は、第1制御部11が備えるDMAコントローラを用いて、記憶されているデータを読み出してもよい。
以上説明した実施形態に係る画像形成装置1では、第1制御部11が第1記憶部12に記憶されている情報を読み出すタスクを実行しているときに、第2制御部21が記憶されている情報を読み出すタスクを開始する場合は、第2制御部21は、第2記憶部13から情報を読み出す。また、第2制御部21が第1記憶部12に記憶されている情報を読み出すタスクを実行しているときに、第1制御部11が記憶されている情報を読み出すタスクを開始する場合は、第1制御部11は、第2記憶部13から情報を読み出す。すなわち、第1制御部11による情報を読み出すタスクと第2制御部21による情報を読み出すタスクのいずれか一方のタスクの実行中に他方のタスクが発生した場合は、第1制御部11及び第2制御部21のいずれか一方は第1記憶部から情報を読み出し、他方は第2記憶部から情報を読み出す。
このため、一つの記憶装置に複数のハードウェアからのアクセスが集中しないため、記憶装置と各部を接続するバスでのアクセスの衝突の発生を防止できる。また、先に発生したタスクの完了を待つことや、一つの記憶装置へのアクセスを並列的に行う必要がない。このため、情報を読み出す両タスクの完了に要する時間を短縮することができる。すなわち、情報を読み出すための時間を短縮して装置全体としてのパフォーマンスを向上させることができる。
また、第2制御部21が情報を読み出す際に、GPU40は、第2制御部21のDMAコントローラ41に情報の読み出しを指示する。ここで、GPU40が、情報の読み出しに、第1制御部11が有するDMAコントローラ(図示省略)を用いる場合は、第1制御部11及び第2制御部21で情報を読み出すタスクが発生していると、DMAコントローラへの指示(命令)が競合し、障害が発生する可能性がある。本実施形態では、上述のとおり、GPU40は、第2制御部21のDMAコントローラ41に情報の読み出しを指示するため、上記障害の発生を防止することができる。
さらに、本発明は上述した実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、本実施形態では、第2制御部21のGPU40は、記憶されているデータを読み出すタスクを開始する際、第1制御部11にタスク開始コマンドを送信する態様を説明した。しかしながら、第2制御部21のGPU40は、記憶されているデータを読み出すタスクに限らず、何らかのタスクを開始する際に、第1制御部11にタスク開始コマンドを送信してもよい。この場合のタスク開始コマンドには、第2制御部21で開始するタスクが、記憶されているデータを読み出すタスクであるか否かを示す情報が含まれる。また、第1制御部11のCPU30は、タスク開始コマンド受信時処理において、図5に示すステップS1の処理の前に、受信したタスク開始コマンドに基づいて、第2制御部21が開始するタスクが記憶されているデータを読み出すタスクであるか否かを判定する処理を行う。そして、データを読み出すタスクでない場合は、タスク開始コマンドを終了し、一方で、データを読み出すタスクの場合は、ステップS1以降の処理を行う。
また、本実施形態では、第2制御部21がGPU40を有する態様を説明した。しかし、GPU40に代えて、第2制御部21が、CPUや記憶部に記憶されている情報を読み出し可能な他の処理装置を有していてもよい。
また、本実施形態では、情報処理装置として画像形成装置1を例に説明したが、情報処理装置はこれに限定されない。例えば、情報処理装置は、クライアント装置に各種情報を提供可能なネットワーク上のサーバーであってもよい。
1…画像形成装置、 11…第1制御部、 12…第1記憶部、 13…第2記憶部、 14…操作部、 15…表示部、 16…通信部、 17…画像処理部、 18…画像形成部、 19…第1画像読取部、 20…画像検査部、 21…第2制御部、 22…第2画像読取部、 30…CPU、 31…RAM、 32…コア部、 33…サウスブリッジ部、 40…GPU、 41…DMAコントローラ、 T1…データ管理テーブル

Claims (5)

  1. 情報を記憶する第1記憶部と、
    情報を記憶する第2記憶部と、
    前記第1記憶部及び前記第2記憶部に記憶された情報を読み出し可能な第1制御部と、
    前記第1記憶部及び前記第2記憶部に記憶された情報を読み出し可能な第2制御部と、を備え、
    前記第1制御部は、前記第1記憶部に情報を記憶させるときに、前記第2記憶部に同一の情報を記憶させることによりミラーリングを行う書き込み処理を実行し、
    前記第1制御部による情報を読み出すタスクと前記第2制御部による情報を読み出すタスクのいずれか一方のタスクが発生したとき、他方のタスクが発生していない場合は、前記第1制御部又は前記第2制御部は第1記憶部から情報を読み出し、
    前記第1制御部による情報を読み出すタスクと前記第2制御部による情報を読み出すタスクのいずれか一方のタスクの実行中に他方のタスクが発生した場合は、タスクを実行中の前記第1制御部及び前記第2制御部のいずれか一方は前記第1記憶部から情報を読み出し、他方は前記第2記憶部から情報を読み出す
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1制御部は、
    前記第1制御部による情報を読み出すタスクと前記第2制御部による情報を読み出すタスクのいずれか一方のタスクの実行中に他方のタスクが発生したことを検知し、
    他方のタスクを実行する前記第1制御部又は前記第2制御部が前記第2記憶部から情報を読み出すように制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1制御部は、
    前記ミラーリングを行う書き込み処理を実行したとき、前記第2記憶部に記憶させた情報のリストを作成し、
    前記第1制御部による情報を読み出すタスクと前記第2制御部による情報を読み出すタスクのいずれか一方のタスクの実行中に他方のタスクが発生したことを検知したとき、前記リストを参照し、他方のタスクにおいて読み出す情報が前記第2記憶部に記憶されているか否かを判定し、
    他方のタスクにおいて読み出す情報が前記第2記憶部に記憶されていると判定した場合は、他方のタスクを実行する前記第1制御部又は前記第2制御部が前記第2記憶部から情報を読み出すように制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第1制御部は、前記第1記憶部に情報を記憶させる処理と、前記ミラーリングを行う書き込み処理とを、同時に行う
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2制御部は、
    DMAコントローラを有し、
    前記DMAコントローラを介して、前記第1記憶部又は前記第2記憶部から情報を読み出す
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
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